JP2006058446A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 補給される現像剤中のトナー量を安定化し、これによりトナー濃度の迅速な回復を可能とすると共に、トナー濃度を安定して維持することができる現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 仕切部材39の表面には、仕切部材39上に流出した二成分現像剤Gを軸方向に略均等に振り分けると共に、この二成分現像剤Gをトナー収容部35の軸方向両端部の領域に導くガイド部45が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 仕切部材39の表面には、仕切部材39上に流出した二成分現像剤Gを軸方向に略均等に振り分けると共に、この二成分現像剤Gをトナー収容部35の軸方向両端部の領域に導くガイド部45が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を用い、像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関し、特に、二成分現像剤中のトナー濃度を自律的に制御する現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式等の画像形成装置で用いられる現像装置としては,感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤にて可視像化するものが知られている。この種の現像装置に用いられる現像方式としては、現像剤として着色剤粒子であるトナーのみを用いる一成分現像方式と、現像剤として磁性体粒子であるキャリアと着色体粒子であるトナーとを混合撹拌したものを用いる二成分現像方式とに大別される。
従来、二成分現像方式の現像装置としては、画質、維持性や安定性など優れた点が多いことから、トナーを磁性キャリアに混合した現像剤を磁場によって搬送して現像する磁気ブラシ現像方法が広く用いられている。この磁気ブラシ現像方法では、トナーと磁性キャリアとの摩擦で発生した静電気力により、トナーが磁性キャリアの表面に担持されるが、このトナーは、像担体上の静電潜像に接近すると、静電潜像担持体と現像剤担持体との間に形成される電界によって静電潜像上へ飛翔し、静電潜像を可視像化する。また、現像剤は、現像によって消費されたトナーを補充しながら反復使用される。
しかし、このような磁気ブラシ現像方法においては、トナー濃度(トナーと磁性キャリアの混合比)を一定範囲に保つ制御を行わないと、トナー濃度が上昇した場合には、トナー飛散やカブリが発生し、一方、トナー濃度が低下した場合には、濃度低下や濃度斑、画像抜けなどが発生してしまう。したがって、安定した画像を得るためにはトナー濃度を一定に保つ必要がある。
そこで、従来の磁気ブラシ現像方法では、安定した画像を得るためにトナー濃度センサを用いてトナー濃度を検知したり、現像パッチを作成してトナー現像量を検知し、その信号によってトナー補給部材を作動させることによりトナー濃度を一定にする制御を行っている。例えば、トナー濃度センサによりトナー濃度を検知し、この検知情報に基づいてトナー濃度が低下したと判断した後、トナー補給部材によりトナー補給が行われる。
しかし、この種の磁気ブラシ現像方法にあっては、トナー濃度センサや独立してON/OFF駆動できるトナー補給部材が必要不可欠であり、現像装置の大型化、高コスト化が避けられない。また、検知対象の濃度パッチを作成する等、トナー濃度の検知システムが面倒であるという不具合がある。
このような不具合を解決する先行技術として、トナー濃度センサやトナー補給部材を用いずに、トナー濃度を一定に保つ現像装置が既に提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。こうした現像装置は、二成分現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤収容部と連通し且つトナーを収容するトナー収容部とを有し、現像剤担持体上の二成分現像剤量を規制部材で規制し、現像剤担持体上における二成分現像剤のトナー濃度変化によって、二成分現像剤のトナーの取り込みを自律的に制御することで、トナー濃度を調整するものである。
