JP4220463B2 - スライド式ブロック - Google Patents

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Description

本発明は、スライド式ブロックに関する。
従来、種々の構造物を基台に据え付ける際に、構造物と基台の間に介在させるブロックが公知である。
そのようなブロックの一例として、レベリングブロックがある。レベリングブロックは、機械等を受ける上側部分と、基礎に配置される下側部分を有し、上側部分と下側部分が互いにスライド可能に構成されていて、機械等を所望のレベルに水平に据え付けるために使用されている。
特許文献1には、支持用の上面が機械基板の底面に自動的に密着した状態とされるレベリングブロックが示されている。
特許文献2には、工作機械のベッドとレベリングブロックとの間及びレベリングブロックと基礎上面との間の滑りを防止する、レベリングブロックが示されている。
特開平10−203788号公報 特開2000−334631号公報
種々の構造物を据え付ける際に、構造物の所望の水平レベルを保つことの他、構造物の横方向に加えられた力を和らげることができると、構造物の安全上好ましい。
本発明は、地震等で横方向の力が加わったとき、容易に横方向(例えば前後方向又は左右方向)にスライドすることによって、振動発生時の衝撃を和らげることが可能なスライド式ブロックを提供することを目的としている。
本発明の解決手段を例示すると、以下のとおりである。
(1)第1傾斜面(11、31)と、第1傾斜面(11、31)にスライドする第3傾斜面(13、33)と、第2傾斜面(12、32)と、第2傾斜面(12、32)にスライドする第4傾斜面(14、34)を有し、第1傾斜面(11、31)と第3傾斜面(13、33)は同じ勾配を有し、第2傾斜面(12、32)と第4傾斜面(14、34)が同じ勾配を有し、しかも、第1傾斜面(11、31)及び第3傾斜面(13、33)が第2傾斜面(12、32)及び第4傾斜面(14、34)に対して逆の傾斜方向になっているスライド式ブロックであって、第1傾斜面(11、31)と第3傾斜面(13、33)が接触し、かつ、第2傾斜面(12、32)と第4傾斜面(14、34)が接触している基準位置で、ブロックの側面方向から見て、第1〜4傾斜面(11、31、12、32、13、33、14、34)がX字形状に沿って接触した状態になることを特徴とするスライド式ブロック。
(2) 少なくとも3つのブロック部分(35、36、37)を有し、各ブロック部分(35、36、37)が積層されて配置されていて、各ブロック部分(35、36、37)の間に第1〜第4傾斜面(31、32、33、34)が設けられており、第1〜第4傾斜面(31、32、33、34)のスライドする方向が各ブロック部分(35、36、37)の間毎にずれていることを特徴とする前述のスライド式ブロック。
(3) 少なくとも2つの第1傾斜面(11、31)と少なくとも2つの第3傾斜面(13、33)が、ともに間隔を空けて設けられていることを特徴とする前述のスライド式ブロック。
(4) 少なくとも2つの第2傾斜面(12、32)と少なくとも2つの第4傾斜面(14、34)が、ともに間隔を空けて設けられていることを特徴とする前述のスライド式ブロック。
(5) 第1傾斜面(11、31)と第2傾斜面(12、32)が、それぞれ矩形、楕円形、多角形、及びU形から選択された1つの断面形状を有する突起から構成されていて、第3傾斜面(13、33)と第4傾斜面(14、34)が、それぞれ突起の断面形状に対応する断面形状を有する溝から構成されていることを特徴とする前述のスライド式ブロック。
本発明のスライド式ブロックによれば、加えられた力による衝撃を和らげることができる。例えば、地震等で機械等の構造物に力が加わった時、容易に所定の方向(例えば前後又は左右)にスライドして自動的に元の位置に戻ることが可能となる。こうして振動発生時の衝撃を和らげることが可能になる。
少なくとも3つのブロック部分を有し、各ブロック部分が積層された状態で配置されていて、各ブロック部分の間に第1〜第4傾斜面が設けられており、第1〜第4傾斜面のスライドする方向が各ブロック部分の間毎にずれている構成にすれば、第1傾斜面と第3傾斜面及び/又は第2傾斜面と第4傾斜面が前後左右にスライド可能となる。或いは、加えられた力を第1〜第4傾斜面のスライドする各方向に分散できる。
少なくとも2つの第1傾斜面と少なくとも2つの第3傾斜面が、ともに間隔を空けて設けられていると、少なくとも2つの第1傾斜面と少なくとも2つの第3傾斜面が互いに安定してスライド可能となる。
