JP6113570B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、ロアレールと、当該ロアレールに対してスライド移動可能なアッパーレールとを備える乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートには、シートが乗物の床に対して前後に移動可能となるように、スライダ機構を備えたものがある。そして、このスライダ機構として、乗物の床に固定された前後に長い断面視C字状に形成された左右のロアレールと、当該ロアレールに係合し、シートと一体にロアレールに対してスライド移動可能な断面視T字状に形成された左右のアッパーレールとを有しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているスライダ機構では、アッパーレールは、J字状に形成された2枚の板金を固着して形成されている。
特許第3138193号公報
しかしながら、上述した技術では、アッパーレールが複数の部品から構成されていたため、部品点数が多くなってしまっていた。また、アッパーレールの組み立て工程も必要となり、組立時の作業性が悪かった。
そこで、本発明は、ロアレールとアッパーレールを備える乗物用シートにおいて、部品点数を削減するとともに、組立時の作業性が向上する乗物用シートを提供することを目的とする。
また、本発明は、アッパーレールがロアレールに対して傾くのを低減することができる乗物用シートを提供することを目的とする。
そして、本発明は、アッパーレールおよびロアレールの変形を抑制することができる乗物用シートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、前後方向に延び、乗物の床に固定された左右のロアレールと、前記ロアレールに係合し、前記ロアレールに対してスライド移動可能な左右のアッパーレールと、前記アッパーレールと一体にスライド移動可能に構成されたクッションフレームと、を備えた乗物用シートであって、前記アッパーレールは、本体部と、前記本体部の下端から左右方向外側へ延出する外側係合部と、前記本体部の下端から左右方向内側へ延出する内側係合部とを有し、前記ロアレールは、前記アッパーレールの下に配置されるベース部と、前記ベース部の左右方向外側の端部から延出し、前記外側係合部を左右方向外側から覆う外側ガイド部と、前記ベース部の左右方向内側の端部から延出し、前記内側係合部を左右方向内側から覆う内側ガイド部とを有し、前記外側係合部と前記内側係合部は、互いに前後方向にずれた位置に設けられ、各前記アッパーレールにおける前記本体部と前記外側係合部と前記内側係合部とは、1枚の板状部材を成形してなることを特徴とする。
このような構成によれば、本体部、外側係合部および内側係合部が1部品で構成されるので、部品点数を削減することができる。また、本体部、外側係合部および内側係合部を組み立てる工程が必要ないので、組立時の作業性が向上する。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側係合部および前記内側係合部の一方は、少なくとも前後方向に離れた2箇所に設けられており、前記外側係合部および前記内側係合部の他方は、前後方向において、隣り合う前記一方の間に設けられていることが望ましい。
これによれば、アッパーレールとロアレールが3点以上で係合するため、アッパーレールがロアレールに対して傾くのを抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側係合部は、前記内側係合部よりも多く設けられていることが望ましい。
これによれば、外側係合部が多く設けられていることにより、アッパーレールの左右方向外側部分に力が加わったときに、アッパーレールの変形を抑制することができる。
この場合、各前記内側係合部の前後方向の長さは、各前記外側係合部の前後方向の長さよりも長いことが望ましい。
これによれば、内側係合部が少なくても、この内側係合部は長いので、アッパーレールの左右方向内側部分に力が加わったときに、アッパーレールの変形を抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側係合部の前後方向の長さの合計は、前記内側係合部の前後方向の長さの合計よりも長いことが望ましい。
これによれば、外側係合部が広い範囲に設けられているので、アッパーレールの左右方向外側部分の変形を抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記アッパーレールの前端部には、前記外側係合部が設けられていることが望ましい。
