JP2012035777A - シートトラック - Google Patents

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Abstract

【課題】ロアレール,アッパレール間の前後方向及び上下方向に延びる空間内に配置されるリテーナプレートと、リテーナプレートの上部、下部にそれぞれ回転可能に支持され、ロアプレート、アッパプレートの双方に接触するロアボール,アッパボールとを有するシートトラックに関し、アッパレールに発生する上下方向の振動が少ないシートトラックを提供することを課題とする。
【解決手段】リテーナプレート40に支持されるロアボール51、アッパボール52はそれぞれ複数あり、複数のロアボール52,52’,52”の隣り合うボールの中心間の距離P1と、複数のアッパボール51,51’の隣り合うボールの中心間の距離P2とが異なるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フロア側に設けられるロアレールと、該ロアレールに移動可能に係合し、シートが設けられるアッパレールと、前記ロアレール,前記アッパレール間の前後方向及び上下方向に延びる空間内に配置されるリテーナプレートと、該リテーナプレートの上部、下部にそれぞれ回転可能に支持され、前記ロアプレート、前記アッパプレートの双方に接触するロアボール,アッパボールとを有するシートトラックに関する。
図6、図7を用いてシートトラックを説明する。図6は従来のシートトラックの分解斜視図、図7は図6のシートトラックを組み付けた際の切断線A−Aでの断面図である。
これらの図において、シートトラック1は、フロア側に設けられる一対のロアレールと、このロアレール3の移動可能に係合し、シートが設けられるアッパレール5,5’とを備えている。
ロアレール3とアッパレール5,5’との間には、両者の摺動抵抗を減らすために、両レール間の前後方向に長い空間に板厚平面を上下方向に向けたリテーナプレート7を配置し、このリテーナプレート7の上部、下部に、ロアレール3、アッパレール5,5’の双方に接触する2個のロアボール9,9’と、2個のアッパボール11,11’とを回転可能に支持している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−233670号公報
このようなシートトラックにおいて、ロアボール9,9’とアッパボール11,11’の硬度は、ロアレール3やアッパレール5,5’より高い。よって、アッパレール5,5’を動かさずに長期間同じ位置で使用すると、着座者の体重やベルトアンカの引っ張り荷重によりロアレール3やアッパレール5,5’に、ロアボール9,9’やアッパボール11,11’による圧痕(凹部)が形成される。
そして、アッパレール5,5’を移動させた場合、ロアボール9,9’やアッパボール11,11’が圧痕を通過する際に、アッパレール5に上下方向の振動が発生する場合がある。
ここで、図8を用いて、ボールと圧痕とによるアッパレールの上下方向の振動を説明する。図8は図7の切断線B−Bでの断面構成図である。尚、リテーナプレート7のロアボール9とロアボール9’との中心間の距離が10mm、アッパボール11とアッパボール11’との中心間の距離が10mmである。また、アッパレール5,5’が移動する距離に対して、ロアボール9,9’、アッパボール11,11’の中心が移動する距離が1/2となるようにロアボール9,9’、アッパボール11,11’の径を設定した。
(a)図は、アッパレール5,5’を動かさずに長期間同じ位置で使用した状態を示している。そして、ロアレール3やアッパレール5に、ロアボール9,9’やアッパボール11,11’によって、Xで示す箇所に圧痕が形成されている。
ロアボール9によってロアレール3に形成された圧痕をLL1、ロアボール9によってアッパレール5に形成された圧痕をLU1とする。ロアボール9’によってロアレール3に形成された圧痕をLL2、ロアボール9’によってアッパレール5に形成された圧痕をLU2とする。アッパボール11によってロアレール3に形成された圧痕をUL1、アッパボール11によってアッパレール5に形成された圧痕をUU1とする。アッパボール11’によってロアレール3に形成された圧痕をUL2、アッパボール11’によってアッパレール5に形成された圧痕をUU2とする。又、これらの圧痕が形成されたアッパレール5の位置を圧痕形成位置という。
ここで、アッパレール5を圧痕形成位置から一方の方向(図において左側)へ10mm移動させると、(b)図に示すように、ロアボール9,9’、アッパボール11,11’の中心は一方の方向へ5mm移動する。
(b)図の状態からアッパレール5を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から20mm)へ移動させると、(c)図に示すように、ロアボール9はアッパレール5の圧痕LU2、ロアボール9’はロアレール3の圧痕LL1、アッパボール11はアッパレール5の圧痕UU2、アッパボール11’はロアレール3の圧痕UL1を通過する。即ち、全てのボールが圧痕を通過し、アッパレール5に上下方向の振動が発生する。
更に、(c)図の状態からアッパレール5を一方の方向へ移動させると、(d)図に示すように、移動するアッパレール5の圧痕LU1、LU2、UU1、UU2と、移動しないロアレール5の圧痕LL1、LL2、UL1、UL2との間にロアボール9,9’、アッパボール11,11’が位置するので、ロアボール9,9’やアッパボール11,11’は圧痕を通過することはない。
