JP6204689B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、ロアレールと、当該ロアレールに対してスライド移動可能なアッパーレールとを備える乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートには、着座部が乗物の床に対して前後に移動可能となるように、スライダ機構を備えたものがある。例えば、特許文献1に記載されている乗物用シートにおいては、スライダ機構は、乗物の床に固定された前後に長い左右のロアレールと、当該ロアレールに対してスライド移動可能な左右のアッパーレールとを有している。
このスライド機構において、アッパーレールは、本体部と、本体部の下端から左右方向外側へ延出する外側係合部と、本体部の下端から左右方向内側へ延出する内側係合部とを有している。また、ロアレールは、アッパーレールの下に配置されるベース部と、ベース部の左右方向外側に設けられ、外側係合部と係合する外側ガイド部と、ベース部の左右方向内側に設けられ、内側係合部と係合する内側ガイド部とを有している。
そして、着座部を構成するクッションフレームのうち左右のサイドフレームは、アッパーレールの本体部に連結されている。これにより、クッションフレームが、アッパーレールと一体にスライド移動可能となっている。
特開2012−136087号公報
ところで、上述した技術において、サイドフレームの左右方向外側の面にシートベルトを固定した場合、アッパーレールがシートベルトに左右方向内側へ引っ張られるため、本体部より左右方向外側に設けられている外側係合部が上方かつ左右方向内側へ引っ張られる。これにより、外側係合部が係合する外側ガイド部に大きな荷重がかかり、外側ガイド部や外側係合部が変形するおそれがあった。
そこで、本発明は、クッションフレームにシートベルトを固定するための固定部が設けられている乗物用シートにおいて、ロアレールの外側ガイド部やアッパーレールの外側係合部が変形しにくい乗物用シートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、前後方向に延び、乗物の床に固定された左右のロアレールと、前記ロアレールに係合し、前記ロアレールに対してスライド移動可能な左右のアッパーレールと、前記アッパーレールと一体にスライド移動可能に構成され、左右方向外側の面にシートベルトを固定するための固定部が設けられたクッションフレームと、を備えた乗物用シートであって、前記アッパーレールは、本体部と、前記本体部の下端から左右方向外側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した外側係合部と、前記本体部の下端から左右方向内側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した内側係合部とを有し、前記ロアレールは、前記アッパーレールの下に配置されるベース部と、前記ベース部の左右方向外側の端部から延出し、前記外側係合部を左右方向外側から覆う外側ガイド部と、前記ベース部の左右方向内側の端部から延出し、前記内側係合部を左右方向内側から覆う内側ガイド部とを有し、前記外側係合部および前記外側ガイド部の少なくとも一方は、左右方向内側へ倒れていることを特徴とする。
このような構成によれば、外側ガイド部または外側係合部がシートベルトによって引っ張られる方向へ倒れた形状になっているので、シートベルトに引っ張られて外側ガイド部や外側係合部が左右方向内側へ傾くように変形するのを抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側ガイド部が、左右方向内側へ倒れていることが望ましい。
これによれば、外側ガイド部の変形を抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側係合部が、左右方向内側へ倒れていることが望ましい。
これによれば、外側係合部の変形を抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記内側係合部および前記内側ガイド部の少なくとも一方は、左右方向内側へ倒れていることが望ましい。
これによれば、内側係合部または内側ガイド部の変形も抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側ガイド部は、前記内側ガイド部よりも上下方向に大きいことが望ましい。
これによれば、外側ガイド部の剛性が高くなり、また、外側ガイド部の変形をより抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側ガイド部は、前記外側係合部の左右方向外側に配置される第1外側壁部と、前記外側係合部の先端と前記本体部の間に配置され、上端が前記第1外側壁部の上端と連結された第2外側壁部とを有し、前記内側ガイド部は、前記内側係合部の左右方向外側に配置される第1内側壁部と、前記内側係合部の先端と前記本体部の間に配置され、上端が前記第1内側壁部の上端と連結された第2内側壁部とを有し、前記本体部と前記第2外側壁部との間隔は、前記本体部と前記第2内側壁部との間隔よりも狭いことが望ましい。
