JP2012032208A - センサ信号処理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】2種類のセンサ信号を処理する回路を簡単化する。
【解決手段】回転体2の回転に追従して周期的に変化する第1センサ信号V1と、それと異なる位相で周期的に変化する第2センサ信号V2を処理する回路であり、兼用処理回路20と、第1保持回路10と、第2保持回路14と、第1センサ信号と兼用処理回路を接続する第1状態と、第2センサ信号と兼用処理回路を接続する第2状態の間で切り換わる第1スイッチ24a,24bと、兼用処理回路と第1保持回路を接続する第1状態と、兼用処理回路と第2保持回路を接続する第2状態の間で切り換わる第2スイッチ26a,26bと、時分割判定処理回路28を備えている。時分割判定処理回路は、第1センサ信号が低周波である間は第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態と第2状態の間で交互に切り換え、第1センサ信号が高周波である間は第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態に固定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、回転体の回転に追従して周期的に変化する電圧を出力するセンサに接続してセンサ信号(センサの出力電圧)を処理する回路に関する。特に、位相の異なる2種類のセンサ信号を処理する回路に関する。
回転体の回転を検出するために、特許文献1に記載の技術が提案されている。特許文献1の技術は、図1に示すように、外周に沿って歯2aと谷2bが交互に周期的に配置されている回転体2の回転を検出するために、第1センサ4と、第1センサ4のセンサ信号V1を処理する第1処理回路8と、第2センサ6と、第2センサ6のセンサ信号V2を処理する第2処理回路12等を備えている。回転体2が回転すると、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2は異なる位相で周期的に変化する。
第1センサ信号V1を処理(例えば二値化処理)するためには、第1センサ信号V1を処理して得られた結果(たとえばピーク値とボトム値)を保持しておく必要があり、第1保持回路10が用意されている。同様に、第2センサ信号V2を処理して得られた結果を保持しておく第2保持回路14が用意されている。
第1処理回路8の処理結果と第2処理回路12の処理結果は、総合処理回路16に入力される。第1処理回路8の処理結果を総合処理回路16に入力するために、処理結果を保持する第1保持回路10から総合処理回路16に入力する構成を採用することができる。図1はその構成を図示している。総合処理回路16に入力する第1処理回路8の処理結果を保持する必要がなければ、第1処理回路8から総合処理回路16に入力する構成とすることができる。同様に、第2保持回路14から総合処理回路16に入力する構成としてもよいし、第2処理回路12から総合処理回路16に入力する構成としてもよい。
総合処理回路16では、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の位相差の正負を判別して回転方向を判別する。また、総合処理回路16は、回転方向と回転速度を示す信号を出力する。たとえば図1(A)に例示するように、回転体2が正回転していれば、第1センサ信号V1の二値化結果の反転タイミングでVccとゼロボルトの間で反転するパルス波を出力する。回転体2が逆回転していれば、図1(B)に例示するように、第1センサ信号V1の二値化結果の反転タイミングでVccとVcc/2の間で反転するパルス波を出力する。総合処理回路16から出力されるパルス波の電圧レベルが回転方向を示し、周波数が回転速度を示す。
回転体2が回転していない場合、回転体2が完全に停止していることもあれば、回転体2が微小角度範囲内で回転振動していることもある。本明細書で回転体が回転しているというのは、回転体が連続的に同一方向に回転していることをいい、微小角度範囲内で回転振動(短時間で回転方向を繰り返し反転すること)している場合と区別する。後者の場合は、回転体が振動しているという。センサ出力の1周期毎に、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の位相差の正負が反転するような場合には、回転体が振動していると表現する。図1(C)の実線は、総合処理回路16によって回転体2が振動していると判別された期間の出力を例示しており、センサ信号の二値化結果(破線参照)に代えて、変化しない電圧を出力し続ける。この出力から、回転体が回転していない状態にあることを認識することができる。回転体が回転していない状態には、回転体が停止している状態と回転振動している状態が含まれる。あるいは回転軸と軸受けの間に遊びがある場合には、その遊びの範囲内で回転軸が振動していることもある。
回転体2の回転方向を判別するために、あるいは回転体2が回転しているのか振動しているのかを判別するためには、位相差を持って変化する2種類のセンサ信号V1,V2が必要とされる。
第1処理回路8と第2処理回路12は同一処理を実施し、同一回路構成を備えている。であれば、同じ処理回路で第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の両方を処理することが可能なはずである。図2は、この方式を採用した処理回路を示している。図1の第1処理回路8と第2処理回路12に代えて、兼用処理回路20が用意されている。兼用処理回路20で2種類のセンサ信号V1,V2を処理するために、図2の回路では、時分割処理回路22が用意されている。また、第1センサ4と兼用処理回路20を接続する第1状態と、第2センサ6と兼用処理回路20を接続する第2状態の間で切り換わる第1スイッチ24a,24bを備えている。スイッチ24aとスイッチ24bは相補的であり、前者がオンすれば後者がオフし(第1状態が実現される)、前者がオフすれば後者がオンする(第2状態が実現される)。さらに、兼用処理回路20と第1保持回路10を接続する第1状態と、兼用処理回路20と第2保持回路14を接続する第2状態の間で切り換わる第2スイッチ26a,26bを備えている。スイッチ26aとスイッチ26bは相補的であり、前者がオンすれば後者がオフし(第1状態が実現される)、前者がオフすれば後者がオンする(第2状態が実現される)。図2では、兼用処理回路20と第1保持回路10の間に単一のスイッチ26aが配置されているように図示している。実際には、並列に配置された複数個のスイッチでスイッチ26aが構成されていてもよい。同様に、並列に配置された複数個のスイッチで、兼用処理回路20と第2保持回路14の間に配置されているスイッチ26bが構成されていてもよい。