少なくとも2つの第2傾斜面と少なくとも2つの第4傾斜面が、ともに間隔を空けて設けられていると、少なくとも2つの第2傾斜面と少なくとも2つの第4傾斜面が互いに安定してスライド可能となる。
第1傾斜面と第2傾斜面が、それぞれ矩形、楕円形、多角形、及びU形から選択された1つの断面形状を有する突起から構成されていて、第3傾斜面と第4傾斜面が、それぞれ突起の断面形状に対応する断面形状を有する溝から構成されていると、第1傾斜面と第3傾斜面又は第2傾斜面と第4傾斜面が断面形状に応じて正確にスライド可能となる。
本発明の最良の形態によるスライド式ブロックは、第1傾斜面と、前記第1傾斜面にスライドする第3傾斜面と、第2傾斜面と、前記第2傾斜面にスライドする第4傾斜面を有し、第1傾斜面と第3傾斜面は同じ勾配を有し、第2傾斜面と第4傾斜面が同じ勾配を有し、しかも、第1傾斜面及び第3傾斜面が第2傾斜面及び第4傾斜面に対して逆の傾斜方向になっていることを特徴とする。
本発明によるスライド式ブロックは、機械等のための架台として好適に使用されるが、その他種々の構造物を据え付けるためのブロックとして使用可能である。
第1傾斜面及び第3傾斜面が第2傾斜面及び第4傾斜面に対して逆の傾斜方向であれば良い。例えば、第1傾斜面及び第3傾斜面の傾斜方向が上方向の場合は、第2傾斜面および第4傾斜面の傾斜方向は下方向であれば良い。
後述の実施例のように、第1傾斜面及び第3傾斜面の傾斜方向は、第2傾斜面及び第4傾斜面の傾斜方向と正反対になっているのが好ましいが、一方の傾斜方向を急勾配にし他方の傾斜方向をなだらかな勾配にしてスライド方向を制御することもできる。
少なくとも3つのブロック部分を有し、各ブロック部分が積層された状態で配置されていて、各ブロック部分の間に第1〜第4傾斜面が設けられており、第1〜第4傾斜面のスライドする方向が各ブロック部分の間毎にずれているのが好ましい。とくに、後述の実施例のように、3つのブロック部分を有し、各ブロック部分が積層された状態で配置されていて、各ブロック部分の間に第1〜第4傾斜面が設けられており、第1〜第4傾斜面のスライドする方向が各ブロック部分の間毎に90°ずれているのが好ましい。もっとも、4つのブロック部分を有し、第1〜第4傾斜面のスライドする方向が各ブロック部分の間毎に60°ずれている構成にすることもできる。さらに組数を増やすことによって、四方八方の細かな角度の揺れにも対応可能なスライド式ブロックとすることも可能である。
本発明は2つのブロック部分から形成されるスライド式ブロックの形態を含む。
更に、本発明は、第1〜第4傾斜面が各々別体のブロック部分に設けられたスライド式ブロックの形態を含む。この場合、別体のブロック部分の位置を適宜調節することにより、据え付けられた構造物の高さを調節(レベリング)することもできる。
第1〜第4傾斜面のスライドする方向が、各ブロック部分の間毎にずれていることは、例えば、ある一組の第1〜第4傾斜面のスライドする方向の水平成分に沿った方向が、他の組の第1〜第4傾斜面のスライドする方向の水平成分に沿った方向と、それぞれずれていることをいう。
少なくとも2つの第1傾斜面と少なくとも2つの第3傾斜面が、ともに間隔を空けて設けられている構成が好ましい。その他、本発明は、第1傾斜面と第3傾斜面を各々少なくとも1つ有するブロック部分を少なくとも2つ平面上に間隔を空けて配置する構成を含む。
少なくとも2つの第2傾斜面と少なくとも2つの第4傾斜面が、ともに間隔を空けて設けられている構成が好ましい。その他、本発明は、第2傾斜面と第4傾斜面を各々少なくとも1つ有するブロック部分を少なくとも2つ平面上に間隔を空けて配置する構成を含む。
第1傾斜面と第2傾斜面が、それぞれ矩形、楕円形、多角形、及びU形から選択された1つの断面形状を有する突起から構成されていて、第3傾斜面と第4傾斜面が、それぞれ突起の断面形状に対応する断面形状を有する溝から構成されているのが好ましい。第1傾斜面と第3傾斜面が矩形、楕円形、多角形、及びU形から選択された1つの断面形状を有する突起と溝からそれぞれ構成され、第2傾斜面と第4傾斜面が、対応する溝と突起からそれぞれ構成されていてもよい。
本発明によるスライド式ブロックには、鉄、アルミ等の金属の他、樹脂、木材等、種々の材質を採用可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明によるスライド式ブロックを概念的に示す側面図である。
