JP2012183880A - 車両用シートのスライド装置 - Google Patents

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嘉朗 原
Yuichi Matsui
雄一 松井
Yukinori Sugiura
由希規 杉浦
Masaru Wakayama
勝 若山
Masahiro Fujieda
正博 藤枝
Genzo Nakamura
元三 中村
Daisuke Kube
大介 久部
Masateru Saito
政輝 斉藤
Yasuhiro Ashiya
恭博 芦谷
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【課題】スライド装置のアッパレールとロアレールを同じ部品によって構成できるようにする。
【解決手段】車両用シートのスライド装置(スライド装置10)であって、フロア上に固定されるロアレール11と、ロアレール11にスライド動作可能に組み付けられてシート本体1に固定されるアッパレール12と、を有する。アッパレール12とロアレール11とが、それぞれ、互いに掛かり合う所定の断面形状を持つ1種類のレールパーツRPをレール幅方向に2個ずつ互いに反転させた形で繋げた線対称の断面形状から成る構成とされており、互いに共通の1種類の部品から成る。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートのスライド装置に関する。
従来、車両用シートのスライド装置として下記特許文献1に開示されたものが知られている。このスライド装置は、車両用シートとフロアとの間に左右一対で設けられ、フロア上に固定されるロアレールと、ロアレールにスライド動作可能に組み付けられて車両用シートに固定されるアッパレールと、を有する。上記アッパレールは、ロアレールに対して、シート高さ方向と幅方向とに外周側から面が当てがえられてスライドガイドされている。
特開2010−195269号公報
しかし、上記特許文献1に記載の従来技術では、アッパレールとロアレールとが互いに異なる断面形状で構成されているため、製造部品の種類が増大して製造コストが嵩んでしまう問題がある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、スライド装置のアッパレールとロアレールを同じ部品によって構成できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートのスライド装置は次の手段をとる。
第1の発明は、車両用シートのスライド装置であって、フロア上に固定されるロアレールと、ロアレールにスライド動作可能に組み付けられてシート本体に固定されるアッパレールと、を有する。アッパレールとロアレールとが、それぞれ、互いに掛かり合う所定の断面形状を持つ1種類のレールパーツをレール幅方向に2個ずつ互いに反転させた形で繋げた線対称の断面形状から成る構成とされており、互いに共通の1種類の部品から成る。
この第1の発明によれば、アッパレールとロアレールを、それぞれ、互いに掛かり合う所定の断面形状を備えた1種類のレールパーツをレール幅方向に2個ずつ互いに反転させた形で繋げた線対称の断面形状として構成したことにより、アッパレールとロアレールを同種の部品の組み合わせによって構成することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成となっているものである。アッパレールとロアレールとは、互いのレール幅方向の両サイド部に形成された各鉤同士が高さ方向に掛かり合う構造により互いが高さ方向に剥離しないように係合した状態に組み付けられる構成とされている。レールパーツに鉤同士の掛かり合い構造を成す鉤形状が1個ずつ形成されて、アッパレールを構成する各側のレールパーツとロアレールを構成する各側のレールパーツとが、互いにレール幅方向かつ高さ方向に反転した関係となる向きに配置されて互いに掛かり合う構成とされている。
この第2の発明によれば、アッパレールの各側とロアレールの各側に配される各レールパーツの構成を、上記1個ずつの鉤形状を備えて互いにレール幅方向かつ高さ方向に反転した関係となる向きに配置した構成としたことにより、1種類のレールパーツの組み合わせによって、アッパレールとロアレールとを互いに掛かり合って高さ方向に剥離しないように係合させた状態に組み付けることのできる構成を具現化することができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、車両用シートのスライド装置が、シート本体とフロアとの間に一対で設けられる構成となっているものである。