処理回路はアナログ・デジタル混在回路で構成することが多く、時分割クロックを利用して時分割処理する。時分割処理回路22は、時分割クロックが入力する毎に、第1スイッチ24a,24bと、第2スイッチ26a,26bの両者を、第1状態(図2の(F)に図示する状態)と第2状態(図2の(G)に図示する状態)の間で切り換える。
時分割処理回路22が、スイッチ24a,26aをオンし、スイッチ24b,26bをオフして第1状態に切り換えると、兼用処理回路20は第1保持回路10が保持している結果を利用して第1センサ信号V1を処理する。時分割処理回路22が、スイッチ24b,26bをオンし、スイッチ24a,26aをオフして第2状態に切り換えると、兼用処理回路20は、第2保持回路14が保持している結果を利用して第2センサ信号V2を処理する。
図3は図2の処理回路によって処理される処理結果を模式的に示している。図3は、時分割クロックが100kHzの場合を例示している。100kHzの周波数で、第1センサ信号V1が処理される状態と、第2センサ信号V2が処理される状態が交互に切り換えられる。図3において、黒丸は、兼用処理回路20で処理される時間間隔を模式的に示している。兼用処理回路20の処理速度は、時分割クロックの周期よりも高速である。期間P1は、第1センサ信号V1が処理されない時間帯を示し、期間P2は、第2センサ信号V2が処理されない時間帯を示している。
特開2007−178498号公報
回転体の回転速度が高速になると、図2の時分割処理方式では、処理の時間分解能が粗くなり(処理速度が遅い)、必要な精度が得られないことがおきる。例えば、期間P1の間に第1センサ信号V1が急変し、所定の値に変化したタイミングを検出し損ねる恐れがある。同様に、期間P2の間に第2センサ信号V2が急変し、所定の値に変化したタイミングを検出し損ねる恐れがある。
時分割クロックの周波数を高くすれば、図2の時分割処理方式によって必要な時間分解能を確保できることになるが、時分割クロックの高周波化には限界があり、むやみに高速化できるものでない。
現状では、回転体2の回転速度が高速となることがある場合には、図2の兼用処理回路20を利用して回路構成を簡単化することができず、図1の回路を利用する他はないという事態が生じている。
本発明では、その問題に対処するための技術を提供する。すなわち、時分割処理方式によって処理回路を兼用化することと、時間分解能が粗くなりすぎないことの両者を実現する処理回路を提供する。
本明細書では、回転体の回転に追従して周期的に変化する第1センサ信号と、その第1センサ信号と異なる位相で周期的に変化する第2センサ信号を処理する回路を開示する。このセンサ信号処理回路は、兼用処理回路と、第1保持回路と、第2保持回路と、第1スイッチと、第2スイッチと、時分割判定処理回路を備えており、第1センサ信号を出力する第1センサと、第2センサ信号を出力する第2センサに接続して用いる。
第1保持回路は、第1センサ信号を処理した結果を保持する。第2保持回路は、第2センサ信号を処理した結果を保持する。第1スイッチは、第1センサと兼用処理回路を接続する第1状態と、第2センサと兼用処理回路を接続する第2状態の間で切り換わる。第2スイッチは、兼用処理回路と第1保持回路を接続する第1状態と、兼用処理回路と第2保持回路を接続する第2状態の間で切り換わる。時分割判定処理回路は、第1センサ信号が所定周波数より低周波である間は、第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態と第2状態の間で交互に切り換え、第1センサ信号が所定周波数より高周波である間は、第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態に固定する。
上記のセンサ信号処理回路は、第1センサ信号が所定周波数より低周波である間は時分割処理をし、所定周波数より高周波である間は時分割処理をしない。第1センサ信号が所定周波数に等しい場合は、時分割処理をしてもよいし、しなくてもよい。すなわち、場合分けの条件は、「所定周波数未満と所定周波数以上」であってもよいし、「所定周波数以下と所定周波数よりも高周波」であってもよい。
前記したように、回転体の回転方向を判別するために、あるいは回転体が回転しているのか振動しているのかを判別するためには、2種類のセンサ信号を処理する必要がある。ところが、回転体が高速回転を続けながら回転方向を反転させることはないことから、回転体が回転を始めた直後の低速回転の間に回転方向を判別すればよく、高速回転している間まで回転方向を判別する必要がないことがわかる。同様に、回転体が回転しているのか振動しているのかを判別する必要があるのは、回転体が停止している程度に低速である期間であり、高速回転している間まで回転と振動を判別する必要はないことがわかる。
上記のセンサ信号処理回路は、上記の知見を活用して実現されたものであり、センサ信号が所定周波数より低周波である間は、時分割処理を実施して兼用処理回路によって第1センサ信号と第2センサ信号を交互に処理する。センサ信号が低周波であることから、時分割処理を実施しても時間分解能が粗くなりすぎることはない。図3に例示した場合、期間P1の間に第1センサ信号V1が大きく変化することがなく、期間P2の間に第2センサ信号V2が大きく変化することがない。それに対して、センサ信号が高周波である間は、時分割処理を実施せず、第1センサ信号のみを処理する。時分割処理をしないことから時間分解能が粗くなりすぎることはない。この場合、第2センサ信号は処理できないが、センサ信号が高周波である間は、回転方向を判別する必要もなければ、回転/振動を区分する必要もなく、第2センサ信号を処理する必要がない。
第1センサ信号が前記所定周波数(時分割処理をするか否かを決める周波数)より低周波に設定されている第2所定周波数より低周波である間は、総合処理回路を有効とし、第1センサ信号が第2所定周波数より高周波である間は、総合処理回路の判定結果を回転状態とすることが好ましい。この総合処理回路は、兼用処理回路で第1センサ信号を処理した結果と兼用処理回路で第2センサ信号を処理した結果を入力して回転体が回転状態にあるのか振動状態(停止している間も正確には振動している。振動状態は停止状態を含むものである)にあるのかを判定する。
ここでも「第2所定周波数未満と第2所定周波数以上」で場合分けしてもよいし、「第2所定周波数以下と第2所定周波数よりも高周波」で場合分けしてもよい。
例えば、センサ信号が80Hz以下であれば時分割処理をし、センサ信号が40Hz以下であれば総合処理回路を有効とする。すなわち所定周波数を80Hzとし、第2所定周波数を40Hzとし、「所定周波数以下と所定周波数よりも高周波」で場合分けする例を想定する。この場合、センサ信号が40Hz以下であれば時分割処理し、総合処理回路を利用して回転・振動の判別をする。センサ信号が40〜80Hzの間は、時分割処理をするものの、回転/振動の判別はしない。明らかに回転状態にあるからである。
