JPH09210729A - 計測装置 - Google Patents

計測装置

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JPH09210729A
JPH09210729A JP8021553A JP2155396A JPH09210729A JP H09210729 A JPH09210729 A JP H09210729A JP 8021553 A JP8021553 A JP 8021553A JP 2155396 A JP2155396 A JP 2155396A JP H09210729 A JPH09210729 A JP H09210729A
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JP
Japan
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time
input
shift register
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JP8021553A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuetani
隆 杭谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電流を低減し、磁気センサの出力パルス
のデューティが50%より多少ずれても不必要に時分割
駆動の周波数を上げずに正しい流量計測を行う。 【解決手段】 磁石1の回転を磁気センサ部2で検出す
るが、磁気センサ部2は作動用電力をデータセレクタ5
からの所定の周波数の駆動パルスで供給され時分割駆動
される。磁石1の回転を磁気センサ部2で検出しパルス
出力し、複数段のシフトレジスタ8の一段目の出力を積
算演算表示部で積算して計測値を表示する。判定制御部
9はシフトレジスタ8の隣接する段のシフトレジスタの
出力が異なると駆動用周波数の増加を判定してカウンタ
10をUPし、隣接する段のシフトレジスタの出力が同
一出力であれば、カウンタ10をDOWNし、カウンタ
10の増減に応じてデータセレクタ10により分周期4
の駆動周波数を増減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、時分割駆動され
る磁気センサ部を備えた電子式水道メータ等の計測装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特開平2−291916
号公報に示された従来の電子式水道メータの磁気センサ
駆動方式を示すブロック図である。図において、1は図
示されていない羽根車の上部に取り付けられた回転磁
石、2は磁気センサ部で、回転磁石1に近接配置され、
回転磁石1の動きを検出してデジタル信号に変換する。
Gは磁気センサ部2の接地端子、V+は電源端子、OU
Tは出力端子である。
【0003】3は矩形波のクロック信号の入力端子、4
はこのクロック信号を分周する第1の分周器で、1/2
分周、1/4分周、1/8分周の各出力端子を有する。
5はデータセレクタで、第1の分周器4の各出力端子は
データセレクタ5の入力端子5b、5c、5dにそれぞ
れ接続されている。また、データセレクタ5の入力端子
5aは前記クロック信号の入力端子3に接続されてい
る。5eはデータセレクタ5の出力端子である。
【0004】6はワンショットマルチバイブレータ、4
8は1/8分周機能を有する第2の分周器で、データセ
レクタ5の出力端子5eは、ワンショットマルチバイブ
レータ6の入力端子と1/8分周機能を有する第2の分
周器48の入力端子に接続されている。49はANDゲ
ート、50はカウンタで、第2の分周器48の出力端子
はANDゲート49の一方の入力に、ANDゲート49
の出力はカウンタ50のクロック端子CKに接続されて
いる。
【0005】ワンショットマルチバイブレータ6の出力
の短い一定時間幅の駆動パルスは、磁気センサ部2の電
源端子V+に時分割駆動の駆動パルスとして印加され
る。51はDフリップフロップ、52は両エッジ検出回
路で、ワンショットマルチバイブレータ6の出力の駆動
パルスは、電源ON時のセンサの出力を記憶するタイミ
ングクロックとしてDフリップフロップ51のクロック
端子CKにも印加される。
【0006】磁気センサ部2の出力端子OUTに発生す
る出力信号は、Dフリップフロップ51の入力端子Dに
印加され、Dフリップフロップ51の出力端子Qの信号
は両エッジ検出回路52を経て前記第2の分周回路48
とカウンタ50の各リセット端子Rに入力される。
【0007】Dフリップフロップ51の出力端子Qの信
号は磁石の回転を検出した信号として水道メータの積算
カウンタで積算されるため図示されていない積算カウン
タへ入力される。
【0008】カウンタ50はクロック端子CKに入力さ
れるANDゲート49の出力を計数して、このカウンタ
値はデータセレクタ5のコントロール入力に入力されて
いて、カウント値が0のときは、データセレクタ5の出
力は入力5aの値、カウント値が1のときは、データセ
レクタ5の出力は入力5bの値、カウント値が2のとき
は、データセレクタ5の出力は入力5cの値、カウント
値が3のときは、データセレクタ5の出力は入力5dの
値を選択するようになっている。なお、カウンタ50の
出力端子1と2はそれぞれ2進1桁と2進2桁の出力端
子である。
【0009】53はNANDゲートで、カウンタ50の
出力端子1と2を入力端子に接続し、その出力端子は前
記ANDゲート49の他方の入力に接続されている。デ
ータセレクタ5の出力端子5eからの信号はそのエッジ
で短いワンショットパルスが作られ、このパルスが上述
のように磁気センサ部2の時分割駆動の電源パルスとな
ると共に、電源ON時の磁気センサ部の出力端子を記憶
するタイミングクロックとしてDフリップフロップ51
のクロック端子CKに入力されている。
【0010】従来の電子式水道メータの磁気センサ部駆
動部は上記のように構成され、図示されていない羽根車
の上端に取り付けられている磁石の回転を磁気センサ部
2で検知する。クロック信号の周波数F(Hz)はこの
羽根車の最大回転を検出できるよう十分大きな周波数に
定めてある。