同様に、アッパレール5を圧痕形成位置から他方の方向(図において右方向)に5mm移動させた場合は、(e)図に示すように、ロアボール9,9’、アッパボール11,11’の中心は他方の方向へ5mm移動する。
(e)図の状態からアッパレール5を他方の方向へ10mm(圧痕形成位置から20mm)へ移動させると、(f)図に示すように、ロアボール9はロアレール3の圧痕LL2、ロアボール9’はアッパレール5の圧痕LU1、アッパボール11はロアレール3の圧痕UL2、アッパボール11’はアッパレール5の圧痕UU1を通過する。即ち、全てのボールが圧痕を通過し、アッパレール5に上下方向の振動が発生する。
更に、(f)図の状態からアッパレール5を他方の方向へ移動させると、(g)図に示すように、移動するアッパレール5の圧痕LU1、LU2、UU1、UU2と、移動しないロアレール5の圧痕LL1、LL2、UL1、UL2との間にロアボール9,9’、アッパボール11,11’が位置するので、ロアボール9,9’やアッパボール11,11’は圧痕を通過することはない。
即ち、図8に示すような構成では、ロアレール3、アッパレール5に圧痕が形成されると、アッパレール5を移動させると、(a)図(圧痕形成位置)と、(c)図と、(f)図との3カ所で、全てのボール、即ち、ロアボール9,9’とアッパボール11,11’とが圧痕を通過し、アッパレール5に上下方向の振動が発生する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、アッパレールに発生する上下方向の振動が少ないシートトラックを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、フロア側に設けられるロアレールと、該ロアレールに移動可能に係合し、シートが設けられるアッパレールと、前記ロアレール,前記アッパレール間の前後方向及び上下方向に延びる空間内に配置されるリテーナプレートと、該リテーナプレートの上部、下部にそれぞれ回転可能に支持され、前記ロアレール、前記アッパレールの双方に接触するロアボール,アッパボールと、を有するシートトラックにおいて、前記リテーナプレートに支持される前記ロアボール、前記アッパボールはそれぞれ複数あり、前記少なくとも1つの隣り合うロアボールの中心間の距離と、前記少なくとも1つの隣り合うアッパボールの中心間の距離とが異なり、前記ボールにより前記ロアレール、前記アッパレールに圧痕が形成されるアッパレールの位置以外では、前記圧痕に、前記アッパボール、前記ロアボールのすべて落ち込まないように前記ロアボール、前記アッパボールを配置したことを特徴とするシートトラックである。
請求項1に係る発明によれば、前記リテーナプレートに支持される前記ロアボール、前記アッパボールはそれぞれ複数あり、前記少なくとも1つの隣り合うロアボールの中心間の距離と、前記少なくとも1つの隣り合うアッパボールの中心間の距離とが異なり、前記ボールにより前記ロアレール、前記アッパレールに圧痕が形成されるアッパレールの位置以外では、前記圧痕に、前記アッパボール、前記ロアボールのすべて落ち込まないように前記ロアボール、前記アッパボールを配置したことにより、アッパレールに上下方向の振動が発生しない。
実施形態のシートトラックの分解斜視図である。 図1のシートトラックを組み付けた際の切断線C−Cでの断面図である。 図2の切断線D−Dでの断面構成図である。 図2の切断線D−Dでの断面構成図である。 他の形態を説明する図である。 従来のシートトラックの分解斜視図である。 図6のシートトラックを組み付けた際の切断線A−Aでの断面図である。 図7の切断線B−Bでの断面構成図である。
図1、図2を用いて、本実施形態のシートトラックを説明する。図1は実施形態のシートトラックの分解斜視図、図2は図1のシートトラックを組み付けた際の切断線C−Cでの断面図である。
シートトラック10は、車両の床面11に固定される前後方向に向けて固定されるロアレール20と、このロアレール20に摺動自在に嵌められ、シートSの下面に固定されたアッパレール30とを備えている。ロアレール20とアッパレール30は、ともに長尺の一様断面材からなっている。以下の「前後左右上下」は、車両のそれを基準としていう。
本実施形態のロアレール20は、底壁22、この底壁22の左右端部から上方に延びる左右縦壁23、及びこの左右縦壁23の上端部から内方に延びる上壁24を有する、左右対称の略箱形断面をなし、上壁24の中央部には、底壁22に垂下する垂下壁21を有し、垂下壁21間には、アッパレール通過隙間25が形成されている。
アッパレール30は、シートの下面に固定される上壁31、その左右端部から下方に延びる左右縦壁32、この左右縦壁32の下端部から左右外方に斜めに延びる傾斜壁33、及びこの傾斜壁33の終端から上方に延びる壁断面円弧状壁34を有する、左右対称の断面形状をしている。上壁31は、ロアレール20とアッパレール30を摺動可能に嵌めたとき、ロアレール20のアッパレール通過空間25から上方に突出し、断面円弧状壁34は、左右縦壁23との間に、前後方向及び上下方向に延びる空間26を形成する。また、断面円弧状壁34は、その上下方向の中央部分が最も左右縦壁23に接近し、上下部は、左右縦壁23との間(底壁22及び上壁24と左右縦壁23とを接続するコーナ部との間)に、比較的大きい空間を形成する。