スライド式ブロック10は、第1傾斜面11と、第1傾斜面11にスライドする第3傾斜面13と、第2傾斜面12と、第2傾斜面12にスライドする第4傾斜面14を有する。第1傾斜面11と第3傾斜面13は同じ勾配を有し、第2傾斜面12と第4傾斜面14は同じ勾配を有する。図1においては、第1傾斜面11と第3傾斜面13は図面手前側に設けられた右上がりの平滑面として構成され、第2傾斜面12と第4傾斜面14は図面奥側に設けられた右下がりの平滑面として構成されている。
図2は、図1の第1傾斜面11と第3傾斜面13が接触し、第2傾斜面12と第4傾斜面14が接触した状態を示す。図2に示された位置を基準位置とする。
平常時には、スライド式ブロック10は、第1傾斜面11と第3傾斜面13が接触し、第2傾斜面12と第4傾斜面14が接触した基準位置に配置される。
第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向に実質的に沿った方向に力が加えられた際には、第1傾斜面11と第3傾斜面13又は第2傾斜面12と第4傾斜面14が基準位置から相対的にスライドする。この場合、第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向に実質的に沿った方向は、第1〜第4傾斜面11〜14のいずれかがスライドする方向、第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向の水平成分に沿った方向、その他これらに近接した方向を含む。また、第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向に実質的に沿った方向に力が加えられる場合は、第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向に実質的に沿った方向に全ての力が加えられる場合の他、第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向に実質的に沿った方向に力の一成分が加えられる場合を含む。
図3は、図1の第1傾斜面11と第3傾斜面13が基準位置から相対的にスライドした状態を示す。
例えば、第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向の水平成分と平行な方向をX方向とする。
X方向と同じ方向に沿った力Fが第3傾斜面13と第4傾斜面14に加えられた際には、第1傾斜面11と第3傾斜面13は図2に示された基準位置から相対的にスライドする。この場合、第2傾斜面12と第4傾斜面14は互いに離れる。
逆に、X方向と逆の方向に沿った力が第3傾斜面13と第4傾斜面14に加えられた際には、第2傾斜面12と第4傾斜面14は図2に示された基準位置から相対的にスライドする(図示省略)。この場合、第1傾斜面11と第3傾斜面13は互いに離れる。
その後、第1傾斜面11と第2傾斜面12が設けられた部材の重力により、第1傾斜面11と第2傾斜面12は基準位置に戻る。もっとも、第1〜第4傾斜面11〜14のスライドする方向に実質的に沿った方向と反対方向の力が加えられることで、第1傾斜面11と第2傾斜面12が基準位置に戻る場合もある。
このように、第1傾斜面11と第3傾斜面13が相対的にスライドし、又は、第2傾斜面12と第4傾斜面14が相対的にスライドすることにより、第1傾斜面11と第2傾斜面12が第3傾斜面13と第4傾斜面14に対して横ずれする。こうして例えば地震などの振動(又は力)が加わった時は、振動(又は力)による衝撃が和らげられるようになっている。
図4は、本発明のスライド式ブロックの一例を示す分解斜視図である。
スライド式ブロック30は、第1ブロック部分35、第2ブロック部分36、及び第3ブロック部分37を有する。第1〜第3ブロック部分35〜37は、積層された状態で配置される。
第1ブロック部分35は一体的な剛体部材で形成されていて、その下面に2つの第1傾斜面31と2つの第2傾斜面32を有している。第2ブロック部分36は一体的な剛体部材で形成されていて、その上面に2つの第3傾斜面33と2つの第4傾斜面34を有している。第1傾斜面31は第3傾斜面33にスライドし、第2傾斜面32は第4傾斜面34にスライドする。第1傾斜面31と第3傾斜面33は同じ勾配を有し、第2傾斜面32と第4傾斜面34は同じ勾配を有する。図4においては、2つの第1傾斜面31は2つの第2傾斜面32の外側に設けられた図面奥側に上った断面矩形の突起として構成され、2つの第2傾斜面32は2つの第1傾斜面31の内側に設けられた図面奥側に下がった断面矩形の突起として構成されている。2つの第3傾斜面33は2つの第4傾斜面34の外側に設けられた図面奥側に上った断面矩形の溝として構成され、2つの第4傾斜面34は2つの第3傾斜面33の内側に設けられた図面奥側に下がった断面矩形の溝として構成されている。