【0011】カウンタ50の値が0のときは、クロック
信号がそのままデータセレクタ5を通じてワンショット
マルチバイブレータ6に入力され、クロック信号の周波
数F(Hz)で磁気センサ部2が駆動される。データセ
レクタ5の出力は同時に第2の分周器48で1/8分周
されてカウンタ50に入力されているため、8個のクロ
ックでカウンタ50が+1される。つまり磁気センサ部
2が8回駆動されたところでカウンタ50の値が”1”
になる。ここでデータセレクタ5は入力端子5bの信号
を出力する。
【0012】これはクロック信号の1/2の周波数のも
のであるため、磁気センサ部2の駆動周波数は1/2の
F/2(Hz)となる。この周波数で磁気センサ部2を
8回駆動するとカウンタ50のカウント値が+1され、
データセレクタ5は入力端子5cの入力を出力するよう
に切り替わり、磁気センサ部2を駆動する周波数はクロ
ックの1/4のF/4(Hz)の周波数に変わる。
【0013】F/4(Hz)の駆動パルスで8回磁気セ
ンサ部2が駆動されると、カウンタ50の値がここで3
となるため、カウンタ50入力に接続されているAND
ゲート49が閉じ、これ以降カウンタ50にパルス入力
されなくなるため、磁気センサ部2を駆動する駆動パル
スの周波数はF/8(Hz)のままで維持される。磁気
センサ部2の出力はDフリップフロップ51でラッチさ
れるようになっており、このDフリップフロップ51の
出力が羽根車の回転パルスとなる。
【0014】このパルスは両エッジ検出回路52に入力
され、パルスの立ち上がりと立ち下がりの両方で短いパ
ルスを出力するようになっている。この短いパルスは第
2の分周器48とカウンタ50に入力されているため、
Dフリップフロップ51の出力である回転パルスの電圧
レベルが”H”レベルから”L”レベルに、或いは”
L”レベルから”H”レベルに変化したときにカウンタ
50の値が0に戻され、データセレクタ5はクロック信
号の周波数F(Hz)を選ぶことになり、磁気センサ部
2を時分割駆動する周波数はもとのF(Hz)に戻る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
子式水道メータの磁気センサ部駆動方式では、磁気セン
サ部2を時分割駆動する周波数は、回転パルスが変化し
たとき必ず、F(Hz)に戻るので、F/4(Hz)の
周波数でも十分な低速回転時にもF(Hz)で磁気セン
サ部2を時分割駆動することになり、不必要に大きな駆
動電流を消費し、水道メータの電源である電池の寿命が
短くなるという問題点があった。
【0016】また、通常、電子式水道メータは回転方向
を判別するため2式の磁気センサ部を電気角でπ/2ラ
ジアンずらせて備えている。このπ/2ラジアンの位相
差を検出するためには、最低でもセンサ出力パルスの4
倍の時分割駆動の周波数が必要であり、また、出力パル
スのデューティが50%とは限らないので、磁気センサ
部の時分割駆動の周波数F(Hz)は羽根車の最高回転
数に比べ、十分に大きくとる必要があった。
【0017】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、磁気センサ部の消費電流をより
低減できると共に、磁気センサ部の出力パルスのデュー
ティが50%よりはずれても不必要に時分割駆動の周波
数を上げることなく、正しく計測可能な電子式水道メー
タ等の計測装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係る計測装置は、測定対象の回転数の
積算値から所望の計測値を導出する計測装置において、
測定対象の回転速度に応じてオンオフ信号を出力するセ
ンサと、このセンサの作動用電力として所定の周波数の
駆動パルスを供給する時分割駆動手段と、上記時分割駆
動手段で駆動された上記センサからの出力に応じて回転
数の積算値を導出して所望の計測値を得る計測手段と、
上記時分割駆動手段で駆動された上記センサからの出力
に応じて上記時分割駆動部の所定の周波数を可変する周
波数制御手段とを備えたものである。
【0019】(2)また、上記(1)において、周波数
制御手段は、時分割駆動手段で駆動されたセンサからの
連続する出力パルス数に応じて上記時分割駆動部の所定
の周波数を可変する手段としたものである。
【0020】(3)また、上記(2)において、周波数
制御手段は、複数段のシフトレジスタと判定手段と周波
数可変手段で構成し、上記複数段のシフトレジスタは、
センサからの出力を入力とすると共に、分割駆動手段の
駆動パルスをクロック信号とし、且つ、第1段目のシフ
トレジスタからの出力を計測手段へ入力して積算させる
ようにし、上記判定手段は、上記複数段のシフトレジス
タの内、連続した所定段数のシフトレジスタの出力が交
互に異なる信号であると上記所定の周波数を増加するよ
う判定し、上記複数段のシフトレジスタの出力が同一信
号であると上記所定の周波数を減少するよう判定し、上
記周波数可変手段は、上記判定手段の判定結果により上
記所定の周波数を増減するようにしたものである。
【0021】(4)また、測定対象の回転数の積算値と
その回転方向に対応した所望の計測値を導出する計測装
置において、測定対象の回転速度に応じてオンオフ信号
を出力する第1のセンサと、上記第1のセンサの検出位
置と所定の回転位相角を保って測定対象の回転速度に応
じてオンオフ信号を出力する第2のセンサと、上記両セ
ンサの作動用電力として所定の周波数の駆動パルスを供
給する時分割駆動手段と、上記時分割駆動手段で駆動さ
れた上記両センサからの出力に応じて回転方向と回転数
の積算値を導出して所望の計測値を得る計測手段と、上
記時分割駆動手段で駆動された上記両センサの少なくと
もいずれか一方の出力に応じて上記時分割駆動部の所定
の周波数を可変する周波数制御手段とを備えたものであ
る。
【0022】(5)また、上記(4)において、周波数
制御手段は、時分割駆動手段で駆動された両センサの
内、少なくともいずれか一方のセンサからの連続する出
力パルス数に応じて上記時分割駆動部の所定の周波数を
可変する手段としたものである。
【0023】(6)また、上記(5)において、周波数
制御手段は、2つの複数段のシフトレジスタと2つの判
定手段と周波数可変手段とで構成し、上記2つの複数段