例えば、クッションフレームやアッパーレールの左右方向外側の側面にシートベルトが固定されている場合、このシートベルトによって、アッパーレールが左右方向内側かつ前側へ引っ張られる。このような構成によれば、アッパーレールの中で、最も荷重がかかり、内側へ変形しやすい前端部に外側係合部を設けられているので、アッパーレールの変形を抑制することができる。
前記本体部は、前記外側係合部と前記内側係合部の間に上に切り込んだスリットを有していることが望ましい。
これによれば、特に外側係合部と内側係合部が隣接している場合に、外側係合部と内側係合部の根元がねじれにくいので、外側係合部と内側係合部を曲げて形成しやすい。
前記した本体部にスリットが形成された乗物用シートにおいて、前記外側係合部および前記内側係合部は、それぞれ先端が上方を向くように屈曲しており、前記外側係合部の先端および前記内側係合部の先端は、前記スリットの上端よりも上に位置していることが望ましい。
これによれば、外側係合部および内側係合部の先端がスリットの上端よりも下に設けられる場合に比べて、アッパーレールの剛性が高くなるため、アッパーレールの変形を抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記外側係合部と前記内側係合部には、厚み方向に変形させてなる補強部が設けられていることが望ましい。
これによれば、外側係合部と内側係合部の剛性が向上するため、アッパーレールの変形を抑制することができる。
前記した本体部にスリットが形成された乗物用シートにおいて、前記本体部には、前記スリットと前後方向で異なる位置に開口部が設けられていることが望ましい。
これによれば、アッパーレールの軽量化を図ることができる。また、開口部とスリットをずらして配置することで、アッパーレールの変形を抑制することができる。
前記した本体部に開口部が設けられた乗物用シートにおいて、前記クッションフレームは、連結部材によって連結された左右のサイドフレームを含み、前記乗物用シートは、前記サイドフレームを昇降させる高さ調整機構をさらに備え、前記高さ調整機構は、一端が前記本体部に回動可能に連結され、他端が前記サイドフレームに対して回動可能に連結されるリンク部材を有し、前記開口部には、前記リンク部材の軸が嵌っていることが望ましい。
これによれば、本体部に設けた開口部を利用してリンク部材を取り付けることができる。また、上述したように、アッパーレールが変形しにくいので、仮にアッパーレールに大きな荷重がかかっても、その後、高さ調整機構を機能させることができる。
請求項1に記載の構成によれば、本体部、外側係合部および内側係合部が1部品で構成されるので、部品点数を削減することができる。また、本体部、外側係合部および内側係合部を組み立てる工程が必要ないので、組立時の作業性が向上する。
請求項2に記載の構成によれば、アッパーレールとロアレールが3点以上で係合するため、アッパーレールがロアレールに対して傾くのを抑制することができる。
請求項3に記載の構成によれば、外側係合部が多く設けられていることにより、アッパーレールの左右方向外側部分に力が加わったときに、アッパーレールの変形を抑制することができる。
請求項4に記載の構成によれば、内側係合部が少なくても、この内側係合部は長いので、アッパーレールの左右方向内側部分に力が加わったときに、アッパーレールの変形を抑制することができる。
請求項5に記載の構成によれば、外側係合部が広い範囲に設けられているので、アッパーレールの左右方向外側部分の変形を抑制することができる。
請求項6に記載の構成によれば、アッパーレールの中で、最も荷重がかかり、内側へ変形しやすい前端部に外側係合部を設けられているので、アッパーレールの変形を抑制することができる。
請求項7に記載の構成によれば、特に外側係合部と内側係合部が隣接している場合に、外側係合部と内側係合部の根元がねじれにくいので、外側係合部と内側係合部を曲げて形成しやすい。
請求項8に記載の構成によれば、外側係合部および内側係合部の先端がスリットの上端よりも下に設けられる場合に比べて、アッパーレールの剛性が高くなるため、アッパーレールの変形を抑制することができる。
請求項9に記載の構成によれば、外側係合部と内側係合部の剛性が向上するため、アッパーレールの変形を抑制することができる。
請求項10に記載の構成によれば、アッパーレールの軽量化を図ることができる。また、開口部とスリットをずらして配置することで、アッパーレールの変形を抑制することができる。
