JP4637219B2 - 現像装置とこれを用いる画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置とこれを用いる画像形成装置係り、特に、電子写真方式によりトナーを用いて画像形成を行う画像形成装置に採用されたトナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を取扱う現像装置とこれを用いる画像形成装置関する。
従来から、複写機、プリンタ及びファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム(トナー像担持体)の表面に静電潜像を形成し、現像装置によって感光体ドラムに対してトナーを供給して前記静電潜像を現像し、現像によって感光体ドラムに形成されたトナー像を用紙等のシートに転写して、定着装置によってシートにトナー像を定着させるようになっている。
近年、フルカラー化や高画質化に対応した画像形成装置では、トナーの帯電安定性に優れる2成分現像剤(以下、単に「現像剤」と称する。)がよく使用されている。
この現像剤は、トナーとキャリアとからなり、それらを現像装置内で撹拌することによりトナーとキャリアとが摩擦し、この摩擦によって適正に帯電したトナーが得られる。
現像装置において、帯電したトナーは、現像剤担持部材、例えば、現像ローラの表面に供給される。この現像ローラに供給されたトナーは、静電的吸引力によって感光体ドラムに形成された静電潜像に移動する。これにより、感光体ドラム上に静電潜像に基づいたトナー像が形成される。
さらに、最近では、画像形成装置の高速化及び小型化が要求されており、現像剤の帯電を迅速且つ充分に行い、現像剤の搬送も迅速に行う必要が生じている。
そこで、画像形成装置において、補給されたトナーを現像剤中に即時に分散させて適切な帯電量を付与するために、循環方式の現像装置が採用されている。循環方式の現像装置は、現像剤が循環搬送される経路である現像剤搬送路と、現像剤搬送路にて現像剤を撹拌しながら搬送する現像剤搬送部材とを備えている(特許文献1を参照)。
特開平10−63081号公報
上述した循環方式の現像装置では、現像装置内の現像剤のトナー濃度が所定値よりも下回った場合、トナーホッパーから現像剤搬送路へトナーが補給され、補給トナーと現像剤とを撹拌しながら搬送するようになっている。
しかしながら、従来の循環方式の現像装置では、補給されたトナーを現像剤と混合(撹拌)しながら搬送するため、撹拌力が低いと、トナーが十分な帯電量を得ないまま現像ローラに搬送されるという問題があった。逆に、撹拌パドルなどの部材を多数設けて撹拌性を高くすると、現像剤にストレスがかかり、耐久性が低下するという問題があった。
特に、小粒径キャリアと小粒径トナーを用いた2成分現像剤においては、撹拌力を高くすると、ストレスによりトナーの流動性向上剤(外添剤)がトナー表面に埋没し、現像剤の流動性が極端に低下し、現像剤の搬送が困難になる「デベモコ現象」が発生しやすくなる。その結果、必要な現像剤が感光体ドラム表面に供給されずに、画像濃度が低下するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、現像装置において、現像剤にかけるストレスを極度に高めることなく、現像剤の撹拌性と搬送性を向上させることができる現像装置とこれを用いる画像形成装置及び現像剤搬送方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る現像装置とこれを用いる画像形成装置、次の通りである。
本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む現像剤が搬送される現像剤搬送路と、前記現像剤搬送路に設けられて前記現像剤を撹拌しながら所定方向へ搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤搬送路にトナーを補給するためのトナー補給口とを備えた現像装置において、
前記トナー補給口より現像剤搬送方向下流側の前記現像剤搬送路の上部に、現像剤搬送方向に沿って該現像剤搬送路内に磁界を形成する複数の電磁石を備え、
複数の電磁石にそれぞれ通電することによって、現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に磁界を形成し、その断続的に形成する磁界により現像剤の吸引と開放とを交互に行いながら現像剤を搬送し、
現像剤搬送方向下流側に向かうにつれて複数の電磁石への通電のタイミングを遅らせて、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界が、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれてタイミングが遅れて形成されようにしたことを特徴とする現像装置である。
本発明は、トナーと磁性キャリアとを含む現像剤が搬送される現像剤搬送路と、前記現像剤搬送路に設けられて前記現像剤を撹拌しながら所定方向へ搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤搬送路にトナーを補給するためのトナー補給口とを備えた現像装置において、前記トナー補給口より現像剤搬送方向下流側の前記現像剤搬送路の上部に、現像剤搬送方向に沿って該現像剤搬送路内に磁界を形成する複数の電磁石を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記現像剤搬送部材として、回転軸と該回転軸の軸線方向に対して垂直方向に突出形成される螺旋状の羽根体を備えるスクリューオーガを用いて構成することが好ましい。
