JP2017181311A - 膜式ガスメータ - Google Patents

膜式ガスメータ Download PDF

Info

Publication number
JP2017181311A
JP2017181311A JP2016069111A JP2016069111A JP2017181311A JP 2017181311 A JP2017181311 A JP 2017181311A JP 2016069111 A JP2016069111 A JP 2016069111A JP 2016069111 A JP2016069111 A JP 2016069111A JP 2017181311 A JP2017181311 A JP 2017181311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
rotating body
supply cycle
gas meter
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016069111A
Other languages
English (en)
Inventor
浅田 昭治
Shoji Asada
昭治 浅田
村中 一郎
Ichiro Muranaka
一郎 村中
雄大 増田
Takehiro Masuda
雄大 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2016069111A priority Critical patent/JP2017181311A/ja
Publication of JP2017181311A publication Critical patent/JP2017181311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】電力消費量を適切に軽減することができる膜式ガスメータを提供する。【解決手段】計量用の膜部の往復動に連動して回転しかつ回転軸心回りでの周方向に沿って磁力発生領域と非発生領域とを交互に備える回転体と、当該回転体の回転に伴って磁力発生領域と非発生領域とを交互に検出する状態に設置されかつ駆動用電力の供給状態のときに磁力発生領域と非発生領域との検出信号Kを出力する電気駆動式の磁気検出部Mと、磁気検出部Mに対して電力供給周期で駆動用電力を供給し且つ検出信号を受信する制御処理部Hが設けられ、制御処理部Hが、電力供給周期を回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、計量用の膜部の往復動に連動して回転しかつ回転軸心回りでの周方向に沿って磁力発生領域と非発生領域とを交互に備える回転体と、
当該回転体の回転に伴って前記磁力発生領域と前記非発生領域とを交互に検出する状態に設置されかつ駆動用電力の供給状態のときに前記磁力発生領域と前記非発生領域との検出信号を出力する電気駆動式の磁気検出部と、
前記磁気検出部に対して電力供給周期で前記駆動用電力を供給し且つ前記検出信号を受信する制御処理部と、が設けられた膜式ガスメータに関する。
かかる膜式ガスメータは、磁気検出部の検出信号に基づいて、制御処理部がガス使用量を求めるようにしたものであり、また、磁気検出部に対して電力供給周期で駆動用電力を供給することにより磁気検出部の検出信号を出力させるようにしたものである。
かかる膜式ガスメータの従来例として、電力供給周期を一定周期に定めるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、膜式ガスメータでは、燃料ガスが一定流量で流れると仮定したときに、計量用の膜部の往復動に連動して回転する回転体の回転速度が、一回転する間において、高速で回転する位相と低速で回転する位相とが存在することになる。
特許文献1においては、回転体が低速で回転する位相に対応させて、磁力発生領域を形成する磁石を回転体に装着して、検出信号の適正化を図るようにしている。
つまり、電力消費量を軽減させるためには、電力供給周期を長めに設定することが望まれるが、そのように電力供給周期を長めに設定しても、適正な検出信号を受信できるようにするために、磁力発生領域を形成する磁石を、回転体が低速で回転する位相に対応させた状態で、回転体に装着するように構成されている。
特開2006−177902号公報
従来では、電力供給周期を一定周期に定めるように構成されているので、電力消費量を十分に軽減させ難い虞があった。
すなわち、電力供給周期を一定周期に定める場合には、燃料ガスの単位時間当たりの使用量が多くて、回転体が高速で回転するときにも、磁力発生領域と非発生領域との検出信号を磁気検出部から適切に受信できるようにするには、回転体が高速で回転するときに合わせて、電力供給周期を短めに設定することになる。
このように、電力供給周期を、回転体が高速で回転するときに合わせて、短めに設定すると、回転体が低速で回転するときには、電力供給周期が必要以上に短くなることに起因して、電力消費量を十分に軽減させ難い虞があった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、電力消費量を適切に軽減することができる膜式ガスメータを提供する点にある。
本発明の膜式ガスメータは、計量用の膜部の往復動に連動して回転しかつ回転軸心回りでの周方向に沿って磁力発生領域と非発生領域とを交互に備える回転体と、
当該回転体の回転に伴って前記磁力発生領域と前記非発生領域とを交互に検出する状態に設置されかつ駆動用電力の供給状態のときに前記磁力発生領域と前記非発生領域との検出信号を出力する電気駆動式の磁気検出部と、
前記磁気検出部に対して電力供給周期で前記駆動用電力を供給し且つ前記検出信号を受信する制御処理部と、が設けられたものであって、その特徴構成は、
