JP2012032488A - 現像装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の攪拌を促進し、充分に帯電されたトナーを現像ローラに供給できる現像装置を提供する。
【解決手段】現像装置2は、現像ローラ114表面の残留現像剤を現像ローラ114から第1搬送部材112の方向に搬送する流し部材128、を備えており、流し部材128は、残留現像剤を、第1搬送路P内の仕切り壁117と第1搬送部材112の回転軸との間に案内する第1斜面128bと、第1斜面128bの傾斜角より小さい傾斜角を有し、残留現像剤を第1搬送路Pに案内する第2斜面128cと、を備え、第2斜面128cは、残留現像剤の案内方向の先端部が、第2側壁と第1搬送部材112の回転軸との間に達し、かつ、面積が前記先端部に向かって漸次狭くなるように設けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、現像装置、及び画像形成装置に関し、特に、残留現像剤を搬送路へ回収する現像装置、及び画像形成装置に関する。
静電電子写真方式を利用した画像形成装置は、一般に帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電、及び定着の各工程を経て画像を形成する。例えば、帯電工程では、帯電装置によって回転駆動される感光体の表面を均一に帯電し、露光工程では、露光装置によって帯電した感光体表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。続いて、現像工程では、現像装置によって感光体上の静電潜像を現像剤にて現像して感光体表面上にトナー像を形成する。そして、転写工程では、転写装置によって感光体上のトナー像を記録材上に転写し、その後、定着工程では、定着装置によって記録材を加熱・圧着することで、トナー像を記録材上に固定する。また、クリーニング工程では、感光体表面に残った転写残留トナーをクリーニング装置により除去して所定の回収部に回収する。そして、除電工程では、除電装置によってクリーニング後の感光体表面から残留電荷を除去して、次の画像形成に備える。
上記現像工程にて、感光体上の静電潜像を現像する現像剤としては、トナーのみからなる一成分現像剤や、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤が一般に用いられる。
一成分現像剤は、キャリアを用いないため、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構などを必要としない。よって、現像装置がシンプルになるといった利点を有する。しかし、トナーの帯電量が安定しにくい等の欠点がある。
他方、二成分現像剤は、トナーとキャリアとを均一に混合するための攪拌機構などを必要とする。よって、現像装置が複雑になるといった欠点を有する。しかし、トナーの帯電量の安定性に優れることから、高速画像形成装置やカラー画像形成装置で好適に使用されている。このような二成分現像剤を用いる画像形成装置では、高速化及び小型化が要求されており、現像剤の帯電を迅速且つ充分に行い、現像剤の搬送も迅速に行う必要がある。
そこで、特許文献1に示される画像形成装置では、現像剤の帯電を迅速且つ充分に行い搬送も迅速に行うために、循環方式の現像装置を採用している。
循環方式の現像装置は、特許文献1に示されるように、現像槽(現像容器、現像剤収容部)内で現像剤が循環搬送される経路である現像剤搬送路と、現像剤搬送路にて現像剤を攪拌しながら搬送する現像剤搬送部材と、を有する。なお、特許文献1では、現像剤搬送部材は、送り捻り形状の翼体とメッシュ状のスクリーン部材とを有するスクリューである。
特開平10−63081号公報(公開日:1998年3月6日) 特開平4−9978号公報(公開日:1997年7月22日) 特開平3−168779号公報(公開日:1998年1月14日)
循環方式の現像装置では、現像槽内の現像剤のトナー濃度が所定値を下回った場合、トナーホッパから現像剤搬送路へトナーが補給される。しかし、特許文献1に記載のような従来の循環方式の現像装置ではトナーホッパから現像剤搬送路に補給されたトナーが、現像剤搬送路に従前から存在する現像剤と十分にまざらないまま、塊となって搬送、循環されることがあった。すなわち、キャリアから分離した状態でトナーか搬送、循環され、その結果、充分に帯電されていないトナー(低帯電のトナー)が現像剤担持部材(現像ローラ)に供給されてしまっていた。
このように、充分に帯電されていないトナーが現像剤担持部材に供給されると、現像剤担持部材からトナーが飛散するという問題が生じやすくなり、画像形成装置内部や形成された画像を汚してしまう。また、充分に帯電されていないトナーが現像剤担持部材に供給されると、感光体上の静電潜像へのトナーの吸引力が低下するため、現像される画像にカブリが生じやすくなるという問題も起きる。
また、高濃度原稿を連続印字すると、現像剤担持部材の表面のトナー消費が多くなり、現像剤担持部材の残留現像剤が現像剤担持部材直下に回収されると、現像剤の攪拌が追いつかず、画像かすれが発生する。ここで、特許文献2や3に開示のように、流し板等により、回収する残留現像剤を、現像剤担持部材直下ではなく、搬送部材の方向へ落下させる場合もあるが、流し板の傾斜方向に沿って落下するため、補給トナーとの混錬性がよくない。また、特許文献2や3では、残留現像剤の落下位置は検討されていない。よって、特許文献2や3に開示されている現像装置でも、現像剤は攪拌不足で循環し、トナー飛散やそれによる画像カブリ等の画像不良が発生する。
本発明は上記問題に鑑みなされ、電子写真方式の画像形成装置に備えられる現像装置において、現像剤の攪拌を促進し、充分に帯電されたトナーを現像ローラに供給できるようにすることで、トナー飛散や画像カブリの問題を低減させることを目的とする。
本発明の現像装置は、上記課題を解決するために、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像剤収容部と、当該現像剤収容部内に設けられた現像ローラから近い側の第1側壁と現像ローラから遠い側の第2側壁とを有する搬送路と、当該搬送路内に設けられ、回転軸周りに回転して前記現像剤を撹拌しながら搬送する搬送部材と、前記現像剤収容部の上壁に設けられ、前記搬送路にトナーを補給する補給口と、前記搬送部材にて搬送された前記現像剤を、表面に保持しながら回転し、像担持体と対向する現像領域にて当該像担持体に供給する現像ローラと、前記現像領域よりも前記現像ローラの回転方向下流に配置され、前記現像ローラ表面の残留現像剤を前記現像ローラから搬送部材の方向に搬送する現像剤回収案内部材と、を備えた現像装置において、現像剤回収案内部材は、前記残留現像剤を、前記搬送路内の前記第1側壁と前記搬送部材の回転軸との間に案内する第1斜面と、前記第1斜面の傾斜角より小さい傾斜角を有し、前記残留現像剤を前記搬送路に案内する第2斜面と、を備え、前記第2斜面は、前記残留現像剤の案内方向の先端部が、前記第2側壁と前記搬送部材の回転軸との間に達し、かつ、面積が前記先端部に向かって漸次狭くなるように設けられていることを特徴としている。
上記構成によると、現像ローラ表面の残留現像剤は、第1斜面及び第2斜面にて、搬送路に案内される。ここで、第1斜面は、残留現像剤を、搬送路内の前記第1側壁と前記搬送部材の回転軸との間に案内する。
第2斜面は、面積が先端部に向かって漸次狭くなるように設けられている。そのため、第2斜面にて搬送される残留現像剤は、ほとんど先端部にたどりつかず第2斜面の脇からこぼれ落ちる。この脇からこぼれ落ちる残留現像剤は、第2斜面の傾斜方向から捻られて、搬送路に案内されることになる。
そして、第2斜面は、前記第1斜面の傾斜角より小さい傾斜角を有しており、残留現像剤の案内方向に漸次狭くなる先端部が、第2側壁と搬送部材の回転軸との間に達している。
よって、第2斜面にて搬送される残留現像剤は、第1側壁から第2側壁への方向の断面において、搬送部材をまたいで落下する。つまり、残留現像剤が第2斜面を伝って落下すると、搬送部材をまたぐ鉤型のカーテンが形成される。
以上のような第1斜面及び第2斜面にて案内される残留現像剤にて、搬送路内の補給トナーを押さえ込みながら、現像剤へ混入させることができる。このように、トナーの現像剤への混入を促進することができる。第2斜面にて案内される残留現像剤は、上記したように捻られて搬送路に案内されるため、より、トナーの現像剤への混入の効果を上げることができる。
本発明の現像装置は、以上のように、トナーの現像剤への混入を促進することができ、現像剤の攪拌を促進し、充分に帯電されたトナーを現像ローラに供給できる。よって、トナー飛散や画像カブリの問題を低減させることができる。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記第2斜面は、前記搬送部材による現像剤搬送方向の上流側の面積が、前記先端部に向かって漸次狭くなるように設けられていてもよい。
