JP2017181311A - 膜式ガスメータ - Google Patents
膜式ガスメータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017181311A JP2017181311A JP2016069111A JP2016069111A JP2017181311A JP 2017181311 A JP2017181311 A JP 2017181311A JP 2016069111 A JP2016069111 A JP 2016069111A JP 2016069111 A JP2016069111 A JP 2016069111A JP 2017181311 A JP2017181311 A JP 2017181311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- rotating body
- supply cycle
- gas meter
- detection signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
Description
当該回転体の回転に伴って前記磁力発生領域と前記非発生領域とを交互に検出する状態に設置されかつ駆動用電力の供給状態のときに前記磁力発生領域と前記非発生領域との検出信号を出力する電気駆動式の磁気検出部と、
前記磁気検出部に対して電力供給周期で前記駆動用電力を供給し且つ前記検出信号を受信する制御処理部と、が設けられた膜式ガスメータに関する。
ちなみに、膜式ガスメータでは、燃料ガスが一定流量で流れると仮定したときに、計量用の膜部の往復動に連動して回転する回転体の回転速度が、一回転する間において、高速で回転する位相と低速で回転する位相とが存在することになる。
つまり、電力消費量を軽減させるためには、電力供給周期を長めに設定することが望まれるが、そのように電力供給周期を長めに設定しても、適正な検出信号を受信できるようにするために、磁力発生領域を形成する磁石を、回転体が低速で回転する位相に対応させた状態で、回転体に装着するように構成されている。
すなわち、電力供給周期を一定周期に定める場合には、燃料ガスの単位時間当たりの使用量が多くて、回転体が高速で回転するときにも、磁力発生領域と非発生領域との検出信号を磁気検出部から適切に受信できるようにするには、回転体が高速で回転するときに合わせて、電力供給周期を短めに設定することになる。
当該回転体の回転に伴って前記磁力発生領域と前記非発生領域とを交互に検出する状態に設置されかつ駆動用電力の供給状態のときに前記磁力発生領域と前記非発生領域との検出信号を出力する電気駆動式の磁気検出部と、
前記磁気検出部に対して電力供給周期で前記駆動用電力を供給し且つ前記検出信号を受信する制御処理部と、が設けられたものであって、その特徴構成は、
前記制御処理部が、前記電力供給周期を前記回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するように構成されている点にある。
つまり、回転体の回転速度が速いときには、電力供給周期を短めに設定して、磁力発生領域と非発生領域との検出信号を適切に受信できるようにし、また、回転体の回転速度が遅いときには、電力供給周期を長めに設定して、磁力発生領域と非発生領域との検出信号を適切に受信できるようにしながらも、電力消費量を少なくする。
ちなみに、複数段階とは、2段階や3段階以上の多段階を含む。
つまり、回転体の回転速度を複数段階に区分し、区分けした複数段階の回転速度の夫々に対応する電力供給周期を定めておき、回転体の回転速度に応じて電力供給周期を複数段階に変更する。
つまり、回転体の回転速度と電力供給周期との関係を連続的に定めておき、回転体の回転速度に応じて電力供給周期を連続的に変更する。
つまり、磁気検出部が、磁力発生領域に対応する検出信号と、非発生領域に対応する検出信号とを交互に出力することになるから、例えば、磁力発生領域に対応する検出信号を受信してから次に磁力発生領域に対応する検出信号を受信するまでの時間間隔が、回転体の回転速度に応じて増減することになるため、その時間間隔を計測することにより、回転体の回転速度を求めることができる。
したがって、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると、電力供給周期が長過ぎる状態であるとして、前記電力供給周期を短くし、これとは逆に、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、電力供給周期が短か過ぎる状態であるとして、前記電力供給周期を長くする。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(膜式ガスメータの全体構成)
図1に示すように、膜式ガスメータは、ガス供給口1及びガス排出口2を有するケーシングCを備え、ガス供給口1から導入した燃料ガスをガス排出口2から住宅等のガス需要先に供給する形態で、ガス需要先に設置されることになる。
そして、ガス供給口1から導入してガス排出口2から需要先に供給する燃料ガスの量を計測して、ケーシングCの外部に設けた液晶式の表示部3に計測したガス量を表示するように構成されている。