前記制御処理部が、前記電力供給周期を前記回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するように構成されている点にある。
すなわち、電力供給周期が、回転体の回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更されることになる。
つまり、回転体の回転速度が速いときには、電力供給周期を短めに設定して、磁力発生領域と非発生領域との検出信号を適切に受信できるようにし、また、回転体の回転速度が遅いときには、電力供給周期を長めに設定して、磁力発生領域と非発生領域との検出信号を適切に受信できるようにしながらも、電力消費量を少なくする。
したがって、回転体の回転速度が速いときも遅いときも、磁力発生領域と非発生領域との検出信号を適切に受信でき、しかも、回転体の回転速度が遅いときに、電力供給周期を必要以上に短くしないことにより、電力消費量を軽減できる。
要するに、本発明の膜式ガスメータの特徴構成によれば、電力消費量を適切に軽減することができる。
また、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成は、前記制御処理部が、前記回転体の回転速度に基づいて、前記電力供給周期を複数段階に変更するように構成されている点にある。
ちなみに、複数段階とは、2段階や3段階以上の多段階を含む。
すなわち、制御処理部が、電力供給周期を回転体の回転速度に応じて複数段階に変更することになる。
つまり、回転体の回転速度を複数段階に区分し、区分けした複数段階の回転速度の夫々に対応する電力供給周期を定めておき、回転体の回転速度に応じて電力供給周期を複数段階に変更する。
このように、電力供給周期を複数段階に変更するものであるから、制御構成の簡素化を図ることができる。
要するに、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成によれば、電力供給周期を変更するための制御構成の簡素化を図ることができる。
また、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成は、前記制御処理部が、前記回転体の回転速度に基づいて、前記電力供給周期を連続的に変更するように構成されている点にある。
すなわち、制御処理部が、電力供給周期を回転体の回転速度に応じて連続的に変更することになる。
つまり、回転体の回転速度と電力供給周期との関係を連続的に定めておき、回転体の回転速度に応じて電力供給周期を連続的に変更する。
このように、電力供給周期を連続的に変更するものであるから、回転体の回転速度に応じた適正な電力供給周期に適切に維持し易いものとなる。
要するに、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成によれば、電力供給周期を回転体の回転速度に応じた適正な電力供給周期に適切に維持し易い。
また、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成は、前記制御処理部が、前記検出信号に基づいて、前記回転体の前記回転速度を求めるように構成されている点にある。
すなわち、制御処理部が、電力供給周期を変更するために必要となる回転体の回転速度を、磁気検出部の検出信号に基づいて求めることになる。
つまり、磁気検出部が、磁力発生領域に対応する検出信号と、非発生領域に対応する検出信号とを交互に出力することになるから、例えば、磁力発生領域に対応する検出信号を受信してから次に磁力発生領域に対応する検出信号を受信するまでの時間間隔が、回転体の回転速度に応じて増減することになるため、その時間間隔を計測することにより、回転体の回転速度を求めることができる。
このように、磁気検出部から出力される検出信号に基づいて、回転体の回転速度を求めるものであるから、つまり、磁気検出部から出力される検出信号を有効利用しながら、回転体の回転速度を求めるものであるから、速度検出器等の特別な機器類を設置することなく、本来構成を有効利用した簡素な構成にて、回転体の回転速度を求めることができる。
要するに、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成によれば、本来構成を有効利用した簡素な構成にて、回転体の回転速度を求めることができる。
また、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成は、前記制御処理部が、前記磁気検出部の前記検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると、前記電力供給周期を短くし、かつ、前記磁気検出部の前記検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、前記電力供給周期を長くするように構成されている点にある。
すなわち、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数は、電力供給周期が短いほど多くなり、且つ、回転体の回転速度の変化に応じて変化することになる。
したがって、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると、電力供給周期が長過ぎる状態であるとして、前記電力供給周期を短くし、これとは逆に、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、電力供給周期が短か過ぎる状態であるとして、前記電力供給周期を長くする。