しかしながら、上記の先行技術にあっては、いずれもトナー濃度変化に対応した現像剤の体積変化と現像剤の動きとによって、トナー濃度の制御をしているため、現像剤の体積変化や現像剤の動きを活発にする必要がある。このような要請下においては、通常の二成分現像方式と比較して、少ない現像剤量で且つ現像剤担持体周辺の現像剤収容部内の現像剤密度を高くする必要があるため、現像剤の循環が悪く、現像剤の動きが活発な箇所と活発でない箇所とが存在して、トナーの取込みが均一に行われない。さらに、帯電性能や磁化特性の劣化により磁性キャリアが現像装置本体から抜け出て現像剤収容部内の磁性キャリア量が減少すると、トナー濃度安定時において現像剤収容部内の磁性キャリア量に対するトナー量比率が大きくなる。この結果として、十分なトナー帯電が施されず地汚れやトナー飛散が生じるという問題を生じていた。また、現像剤量が少ないこと等から、予め現像剤量を少なく設定しなければならないため、1つの磁性キャリアにかかるストレスが大きくなって、磁性キャリアの寿命が短くなり、結果として、ランニングコストが上昇するといった問題も生じていた。
さらに、現像装置が軸方向(長手方向)に傾斜して配置された場合には、軸方向におけるトナー濃度が不均一となり、画像ムラ等が発生するという問題を生じていた。
このような技術的課題を解決するために、本出願人は、図7に示されるような現像装置を既に提案している。
この特願2004−154503号に係る現像装置100は、図7に示されるように、二成分現像剤を磁力により担持搬送する現像剤担持体132と、二成分現像剤を収容する現像剤収容部133と、トナーを現像剤収容部133に供給可能に収容するトナー収容部135と、現像剤収容部133に隣接し現像剤収容部133と連通する現像剤退避部134と、現像剤担持体132により担持搬送される二成分現像剤の一部を余剰現像剤としてせき止め、トナー濃度に応じて現像剤収容部133又は現像剤退避部134に余剰現像剤を分離する現像剤分離手段と、現像剤分離手段により分離された余剰現像剤を現像剤収容部133又は現像剤退避部134に導入すると共に互いを仕切る現像剤仕切部材139と、現像剤を撹拌搬送する複数の現像剤撹拌搬送部材136a,136bとを備え、現像剤仕切部材139の下端の軸方向略1/3の中央部領域には、トナー補給路137に連通するトナー供給口が形成されていると共に、軸方向両端部は、現像剤退避部134に導入された二成分現像剤が、トナー収容部135からのトナーを取り込まずに現像剤収容部133に流入するように構成したものである。そして、これにより、トナー濃度に応じた二成分現像剤の流動性変化、嵩変化に加えて、磁気吸引力の変化を利用して、自律的な濃度制御を実現すると共に、中央部に形成されたトナー供給口からのみトナー収容部135のトナーを取り込み、両端部においては、現像剤収容部133とトナー収容部135とを遮蔽することにより、現像装置が軸方向に傾斜配置された場合の、二成分現像剤の偏りによる軸方向のトナー濃度の不均一化の防止を図ったものである。
しかしながら、上述のように構成した現像装置において、現像剤収容部133内のトナー濃度が低下して、仕切部材139上に低濃度現像剤が流出した際には、現像剤収容部133内の現像剤量の減少に伴って、トナー収容部135内のトナー撹拌部材138により掻き揚げられた高濃度現像剤がトナー補給路137から補給されるが、トナー撹拌部材138の羽根の位置関係によっては、仕切部材139上を経由して流出した、流量が不安定な低濃度現像剤の一部が直接補給路137に流れ込む場合が生じる。これは、補給される現像剤のトナー量がばらつく要因となり、例えば、高密度画像を印字した際にトナー濃度の回復が遅れて印字濃度が低下したり、逆に、これを補うために多量の現像剤がトナー補給路137から補給されるように設計すると、高濃度の現像剤だけが過剰に補給されてトナー濃度のオーバーシュートを起こし、かぶりやクラウドの原因となるという問題を生じていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、補給される現像剤中のトナー量を安定化し、これによりトナー濃度の迅速な回復を可能とすると共に、トナー濃度を安定して維持することができる現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、トナーと磁性キャリアとが含まれる二成分現像剤を磁力により担持搬送する回転自在の現像剤担持体と、該現像剤担持体に隣接して二成分現像剤を収容すると共に、該二成分現像剤を撹拌搬送する複数の現像剤撹拌搬送部材を有する現像剤収容部と、現像剤収容部に隣接し、軸方向略中央部に設けられたトナー補給路を通じて現像剤収容部にトナーを供給可能に収容するトナー収容部と、現像剤担持体により担持搬送された二成分現像剤の層厚を所定の厚さに規制すると共に、余剰な現像剤を堰き止める層厚規制部材と、この層厚規制部材に対して現像剤担持体の回転方向上流側であって現像剤収容部とトナー収容部との間に配設され、層厚規制部材により堰きとめられた余剰現像剤をトナー濃度に応じてトナー収容部側に導入する仕切部材とを有し、現像剤収容部のトナー濃度が一定となるように自律的に濃度調整を行う現像装置において、前記仕切部材の表面には、仕切部材上に流出した二成分現像剤を軸方向に略均等に振り分けると共に、該二成分現像剤をトナー収容部の軸方向両端部の領域に導くガイド部が形成されていることを特徴とする。