センサ信号の周波数が低下する場合、最初に80Hz以下となり、ついで40Hz以下となる。80Hz以下となった直後では、第2保持回路の保持値が正しくない可能性がある。80Hz以上の状態では時分割処理をせず、第2保持回路の保持値を更新していないからである。しかしながら、80Hzから40Hzに低下するまでの期間は総合処理回路による判別処理を無効化する。第2保持回路の保持値が正しくないことが結果に影響しない。センサ信号が80Hzから40Hzに低下するまでの間に第2保持回路の保持値が更新される。総合処理回路によって判別処理を再開するまでの間に第2保持回路の保持値は正しい値に更新されている。誤った保持値によって誤った判別をすることがない。所定周波数と第2所定周波数を使い分けると、誤った保持値によって誤った判別をすることが防止される。なお上記の40Hzあるいは80Hzはあくまで例示であり、その数値に限定されるものでない。
第1センサ信号が第2所定周波数(前記に例示した場合は40Hz)より低周波である状態から高周波である状態に切り換わる際に、回転方向を示すデータを保持する回路が付加されていることが好ましい。ここでも、第1センサ信号が第2所定周波数に等しくなった時の回転方向を保持してもよいし、第1センサ信号が第2所定周波数を上回った時の回転方向を保持してもよい。
総合処理回路を無効化しても正しい回転方向を示すことができる。
第1センサ信号が所定周波数(前記に例示した場合は80Hz)より高周波である状態から低周波である状態に切り換わる際に、第2保持回路の保持値を初期化することが好ましい。ここでも、第1センサ信号が所定周波数以下になった時に初期化してもよいし、第1センサ信号が所定周波数未満になった時に初期化してもよい。
初期化すれば、センサ信号の周波数が低下して第2所定周波数(前記に例示した場合は40Hz)以下または未満となるまでの間に、第2保持回路の保持値が正しい値に更新されている。
本発明のセンサ信号処理回路によれば、時分割処理方式によって処理回路を兼用化することができ、回路構成を簡単化できる。それでいて、時間分解能が粗くなりすぎることを防止できる。高性能なセンサ信号処理回路を簡単な回路で実現することができる。
従来のセンサ信号処理回路を示す図。 時分割技術を用いて回路構成を簡単化した仮想的なセンサ信号処理回路を示す図。 図2のセンサ信号処理回路による場合の処理速度を模式的に説明する図。 図5のセンサ信号処理回路による場合の処理速度を模式的に説明する図。 本明細書で開示するセンサ信号処理回路を示す図。 図5のセンサ信号処理回路の第1スイッチと第2スイッチが切り換わることを示す図。 時分割判定処理回路の構成を示す図。 時分割判定処理回路の処理内容を示す図。 実施例のセンサ信号処理回路を示す図。 実施例のマスク回路の構成を示す図。 処理内容を一覧表示する図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。
(第1特長)2種類のセンサ信号を時分割処理するか1種類のセンサ信号のみを処理するかを決定する周波数(所定周波数)より、2種類のセンサ信号の処理結果を利用して回転体の状態を判別する総合処理回路を有効化するか否かを決定する周波数(第2所定周波数)の方が低周波である。
(第2特長)時分割処理するか否かを決定する回路は、時分割クロック信号を第1スイッチと第2スイッチに伝達する状態と、時分割クロック信号を第1スイッチと第2スイッチに伝達しない状態の間で切り換える。
(第3特長)総合処理回路を有効化するか否かを決定する回路は、マスク回路を有効化するか否かを切り換える。
(第4特長)マスク回路が回転方向決定回路の処理結果をマスクする場合に備えて、それ以前の回転方向を保持する回路を備えている。
(第5特長)マスク回路が回転/振動判別回路の処理結果をマスクする場合に、回転状態を保持する回路を備えている。
(第6特長)時分割処理するか否かを決定する回路と、総合処理回路を有効化するか否かを決定する回路は、同一回路構成を備えている。
(第7特長)センサ信号を増幅する増幅回路とピークホールド回路の間、前記増幅回路とボトムホールド回路の間、ピークホールド回路とD/A変換回路の間、ボトムホールド回路とD/A変換回路の間に、時分割処理用の切り換えスイッチが挿入されている。増幅回路とD/A変換回路は、第1センサ信号の処理と第2センサ信号の処理に兼用される。ピークホールドとボトムホールド回路は、第1センサ信号のためのものと第2センサ信号のためのものが別々に用意されている。
(第8特長)センサ信号を二値化する回路は、第1センサ信号のためのものと第2センサ信号のためのものが別々に用意されている。第1センサ信号用の二値化回路には、第2センサ信号の影響を除去する回路が付加されており、第1センサ信号の二値化結果を保持する。第2センサ信号用の二値化回路には、第1センサ信号の影響を除去する回路が付加されており、第2センサ信号の二値化結果を保持する。
図5は、実施例のセンサ信号処理回路の回路構成を示している。図2の時分割処理回路22に代えて、時分割判定処理回路28が用いられている。図2の時分割処理回路22は時分割処理を常時実施する。それに対して図5の時分割判定処理回路28は、時分割処理を実施する条件であるのか否かを判定し、時分割処理を実施する条件であるときにのみ時分割処理を実施する。判定機能が付加されている。時分割処理を実施する条件であるのか否かを判定するために、センサ信号の周波数を示す電圧を時分割判定処理回路28に入力する。本実施例では、第1センサ信号V1を二値化したパルス波を入力する。そのパルス波の反転周期がセンサ信号の周波数を示す。二値化前の第1センサ信号V1を入力してもよい。
前記したように、実際には並列に配置された複数個のスイッチでスイッチ26aが構成されている。同様に並列に配置された複数個のスイッチでスイッチ26bが構成されている。
図6は、時分割判定処理回路28によって第1スイッチ24a,24bと、第2スイッチ26a,26bがどのように切り換えられるかを示している。時分割判定処理回路28は、第1センサ信号V1が80Hz以下か80Hzを上回っているかを判別する。80Hz未満か80Hz以上かを判別してもよい。80Hzよりも高周波であれば、図6の左側に示すように、時分割判定処理回路28は、スイッチ24aをオンに固定して第1センサ信号V1が兼用処理回路20に入力されるようにし、スイッチ26aをオンに固定して兼用処理回路20と第1保持回路10を接続し、スイッチ24bをオフに固定して第2センサ信号V2が兼用処理回路20に入力しないようにし、スイッチ26bをオフに固定して兼用処理回路20と第2保持回路14を切り離す。すなわち、第1スイッチ24a,24bを第1状態に固定し、第2スイッチ26a,26bを第1状態に固定する。80Hz以下であれば、図6の右側に示すように、時分割判定処理回路28が、前記した第1状態と、後記する第2状態の間で切り換える。第2状態では、スイッチ24aをオフして第1センサ信号V1が兼用処理回路20に入力しないようにし、スイッチ26aをオフして兼用処理回路20と第1保持回路10を切り離し、スイッチ24bをオンして第2センサ信号V2が兼用処理回路20に入力されるようにし、スイッチ26bをオンして兼用処理回路20と第2保持回路14を接続する。センサ信号が80Hz以下であれば、時分割判定処理回路28は、100kHzの周波数で、第1スイッチ24a,24bと、第2スイッチ26a,26bを、第1状態と第2状態の間で交互に切り換える。本実施例では、センサ信号が80Hzよりも高周波であれば時分割処理を実施せず、センサ信号が80Hz以下の場合には時分割処理を実施する。