この第3の発明によれば、シート本体とフロアとの間に一対で設けられる各スライド装置のアッパレールとロアレールを、全て、1種類のレールパーツの組み合わせによって構成することができる。
実施例1の車両用シートのスライド装置の概略構成を示した斜視図である。 スライド装置の一部分解斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 スライド装置の側面図である。 レールパーツ単体の斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートのスライド装置(スライド装置10)の構成について、図1〜図4を用いて説明する。本実施例のスライド装置10は、図1に示すように、フロアF上に左右一対で設けられており、シート本体1をフロアFに対して前後スライド可能に支持する構成となっている。ここで、シート本体1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えて構成されている。シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、シートクッション3の左右両サイドの後端部に連結されて支持されている。シートクッション3は、その底部とフロアFとの間に上述したスライド装置10が左右一対で設けられており、これらスライド装置10を介してフロアF上に前後スライド可能に支持されて設けられている。
上記各スライド装置10は、それぞれ、フロアF上に一体的に固定されたロアレール11と、ロアレール11に対して前後スライド可能に組み付けられて、その上部にシートクッション3が一体的に固定されたアッパレール12と、アッパレール12とロアレール11との間に挟まれて配置された複数の樹脂製のシュー13と、複数の転動ユニット14と、各アッパレール12の各ロアレール11に対するスライド動作を爪の係脱構造によりロックしたり解除したりする図示しないロック機構と、を有する。ここで、各ロアレール11と各アッパレール12は、それぞれ、鉤状に曲げ返された部位を持つ断面形状から成る1種類のレールパーツRPを、レール幅方向に2個ずつ互いに反転させた形で繋げた線対称の断面形状から成る構成とされており、互いに共通の1種類の部品(レールパーツRP)を2個ずつ組み合わせて構成したものとなっている。
上記レールパーツRPは、図5に示すように、一枚の長尺状の鋼板を短手方向に所々に折り曲げて形成したものとなっている。具体的には、レールパーツRPは、第1垂直面部RP1と、第1水平面部RP2と、第1傾斜面部RP3と、第2垂直面部RP4と、第2水平面部RP5と、第2傾斜面部RP6と、第3垂直面部RP7と、から成る断面形状とされている。第1垂直面部RP1は、シート高さ方向に真っ直ぐに延びる面部となっている。第1水平面部RP2は、第1垂直面部RP1に対してシート幅方向に垂直に折り曲げられて延びる面部となっている。第1傾斜面部RP3は、第1水平面部RP2に対して斜めに折り曲げられて延びる面部となっている。第2垂直面部RP4は、第1傾斜面部RP3に対してシート高さ方向に真っ直ぐに延びるように折り曲げられた面部となっている。第2水平面部RP5は、第2垂直面部RP4に対してシート幅方向に垂直に折り曲げられて延びる面部となっている。第2傾斜面部RP6は、第2水平面部RP5に対して斜めに折り曲げられて延びる面部となっている。第3垂直面部RP7は、第2傾斜面部RP6に対してシート高さ方向に真っ直ぐに延びるように折り曲げられた面部となっている。上記第2垂直面部RP4と、第2水平面部RP5と、第2傾斜面部RP6と、第3垂直面部RP7とによって、後述する鉤同士の掛かり合い構造を成す鉤形状が、シート高さ方向に曲げ返された形となって形成されている。