ここで、軸方向とは、現像剤担持体の回転軸方向に沿った方向をいうものとする。
現像装置をこのように構成することによって、仕切部材上に流出した流量が不安定な低濃度二成分現像剤が、直接現像剤収容部内に流入することを防止し、これによりトナー収容部内の高濃度二成分現像剤が常に現像剤収容部内に供給されることとなり、補給されるトナー量が安定化すると共に、トナー濃度の迅速な回復を実現し、高密度画像を印字した際にも追従性が良好な現像装置を提供することができる。
また、前記ガイド部は、仕切部材の上端の軸方向中央部から下端の軸方向両端部に向かう突起部として形成され、仕切部材の表面と略直交するように立設された板状のリブ部材であってもよい。
この場合は、ガイド部をリブ部材で簡易に構成すると共に、仕切部材の軽量化を図ることができる。
また、前記ガイド部は、仕切部材の上端の軸方向中央部から下端の軸方向両端部に向かう突起部として形成されたブロック状部材であってもよい。
この場合は、ガイド部をブロック状部材で簡易に構成すると共に、仕切部材の剛性の向上を図ることができる。
以上において、前記トナー収容部の底部は、軸方向の両端部領域から中央部領域に向かって軸方向斜め下方に傾斜する傾斜面を有するように形成されていてもよい。
この場合は、トナー収容部の底部が、軸方向の両端部領域から中央部領域に向かって軸方向斜め下方に傾斜する傾斜面を有するように形成されているので、現像剤収容部の端部に流入した低濃度現像剤は、端部領域に留まることなく中央部領域に移動しつつトナーと撹拌混合される。これにより、中央部領域に対応したトナー供給口には所定の高濃度現像剤が供給されることとなり、トナー濃度の安定化を促進することができる。
また、前記トナー収容部には、トナーを撹拌するアジテータが設けられ、該アジテータには、撹拌用の羽根が軸方向中央部のみに取り付けられていてもよい。
この場合は、トナーを撹拌するアジテータの羽根が軸方向中央部のみに取り付けられているので、中央部領域の高濃度現像剤を確実にトナー供給口に供給することができると共に、トナー撹拌搬送部材を簡易に構成することができる。
また、前記トナー収容部には、トナーを撹拌するアジテータが設けられ、該アジテータには、撹拌用の羽根が軸方向中央部及び両端部に取り付けられており、この中央部の羽根と両端部の羽根とでは、両端部の羽根が中央部の羽根に対して位相が遅れて回転するように、回転軸に対する両者の取り付け角度が異なってもよい。
この場合は、トナーを撹拌するアジテータの軸方向中央部の羽根と両端部の羽根とでは、両端部の羽根が中央部の羽根に対して位相が遅れて回転するように、回転軸に対する両者の取り付け角度が異なるので、中央部領域に集約された高濃度現像剤は、中央部の羽根により確実にトナー供給口に供給される。一方、端部領域に導入された低濃度現像剤は、中央部の羽根に対して位相が遅れて回転する両端部の羽根により、トナー供給口への供給が回避されると共に、トナーとの撹拌混合が促進される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記現像装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材上を流動する流量が不安定な低濃度現像剤がトナー供給口に供給されることを防止し、補給される現像剤のトナー濃度を安定化すると共に、トナー濃度の迅速な回復や、トナー濃度のオーバーシュートを防止して、現像剤のトナー濃度を安定して維持することができる現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
<実施の形態1>
以下に、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態1に係る現像装置を含む画像形成装置の概略構成について、図1を参照して説明する。
図1に示されるように、本発明に係る画像形成装置10は、一様帯電後に像光を照射することにより表面に静電電位の差による潜像が形成される感光体ドラム21を備えており、この周囲に、感光体ドラム21の表面を一様に帯電させる帯電装置22と、感光体ドラム21に像光を照射して表面に潜像を形成する露光装置23と、感光体ドラム21上の潜像にトナーを選択的に転移させてトナー像を形成する現像装置24と、感光体ドラム21と対向し、被記録媒体28を挟んで感光体ドラム21との間に転写バイアス電界を生成する転写ロール26と、トナー像の転写後に感光体ドラム21に残留するトナーを除去するクリーニング装置29とが設けられている。そして、感光体ドラム21と転写ロール26との対向部(ニップ部)の上流側から被記録媒体28を供給するようになっており、下流側には被記録媒体28上に転写された未定着トナー像を加熱溶融し被記録媒体28に圧着する定着装置50が設けられている。ここで、感光体ドラム21は、矢印方向に回転する金属製ドラムの表面に有機感光材料、アモルファスセレン系感光材料、アモルファスシリコン系感光材料等からなる感光体層を形成したものを用いることができる。