図4は、本実施例による場合の処理速度を模式的に示しており、(A)はセンサ信号が高速に変化し、(B)はセンサ信号が低速で変化する場合を模式的に示している。(B)に示すように、センサ信号が80Hz以下である間は、時分割処理をし、第1センサ信号V1と第2センサV2を交互に処理する。期間P1は第1センサ信号V1が処理されない期間を示し、期間P2は第2センサ信号V2が処理されない期間を示している。図4(B)では、理解しやすくするために、第1センサ信号V1と第2センサV2が80Hzよりも高速に変化するものが図示されている。80Hzで変化するセンサ信号を図示すると、経過時間に対してほとんど変化しない。期間P1の間に第1センサ信号V1の値が大きく変化することもなければ、期間P2の間に第2センサ信号V2の値が大きく変化することもない。センサ信号が80Hz以下である間に限って時分割処理をすると、センサ信号を処理しない期間P1、P2が生じることが最終結果に影響しない。
時分割処理する際に、処理対象の切り換えタイミングでは、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の両方とも処理しない方式を採用してもよいし、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2のうちの一方のみを処理する方式を採用してもよい。図3と図4(B)では、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の両方とも処理しない方式を図示している。
図4の(A)は、回転体2が高速に回転し、第1センサ信号V1と第2センサV2の周波数が10kHz程度にまで増大したときを示している。この場合、時分割処理して第1センサ信号V1と第2センサV2を交互に処理すると、時分割処理に伴って生じる無処理期間P1の間に第1センサ信号V1の値が大きく変化し、無処理期間P2の間に第2センサ信号V2の値が大きく変化することがある。図3に図示したように、必要な時間分解能が得られなくなってしまい、回転体2の回転速度の検出精度や回転位相角の検出精度が低下してしまう。
本実施例では、回転体2が高速に回転している間は、図4の(A)に示すように、第1センサ信号V1のみを処理する。この結果、第1センサ信号V1の無処理期間P1が生じない。この場合の処理速度は、第1センサ信号V1のみを処理する専用処理回路による場合と同じであり、必要な時間分解能を確保することができる。
本実施例では、センサ信号が80Hzよりも高周波であれば、第2センサ信号V2を処理しない。第1センサ信号V1に加えて第2センサ信号V2まで処理する必要があるのは回転体が回転しているのか振動(または停止)しているのかを判別するためであり、センサ信号は80Hzよりも高周波であれば、回転体2が回転していると判別してもよいことから、センサ信号が80Hzよりも高周波の間は第2センサ信号V2を処理しないことが問題とならない。また、回転体の回転方向を判別するためにも、第1センサ信号V1に加えて第2センサ信号V2まで処理する必要がある。しかしながら、センサ信号は80Hzよりも高周波である間の回転方向は、センサ信号の周波数が80Hz以上となった場合の回転方向と同じはずであり、センサ信号が80Hzよりも高周波の間は回転方向を判別する必要がない。センサ信号が80Hzよりも高周波の間は第2センサ信号V2を処理しないことが問題とならない。
図7は、時分割判定処理回路28の回路構成を示しており、センサ信号の周波数判定回路30とAND回路38を備えている。センサ信号周波数判定回路30は、第1比較回路32と第2比較回路34とフリップフロップ36を備えている。第1比較回路32と第2比較回路34には、80Hzで反転するパルス波(所定周波数パルス波)と、第1センサ信号V1をピーク値とボトム値の中間値で二値化したパルス波が入力される。AND回路38には、100kHzで反転する時分割クロックも入力される。
第1比較回路32と第2比較回路34は同一の回路構成を備えており、特願2009−066235号に添付されている明細書と図6に記載されている回路構成と同一である。第1比較回路32と第2比較回路34は第1入力ポートと第2入力ポートを備えており、第2入力ポートに入力しているパルス波の反転時に、第2入力ポートに入力されているパルス波の直前の半周期の間に第1ポートの電圧が反転していれば、出力電圧をローに維持し、第2入力ポートに入力されているパルス波の直前の半周期の間に第1ポートの電圧が反転していなければ、出力電圧をローからハイに切り換えてからローに復帰する電圧を出力する。第1比較回路32と第2比較回路34は、フリップフロップを2段階に接続することで構成することができる。
例えば図8のタイミングt1は、第1比較回路32の第2ポートに入力されている電圧がローからハイに反転したタイミングであり、期間T1はその直前の半周期を例示している。この場合、半周期T1の間に第1ポートの電圧が反転していないので、第1比較回路32はタイミングt1において、ローからハイに切り換わってからローに復帰する電圧を出力する。タイミングt2は、第1比較回路32の第2ポートに入力されている電圧がハイからローに反転したタイミングであり、期間T2はその直前の半周期を例示している。この場合、半周期T2の間に第1ポートの電圧が反転しているので、第1比較回路32はタイミングt2において、出力電圧をローに維持する。
第1比較回路32の第2ポートには80Hzのパルス波が入力されており、第1ポートには第1センサ信号V1の二値化結果が入力されている。第2ポートに入力されている80Hzのパルス波の半周期の間に第1ポートに入力している第1センサ信号V1の二値化結果が反転しなければ、第1比較回路32は短時間のオンパルスを出力する。二値化結果が反転しない状態が持続する間は、(1/160)sの周期で、短時間のオンパルスを出力し続ける。第1センサ信号V1の二値化結果が反転するときにのみ、そのオンパルスが出力されない。