請求項11に記載の構成によれば、本体部に設けた開口部を利用してリンク部材を取り付けることができる。また、上述したように、アッパーレールが変形しにくいので、仮にアッパーレールに大きな荷重がかかっても、その後、高さ調整機構を機能させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームおよびスライダ機構を示す斜視図である。 左側のロアレールとアッパーレールを示す断面図である。 左側のスライダ機構を示す分解斜視図である。 第1の変形例における左側のロアレールおよびアッパーレールを示す断面図である。 第2の変形例におけるアッパーレールを示す斜視図(a)と、第3の変形例におけるアッパーレールを示す斜視図(b)と、第4の変形例におけるアッパーレールを示す斜視図(c)である。 第3の変形例に係る車両用シートのシートフレームおよびスライダ機構を示す側面図である。 第3の変形例における左側のアッパーレールを示す斜視図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明において、前後、左右および上下は、乗物用シートに座る人を基準とする。また、左右方向内側および外側は、1つの乗物用シートを基準とする。
本発明の乗物用シートの一例としての車両用シートは、図1に示すような乗物の一例としての車体の床に固定されるスライダ機構SLと、スライダ機構SL上に配置されるシートフレームFとを備え、シートフレームFの外側に、ウレタンフォームなどからなるシートクッションを被せることで構成されている。また、車両用シートには、シートベルトSBが取り付けられている。
スライダ機構SLは、左右一対のロアレール100と、左右一対のアッパーレール200とを主に備えている。ロアレール100は、前後方向に延び、図示しないブラケットにより車体の床に固定されている。アッパーレール200は、ロアレール100に係合し、ロアレール100に対して前後にスライド移動可能に構成されている。なお、ロアレール100およびアッパーレール200の詳細な構成については、後述する。
シートフレームFは、着座部を構成するクッションフレームF1と、シートバックフレームF2とを有している。
クッションフレームF1は、略矩形の枠状に形成されたフレームである。クッションフレームF1は、左右のサイドフレーム20がアッパーレール200の上部で構成されており、サイドフレーム20とアッパーレール200が一体になっている。これにより、クッションフレームF1は、アッパーレール200と一体にロアレール100に対して前後にスライド移動可能に構成されている。
そして、クッションフレームF1は、アッパーレール200の前端部同士を連結する連結部材の一例としてのパンフレーム30と、アッパーレール200の後端部同士を連結する連結部材の一例としての円筒状の連結パイプ40とを有している。また、クッションフレームF1は、サイドフレーム20に架け渡されるSバネ50を有している。
パンフレーム30は、板金からなり、左右端部が左右のアッパーレール200の上面に載せられ、アッパーレール200に溶接などによって固定されている。
Sバネ50は、左右方向に延びるバネであり、前後方向で複数回屈曲するように形成されている。そして、Sバネ50は、前後方向に複数並んで設けられており、それぞれの左右の端部がサイドフレーム20に係止されている。このSバネ50は、クッションフレームF1に被せられる図示しないシートクッションを下側から支持するようになっている。
シートバックフレームF2は、略矩形の枠状に形成されたフレームであり、クッションフレームF1の後部に、公知のリクライニング機構RLを介して回動自在に連結されている。これにより、シートバックフレームF2は、クッションフレームF1に対し前後に傾動可能となっている。
次に、スライダ機構SLの詳細な構成について説明する。なお、右側のロアレール100およびアッパーレール200と、左側のロアレール100およびアッパーレール200とは、左右対称に形成されているので、図2および図3では、左側のロアレール100およびアッパーレール200のみを図示し、右側のロアレール100およびアッパーレール200については図示を省略している。
スライダ機構SLは、左右のロアレール100と、左右のアッパーレール200と、図2に示すように、各ロアレール100とアッパーレール200の間に設けられる外側転動体60および内側転動体70とを備えている。
ロアレール100は、板金を屈曲させて形成されている。ロアレール100は、アッパーレール200の下で左右方向に延びるベース部110と、ベース部110の左右方向外側(左側のロアレール100については左側)の端部から延出する外側ガイド部120と、ベース部110の左右方向内側(左側のロアレール100については右側)の端部から延出する内側ガイド部130とを有している。