のシフトレジスタは、各々第1および第2のセンサから
の出力を入力とすると共に、クロック周波数を分割駆動
手段の駆動パルスの所定の周波数とし、且つ、各々のシ
フトレジスタの第1段目からの出力を計測手段への入力
として積算させるようにし、上記2つの判定手段は、上
記2つのシフトレジスタの内、少なくともいずれか一方
のシフトレジスタの連続した所定段数のシフトレジスタ
の出力が交互に異なる信号であると上記所定の周波数を
増加するよう判定し、上記複数段のシフトレジスタの出
力が同一信号であると上記所定の周波数を減少するよう
判定し、上記周波数可変手段は、上記2つの判定手段の
少なくともいずれか一方の判定手段の判定結果により上
記所定の周波数を増減するようにしたものである。
【0024】(7)また、測定対象の回転数の積算値と
その回転方向に対応した所望の計測値を導出する計測装
置において、測定対象の回転速度に応じてオンオフ信号
を出力する第1のセンサと、上記第1のセンサの検出位
置と所定の回転位相角を保って測定対象の回転速度に応
じてオンオフ信号を出力する第2のセンサと、上記両セ
ンサの作動用電力として所定の周波数の駆動パルスを供
給する時分割駆動手段と、上記時分割駆動手段で駆動さ
れた上記両センサからの出力に応じて回転方向と回転数
の積算値を導出して所望の計測値を得る計測手段と、上
記時分割駆動手段で駆動された上記両センサからの出力
の時間差に応じて上記時分割駆動部の所定の周波数を可
変する周波数制御手段とを備えたものである。
【0025】(8)また、上記(7)において、周波数
制御手段は、第1および第2のセンサからの各出力を各
々入力とする第1と第2の1段構成のシフトレジスタ
と、上記第1のシフトレジスタのH出力と上記第2のシ
フトレジスタのL出力との条件で出力する第1の論理回
路と、上記第1のシフトレジスタのL出力と上記第2の
シフトレジスタのH出力との条件で出力する第2の論理
回路と、上記第1の論理回路の出力を入力とする第1の
複数段のシフトレジスタおよび上記第2の論理回路の出
力を入力とする第2の複数段のシフトレジスタと、上記
両論理回路の出力と上記両複数段のシフトレジスタの各
段の出力とを入力とする判定手段と、周波数可変手段と
で周波数制御手段を構成し、上記2つの1段構成のシフ
トレジスタおよび上記2つの複数段のシフトレジスタ
は、分割駆動手段の駆動パルスをクロック周波数とし、
且つ、上記2つの1段構成のシフトレジスタの各出力を
計測手段への入力として積算させるようにし、上記判定
手段は、上記複数段のシフトレジスタの少なくともいず
れか一方のシフトレジスタ内の連続した所定段数のシフ
トレジスタの各段の入出力が互いに異なる信号であると
上記所定の周波数を増加するよう判定し、上記一方のシ
フトレジスタの入出力が同一信号であると上記所定の周
波数を減少するよう判定し、上記周波数可変手段は、上
記判定手段の判定結果により周波数を増減するようにし
たものである。
【0026】(9)また、上記(1)〜(8)のいずれ
か1項において、各センサは測定対象の回転による磁場
の変化を検知しオンオフ信号を出力する磁気センサとし
たものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す電
子式水道メータのブロック図であり、1は図示されてい
ない水道メータの羽根車の上部に取れ付けられた回転磁
石、2は磁気センサ部で、回転磁石1に近接配置され、
回転磁石1の動きを検出してデジタル信号に変換する。
Gは磁気センサ部2の接地端子、V+は電源端子、OU
Tは出力端子である。
【0028】3は矩形波のクロック信号の入力端子、4
はこのクロック信号を分周する分周器で、1/2分周、
1/4分周、1/8分周の各出力端子を有する。5はデ
ータセレクタで、分周器4の各出力端子はデータセレク
タ5の入力端子5b、5c、5dにそれぞれ接続されて
いる。又、データセレクタ5の入力端子5aは前記クロ
ック信号入力端子3に接続されている。
【0029】6はワンショットマルチバイブレータで、
入力端子はデータセレクタ5の出力端子5eに接続され
て、7はインバータゲートで、入力端子はワンショット
マルチバイブレータ6の出力端子に接続されている。な
お、分周器4およびデータセレクタ5によりパルス発生
部が構成され、ワンショットマルチバイブレータ6およ
びインバータゲート7により時分割駆動部が構成されて
いる。
【0030】8はシフトレジスタ、8a、8b、8c、
8dはそれぞれシフトレジスタ8の1段目、2段目、3
段目、4段目の出力端子、8eはシフトレジスタ8の信
号入力端子、8fはシフトレジスタ8のクロック入力端
子である。インバータゲート7の出力端子はシフトレジ
スタ8のクロック入力端子8fと磁気センサ部2の接地
端子Gに接続されている。シフトレジスタ8の信号入力
端子8eは磁気センサ部2の出力端子OUTに接続され
ている。
【0031】9は磁気センサ部2の出力を何回連続で同
じ状態を検出したかを判定する判定制御部、9a、9
b、9c、9dは判定制御部9の入力端子で、それぞ
れ、シフトレジスタ8の1段目、2段目、3段目、4段
目の各出力端子8a、8b、8c、8dに接続されてい
る。9eは、判定制御部9が磁気センサ部2の出力が同
じ状態であることを連続して検出しなかったときパルス
を出力するアップ出力端子である。9fは、判定制御部
9が磁気センサ部2の出力が同じ状態であることを4回
連続して検出したときにパルスを出力するダウン出力端
子である。
【0032】10はアップダウンカウンタ、10a、1
0bはそれぞれアップダウンカウンタ10のアップ入力
端子とダウン入力端子で、アップ入力端子10aは判定
制御部9のアップ出力端子9eに、ダウン入力端子10
bは判定制御部のダウン出力端子9fに接続されてい
る。
【0033】10c、10dはそれぞれアップダウンカ
ウンタ10の2進1桁と2進2桁の出力端子、5f、5
gは、データセレクタ5のコントロール入力で、それぞ
れ2進1桁と2進2桁目の入力である。データセレクタ
5の入力端子5f、5gはそれぞれアップダウンカウン
タ10の出力端子10c、10dに接続される。11は
積算演算表示部で、積算演算表示部11には、シフトレ
ジスタ8の1段目の出力8aの信号が回転パルスとして
入力される。
【0034】次に動作を図2と図3を参照しながら説明