また、帯電装置22は、例えば、タングステンなどからなる細いワイヤーに高電圧を印加すると共にそれと離間したアルミなどからなるシールド及び感光体ドラム21側に隙間のあるグリッド電極を配置したスコロトロンを用いることができる。露光装置23は、レーザ書込み装置やLEDアレイを有し、画像信号に基づいて点滅する露光光を発生し、これをポリゴンミラーによって感光体ドラム21の主走査方向にスキャンするものであり、これにより感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、光の当たった部分の感光体ドラム21の表面電位が低下し、光の当たっていない高電位部分とのコントラストによる電位画像として形成される。また、現像装置24は、ハウジング31内に着色粒子であるトナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤を収容し、現像剤担持体32に二成分現像剤を担持させ、この現像剤担持体32にバイアス電源25からの現像バイアスを印加することで、現像剤担持体32を静電潜像の高電位部と低電位部との中間電位に保持し、静電潜像の画像部を帯電されたトナーにて現像するようにしたものである。さらに、転写装置26は、例えば感光体ドラム21に接触配置される転写ロールにて構成され、バイアス電源27によって感光体ドラム21上のトナー像が引き付けられる方向の転写バイアスが印加されることで、感光体ドラム21上のトナー像を被記録媒体28に転与させるようにしたものである。また、感光体ドラム21上に残留したトナーは、例えばドクターブレード式のクリーニング装置29によって除去される。
また、定着装置50は、例えばヒートロール方式であり、加熱ロール51と加圧ロール52とを有し、この加熱ロール51と加庄ロール52との間に被記録媒体28を通過させることによりトナー像を被記録媒体28に定着するようになっている。
次に、本実施の形態に係る現像装置の詳細について、図2及び図3を参照して説明する。図2は本実施の形態に係る現像装置24の概要を示す構成図であり、図3はトナー補給路開口付近をトナー収容部側から見た図である。
図2に示されるように、現像装置24は、感光体ドラム21に向かって開口するハウジング31を有し、このハウジング31の開口に面して現像剤担持体32が配設され、ハウジング31のうち、現像剤担持体32に隣接した部位には収容された二成分現像剤Gを撹拌搬送する複数の現像剤撹拌搬送部材36a,36bを有する現像剤収容部33と、現像剤担持体32に隣接し、現像剤収容部33に対して現像剤担持体32の現像剤搬送方向下流側に設けられる現像剤退避部34と、現像剤収容部33を介して現像剤担持体32に連通し、トナーT及び現像剤退避部34から流出した二成分現像剤Gを収容するトナー収容部35とを備えている。また、トナー収容部35には、トナーT及び現像剤退避部34から流出する二成分現像剤Gをトナー収容部35の底壁面に沿って掃き出すように撹拌搬送するトナー撹拌搬送部材38が設けられている。ここで、現像剤担持体32は、回転自在に形成された回転スリーブと、この回転スリーブの内部に固定的に配設された、複数の磁極からなる磁極ロールとを備えている。また、感光体ドラム21と現像剤担持体32とが対向している現像領域に対して、現像剤担持体32の回転方向上流側には、現像剤担持体32と対向するように層厚規制部材41が配設されている。この層厚規制部材41は、現像剤担持体32と同程度の幅を有し、一端をハウジング31により支持され、先端部を数十μm〜数百μm程度の間隙で現像剤担持体32に近接させている。そして、例えば、層厚規制部材41と現像剤担持体32の磁極とにより、トナー濃度に応じて二成分現像剤Gを現像剤収容部33又は現像剤退避部に分離することが可能となっている。なお、本実施の形態では、層厚規制部材41に多くの二成分現像剤Gを供給するために、後述する仕切部材39と現像剤担持体32との間隙は、層厚規制部材41と現像剤担持体32との間隙よりも広く設定されている。
さらに、この層厚規制部材41に対して現像剤担持体の回転方向上流側であって、現像剤収容部33とトナー収容部35との間には、層厚規制部材41により堰き止められた余剰現像剤を現像剤退避部34側又は現像剤収容部33側に導入すると共に互いを仕切り、さらに、現像剤退避部34側に導入された二成分現像剤をトナー収容部35側に導入する仕切部材39が配設されている。
また、トナー収容部35と現像剤収容部33とは、トナー収容部35から現像剤収容部33へのトナー補給を可能とするトナー補給路37で連通されており、このトナー補給路37のトナー収容部35側の開口37aは、図3に最も良く示されるように、仕切部材39の下端部39eの軸方向略中央部分に形成されている。一方、仕切部材39の下端部39eの軸方向両端部領域においては、連接部材46によって仕切部材39の下端部39eとトナー収容部35の端部壁面とが連接されており、この領域におけるトナー収容部35と現像剤収容部33とを遮蔽している。