外側ガイド部120は、後述するアッパーレール200の外側係合部220を囲うように、上に凸となる略U字状に形成されている。この外側ガイド部120は、ベース部110の左右方向外側の端部から上方へ延びる第1外側壁部121と、第1外側壁部121の左右方向内側に配置される第2外側壁部122と、第1外側壁部121の上端と第2外側壁部122の上端を連結する外側連結部123とを有している。
内側ガイド部130は、後述するアッパーレール200の内側係合部230を覆うように、上に凸となる略U字状に形成されている。この内側ガイド部130は、ベース部110の左右方向内側の端部から上方へ延びる第1内側壁部131と、第1内側壁部131の左右方向外側に配置される第2内側壁部132と、第1内側壁部131の上端と第2内側壁部132の上端を連結する内側連結部133とを有している。
アッパーレール200は、前後方向に延びる板状の本体部210と、本体部210の下端から左右方向外側へ突出する外側係合部220と、本体部210の下端から左右方向内側へ延出する内側係合部230とを有している。また、アッパーレール200は、本体部210の上端から左右方向内側へ延出する屈曲部240を有している。
このアッパーレール200の本体部210と、外側係合部220と、内側係合部230と、屈曲部240とは、1枚の板状部材の一例としての板金を成形してなる。
具体的には、前後方向に延びる板状の本体部210の上端から屈曲部240が連続して延びている。そして、本体部210の下端のうち互いに前後にずれた位置から外側係合部220および内側係合部230が連続して延びている。
外側係合部220は、先端が上方を向くように屈曲し、本体部210の下端から左右方向外側へ延びる第1外側延出部221と、第1外側延出部221の左右方向外側の端部からさらに左右方向外側へ向かうとともに上方へ向かうように延びる第2外側延出部222と、第2外側延出部222の上端から上方へ延びる第3外側延出部223と、第3外側延出部223の上端から左右方向内側へ向かうとともに上方へ向かうように延びる第4外側延出部224とを有している。
内側係合部230は、先端が上方を向くように屈曲し、本体部210の下端から左右方向内側へ延びる第1内側延出部231と、第1内側延出部231の左右方向内側の端部からさらに左右方向内側へ向かうとともに上方へ向かうように延びる第2内側延出部232と、第2内側延出部232の上端から上方へ延びる第3内側延出部233と、第3内側延出部233の上端から左右方向外側へ向かうとともに上方へ向かうように延びる第4内側延出部234とを有している。
屈曲部240は、本体部210の前端から後側の外側係合部220の前端より後方まで設けられている。そして、屈曲部240は、後述するスリット211の上に設けられている。
そして、アッパーレール200は、外側係合部220が外側ガイド部120に係合し、内側係合部230が内側ガイド部130に係合するように、ロアレール100に対して組み付けられている。
具体的には、第1外側壁部121は外側係合部220の左右方向外側に配置され、外側係合部220を左右方向外側から覆っている。また、第2外側壁部122は外側係合部220の先端と本体部210の間に配置されている。そして、第1内側壁部131は内側係合部230の左右方向内側に配置され、内側係合部230を左右方向内側から覆っている。また、第2内側壁部132は内側係合部230の先端と本体部210の間に配置されている。
図3に示すように、外側係合部220は、アッパーレール200の前端部と後端部の前後に離れた2箇所に設けられている。そして、内側係合部230は、隣り合う2つの外側係合部220の間に、各外側係合部220に隣接して設けられている。つまり、外側係合部220は、各アッパーレール200において、内側係合部230よりも多く設けられている。
また、各外側係合部220と各内側係合部230は、前後方向の長さが略等しくなっている。これにより、外側係合部220の前後方向の長さの合計が、内側係合部230の前後方向の長さよりも長くなっている。
そして、各外側係合部220の前後方向における両端部には、厚み方向に変形させてなる補強部220Aが設けられている。また、各内側係合部230の前後方向における両端部にも、厚み方向に変形させてなる補強部230Aが設けられている。
各補強部220A,230Aは、例えば、下側に凸となるように形成されたビードであり、外側係合部220や内側係合部230の根元から先端に向けて延びている。この補強部220A,230Aは、本体部210にかからないように設けられており、成形の際、所定の位置で板金を折り曲げて外側係合部220や内側係合部230を形成しやすくなっている。