する。図2、図3において、「MR」は連続通電した場
合の磁気センサ部の出力を示す。「時分割駆動」は時分
割駆動時の磁気センサ部2への通電タイミングで、L状
態の時通電される。
【0035】「8e」は時分割駆動時の磁気センサ部2
の出力パルスである。「8a」はシフトレジスタ8の1
段目の出力で、時分割駆動により検出された回転パルス
信号である。積算演算表示部11はこの回転パルスを計
数演算して積算流量を表示する。「8b」「8c」「8
d」はそれぞれシフトレジスタ8の2,3,4段目の出
力である。
【0036】回転磁石1が停止あるいは低速で回転して
いるときには、図2に示すように磁気センサ部2を時分
割駆動したとき、”H”または”L”の状態を連続(図
2では4回連続)して検出するが、回転磁石1の回転が
ある程度速くなると図3に示すように”H”または”
L”の状態を連続して検出できなくなる。
【0037】これを判定制御部9で検出し、アップ出力
端子9eよりカウンタ10のアップ入力端子10aにパ
ルスを出力すると、カウンタ10のカウント値は1とな
り、データセレクタ5は1/8分周から1/4分周され
た出力信号をワンショットマルチバイブレータ6に出力
する。ワンショットマルチバイブレータ6で、短いワン
ショットパルス化されたパルス信号は、インバータゲー
ト7を介して、磁気センサ部2の時分割駆動の電源パル
スになると共に、シフトレジスタ8のクロック信号とな
る。
【0038】磁気センサ部2の時分割駆動の周波数は2
倍となり、図2に示すように時分割駆動したときに”
H”または”L”の状態を連続して検出できるようにな
る。
【0039】更に回転磁石の回転が速くなってくると、
また、図3に示すように”H”の状態を連続して検出で
きなくなるが、これを前述のように判定制御部9で検出
し、アップ出力端子9eよりカウンタ10のアップ入力
端子10aにパルスを出力するとカウンタ10のカウン
ト値2となり、データセレクタ5は1/2分周された出
力信号となり、磁気センサ部2の時分割駆動の周波数が
更に2倍になるので、図2に示すように時分割駆動した
ときに”H”または”L”の状態を連続して検出できる
ようになる。
【0040】また、更に回転磁石の回転が速くなってく
ると同様にしてデータセレクタ5は分周された出力信号
となり、磁気センサ部2の時分割駆動の周波数が、また
更に2倍になるので、図2に示すように時分割駆動した
ときに”H”または”L”の状態を連続して検出できる
ようになる。
【0041】逆に、回転磁石の回転が遅くなってくる
と”H”または”L”の状態を設定回数以上(本実施の
形態では4回)連続して検出するようになる。これを判
定制御部9で検出し、ダウン出力端子9fよりダウン入
力端子10bにパルスを出力するとカウンタ10のカウ
ント値は、現状を3とすれば2となり、データセレクタ
5は1/2分周された信号をワンショットマルチバイブ
レータ6に出力し、磁気センサ部2およびシフトレジス
タ8のクロック信号となる。磁気センサ部2の時分割駆
動の周波数は1/2となり、”H”または”L”の状態
を設定回数未満連続して検出するようになる。
【0042】回転磁石の回転がどんどん遅くなってくる
と、また、”H”または”L”の状態を設定回数以上連
続して検出するようになる。カウンタ10のカウント値
は同様にして2から1となり、データセレクタ5の出力
は1/4分周された信号となり、磁気センサ部2の時分
割駆動周波数は1/2となる。
【0043】更に回転磁石の回転が遅くなると、ま
た、”H”または”L”の状態を設定回数以上連続して
検出するようになり、同様にしてカウンタ10のカウン
ト値は1から0となり、データセレクタ5の出力は1/
8分周された信号となり、磁気センサ部2の時分割駆動
周波数は更に1/2と遅くなる。
【0044】上記のように構成された電子式水道メータ
では、磁気センサ部2を時分割駆動するとき出力信号
が”H”レベルもしくは”L”レベルの状態を連続で何
回検出するかによって時分割駆動の周波数を可変するの
で、羽根車の回転が停止しているときは選択しうる最低
の時分割駆動の周波数となり、羽根車が回転し始めて”
H”レベルもしくは”L”レベルで同じ状態を連続検出
する回数が少なくなると時分割駆動の周波数が上がって
いく。
【0045】逆に、羽根車の回転が遅くなって”H”レ
ベルもしくは”L”レベルの同じ状態を連続検出する回
数が多くなると時分割駆動の周波数を下げるようにす
る。
【0046】選択しうる時分割駆動の周波数の最大値を
羽根車の最高回転数より十分大きくとっておけば、常に
磁気センサ部2の時分割駆動の周波数を最適に可変する
ことができ、一定時間間隔での磁気センサの駆動回数を
少なくすることができる。
【0047】すなわち、磁気センサ部2を時分割駆動し
た際に、回転パルスの電圧レベルが”H”レベルもしく
は”L”レベルの状態を連続何回検出したかによって駆
動の周波数を可変するようにしたもので、”H”レベル
もしくは”L”レベルの状態を連続で多数回検出した場
合には、時分割駆動の周波数が必要以上に高いと判断し
て周波数を下げるようにし、”H”レベルもしくは”
L”レベルの状態を連続で1回とか2回といった少ない
回数しか連続して検出しなかった場合には、駆動周波数
を上げるようにしたものである。
【0048】上述のように磁気センサ部2の時分割駆動
周波数は、クロック3の周波数からクロック3の1/8
の周波数まで変化し、磁気センサ部2は常に適切な周波
数で駆動され、確実に回転検出できると共に、必要以上
に高い周波数で磁気センサ部を駆動しなくてよい。
【0049】以上のようにこの実施の形態によれば、回
転磁石の回転に応じて磁気センサ部の時分割駆動周波数
を自動的に調整する手段を設けたので、不必要に駆動周
波数を上げることなく回転検出をすることができ、電流
消費も抑制することができるので、磁気センサ部に電力
を供給する電池の寿命を長くすることができる。
【0050】実施の形態2.上記の実施の形態1は磁気
センサ部が一式の時であったが、回転方向を判別する必
要がある場合、磁気センサ部を2式設け電気角でπ/2
の位置に設置する。図4はこの実施の形態2の磁気セン
サ部を2式設けた時のブロック図である。
【0051】図4において、1〜11は図1と同じであ