なお、本実施の形態において、二成分現像剤Gは、トナーTと磁性キャリアからなる現像剤であり、トナーTは、例えば非磁性トナーを用いるが、磁性キャリアと磁気特性が異なるものであれば、磁性トナーを用いても差し支えない。
また、現像剤収容部33は二成分現像剤Gが収容されるスペースを有し、現像剤収容部33内のうち現像剤担持体32に近接した位置に第一の現像剤撹拌搬送部材36a(以下、サプライオーガーともいう)が配設され、この第一の現像剤撹拌搬送部材36aと略水平な位置に第二の現像剤撹拌搬送部材36b(以下、アドミックスオーガーともいう)が配設されている。そして、これらの現像剤撹拌搬送部材36a,36bは、略同一の外径を有し、互いに逆方向に回転(例えば36aが反時計回り、36bが時計回り)するように構成されている。さらに、サプライオーガー36aとアドミックスオーガー36bとの間には、それぞれのオーガー回りの二成分現像剤Gの断面方向(軸方向と直交する方向)の入れ替わりを不能とする隔壁Wが形成されており、これにより、オーガー回りの二成分現像剤Gは、それぞれの軸方向の端部において互いに連通している折り返し領域を通じて、軸方向に循環するようになっている。
なお、この隔壁Wは、必要に応じて、両オーガー36a,36b間の断面方向の二成分現像剤Gの流れを完全には隔てないように構成してもよい。すなわち、隔壁Wの高さを低減して、それぞれのオーガー回りの二成分現像剤Gの入れ替わりを可能とする隙間を両オーガー36a,36b間に設定してもよく、この場合は、サプライオーガー36aとアドミックスオーガー36bの軸方向端部から端部へと現像剤が往復循環するような流れと、サプライオーガー36a、アドミックスオーガー36b回りのそれぞれの現像剤が断面方向に互いに入れ替わるような流れとが形成可能となる。
ここで、各現像剤撹拌搬送部材36a,36bは、シャフト部と、このシャフト部の表面にらせん状に形成された羽部とを有する、いわゆるスパイラル状のオーガーで構成されている。このようなスパイラル状のオーガーを現像剤撹拌搬送部材として用いることにより、現像剤の周方向の撹拌と軸方向の搬送とをより効率的に行うことができる。
さらに、現像剤収容部33の底部形状は、現像剤担持体32、現像剤撹拌搬送部材36a,36bに沿った湾曲形状に形成されていると共に、現像剤担持体32、現像剤撹拌搬送部材36aの間に所定間隔の現像剤搬送路が確保されている。
ここで、本実施形態においては、現像剤撹拌搬送部材として、2個のオーガー36a,36bを用いているが、配設数については2個に限定されるものではなく、外径についても必ずしも同一である必要はない。
次に、本実施の形態における前述した仕切部材39の詳細について、図2〜図5を参照してさらに説明する。
図2に示されるように、この仕切部材39は、現像剤担持体32と同程度の軸方向の幅で形成され、現像剤担持体32から斜め下方に向かって傾斜配置されたベースプレート39aを有し、このベースプレート39aの傾斜部長さは傾斜部上を流れる二成分現像剤Gがトナー収容部35に流れ込むような長さに設定されている。
そして、ベースプレート39aのうち、現像剤担持体32側に位置する上端部39dは、現像剤担持体32内の搬送磁極の近傍において、現像剤担持体32の表面と数百μm〜数mmの位置で対向配置されている。
また、上端部39dの反対側である下端部39eには、図2及び図3に示されるように、トナー収容部35側の側縁の軸方向略中央部の領域において、トナー収容部35から現像剤収容部33へのトナー供給を可能とするトナー補給路37に連通しているトナー供給口37aが形成されている。一方、下端部39eのトナー供給口37aの開口幅領域を除いた両端部領域においては、図3に示されるように、連接部材46により、仕切部材39の下端部39eとトナー収容部35の端部壁面とが連接されており、トナー収容部35と現像剤収容部33との間の二成分現像剤Gの流通を遮断している。また、下端部39eの下面においては、第二の現像剤撹拌搬送部材36bの外周面に倣って、この外周面と対向している対向面が、撹拌搬送部材36bの外周面と約1.5mm〜2mmの距離を隔てて形成されている。
さらに、仕切部材39の上表面には、図3及び図4に示されるように、上端部39dの軸方向略中央部から下端部39eのトナー供給口37aの開口幅の軸方向両端部に向かって、ガイド部である板状のリブ部材45が、ベースプレート39aの表面と直交するように立設されている。ここで、リブ部材45の開き角度θは、角度が小さいほどベースプレート39a上の二成分現像剤Gの流れをスムーズにするが、トナー供給口37aへの直接の流入を防止するために、下端部39eにおいてトナー供給口37aを覆うように、トナー供給口37aの開口幅と略同等の開き幅を有するような開き角度であることが好ましい。