第2比較回路34の第2ポートには第1センサ信号V1の二値化結果が入力しており、第1ポートには80Hzのパルス波が入力している。第2ポートに入力している第1センサ信号V1の二値化結果の半周期の間に第1ポートに入力している80Hzのパルス波が反転しなければ、第2比較回路34は短時間のオンパルスを出力する。80Hzのパルス波が反転しない状態が持続する間は、第1センサ信号V1の二値化結果が反転するタイミングで短時間のオンパルスを出力し続ける。80Hzのパルス波が反転すれば、そのオンパルスが出力されない。
図8の左側は、第1センサ信号V1の二値化結果が80Hz以下の場合を示している。この場合、第1比較回路32の第2ポートに入力されている80Hzのパルス波の半周期の間に第1センサ信号V1の二値化結果が反転しないことが多いことから、第1比較回路32は断続的にハイ電圧を出力し続ける。断続的なハイ電圧がフリップフロップ36のS端子に入力されることから、フリップフロップ36のQ端子の電圧はハイに維持される。
フリップフロップ36のQ端子の電圧がハイに維持されている間は、AND回路38の出力端子Nに時分割クロック(100kHz)が伝達される。第1センサ信号V1の二値化結果が80Hz以下の場合は、AND回路38の出力端子Nに時分割クロック(100kHz)が伝達される。
図8の右側は、第1センサ信号V1の二値化結果が80Hzよりも高周波である場合を示している。この場合、第1比較回路32の第2ポートに入力している80Hzのパルス波の半周期の間に第1センサ信号V1の二値化結果が反転することから、第1比較回路32はロー電圧を出力し続ける。それに対して、第2比較回路32の第2ポートに入力している第1センサ信号V1の二値化結果が反転する半周期の間に、80Hzのパルス波がしばしば反転するので、第1比較回路32は断続的にハイ電圧を出力し続ける。断続的なハイ電圧がフリップフロップ36のR端子に入力されることから、フリップフロップ36のQ端子の電圧はローに維持される。
第1センサ信号V1が80Hz以下である間は、フリップフロップ36のQ端子はハイとなっている。第1センサ信号V1が80Hz以下の状態から80Hzよりも高周波の状態に変化すると、フリップフロップ36のS端子はローとなり、R端子に断続的にハイ電圧が入力するので、Q端子はローとなる。第1センサ信号V1が80Hzよりも高周波の状態から80Hz以下の状態に変化すると、フリップフロップ36のS端子に断続的にハイ電圧が入力し、R端子がロー電圧となるので、Q端子はハイとなる。
フリップフロップ36のQ端子の電圧がローに維持されている間は、AND回路38の出力端子Nに時分割クロック(100kHz)が伝達されない。第1センサ信号V1の二値化結果が80Hzよりも高周波である場合は、AND回路38の出力端子Nはロー電圧に維持される。
図9は、実施例のセンサ信号処理回路の回路構成を示している。図中のCL1は,前記したAND回路38の出力であり、ICL1はそれを反転したものである。(L)に示すように、第1センサ信号V1の二値化結果が80Hzよりも高周波である場合は、CL1はローに維持され、ICL1はハイに維持される。第1センサ信号V1の二値化結果が80Hz以下の場合は、CL1とICL1の各々は100kHzで反転する。
第1センサ4とオペアンプ54の間にトランジスタ50が挿入されており、第2センサ6とオペアンプ54の間にトランジスタ52が挿入されている。トランジスタ50のゲートにはCL1が入力しており、トランジスタ52のゲートにはICL1が入力している。トランジスタ50、52は、ゲート電圧がロー電圧であれば導通し、ハイ電圧であれば非導通となる。前記したように、CL1がローであればICL1はハイであり、トランジスタ50が導通してトランジスタ52は非導通となる。CL1がハイであればICL1はローであり、トランジスタ50は非導通となってトランジスタ52が導通する。以下に説明するトランジスタ56,58,60,62,72,74,76,78も同様である。
第1センサ信号が80Hz以下であれば、CL1とICL1は、100kHzの周波数で反転し、100kHzの周波数で第1状態と第2状態が切り換わる。100kHzの周波数で、第1センサ信号V1をオペアンプ54に入力する状態と、第2センサ信号V2をオペアンプ54に入力する状態が切り換えられる。相補的に切り換わるトランジスタ50とトランジスタ52によって、第1センサ信号V1を処理する状態(第1状態)と、第2センサ信号V2を処理する状態(第2状態)を切り換える第1スイッチが構成されている。
第1センサ信号V1が80Hzよりも高周波であれば、CL1はローに維持され、ICL1はハイに維持される。第1センサ信号V1がオペアンプ54に入力する状態(第1状態)に固定される。トランジスタ50とトランジスタ52によって、第1センサ信号V1が80Hzよりも高周波である間は、第1センサ信号V1のみを処理する状態(第1状態)に固定する第1スイッチが構成されている。
オペアンプ54は、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2をVcc/2を基準に増幅する。
オペアンプ54と第1ピークホールド回路64の間に、トランジスタ56が挿入されており、第1ピークホールド回路64とピーク値用D/A変換回路80の間に、トランジスタ72が挿入されている。トランジスタ56とトランジスタ72は、CL1がローの間は導通する。CL1がローの間は、オペアンプ54で増幅された第1センサ信号V1が第1ピークホールド回路64に入力され、第1ピークホールド回路64のホールド値がオペアンプ54で増幅された第1センサ信号V1によって更新され、更新された第1センサ信号V1のピーク電圧に対応する電圧がD/A変換回路80から出力される。
オペアンプ54と第2ピークホールド回路66の間に、トランジスタ58が挿入されており、第2ピークホールド回路66とピーク値用D/A変換回路80の間に、トランジスタ74が挿入されている。トランジスタ58とトランジスタ74は、ICL1がローの間(CL1がハイの間)導通する。CL1がハイの間は、オペアンプ54で増幅された第2センサ信号V2が第2ピークホールド回路66に入力し、第2ピークホールド回路66のホールド値がオペアンプ54で増幅された第2センサ信号V2によって更新され、更新された第2センサ信号V2のピーク電圧に対応する電圧がD/A変換回路80から出力される。オペアンプ54とD/A変換回路80は、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の処理に兼用され、ピークホールド回路64,66は、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2のために別々に用意されている。
オペアンプ54と第1ボトムホールド回路68の間に、トランジスタ60が挿入されており、第1ボトムホールド回路68とボトム値用D/A変換回路82の間に、トランジスタ76が挿入されている。トランジスタ60とトランジスタ76は、CL1がローの間は導通する。CL1がローの間は、オペアンプ54で増幅された第1センサ信号V1が第1ボトムホールド回路68に入力し、第1ボトムホールド回路68のホールド値はオペアンプ54で増幅された第1センサ信号V1によって更新され、更新された第1センサ信号V1のボトム電圧に対応する電圧がD/A変換回路82から出力される。