図2〜図3に示すように、各ロアレール11は、上記レールパーツRPを2個、互いの第2垂直面部RP4同士がシート幅方向に隣り合って向かい合うように、互いにレール幅方向に反転させた形にして一体に繋げることにより形成されている。なお、2個のレールパーツRP同士は、互いにシート幅方向に離間して配置されているが、図1において後述する各脚部15A,15Bによって互いに一体に結合されるようになっている。これにより、各ロアレール11は、図2〜図3に示すように、そのシート幅方向の両サイド部において、シート高さ方向に真っ直ぐに延びる縦面部11A(第1垂直面部RP1)と、各縦面部11Aの上縁部から互いに内向する側に向かって水平に折り曲げられて延びる底面部11B(第1水平面部RP2)と、両底面部11Bの内側の縁部からそれぞれ互いに内向する側に向かって斜めに立ち上がって延びるロア側第1傾斜面部11C(第1傾斜面部RP3)と、両ロア側第1傾斜面部11Cの立ち上げられた先の縁部からそれぞれ上方側に立ち上がって外方側に向かって逆U字状に曲げ返されて延びる両曲返し面部11D(上述した第2垂直面部RP4と、第2水平面部RP5と、第2傾斜面部RP6と、第3垂直面部RP7とから成る鉤形状)と、両曲返し面部11Dの曲げ返しの両外側の角面において、両外側に向かって下方側に傾斜するロア側第2傾斜面部11Eと、を有する断面形状に形成されている。なお、各ロアレール11を構成する各レールパーツRPは、それらの第1垂直面部RP1(縦面部11A)と第1水平面部RP2(底面部11B)とに跨って下方側から支持するように固定されて設けられた前後の各脚部15A,15B(図1参照)によって、互いに一体的に結合されていると共に、フロアFに対して一体的に固定された状態となって支持されている。
一方、各アッパレール12は、上記レールパーツRPを2個、互いの第1垂直面部RP1同士がシート幅方向に面当接して合わされるように、互いにレール幅方向に反転させた形で繋げることにより形成されている。これにより、各アッパレール12は、そのシート幅方向の中央部において、シート高さ方向に真っ直ぐに延びる縦面部12A(第1垂直面部RP1)と、各縦面部12Aの下縁部から両外側に向かって水平に折り曲げられて延びる上面部12B(第1水平面部RP2)と、両上面部12Bの外側の縁部から外側に向かって下方に傾斜するアッパ側第1傾斜面部12C(第1傾斜面部RP3)と、両アッパ側第1傾斜面部12Cの傾斜した下側の縁部からそれぞれ下方側に垂下して互いに内向する側に向かってU字状に曲げ返されて延びる両曲返し面部12D(上述した第2垂直面部RP4と、第2水平面部RP5と、第2傾斜面部RP6と、第3垂直面部RP7とから成る鉤形状)と、両曲返し面部12Dの曲げ返しの両内側の角面において、内側に向かって上方に傾斜するアッパ側第2傾斜面部12Eと、を有する断面形状に形成されている。
上記各アッパレール12は、図2に示すように、それぞれ、各ロアレール11の前後どちらか一方の開口した端部側から、それらの両曲返し面部12D内に各ロアレール11の両曲返し面部11Dをそれぞれ収めるように長手方向に差し込むことにより、各ロアレール11に対して長手方向にスライド動作可能な状態となって組み付けられる。これにより、図3に示すように、各アッパレール12は、それらの両曲返し面部12Dが、各ロアレール11の両曲返し面部11Dに対して鉤同士が高さ方向に掛かり合うように掛け合わされた状態となって、各ロアレール11に対して上方側に抜け外れないように剥離防止された状態となって組み付けられる。上記各アッパレール12の縦面部12Aには、シートクッション3の底部の骨格を成すロアフレーム3Aが、ボルト締結により一体に固定されている。
ここで、図2〜図4に示すように、上記各アッパレール12には、その両曲返し面部12Dの先端部に、各アッパレール12の組み付けのガタをなくすための樹脂製のシュー13が、前後2箇所の位置にそれぞれ左右1個ずつ、計4個取り付けられて設けられている。これら樹脂製のシュー13は、ポリプロピレン樹脂により形成されている。また、上記各樹脂製のシュー13には、各アッパレール12と各ロアレール11との間に位置して、各アッパレール12の各ロアレール11に対するスライド動作を円滑化することのできる転動ユニット14がそれぞれ2個ずつ一体に連結されて設けられている。