下ケーシング部C1の内部には、図3に示すように、計量室4、及び、計量室4へのガスの給排により往復動する計量用の膜部Fが設けられている。
そして、左右の計量室形成用空間の中央部に、当該空間を左右に仕切る状態で膜部Fが配置されることにより、各膜部Fの両側夫々に計量室4が形成されている。すなわち、膜部Fが一対設けられ、計量室4が4つ形成されている。
そして、翼軸6に取付けた翼7の先端に、膜部Fが上下方向に沿う軸心回りで揺動自在に枢支されている。
ちなみに、表示部3にて燃料ガスの積算値を表示するにあたり、回転体Rの回転に連動して積算値を表示する機械式の表示器を設けて、燃料ガスの積算値を表示する形態で実施してもよい。
尚、図1において、8は、遮断状態のガス供給遮断弁を開弁状態に復帰するための復帰軸(図示せず)の操作部を覆う復帰軸キャップである。
図2に示すように、一対の翼軸6の上端部に装着した一対の大肘金10、一対の大肘金10の先端部に枢着した小肘金11、及び、一対の小肘金11の先端部が同軸心回りで枢着されるクランク台12が設けられている。
クランクアーム15の先端に、上方に突出する軸部15aの下端部が固着され、この軸部15aに、クランク台12における小肘金11の先端部が枢着される箇所とは異なる箇所が枢支されている。
また、クランクアーム15の軸部15aに枢支連結した2本のクランクロッド16が、弁部Vの一対の揺動バルブ9に連結されている。
そして、クランク軸14が回転することにより、一対の揺動バルブ9が、クランクロッド16の押し引きにより揺動して、4つの計量室4に対するガスの給排を制御するように構成されている。
つまり、一対の膜部Fが往復動するに伴って、一対の翼軸6が所定角度で回動し、その一対の翼軸6の回動に伴って、回転体Rが、クランク軸14の軸心を回転軸心Xとして回転するように構成されている。
図5に示すように、回転体Rが、回転軸心X回りでの周方向に沿って磁力発生領域JAと非発生領域JBとを交互に備える形態に構成されている。
本実施形態においては、磁力発生領域JAと非発生領域JBとが、回転軸心X回りの周方向に沿って、90度ずつの間隔で形成されている。
本実施形態においては、磁気検出部Mとして、一対の領域検出作用部MR1、MR2が、回転体Rの回転軸心X回りの周方向に沿って、135度の間隔を隔てる状態で設置されている。
つまり、図2に示すように、リンク機構Lの上方箇所に、上ケーシング部C2を上下に区画する隔壁18が設けられ、その隔壁18の上部に設置したセンサ基板SKに、一対の領域検出作用部MR1、MR2が設けられている。
具体的には、磁気検出作用部MR1、MR2は、磁力発生領域JAを検出するときには、検出信号KとしてON信号を出力し、かつ、非発生領域JBを検出するときには、検出信号KとしてOFF信号を出力するように構成されている。
また、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの一方の磁力発生領域JAに対応するON信号及び非発生領域JBに対応するOFF信号に対して、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの他方の磁力発生領域JAに対応するON信号及び非発生領域JBに対応するOFF信号が、回転体Rが45度回転することに相当する位相でずれることになる。
したがって、回転体Rが一回転する間に、回転体Rの回転位相を、8つの回転位相N1〜N8に分解した状態で検出することができるように構成されている。
図4に示すように、磁気検出部Mを構成する一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々に対して、乾電池を備える電源部Eの電力を供給する電力供給状態と電力の供給を停止する非供給状態とに切換える電源回路SWが設けられている。
一対の電源回路SWは、制御部Hから供給信号Pが供給されたときに、電力供給状態となり、供給信号Pが供給されないときには、非供給状態になるように構成されている。
つまり、制御部Hが、磁気検出部Mを構成する一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々に対して、電力供給周期PSで駆動用電力を供給するように構成されている。
具体的には、制御部Hが、回転体Rの回転速度が設定回転速度よりも低いときには、電力供給周期PSを、例えば、50Hzに相当する時間(0.020秒)に設定し、回転体Rの回転速度が設定回転速度以上であるときには、電力供給周期PSを、例えば、80Hzに相当する時間(0.0125秒)に設定するように構成されている。
つまり、本実施形態においては、制御部Hが、電力供給周期PSを2段階に変更するように構成されている。
すなわち、例えば、回転体Rが一回転する時間や、一対の磁気検出作用部MR1、MR2の一方が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する状態から非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力する状態に切換った時点から、再び、磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する状態になるまでの時間を、回転体Rの回転速度に対応する情報として計測する等、一対の磁気検出作用部MR1、MR2からの検出信号Kに基づいて、回転体Rの回転速度を求めるように構成されている。