オペアンプ54と第2ボトムホールド回路70の間に、トランジスタ62が挿入されており、第2ボトムホールド回路70とボトム値用D/A変換回路82の間に、トランジスタ78が挿入されている。トランジスタ62とトランジスタ78は、ICL1がローの間(CL1がハイの間)は導通する。CL1がハイの間は、オペアンプ54で増幅された第2センサ信号V2が第2ボトムホールド回路70に入力し、第2ボトムホールド回路70のホールド値はオペアンプ54で増幅された第2センサ信号V2によって更新され、更新された第2センサ信号V2のボトム電圧に対応する電圧がD/A変換回路82から出力される。
オペアンプ54とD/A変換回路82は、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の処理に兼用され、ボトムホールド回路68,70は、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2のために別々に用意されている。
図示の84a〜84dは、同じ抵抗値を持つ抵抗であり、第1ピークホールド回路64または第2ピークホールド回路66が保持しているピーク電圧と、第1ボトムホールド回路68または第2ボトムホールド回路70が保持しているボトム電圧を分圧した電圧を出力する。
図示の92は、第1センサ信号V1の二値化回路であり、
1)第1センサ信号V1(実際にはオペアンプ54で増幅されているが、以下では簡単のために増幅されていることに言及しない)が、ピーク値とボトム値の中間値を越えて上昇する時にローからハイに反転し、中間値を越えて下降するときにハイからローに反転するV1OUTを出力し、
2)第1センサ信号V1が、ピーク値と中間値の平均電圧(高側閾値)を越えて上昇する時にローからハイに反転し、ボトム値と中間値の平均電圧(低側閾値)を越えて下降する時にハイからローに反転するV1+θを出力する。V1+θはV1OUTよりも遅れて反転する。
図示の94は、第2センサ信号V2の二値化回路であり、
1)第2センサ信号V2が、ピーク値とボトム値の中間値を越えて上昇する時にローからハイに反転し、中間値を越えて下降する時にハイからローに反転するV2OUTを出力し、
2)第2センサ信号V2が、ピーク値と中間値の平均電圧(高側閾値)を越えて上昇する時にローからハイに反転し、ボトム値と中間値の平均電圧(低側閾値)を越えて下降する時にハイからローに反転するV2+θを出力する。V2+θはV2OUTよりも遅れて反転する。
第1センサ信号V1用の二値化回路92にはオペアンプ54による増幅後のセンサ信号VSが入力されるが、時分割処理している間の増幅後のセンサ信号VSは、第1センサ信号V1を増幅した電圧である期間と第2センサ信号V2を増幅した電圧である期間が交互に生じる。
そこで第2センサ信号V2を増幅した電圧VSが、第1センサ信号V1の二値化結果に影響しないようしておく必要がある。そのために、第1センサ信号V1用の二値化回路92には、ピーク電圧とボトム電圧の中間電圧と、ピーク電圧と中間電圧の平均電圧と、ボトム電圧と中間電圧の平均電圧の他に、Vccとゼロボルトが入力している。第1センサ信号V1の二値化結果がハイの状態で、第2センサ信号V2を増幅した電圧VSが入力する場合には、二値化に用いる閾値をゼロボルトとする。すると、第2センサ信号V2を増幅した電圧VSのレベルに依らず、第1センサ信号V1の二値化結果はハイを維持する。逆に、第1センサ信号V1の二値化結果がローの状態で、第2センサ信号V2を増幅した電圧VSが入力する場合には、二値化に用いる閾値をVccボルトとする。すると、第2センサ信号V2を増幅した電圧VSのレベルに依らず、第1センサ信号V1の二値化結果はローを維持する。上記のようにして、第1センサ信号V1用の二値化回路92は、第2センサ信号V2によって影響されないようにしている。換言すれば、第1センサ信号V1用の二値化回路92は、時分割処理によって第2センサ信号V2を処理している間は、その以前に処理した第1センサ信号V1の処理結果を保持しているということができる。
同様に、第2センサ信号V2用の二値化回路94にも、Vccとゼロボルトが入力している。第2センサ信号V2の二値化結果がハイの状態で、第1センサ信号V1を増幅した電圧VSが二値化回路94に入力する場合には、二値化に用いる閾値をゼロボルトとする。すると、第1センサ信号V1を増幅した電圧VSのレベルに依らず、第2センサ信号V2の二値化結果はハイを維持する。逆に、第2センサ信号V2の二値化結果がローの状態で、第1センサ信号V1を増幅した電圧VSが入力する場合には、二値化に用いる閾値をVccボルトとする。すると、第1センサ信号V1を増幅した電圧VSのレベルに依らず、第2センサ信号V2の二値化結果はローを維持する。上記のようにして、第2センサ信号V2用の二値化回路94は、第1センサ信号V1によって影響されないようにしている。換言すれば、第2センサ信号V2用の二値化回路94は、時分割処理によって第1センサ信号V1を処理している間は、その以前に処理した第2センサ信号V2の処理結果を保持しているということができる。
上記までを集約しておくと、下記となる。
1)第1センサ信号V1が80Hzよりも高周波であれば、トランジスタ50,56,60,72,76が導通状態で固定され、トランジスタ52,58,62,74,78が非導通で固定される。この状態では、第1センサ信号V1のみが処理される。第1センサ信号V1が連続的に処理される。
2)第1センサ信号V1が80Hz以下であれば、トランジスタ50,56,60,72,76が導通してトランジスタ52,58,62,74,78が非導通となる状態(第1状態)と、トランジスタ50,56,60,72,76が非導通となってトランジスタ52,58,62,74,78が導通する状態(第2状態)が、100kHzの周波数で切り換えられる。第1状態では第1センサ信号V1が処理される。第2状態では第2センサ信号V2が処理される。第1センサ信号V1と第2センサ信号V2が100kHzの周波数で交互に処理される。3)第1センサ信号V1は常時処理されているので、第1センサ信号V1が80Hzよりも高周波か低周波かはリアルタイムで判別される。