これによれば、本体部と外側ガイド部の隙間に異物が進入するのを抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側ガイド部または前記外側係合部の左右方向外側の面は、水平面に対し、40〜75度の角度をなしていることが望ましい。
これによれば、効果的に外側ガイド部または外側係合部の左右方向内側への倒れを抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ベース部の左右方向における中心は、前記本体部の左右方向における中心よりも左右方向外側に位置していることが望ましい。
これによれば、ロアレールの本体部よりも左右方向外側に位置する部分が左右方向内側に位置する部分よりも大きくなっているので、この部分の剛性が高くなり、また、変形を抑制することができる。
本願発明によれば、外側ガイド部または外側係合部がシートベルトによって引っ張られる方向へ倒れた形状になっているので、シートベルトに引っ張られて外側ガイド部や外側係合部が左右方向内側へ傾くように変形するのを抑制することができる。
本願発明によれば、外側ガイド部の変形を抑制することができる。
本願発明によれば、外側係合部の変形を抑制することができる。
本願発明によれば、内側係合部または内側ガイド部の変形も抑制することができる。
本願発明によれば、外側ガイド部の剛性が高くなり、また、外側ガイド部の変形をより抑制することができる。
本願発明によれば、本体部と第2外側壁部の隙間に異物が進入するのを抑制することができる。
本願発明によれば、効果的に外側ガイド部または外側係合部の左右方向内側への倒れを抑制することができる。
本願発明によれば、ロアレールの本体部よりも左右方向外側に位置する部分が左右方向内側に位置する部分よりも大きくなっているので、この部分の剛性が高くなり、また、変形を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームおよびスライダ機構を示す斜視図である。 左側のロアレール、アッパーレールおよびサイドフレームを示す断面図である。 左側のスライダ機構を示す分解斜視図である。 変形例における左側のロアレール、アッパーレールおよびサイドフレームを示す断面図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明において、前後、左右および上下は、乗物用シートに座る人を基準とする。また、左右方向内側および外側は、1つの乗物用シートを基準とする。
本発明の乗物用シートの一例としての車両用シートは、図1に示すような乗物の一例としての車体の床に固定されるスライダ機構SLと、スライダ機構SL上に配置されるシートフレームFとを備え、シートフレームFの外側に、ウレタンフォームなどからなるシートクッションを被せることで構成されている。また、車両用シートには、シートベルトSBが取り付けられている。
スライダ機構SLは、左右一対のロアレール100と、左右一対のアッパーレール200とを主に備えている。ロアレール100は、前後方向に延び、図示しないブラケットにより車体の床に固定されている。アッパーレール200は、ロアレール100に係合し、ロアレール100に対して前後にスライド移動可能に構成されている。なお、ロアレール100およびアッパーレール200の詳細な構成については、後述する。
シートフレームFは、着座部を構成するクッションフレームF1と、シートバックフレームF2とを有している。
クッションフレームF1は、左右のサイドフレーム20と、左右のサイドフレーム20の前端部同士を連結するパンフレーム30と、左右のサイドフレーム20の後端部同士を連結する円筒状の連結パイプ40とを備え、略矩形の枠状に形成されている。また、クッションフレームF1は、サイドフレーム20に架け渡されるSバネ50を備えている。
パンフレーム30は、板金からなり、左右端部が左右のサイドフレーム20の上面に載せられ、サイドフレーム20に溶接などによって固定されている。
Sバネ50は、左右方向に延びるバネであり、前後方向で複数回屈曲するように形成されている。そして、Sバネ50は、前後方向に複数並んで設けられており、それぞれの左右の端部がサイドフレーム20に係止されている。このSバネ50は、クッションフレームF1に被せられる図示しないシートクッションを下側から支持するようになっている。
そして、クッションフレームF1は、各サイドフレーム20がアッパーレール200に固定されることにより、アッパーレール200と一体にロアレール100に対して前後にスライド移動可能に構成されている。
シートバックフレームF2は、略矩形の枠状に形成されたフレームであり、クッションフレームF1の後部に、公知のリクライニング機構RLを介して回動自在に連結されている。これにより、シートバックフレームF2は、クッションフレームF1に対し前後に傾動可能となっている。
次に、スライダ機構SLの詳細な構成について説明する。なお、右側のロアレール100およびアッパーレール200と、左側のロアレール100およびアッパーレール200とは、左右対称に形成されているので、図2および図3では、左側のロアレール100およびアッパーレール200のみを図示し、右側のロアレール100およびアッパーレール200については図示を省略している。