本体部210は、外側係合部220と内側係合部230の間に上に切り込んだスリット211を有している。このように、スリット211を設けることで、特に本実施形態のように、外側係合部220と内側係合部230が隣接している場合に、成形の際、外側係合部220と内側係合部230の根元がねじれにくいので、外側係合部220と内側係合部230を曲げて形成しやすくなっている。
そして、外側係合部220の先端および内側係合部230の先端は、スリット211の上端よりも上に位置している。
また、本体部210には、シートベルトSBが固定される固定部212と、Sバネ50が係止される係止部213と、連結パイプ40やリクライニング機構RLが取り付けられる取付部214とが設けられている。
固定部212は、本体部210の後部に設けられた左右方向に貫通する開口部である。そして、シートベルトSBのシートベルトアンカーSB1に挿通されたボルトBがこの固定部212に挿通されることにより、シートベルトアンカーSB1がアッパーレール200の左右方向外側の面に固定されるようになっている(図2参照)。
この固定部212は、スリット211と前後方向で異なる位置に設けられている。これにより、スリット211と前後方向で同じ位置に固定部を設ける場合に比べて、アッパーレール200の剛性を確保することが可能となっている。
取付部214は、本体部210の後端部に設けられ、連結パイプ40が挿通される開口部やリクライニング機構RLが取り付けられる開口部を有している。この取付部214も、スリット211と前後方向で異なる位置に設けられている。
外側転動体60は、各外側係合部220に対して設けられている。各外側転動体60は、第1ボール61および2つの第2ボール62を有している。そして、第1ボール61および第2ボール62は、リテーナー81に互いに間隔をあけた状態で保持されている。
内側転動体70は、内側係合部230に対して設けられている。内側転動体70は、第3ボール71および2つの第4ボール72を有している。そして、第3ボール71および第4ボール72は、リテーナー82に互いに間隔をあけた状態で保持されている。
図2に示すように、第1ボール61と第2ボール62は、外側ガイド部120と外側係合部220の間で転がるボールである。なお、図2においては、図を見やすくするため、リテーナー81,82を省略している。
第1ボール61は、外側ガイド部120の下部に配置されている。この第1ボール61は、ロアレール100のベース部110と第1外側壁部121の隅と、アッパーレール200の第2外側延出部222とに挟まれており、この間で転がるようになっている。
第2ボール62は、第1ボール61よりも小さいボールである。2つの第2ボール62は、第1ボール61の上で、前後に離れて配置されている。各第2ボール62は、ロアレール100の第1外側壁部121と外側連結部123の隅と、アッパーレール200の第4外側延出部224とに挟まれており、この間で転がるようになっている。
第3ボール71と第4ボール72は、内側ガイド部130と内側係合部230の間で転がるボールである。
第3ボール71は、内側ガイド部130の下部に配置されている。この第3ボール71は、ロアレール100のベース部110と第1内側壁部131の隅と、アッパーレール200の第2内側延出部232とに挟まれており、この間で転がるようになっている。
第4ボール72は、第3ボール71よりも小さいボールである。2つの第4ボール72は、第3ボール71の上で、前後に離れて配置されている。各第4ボール72は、ロアレール100の第1内側壁部131と内側連結部133の隅と、アッパーレール200の第4内側延出部234とに挟まれており、この間で転がるようになっている。
以上のように構成された車両用シートの作用および効果について説明する。
アッパーレール200の本体部210と、外側係合部220と、内側係合部230と、屈曲部240とが1部品で構成されているので、車両用シートの部品点数を削減することができる。また、車両用シートを製造する際、本体部210、外側係合部220および内側係合部230を組み立てる工程がないため、組立時の作業性が向上する。
そして、車体に取り付けられた車両用シートにおいては、車両用シートに設けられた図示しないレバーを操作し、着座部(クッションフレームF1)を前後に移動させることで、アッパーレール200がロアレール100に対してスライド移動する。