第1ピークホールド回路64と、第1ボトムホールド回路68は、第1センサ信号V1から得られた値を保持しておく回路であり、第1保持回路10を構成している。第1センサ信号V1用の二値化回路92は、第1センサ信号V1の二値化結果を保持しており、第1保持回路10を構成している。第2ピークホールド回路66と、第2ボトムホールド回路70は、第2センサ信号V2から得られた値を保持しておく回路であり、第2保持回路14を構成している。第2センサ信号V2用の二値化回路94は、第2センサ信号V2の二値化結果を保持しており、第2保持回路14を構成している。オペアンプ54と、ピーク値用D/A変換回路80と、ボトム値用D/A変換回路82は、第1センサ信号V1の処理と第2センサ信号V2の処理に兼用されており、兼用処理回路20を構成している。トランジスタ50と52は、第1センサ信号V1と兼用処理回路20を接続する第1状態と、第2センサ信号V2と兼用処理回路20を接続する第2状態の間で切り換わる第1スイッチを構成している。トランジスタ56,58、60,62,72,74,76,78は、兼用処理回路20と第1保持回路10を接続する第1状態と、兼用処理回路20と第2保持回路14を接続する第2状態の間で切り換わる第2スイッチを構成している。
そして、時分割判定処理回路28は、第1センサ信号V1の周波数が所定周波数(80Hz)以下である間は、第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態と第2状態の間で交互に切り換え、第1センサ信号の周波数が所定周波数より高周波である間は、第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態に固定する。
第1センサ信号V1が80Hz以下であれば、V1OUTとV1+θとV2OUTとV2+θの4種類の二値化結果が得られる。その4種類の二値化結果が総合処理回路96〜108に入力される。
図示の96は、第2所定周波数(実施例では40Hz)のパルス波と第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTを入力し、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTが40Hz以下であれば、マスク回路106を有効化する。周波数を比較する回路96は、図7の回路と同一の回路構成を備えている。図7の所定周波数が80Hzであるのに対し、回路96では40Hzを入力する。
回路98は、回転方向の判別回路であり、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTがローからハイに反転するタイミングにおいて、第2センサ信号V2の二値化結果V2OUTのハイ・ローによって、回転体2の回転方向を判別する。その詳細は、特願2009-006814号に添付の明細書と図面に記載されている。第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTが80Hzより高周波であれば、第2センサ信号V2の二値化結果V2OUTが得られない。その場合に備えて、回転方向判別回路98は、最新の判別結果を保持するメモリ98aを備えている。
回路102は、第1センサ信号V1の振幅を特定し、回路104は、第2センサ信号V2の振幅を特定する。回路100は、V1OUTとV1+θとV2OUTとV2+θの4種類の二値化結果を入力する。回路100には、第1センサ信号V1の振幅と、第2センサ信号V2の振幅も入力される。回路100は、第1センサ信号V1の振幅と、第2センサ信号V2の振幅と、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTと第2センサ信号V2の二値化結果V2OUTの位相差から、回転体2が回転しているのか回転していない(振動または停止)のかを判定する。第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTが80Hz以下の間は、判定に必要な信号が得られるので、回路100は振動しているのか停止しているのかを判定する。第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTが80Hzより高周波であれば、第2センサ信号V2の二値化結果V2OUTが得られず、判定に必要な信号が得られない。その場合に備えて、回路100は、回転状態を保持するメモリ100aを備えている。なお後記するように、マスク回路106の側にメモリ100aと同等の機能を組み込むことが可能であり、その場合にはメモリ100aを不要とすることができる。
回路106は、マスク回路であり、下記の処理をする。
(1)第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTの周波数が40Hz以下であり、回路100によって回転体2が回転していないと判別される場合には、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTに代えて、ローレベルに維持されている電圧を出力する。すなわち、図1(C)の実線に示している変化しない電圧を出力する。図11の表では、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTに代えてローレベルに維持されている電圧を出力することをマスクすると表現している。
(2)第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTの周波数が40Hzよりも高周波であれば、その際に回路100で判定している回転/振動の判定結果にかかわらず、メモリ100aに保持されている回転状態と判別し(判別結果を修正し)、回転方向判別回路98のメモリ98aに保持されている回転方向を出力する。なお、マスク回路106には40Hzのパルス波が入力しており、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTが40Hzよりも高周波であれば、マスク回路106の側で回転状態を示すデータを作成して出力してもよい。その場合は、振動・停止の判定回路100に、メモリ100aを設ける必要がない。
図10は、マスク回路106の回路構成を示しており、第1センサ信号V1OUTの周波数が40Hz以下であり、第1センサ信号V1の振幅と、第2センサ信号V2の振幅と、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の位相差と、第1センサ信号V1と第2センサ信号V2の直前の半周期内における回転方向の反転現象の有無から、回転体2が振動ないし停止していると判別されると、出力回路108から図9の(R)に示す信号を出力する。すなわち、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTに代えて、ローレベルに維持されている電圧を出力する(出力変化を停止する)。その出力結果から、回転体2が回転していないことがわかる。