スライダ機構SLは、左右のロアレール100と、左右のアッパーレール200と、図2に示すように、各ロアレール100とアッパーレール200の間に設けられる転動体60とを備えている。
ロアレール100は、1枚の板金を屈曲させて形成されている。ロアレール100は、アッパーレール200の下で左右方向に延びるベース部110と、ベース部110の左右方向外側(左側のロアレール100については左側)の端部から延出する外側ガイド部120と、ベース部110の左右方向内側(左側のロアレール100については右側)の端部から延出する内側ガイド部130とを有している。
外側ガイド部120と内側ガイド部130は、後述するアッパーレール200の外側係合部220や内側係合部230を囲うように形成され、それぞれ上に凸となる略U字形状を有している。
そして、ロアレール100は、ベース部110の左右方向外側の端部が屈曲することで、外側ガイド部120が、左右方向内側へ倒れている。
具体的には、ベース部110は、水平に延びる第1ベース部111と、第1ベース部111の左右方向外側の端部から左右方向外側へ向かうにつれて上方へ向かうように延びる第2ベース部112とを有している。
外側ガイド部120は、第2ベース部112の左右方向外側の端部から上方に向かうにつれて左右方向内側へ向かうように延びる第1外側壁部121と、第1外側壁部121の左右方向内側に配置され、第1外側壁部121と略平行に延びる第2外側壁部122と、第1外側壁部121の上端と第2外側壁部122の上端を連結する外側連結部123とを有している。そして、第1外側壁部121の上端は、第2外側壁部122の上端よりも上に位置している。
このように形成された外側ガイド部120は、左右方向外側の面、すなわち、第1外側壁部121の左右方向外側の面と水平面とがなす角度αが、約60度となっている。この角度αは、第1外側壁部121や第2外側壁部122の延びる方向が、シートベルトSBが引っ張る方向に略沿うように、40〜75度の範囲であるのが望ましい。
内側ガイド部130は、第1ベース部111の左右方向内側の端部から上方へ略垂直に延びる第1内側壁部131と、第1内側壁部131の左右方向外側に配置される第2内側壁部132と、第1内側壁部131の上端と第2内側壁部132の上端を連結する内側連結部133とを有している。
そして、外側ガイド部120の第1外側壁部121の上端は、内側ガイド部130の内側連結部133よりも上に位置している。これにより、外側ガイド部120は、内側ガイド部130よりも上下に方向に大きく、外側ガイド部120の剛性が高くなっている。
アッパーレール200は、1枚の板金を屈曲させて形成されている。アッパーレール200は、下方に開口する略U字状の本体部210と、本体部210の下端から左右方向外側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した外側係合部220と、本体部210の下端から左右方向内側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した内側係合部230とを有している。
そして、アッパーレール200は、本体部210の外壁212が屈曲することで、外側係合部220が、左右方向内側へ倒れた形状になっている。
具体的には、本体部210は、水平に延びる上壁211と、上壁211の左右方向外側の端部から下方へ延びる外壁212と、上壁211の左右方向内側の端部から下方へ延びる内壁213とを有している。そして、外壁212は、下端が左右方向外側へ開くように上部で屈曲している。
外側係合部220は、外壁212の下端から左右方向外側かつ上方へ向けて延出し、複数回屈曲して、先端が左右方向内側を向く略C字状に形成されている。この外側係合部220は、外壁212の下端から延び、外壁212に対して垂直に延びる第1外側延出部221と、第1外側延出部221の上端から延び、外壁212に対して傾斜して延びる第2外側延出部222と、第2外側延出部222の上端から延び、外壁212に対して平行に延びる第3外側延出部223と、第3外側延出部223の上端から延び、外壁212に対して傾斜して延びる第4外側延出部224とを有している。
外壁212と第3外側延出部223は、外側ガイド部120の第1外側壁部121や第2外側壁部122と略平行となるように延びており、外側係合部220の左右方向外側の面、すなわち、第3外側延出部223の左右方向外側の面と水平面とがなす角度αは、約60度となっている。そして、この角度αは、外側係合部220の延びる方向が、シートベルトSBが引っ張る方向に略沿うように、40〜75度の範囲であるのが望ましい。
内側係合部230は、内壁213の下端から左右方向内側かつ上方へ向けて延出し、複数回屈曲して、先端が左右方向外側を向く略C字状に形成されている。この内側係合部230は、内壁213の下端から延び、内壁213に対して垂直に延びる第1内側延出部231と、第1内側延出部231の左右方向内側の端部から延び、内壁213に対して傾斜して延びる第2内側延出部232と、第2内側延出部232の上端から延び、内壁213に対して平行に延びる第3内側延出部233と、第3内側延出部233の上端から延び、内壁213に対して傾斜して延びる第4内側延出部234とを有している。