上記構成によると、第2斜面は、搬送部材による現像剤搬送方向の上流側の面積が、先端部に向かって漸次狭くなっているため、現像剤に上記捻りを効果的に与えることができる。なお、第2斜面は、搬送部材による現像剤搬送方向の下流側の面積が、先端部に向かって漸次狭くなっていてもよい。しかし、搬送部材による現像剤搬送方向の上流側の面積が、先端部に向かって漸次狭くなっていると、残留現像剤が、搬送部材による現像剤の搬送方向に対向するよう落下するため、補給トナー等の浮遊トナーが現像剤に混入されやすくなる、という効果がある。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記第1斜面の前記残留現像剤の案内方向の先端部は、前記第1側壁の鉛直上方で、当該第1側壁の長手方向に沿って設けられていてもよい。
上記構成によると、第1斜面の残留現像剤の案内方向の先端部が、第1側壁の鉛直上方で、当該第1側壁の長手方向に沿って設けられていることで、第1斜面にて案内される現像剤により、搬送路の浮遊トナーを、搬送路の現像剤中に効果的に混入させることができる。それと共に、搬送路の外部へのトナー飛散を抑止することができる。
例えば、上記搬送路に設けられた上記搬送部材が第1搬送路に設けられた第1搬送部材であり、これとは別に、仕切り壁として上記第1側壁を挟んで、第2搬送部材が設けられた第2搬送路が設けられている現像装置である場合を考える。この場合には、第2搬送路にトナーが飛散しないようにすることができる。つまり、第1搬送路でのトナーの現像剤への混入を促進させ、かつ、第2搬送路や外部へのトナー飛散を抑制することができる。
また、本発明の現像装置は、上記構成に加え、前記第2斜面を搬送された前記残留現像剤を、前記搬送路に案内する第3斜面を備え、第3斜面は、前記第2斜面から前記残留現像剤を受け取る始端部が、前記第2斜面の前記搬送部材による現像剤搬送方向の上流側の辺と同一に設けられており、前記残留現像剤を落下させる終端部が、前記搬送部材の鉛直上方に設けられており、かつ、当該終端部が、前記搬送部材の回転軸に対して所定の角度を有して設けられていてもよい。
上記構成によると、残留現像剤を第3斜面を伝って落下させることで、第2斜面を搬送される残留現像剤を、拡散させずに搬送路に案内することができる。よって、トナーの現像剤への混入の効果をより上げることができる。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記第3斜面は、その始端部から終端部に向かって、前記搬送部材による現像剤搬送方向の上流側に傾斜していてもよい。
上記構成によると、前記第3斜面は、始端部から終端部に向かって、搬送部材による現像剤搬送方向の上流側に傾斜していることで、第3斜面を伝って落下する残留現像剤による現像剤中へのトナーの混入の強度を上げる効果がある。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記搬送部材は、軸状部材と当該軸状部材に巻きつけられた螺旋状の翼体とを備え、前記第3斜面の終端部と前記搬送部材の回転軸との成す角度は、前記翼体の前記軸状部材に対する捻れ角と同じに設けられていてもよい。
上記構成によると、前記第3斜面の終端部と前記搬送部材の回転軸との成す角度は、前記翼体の前記軸状部材に対する捻れ角と同じに設けられていることで、第3斜面を伝って落下する残留現像剤にて、浮遊トナーを効率よく現像剤へ混入させ、効率よく攪拌することができる。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記第1斜面は、前記現像ローラの外接面として設けられていてもよい。
上記構成によると、第1斜面が現像ローラと外接していることで、現像ローラ表面の残留現像剤が、第1斜面に移行する(回収される)際に、搬送力(スピード)の変動が抑えられる。よって、第1斜面、第2斜面に対し、残留現像剤をムラ無く搬送させる効果がある。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記現像ローラは、回転可能な円筒状の現像スリーブ、及び当該現像スリーブ内部に設けられ、複数の磁極が交互に固定軸の周りに固定されたマグネットローラを備え、前記現像剤回収案内部材における前記残留現像剤の前記現像ローラからの回収部は、マグネットローラにおける前記磁極が設けられていない領域に対応する位置、かつ、現像ローラの回転軸を中心とした前記磁極が設けられていない領域を挟む両磁極の成す角度の中間点よりも、前記現像スリーブ回転方向上流側の位置にて、前記現像ローラと対向配置されていてもよい。
上記構成によると、現像剤回収案内部材における残留現像剤の回収部が、上記位置にて現像ローラと対向配置されているため、前記現像ローラ表面の残留現像剤が、現像剤回収案内部材に移行する(回収される)際に搬送力(スピード)の変動が抑えられると共に、現像剤に対するストレスを抑制する効果がある。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記現像剤回収案内部材における前記残留現像剤の前記現像ローラからの回収部は、前記第1斜面の頂上部と同一に設けられており、前記第2斜面の頂上部は、前記第1斜面の頂上部よりも、第1斜面による残留現像剤搬送方向下流に設けられていてもよい。
現像ローラ表面の残留現像剤が、現像剤回収案内部材に移行する際、勾配が異なる夫々の斜面が現像ローラ表面に対向していると、移行時のスピード差が異なり、不均一な密度の現像剤による現像スリーブへの摺擦が発生してしまう。しかし、本発明の上記構成によると、現像ローラからの残留現像剤は、現像剤回収案内部材における回収部(=前記第1斜面の頂上部)だけで回収されるので、上記不具合を無くすことができ、現像ローラに不均一な履歴を残存させることがない。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記第2斜面は、前記搬送部材による現像剤搬送方向に間隔を開けて複数設けられてもよい。
上記構成によると、第2斜面は、前記搬送部材による現像剤搬送方向に間隔を開けて複数設けられていることで、第2斜面が設けられた複数の箇所にてトナーの現像剤への混入が促進されるので、より現像剤の攪拌が促進され、充分に帯電されたトナーを現像ローラの供給をより効果的に行える。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記現像剤回収案内部材は、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により形成されていてもよい。
上記構成によると、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により形成とすることで、簡単な構成で且つ、現像剤回収案内部材と現像剤の摩擦帯電による搬送力の変動を長期抑制する効果がある。なお、現像剤回収案内部材は、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により一体成型されていてもよいし、その表面が、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により処理されていてもよい。
また、本発明の現像装置では、上記構成に加え、前記現像剤回収案内部材は、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により形成されていてもよい。
上記構成によると、現像剤回収案内部材が、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により形成されていることで、現像剤回収案内部材表面に露出した硬質の珪素化合物により現像剤との磨耗を抑えると共に、長期に渡り、上記した本発明の現像装置の効果を維持する効果がある。なお、現像剤回収案内部材は、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により一体成型されていてもよいし、その表面が、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により処理されていてもよい。
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、表面に静電潜像が形成される像担持体と、当該像担持体表面を帯電させる帯電装置と、当該像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、当該像担持体表面の前記トナー像を記録材に転写する転写装置と、前記記録材に転写されたトナー像を前記記録材に定着させる定着装置と、を備えた画像形成装置において、前記現像装置は、前記何れかに記載の現像装置であることを特徴としている。
上記構成によると、本発明に係る画像形成装置は、現像剤の攪拌を促進し、充分に帯電されたトナーを現像ローラに供給できる本発明の現像装置を備えているため、トナー飛散や画像カブリの問題を低減させることができ、長期間に安定した高画質の画像を形成することができる。