リテーナプレート40は、このロアレール20の左右縦壁23と、アッパレール30の断面円弧状壁34との間の空間26に、板厚平面を上下方向に向けて挿入される。すなわち、両レール20、30の間で前後方向及び上下方向に延びる空間26は、リテーナプレート40を上下方向に向け、傾かせることがない間隔に設定されている。このリテーナプレート40は、鋼材等の弾性を有する金属材料からなっていて、板厚平面が上下方向に向く平面部41と、この平面部41の上下端部に形成したカール部42とを有し、この上下のカール部42に、少なくとも長さ方向(前後方向)の両端部に位置させてボール保持凹部43と44を備えている。
そして、このボール保持凹部43、44は、前後方向位置を異ならせて形成されており、ボール保持凹部43には2個のアッパボール(鋼球)51、51’が、ボール保持凹部44には3個のロアボール52、52’、52”がそれぞれ転動自在に支持される。
本実施形態では、リテーナプレート40の上方に、中心間の距離(P1)で2個のボール保持凹部43が形成されている。又、リテーナプレート40の下方に、中心間の距離(P2:P2≠P1)で、3個のボール保持凹部44が形成されている。
上記構成の本シートトラック10は、ロアレール20とアッパレール30を嵌合させると、左右縦壁23と断面円弧状壁34との間に前後方向空間26が形成される。ボール保持凹部43と44にそれぞれアッパボール51とロアボール52を受け入れたリテーナプレート40は、この前後方向空間26内に挿入される。
以上の組立状態では、アッパボール51、51’とロアボール52、52’、52”は、それぞれ、ロアレール20とアッパレール30の一部に接触し、ロアレール20に対してアッパレール30が相対移動すると、ボール保持凹部43と44内で転動して両レールの摺動抵抗を減らす。
次に、図3、図4を用いて、本実施形態のボールと圧痕とによるアッパレールの上下方向の振動を説明する。図3、図4は図2の切断線D−Dでの断面構成図である。尚、ロアボール52とロアボール52’との中心間の距離P2、ロアボール52’とロアボール52”との中心間の距離P2が10mm、アッパボール51とアッパボール51’との中心間の距離P1が15mmである。また、アッパレール30が移動する距離に対して、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’の中心が移動する距離が1/2となるように、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’の径を設定した。
図3の(a)図は、アッパレール30を動かさずに長期間同じ位置で使用した状態を示している。そして、ロアレール20やアッパレール30に、ロアボール52,52’,52”やアッパボール51,51’によって、×で示す箇所に圧痕が形成されている。
ロアボール52によってロアレール20に形成された圧痕をLL1、ロアボール52によってアッパレール30に形成された圧痕をLU1とする。ロアボール52’によってロアレール20に形成された圧痕をLL2、ロアボール52’によってアッパレール30に形成された圧痕をLU2とする。ロアボール52”によってロアレール20に形成された圧痕をLL3、ロアボール52”によってアッパレール30に形成された圧痕をLU3とする。
アッパボール51によってロアレール20に形成された圧痕をUL1、アッパボール51によってアッパレール30に形成された圧痕をUU1とする。アッパボール51’によってロアレール20に形成された圧痕をUL2、アッパボール51’によってアッパレール30に形成された圧痕をUU2とする。又、これらの圧痕が形成されるアッパレール30の位置を圧痕形成位置という。
ここで、アッパレール30を圧痕形成位置から一方の方向(図において左側)へ10mm移動させると、(b)図に示すように、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’の中心は一方の方向へ5mm移動する。
(b)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から20mm)へ移動させると、(c)図に示すように、ロアボール52はアッパレール30の圧痕LU2、ロアボール52’はロアレール20の圧痕LL1とアッパレール30の圧痕LU2、ロアボール52”はロアレールの圧痕LL2を通過する。しかし、他のボールである、アッパボール51,51’は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
(c)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から30mm)移動させると、(d)図に示すように、アッパボール51はアッパレール30の圧痕UU2、アッパボール51’はロアレール20の圧痕UL1を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52,52’,52”は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
(d)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から40mm)移動させると、(e)図に示すように、ロアボール52はアッパレール30の圧痕LU3、ロアボール52”はロアレール20の圧痕LL1を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52’、アッパボール51,51’は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