このような所定の開き角度を有する板状のリブ部材を用いることにより、仕切部材39上に流出した低濃度現像剤がトナー供給口37aに流入することを防止して、トナー収容部35内へ全て還流させるガイド部を、簡易により軽量化して実現することができる。
なお、このガイド部は、例えば、図5に示されるように、上端部39dの軸方向略中央部から下端部39eに向かう突起部として形成された、先のリブ部材45と同様な開き角度θを有する略三角形状のブロック状部材としても良い。
この場合は、ガイド部付の仕切部材を簡易に構成すると共に、その剛性を向上させることができる。
次に、本実施の形態に係るトナー収容部35及びトナー撹拌搬送部材38の詳細について、図3及び図6を参照してさらに説明する。
まず、トナー収容部35の底部は、図6に最も良く示されるように、トナー供給口37aの開口幅に対応する底面35aと、この底面35aの軸方向両端部に向かって、トナー収容部35の軸方向両端部領域から斜め下方に傾斜した傾斜面35bとから形成されている。
これにより、仕切部材39のガイド部45,45Aにより、トナー収容部35の端部領域に導入された低濃度現像剤は、端部領域に留まることなく中央部領域に移動しつつトナーと撹拌混合され、中央部領域に対応したトナー供給口37aには所定の高濃度現像剤が常に供給されてトナー濃度の安定化を促進することができる。
さらに、このトナー収容部35には、図3及び図6に示されるように、トナー供給口37aに対応したトナー撹拌搬送部材であるアジテータ38が配設されている。すなわち、このアジテータ38には、トナー供給口37aの軸方向幅及び底面35aに対応する軸方向略中央部の領域において、トナー及び/又は高濃度現像剤(以下、トナー等ともいう)をトナー補給路37側に搬送する搬送羽根38aが支持部材38cに取り付けられている。一方、軸方向両端部の領域においては、トナー収容部35の端部領域におけるトナー等を撹拌する撹拌羽根38bが支持部材38cに取り付けられている。そして、搬送羽根38aと撹拌羽根38bとは、回転軸に対する取り付け角度の位相が異なるように設定されている。具体的には、搬送羽根38aは、撹拌羽根38bに対して回転方向に沿って、約5°〜90°取り付け位相(角度)が進んでいるように、支持部材38cに取り付けられている。このように撹拌羽根38bが、搬送羽根38aに対して位相が遅れて回転するように、両者の取り付け角度を異ならせて支持部材38cに取り付けることにより、中央部領域に集約された高濃度現像剤は、中央部の搬送羽根38aにより確実にトナー供給口37aに供給される。また、搬送羽根38aの端部より零れた高濃度現像剤は、搬送羽根38aに対して遅れて回転する両端部の撹拌羽根38bにより掬われて、端部領域の低濃度現像剤との撹拌が促進される。さらに説明すると、中央部の搬送羽根38aが両端部の撹拌羽根38bよりも遅れて回転するように設定された場合には、撹拌羽根38bより零れた低濃度現像剤が、搬送羽根38aに掬われて、トナー供給口37aに供給されてしまう虞が生じるが、撹拌羽根38bが搬送羽根38aよりも遅れて回転するように設定されているので、低濃度現像剤のトナー供給口37aへの直接の供給を回避すると共に、中央部の高濃度現像剤のみトナー供給口37aに安定して供給することができる。
なお、このアジテータ38は、端部領域の羽根38bを省略して、中央部領域の羽根38aのみを取り付けた、より簡易な構成としても良いし、端部羽根38bを掻き寄せフィンやコイルオーガー形状としてもよい。
このようにトナー収容部35内のトナー等が、トナー供給口37aの幅に対応する軸方向中央部領域に集約するようにトナー収容部35の底部形状が形成されていると共に、アジテータ38の撹拌羽根38bが搬送羽根38aよりも遅れて回転するように、両者に位相差が設けられているので、端部領域の低濃度現像剤がトナー供給口37aに供給されることを回避しつつ、十分に撹拌混合されたトナー等を中央領域のトナー補給路37へ速やかに供給することができる。
次に、本実施の形態に係る現像装置24の作動の概要について、図2を参照して説明する。
図2において、現像剤収容部33における二成分現像剤Gは、現像剤撹拌搬送部材36によって撹拌された後、現像剤担持体32内に配設された磁極によって捕獲されると共に、現像剤担持体32(回転スリーブ)の回転方向に搬送される。この搬送された二成分現像剤Gは、層厚規制部材41の近傍に到達すると、トリミング磁極として作用する搬送磁極により穂立ちを形成し、さらに、この二成分現像剤Gの穂立ちは、層厚規制部材41にて規制されることにより、現像剤層として現像剤担持体32上に形成され、この現像剤層は、感光体ドラム21と対向している現像領域に搬送される。そしてさらに、現像領域に搬送された二成分現像剤Gの現像剤層は、現像磁極の磁気吸引力により磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを形成する二成分現像剤GにおけるトナーTは、感光体ドラム21と現像剤担持体32との間に形成される現像電界によって、感光体ドラム21上の静電潜像を可視像化する。