そして、アッパーレール200は、外側係合部220が外側ガイド部120に係合し、内側係合部230が内側ガイド部130に係合するように、ロアレール100に対して組み付けられている。
具体的には、第1外側壁部121は外側係合部220の左右方向外側に配置され、外側係合部220を左右方向外側から覆っている。また、第2外側壁部122は外側係合部220の先端と本体部210の外壁212との間に配置されている。そして、第1内側壁部131は内側係合部230の左右方向内側に配置され、内側係合部230を左右方向内側から覆っている。また、第2内側壁部132は内側係合部230の先端と本体部210の内壁213との間に配置されている。
そして、本体部210の外壁212と第2外側壁部122との間隔は、本体部210の内壁213と第2内側壁部132との間隔よりも狭くなっている。
また、ロアレール100のベース部110の左右方向における中心C1は、アッパーレール200の上壁211の左右方向における中心C2よりも左右方向外側に位置している。これにより、ロアレール100の上壁211の左右方向における中心C2よりも左右方向外側に位置する部分が左右方向内側に位置する部分よりも大きくなっているので、この左右方向外側に位置する部分の剛性が高くなっている。
転動体60は、外側ガイド部120と内側ガイド部130のそれぞれに対して設けられており、外側ガイド部120および内側ガイド部130の下部に設けられる第1ボール61と、第1ボール61の上に設けられる第2ボール62とを有している。
外側ガイド部120側の第1ボール61は、ロアレール100の第2ベース部112と第1外側壁部121の隅と、アッパーレール200の第2外側延出部222とに挟まれており、この間で転がるようになっている。内側ガイド部130側の第1ボール61は、ロアレール100の第1ベース部111と第1内側壁部131の隅と、アッパーレール200の第2内側延出部232とに挟まれており、この間で転がるようになっている。
第2ボール62は、第1ボール61よりも小さいボールである。外側ガイド部120側の第2ボール62は、ロアレール100の第1外側壁部121と外側連結部123の隅と、アッパーレール200の第4外側延出部224とに挟まれており、この間で転がるようになっている。内側ガイド部130側の第2ボール62は、ロアレール100の第1内側壁部131と内側連結部133の隅と、アッパーレール200の第4内側延出部234とに挟まれており、この間で転がるようになっている。
図3に示すように、第2ボール62は、各転動体60において、前後に離れて2つ設けられている。そして、転動体60は、外側ガイド部120および内側ガイド部130それぞれに対して、前後に離れた2箇所に設けられている。また、第1ボール61および第2ボール62は、リテーナー70に互いに間隔をあけた状態で保持されている。なお、図を見やすくするため、図2においては、リテーナー70を省略している。
サイドフレーム20は、前後に延びる板金からなり、クッションフレームF1の左右の側壁となる側壁部21と、側壁部21の下端から左右方向内側へ延びる第1屈曲部22と、側壁部21の上端から左右方向内側へ延びる第2屈曲部23とを有している。このサイドフレーム20は、第1屈曲部22がアッパーレール200の本体部210(上壁211)に載っており、アッパーレール200に溶接などによって固着されている。
側壁部21は、シートベルトSBが固定される固定部21Aと、Sバネ50が係止される係止部21Bと、連結パイプ40やリクライニング機構RLが取り付けられる取付部21Cとを有している。
固定部21Aは、側壁部21の後部に設けられた左右方向に貫通する開口部である。そして、シートベルトSBのシートベルトアンカーSB1に挿通されたボルトBがこの固定部21Aに挿通されることにより、シートベルトアンカーSB1がサイドフレーム20の左右方向外側の面に固定されるようになっている(図2参照)。
取付部21Cは、側壁部21の後端部に設けられ、連結パイプ40が挿通される開口部やリクライニング機構RLが取り付けられる開口部を有している。
以上のように構成された車両用シートの作用および効果について説明する。
車両用シートに設けられた図示しないレバーを操作し、着座部(クッションフレームF1)を前後に移動させることで、アッパーレール200がロアレール100に対してスライド移動する。
アッパーレール200がロアレール100に対してスライド移動するときには、アッパーレール200の外側係合部220が、ロアレール100の第1外側壁部121と第2外側壁部122の間を前後に移動し、アッパーレール200の内側係合部230がロアレール100の第1内側壁部131と第2内側壁部132の間を前後に移動する。このとき、ロアレール100とアッパーレール200の間には、この間で転がる転動体60が設けられているので、アッパーレール200はロアレール100に対して滑らかにスライドすることができる。