本実施形態においては、制御部Hが、磁気検出部Mの一対の磁気検出作用部MR1、MR2に対して、電力供給周期PSで駆動用電力を供給するにあたり、回転体Rの回転速度に基づいて、電力供給周期PSを回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するものであるから、回転体Rの回転速度が速いときも遅いときも、磁力発生領域JAと非発生領域JBとの検出信号Kを適切に受信でき、しかも、回転体Rの回転速度が遅いときに、電力供給周期PSを必要以上に短くしないことにより、電力消費量を軽減できる。
次に、第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、電力供給周期PSを回転体Rの回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更する構成の別実施形態を示すものであって、基本的な構成は上記第1実施形態と同様であるから、以下の説明においては、上記第1実施形態とは異なる点を詳述する。
そして、制御部Hが、第1状態〜第3状態の夫々において、磁気検出部Mの検出信号Kが現れる個数を計測することになる。
尚、設定下限値及び設定上限値は、上述の値に限らず、種々の値に設定できるものである。
この第2実施形態においても、電力供給周期PSを回転体Rの回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するものであるから、回転体Rの回転速度が速いときも遅いときも、磁力発生領域JAと非発生領域JBとの検出信号Kを適切に受信でき、しかも、回転体Rの回転速度が遅いときに、電力供給周期PSを必要以上に短くしないことにより、電力消費量を軽減できる。
次に別実施形態を列記する。
(1)上記第1実施形態においては、回転体Rの回転速度に基づいて、電力供給周期PSを変更するあたり、電力供給周期PSを2段階に変更する場合を例示したが、電力供給周期PSを3段以上の複数段に変更する形態や、回転体Rの回転速度の増減に合わせて、電力供給周期PSを連続的(無段階)に変更する形態で実施してもよい。
また、回転体Rの回転速度と電力供給周期PSとの関係を連続的に定めておき、回転体Rの回転速度に応じて電力供給周期PSを連続的に変更するようにしてもよい。
H 制御処理部
JA 磁力発生領域
JB 非発生領域
K 検出信号
M 磁気検出部
MR1 磁気検出作用部
MR2 磁気検出作用部
PS 電力供給周期
R 回転体
X 回転軸心
Claims (5)
- 計量用の膜部の往復動に連動して回転しかつ回転軸心回りでの周方向に沿って磁力発生領域と非発生領域とを交互に備える回転体と、
当該回転体の回転に伴って前記磁力発生領域と前記非発生領域とを交互に検出する状態に設置されかつ駆動用電力の供給状態のときに前記磁力発生領域と前記非発生領域との検出信号を出力する電気駆動式の磁気検出部と、
前記磁気検出部に対して電力供給周期で前記駆動用電力を供給し且つ前記検出信号を受信する制御処理部と、が設けられた膜式ガスメータであって、
前記制御処理部が、前記電力供給周期を前記回転体の回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するように構成されている膜式ガスメータ。 - 前記制御処理部が、前記回転体の回転速度に基づいて、前記電力供給周期を複数段階に変更するように構成されている請求項1記載の膜式ガスメータ。
- 前記制御処理部が、前記回転体の回転速度に基づいて、前記電力供給周期を連続的に変更するように構成されている請求項1記載の膜式ガスメータ。
- 前記制御処理部が、前記検出信号に基づいて、前記回転体の前記回転速度を求めるように構成されている請求項1又は2記載の膜式ガスメータ。
- 前記制御処理部が、前記磁気検出部の前記検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると、前記電力供給周期を短くし、かつ、前記磁気検出部の前記検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、前記電力供給周期を長くするように構成されている請求項1記載の膜式ガスメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016069111A JP2017181311A (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 膜式ガスメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016069111A JP2017181311A (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 膜式ガスメータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017181311A true JP2017181311A (ja) | 2017-10-05 |