また、本発明は、前記電磁石により形成される磁界を、前記現像剤搬送路内の磁束密度が500mT以上2000mT以下となるようにすることが好ましい。
また、本発明は、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界を、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれてタイミングを遅らせて形成する際に、隣り合う2箇所に磁界が同時に形成されないようにすることが好ましい。
また、本発明は、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界を、電磁石に正弦波電流を流すことにより形成される正弦波状磁界とすることが好ましい。
また、本発明は、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界を、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれて正弦波電流の位相が90°以上120°以下の範囲で遅らせて形成することが好ましい。
また、本発明は、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置と、感光体ドラム表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、前記現像装置として、上記のうちの何れかに記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
本発明によれば、トナーと磁性キャリアとを含む現像剤が搬送される現像剤搬送路と、前記現像剤搬送路に設けられて前記現像剤を撹拌しながら所定方向へ搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤搬送路にトナーを補給するためのトナー補給口とを備えた現像装置において、前記トナー補給口より現像剤搬送方向下流側の前記現像剤搬送路の上部に、現像剤搬送方向に沿って該現像剤搬送路内に磁界を形成する複数の電磁石を備えることで、電磁石が断続的に形成する磁界によって現像剤が上下しながら現像剤搬送部材により搬送されるので、現像剤に過度のストレスを与えることなく、補給トナーを速やかに撹拌して現像剤と混合できる。その結果、現像剤の磨耗を速めることなく、撹拌性と搬送性を向上させることが可能となり、「デベモコ現象」の発生を抑えることができる。これにより、「デベモコ現象」の発生に起因する画像濃度低下や、充分に帯電されていないトナーに起因するトナー飛散や画像カブリの問題を低減できる。
また、本発明によれば、前記現像剤搬送部材として、回転軸と該回転軸の軸線方向に対して垂直方向に突出形成される螺旋状の羽根体を備えるスクリューオーガを用いて構成することで、現像剤が現像剤搬送部材の回転方向に移動し易いため、電磁石によって形成される磁界によって上下に移動する現像剤の動きが妨害されにくくなる。
また、本発明によれば、前記電磁石により形成される磁界を、前記現像剤搬送路内の磁束密度が500mT以上2000mT以下となるようにすることで、電磁石が形成する磁界によって、十分な量の現像剤を電磁石が保持することができるとともに、搬送部材周辺に残る現像剤の流動性を磁力でもって極端に低下させることがないので、現像剤の磨耗を抑えることができる。
また、本発明によれば、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置と、感光体ドラム表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることで、補給されたトナーと現像剤との混合が速やかに行われるため、補給トナーの帯電性が高まり、充分に帯電されていないトナーに起因するトナー飛散や画像カブリの問題を低減できる。
また、本発明によれば、トナーと磁性キャリアとを含む現像剤が搬送される現像剤搬送路内を、現像剤と補給トナーとを現像剤搬送部材により撹拌しながら所定方向へ搬送する現像剤搬送方法において、現像剤搬送路内上部の現像剤搬送方向に沿った複数箇所に、例えば、複数の電磁石により、断続的に磁界を形成する工程と、現像剤搬送路内に断続的に形成された磁界により現像剤の吸引と開放とを交互に行いながら現像剤を搬送する工程と、を備えることで、電磁石が断続的に形成する磁界によって現像剤が上下しながら搬送部材で搬送されるので、現像剤に過度のストレスを与えることなく、補給トナーを速やかに現像剤と混合できる。
また、本発明によれば、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界を、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれてタイミングを遅らせて形成することで、磁界によって引き上げられた現像剤が、その直後に搬送方向下流側の電磁石に引き寄せられるので、現像剤を効率的に搬送できる。