アッパーレール200がロアレール100に対してスライド移動するときには、アッパーレール200の外側係合部220が、ロアレール100の第1外側壁部121と第2外側壁部122の間を前後に移動し、アッパーレール200の内側係合部230がロアレール100の第1内側壁部131と第2内側壁部132の間を前後に移動する。このとき、ロアレール100とアッパーレール200の間には、この間で転がる外側転動体60および内側転動体70が設けられているので、アッパーレール200はロアレール100に対して滑らかにスライドすることができる。
また、アッパーレール200は、アッパーレール200の前後端に設けられる2つの外側係合部220とその間に設けられる内側係合部230の3点において、外側転動体60および内側転動体70を介してロアレール100に係合しているため、アッパーレール200がロアレール100に対して傾くのを低減することができる。
そして、アッパーレール200には、左右方向外側の面にシートベルトSBが固定されているので、車両の衝突時など、アッパーレール200が、シートベルトSBによって左右方向内側へ引っ張られることがある。このとき、アッパーレール200の本体部210より左右方向外側に設けられている外側係合部220が上方かつ左右方向内側へ引っ張られ、これに係合するロアレール100の外側ガイド部120との間に大きな荷重がかかる。
本実施形態では、アッパーレール200の外側係合部220を内側係合部230よりも多く設けたので、アッパーレール200の左右方向外側部分に力が加わっても、アッパーレール200が変形しにくい。
また、外側係合部220の前後方向の長さの合計は、内側係合部230の長さの合計よりも長いため、前後方向においてより広範囲に設けられた外側係合部220により、アッパーレール200の左右方向外側部分に力が加わっても、アッパーレール200が変形しにくい。
そして、本実施形態のように、シートベルトSBが固定される固定部212がアッパーレール200の後部に設けられている場合、シートベルトSBによって、アッパーレール200が前側へも引っ張られ、アッパーレール200のうち、特に、前端部の左右方向外側部分に大きな荷重がかかるが、アッパーレール200の前端部に外側係合部220を設けたので、アッパーレール200の変形を抑制することができる。
また、外側係合部220の先端や内側係合部230の先端は、本体部210に設けられたスリット211の上端よりも上に位置しているため、外側係合部220および内側係合部230の先端がスリット211の上端よりも下に位置している場合に比べて、アッパーレール200が変形するのを抑制することができる。
そして、本体部210の上端部に屈曲部240を設けたので、本体部210が変形しにくい。特に、本実施形態では、スリット211の上に屈曲部240が設けられているので、スリット211が設けられている部分で本体部210が変形するのを抑制することができる。
そして、アッパーレール200には、シートベルトSBを固定するための固定部212や、連結パイプ40等が取り付けられる取付部214に開口部を設けたので、アッパーレール200の軽量化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、以下の説明において、前記実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明は省略する。また、以下の変形例においても、前記実施形態と同様に、左側のアッパーレールおよびロアレールのみを図示し、右側のアッパーレールおよびロアレールの図示は省略する。
前記実施形態では、ロアレール100とアッパーレール200の間で転がるボールからなる外側転動体60と内側転動体70とが設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、ロアレール100とアッパーレール200の間にはローラ組立体90が設けられていてもよい。
具体的には、ローラ組立体90は、ローラ91と、ローラ91を軸支する支持部材92とを備えている。そして、支持部材92は、アッパーレール200の下部に固定されており、ローラ91は、この支持部材92とロアレール100のベース部110との間で転がるようになっている。
このように構成されたスライダ機構SLであっても、アッパーレール200がロアレール100に対して滑らかにスライドすることができる。
前記実施形態では、アッパーレール200の前端部および後端部に設けられた外側係合部220の間の位置に、内側係合部230が1つ設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5(a)に示すように、アッパーレール200は、本体部210の前端部および後端部に設けられる外側係合部250の間の位置に、前後に離れて配置される2つの内側係合部260を有していてもよい。