そして、上述のように構成された現像装置24において、例えば、トナー濃度が低い二成分現像剤Gの場合は、相対的に単位体積当たりの磁性キャリア密度が大きいので、見掛けの透磁率が上昇し、現像剤担持体32に対して現像剤単位体積あたりの磁気吸引力が大きくなる。このため現像剤担持体32との摩擦力が大きくなり、搬送力が大きくなるため、現像剤担持体32により、層厚規制部材41まで確実に搬送され、層厚規制部材41のせき止め力に打ち勝って、層厚規制部材41近傍に滞留している滞留現像剤を押し出す。この押し出された滞留現像剤は、落下現像剤となって仕切部材39上に落下し、仕切部材39のガイド部45により軸方向端部領域に寄せられて、トナー収容部35へ流れ込む。
このように、トナー濃度の低い二成分現像剤Gが現像剤退避部34に導かれた場合、現像剤収容部33内にはその分だけスペースが作られるが、二成分現像剤Gはサプライオーガー36aとアドミックスオーガー36bとを介して循環しているため、アドミックスオーガー36bのトナー供給路37が開口している部分にもスペースができ、トナー収容部35からアドミックスオーガー36bに至るまでのトナー補給路37にあった高濃度現像剤は、アドミックスオーガー36bの搬送力と高濃度現像剤の自重により、上記スペースに速やかに引き込まれて、アドミックスオーガー36bとサプライオーガー36aとにより攪拌されながら現像剤収容部33へと供給される。その結果、現像剤収容部33内の二成分現像剤Gのトナー濃度は上昇する。ここで、高濃度現像剤とは、現像剤退避部34からトナー収容部35に流出した二成分現像剤が該トナー収容部35内のトナーと撹拌混合され、磁性キャリアに対するトナー比率が高い二成分現像剤のことである。
一方、トナー濃度が高い二成分現像剤Gの場合は、相対的に単位体積当たりの磁性キャリア密度が小さいので、見掛けの透磁率が低下し、現像剤担持体32に対して現像剤単位体積あたりの磁気吸引力が小さくなる。このため現像剤担持体32による搬送力が小さくなるため、現像剤担持体32上の二成分現像剤Gの多くは、現像剤担持体32の回転方向に対して仕切部材39の先端よりも上流側の位置で落下してしまう。この結果、二成分現像剤Gは、層厚規制部材41近傍に滞留している滞留現像剤を押し出すことなく、仕切部材39の上端部39dより上流側の位置で落下し、直接現像剤収容部33へ戻る。このとき、トナー濃度が低い場合と異なり、現像剤収容部33内にスペースが作られず、トナー補給路37付近の二成分現像剤Gは流動しないので、二成分現像剤Gによりトナー補給路37がふさがれている状態となり、トナー収容部35から高濃度現像剤は供給されない。
以上のように、本実施の形態に係るトナー補給メカニズムは、トナー濃度に応じた二成分現像剤Gの流動性変化、嵩変化に加えて磁気吸引力の変化を利用したものであり、トナー濃度が低い二成分現像剤Gに対してはトナー補給が行われ、トナー濃度が高い二成分現像剤Gに対してはトナー補給が行われない構成になっている。
このように構成した現像装置24においては、現像剤収容部33内に、トナー収容部35内のトナー及びキャリアを高い濃度の二成分現像剤Gとしてすばやく取り込むことができるので、高密度画像の連続出力に対応することができると共に、現像剤に対するストレスが軽減され、現像剤の長寿命化、低ランニングコスト化を実現することができる。
また、トナー補給路37の開口37aを仕切部材39の下端部39eの軸方向略中央部のみに設けると共に、現像剤収容部33及びトナー収容部35の端部領域が連接部材46により、互いに遮蔽されていることにより、現像装置24が軸方向に傾斜して配置された場合でも、傾斜配置に伴う現像剤収容部33側からトナー収容部35側への現像剤の逆流や、トナー収容部35側から現像剤収容部33側への過剰なトナーの流入を防止すると共に、傾斜に伴うトナー補給路37の軸方向両端部における現像剤の高低差が低減され、傾斜配置に伴う軸方向のトナー濃度の変動を抑制することができる。
ここで、上述したように現像剤収容部33内のトナー濃度が低下した際に、仕切部材39上を流動する二成分現像剤Gは、トナー濃度に応じて流出量が変化するために、その流量は一定しない。そこで、本実施の形態においては、このような流量が不安定な二成分現像剤Gは、ベースプレート39a上に形成されたガイド部45,45A(図4、図5参照)により、軸方向略中央部に形成されたトナー供給口37aを避けて、軸方向両端側に導かれてトナー収容部35の端部に全て還流する。そして、端部に還流した低濃度現像剤は、トナー収容部35の底部に軸方向端部から中央底面35aに向かう傾斜面35bが形成されていると共に、アジテータ38の端部撹拌羽根38bの作用により、トナー収容部35の端部領域に留まることなくトナー収容部35の中央部領域に流れ込み、トナー又は高濃度現像剤と十分に攪拌混合された現像剤が、トナー収容部35内の中央部領域に集約されることとなる。