そして、サイドフレーム20には、左右方向外側の面にシートベルトSBが固定されているので、車両の衝突時などに、サイドフレーム20がシートベルトSBによって左右方向内側へ引っ張られることがある。このとき、サイドフレーム20が固定されたアッパーレール200も一緒に左右方向内側へ引っ張られる。これにより、アッパーレール200の本体部210より左右方向外側に設けられている外側係合部220が上方かつ左右方向内側へ引っ張られ、これに係合するロアレール100の外側ガイド部120との間に大きな荷重がかかる。
本実施形態では、外側ガイド部120および外側係合部220が左右方向内側へ倒れており、外側ガイド部120の第1外側壁部121および第2外側壁部122と、外側係合部220とが、外側ガイド部120および外側係合部220にかかる荷重の方向に略沿って延びている。これにより、左右方向内側へ引っ張られたときに、第1外側壁部121、第2外側壁部122および外側係合部220が左右方向内側へ倒れるように外側ガイド部120および外側係合部220が変形するのを抑制することができる。
そして、本体部210の外壁212と第2外側壁部122との間隔は、本体部210の内壁213と第2内側壁部132との間隔よりも狭くなっているため、本体部210と外側ガイド部120の隙間に異物が進入するのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、以下の説明において、前記実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明は省略する。また、以下の変形例においても、前記実施形態と同様に、左側のアッパーレールおよびロアレールのみを図示し、右側のアッパーレールおよびロアレールの図示は省略する。
前記実施形態では、外側ガイド部120および外側係合部220のみが左右方向内側へ倒れていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、外側ガイド部120および外側係合部220だけでなく、内側ガイド部130および内側係合部230も左右方向内側へ倒れていてもよい。なお、この場合、外側ガイド部120の左右方向外側の面(第1外側壁部121の左右方向外側側の面)と水平面とがなす角度と、内側ガイド部130の左右方向内側の面(第1内側壁部131の左右方向内側の面)と水平面とがなす角度は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。
そして、内側ガイド部130をも左右方向内側へ倒すことにより、ロアレール100のベース部110の左右方向における中心C1は、前記実施形態に比べて、アッパーレール200の上壁211の左右方向における中心C2よりもさらに左右方向外側に位置している。これにより、ロアレール100の本体部210よりも左右方向外側に位置する部分が左右方向内側に位置する部分に比べてさらに大きくなっているので、この部分の剛性がより高くなる。
また、前記した変形例では、内側ガイド部130および内側係合部230の両方が左右方向内側へ倒れていたが、本発明はこれに限定されず、内側ガイド部130および内側係合部230のうち、内側ガイド部130のみが左右方向内側へ倒れていてもよいし、内側係合部230のみが左右方向内側へ倒れていてもよい。
そして、前記実施形態では、外側ガイド部120および外側係合部220の両方が左右方向内側に倒れていたが、本発明はこれに限定されず、外側ガイド部120および外側係合部220のうち、外側ガイド部120のみが左右方向内側へ倒れていてもよいし、外側係合部220のみが左右方向内側へ倒れていてもよい。
前記実施形態では、サイドフレーム20には、シートベルトSBを固定するための固定部21Aが設けられており、一例として、左側のサイドフレーム20の固定部21Aに、シートベルトSBのシートベルトアンカーSB1が固定される構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、右側のサイドフレーム20の固定部21Aには、シートベルトSBのタングを係留するためのバックルが固定されていてもよい。
20 サイドフレーム
21A 固定部
100 ロアレール
110 ベース部
111 第1ベース部
112 第2ベース部
120 外側ガイド部
121 第1外側壁部
122 第2外側壁部
130 内側ガイド部
131 第1内側壁部
132 第2内側壁部
200 アッパーレール
210 本体部
220 外側係合部
230 内側係合部
F1 クッションフレーム
SB シートベルト

Claims (11)

  1. 前後方向に延び、乗物の床に固定された左右のロアレールと、
    前記ロアレールに係合し、前記ロアレールに対してスライド移動可能な左右のアッパーレールと、
    前記アッパーレールと一体にスライド移動可能に構成され、左右方向外側の面にシートベルトを固定するための固定部が設けられたクッションフレームと、を備えた乗物用シートであって、
    前記アッパーレールは、前記クッションフレームが固着された上壁を有する本体部と、前記本体部の下端から左右方向外側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した外側係合部と、前記本体部の下端から左右方向内側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した内側係合部とを有し、