第2ブロック部分36と第3ブロック部分37の間には、更に、もう一組の第1傾斜面31、第2傾斜面32、第3傾斜面33、及び第4傾斜面34が設けられている。なお、同じ形状を有する部分には同じ符号を付してある。
第2ブロック部分36と第3ブロック部分37の間に設けられた第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向は、第1ブロック部分35と第2ブロック部分36の間に設けられた第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向に対して90°ずれている。
図5は、図4のブロック部分が積み重ねられた状態を示す正面図である。図6は、図5の側面図である。図7は、図5の上面図である。図8は、図5の底面図である。
平常時には、スライド式ブロック30は、第1傾斜面31と第3傾斜面33が接触し、第2傾斜面32と第4傾斜面34が接触した基準位置に配置される。
第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向に実質的に沿った方向に力が加えられた際には、第1傾斜面31と第3傾斜面33又は第2傾斜面32と第4傾斜面34が基準位置から相対的にスライドする。この場合、第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向に実質的に沿った方向は、第1〜第4傾斜面31〜34のいずれかがスライドする方向、第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向の水平成分に沿った方向、その他これらに近接した方向を含む。また、第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向に実質的に沿った方向に力が加えられる場合は、第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向に実質的に沿った方向に全ての力が加えられる場合の他、第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向に実質的に沿った方向に力の一成分が加えられる場合を含む。
例えば、第1ブロック部分35と第2ブロック部分36の間の第1〜第4傾斜面31〜34がスライドする方向の水平成分と平行な方向をX方向とし、第2ブロック部分36と第3ブロック部分37の間の第1〜第4傾斜面31〜34がスライドする方向の水平成分と平行な方向をY方向とする。X方向とY方向は90°ずれている。
X方向と同じ方向に沿った力が第3ブロック部分37を介して第2ブロック部分36に加えられた際には、第1ブロック部分35と第2ブロック部分36の間の第2傾斜面32と第4傾斜面34は図5〜8に示された基準位置から相対的にスライドする(図示省略)。この場合、第1傾斜面31と第3傾斜面33は互いに離れる。
或いは、Y方向と同じ方向に沿った力が第3ブロック部分37に加えられた際には、第2ブロック部分36と第3ブロック部分37の間の第2傾斜面32と第4傾斜面34が図5〜8に示された基準位置から相対的にスライドする(図示省略)。この場合、第1傾斜面31と第3傾斜面33は互いに離れる。
その後、第1ブロック部分35の重力又はこれと第2ブロック部分36の重力により、第1ブロック部分35と第2ブロック部分36は基準位置に戻る。もっとも、第1〜第4傾斜面31〜34のスライドする方向に実質的に沿った方向と反対方向の力が加えられることで、第1ブロック部分35と第2ブロック部分36が基準位置に戻る場合もある。
このように、第1傾斜面31と第3傾斜面33が相対的にスライドし、又は、第2傾斜面32と第4傾斜面34が相対的にスライドすることにより、第1傾斜面31と第2傾斜面32が第3傾斜面33と第4傾斜面34に対して横ずれする。こうして例えば地震などの振動(又は力)が加わった時は、振動(又は力)による衝撃が和らげられるようになっている。
図9は、本発明のスライド式ブロックの変形例を示す分解斜視図である。
図9に示されたスライド式ブロック130は、図4〜8に示されたスライド式ブロック30と比較すると、第1傾斜面131、第2傾斜面132、第3傾斜面133、及び第4傾斜面134の形状が異なっている。以下異なる部分を説明する。