本発明の現像装置では、以上のように、現像剤回収案内部材は、前記残留現像剤を、前記搬送路内の前記第1側壁と前記搬送部材の回転軸との間に案内する第1斜面と、前記第1斜面の傾斜角より小さい傾斜角を有し、前記残留現像剤を前記搬送路に案内する第2斜面と、を備え、前記第2斜面は、前記残留現像剤の案内方向の先端部が、前記第2側壁と前記搬送部材の回転軸との間に達し、かつ、面積が前記先端部に向かって漸次狭くなるように設けられている。
上記構成によると、現像ローラ表面の残留現像剤は、第1斜面及び第2斜面にて、搬送路に案内される。ここで、第1斜面は、残留現像剤を、搬送路内の前記第1側壁と前記搬送部材の回転軸との間に案内する。
第2斜面は、面積が先端部に向かって漸次狭くなるように設けられている。そのため、第2斜面にて搬送される残留現像剤は、ほとんど先端部にたどりつかず第2斜面の脇からこぼれ落ちる。この脇からこぼれ落ちる残留現像剤は、第2斜面の傾斜方向から捻られて、搬送路に案内されることになる。
そして、第2斜面は、前記第1斜面の傾斜角より小さい傾斜角を有しており、残留現像剤の案内方向に漸次狭くなる先端部が、第2側壁と搬送部材の回転軸との間に達している。
よって、第2斜面にて搬送される残留現像剤は、第1側壁から第2側壁への方向の断面において、搬送部材をまたいで落下する。つまり、残留現像剤が第2斜面を伝って落下すると、搬送部材をまたぐ鉤型のカーテンが形成される。
以上のような第1斜面及び第2斜面にて案内される残留現像剤にて、搬送路内の補給トナーを押さえ込みながら、現像剤へ混入させることができる。このように、トナーの現像剤への混入を促進することができる。第2斜面にて案内される残留現像剤は、上記したように捻られて搬送路に案内されるため、より、トナーの現像剤への混入の効果を上げることができる。
本発明の現像装置は、以上のように、トナーの現像剤への混入を促進することができ、現像剤の攪拌を促進し、充分に帯電されたトナーを現像ローラに供給できる。よって、トナー飛散や画像カブリの問題を低減させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置が備える現像装置の構成を示す断面図である。 上記画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 上記画像形成装置が備えるトナー補給装置の概略構成を示す断面図である。 図3に示すトナー補給装置のC−C矢視断面図である。 図1に示す現像装置のA−A断面矢視図である。 図1に示す現像装置のB−B断面矢視図である。 図1に示す現像装置の備える流し部材付近の断面の拡大図である。 図1に示す現像装置の備える流し部材付近の斜視図である。 (a)は、図1の現像装置の第1搬送路及び第2搬送路における現像剤の流れを示す平面図、(b)は、回収現像剤の流れを示す拡大平面図である。
<画像形成装置>
まず、本実施形態に係る現像装置が用いられた画像形成装置の全体構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示す断面図である。画像形成装置100は、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成するものである。
以下の実施形態では、本発明に係る画像形成装置を、外部から伝達された画像データに応じて記録用紙または記録用フィルム等の記録材に対して、多色または単色の画像を形成するカラータンデム方式の画像形成装置100に適用する場合について説明する。ただし、本発明の適用対象はこれに限るものではなく、現像装置として後述する本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置であれば適用することができる。
画像形成装置100は、図2に示すように、露光ユニット(露光装置)1、4つの画像形成ステーション(画像形成部)31A〜31D、中間転写ベルトユニット(転写装置)8、転写部32、定着ユニット(定着装置)12、内部給紙トレイ10、手差し給紙トレイ20、シート搬送路S、及び排紙トレイ15を備えている。また、画像形成装置100の上方にスキャナ等を備えてもよい。なお、画像形成装置100に備えられる各部材の動作は、図示しないCPU等からなる主制御部によって制御される。
画像形成装置100は、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の色成分毎の画像データを取り扱い、黒画像、シアン画像、マゼンタ画像、イエロー画像を形成し、各々の色成分の画像を重畳することでカラー画像を形成する。
従って、画像形成装置100は、図2に示すように、各色成分の画像を形成するように、現像装置2(2A,2B,2C,2D)、感光体(像担持体)3(3A,3B,3C,3D)、帯電器(帯電装置)5(5A,5B,5C,5D)、クリーナユニット4(4A,4B,4C,4D)がそれぞれ4つずつ設けられている。言い換えると、現像装置2と感光体3と帯電器5とクリーナユニット4とを1つずつ含む画像形成ステーション31(31A〜31D)が、CMYKの色成分毎に設けられている。これら4つの画像形成ステーション31A〜31Dによって形成された4色のトナー画像が中間転写ベルト7上で重ね合わされる。
なお、上記A〜Dの符号は、Aが黒画像形成用の部材、Bがシアン画像形成用の部材、Cがマゼンタ画像形成用の部材、Dがイエロー画像形成用の部材であることを示したものである。本実施形態では、黒画像形成用の部材、シアン画像形成用の部材、マゼンタ画像形成用の部材、イエロー画像形成用の部材において、同じ機能を有する部材には、簡略して部材番号にA〜Dを沿えずに説明する。
画像形成ステーション31では、トナー画像担持体である回転可能に備えられた感光体3の周囲に、帯電器5、現像装置2、及びクリーナユニット4が感光体3の回転方向に沿ってこの順で配置されている。
帯電器5は、感光体3の表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。帯電器5としては、図2に示す接触ローラ型の帯電器の他、接触ブラシ型の帯電器、或いは非接触チャージャー型の帯電器などを使用してもよい。
現像装置2(2A,2B,2C,2D)は、感光体3表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する現像処理を行う。現像装置2(2A,2B,2C,2D)は、トナー移送機構102(102A,102B,102C,102D)、トナー補給装置22(22A,22B,22C,22D)、現像槽(現像剤収容部)111(111A,111B,111C,111D)を備えている。
トナー補給装置22は、現像槽111よりも上方に配され、未使用トナー(粉体状のトナー)を貯蔵している。トナー補給装置22から現像槽111へトナー移送機構102を介してトナーが供給されるようになっている。
クリーナユニット4は、トナー画像を中間転写ベルト7に転写した後の感光体3表面に残留しているトナーを除去し、回収するものである。
露光ユニット1は、帯電器5によって帯電された感光体3を画像データに応じて露光することにより、感光体3の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。露光ユニット1は、図2に示すように、レーザ照射部及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。但し、レーザスキャニングユニット以外に、発光素子をアレイ状に並べたEL(エレクトロルミネッセンス)やLED書込みヘッドを露光ユニット1とすることもできる。露光ユニット1は、帯電された感光体3を入力された画像データに応じて露光することにより、感光体3の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
中間転写ベルトユニット8は、感光体3の上方に配置されている。中間転写ベルトユニット8は、中間転写ローラ6(6A,6B,6C,6D)、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73、及び中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ローラ6、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73は、中間転写ベルト7を張架し、図2の矢印B方向に中間転写ベルト7を回転駆動させるものである。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルトユニット8の中間転写ベルトテンション機構73における中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されている。中間転写ローラ6には感光体3のトナー像を中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスが印加される。
中間転写ベルト7は、感光体3に接触するように設けられている。中間転写ベルト7上には、感光体3に形成された各色成分のトナー像が順次重ねて転写されることにより、カラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。中間転写ベルト7は、厚さが例えば100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために転写バイアスが印加される。この転写バイアスは、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。