    前記ロアレールは、前記アッパーレールの下に配置されるベース部と、前記ベース部の左右方向外側の端部から延出し、前記外側係合部を左右方向外側から覆う外側ガイド部と、前記ベース部の左右方向内側の端部から延出し、前記内側係合部を左右方向内側から覆う内側ガイド部とを有し、
    前記外側係合部および前記外側ガイド部の少なくとも一方は、左右方向内側へ倒れており、
    前記本体部の前記上壁の左右方向における中心から前記ロアレールの左右方向外側の端部までの左右方向における距離は、前記本体部の前記上壁の左右方向における中心から前記ロアレールの左右方向内側の端部までの左右方向における距離よりも大きいことを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記クッションフレームは、側壁部と、側壁部の下端から左右方向内側へ延びる第1屈曲部と、側壁部の上端から左右方向内側へ延びる第2屈曲部とを備え、
    前記第1屈曲部は、前記本体部の前記上壁に固着され、
    前記側壁部は、前記上壁の左右方向における中心よりも左右方向外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記アッパーレールと前記ロアレールとの間で転がる第1転動体と、
    前記アッパーレールと前記ロアレールとの間で転がり、前記第1転動体の上方に配置される第2転動体と、を備え、
    前記第1転動体は、前記第2転動体よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記外側ガイド部が、左右方向内側へ倒れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  5. 前記外側係合部が、左右方向内側へ倒れていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  6. 前記内側係合部および前記内側ガイド部の少なくとも一方は、左右方向内側へ倒れていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  7. 前記外側ガイド部は、前記内側ガイド部よりも上下方向に大きいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  8. 前記外側ガイド部は、前記外側係合部の左右方向外側に配置される第1外側壁部と、前記外側係合部の先端と前記本体部の間に配置され、上端が前記第1外側壁部の上端と連結された第2外側壁部とを有し、
    前記内側ガイド部は、前記内側係合部の左右方向外側に配置される第1内側壁部と、前記内側係合部の先端と前記本体部の間に配置され、上端が前記第1内側壁部の上端と連結された第2内側壁部とを有し、
    前記本体部と前記第2外側壁部との間隔は、前記本体部と前記第2内側壁部との間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  9. 前後方向に延び、乗物の床に固定された左右のロアレールと、
    前記ロアレールに係合し、前記ロアレールに対してスライド移動可能な左右のアッパーレールと、
    前記アッパーレールと一体にスライド移動可能に構成され、左右方向外側の面にシートベルトを固定するための固定部が設けられたクッションフレームと、を備えた乗物用シートであって、
    前記アッパーレールは、本体部と、前記本体部の下端から左右方向外側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した外側係合部と、前記本体部の下端から左右方向内側へ延出し、先端が上を向くように屈曲した内側係合部とを有し、
    前記ロアレールは、前記アッパーレールの下に配置されるベース部と、前記ベース部の左右方向外側の端部から延出し、前記外側係合部を左右方向外側から覆う外側ガイド部と、前記ベース部の左右方向内側の端部から延出し、前記内側係合部を左右方向内側から覆う内側ガイド部とを有し、
    前記外側係合部および前記外側ガイド部の少なくとも一方は、左右方向内側へ倒れ
    前記外側係合部と前記外側ガイド部との間には、前記外側係合部と前記外側ガイド部との間で転がる第1転動体および第2転動体が設けられ、
    前記第2転動体は、前記第1転動体の上方であって、かつ、前記第1転動体の全体よりも左右方向内側に配置されていることを特徴とする乗物用シート。
  10. 前記内側係合部と前記内側ガイド部との間には、前記内側係合部と前記内側ガイド部との間で転がる第3転動体および第4転動体が設けられ、
    前記第4転動体は、前記第3転動体の上方に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の乗物用シート。
  11. 前記第4転動体は、前記第3転動体の全体よりも左右方向内側に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の乗物用シート。
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