2つの第1傾斜面131は2つの第2傾斜面132の外側に設けられた図面奥側に上った断面略半円形の突起として構成され、2つの第2傾斜面132は2つの第1傾斜面131の内側に設けられた図面奥側に下がった断面略半円形の突起として構成されている。さらに、2つの第3傾斜面133は2つの第4傾斜面134の外側に設けられた図面奥側に上った断面略半円形の溝として構成され、2つの第4傾斜面134は2つの第3傾斜面133の内側に設けられた図面奥側に下がった断面略半円形の溝として構成されている。
図10〜12は、図9のA部分の変形例を示す。
図10において、第3傾斜面233は、断面五角形の溝として構成されている。この場合、対応する第1傾斜面は、断面五角形の突起として構成される(図示省略)。
図11において、第3傾斜面333は、断面三角形の溝として構成されている。この場合、対応する第1傾斜面は、断面三角形の突起として構成される(図示省略)。
図12において、第3傾斜面433は、断面略U形の溝として構成されている。この場合、対応する第1傾斜面は、断面略U形の突起として構成される(図示省略)。
このように、傾斜面には種々の断面形状を採用できる。
なお、本発明は図示された実施例に限定されない。突起や溝の個数、形状等は任意である。
本発明によるスライド式ブロックを概念的に示す側面図である。 図1の第1傾斜面と第3傾斜面が接触し、第2傾斜面と第4傾斜面が接触した状態を示す。 図1の第1傾斜面と第3傾斜面が相対的にスライドした状態を示す。 本発明のスライド式ブロックの一例を示す分解斜視図である。 図4のブロック部分が積み重ねられた状態を示す正面図である。 図5の側面図である。 図5の上面図である。 図5の底面図である。 本発明のスライド式ブロックの変形例を示す分解斜視図である。 図9のA部分の変形例を示す。 図9のA部分の別の変形例を示す。 図9のA部分の更に別の変形例を示す。
符号の説明
10、30 スライド式ブロック
11、31 第1傾斜面
12、32 第2傾斜面
13、33 第3傾斜面
14、34 第4傾斜面
35 第1ブロック部分
36 第2ブロック部分
37 第3ブロック部分
X、Y 方向
F 力

Claims (5)

  1. 第1傾斜面(11、31)と、第1傾斜面(11、31)にスライドする第3傾斜面(13、33)と、第2傾斜面(12、32)と、第2傾斜面(12、32)にスライドする第4傾斜面(14、34)を有し、第1傾斜面(11、31)と第3傾斜面(13、33)は同じ勾配を有し、第2傾斜面(12、32)と第4傾斜面(14、34)が同じ勾配を有し、しかも、第1傾斜面(11、31)及び第3傾斜面(13、33)が第2傾斜面(12、32)及び第4傾斜面(14、34)に対して逆の傾斜方向になっているスライド式ブロックであって、第1傾斜面(11、31)と第3傾斜面(13、33)が接触し、かつ、第2傾斜面(12、32)と第4傾斜面(14、34)が接触している基準位置で、ブロックの側面方向から見て、第1〜4傾斜面(11、31、12、32、13、33、14、34)がX字形状に沿って接触した状態になることを特徴とするスライド式ブロック。
  2. 少なくとも3つのブロック部分(35、36、37)を有し、各ブロック部分(35、36、37)が積層されて配置されていて、各ブロック部分(35、36、37)の間に第1〜第4傾斜面(31、32、33、34)が設けられており、第1〜第4傾斜面(31、32、33、34)のスライドする方向が各ブロック部分(35、36、37)の間毎にずれていることを特徴とする請求項1に記載のスライド式ブロック。
  3. 少なくとも2つの第1傾斜面(11、31)と少なくとも2つの第3傾斜面(13、33)が、ともに間隔を空けて設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライド式ブロック。
  4. 少なくとも2つの第2傾斜面(12、32)と少なくとも2つの第4傾斜面(14、34)が、ともに間隔を空けて設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド式ブロック。
  5. 第1傾斜面(11、31)と第2傾斜面(12、32)が、それぞれ矩形、楕円形、多角形、及びU形から選択された1つの断面形状を有する突起から構成されていて、第3傾斜面(13、33)と第4傾斜面(14、34)が、それぞれ突起の断面形状に対応する断面形状を有する溝から構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスライド式ブロック。
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