このように、外側係合部250の数と内側係合部260の数を同じにすることで、アッパーレール200がロアレール100に対して傾くのを低減することができる。
前記実施形態では、外側係合部220の前後方向の長さと内側係合部230の前後方向の長さが略同じに形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5(b)に示すように、アッパーレール200に設けられた外側係合部250の前後方向の長さと内側係合部270の前後方向の長さは、異なっていてもよい。
具体的には、アッパーレール200において、外側係合部250は、本体部210の前端部および後端部に設けられている。内側係合部270は、隣り合う2つの外側係合部250の間の位置に1つ設けられている。そして、内側係合部270の前後方向の長さは、各外側係合部250の前後方向の長さよりも長くなっている。
これによれば、内側係合部270が少なくても、この内側係合部270は長いので、アッパーレール200の左右方向内側部分に力が加わったときに、アッパーレール200が変形するのを抑制することができる。また、内側係合部270が外側係合部250より数が少ない場合、アッパーレール200が左右方向内側へ傾いてしまうおそれがあるが、このように内側係合部270を長くすることで、アッパーレール200が傾いてしまうのを抑制することができる。
前記実施形態では、外側係合部220と内側係合部230は、隣接して設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5(c)に示すように、隣り合う2つの外側係合部250の間に設けられる内側係合部280は、各外側係合部250から前後方向に離れて設けられていてもよい。
このように外側係合部250と内側係合部280を前後に離して配置することにより、前記実施形態のように本体部210の外側係合部250と内側係合部280の間の部分にスリットを設けなくても、成形の際に、外側係合部250と内側係合部280の間がねじれることがなく、外側係合部250と内側係合部280を曲げて形成しやすい。
前記実施形態では、アッパーレール200の上部がクッションフレームF1のサイドフレーム20を構成していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、クッションフレームF1とアッパーレール300は、別個に設けられていてもよい。
具体的に、クッションフレームF1は、着座部の左右のフレームを構成する一対のサイドフレームF11(一方のみ図示)を備え、一対のサイドフレームF11とアッパーレール300は、前後に離れて配置されるフロントリンク510およびリアリンク520によって連結されている。
フロントリンク510およびリアリンク520は、サイドフレームF11を昇降させる高さ調整機構の一例であるリンク機構500を構成するリンク部材であり、それぞれ、一端がアッパーレール300に回動可能に連結され、他端がサイドフレームF11に回動可能に連結されている。そして、フロントリンク510とリアリンク520は、サイドフレームF11に取り付けられた操作部400を操作することで回動し、サイドフレームF11をアッパーレール300に対して昇降させることが可能となっている。
図7に示すように、アッパーレール300は、1枚の板金を成形してなり、本体部310と、本体部310の下端から左右方向外側へ延出する外側係合部320と、本体部310の下端から左右方向内側へ延出する内側係合部330と、を有している。
外側係合部320と内側係合部330は、前記実施形態と同様な形状を有しており、前後に離れて配置された外側係合部320の間の位置に内側係合部330が各外側係合部320に隣接して配置されている。そして、本体部310の外側係合部320と内側係合部330との間には、スリット311が設けられている。
また、本体部310には、スリット311と前後方向で異なる位置に開口部の一例としての孔312が前後方向における2箇所に設けられている。そして、各孔312には、フロントリンク510の第1軸511やリアリンク520の第2軸521が嵌っている(図6参照)。
これによれば、本体部310に孔312を設けることで、本体部310の軽量化を図るとともに、孔312を利用してリンク機構500を設けることができる、また、本体部310が変形しにくいので、仮にアッパーレール300に大きな荷重がかかっても、その後、リンク機構500を機能させることができる。