また、本発明によれば、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界を、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれてタイミングを遅らせて形成する際に、隣り合う2箇所に磁界が同時に形成されないようにすることで、磁界によって引き上げられた現像剤を落下させてから、搬送方向下流側の電磁石によって引き寄せるようにすることで、現像剤の上下運動を活発にしつつ、搬送性を向上できる。
また、本発明によれば、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界を、電磁石に正弦波電流を流すことにより形成される正弦波状磁界として、電磁石への電流を穏やかに変化させて、磁束密度が時間軸に対して正弦波状に変化させることで、現像剤が電磁石に吸着する際や落下する際の衝撃を和らげることができ、現像剤へのストレスを少なくすることができる。
また、本発明によれば、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界を、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれて正弦波電流の位相が90°以上120°以下の範囲で遅らせて形成することで、磁界の磁束密度が穏やかに変化するため、現像剤の滞留を抑えてストレスを少なくすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る現像装置が用いられた画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム3と、感光体ドラム3表面を帯電させる帯電器(帯電装置)5と、感光体ドラム3表面に静電潜像を形成する露光ユニット(露光装置)1と、感光体ドラム3表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置2と、現像装置2にトナーを補給するトナーホッパー(トナー補給装置)101と、感光体ドラム3表面のトナー像を記録媒体に転写する中間転写ベルトユニット(転写装置)8と、トナー像を記録媒体に定着させる定着ユニット(定着装置)12とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置100において、現像装置2として、本発明に係る現像装置の構成を採用したものである。
この画像形成装置100は、外部から伝達される画像データに応じて所定のシート(記録用紙,記録媒体)に多色または単色の画像を形成するものである。なお、画像形成装置100の上方にスキャナ等を備えてもよい。
まず、画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、図1に示すように、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の色成分毎の画像データが取り扱われ、黒画像、シアン画像、マゼンタ画像、イエロー画像が形成され、各々の色成分の画像を重畳することによってカラー画像が形成されるようになっている。
したがって、画像形成装置100においては、図1に示すように、各色成分の画像が形成されるように、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナユニット4(4a,4b,4c,3d)がそれぞれ4個ずつ設けられている。言い換えると、現像装置2と感光体ドラム3と帯電器5とクリーナユニット4とを1つずつ含む画像形成ステーション(画像形成部)が4つ設けられることになる。
なお、上記a〜dの符号は、aが黒画像形成用の部材、bがシアン画像形成用の部材、cがマゼンタ画像形成用の部材、dがイエロー画像形成用の部材であることを示したものである。また、画像形成装置100には、露光ユニット1、定着ユニット12、シート搬送路S、給紙トレイ10及び排紙トレイ15が備えられている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
帯電器5としては、図1に示す接触ローラ型の帯電器の他、接触ブラシ型の帯電器、或いは非接触チャージャー型の帯電器などが使用されることもある。
露光ユニット1は、図1に示すように、レーザ照射部及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。但し、レーザスキャニングユニット以外に、発光素子をアレイ状に並べたEL(エレクトロルミネッセンス)やLED書込みヘッドを露光ユニット1とすることもできる。露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3に形成された静電潜像をK,C,M,Yのいずれかのトナーにより顕像化する(現像する)ものである。現像装置2(2a,2b,2c,2d)は、トナーホッパー101(101a,101b,101c,101d)、トナー移送機構102(102a,102b,102c,102d)、現像槽(現像剤収容部)111(111a,111b,111c,111d)を備えている。
トナーホッパー101は、現像槽111よりもH方向側に配され、未使用トナー(粉体状のトナー)を貯蔵している。トナーホッパー101から現像槽111へトナー移送機構102を介してトナーが供給されるようになっている。