さらに、トナー収容部35からトナー補給路37に補給される高濃度現像剤はアジテータ38の搬送羽根38aにより軸方向略中央部に設けられたトナー供給口37aに供給される。これにより、仕切部材39上を流動する流量が不安定な低濃度現像剤が直接トナー補給路37に補給されることがなく、かつ、常に所定の濃度に撹拌された高濃度の現像剤がトナー補給路37に補給されるので、補給される現像剤のトナー濃度を安定して維持すると共に、迅速なトナー濃度の回復や、トナー濃度のオーバーシュートの防止を実現し、現像に寄与する現像剤のトナー濃度を安定して維持することができる現像装置を提供することができる。
10:画像形成装置、21:感光体ドラム、22:帯電装置、23:露光装置、24:現像装置、25:バイアス電源、26:転写ロール、26:転写装置、27:バイアス電源、28:被記録媒体、29:クリーニング装置、31:ハウジング、32:現像剤担持体、33:現像剤収容部、34:現像剤退避部、35:トナー収容部、35a:底面、35b:傾斜面、36a:サプライオーガー、36b:アドミックスオーガー、37:トナー補給路、37a:トナー供給口、38:アジテータ、38a:搬送羽根、38b:撹拌羽根、38c:支持部材、39:仕切部材、39a:ベースプレート、39d:上端部、39e:下端部、41:層厚規制部材、45,45A:ガイド部、46:連接部材、50:定着装置、51:加熱ロール、52:加圧ロール、100:現像装置、132:現像剤担持体、133:現像剤収容部、134:現像剤退避部、135:トナー収容部、136a,136b:現像剤撹拌搬送部材、137:トナー補給路、138:トナー撹拌部材、139:現像剤仕切部材、G:二成分現像剤、T:トナー、W:隔壁、θ:開き角度
Claims (7)
- トナーと磁性キャリアとが含まれる二成分現像剤を磁力により担持搬送する回転自在の現像剤担持体と、該現像剤担持体に隣接して二成分現像剤を収容すると共に、該二成分現像剤を撹拌搬送する複数の現像剤撹拌搬送部材を有する現像剤収容部と、現像剤収容部に隣接し、軸方向略中央部に設けられたトナー補給路を通じて現像剤収容部にトナーを供給可能に収容するトナー収容部と、現像剤担持体により担持搬送された二成分現像剤の層厚を所定の厚さに規制すると共に、余剰な現像剤を堰き止める層厚規制部材と、この層厚規制部材に対して現像剤担持体の回転方向上流側であって現像剤収容部とトナー収容部との間に配設され、層厚規制部材により堰きとめられた余剰現像剤をトナー濃度に応じてトナー収容部側に導入する仕切部材とを有し、現像剤収容部のトナー濃度が一定となるように自律的に濃度調整を行う現像装置において、
前記仕切部材の表面には、仕切部材上に流出した二成分現像剤を軸方向に略均等に振り分けると共に、該二成分現像剤をトナー収容部の軸方向両端部の領域に導くガイド部が形成されていることを特徴とする現像装置。 - 前記ガイド部は、仕切部材の上端の軸方向中央部から下端の軸方向両端部に向かう突起部として形成され、仕切部材の表面と略直交するように立設された板状のリブ部材であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記ガイド部は、仕切部材の上端の軸方向中央部から下端の軸方向両端部に向かう突起部として形成されたブロック状部材であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記トナー収容部の底部は、軸方向の両端部領域から中央部領域に向かって軸方向斜め下方に傾斜する傾斜面を有するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。
- 前記トナー収容部には、トナーを撹拌するアジテータが設けられ、該アジテータには、撹拌用の羽根が軸方向中央部のみに取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
- 前記トナー収容部には、トナーを撹拌するアジテータが設けられ、該アジテータには、撹拌用の羽根が軸方向中央部及び両端部に取り付けられており、この中央部の羽根と両端部の羽根とでは、両端部の羽根が中央部の羽根に対して位相が遅れて回転するように、回転軸に対する両者の取り付け角度が異なることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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2004
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