更に、(e)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ移動させると、(f)図に示すように、移動するアッパレール30の圧痕LU1、LU2、LU3、UU1、UU2と、移動しないロアレール20の圧痕LL1、LL2、LL3、UL1、UL2との間にロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’が位置するので、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’は圧痕を通過することはない。
次に、アッパレール30を圧痕形成位置から他方の方向(図において右側)へ10mm移動させると、図4の(a)図に示すように、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’の中心は他方の方向へ5mm移動する。
(a)図の状態からアッパレール30を他方の方向へ10mm(圧痕形成位置から20mm)へ移動させると、(b)図に示すように、ロアボール52はロアレール20の圧痕LL2、ロアボール52’はロアレール20の圧痕LL3とアッパレール30の圧痕LU1、ロアボール52”はアッパレール30の圧痕LU2を通過する。しかし、他のボールである、アッパボール51,51’は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
(b)図の状態からアッパレール30を他方の方向へ10mm(圧痕形成位置から30mm)移動させると、(c)図に示すように、アッパボール51はロアレール20の圧痕UL2、アッパボール51’はアッパレール30の圧痕UU1を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52,52’,52”は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
更に、(e)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ移動させると、アッパレール30を一方の方向へ移動した場合と同様に、移動するアッパレール30の圧痕LU1、LU2、LU3、UU1、UU2と、移動しないロアレール20の圧痕LL1、LL2、LL3、UL1、UL2との間にロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’が位置するので、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’は圧痕を通過することはない。
このような構成によれば、リテーナプレート40に支持されるロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’はそれぞれ複数あり、複数のロアボール52,52’,52”の隣り合うボールの中心間の距離(P2=10mm)と、複数のアッパボール51,51”の隣り合うボールの中心間の距離(P1=15mm)とが異なることにより、圧痕が形成されたアッパレール30の位置(圧痕形成位置)以外では、アッパレール30を移動しても、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’のうちの少なくとも1つのボールが、ロアレール20、アッパレール30に形成された圧痕LL1,LL2,LL2,LU1,LU2,LU3,UU1,UU2,UL1,UL2を通過しない(落ち込まない)ので、アッパレール30に上下方向の振動が発生しない。
尚、上記実施の形態例では、3つのロアボールは、隣り合うボールの中心間の距離が等距離であるように配置されていたが、これに限定するものではない。例えば、図5に示すように、ロアボールのうち、一部のロアボールの隣り合うボールの中心間の距離が、アッパボールの隣り合うボールの中心間の距離と同じとしてもよい。
図において、ロアボール52とロアボール52’との中心間の距離を10mm、ロアボール52’とロアボール52”との中心間の距離を15mm、アッパボール51とアッパボール51’との中心間の距離10mmとした。また、アッパレール30が移動する距離に対して、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’の中心が移動する距離が1/2となるように、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’の径を設定した。
図5の(a)図は、アッパレール30を動かさずに長期間同じ位置で使用した状態を示している。そして、ロアレール20やアッパレール30に、ロアボール52,52’,52”やアッパボール51,51’によって、×で示す箇所に圧痕が形成されている。
ロアボール52によってロアレール20に形成された圧痕をLL1、ロアボール52によってアッパレール30に形成された圧痕をLU1とする。ロアボール52’によってロアレール20に形成された圧痕をLL2、ロアボール52’によってアッパレール30に形成された圧痕をLU2とする。ロアボール52”によってロアレール20に形成された圧痕をLL3、ロアボール52”によってアッパレール30に形成された圧痕をLU3とする。
アッパボール51によってロアレール20に形成された圧痕をUL1、アッパボール51によってアッパレール30に形成された圧痕をUU1とする。アッパボール51’によってロアレール20に形成された圧痕をUL2、アッパボール51’によってアッパレール30に形成された圧痕をUU2とする。又、これらの圧痕が形成されるアッパレール30の位置を圧痕形成位置という。