る。2は実施の形態1と同様の磁気センサ部であるがこ
の実施の形態では第一の磁気センサ部という、2Aは2
式目の第ニの磁気センサ部で、出力信号が第一の磁気セ
ンサ部2と電気角でπ/2ラジアンずれる位置に配置さ
れる。12は2式目のシフトレジスタ、13は2式目の
判定制御部で、1式目のシフトレジスタ8と判定制御部
9と同様に構成されている。
【0052】14はORゲートで、ORゲート14の一
方の入力は判定制御部9のアップ出力端子9eに、他方
の入力は判定制御部13のアップ出力端子13eに接続
され、ORゲート14の出力はカウンタ10のアップ入
力端子10aに接続されている。
【0053】15もORゲートで、ORゲート15の一
方の入力は判定制御部9のダウン出力端子9fに、他方
の入力は判定制御部13のダウン出力端子13fに接続
され、ORゲート15の出力はカウンタ10のダウン入
力端子10bに接続されている。また、積算演算表示部
11にはシフトレジスタ8と12の1段目の出力8aと
12aが2相の回転パルス信号として入力されている。
【0054】次に動作を説明する。回転磁石1が停止あ
るいは低速で回転しているときには、シフトレジスタ8
の端子8aからの出力と、シフトレジスタ12の端子1
2aから出力は、図2に示すように時分割駆動したとき
に”H”または”L”の状態を連続して検出するが、回
転磁石1の回転がある程度速くなると図3に示すよう
に”H”の状態を連続して検出できなくなる。
【0055】これを第一の磁気センサ部2の判定制御部
9と第ニの磁気センサ部2Aの判定制御部13で検出
し、どれらか一方の判定制御部がアップ出力した時に、
ORゲート14を介し、カウンタ10のアップ入力端子
10aに入力され、カウンタ10のカウント値は1カウ
ントアップされ、データセレクタ5は2倍の周波数の出
力信号をワンショットマルチバイブレータ6に出力す
る。
【0056】ワンショットマルチバイブレータ6で、短
いワンショットパルス化されたパルス信号は、インバー
タゲート7を介して、第一の磁気センサ部2および第ニ
の磁気センサ部2Aの時分割駆動の電源パルスになると
共に、シフトレジスタ8と12のクロック信号となる。
【0057】第一の磁気センサ部2と第ニの磁気センサ
部2Aの時分割駆動の周波数は2倍になるので、図2に
示すように時分割駆動したときに”H”または”L”の
状態を連続して検出できるようになる。
【0058】同様にして回転磁石の回転が速くなってく
るとデータセレクタ5は分周されない出力信号まで順次
切り替わり、図2に示すように時分割駆動したときに”
H”または”L”の状態を連続して検出できるようにな
る。
【0059】逆に磁石の回転が遅くなった場合、時分割
駆動したときに”H”または”L”の状態を設定回数以
上連続して検出したことを判定制御部9もしくは13が
検出するとORゲート15を介し、カウンタ10のアッ
プ入力端子10aに入力され、カウンタ10のカウント
値は1カウントダウンし、時分割駆動の周波数も1/2
となる。
【0060】すなわち、2式の磁気センサ部2の出力状
態がそれぞれ”H”レベルと”L”レベルもしくは”
L”レベルと”H”レベルの状態を連続で多数回検出し
た場合には、時分割駆動の周波数が必要以上に高いと判
断し、周波数を下げるようにし、連続で1回とか2回と
いった少ない回数しか連続して検出しなかった場合に
は、駆動周波数を上げるようにしたものである。
【0061】このように2式ある磁気センサ部の駆動状
態を監視し、磁石の回転に応じて磁気センサ部の時分割
駆動周波数は、クロック3の周波数からクロック3の1
/8周波数まで変化し、常に適切な周波数で磁気センサ
部2と2Aを駆動することが可能となり、確実に回転検
出できると共に回転方向の検出もできる。
【0062】以上のようにこの実施の形態によれば、回
転方向を判別するため、2式の磁気センサ部で位相のず
れを確実に検出できるように時分割駆動周波数を自動的
に調整する手段を設けたので、不必要に駆動周波数を上
げることなく確実に回転方向を検出することができ、電
流消費も抑制することができる。
【0063】実施の形態3.図5はこの実施の形態3の
判定制御部の構成図であり、上記実施の形態1と実施の
形態2の判定制御部9及び13をロジックゲートで構成
するようにしたものである。
【0064】図5を図1と図4とを参照して説明する。
A、Bは入力端子で、それぞれカウンタ10の2進1桁
の出力端子10c、2進2桁の出力端子10dに接続さ
れている。Xn、Xn−1、Xn−2、Xn−3も入力
端子で、それぞれ、シフトレジスタ8および12の1段
目、2段目、3段目、4段目の出力端子に接続されてい
る。
【0065】UPはアップ出力端子で、直接もしくはO
Rゲート14を介してカウンタ10のアップ入力端子1
0aに接続されている。DOWNはダウン出力端子で、
直接もしくはORゲート15を介してカウンタ10のア
ップ入力端子10bに接続されている。
【0066】16〜24はインバータゲート、25、2
6はNANDゲートで、NANDゲート25の一方の入
力端子Aに、他方の入力端子Bに接続され、NANDゲ
ート26の一方の入力はインバータ16を介して入力端
子Aに、他方の入力はインバータ17を介して入力端子
Bに接続されている。
【0067】27、28は3入力のANDゲートで、A
NDゲート27の入力1は入力端子Xnに、入力2はイ
ンバータ18を介して入力端子Xn−1に、入力3は入
力端子Xn−2に接続され、ANDゲート28の入力1
はインバータ19を介して入力端子Xnに、入力2は入
力端子Xn−1に、入力3はインバータ20を介して入
力端子Xn−2に接続されている。
【0068】29、30は4入力のANDゲートで、A
NDゲート29の入力1は入力端子Xnに、入力2は入
力端子Xn−1に、入力3は入力端子Xn−2に、入力
4は入力端子Xn−3に接続される。一方、ANDゲー
ト30の入力1、入力2、入力3、入力4は、それぞ
れ、インバータ21〜24を介して、入力端子Xn、入
力端子Xn−1、入力端子Xn−2、入力端子Xn−3
に接続されている。
【0069】31、32はORゲートで、ORゲート3
1の一方の入力は、ANDゲート27の出力に、他方の
入力は、ANDゲート28の出力に接続され、ORゲー
ト32の一方の入力は、ANDゲート29の出力に、他