Family
ID=60004354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016069111A Pending JP2017181311A (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 膜式ガスメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017181311A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0351763A (ja) * | 1989-07-19 | 1991-03-06 | Nec Corp | 回転検出センサ |
JPH09210729A (ja) * | 1996-02-07 | 1997-08-15 | Mitsubishi Electric Corp | 計測装置 |
JP2006177902A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Ricoh Elemex Corp | ガスメータ |
JP2012251861A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Renesas Electronics Corp | 電子式流量計 |
-
2016
- 2016-03-30 JP JP2016069111A patent/JP2017181311A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0351763A (ja) * | 1989-07-19 | 1991-03-06 | Nec Corp | 回転検出センサ |
JPH09210729A (ja) * | 1996-02-07 | 1997-08-15 | Mitsubishi Electric Corp | 計測装置 |
JP2006177902A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Ricoh Elemex Corp | ガスメータ |
JP2012251861A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Renesas Electronics Corp | 電子式流量計 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103335769B (zh) | 一种电推进器弱力测量装置 | |
CN104204815B (zh) | 耐振动的加速度传感器结构 | |
CN107110686A (zh) | 振动型测量换能器及由其形成的测量系统 | |
JP2015094587A (ja) | 寿命予測方法、寿命予測装置、寿命予測システム、寿命演算装置及び回転機械 | |
JP2017181311A (ja) | 膜式ガスメータ | |
CN105403211A (zh) | 一种三种工作介质的核磁共振陀螺仪闭环控制系统 | |
CN105823465B (zh) | 地倾斜监测装置 | |
CN202473028U (zh) | 采用角量传感器的新型复摆实验仪 | |
JP2017181425A (ja) | 膜式ガスメータ | |
JP2004093497A (ja) | 膜式ガスメータ | |
JP2012225725A (ja) | 流量計測装置 | |
JP2002328054A (ja) | ガス流量計測方法とガスメータ | |
JP2006098183A (ja) | 流量計測装置 | |
JP6031170B1 (ja) | 流量計測方法 | |
JP5975693B2 (ja) | ガスメータ | |
JP2006276035A (ja) | 流量計測装置 | |
CN210346696U (zh) | 一种方便水平定位的造价专业用建筑测量装置 | |
US8544345B2 (en) | Positive displacement flow meter | |
JP2006098176A (ja) | 流量計測装置 | |
JP2010276425A (ja) | 振動発生装置の運転条件決定装置 | |
JP2006276034A (ja) | 流量計測装置 | |
JP2006313170A (ja) | 流量計測装置 | |
JP7395784B2 (ja) | 膜式ガスメータの磁気式ガス流量検出機構の交換方法 | |
JP2006177902A (ja) | ガスメータ | |
JP2005048660A (ja) | 液体ポンプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200707 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210105 |