クリーナユニット4は、現像及び画像転写工程後に感光体ドラム3の表面に残留しているトナーを除去し、回収するものである。
感光体ドラム3の上方には中間転写ベルトユニット8が配置されている。中間転写ベルトユニット8は、中間転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73、及び中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ローラ6、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ベルトテンション機構73は、中間転写ベルト7を張架し、図1の矢印B方向に中間転写ベルト7を回転駆動させるものである。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルトユニット8の中間転写ベルトテンション機構73における中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されている。中間転写ローラ6には感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスが印加されている。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。中間転写ベルト7上には、感光体ドラム3に形成された各色成分のトナー像が順次重ねて転写されることにより、カラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。中間転写ベルト7は、厚さが例えば100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
中間転写ローラ6は、直径が例えば8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとして形成され、表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われている。この導電性の弾性材により、中間転写ローラ6は中間転写ベルト7に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施の形態では、転写電極としてローラ形状のもの(中間転写ローラ6)を使用しているが、これ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述のように各感光体ドラム3上の静電潜像は各色成分に応じたトナーにより顕像化されてそれぞれトナー像となり、これらトナー像は中間転写ベルト7上に重ねて合わされ積層される。このように、積層されたトナー像は、中間転写ベルト7の回転によって、搬送されてきた用紙と中間転写ベルト7との接触位置(転写部)に移動し、この位置に配置されている転写ローラ11によって用紙上に転写される。この場合、中間転写ベルト7と転写ローラ11とは所定ニップで互いに圧接されるとともに、転写ローラ11にはトナー像を用紙に転写させるための電圧が印加される。この電圧は、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。
上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ11もしくは中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方は金属等の硬質材料から形成され、他方は弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)から形成される。
中間転写ベルト7と感光体ドラム3との接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、及び中間転写ベルト7から用紙へのトナー像の転写の際に転写されずに中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去され回収される。
中間転写ベルトクリーニングユニット9には、中間転写ベルト7に接触するクリーニングブレード(クリーニング部材)が備えられている。中間転写ベルト7におけるクリーニングブレードに接触している部分は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72にて支持されている。
給紙トレイ10は、画像形成に使用するシート(例えば記録用紙)を蓄積しておくためのものであり、画像形成部及び露光ユニット1の下側に設けられている。一方、画像形成装置100の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのものである。
また、画像形成装置100には、給紙トレイ10のシート及び手差しトレイ20のシートを転写部や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に案内するためのシート搬送路Sが設けられている。なお、転写部は中間転写ベルト駆動ローラ71と転写ローラ11との間に位置する。
さらに、シート搬送路Sには、ピックアップローラ16(16a,16b)、レジストローラ14、転写部、定着ユニット12、搬送ローラ25(25a〜25h)等が配置されている。
搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、シート搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16aは、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10からシートを1枚ずつシート搬送路Sに供給する呼び込みローラである。ピックアップローラ16bは、手差しトレイ20の近傍に備えられ、手差しトレイ20からシートを1枚ずつシート搬送路Sに供給する呼び込みローラである。レジストローラ14は、シート搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持し、中間転写ベルト7上のトナー像の先端とシートの先端とを合わせるタイミングでシートを転写部に搬送するものである。
定着ユニット12は、ヒートローラ81及び加圧ローラ82等を備え、これらヒートローラ81及び加圧ローラ82はシートを挟んで回転する。ヒートローラ81は、所定の定着温度となるように制御部(図示せず)によって制御される。この制御部は温度検出器(図示せず)からの検出信号に基づいてヒートローラ81の温度を制御する。
ヒートローラ81は、加圧ローラ82とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写されている各色トナー像を溶融、混合、圧接させ、シートに対して熱定着させる。なお、多色トナー像(各色トナー像)が定着されたシートは、複数の搬送ローラ25によってシート搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態(多色トナー像を下側に向けた状態)にて、排紙トレイ15上に排出される。
次に、シート搬送路Sによるシート搬送動作について説明する。
画像形成装置100には、図1に示すように、上述したように予めシートを収納する給紙トレイ10、及び少数枚の印字を行う場合等に使用される手差しトレイ20が配置されている。これら両トレイには各々ピックアップローラ16(16a,16b)が配置され、これらピックアップローラ16によってシートを1枚ずつシート搬送路Sに供給するようになっている。
片面印字の場合は、給紙トレイ10から搬送されるシートは、シート搬送路S中の搬送ローラ25aによってレジストローラ14まで搬送され、レジストローラ14によりシートの先端と中間転写ベルト7上の積層されたトナー像の先端とが整合するタイミングで転写部(転写ローラ11と中間転写ベルト7との接触位置)に搬送される。転写部ではシート上にトナー像が転写され、このトナー像は定着ユニット12にてシート上に定着される。その後、シートは、搬送ローラ25bを経て排紙ローラ25cから排紙トレイ15上に排出される。
また、手差しトレイ20から搬送されるシートは、複数の搬送ローラ25(25f,25e,25d)によってレジストローラ14まで搬送される。それ以降のシート搬送動作は、上述した給紙トレイ10から供給されるシートと同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される。
一方、両面印字の場合は、上記のようにして片面印字が終了し定着ユニット12を通過したシートは、後端が排紙ローラ25cにてチャックされる。次に、シートは、排紙ローラ25cが逆回転することによって搬送ローラ25g,25hに導かれ、再びレジストローラ14を経て裏面印字が行われた後に、排紙トレイ15に排出される。
次に、本実施形態の特徴的な現像装置2について図面を参照して説明する。
図2は本実施形態に係る画像形成装置を構成する現像装置の構成を示す断面図、図3は図2のA−A断面矢視図、図4は図2のB−B断面矢視図である。
現像装置2は、図2に示すように、現像槽111内に、感光体ドラム3と対向するように配置された現像ローラ(現像剤担持部材)114を有し、現像ローラ114によって感光体ドラム3の表面にトナーを供給して、感光体ドラム3の表面に形成された静電潜像を顕像化する(現像する)装置である。
現像装置2は、図2〜図4に示すように、現像ローラ114の他に、現像槽111、現像槽カバー115、トナー補給口117、ドクターブレード116、第1搬送部材112a、第2搬送部材112b、仕切り板(仕切り壁)113、電磁石118を備えている。
現像槽111は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する槽である。また、現像槽111には、現像ローラ114、第1搬送部材112a、第2搬送部材112b等が配設されている。なお、本実施形態のキャリアは、磁性を有する磁性キャリアである。
現像ローラ114は、回転するマグネットローラであり、現像槽111の現像剤を表面に汲み上げて担持し、表面に担持している現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム3に供給するものである。現像ローラ114の表面に近接する位置にはドクターブレード(層厚規制用ブレード)116が配されている。
また、現像槽111の上側には、図2,図4に示すように、取り外し可能な現像槽カバー115が設けられている。さらに、現像槽カバー115には、図4に示すように、現像槽111に未使用のトナーを補給するためのトナー補給口117が形成され、図2に示すように、トナー補給口117より第1搬送部材112aの現像剤搬送方向下流側に電磁石118が備えられている。