前記実施形態では、アッパーレール200には、シートベルトSBを固定するための固定部212が設けられており、一例として、左側のアッパーレール200の固定部212に、シートベルトSBのシートベルトアンカーSB1が固定される構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、右側のアッパーレール200の固定部212には、シートベルトSBのタングを係留するためのバックルが固定されていてもよい。
30 パンフレーム
40 連結パイプ
100 ロアレール
110 ベース部
120 外側ガイド部
130 内側ガイド部
200 アッパーレール
210 本体部
211 スリット
220 外側係合部
220A 補強部
230 内側係合部
230A 補強部
300 アッパーレール
310 本体部
311 スリット
312 孔
320 外側係合部
330 内側係合部
500 リンク機構
510 フロントリンク
520 リアリンク
F1 クッションフレーム
F11 サイドフレーム

Claims (11)

  1. 前後方向に延び、乗物の床に固定された左右のロアレールと、
    前記ロアレールに係合し、前記ロアレールに対してスライド移動可能な左右のアッパーレールと、
    前記アッパーレールと一体にスライド移動可能に構成されたクッションフレームと、を備えた乗物用シートであって、
    前記アッパーレールは、本体部と、前記本体部の下端から左右方向外側へ延出する外側係合部と、前記本体部の下端から左右方向内側へ延出する内側係合部とを有し、
    前記ロアレールは、前記アッパーレールの下に配置されるベース部と、前記ベース部の左右方向外側の端部から延出し、前記外側係合部を左右方向外側から覆う外側ガイド部と、前記ベース部の左右方向内側の端部から延出し、前記内側係合部を左右方向内側から覆う内側ガイド部とを有し、
    前記外側係合部と前記内側係合部は、互いに前後方向にずれた位置に設けられ、
    各前記アッパーレールにおける前記本体部と前記外側係合部と前記内側係合部とは、1枚の板状部材を成形してなることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記外側係合部および前記内側係合部の一方は、少なくとも前後方向に離れた2箇所に設けられており、
    前記外側係合部および前記内側係合部の他方は、前後方向において、隣り合う前記一方の間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記外側係合部は、前記内側係合部よりも多く設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 各前記内側係合部の前後方向の長さは、各前記外側係合部の前後方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記外側係合部の前後方向の長さの合計は、前記内側係合部の前後方向の長さの合計よりも長いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  6. 前記アッパーレールの前端部には、前記外側係合部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  7. 前記本体部は、前記外側係合部と前記内側係合部の間に上に切り込んだスリットを有していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  8. 前記外側係合部および前記内側係合部は、それぞれ先端が上方を向くように屈曲しており、
    前記外側係合部の先端および前記内側係合部の先端は、前記スリットの上端よりも上に位置していることを特徴とする請求項7に記載の乗物用シート。
  9. 前記外側係合部と前記内側係合部には、厚み方向に変形させてなる補強部が設けられていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の乗物用シート。
  10. 前記本体部には、前記スリットと前後方向で異なる位置に開口部が設けられていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  11. 前記クッションフレームは、連結部材によって連結された左右のサイドフレームを含み、
    前記サイドフレームを昇降させる高さ調整機構をさらに備え、
    前記高さ調整機構は、一端が前記本体部に回動可能に連結され、他端が前記サイドフレームに対して回動可能に連結されるリンク部材を有し、
    前記開口部には、前記リンク部材の軸が嵌っていることを特徴とする請求項10に記載の乗物用シート。
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