方の入力は、ANDゲート30の出力に接続されてい
る。
【0070】33、34は、ANDゲートで、ANDゲ
ート33の一方の入力は、NANDゲート25の出力
に、他方の入力は、ORゲート31の出力に接続され、
ANDゲート34の一方の入力は、NANDゲート26
の出力に、他方の入力は、ORゲート32の出力に接続
されている。
【0071】ANDゲート33の出力はアップ出力端子
UPに、ANDゲート34の出力はダウン出力端子DO
WNに接続されている。
【0072】次に動作を説明する。入力端子Xn、Xn
−1、Xn−2への入力信号が(Xn、Xn−1、Xn
−2)=(H、L、H)の時、ANDゲート27の出力
がH、(Xn、Xn−1、Xn−2)=(L、H、L)
の時、ANDゲート28の出力がHとなり、ORゲート
31を介してANDゲート33に入力される。(Xn、
Xn−1、Xn−2の信号は図2、図3の8a,8b,
8c信号参照)
【0073】その際、入力端子A,Bへの入力が(A,
B)=(H、H)以外の時(カウンタ10のカウント値
が3以外の時)、NANDゲート25の出力がHとな
り、ANDゲート33の出力もHとなり、カウンタ10
をカウントアップさせる。
【0074】つまり、磁気センサ部を時分割駆動時、連
続して”H”、”L”を検出しなかった時で、カウンタ
10のカウント値が3でない時、カウンタ10をカウン
トアップさせる。
【0075】入力端子Xn、Xn−1、Xn−2、Xn
−3への入力信号が(Xn、Xn−1、Xn−2、Xn
−3)=(H、H、H、H)の時、ANDゲート29の
出力がH、(Xn、Xn−1、Xn−2、Xn−3)=
(L、L、L、L)の時、ANDゲート30の出力がH
となり、ORゲート32を介してANDゲート34に入
力される。その際、入力端子A,Bへの入力が(A,
B)=(L、L)以外の時(カウンタ10のカウント値
が0以外の時)、NANDゲート26の出力がHとな
り、ANDゲート34の出力もHとなり、カウンタ10
をカウントダウンさせる。
【0076】つまり、磁気センサ部を時分割駆動時、連
続して4回”H”もしくは、”L”を検出した時で、カ
ウンタ10のカウント値が0でない時に、カウンタ10
をカウントダウンさせる。
【0077】以上のようにこの実施の形態によれば、判
定制御部をロジック回路のみで構成したので、磁気セン
サ部駆動回路のほとんどをロジック回路で構成てき、回
路を安価に製作できる。
【0078】実施の形態4.図6はこの実施の形態4に
よる回転方向の判別が確実にできる時分割駆動周波数に
自動調整する場合のブロック図で、上記1〜7と2A、
11は実施の形態2と同じである。35、36はフリッ
プフロップでフリップフロップ35、36の入力は磁気
センサ部2の出力に接続され、フリップフロップ36の
入力は第ニの磁気センサ部2Aの出力に接続されてい
る。
【0079】37、38はインバータ、39は第一のA
NDゲート、40は第ニのANDゲートであり、第一の
ANDゲート39の一方の入力はフリップフロップ35
の出力に、他方の入力はインバータ37を介してフリッ
プフロップ36の出力に接続され、第ニのANDゲート
40の一方の入力はインバータ38を介してフリップフ
ロップ35の出力に、他方の入力はフリップフロップ3
6の出力に接続されている。
【0080】41〜46は複数個のフリップフロップで
構成されたシフトレジスタであり、フリップフロップ4
1の入力は第一のANDゲート39の出力に、フリップ
フロップ42の入力はフリップフロップ41の出力に、
フリップフロップ43の入力はフリップフロップ42の
出力に接続されている。また、フリップフロップ44の
入力は第ニのANDゲート40の出力に、フリップフロ
ップ45の入力はフリップフロップ44の出力に、フリ
ップフロップ46の入力はフリップフロップ45の出力
に接続されている。
【0081】47は判定制御部で、判定制御部47の入
力Vnは第一のANDゲート39の出力に、入力Vn−
1はフリップフロップ41の出力に、入力Vn−2はフ
リップフロップ42の出力に、入力Vn−3はフリップ
フロップ43の出力に、入力Wnは第ニのANDゲート
40の出力に、入力Wn−1はフリップフロップ44の
出力に、入力Wn−2はフリップフロップ45の出力
に、入力Wn−3はフリップフロップ46の出力に接続
されている。
【0082】フリップフロップ35、36および、フリ
ップフロップ41〜46のクロック入力にはワンショッ
トマルチバイブレータ6の出力がインバータ7を介して
接続されている。
【0083】判定制御部47の出力Y1とY2は、それ
ぞれ、データセレクタ5の2進1桁の入力5fと2進2
桁目の入力5gに接続されている。
【0084】次に動作を図7と図8を参照しながら説明
する。図7、図8において、「時分割駆動」は時分割駆
動時の第一の磁気センサ部2と第ニの磁気センサ部2A
への通電タイミング、「MR1」、「MR2」は、それ
ぞれ、連続通電した場合の第一の磁気センサ部2と第ニ
の磁気センサ部2Aの出力を示す。
【0085】「2out」と「2Aout」はそれぞれ
時分割駆動時の磁気センサ部2,2Aの出力、また、
「パルスA」、「パルスB」は、それぞれフリップフロ
ップ35、36の出力で、図示されていない計量表示部
が計数に使用する回転パルス信号である。
【0086】回転磁石1の回転が、速くなってくると、
図7に示すようにMR1=Hで、MR2=Lの部分T1
での磁気センサ部の駆動ができなくなり、本来位相にず
れがあった信号が、パルスA、パルスBに示すように同
じ位相となってしまい、回転方向の判別ができなくなっ
てしまう。
【0087】そこで、本実施の形態では、上記のように
第一のANDゲート39の出力が、パルスA=Hかつパ
ルスB=Lの時、Hとなるように構成し、フリップフロ
ップ41〜43に磁気センサ部の時分割駆動のタイミン
グで過去3回の信号を記憶し、判定制御部47に信号を
入力すると共に、パルスA=LかつパルスB=Hの時、
第二のANDゲート40の出力がHとなるように構成
し、同様にして、過去3回の信号を記憶し、判定制御部
47に信号を入力している。
【0088】判定制御部47は、図8に示すようにパル
スA=HかつパルスB=Lの期間T1もしくは、パルス
A=LかつパルスB=Hの期間T2での時分割駆動の回