中間転写ローラ6は、直径が例えば8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとして形成され、表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われている。この導電性の弾性材により、中間転写ローラ6は中間転写ベルト7に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では、転写電極としてローラ形状の中間転写ローラ6を使用しているが、これ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述のように各感光体3A〜3D上の静電潜像は各色成分に応じたトナーにより顕像化されてそれぞれトナー像となり、これらトナー像は中間転写ベルト7上に重ねて合わされ積層される。このように、積層されたトナー像は、中間転写ベルト7の回転によって、搬送されてきた用紙と中間転写ベルト7との接触位置(転写部20)に移動し、この位置に配置されている転写ローラ11によって用紙上に転写される。この場合、中間転写ベルト7と転写ローラ11とは所定ニップで互いに圧接されるとともに、転写ローラ11にはトナー像を用紙に転写させるための電圧が印加される。この電圧は、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。
上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ11もしくは中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方は金属等の硬質材料から形成され、他方は弾性ローラ等の軟質材料、例えば、弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等から形成される。
中間転写ベルト7と感光体3との接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、及び中間転写ベルト7から用紙へのトナー像の転写の際に転写されずに中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。そのため、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去され回収される。
中間転写ベルトクリーニングユニット9には、例えば、中間転写ベルト7に接触するクリーニングブレードが備えられている。中間転写ベルト7におけるクリーニングブレードに接触している部分は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72にて支持される。
内部給紙トレイ10は、画像形成に使用する記録用紙等のシート(記録材)を蓄積しておくためのものである。内部給紙トレイ10は、本実施形態では、各画像形成ステーション31A〜31D及び露光ユニット1の下方に設けられている。また、手差し給紙トレイ20は、画像形成装置100の側壁に折り畳み自在に設けられ、手差しによる給紙を行うためのものである。一方、画像形成装置100の上部に設けられている排紙トレイ15は、画像形成済みのシートを載置するためのものである。
また、画像形成装置100には、内部給紙トレイ10のシート及び手差し給紙トレイ20のシートを転写部や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に案内するためのシート搬送路Sが設けられている。
さらに、シート搬送路Sには、ピックアップローラ16(16a,16b)、レジストローラ14、転写部、定着ユニット12、搬送ローラ25(25a〜25h)等が配置されている。なお、転写部は中間転写ベルト駆動ローラ71と転写ローラ11との間に位置する。
搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、シート搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16aは、内部給紙トレイ10の端部に備えられ、内部給紙トレイ10からシートを1枚ずつシート搬送路Sに供給する呼び込みローラである。ピックアップローラ16bは、手差し給紙トレイ20の近傍に備えられ、手差し給紙トレイ20からシートを1枚ずつシート搬送路Sに供給する呼び込みローラである。レジストローラ14は、シート搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持し、中間転写ベルト7上のトナー像の先端とシートの先端とを合わせるタイミングでシートを転写部に搬送するものである。
定着ユニット12は、ヒートローラ81及び加圧ローラ82等を備え、これらヒートローラ81及び加圧ローラ82はシートを挟んで回転する。ヒートローラ81は、所定の定着温度となるように制御部(図示せず)によって制御される。この制御部は温度検出器(図示せず)からの検出信号に基づいてヒートローラ81の温度を制御する。
ヒートローラ81は、加圧ローラ82とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写されている各色トナー像を溶融、混合、圧接させ、シートに対して熱定着させる。なお、多色トナー像(各色トナー像)が定着されたシートは、複数の搬送ローラ25によってシート搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態(多色トナー像を下側に向けた状態)にて、排紙トレイ15上に排出される。
次に、シート搬送路Sによるシート搬送動作について説明する。
片面印字の場合は、内部給紙トレイ10から搬送されるシートは、ピックアップローラ16aにてピックアップされ、シート搬送路S中の搬送ローラ25aによってレジストローラ14まで搬送され、レジストローラ14によりシートの先端と中間転写ベルト7上の積層されたトナー像の先端とが整合するタイミングで転写部(転写ローラ11と中間転写ベルト7との接触位置)に搬送される。転写部ではシート上にトナー像が転写され、このトナー像は定着ユニット12にてシート上に定着される。その後、シートは、搬送ローラ25bを経て排紙ローラ25cから排紙トレイ15上に排出される。
また、手差し給紙トレイ20から搬送されるシートは、ピックアップローラ16aにて複数の搬送ローラ25(25f,25e,25d)によってレジストローラ14まで搬送される。それ以降のシート搬送動作は、上述した内部給紙トレイ10から供給されるシートと同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される。
また、手差し給紙トレイ20から搬送されるシートは、ピックアップローラ16bにてピックアップされ、複数の搬送ローラ25(25f,25e,25d)によってレジストローラ14まで搬送される。それ以降のシート搬送動作は、上述した内部給紙トレイ10から供給されるシートと同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される。
一方、両面印字の場合は、上記のようにして片面印字が終了し定着ユニット12を通過したシートは、後端が排紙ローラ25cにてチャックされる。次に、シートは、排紙ローラ25cが逆回転することによって搬送ローラ25g,25hに導かれ、再びレジストローラ14を経て裏面印字が行われた後に、排紙トレイ15に排出される。
次に、トナー補給装置22の構成について具体的に説明する。
図3は画像形成装置100が有するトナー補給装置22の概略構成を示す断面図、図4は図3のC−C矢視断面図である。
トナー補給装置22は、図3に示すように、トナー収容容器121、トナー攪拌部材125、トナー排出部材122及びトナー排出口123を含む。トナー補給装置22は、現像槽111の上側に配され、未使用トナー(粉体状のトナー)を貯蔵している。トナー補給装置22内のトナーは、トナー排出部材(排出スクリュー)122を回転させることによって、トナー排出口123からトナー移送機構102を介して現像槽111へ供給される。
トナー収容容器121は、内部空間を有するほぼ半円筒状の容器部材であり、トナー攪拌部材125、トナー排出部材122を回転自在に支持し、トナーを収容する。トナー排出口123は、トナー排出部材122の下部、軸方向中央部よりに設けられる略長方形の開口部であり、トナー移送機構102を臨む位置に配置される。
トナー攪拌部材125は、回転軸125aを中心に回転することにより、トナー収容容器121内に収容されるトナーを攪拌しながら、トナー収容容器121内のトナーを汲み上げてトナー排出部材122へ搬送する板状の部材で、先端にトナー汲み上げ部材125bを備える。トナー汲み上げ部材125bは、例えば、可撓性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)シートからなり、トナー攪拌部材125の両端に取付けられる。