電磁石118は、6個の電磁石A〜F(118a〜118f)からなり、第1搬送部材112aの上部、現像槽カバー115上面に設けられて、図示しない電源に接続されている。電磁石118により形成される磁界は、第1搬送路P内の磁束密度が500mT以上2000mT以下となるように設定されている。
そして、図1に示すように、トナーホッパー101に収容されているトナーは、トナー移送機構102及びトナー補給口117を介して現像槽111に移送され、これにより現像槽111にトナーが補給されるようになっている。
さらに、図2,図3及び図4に示すように、第1搬送部材112a及び第2搬送部材112bは、現像槽111内において現像剤を撹拌及び搬送するための螺旋状の搬送羽根からなるスクリューオーガにより構成され、モータ等の駆動手段(図示せず)によって軸が回転駆動することで、現像剤を撹拌すると共に搬送するようになっている。
第1搬送部材112a及び第2搬送部材112bは、互いの周面同士が仕切り板113を介して対向するように且つ互いの軸同士が平行になるように並列され、互いに逆方向に回転するように設定されている。そして、第1搬送部材112aは、図3に示すように、矢印X方向に現像剤を搬送し、第2搬送部材112bは、矢印X方向とは逆の矢印Y方向に現像剤を搬送するように設定されている。
現像槽111には、第1搬送部材112aと第2搬送部材112bとの間に仕切り板113が配設されている。仕切り板113は、第1搬送部材112a及び第2搬送部材112bの各軸方向(各回転軸方向)に平行に延設されている。現像槽111の内部は、仕切り板113によって、第1搬送部材112aが配されている第1搬送路Pと、第2搬送部材112bが配されている第2搬送路Qとに区画される。
仕切り板113は、第1搬送部材112a及び第2搬送部材112bの各軸方向の両端部において、現像槽111の内側の壁面から離間して配置されている。これにより、現像槽111には、第1搬送部材112a及び第2搬送部材112bの各軸方向の両端部付近において、第1搬送路Pと第2搬送路Qとを連通する連通路が形成されている。以下では、図3に示されるように、矢印X方向側に形成されている連通路を第1連通路a、矢印Y方向側に形成されている連通路を第2連通路bと称する。
また、本実施形態では、トナー補給口117は第1搬送路P内の領域であり且つ第2連通路bよりも矢印X方向側の位置に形成されている。つまり、第1搬送路Pにおいて、第2連通路bの下流側にトナーが補給されることになる。
現像槽111において、第1搬送部材112a及び第2搬送部材112bは、モータ等の駆動手段(図示せず)によって回転駆動し、現像剤を搬送する。
具体的には、第1搬送路Pにおいて、現像剤は、第1搬送部材112aによって撹拌されながら矢印X方向へ搬送され、第1連通路aに到達する。第1連通路aに到達した現像剤は、第1連通路aを通過して第2搬送路Qへ搬送される。
一方、第2搬送路Qにおいて、現像剤は、第2搬送部材112bによって、撹拌されながら矢印Y方向へ搬送され、第2連通路bに到達する。そして、第2連通路bに到達した現像剤は、第2連通路bを通過して第1搬送路Pへ搬送される。
つまり、第1搬送部材112aと第2搬送部材112bとは、互いに逆方向に現像剤を撹拌しながら搬送している。
このようにして、現像剤は、現像槽111において、第1搬送路Pと第1連通路aと第2搬送路Qと第2連通路bとを、第1搬送路P→第1連通路a→第2搬送路Q→第2連通路b、という順序にて循環移動していることになる。そして、現像剤は、第2搬送路Qにて搬送されている間に、現像ローラ114の回転にてその表面に担持されて汲み上げられ、汲み上げられた現像剤中のトナーが感光体ドラム3へと移動して、順次消費されていく。
このように消費されるトナーを補うべく、未使用のトナーがトナー補給口117から第1搬送路Pへ補給される。補給されたトナーは第1搬送路Pにおいて従前より存在する現像剤と混合撹拌される。
次に、本実施形態に係る現像装置2の特徴的な現像剤Dの撹拌、搬送操作及び作用について図面を参照して説明する。
図5乃至図10は、本実施形態の現像装置において、現像剤が現像剤搬送路上部に設けられた電磁石により上下運動をしながら搬送される様子を示す模式図であって、図5は前記現像装置の設けられた電磁石のうちの特定の2箇所の電磁石に通電した時の現像剤搬送路の現像剤が電磁石に引き寄せられた状態を示す説明図、図6は図5における電磁石の通電を停止した時の電磁石に引き寄せられた現像剤が落下した状態を示す説明図、図7は図5における2箇所の電磁石より現像剤搬送方向下流側の電磁石に通電した時の現像剤搬送路の現像剤が電磁石に引き寄せられた状態を示す説明図、図8は図7における電磁石の通電を停止した時の電磁石に引き寄せられた現像剤が落下した状態を示す説明図、図9は図7における2箇所の電磁石よりさらに現像剤搬送方向下流側の電磁石に通電した時の現像剤搬送路の現像剤が電磁石に引き寄せられた状態を示す説明図、図10は図9における電磁石の通電を停止した時の電磁石に引き寄せられた現像剤が落下した状態を示す説明図である。
本実施形態の画像形成装置100において、現像装置2の第1搬送路P内の現像剤を撹拌、搬送する場合は、図4に示すように、電磁石A118aと電磁石D118d、電磁石B118bと電磁石E118e、並びに、電磁石C118cと電磁石F118fの2箇所の電磁石にそれぞれ同じタイミングで電流を流しながら、すなわち、現像剤搬送方向下流側に向かって順次電磁石を通電/停止させながら、第1搬送部材112aを回転させて撹拌、搬送動作を行う。