上述した各転動ユニット14は、図2に示すように、それぞれ、転動体となる2個の鋼球14Aと、2個の鋼球14Aをバラ付かせないように支持する樹脂製のボールガイド14Bと、から成る。各ボールガイド14Bは、各樹脂製のシュー13に一体に形成されており、各鋼球14Aは、各ボールガイド14Bの支えにより、それぞれ左右対称に、前後に2個ずつ整列して配置された状態に保持されている。上記各樹脂製のシュー13に2個ずつ設けられた各転動ユニット14は、図3に示すように、そのうち1個の転動ユニット14が、上述した各アッパレール12のアッパ側第1傾斜面部12Cと各ロアレール11のロア側第2傾斜面部11Eとの間(両傾斜面の間)に、その前後に並ぶ各2個ずつの鋼球14Aがそれぞれ挟み込まれた状態となってセットされる。また、もう1個の転動ユニット14は、上述した各アッパレール12のアッパ側第2傾斜面部12Eと各ロアレール11のロア側第1傾斜面部11Cとの間(両傾斜面の間)に、その前後に並ぶ各2個ずつの鋼球14Aがそれぞれ挟み込まれた状態となってセットされる。
これにより、各転動ユニット14は、各アッパレール12のスライド動作に伴って、それらの各鋼球14Aを、上記各傾斜面間で転動させて、各アッパレール12の各ロアレール11に対する摺動摩擦を低減させてスライド動作を円滑化するようになっている。上記各転動ユニット14は、各ロアレール11に形成された図示しないストッパにより、それらの各鋼球14Aが転動することのできる移動範囲が規制されており、転動動作の繰り返しによる位置変動によって各アッパレール12と各ロアレール11との間から抜け落ちないように保持されている。
また、上述した各樹脂製のシュー13は、図2に示すように、各アッパレール12が各ロアレール11に組み付けられる前に各アッパレール12の両曲返し面部12Dの先端部に上方側から組み付けられてセットされている。これら樹脂製のシュー13は、図3に示すように、各アッパレール12が各ロアレール11内に組み付けられることにより、各ロアレール11の両曲返し面部11Dの内周面に密着した状態となって組み付けられる。これにより、各アッパレール12の両曲返し面部12Dと、これら両曲返し面部12Dに外周側から面が当てがえられる各ロアレール11の両曲返し面部11Dと、の間の高さ方向及び幅方向の各隙間が、各樹脂製のシュー13により埋められて、各アッパレール12が各ロアレール11に対して、それぞれ、前後方向の2箇所の位置で、高さ方向の双方向と幅方向の双方向とにそれぞれガタ詰めされた状態となって組み付けられる。
詳しくは、上記各樹脂製のシュー13は、各アッパレール12の各曲返し面部12Dの先端部をそれぞれ左右両面側と上面側とから覆う各ロアレール11の両曲返し面部11Dの内周各面に当接し、各アッパレール12が各ロアレール11に対して幅方向の両側と高さ方向の上側とにガタ移動する動きを規制する。なお、各アッパレール12の各ロアレール11に対する重力方向への移動は、上述した各転動ユニット14の各鋼球14Aを介して各アッパレール12が各ロアレール11に対して下方側から支持されていることにより規制されている。したがって、上記各アッパレール12が、各ロアレール11に対して、それぞれ前後方向の2箇所の位置において、各樹脂製のシュー13によりガタ詰めされていることにより、各アッパレール12が各ロアレール11に対して前後方向に傾動するような負荷を受けても、各アッパレール12はそのような方向に傾動しないように支持されることとなる。
このように、本実施例の車両用シートのスライド装置(スライド装置10)によれば、アッパレール12とロアレール11を、それぞれ、互いに掛かり合う所定の断面形状を備えた1種類のレールパーツRPをレール幅方向に2個ずつ互いに反転させた形で繋げた線対称の断面形状として構成したことにより、アッパレール12とロアレール11を同種の部品の組み合わせによって構成することができる。したがって、製造部品の種類が減ることで、かかる製造コストを低廉にすることができる。また、アッパレール12の各側とロアレール11の各側に配される各レールパーツRPの構成を、上記1個ずつの鉤形状(曲返し部)を備えて互いにレール幅方向かつ高さ方向に反転した関係となる向きに配置した構成としたことにより、1種類のレールパーツRPの組み合わせによって、アッパレール12とロアレール11とを互いに掛かり合って高さ方向に剥離しないように係合させた状態に組み付けることのできる構成を得ることができる。また、シート本体1とフロアFとの間に一対で設けられる各スライド装置10のアッパレール12とロアレール11を、全て、1種類のレールパーツRPの組み合わせによって構成することができる。