ここで、アッパレール30を圧痕形成位置から一方の方向(図において左側)へ10mm移動させると、(b)図に示すように、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’の中心は一方の方向へ5mm移動する。
(b)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から20mm)へ移動させると、(c)図に示すように、ロアボール52はアッパレール30の圧痕LU2、ロアボール52’はロアレール20の圧痕LL1、アッパボール51はアッパレール30の圧痕UU2、アッパボール51’はロアレール20の圧痕LL1を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52”は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
(c)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から30mm)移動させると、(d)図に示すように、ロアボール52’はアッパレール30の圧痕LU3、ロアボール52”はロアレール20の圧痕LL2を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52、アッパボール51,51’は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
(d)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から40mm)移動させると、(e)図に示すように、ロアボール52”がロアレール20の圧痕LL2を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52,52”、アッパボール51,51’は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
(e)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から50mm)移動させると、(f)図に示すように、ロアボール52はアッパレール30の圧痕LU3を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52’,52”、アッパボール51,51’は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
(f)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ10mm(圧痕形成位置から60mm)移動させると、(g)図に示すように、ロアボール52”はロアレール20の圧痕LL1を通過する。しかし、他のボールである、ロアボール52,52’、アッパボール51,51’は圧痕を通過しないので、アッパレール30に上下方向の振動は発生しない。
更に、(g)図の状態からアッパレール30を一方の方向へ移動させると、移動するアッパレール30の圧痕LU1、LU2、LU3、UU1、UU2と、移動しないロアレール20の圧痕LL1、LL2、LL3、UL1、UL2との間にロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’が位置するので、ロアボール52,52’,52”、アッパボール51,51’は圧痕を通過することはない。
アッパレール30を他方の方向に移動させた場合も同様に、圧痕形成位置以外でアッパレール20が上下方向に振動する箇所はない。
又、図5に示す構成は、従来例で説明を行った図8に示す構成に、中心間の距離の異なるロアボール52”を加えた構成ということもできる。図8に示す構成では、図8(c)に示すように、アッパレール30を圧痕形成位置から20mm移動した状態では、4つのボールが圧痕を通過する(落ち込む)ので、アッパレール30に上下方向の振動が発生する。しかし、図5に示す構成では、隣り合うボールであるロアボール52’との中心間の距離が、アッパボールの隣り合うボールの中心間の距離と異なるロアボール52”を設けたことにより、アッパレール30を圧痕形成位置から20mm移動した状態でも、図5(c)に示すように、ロアボール52”が圧痕を通過しない(落ち込まない)ので、アッパレール30の上下方向の振動が発生しない。
40 リテーナプレート
51,51’ アッパボール
52,52’,52” ロアボール

Claims (1)

  1. フロア側に設けられるロアレールと、
    該ロアレールに移動可能に係合し、シートが設けられるアッパレールと、
    前記ロアレール,前記アッパレール間の前後方向及び上下方向に延びる空間内に配置されるリテーナプレートと、
    該リテーナプレートの上部、下部にそれぞれ回転可能に支持され、前記ロアレール、前記アッパレールの双方に接触するロアボール,アッパボールと、
    を有するシートトラックにおいて、
    前記リテーナプレートに支持される前記ロアボール、前記アッパボールはそれぞれ複数あり、
    前記少なくとも1つの隣り合うロアボールの中心間の距離と、前記少なくとも1つの隣り合うアッパボールの中心間の距離とが異なり、
    前記ボールにより前記ロアレール、前記アッパレールに圧痕が形成されるアッパレールの位置以外では、
    前記圧痕に、前記アッパボール、前記ロアボールのすべて落ち込まないように前記ロアボール、前記アッパボールを配置したことを特徴とするシートトラック。
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