このように、前記電力供給周期を前記回転体の回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するにあたり、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数に基づいて、電力供給周期を変更するものであるから、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数が適切な個数になる状態を適切に維持できる。
要するに、本発明の膜式ガスメータの更なる特徴構成によれば、磁気検出部の検出信号が同じ状態を継続するときの個数が適切な個数になる状態を適切に維持できる。
膜式ガスメータの斜視図 リンク機構の分解斜視図 膜式ガスメータの下半部の縦断面図 制御構成のブロック図 回転体と磁気検知素子との関係を示す図 駆動用電力を供給し続けた場合の磁気検知素子の動作を示すタイムチャート 電力供給周期と検出信号との関係を示す図
〔第1実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(膜式ガスメータの全体構成)
図1に示すように、膜式ガスメータは、ガス供給口1及びガス排出口2を有するケーシングCを備え、ガス供給口1から導入した燃料ガスをガス排出口2から住宅等のガス需要先に供給する形態で、ガス需要先に設置されることになる。
そして、ガス供給口1から導入してガス排出口2から需要先に供給する燃料ガスの量を計測して、ケーシングCの外部に設けた液晶式の表示部3に計測したガス量を表示するように構成されている。
ケーシングCは、下ケーシング部C1と、当該下ケーシング部C1に対して着脱自在な上ケーシング部C2とから構成されている。
下ケーシング部C1の内部には、図3に示すように、計量室4、及び、計量室4へのガスの給排により往復動する計量用の膜部Fが設けられている。
すなわち、下ケーシング部C1の内部の中央に仕切壁5が設けられ、その仕切壁5の両側に概ね円筒形状の計量室形成用空間が形成される。
そして、左右の計量室形成用空間の中央部に、当該空間を左右に仕切る状態で膜部Fが配置されることにより、各膜部Fの両側夫々に計量室4が形成されている。すなわち、膜部Fが一対設けられ、計量室4が4つ形成されている。
一対の膜部Fの夫々に対応して、回転軸心を上下方向に向け且つ上端側を下ケーシング部C1の上部壁を貫通する状態で支持した翼軸6が設けられている。
そして、翼軸6に取付けた翼7の先端に、膜部Fが上下方向に沿う軸心回りで揺動自在に枢支されている。
上ケーシング部C2の内部には、図2に示すように、4つの計量室4へのガスの給排を制御する弁部V、一対の膜部Fに対してリンク機構Lにて連動連結されて、一対の膜部Fの往復動で回転する回転体R、回転体Rの回転を検出する磁気検出部M(図5参照)、及び、当該磁気検出部Mからの検出信号Kに基づいて、需要先に供給される燃料ガスの量を求める制御処理部としての制御部H(図4参照)が設けられている。
すなわち、制御部Hが、磁気検出部Mからの検出信号Kに基づいて、需要先に供給される燃料ガスの積算値を求めて、求めた積算値を表示部3に表示するように構成され、また、制御部Hが、燃料ガスの積算値が過剰に増大するとき等の異常時においては、後述するガス供給遮断弁を遮断状態に操作するように構成されている。
ちなみに、表示部3にて燃料ガスの積算値を表示するにあたり、回転体Rの回転に連動して積算値を表示する機械式の表示器を設けて、燃料ガスの積算値を表示する形態で実施してもよい。
弁部Vは、4つの計量室4のうちの左側の2つ及び右側の2つの夫々に対応させる状態で、一対の揺動バルブ9を備え、各揺動バルブ9が、一対の膜部Fの往復動により揺動して、4つの計量室4に対する燃料ガスの給排を制御するように構成されている。
尚、周知な構成であるので詳細な説明並びに図示は省略するが、上ケーシング部C2の内部には、燃料ガスの圧力を検出する圧力センサ、地震の震動を検出する感震器、及び、ガス供給遮断弁が設けられ、圧力センサが異常圧力を検出したときや感震器が地震を検出したとき等、異常が発生したときには、制御部Hが、ガス供給遮断弁を遮断状態に制御するように構成されている。
尚、図1において、8は、遮断状態のガス供給遮断弁を開弁状態に復帰するための復帰軸(図示せず)の操作部を覆う復帰軸キャップである。
(リンク機構の詳細)
図2に示すように、一対の翼軸6の上端部に装着した一対の大肘金10、一対の大肘金10の先端部に枢着した小肘金11、及び、一対の小肘金11の先端部が同軸心回りで枢着されるクランク台12が設けられている。
下ケーシング部C1の上部壁に取り付けた支持台13に、軸心を上下方向に向けたクランク軸回14が回転自在に支持され、クランク軸14の上端部に、クランクアーム15が装着されている。
クランクアーム15の先端に、上方に突出する軸部15aの下端部が固着され、この軸部15aに、クランク台12における小肘金11の先端部が枢着される箇所とは異なる箇所が枢支されている。
また、クランクアーム15の軸部15aに枢支連結した2本のクランクロッド16が、弁部Vの一対の揺動バルブ9に連結されている。
つまり、膜部Fと回転体Rとを連動連結する連結機構Lが、一対の大肘金10、一対の小肘金11、クランク台12、クランクアーム15、及び、クランク軸14を主要部として構成されている。
そして、クランク軸14が回転することにより、一対の揺動バルブ9が、クランクロッド16の押し引きにより揺動して、4つの計量室4に対するガスの給排を制御するように構成されている。
クランクアーム15の先端の軸部15aの上端に、回転体Rを支持する支持リンク17が固着され、回転体Rが、クランク軸14の軸心を回転軸心Xとして回転する状態で、支持リンク17に支持されている。