それぞれの電磁石A118a〜電磁石F118fへの通電操作は、具体的には、図5,図6に示すように、電磁石A118aと電磁石D118dに0.5秒間通電した後、0.5秒間通電を停止する。次に、図7,図8に示すように、電磁石B118bと電磁石E118eに0.5秒間通電した後、0.5秒間通電を停止する。次に、図9,図10に示すように、電磁石C118cと電磁石F118fに0.5秒間通電した後、0.5秒間通電を停止する。そして、再び、電磁石A118aと電磁石D118dに0.5秒間通電する。というように、上述したように電磁石A118a〜電磁石F118fへの通電操作を繰り返して行う。
まず、電磁石A118aと電磁石D118dに通電すると、図5に示すように、電磁石A118aと電磁石D118dにより形成される磁場により第1搬送部材112aで搬送される現像剤Dが電磁石A118aと電磁石D118dに向かって上方に引き寄せられる。
そして、電磁石A118aと電磁石D118dへの通電が停止すると、図6に示すように、電磁石A118aと電磁石D118dにより形成される磁場が消滅するため、電磁石A118aと電磁石D118dに引き寄せられていた現像剤Dが開放されて落下する。
次に、電磁石A118aと電磁石D118dよりそれぞれ現像剤搬送方向下流側の電磁石B118bと電磁石E118eに通電すると、図7に示すように、電磁石B118bと電磁石E118eにより形成される磁場により第1搬送部材112aで搬送される現像剤Dが電磁石B118bと電磁石E118eに向かって上方に引き寄せられる。
そして、電磁石B118bと電磁石E118eへの通電が停止すると、図8に示すように。電磁石B118bと電磁石E118eにより形成される磁場が消滅するため、電磁石B118bと電磁石E118eに引き寄せられていた現像剤Dが開放されて落下する。
次に、電磁石B118bと電磁石E118eよりそれぞれ現像剤搬送方向下流側の電磁石C118cと電磁石F118fに通電すると、図9に示すように、電磁石C118cと電磁石F118fにより形成される磁場により第1搬送部材112aで搬送される現像剤Dが電磁石C118cと電磁石F118fに向かって上方に引き寄せられる。
そして、電磁石C118cと電磁石F118fへの通電を停止すると、図10に示すように、電磁石C118cと電磁石F118fにより形成される磁場が消滅するため、電磁石C118cと電磁石F118fに引き寄せられていた現像剤Dが開放されて落下する。
このように、現像装置2の第1搬送路P内において、複数の電磁石A118a〜電磁石F118fが現像剤搬送方向下流側に向けてそれぞれタイミングを遅らせて磁界を形成することにより、電磁石が形成する磁界によって引き上げられた現像剤Dがその直後に現像剤搬送方向下流側の電磁石に次々と引き寄せられるので、現像剤Dを効率良くに搬送できる。
さらに、電磁石A118a〜電磁石F118fへ通電のタイミングを遅らせて磁界を形成する際に、隣り合う電磁石の2つ、すなわち、一電磁石の両隣の電磁石が同時に磁界を形成しない時間を設けることにより、電磁石が形成する磁界によって引き上げられた現像剤Dを落下させてから、搬送方向下流側の電磁石によって引き寄せるようにすることで、現像剤の上下運動を活発にしつつ、搬送性を向上できる。
また、電磁石A118a〜電磁石F118fへ通電のタイミングを遅らせて磁界を形成する際に、電磁石A118a〜電磁石F118fへ正弦波電流を流すことにより形成される正弦波状磁界として、電磁石への電流を穏やかに変化させて、磁束密度が時間軸に対して正弦波状に変化させることで、現像剤が電磁石に吸着する際や落下する際の衝撃を和らげることができ、現像剤へのストレスを少なくすることができる。
また、さらに、電磁石A118a〜電磁石F118fへ正弦波電流を流す時に、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれて正弦波電流の位相が90°以上120°以下の範囲で遅らせて正弦波電流を流すことで、磁界の磁束密度が穏やかに変化するため、現像剤の滞留を抑えてストレスを少なくすることができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、現像装置2の現像槽111内のトナー補給口117より現像剤搬送方向下流側の第1搬送路Pの上部に、現像剤搬送方向に沿って複数の電磁石A118a〜電磁石F118fを配置して、電磁石A118a〜電磁石F118fの通電タイミングを現像剤搬送方向下流に向い遅くすることで、現像剤搬送方向下流に向って現像剤Dが次々と電磁石に引き寄せられながら上下方向に移動しつつ搬送されるので、現像剤Dの撹拌性と搬送性を向上させることができる。これにより、「デベモコ現象」の発生を抑えて、画像濃度低下や充分に帯電されていないトナーに起因するトナー飛散や画像カブリの問題を低減できる。