第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTの周波数が40Hz以下であるけれども回転体2が回転していると判別されると、出力回路108から図9の(P)または(Q)に示す信号を出力する。図9の(P)または(Q)に示す信号は、第1センサ信号V1の二値化結果V1OUTが反転するタイミングに合わせて反転するパルス波であり、回転方向判別回路98が正回転であると判別すると、ローレベルとVccの間で反転する(P)のパルス波を出力し、回転方向判別回路98が逆回転であると判別すると、Vcc/2とVccの間で反転する(Q)のパルス波を出力する。パルス波の反転周期から回転体2の回転速度がわかり、反転回数から回転角度がわかり、電圧レベルから回転方向がわかる。
第1センサ信号V1OUTの周波数が40Hzよりも高周波であれば、回転体2が回転していると判別され、出力回路108から図9の(P)または(Q)に示す信号を出力する。この場合には、回転方向判別回路98のメモリ98aに保持されている回転方向が正回転であれば、(P)のパルス波を出力し、回転方向判別回路98のメモリ98aに保持されている回転方向が逆回転であれば、(Q)のパルス波を出力する。パルス波の反転周期から回転体2の回転速度がわかり、反転回数から回転角度がわかり、電圧レベルから回転方向がわかる。
なお、振幅と位相差から回転しているのか振動ないし停止しているのかを判別する技術と、正回転であれば(P)を出力し、逆回転であれば(Q)を出力する技術の詳細は、特願2009-006814号に添付の明細書と図面に記載されている。
本実施例では、センサ信号の周波数が80Hz以下であれば時分割処理をし、センサ信号の周波数が40Hz以下であれば総合処理回路を有効とする。すなわち所定周波数を80Hzとし、第2所定周波数を40Hzとする。この場合、センサ信号の周波数が40Hz以下であれば時分割処理し、総合処理回路を利用して回転・振動の判別をする。センサ信号の周波数が40〜80Hzの間は、時分割処理をするものの、回転・振動の判別はしない。明らかに回転状態にあるからである。センサ信号の周波数が低下する場合、最初に80Hz以下となり、ついで40Hz以下となる。80Hz以下となった直後では、第2保持回路14の保持値が正しくない可能性がある。80Hzより高周波の状態では時分割処理をせず、第2保持回路14の保持値を更新していないからである。そこで、本実施例では、80Hzから40Hzに低下する期間では、総合処理回路による判別処理を無効化する。この結果、第2保持回路14の保持値が正しくないことが結果に影響しない。また本実施例では、センサ信号の周波数が低下して最初に80Hz以下となった時点で、第2ピークホールド回路66のホールド値と第2ボトムホールド回路70のホールド値を初期化する。初期化すれば、センサ信号が80Hzから40Hzに低下するまでの間に、第2保持回路14の保持値が真値に更新される。すなわち、総合処理回路によって判別処理を再開するまでの間に第2保持回路の保持値が正しい値に更新されている。総合処理回路が誤った保持値によって誤った判別をすることがない。なお上記の40Hzあるいは80Hzはあくまで実施例示での値であり、技術の有効性がその数値に限定されるものでない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、本実施例では、80Hzで時分割処理の有無を切り換え、40Hzで回転・振動の判別並びの回転方向の判別をするかしないかを切り換える。上記に代えて同じ周波数を用いてよい。また、所定周波数未満であれば時分割処理をし、所定周波数以上であれば時分割処理をしないようにしてもよい。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:回転体、4:第1センサ、6:第2センサ
8:第1処理回路
10:第1保持回路
12:第2処理回路
14:第2保持回路
16:総合処理回路
18:出力
20:兼用処理回路
22:時分割処理回路
24a,24b:第1スイッチ
26a,26b:第2スイッチ
28:時分割判定処理回路
30:周波数比較回路
32:第1比較回路
34:第2比較回路
36:フリップフロップ
38:AND回路
50、52:第1スイッチを構成するトランジスタ
54:オペアンプ
56,58,60,62,72,74,76,78:第2スイッチを構成するトランジスタ
64:第1ピークホールド回路
66:第2ピークホールド回路
68:第1ボトムホールド回路
70:第2ボトムホールド回路
80:ピーク値用D/A変換回路
82:ボトム値用D/A変換回路
92:第1センサ信号用二値化回路
94:第2センサ信号用二値化回路
96:周波数比較回路
98:回転方向判別回路
98a:回転方向保持メモリ
100:回転/振動判定回路
102:第1センサ信号振幅特定回路
104:第2センサ信号振幅特定回路
106:マスク回路
108:出力回路

Claims (4)

  1. 回転体の回転に追従して周期的に変化する第1センサ信号と、その第1センサ信号とは異なる位相で周期的に変化する第2センサ信号を処理する回路であり、
    兼用処理回路と、
    第1センサ信号を処理した結果を保持する第1保持回路と、
    第2センサ信号を処理した結果を保持する第2保持回路と、
    第1センサ信号を出力する第1センサと兼用処理回路を接続する第1状態と、第2センサ信号を出力する第2センサと兼用処理回路を接続する第2状態の間で切り換わる第1スイッチと、
    兼用処理回路と第1保持回路を接続する第1状態と、兼用処理回路と第2保持回路を接続する第2状態の間で切り換わる第2スイッチと、
    第1センサ信号が所定周波数より低周波である間は、第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態と第2状態の間で交互に切り換え、第1センサ信号が所定周波数より高周波である間は、第1スイッチと第2スイッチの両者を第1状態に固定する時分割判定処理回路、
    を備えているセンサ信号処理回路。
  2. 兼用処理回路で第1センサ信号を処理した結果と兼用処理回路で第2センサ信号を処理した結果を入力し、回転体が回転状態にあるのか停止・振動状態にあるのかを判定する総合処理回路を備えており、
    第1センサ信号が前記所定周波数より低周波に設定されている第2所定周波数より低周波である間は、総合処理回路を有効とし、第1センサ信号が第2所定周波数より高周波である間は、総合処理回路の判定結果を回転状態とすることを特徴とする請求項1に記載のセンサ信号処理回路。
  3. 第1センサ信号が第2所定周波数より低周波である状態から第2所定周波数より高周波である状態に切り換わる際に、回転方向を示すデータを保持する回路が付加されていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ信号処理回路。
  4. 第1センサ信号が前記所定周波数より高周波である状態から前記所定周波数より低周波である状態に切り換わる際に、第2保持回路の保持値を初期化することを特徴とする請求項2または3に記載のセンサ信号処理回路。
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