つまり、一対の膜部Fが往復動するに伴って、一対の翼軸6が所定角度で回動し、その一対の翼軸6の回動に伴って、回転体Rが、クランク軸14の軸心を回転軸心Xとして回転するように構成されている。
(回転体の検出構成)
図5に示すように、回転体Rが、回転軸心X回りでの周方向に沿って磁力発生領域JAと非発生領域JBとを交互に備える形態に構成されている。
本実施形態においては、磁力発生領域JAと非発生領域JBとが、回転軸心X回りの周方向に沿って、90度ずつの間隔で形成されている。
ちなみに、詳細な説明は省略するが、棒磁石を回転軸心Xと直交する姿勢で回転体Rに装着することによって、磁力発生領域JAと非発生領域JBとを、回転軸心X回りの周方向に沿って、90度ずつの間隔で形成するように構成されている。
回転体Rの回転に伴って磁力発生領域JAと非発生領域JBとを繰り返し検出する状態に磁気検出部Mが設置されている。
本実施形態においては、磁気検出部Mとして、一対の領域検出作用部MR1、MR2が、回転体Rの回転軸心X回りの周方向に沿って、135度の間隔を隔てる状態で設置されている。
つまり、図2に示すように、リンク機構Lの上方箇所に、上ケーシング部C2を上下に区画する隔壁18が設けられ、その隔壁18の上部に設置したセンサ基板SKに、一対の領域検出作用部MR1、MR2が設けられている。
磁気検出部Mを構成する一対の磁気検出作用部MR1、MR2は、磁気抵抗素子等を用いて構成されるものであって、駆動用電力の供給状態のときに、磁力発生領域JAと非発生領域JBとの検出信号Kを出力するように構成されている。
具体的には、磁気検出作用部MR1、MR2は、磁力発生領域JAを検出するときには、検出信号KとしてON信号を出力し、かつ、非発生領域JBを検出するときには、検出信号KとしてOFF信号を出力するように構成されている。
すなわち、図6に示すように、一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々が、駆動用電力を供給し続けた場合には、磁力発生領域JAに対応するON信号と、非発生領域JBに対応するOFF信号とを、回転体Rが90度回転するごとに切換える形態で、交互に出力することなる。
また、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの一方の磁力発生領域JAに対応するON信号及び非発生領域JBに対応するOFF信号に対して、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの他方の磁力発生領域JAに対応するON信号及び非発生領域JBに対応するOFF信号が、回転体Rが45度回転することに相当する位相でずれることになる。
つまり、回転体が45度回転するごとに次の状態に変化する形態で、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの一方が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力しかつ一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの他方が非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力する第1状態、一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する第2状態、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの一方が非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力しかつ一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの他方が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する第3状態、及び、一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々が非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力する第4状態が、回転体Rが半回転する間に、現出されることになる。
また、半回転した回転体Rが残りを半回転する間には、回転体Rが45度回転するごとに次の状態に変化する形態で、上記の4つの状態が現出されることになる。
したがって、回転体Rが一回転する間に、回転体Rの回転位相を、8つの回転位相N1〜N8に分解した状態で検出することができるように構成されている。
(制御部の制御動作)
図4に示すように、磁気検出部Mを構成する一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々に対して、乾電池を備える電源部Eの電力を供給する電力供給状態と電力の供給を停止する非供給状態とに切換える電源回路SWが設けられている。
一対の電源回路SWは、制御部Hから供給信号Pが供給されたときに、電力供給状態となり、供給信号Pが供給されないときには、非供給状態になるように構成されている。
図7に示すように、制御部Hが、電力供給周期PSにて、供給信号Pを一対の電源回路SWに対して供給するように構成されている。
つまり、制御部Hが、磁気検出部Mを構成する一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々に対して、電力供給周期PSで駆動用電力を供給するように構成されている。
本実施形態においては、制御部Hが、回転体Rの回転速度に基づいて、電力供給周期PSを回転体Rの回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するように構成されている。