トナー排出部材122は、トナー収容容器121内のトナーをトナー排出口123から現像槽111に供給するもので、図4に示すように、トナー搬送羽根122aとトナー排出部材回転軸122bとを含むスクリューオーガで構成されている。トナー排出部材122は、トナー排出部材駆動モータ134によって回転駆動されるようになっている。スクリューオーガの向きは、トナー排出部材122の軸方向両端からトナー排出口123側に向けて、トナーが搬送されるように設定されている。
トナー排出部材122とトナー攪拌部材125との間には、トナー排出部材隔壁124が設けられる。これによって、トナー攪拌部材125によって汲み上げられたトナーがトナー排出部材122の周辺に適量のトナーを保持できる。
トナー攪拌部材125は、図3に示すように、矢印Z方向に回転してトナーを撹拌し、トナー排出部材122の方へ汲み上げる。このとき、トナー汲み上げ部材125bは、その可撓性によってトナー収容容器121の内壁に沿って摺動して変形しつつ回転し、トナーをトナー排出部材122側に供給する。そして、トナー排出部材122が回転することにより、供給されたトナーをトナー排出口123へと導くようになっている。
<現像装置>
次に、本実施形態の特徴的な現像装置2について図面を参照して説明する。図1は本実施形態の画像形成装置100が備えた本実施形態の現像装置2の構成を示す断面図、図5は図1のA−A断面矢視図、図6は図1のB−B断面矢視図である。
現像装置2は、図1に示すように、現像槽111内に、感光体3と対向するように配置された現像ローラ114を有し、現像ローラ114によって感光体3の表面にトナーを供給して、感光体3の表面に形成された静電潜像を顕像化する(現像する)装置である。
現像装置2は、現像ローラ114、現像槽111の他に、現像槽カバー115、トナー補給口115a、ドクターブレード116、第1搬送部材112、第2搬送部材113、仕切り壁(第1側壁)117、透磁率センサ118を備えている。
現像槽111は、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤(以下、単に「現像剤」と称する。)を収容する槽である。また、現像槽111には、現像ローラ114、第1搬送部材112、第2搬送部材113等が配設されている。
なお、本実施形態のキャリアは、磁性を有する磁性キャリアである。磁性を有する粒子の具体例としては、例えば、鉄、フェライト及びマグネタイトなどの金属、これらの金属とアルミニウムまたは鉛などの金属との合金などが挙げられる。これらの中でも、フェライトが好ましい。磁性を有する粒子に樹脂を被覆した樹脂被覆キャリア、または樹脂に磁性を有する粒子を分散させた樹脂分散型キャリア等であってもよい。
また、現像槽111の上側には、図1に示すように、取り外し可能な現像槽カバー115が設けられている。さらに、現像槽カバー115には、現像槽111内に未使用のトナーを補給するためのトナー補給口115aが形成されている。トナー補給口115aは、トナー補給装置22のトナー移送機構102に接続している。よって、トナー補給装置22に収容されているトナーは、トナー移送機構102及びトナー補給口115aを介して現像槽111内に移送される。これにより現像槽111にトナーが補給される。
現像槽111には、図1、図5に示すように、第1搬送部材112と第2搬送部材113との間に仕切り壁117が配設されている。仕切り壁117は、第1搬送部材112及び第2搬送部材113の各軸方向(各回転軸方向)に平行に延設されている。現像槽111の内部は、仕切り壁117によって、第1搬送部材112が配されている第1搬送路Pと、第2搬送部材113が配されている第2搬送路Qとに区画される。本実施形態では、仕切り部材117と現像槽111の側壁111aとで囲まれた領域が、第1搬送路Pである。
仕切り壁117は、図5に示すように、第1搬送部材112及び第2搬送部材113の各軸方向の両端部において、現像槽111の内側の壁面から離間して配置されている。これにより、現像槽111には、第1搬送部材112及び第2搬送部材113の各軸方向の両端部付近において、第1搬送路Pと第2搬送路Qとを連通する連通路が形成されている。以下では、第1搬送路Pの下流(矢印X方向下流)側に形成されている連通路を第1連通路117a、第2搬送路Qの下流(矢印Y方向下流)側に形成されている連通路を第2連通路117bと称する。
第1搬送部材112及び第2搬送部材113は、互いの周面同士が仕切り壁117を介して対向するように且つ互いの軸同士が平行になるように並列配置され、互いに逆方向に回転するように設定されている。よって、第1搬送部材112及び第2搬送部材113は、互いに逆方向に現像剤を撹拌しながら搬送する。第1搬送部材112は、図5に示すように、矢印X方向に現像剤を搬送し、第2搬送部材113は、矢印X方向とは逆の矢印Y方向に現像剤を搬送するように設定されている。
以上のように、現像装置2は、現像剤を第1搬送路P及び第2搬送路Q間を循環して搬送する循環式の現像装置である。
第1搬送部材112は、図5に示すように、螺旋状の第1搬送羽根112aと第1回転軸112bからなるスクリューオーガにより構成されている。第2搬送部材113は、図5に示すように、螺旋状の第2搬送羽根113aと第2回転軸113bからなるスクリューオーガにより構成されている。第1搬送部材112及び第2搬送部材113は、モータ等の駆動手段(図示せず)によって回転駆動することにより現像剤を撹拌すると共に搬送するようになっている。
現像ローラ114は、図1に示すように、感光体3に対向して配置され、感光体3に対して間隙を有して離隔するように設けられる。現像ローラ114で搬送される現像剤は最近接部分で感光体3と接触する。この接触領域が現像領域(現像ニップ部)であり、現像領域では、現像ローラ114に接続される図示しない電源から現像ローラ114に対して現像バイアス電圧が印加され、現像ローラ114表面の現像剤から感光体3表面の静電潜像へトナーが供給される。
現像ローラ114は、図1に示すように、現像スリーブ119とマグネットローラ120とを有する。現像ローラ114は、現像槽111内の現像剤をマグネットローラ120の磁力により現像スリーブ119表面に汲み上げて担持し(捕獲して)、この表面に担持されている現像剤に含まれるトナーを、感光体3に供給するものである。
現像スリーブ119は、現像ローラ114の外周部を構成するアルミ製あるいはステンレス製等の非磁性材質による円筒状部材である。現像スリーブ119は、マグネットローラ120の外側を一方向(図1においては時計回り)に回転することによって、マグネットローラ120の磁力を頼りに現像剤を保持しながら搬送する。
マグネットローラ120は、本実施形態では、7つの磁極(第1磁極120a〜第7磁極120g)がマグネット固定軸126に固定されて形成されている。つまり、7つの磁極は一体となっている。
第1磁極120aは、現像槽111内で攪拌・搬送される現像剤と対向する位置、具体的には第2搬送部材113に対向する位置に設けられている。第1磁極120aは、第2搬送部材113により攪拌及び搬送される現像剤を、現像スリーブ119に汲み上げる(捕獲させる、吸着させる)ための汲み上げ用磁極である。第1磁極120aは、本実施形態では、N極にて構成されている。なお、第1磁極120a〜第7磁極120gはN極とS極とが交互に配置されていれば、汲み上げ用磁極がS極であっても構わない。また、磁極の数は例えば5つであってもよい。
通常の画像形成動作中においては、まず、第1磁極120aにて形成された磁力線により現像槽111内の現像剤を現像ローラ114側に汲み上げる。
第2磁極120bは、第1磁極120aの現像スリーブ119の回転方向(図1において時計回り)下流側の隣に設けられている。第2磁極120bはS極であり、現像ローラ114の軸方向への磁力ピークをドクターブレード116に略対向させている。第2磁極120bにて形成される磁力線により、現像スリーブ119表面に汲み上げられた現像剤は、現像スリーブ119の回転方向下流に安定に搬送される。搬送される現像スリーブ119表面の現像剤は、ドクターブレード116にて一定の層厚にされる。
第3磁極120cは、第2磁極120bの現像スリーブ119の回転方向下流側の隣に設けられている。第3磁極120cはN極である。第3磁極120cにて形成される磁力線は、ドクターブレード116により現像スリーブ119上に形成された一定の層厚の現像剤を、第3磁極120cから第4磁極120dへと現像スリーブ119の回転方向下流に安定に搬送するのに寄与する。
第4磁極120dは、第3磁極120cの現像スリーブ119の回転方向下流側の隣に設けられている。第4磁極120dはS極であり、感光体3に対向して配設され、画像を形成させる主磁極として作用する。第3磁極120cから搬送されてきた現像剤は、第4磁極120dの磁力線にて形成される現像剤による磁気ブラシにて、感光体3を摺擦する。この磁気ブラシが形成される、感光体3と現像スリーブ119とが対向する領域が、現像領域である。