尚、上述した実施形態では、本発明に係る現像装置2を図1に示すような画像形成装置100に適用した例について説明したが、トナーホッパー101を用いて現像装置2にトナーを補給する画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置や複写機に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施形態に係る現像装置が用いられた画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置を構成する現像装置の構成を示す断面図である。 図2のA−A断面矢視図である。 図2のB−B断面矢視図である。 前記現像装置の設けられた電磁石のうちの特定の2箇所の電磁石に通電した時の現像剤搬送路の現像剤が電磁石に引き寄せられた状態を示す説明図である。 図5における電磁石の通電を停止した時の電磁石に引き寄せられた現像剤が落下した状態を示す説明図である。 図5における2箇所の電磁石より現像剤搬送方向下流側の電磁石に通電した時の現像剤搬送路の現像剤が電磁石に引き寄せられた状態を示す説明図である。 図7における電磁石の通電を停止した時の電磁石に引き寄せられた現像剤が落下した状態を示す説明図である。 図7における2箇所の電磁石よりさらに現像剤搬送方向下流側の電磁石に通電した時の現像剤搬送路の現像剤が電磁石に引き寄せられた状態を示す説明図である。 図9における電磁石の通電を停止した時の電磁石に引き寄せられた現像剤が落下した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 露光ユニット(露光装置)
2 現像装置
3 感光体ドラム
5 帯電器(帯電装置)
8 中間転写ベルトユニット(転写装置)
12 定着ユニット(定着装置)
100 画像形成装置
101 トナーホッパー(トナー補給装置)
111 現像槽
112a 第1搬送部材(現像剤搬送部材)
112b 第2搬送部材(現像剤搬送部材)
114 現像ローラ(現像剤担持部材)
115 現像槽カバー
117 トナー補給口
118,118a,118b,118c,118d,118e,118f 電磁石
D 現像剤
P 第1搬送路(現像剤搬送路)
Q 第2搬送路(現像剤搬送路)

Claims (7)

  1. トナーと磁性キャリアとを含む現像剤が搬送される現像剤搬送路と、前記現像剤搬送路に設けられて前記現像剤を撹拌しながら所定方向へ搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤搬送路にトナーを補給するためのトナー補給口とを備えた現像装置において、
    前記トナー補給口より現像剤搬送方向下流側の前記現像剤搬送路の上部に、現像剤搬送方向に沿って該現像剤搬送路内に磁界を形成する複数の電磁石を備え、
    複数の電磁石にそれぞれ通電することによって、現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に磁界を形成し、その断続的に形成された磁界により現像剤の吸引と開放とを交互に行いながら現像剤を搬送し、
    現像剤搬送方向下流側に向かうにつれて複数の電磁石への通電のタイミングを遅らせて、前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界が、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれてタイミングが遅れて形成されようにしたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤搬送部材は、回転軸と該回転軸の軸線方向に対して垂直方向に突出形成される螺旋状の羽根体を備えるスクリューオーガを用いて構成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記電磁石により形成される磁界は、前記現像剤搬送路内の磁束密度が500mT以上2000mT以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界は、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれてタイミングを遅らせて形成される際に、隣り合う2箇所に磁界が同時に形成されないようにすることを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の現像装置
  5. 前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界は、電磁石に正弦波電流を流すことにより形成される正弦波状磁界であることを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の現像装置
  6. 前記現像剤搬送路内上部の複数箇所に断続的に形成される磁界は、現像剤搬送方向下流側に向かうにつれて正弦波電流の位相が90°以上120°以下の範囲で遅らせて形成されることを特徴とする請求項1から5のうちの1項に記載の現像装置
  7. 表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置と、感光体ドラム表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、
    前記現像装置として、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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