具体的には、制御部Hが、回転体Rの回転速度が設定回転速度よりも低いときには、電力供給周期PSを、例えば、50Hzに相当する時間(0.020秒)に設定し、回転体Rの回転速度が設定回転速度以上であるときには、電力供給周期PSを、例えば、80Hzに相当する時間(0.0125秒)に設定するように構成されている。
つまり、本実施形態においては、制御部Hが、電力供給周期PSを2段階に変更するように構成されている。
また、制御部Hが、磁気検出部M、つまり、一対の磁気検出作用部MR1、MR2からの検出信号Kに基づいて、回転体Rの回転速度を求めるように構成されている。
すなわち、例えば、回転体Rが一回転する時間や、一対の磁気検出作用部MR1、MR2の一方が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する状態から非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力する状態に切換った時点から、再び、磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する状態になるまでの時間を、回転体Rの回転速度に対応する情報として計測する等、一対の磁気検出作用部MR1、MR2からの検出信号Kに基づいて、回転体Rの回転速度を求めるように構成されている。
(実施形態のまとめ)
本実施形態においては、制御部Hが、磁気検出部Mの一対の磁気検出作用部MR1、MR2に対して、電力供給周期PSで駆動用電力を供給するにあたり、回転体Rの回転速度に基づいて、電力供給周期PSを回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するものであるから、回転体Rの回転速度が速いときも遅いときも、磁力発生領域JAと非発生領域JBとの検出信号Kを適切に受信でき、しかも、回転体Rの回転速度が遅いときに、電力供給周期PSを必要以上に短くしないことにより、電力消費量を軽減できる。
また、制御部Hが、磁気検出部Mの一対の磁気検出作用部MR1、MR2からの検出信号Kに基づいて、回転体Rの回転速度を求めるものであるから、速度検出器等の特別な機器類を設置することなく、本来構成を有効利用した簡素な構成にて、回転体Rの回転速度を求めることができる。
また、制御部Hが、電力供給周期を2段階に変更するように構成されているから、つまり、回転体Rの回転速度が設定回転速度より低いときには、電力供給周期PSを長くし、回転体Rの回転速度が設定回転速度以上のときには、電力供給周期PSを短くする形態で、電力供給周期PSを2段階に変更するものであるから、電力供給周期PSを変更するための制御構成の簡素化を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、電力供給周期PSを回転体Rの回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更する構成の別実施形態を示すものであって、基本的な構成は上記第1実施形態と同様であるから、以下の説明においては、上記第1実施形態とは異なる点を詳述する。
この第2実施形態においては、制御部Hが、磁気検出部Mの検出信号Kが同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると電力供給周期PSを短くし、かつ、磁気検出部Mの検出信号Kが同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、電力供給周期PSを長くするように構成されている。
説明を加えると、本実施形態においては、磁気検出部Mの検出信号Kが同じ状態を継続するときの同じ状態とは、上述の第1状態、第2状態及び第3状態を対象とする。
そして、制御部Hが、第1状態〜第3状態の夫々において、磁気検出部Mの検出信号Kが現れる個数を計測することになる。
つまり、第1状態とは、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの一方が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力しかつ一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの他方が非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力する状態であるから、第1状態においては、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの一方が出力する検出信号K(ON信号)の個数を計測することになる。
第2状態とは、一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する状態であるから、第2状態においては、一対の磁気検出作用部MR1、MR2が同時に出力する検出信号K(ON信号)の個数を計測することになる。
第3状態とは、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの一方が非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力しかつ一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの他方が磁力発生領域JAに対応する検出信号K(ON信号)を出力する状態であるから、第3状態においては、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のうちの他方が出力する検出信号K(ON信号)の個数を計測することになる。