数が1回になったことを検出し、判定制御部47の制御
出力Y1、Y2を操作し、データセレクタ5の出力を2
倍速い周波数に切り換える。
【0089】逆に、回転磁石の回転が遅くなってくる
と、パルスA=HかつパルスB=Lの期間T1もしく
は、パルスA=LかつパルスB=Hの期間T2での時分
割駆動の回数が多数回となってくる。判定制御部47は
期間T1もしくは、T2での時分割駆動の回数が4回に
なったことを検出すると、判定制御部47の制御出力Y
1、Y2を操作し、データセレクタ5の出力を1/2倍
遅い周波数に切り換える。
【0090】このように、パルスA=HかつパルスB=
Lの期間T1もしくは、パルスA=LかつパルスB=H
の期間T2での時分割駆動の回数が適当になるように時
分割駆動の周波数を自動調整することができる。
【0091】以上のようにこの実施の形態によれば、回
転方向を判別するため、2式の磁気センサ部で位相のず
れを確実に検出するようこの2式の磁気センサからの出
力の時間差に応じて時分割駆動周波数を自動的に調整す
る手段を設けたので、不必要に駆動周波数を上げること
なく確実に回転方向を検出することができ、電流消費も
抑制することができる。また、ばらつきにより磁気セン
サ部の出力デューティが、50%から多少ずれても確実
な検出が可能となる。
【0092】実施の形態5.実施の形態2の図4の回路
で、磁気センサ部2と2Aとがπ/2の角度差で出力し
た場合、判定制御部9と13から異なるタイミングでそ
れぞれ(例えば、カウントUP信号が)出力され、この
両出力でカウンタ10は一度に2カウントする可能性が
ある。このような場合は、カウンタのカウントアップで
シフトレジスタをリセットして二重カウントを防止す
る。
【0093】実施の形態6.実施の形態2では、図4の
ように2つのシフトレジスタ8と12、2つの判別制御
部9と13とを用いたが、回路を簡易化するために、シ
フトレジスタ8、判別制御部9、および、シフトレジス
タ12中の一段目のシフトレジスタのみを用い、更に、
OR回路14,15も省いてもよい。この場合、磁気セ
ンサ部2,2Aで出力波形のデューティが異なっている
場合、例えば、磁気センサ部2と2Aのデューティがそ
れぞれ50%と30%の場合、センサ2Aの出力を拾い
損なう恐れがあるが、デューティが同一の場合は、回路
が簡易化できる。
【0094】実施の形態7.上記説明では、この発明を
電子式水道メータに使用する場合について述べたが、回
転検出して計測する計測装置に適用することができる。
【0095】実施の形態8.上記センサでは回転検出の
センサとして磁気センサ部を用いたが、パルス出力の得
られる他の回転検出手段を用いてもよい。例えば、スリ
ット式の光センサがある。また、交流電圧を出力する発
電機と、その交流出力に応じてパルス出力する波形整形
回路とを組み合わせた場合も、パルス出力が得られるの
で一つのセンサとすることができる。
【0096】実施の形態9.上記実施の形態1〜4で
は、シフトレジスタ等の具体的回路で構成した場合で説
明したが、センサ以外はCPUを用いてソフトウエアで
処理するようにしても容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子式水道メ
ータのブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による動作説明用波
形図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による動作説明用波
形図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による電子式水道メ
ータのブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による電子式水道メ
ータを構成する判定制御部の回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による電子式水道メ
ータのブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による動作説明用波
形図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による動作説明用波
形図である。
【図9】 従来の電子式水道メータのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 磁石、2 磁気センサ部(第一の磁気センサ部)、
2A 第二の磁気センサ部、4 分周器(パルス発生
部)、5 データセレクタ(パルス発生部)、6 ワン
ショットマルチバイブレータ(時分割駆動部)、7 イ
ンバータゲート(時分割駆動部)、8 シフトレジス
タ、9 判定制御部、11 積算演算表示部、39 第
一のゲート、40 第二のゲート。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象の回転数の積算値から所望の計
    測値を導出する計測装置において、測定対象の回転速度
    に応じてオンオフ信号を出力するセンサと、このセンサ
    の作動用電力として所定の周波数の駆動パルスを供給す
    る時分割駆動手段と、上記時分割駆動手段で駆動された
    上記センサからの出力に応じて回転数の積算値を導出し
    て所望の計測値を得る計測手段と、上記時分割駆動手段
    で駆動された上記センサからの出力に応じて上記時分割
    駆動部の所定の周波数を可変する周波数制御手段とを備
    えたことを特徴とする計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、周波数制御手段は、
    時分割駆動手段で駆動されたセンサからの連続する出力
    パルス数に応じて上記時分割駆動部の所定の周波数を可
    変する手段としたことを特徴とする計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、周波数制御手段は、
    複数段のシフトレジスタと判定手段と周波数可変手段で
    構成し、上記複数段のシフトレジスタは、センサからの
    出力を入力とすると共に、分割駆動手段の駆動パルスを