第5磁極120eは、第4磁極120dの現像スリーブ119の回転方向下流側の隣に設けられる。第5磁極120eはN極である。第5磁極120eにて形成される磁力線により、第4磁極120dの位置から搬送された現像剤は、現像スリーブ119に保持され、さらに下流に搬送される。
第6磁極120fは、第5磁極120eの現像スリーブ119の回転方向下流側の隣に設けられる。第6磁極120fはS極である。第6磁極120fにて形成される磁力線により、第5磁極120eの位置から搬送された現像剤は、現像スリーブ119に保持され、さらに下流に搬送される。
第7磁極120gは、第6磁極120fの現像スリーブ119の回転方向下流側の隣に設けられる。第7磁極120gはN極である。第7磁極120gの磁極は、第1磁極120aの磁極と同じ(本実施形態においてはN極)であるため、現像スリーブ119上において第7磁極120gと第1磁極120aとの間の領域127では磁極が設けられておらず磁力線が形成されない。よって、第7磁極120gで保持されていた現像剤は、現像スリーブ119上から外れる。よって、領域127を現像剤剥離領域127と称する。
本実施形態では、現像剤剥離領域127にて現像スリーブ119上から外れた現像剤(残留現像剤)は、流し部材(現像剤回収案内部材)128方向へ移動する。
流し部材128は、現像槽111内において、現像ローラ114の回転方向において現像領域よりも下流に配置され、斜面にて現像ローラ114表面に残留した現像剤(残留現像剤)を現像ローラ114から第1搬送路Pの方向に搬送する部材である。
流し部材128は、図7、図8、図9(a),(b)に示すように、第1斜面128b及び第2斜面128cを備えている。図7は現像装置2の流し部材128付近の断面の拡大図である。図7に示すように、現像ローラ114表面の残留現像剤は、流し部材128の回収部128aで剥ぎとられ、図9(b)に示すように、流し部材128の第1斜面128b及び第2斜面128cへ移動する(搬送される)。このように、流し部材128の回収部128aが流し部材128の残留現像剤の搬送における始端部である。
第1斜面128bは、残留現像剤を、第1搬送路P内の仕切り部材(第1側壁)117と第1搬送部材112の回転軸(第1回転軸112b)との間に案内する。第2斜面128cは、第1斜面128bの傾斜角より小さい傾斜角を有し、残留現像剤を第1搬送路Pに案内する。そして、図8、図9(a),(b)に示すように、第2斜面は、残留現像剤の案内方向の先端部が、現像槽111の側壁111a(第2側壁)と第1搬送部材112の回転軸(第1回転軸112b)との間に達し、かつ、面積が先端部に向かって漸次狭くなるように設けられている。
このように、現像ローラ114表面の残留現像剤は、第1斜面128b及び第2斜面128cにて第1搬送路Pに案内される。
ここで、第2斜面は、面積が先端部に向かって漸次狭くなるように設けられているため、第2斜面にて搬送される残留現像剤は、ほとんど先端部にたどりつかず第2斜面の脇からこぼれ落ちる。この脇からこぼれ落ちる残留現像剤は、第2斜面の傾斜方向から捻られて、第1搬送路Pに案内されることになる。なお、本実施形態では、後述するように、第2斜面128cには第3斜面128dが連続して形成されているので、第2斜面の脇からこぼれ落ちる残留現像剤は、第3斜面128dを伝って、第2斜面の傾斜方向から捻られて、第1搬送路Pに案内される。
そして、第2斜面128cは、第1斜面128bの傾斜角より小さい傾斜角を有しており、残留現像剤の案内方向に漸次狭くなる先端部が、側壁111aと第1搬送部材112の回転軸との間に達している。
よって、第2斜面128cにて搬送される残留現像剤は、仕切り部材117から側壁111aへの方向の断面において、第1搬送部材112をまたいで落下する。つまり、残留現像剤が第2斜面128cを伝って落下すると、第1搬送部材112をまたぐ鉤型のカーテンが形成される。
以上のような第1斜面128b及び第2斜面128cにて案内される残留現像剤にて、第1搬送路P内に補給された補給トナーを押さえ込みながら、現像剤へ混入させることができる。このように、トナーの現像剤への混入を促進することができる。第2斜面128cにて案内される残留現像剤は、上記したように捻られて第1搬送路Pに案内されるため、より、トナーの現像剤への混入の効果を上げることができる。
本実施形態の現像装置2は、以上のように、トナーの現像剤への混入を促進することができ、現像剤の攪拌を促進し、充分に帯電されたトナーを現像ローラに供給できる。よって、トナー飛散や画像カブリの問題を低減させることができる。
さらに、本実施形態では、図7、図8、図9(a),(b)に示すように、流し部材128は、第2斜面128cを搬送された残留現像剤を、第1搬送路に案内する第3斜面128dを備えている。第3斜面128dは、第2斜面128cから残留現像剤を受け取る始端部が、第2斜面128cにおける第1搬送部材112による現像剤搬送方向の上流側の辺と同一に設けられている。また、第3斜面128dは、残留現像剤を落下させる終端部が、第1搬送部材112の鉛直上方に設けられており、かつ、終この端部が、第1搬送部材112の回転軸である第1回転軸112bに対して所定の角度を有して設けられている。
第2斜面128cで搬送された残留現像剤を、第3斜面を伝って第1搬送路Pに落下させることで、第2斜面を搬送される残留現像剤を、拡散させずに搬送路に案内することができる。よって、現像装置2は、トナーの現像剤への混入の効果をより上げることができる。
ここで、本実施形態の現像装置2では、第1搬送路Pと第2搬送路Qとが設けられているが、搬送路の数とは関係なく、トナーが補給される搬送路へと残留現像剤を案内する部材が、本実施形態の流し部材128と同じ構成であれば、上記と同じ効果を得ることができる。
また、図8,9(a),(b)に示すように、第1斜面128bの残留現像剤の案内方向の先端部(終端部)は、仕切り部材117の鉛直上方で、仕切り部材の長手方向に沿って設けられている。よって、第1斜面128bにて案内される現像剤により、搬送路の浮遊トナーを、第1搬送路Pの現像剤中に効果的に混入させることができる。それと共に、第1搬送路Pの外部へのトナー飛散を抑止することができる。
また、図1に示すように、流し部材128の回収部128aは、現像剤剥離領域127に対応する位置、かつ、現像ローラ114のマグネット固定軸126を中心とし現像剤剥離領域127を挟む両磁極(第1磁極120a及び第7磁極120g)の成す角度の中間点よりも、現像スリーブ119回転方向上流側の位置にて、現像ローラ114と対向配置されていている。このように回収部128aが現像ローラ114と対向配置されていると、現像ローラ114表面の残留現像剤が、流し部材128に移行する(回収される)際に搬送力(スピード)の変動が抑えられると共に、現像剤に対するストレスを抑制する効果がある。
また、流し部材128の回収部128aは、第1斜面128bの頂上部(始端部)と同一に設けられている。言い換えれば、第1斜面128bは、現像ローラ114の外接面として存在している。あるいは、回収部128aは、第1斜面128bの延長面上に存在する。さらに、第2斜面128cの頂上部(始端部)は、第1斜面128bの頂上部(始端部)よりも、第1斜面128bによる残留現像剤搬送方向下流に設けられている。
このような構成であると、現像ローラ114表面の残留現像剤が、第1斜面128bに移行する(回収される)際に、搬送力(スピード)の変動が抑えられる。よって、第1斜面128b、第2斜面128cに対し、残留現像剤をムラ無く搬送させる効果がある。
また、第1斜面128bの残留現像剤の案内方向の先端部(終端部)の辺は、第1搬送路P内の仕切り部材(第1側壁)117と第1搬送部材112の回転軸(第1回転軸112b)との間の領域である仕切り壁側上面域129(図7の図面では第2象限)に、残留現像剤を案内する。よって、第1斜面128bは、現像剤剥離領域127と仕切り壁側上面域129とを結ぶ斜面となっている。
第2斜面128cは、図8の立体図に示すように、第1搬送部材112による現像剤搬送方向の上流側の面積が、残留現像剤の案内方向の先端部に向かって漸次狭くなっている。つまり、第2斜面128cの面積は、先端部(下流)に向かうにつれて、片辺が狭くなっている。第2斜面128cがこのような形状であると、残留現像剤に上記捻りを効果的に与えることができる。
なお、第2斜面は、第1搬送部材112による現像剤搬送方向の下流側の面積が、先端部に向かって漸次狭くなっていてもよい。しかし、図8に示すように、第1搬送部材112による現像剤搬送方向の上流側の面積が、先端部に向かって漸次狭くなっていると、残留現像剤が、第1搬送部材による現像剤の搬送方向に対向するよう落下するため、補給トナー等の浮遊トナーがより現像剤へ混入されやすくなる、という効果がある。
また、第3斜面128dは、図8,9(a),(b)に示すように、始端部の辺が、第2斜面128cの先端部(終端部)の辺と重なり、三角形状に形成されている。よって、第2斜面128cと第3斜面とで、略三角錐形状の突起として形成されている。このような形状とすることで、上流より搬送されてきた残留現像剤は、第2斜面128cを介し第3斜面128dを沿って第1搬送路Pに落下することになる。