ちなみに、第4状態とは、一対の磁気検出作用部MR1、MR2の夫々が非発生領域JBに対応する検出信号K(OFF信号)を出力する状態、換言すれば、一対の磁気検出作用部MR1、MR2のいずれからも検出信号K(ON信号)が現れない状態であるから、第4状態は、検出信号K(ON信号)の個数を計測できない状態である。
また、本実施形態においては、設定下限値として「1個」が設定され、設定上限値として「10、000個」が設定されている。
尚、設定下限値及び設定上限値は、上述の値に限らず、種々の値に設定できるものである。
さらに、本実施形態においては、磁気検出部Mの検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると、現在の電力供給周期の1/2倍にする形態で電力供給周期PSを短くし、また、磁気検出部Mの検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、現在の電力供給周期の2倍にする形態で電力供給周期PSを長くするように構成されている。
ちなみに、回転体Rが停止している状態やそれに近い低回転で回転している状態においては、電力供給周期PSが繰り返し長く調整されることになるため、電力供給周期PSの調整可能な最大値(例えば、100ms)が定められている。
尚、磁気検出部Mの検出信号Kが同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると、電力供給周期PSを短くするにあたり、短くする長さは種々変更できるものであり、同様に、磁気検出部Mの検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、電力供給周期PSを長くするにあたり、長くする長さは種々変更できるものである。
(第2実施形態のまとめ)
この第2実施形態においても、電力供給周期PSを回転体Rの回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するものであるから、回転体Rの回転速度が速いときも遅いときも、磁力発生領域JAと非発生領域JBとの検出信号Kを適切に受信でき、しかも、回転体Rの回転速度が遅いときに、電力供給周期PSを必要以上に短くしないことにより、電力消費量を軽減できる。
また、磁気検出部Mの検出信号Kが同じ状態を継続するときの個数に基づいて、電力供給周期PSを変更調整するものであるから、磁気検出部Mの検出信号Kが同じ状態を継続するときの個数が適切な個数になる状態を適切に維持できる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
(1)上記第1実施形態においては、回転体Rの回転速度に基づいて、電力供給周期PSを変更するあたり、電力供給周期PSを2段階に変更する場合を例示したが、電力供給周期PSを3段以上の複数段に変更する形態や、回転体Rの回転速度の増減に合わせて、電力供給周期PSを連続的(無段階)に変更する形態で実施してもよい。
つまり、回転体Rの回転速度を複数段階に区分し、区分けした複数段階の回転速度の夫々に対応する電力供給周期PSを定めておき、回転体Rの回転速度に応じて電力供給周期PSを3段以上の複数段階に変更するようにしてもよい。
また、回転体Rの回転速度と電力供給周期PSとの関係を連続的に定めておき、回転体Rの回転速度に応じて電力供給周期PSを連続的に変更するようにしてもよい。
(2)上記第1及び第2実施形態においては、磁力発生領域JAと非発生領域JBとが、回転軸心X回りの周方向に沿って、90度ずつの間隔で形成され、磁気検出部Mとして、一対の磁気検出作用部MR1、MR2が、回転軸心X回りの周方向に沿って135度の間隔を隔てる状態で設けられる場合を例示したが、磁力発生領域JAと非発生領域JBとを、回転軸心X回りの周方向に沿って、45度ずつの間隔で形成する、あるいは、30度ずつの間隔で形成する等、磁力発生領域JAと非発生領域JBと形成する具体構成は各種変更できる。
また、磁気検出部Mとして、一対の磁気検出作用部MR1、MR2を設けるに代えて、1つの磁気検出作用部を設ける、あるいは、3つ以上の磁気検出作用部を設けるようにする等、磁気検出部Mの具体構成は各種変更できる。
(3)上記第1実施形態においては、磁気検出部Mの一対の磁気検出作用部MR1、MR2からの検出信号Kに基づいて、回転体Rの回転速度を求める場合を例示したが、速度検出器等を設置して、回転体Rの回転速度を求めようにしてもよい。
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
F 膜部
H 制御処理部
JA 磁力発生領域
JB 非発生領域
K 検出信号
M 磁気検出部
MR1 磁気検出作用部
MR2 磁気検出作用部
PS 電力供給周期
R 回転体
X 回転軸心

Claims (5)

  1. 計量用の膜部の往復動に連動して回転しかつ回転軸心回りでの周方向に沿って磁力発生領域と非発生領域とを交互に備える回転体と、
    当該回転体の回転に伴って前記磁力発生領域と前記非発生領域とを交互に検出する状態に設置されかつ駆動用電力の供給状態のときに前記磁力発生領域と前記非発生領域との検出信号を出力する電気駆動式の磁気検出部と、
    前記磁気検出部に対して電力供給周期で前記駆動用電力を供給し且つ前記検出信号を受信する制御処理部と、が設けられた膜式ガスメータであって、
    前記制御処理部が、前記電力供給周期を前記回転体の回転速度が速いときのほうが遅いときよりも短くする形態で変更するように構成されている膜式ガスメータ。
  2. 前記制御処理部が、前記回転体の回転速度に基づいて、前記電力供給周期を複数段階に変更するように構成されている請求項1記載の膜式ガスメータ。