    クロック信号とし、且つ、第1段目のシフトレジスタか
    らの出力を計測手段へ入力して積算させるようにし、上
    記判定手段は、上記複数段のシフトレジスタの内、連続
    した所定段数のシフトレジスタの出力が交互に異なる信
    号であると上記所定の周波数を増加するよう判定し、上
    記複数段のシフトレジスタの出力が同一信号であると上
    記所定の周波数を減少するよう判定し、上記周波数可変
    手段は、上記判定手段の判定結果により上記所定の周波
    数を増減するようにしたことを特徴とする計測装置。
  4. 【請求項4】 測定対象の回転数の積算値とその回転方
    向に対応した所望の計測値を導出する計測装置におい
    て、測定対象の回転速度に応じてオンオフ信号を出力す
    る第1のセンサと、上記第1のセンサの検出位置と所定
    の回転位相角を保って測定対象の回転速度に応じてオン
    オフ信号を出力する第2のセンサと、上記両センサの作
    動用電力として所定の周波数の駆動パルスを供給する時
    分割駆動手段と、上記時分割駆動手段で駆動された上記
    両センサからの出力に応じて回転方向と回転数の積算値
    を導出して所望の計測値を得る計測手段と、上記時分割
    駆動手段で駆動された上記両センサの少なくともいずれ
    か一方の出力に応じて上記時分割駆動部の所定の周波数
    を可変する周波数制御手段とを備えたことを特徴とする
    計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、周波数制御手段は、
    時分割駆動手段で駆動された両センサの内、少なくとも
    いずれか一方のセンサからの連続する出力パルス数に応
    じて上記時分割駆動部の所定の周波数を可変する手段と
    したことを特徴とする計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、周波数制御手段は、
    2つの複数段のシフトレジスタと2つの判定手段と周波
    数可変手段で構成し、上記2つのシフトレジスタは、分
    割駆動手段の駆動パルスをクロック信号とすると共に、
    上記2つのシフトレジスタの内、一方のシフトレジスタ
    は第1のセンサの出力を入力とし、他方のシフトレジス
    タは第2のセンサからの出力を入力とし、且つ、上記2
    つのシフトレジスタの第1段目からの各出力を計測手段
    への入力として積算させるようにし、上記2つの判定手
    段は、上記2つのシフトレジスタの内、少なくともいず
    れか一方のシフトレジスタの連続した所定段数のシフト
    レジスタの出力が交互に異なる信号であると上記所定の
    周波数を増加するよう判定し、上記複数段のシフトレジ
    スタの出力が同一信号であると上記所定の周波数を減少
    するよう判定し、上記周波数可変手段は、上記判定手段
    の判定結果により上記所定の周波数を増減するようにし
    たことを特徴とする計測装置。
  7. 【請求項7】 測定対象の回転数の積算値とその回転方
    向に対応した所望の計測値を導出する計測装置におい
    て、測定対象の回転速度に応じてオンオフ信号を出力す
    る第1のセンサと、上記第1のセンサの検出位置と所定
    の回転位相角を保って測定対象の回転速度に応じてオン
    オフ信号を出力する第2のセンサと、上記両センサの作
    動用電力として所定の周波数の駆動パルスを供給する時
    分割駆動手段と、上記時分割駆動手段で駆動された上記
    両センサからの出力に応じて回転方向と回転数の積算値
    を導出して所望の計測値を得る計測手段と、上記時分割
    駆動手段で駆動された上記両センサからの出力の時間差
    に応じて上記時分割駆動部の所定の周波数を可変する周
    波数制御手段とを備えたことを特徴とする計測装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、周波数制御手段は、
    第1および第2のセンサからの各出力を各々入力とする
    第1と第2の1段構成のシフトレジスタと、上記第1の
    シフトレジスタのH出力と上記第2のシフトレジスタの
    L出力との条件で出力する第1の論理回路と、上記第1
    のシフトレジスタのL出力と上記第2のシフトレジスタ
    のH出力との条件で出力する第2の論理回路と、上記第
    1の論理回路の出力を入力とする第1の複数段のシフト
    レジスタおよび上記第2の論理回路の出力を入力とする
    第2の複数段のシフトレジスタと、上記両論理回路の出
    力と上記両複数段のシフトレジスタの各段の出力とを入
    力とする判定手段と、周波数可変手段とで周波数制御手
    段を構成し、上記2つの1段構成のシフトレジスタおよ
    び上記2つの複数段のシフトレジスタは、分割駆動手段
    の駆動パルスをクロック周波数とし、且つ、上記2つの
    1段構成のシフトレジスタの各出力を計測手段への入力
    として積算させるようにし、上記判定手段は、上記複数
    段のシフトレジスタの少なくともいずれか一方のシフト
    レジスタ内の連続した所定段数のシフトレジスタの各段
    の入出力が互いに異なる信号であると上記所定の周波数
    を増加するよう判定し、上記一方のシフトレジスタの入
    出力が同一信号であると上記所定の周波数を減少するよ
    う判定し、上記周波数可変手段は、上記判定手段の判定
    結果により周波数を増減するようにしたことを特徴とす
    る計測装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項において、
    各センサは測定対象の回転による磁場の変化を検知しオ
    ンオフ信号を出力する磁気センサとしたことを特徴とす
    る計測装置。
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Cited By (4)

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