本実施形態では、流し部材128には、第2斜面128c及び第3斜面128dが、第1搬送部材による現像剤搬送方向に間隔を開けて4個設けられている。つまり、第1斜面128bに、第2斜面128c及び第3斜面128dからなる突起が、4個設けられている。この突起の個数は限定されない。この突起あるいは第2斜面128cが、複数設けられていることで、突起あるいは第2斜面が設けられた複数の箇所にて、トナーの現像剤への混入が促進される。よって、より現像剤の攪拌が促進され、充分に帯電されたトナーを現像ローラの供給をより効果的に行える。
なお、斜面を伝って落下する際に、第1斜面128bと第3斜面128dにより、カーテン状に形成される残留現像剤の密度が、第1斜面128b≧第3斜面128d、となることが好ましい。これは、第1斜面128bにてカーテン状に形成される残留現像剤に、第1搬送路Pと第2搬送路Qとを仕切る役目を与えるためである。つまり、第1斜面128bにてカーテン状に形成される残留現像剤の密度が、第3斜面128dで形成されるものより小さい(第1斜面128b<第3斜面128d)と、浮遊トナーは第3斜面128dでカーテン状に形成される残留現像剤でブロックされた後、第2搬送部材113のある第2搬送路Q方向にリークする恐れがある。この場合、浮遊トナー(補給トナー)は現像剤に混入されにくく、第1斜面128bを乗り越えて現像ローラ114側に吸い上げられ、画像不良に至る可能性もある。
また、図8、及び図9(a),(b)に示すように、第3斜面128dは,始端部から終端部に向かって、第1搬送部材による現像剤搬送方向の上流側に傾斜している。そのため、第3斜面128dを伝って落下する残留現像剤による現像剤中へのトナーの現像剤への混入の強度を上げることができる。
また、図9(b)に示すように、第3斜面128dの終端部と第1搬送部材112の回転軸との成す角度は、第1搬送部材112が備える第1搬送羽根112aの第1回転軸112bに対する捻れ角と同じに設けられている。このようになっていることで、第3斜面128dを伝って落下する残留現像剤にて、浮遊トナーを効率よく現像剤へ混入させ、効率よく攪拌することができる。
ここで、流し部材128が、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により形成されていると、簡単な構成で且つ、現像剤回収案内部材と現像剤の摩擦帯電による搬送力の変動を長期抑制する効果がある。なお、流し部材128は、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により一体成型されていてもよいし、その表面が、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により処理されていてもよい。
また、流し部材128が、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により形成されていると、流し部材128表面に露出した硬質の珪素化合物により現像剤との磨耗を抑えると共に、長期に渡り、トナーの現像剤への混入を促進する効果を維持することができる。なお、流し部材128は、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により一体成型されていてもよいし、その表面が、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により処理されていてもよい。
画像形成装置100は、現像剤の攪拌を促進し、充分に帯電されたトナーを現像ローラに供給できる現像装置2を備えているため、トナー飛散や画像カブリの問題を低減させることができ、長期間に安定した高画質の画像を形成することができる。
<キャリア>
本実施形態で用いるキャリアは、体積基準の50%粒径(D50)が15〜70μmであるのが好ましい。より好ましくは25〜60μmであり、さらに好ましくは30〜55μmである。
キャリアのD50が15μm未満の場合には、現像スリーブ119上での穂立ちが均一で密な反面、磁気ブラシチェーンが短く、感光体3と現像スリーブ119との間隙(現像領域)を微小(例えば0.1〜0.3mm)に設定せねばならず、非常に高価な現像装置を必要とする。さらに現像剤の流動性が悪化し、補給トナーの帯電の立ち上がりが悪化する傾向にある。また、D50が15.0μm未満の粒子は、感光体とキャリアとの鏡像電荷によりキャリア付着しやすく、現像スリーブ上への安定的なトナー層形成を阻害したり、感光体3に微小なキズを付けたりする場合がある。
一方、キャリアのD50が70μmを超える場合には、磁性による現像剤の穂立ちが長く、この穂による現像剤の掃きむら(均一な磁気ブラシチェーンが形成されにくく、表面が租になる)が生じるため、画質が悪化する傾向にある。また、キャリアの比表面積が小さく、トナーに十分な帯電付与が出来なくなり、磁気ブラシチェーンも剛直になりやすくなるため、現像スリーブ119上の現像剤層ではき目むらを生じたり、良好な画像が得られない場合もある。
本実施形態で用いるキャリアの真比重は、3.0〜3.8g/cmであることがより好ましい。この範囲の真比重を有するキャリアを含む現像剤は、撹拌混合されてもトナーへかかる負荷が少なく、キャリアのトナースペントが抑制される。さらに、上記範囲の真比重を有するキャリアは、現像スリーブ119上に良好なトナー層を形成するとともに、現像スリーブ119や感光体3に付着した場合でも、感光体3への傷をつけにくくなるため、好ましい。
さらに、キャリアの真比重が上記範囲であると、補給用にトナーとキャリアとを混合したものを使用する場合(いわゆる、トリクル現像方式の場合)に、現像剤の補給安定性が良好となるため好ましい。このように、本実施の形態の流し部材128構成を、トリクル現像方式の現像装置にも適用することができる。トリクル現像方式であると、現像槽内の現像剤と、補給する現像剤(予め混合されたトナーとキャリア)とが、比重的にも流動性適にも特性が近い為、トナーのみの補給に比べて、補給安定性が良好になる。
なお、本実施形態で用いるキャリアの真比重は、材料種、材料組成比、コア製造時の焼成温度などの製造条件を調整することによって調製することができる。
また、本実施形態で用いられるキャリアの、1000/4π(kA/m)(1000エルステッド)の磁界下で測定される磁化の強さ(σ1000)は、40〜70Am/kgであることが好ましく、50〜70Am/kgであることがより好ましく、55〜65Am/kgであることがさらに好ましい。
上記範囲の磁化の強さ(σ1000)を有するキャリアであると、現像スリーブ119や感光体3への付着は抑制されるので、該キャリアを含む現像剤は耐久使用性が高められる。
磁化の強さ(σ1000)が70Am/kgを超えるキャリアは、現像剤磁気ブラシチェーン中でトナーへ与えるストレスが大きく、トナーを劣化させやすい。また、トナースペントを受けやすい。反対に、磁化の強さ(σ1000)が40Am2/kg未満であるキャリアは、現像スリーブへの磁気的拘束力が弱い。そのため、略球形キャリアであっても現像スリーブ119や感光体3に付着しやすく、地肌かぶり取りの電圧のラティチュードを狭めることがある。
なお、本実施形態で用いるキャリアの磁化の強さは、含有される磁性体の種類及び量を適宜選択することにより、調整され得る。
本実施形態で用いるキャリアの磁化の強さは、例えば、理研電子(株)製の振動磁場型磁気特性自動記録装置BHV−30を用いて、以下の手順で測定することができる。まず、円筒状のプラスチック容器にキャリアを十分に密に充填する。一方で1000/4π(kA/m)(1000エルステッド)の外部磁場を作り、この状態で容器に充填されたキャリアの磁化モーメントを測定する。さらに、該容器に充填したキャリアの実際の質量を測定して、キャリアの磁化の強さ(Am2/kg)を求める。
本実施形態で用いるキャリアのキャリアコアとしては、ポーラス形状であり、フェライトを含有するものが、生産性に優れることから好ましい。フェライトを含有するキャリアコアは、樹脂含有量を多くし低比重化しても、ポーラス形状であるキャリアコアの孔に樹脂が含浸されるので、添加した樹脂層を用いたキャリアコアの密着性が高まり好ましい。ここでいうポーラス形状を有するキャリアコアとは、コアの内部もしくは表層に空孔を有するコアを意味する。
このようなコアの製法としては、焼成時の温度を下げて結晶の成長をおさえること、或いは発泡剤等の空孔形成剤を添加しコアに空孔を発生させること、などが挙げられる。なお、これらには限定されない。
<透明トナー>
本実施形態で用いるトナーは、透明トナーを含んでもよい。記録紙表面の凹凸の影響を少なくして、より少ない有色トナー量で色再現性や光沢性を向上させる目的で、記録紙表面に透明トナーを担持させ、その上に有色トナーを重ね合わせる。このようにすることで、よりいっそう光精細な有色トナー画像を得ることができる。この場合、透明トナーで先に記録紙をラミネートして、記録紙表面の凹凸を除去する。