また、転動体として機能する各鋼球14Aを、アッパレール12の傾斜面とロアレール11の傾斜面との間に挟み込んで配置することにより、鋼球14Aから両レール11,12に対してかかる重力方向の負荷が水平方向に分散されるようになる。この負荷分散により、鋼球14Aの圧痕がスライド装置10に付きにくくなるようにすることができる。また、シート本体1に着座乗員の背凭れ荷重がかけられるなど、アッパレール12がロアレール11に対して斜めに剥離するような移動荷重がかけられても、この荷重が樹脂製のシュー13によって受け止められて傾動が抑止されるようになる。したがって、アッパレール12が傾くことによって起こる鋼球14Aへの集中的な圧縮荷重の発生が防がれるため、鋼球14Aによる圧痕の発生をより好適に防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、アッパレールとロアレールとが互いに掛かり合って組み付けられる断面形状が、上記実施例で示した断面形状を上下反転させた形態、すなわち上記実施例で示したアッパレール12の断面形状をロアレールの断面形状とし、上記実施例で示したロアレール11の断面形状をアッパレールの断面形状としたものであってもよい。また、鋼球の配設される個数は、少なくとも1つあれば構わないが、好ましくは、上記実施例で示したように、アッパレールの支持バランスを良好に保てるように、転動ユニット毎に複数の鋼球を配設すると共に、転動ユニット自体をスライド装置の前後数箇所の位置と幅方向の対称位置とにそれぞれ設けると良い。また、樹脂製のシューは、ロアレールに取り付けられて設けられるものであってもよく、その配設される場合の個数は、上記鋼球と同様、少なくとも1つあれば構わないが、好ましくは、上記実施例で示したように、アッパレールの支持バランスを良好に保てるように、スライド装置の前後数箇所の位置と幅方向の対称位置とにそれぞれ設けると良い。
1 シート本体
2 シートバック
3 シートクッション
3A ロアフレーム
10 スライド装置
11 ロアレール
11A 縦面部
11B 底面部
11C ロア側第1傾斜面部
11D 曲返し面部
11E ロア側第2傾斜面部
12 アッパレール
12A 縦面部
12B 上面部
12C アッパ側第1傾斜面部
12D 曲返し面部
12E アッパ側第2傾斜面部
13 樹脂製のシュー
14 転動ユニット
14A 鋼球
14B ボールガイド
15A 脚部
15B 脚部
RP レールパーツ
RP1 第1垂直面部
RP2 第1水平面部
RP3 第1傾斜面部
RP4 第2垂直面部
RP5 第2水平面部
RP6 第2傾斜面部
RP7 第3垂直面部
F フロア

Claims (3)

  1. 車両用シートのスライド装置であって、
    フロア上に固定されるロアレールと、
    該ロアレールにスライド動作可能に組み付けられてシート本体に固定されるアッパレールと、を有し、
    前記アッパレールと前記ロアレールとが、それぞれ、互いに掛かり合う所定の断面形状を持つ1種類のレールパーツをレール幅方向に2個ずつ互いに反転させた形で繋げた線対称の断面形状から成る構成とされており、互いに共通の1種類の部品から成ることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートのスライド装置であって、
    前記アッパレールと前記ロアレールとは、互いのレール幅方向の両サイド部に形成された各鉤同士が高さ方向に掛かり合う構造により互いが高さ方向に剥離しないように係合した状態に組み付けられる構成とされており、前記レールパーツに前記鉤同士の掛かり合い構造を成す鉤形状が1個ずつ形成されて、前記アッパレールを構成する各側のレールパーツと前記ロアレールを構成する各側のレールパーツとが、互いにレール幅方向かつ高さ方向に反転した関係となる向きに配置されて互いに掛かり合う構成とされていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートのスライド装置であって、
    当該車両用シートのスライド装置が、前記シート本体と前記フロアとの間に一対で設けられる構成となっていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3010009A1 (fr) * 2013-09-03 2015-03-06 Faurecia Sieges Automobile Glissiere et siege de vehicule automobile comportant une telle glissiere

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