  3. 前記制御処理部が、前記回転体の回転速度に基づいて、前記電力供給周期を連続的に変更するように構成されている請求項1記載の膜式ガスメータ。
  4. 前記制御処理部が、前記検出信号に基づいて、前記回転体の前記回転速度を求めるように構成されている請求項1又は2記載の膜式ガスメータ。
  5. 前記制御処理部が、前記磁気検出部の前記検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定下限値以下になると、前記電力供給周期を短くし、かつ、前記磁気検出部の前記検出信号が同じ状態を継続するときの個数が設定上限値以上になると、前記電力供給周期を長くするように構成されている請求項1記載の膜式ガスメータ。
JP2016069111A 2016-03-30 2016-03-30 膜式ガスメータ Pending JP2017181311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069111A JP2017181311A (ja) 2016-03-30 2016-03-30 膜式ガスメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069111A JP2017181311A (ja) 2016-03-30 2016-03-30 膜式ガスメータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017181311A true JP2017181311A (ja) 2017-10-05

Family

ID=60004354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016069111A Pending JP2017181311A (ja) 2016-03-30 2016-03-30 膜式ガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017181311A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0351763A (ja) * 1989-07-19 1991-03-06 Nec Corp 回転検出センサ
JPH09210729A (ja) * 1996-02-07 1997-08-15 Mitsubishi Electric Corp 計測装置
JP2006177902A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Ricoh Elemex Corp ガスメータ
JP2012251861A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Renesas Electronics Corp 電子式流量計

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0351763A (ja) * 1989-07-19 1991-03-06 Nec Corp 回転検出センサ
JPH09210729A (ja) * 1996-02-07 1997-08-15 Mitsubishi Electric Corp 計測装置
JP2006177902A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Ricoh Elemex Corp ガスメータ
JP2012251861A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Renesas Electronics Corp 電子式流量計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103335769B (zh) 一种电推进器弱力测量装置
CN104204815B (zh) 耐振动的加速度传感器结构
CN107110686A (zh) 振动型测量换能器及由其形成的测量系统
JP2015094587A (ja) 寿命予測方法、寿命予測装置、寿命予測システム、寿命演算装置及び回転機械
JP2017181311A (ja) 膜式ガスメータ
CN105403211A (zh) 一种三种工作介质的核磁共振陀螺仪闭环控制系统
CN105823465B (zh) 地倾斜监测装置
CN202473028U (zh) 采用角量传感器的新型复摆实验仪
JP2017181425A (ja) 膜式ガスメータ
JP2004093497A (ja) 膜式ガスメータ
JP2012225725A (ja) 流量計測装置
JP2002328054A (ja) ガス流量計測方法とガスメータ
JP2006098183A (ja) 流量計測装置
JP6031170B1 (ja) 流量計測方法
JP5975693B2 (ja) ガスメータ
JP2006276035A (ja) 流量計測装置
CN210346696U (zh) 一种方便水平定位的造价专业用建筑测量装置
US8544345B2 (en) Positive displacement flow meter
JP2006098176A (ja) 流量計測装置
JP2010276425A (ja) 振動発生装置の運転条件決定装置
JP2006276034A (ja) 流量計測装置
JP2006313170A (ja) 流量計測装置
JP7395784B2 (ja) 膜式ガスメータの磁気式ガス流量検出機構の交換方法
JP2006177902A (ja) ガスメータ
JP2005048660A (ja) 液体ポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210105