透明トナーとしては、光透過性が高く、着色剤を実質的に含有していない樹脂からなるものを用いる。個数平均粒径1〜25μmで、実質的に無色であり、少なくとも可視光を実質的に散乱することなく良く透過する粒子が、好適に用いられる。
また、透明トナーには、必要に応じて、任意の成分を添加することができる。例えば、ワックス類、脂肪酸、又は脂肪酸の金属塩を添加すると、透明トナーが定着時に熱溶融する際、均一被膜が形成され易い。そのため、透明性が向上し、表面光沢に優れたカラー画像が得られる。また、熱ロールによる定着時には、オフセットを防止する効果を発揮することもできる。上記のもの以外にも、トナーの流動性や帯電付与性を確保する目的で、シリカ、アルミナ、チタニア、又は有機樹脂粒子等を外添剤として添加することができる。
<有色トナー>
本実施形態で用いる有色トナーは、黄色、マゼンタ、シアン、及び黒色の4色の画像を形成するものである。しかし、特にこれら4色に限定せず、例えばシアン及びマゼンタと同一の色相で濃度がより薄い特性をもつライトシアン(LC)及びライトマゼンタ(Lm)を加えた6色であってもよい。例えば、個数平均粒径1〜25μmのものを用いることができる。
転写画像の画像面積率100%の画像領域におけるトナー重量は、0.20〜0.40mg/cmの範囲になるよう、プロセスブラック(イエロー、シアン、マゼンタの3色重ね合わせた状態のこと)の転写画像の場合には、転写画像の画像面積率100%の画像領域におけるトナー重量が、0.6〜1.2mg/cmの範囲になるよう調整する。
トナー重量が0.20mgより小さいの場合は、充分な画像濃度が得られない。反対に、トナー重量が0.40mg大きい場合では、実質感光体への現像トナー量が多量に必要となり、トナー消費量が多くなって感光体3から無端状の中間転写ベルト7へトナーを転写する際に転写効率が低下する場合があり、余分な現像トナーを必要とする場合がある。
なお、本実施形態で用いられるトナーは、通常の製造方法、例えば粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法、エステル伸張重合法等を用いて製造することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ、MFP(Multi Function Printer)等の電子写真方式の画像形成装置に備えられる、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を用いた現像装置に適用可能である。
2 現像装置
3 感光体(像担持体)
100 画像形成装置
111 現像槽(現像剤収容部)
111a 側壁(第2側壁)
112 第1搬送部材(搬送部材)
112a 第1搬送羽根(翼体)
112b 第1回転軸(軸状部材)
113 第2搬送部材
113a 第2搬送羽根
113b 第2回転軸
114 現像ローラ
115 現像槽カバー(上壁)
115a トナー補給口(補給口)
116 ドクターブレード
117 仕切り壁(第1側壁)
118 透磁率センサ
119 現像スリーブ
120 マグネットローラ
121 トナー収容容器
122 トナー排出部材
123 トナー排出口
124 トナー排出部材隔壁
125 トナー攪拌部材
126 マグネット固定軸
127 現像剤剥離領域
128 流し部材(現像剤回収案内部材)
128a 回収部
128b 第1斜面
128c 第2斜面
128d 第3斜面
129 仕切り壁側上面域
134 トナー排出部材駆動モータ
P 第1搬送路(搬送路)
Q 第2搬送路

Claims (13)

  1. トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像剤収容部と、当該現像剤収容部内に設けられた現像ローラから近い側の第1側壁と現像ローラから遠い側の第2側壁とを有する搬送路と、当該搬送路内に設けられ、回転軸周りに回転して前記現像剤を撹拌しながら搬送する搬送部材と、前記現像剤収容部の上壁に設けられ、前記搬送路にトナーを補給する補給口と、前記搬送部材にて搬送された前記現像剤を、表面に保持しながら回転し、像担持体と対向する現像領域にて当該像担持体に供給する現像ローラと、前記現像領域よりも前記現像ローラの回転方向下流に配置され、前記現像ローラ表面の残留現像剤を前記現像ローラから搬送部材の方向に搬送する現像剤回収案内部材と、を備えた現像装置において、
    現像剤回収案内部材は、
    前記残留現像剤を、前記搬送路内の前記第1側壁と前記搬送部材の回転軸との間に案内する第1斜面と、
    前記第1斜面の傾斜角より小さい傾斜角を有し、前記残留現像剤を前記搬送路に案内する第2斜面と、を備え、
    前記第2斜面は、前記残留現像剤の案内方向の先端部が、前記第2側壁と前記搬送部材の回転軸との間に達し、かつ、面積が前記先端部に向かって漸次狭くなるように設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記第2斜面は、前記搬送部材による現像剤搬送方向の上流側の面積が、前記先端部に向かって漸次狭くなるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1斜面の前記残留現像剤の案内方向の先端部は、前記第1側壁の鉛直上方で、当該第1側壁の長手方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第2斜面を搬送された前記残留現像剤を、前記搬送路に案内する第3斜面を備え、
    第3斜面は、前記第2斜面から前記残留現像剤を受け取る始端部が、前記第2斜面における前記搬送部材による現像剤搬送方向の上流側の辺と同一に設けられており、前記残留現像剤を落下させる終端部が、前記搬送部材の鉛直上方に設けられており、かつ、当該終端部が、前記搬送部材の回転軸に対して所定の角度を有して設けられている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記第3斜面は、その始端部から終端部に向かって、前記搬送部材による現像剤搬送方向の上流側に傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記搬送部材は、軸状部材と当該軸状部材に巻きつけられた螺旋状の翼体とを備え、
    前記第3斜面の終端部と前記搬送部材の回転軸との成す角度は、前記翼体の前記軸状部材に対する捻れ角と同じに設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載の現像装置。
  7. 前記第1斜面は、前記現像ローラの外接面として設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記現像ローラは、回転可能な円筒状の現像スリーブ、及び当該現像スリーブ内部に設けられ、複数の磁極が交互に固定軸の周りに固定されたマグネットローラを備え、
    前記現像剤回収案内部材における前記残留現像剤の前記現像ローラからの回収部は、マグネットローラにおける前記磁極が設けられていない領域に対応する現像スリーブの位置、かつ、現像ローラの回転軸を中心とした前記磁極が設けられていない領域を挟む両磁極の成す角度の中間点よりも、前記現像スリーブ回転方向上流側の位置にて、前記現像ローラと対向配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記現像剤回収案内部材における前記残留現像剤の前記現像ローラからの回収部は、前記第1斜面の頂上部と同一に設けられており、
    前記第2斜面の頂上部は、前記第1斜面の頂上部よりも、第1斜面による残留現像剤搬送方向下流に設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 前記第2斜面は、前記搬送部材による現像剤搬送方向に間隔を開けて複数設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の現像装置。
  11. 前記現像剤回収案内部材は、導電性カーボンブラックを含有する樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の現像装置。
  12. 前記現像剤回収案内部材は、シリカ微粒子あるいはガラス繊維を含有する樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の現像装置。
  13. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、当該像担持体表面を帯電させる帯電装置と、当該像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、当該像担持体表面の前記トナー像を記録材に転写する転写装置と、前記記録材に転写されたトナー像を前記記録材に定着させる定着装置と、を備えた画像形成装置において、
    前記現像装置は、請求項1から12のいずれか1項に記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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