JP2006276035A - 流量計測装置 - Google Patents

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康雄 木場
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廣純 中村
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Kazunori Kamiyama
和則 上山
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Abstract

【課題】正確な瞬時流量の計測が可能な流量計測装置を提供する。
【解決手段】流量計測装置を構成するガスメータ100は、本体50に固定され、流体を収容し排出する計量室4を定義する膜部52と、膜部52の往復運動に連動して回転する回転部材54と、回転部材54の移動を検出する移動検出手段5、6とを備え、計量室4へのガスの供給・排出により往復動する膜部52の1往復で1回転するようにリンク機構を介して連結された回転部材54の任意の位置で流量計測が可能な流量計測装置であって、回転部材54の回転軌道上に任意の複数ポイントを設定するとともに、設定した複数のポイントにおいて流量の計測を継続することで、計測ポイントの異なる複数の流量値を求めるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、気体、液体等の流体の流量を計測する流量計測装置に関する。
ガスメータ等、所定の流体の流量を計測する流量計測装置には、磁石とリードスイッチの組み合わせを用いたものが存在する。このような流量測定計においては、磁石が流体の移動に伴い移動し、リードスイッチが当該磁石の移動を感知する。
一般的に、流量計測装置には流体が通過する複数の膜(膜部)が設けられ、膜間に形成された計量室への流体の供給・排出に追従して膜が往復運動をする。この往復運動が所定の伝達機構を介して回転運動に変換され、回転部材上に配置された磁石が、当該回転運動に追従して所定の軌道上で循環移動させられる。この磁石の循環移動に伴う磁気作用の変化により、磁石の軌道付近に設けられたリードスイッチがオン・オフされ、このスイッチング作用により流量信号が得られ、流体流量を感知する。
上述の構成においては、膜が1往復(1サイクル)するのに伴って1回の回転運動が実現される。1回分の回転運動は計量室の体積に相当する流体量である。従って、回転部材上の磁石が単一の場合、リードスイッチによって得られる流量信号は1サイクルで1個の信号のみである。従って計測可能な最小流量が大きくなる、すなわち、分解能が低くなるという問題がある。言い換えると、瞬時流量を計測することができない。
そこで、分解能を挙げるために複数の磁石を回転部材に設ける技術が提案されている。
この技術により1サイクルから得られる流量信号の数が大きくなり、分解能を向上させることが期待される。
特開2004−093497号公報
ところが、上述したような流量計測装置においては、往復運動を回転運動に変換する過程が不可避的に要求されるため、結果的に回転部材の回転運動の角速度を、周回上のあらゆる地点で一定にすることが難しい。結果的に軌道上での磁石の移動速度は変動することとなる(非等速度運動)。従って、たとえ複数の磁石を設けたとしても、適宜正確な流量を反映した計測を達成するのは難しい。
しかしながら、近年、リアルタイムにて流量を正確に測定する要望が高まっている。すなわち、1サイクル中の流量の変動を正確に監視し得る測定精度、分解能が求められている。
本発明は、適時の流量測定を可能としつつ、測定精度を高めることができる流量測定計を提供する。
本発明の流量計測装置は、本体と、前記本体に固定され流体を収容し排出する計量室を定義する膜部と、前記膜部の往復運動に連動して回転する回転部材と、前記回転部材の移動を検出する移動検出手段とを備え、計量室へのガスの供給・排出により往復動する膜部の1往復で1回転するようにリンク機構を介して連結された回転部材を用いて所定のサン
プリング間隔で流量計測が可能な流量計測装置であって、時間帯など所定の条件に応じてサンプリング間隔を変化させ、回転部材が低速回転時はサンプリング間隔を長く、高速回転時はサンプリング間隔を短くしたものである。
また、移動検出手段として、回転部材の回転運動に連動して移動する磁石と、回転部材の回転軌道上に設けた複数のリードスイッチとで構成し、電気的に絶縁した状態で流量計測を行うようにしたものである。
本発明の流量測定装置によれば、流量測定の分解能を向上させつつ、測定精度を高めることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、以下に図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の流量計測装置をガスメータに応用した例を示す。ガスメータ100の本体を構成するケーシング50は、上ケーシング50aと下ケーシング50bに分けられる。上ケーシング50aにはガス供給口1及びガス排出口2が設けられている。ガスメータ100は、ガス供給口1及びガス排出口2により、住宅等にガスを供給するガス管の途中に接続され、ガス管を流れるガスの流量を計測する。そして、本体50に設けたカウンタ3に、計測したガス流量が表示される。
図3に示すように、ガスメータ100は、下ケーシング50b内に形成された計量室4へのガスの供給・排出を制御する弁部51と、計量室4へのガスの供給・排出により往復動する膜部52と、膜部52の1往復で1回転するように、膜部52にリンク機構53にて連動連結された回転部材54とを備える。ガスメータ100は膜部52を有するいわゆる膜式ガスメータである。膜部52は、下ケーシング50b内において、計量室4の形状、体積を定義する。
回転部材54上には、その回転軸から径方向に離れた位置に磁石5が配置されており、膜部52の往復運動に追従して、回転部材54とともに回転部材54の軸を中心とした循環軌道上を循環移動する。
上ケーシング50a内には、上述のコントローラ7の他に、ガス圧力を検出する圧力センサ、地震の震動を検出する感震器、ガス供給遮断弁等が設けられる。これらの構成は周知のものを採用することができる。
図2及び図3に示すように、下ケーシング50bは、その中央が仕切り壁9にて仕切られ、その仕切り壁9の両側それぞれに仕切り壁9を底部とする概ね円筒形状の計量室形成用空間が形成されている。各計量室形成用空間の中央部がさらに膜部52にて仕切られ、各計量室形成用空間の開口部を蓋10にて閉じることにおり、各膜部52の両側各々に計量室4が形成される。即ち、膜部52は1対設け、計量室4は4つ形成されている。
図2及び図3に示すように、膜部52は、膜体11と、その膜体11の両面各々の中央部に保持した円形の膜板12と、外側の膜板12の中央に保持したヒンジ基部13とを備える。そして、膜体11の周縁部が枠板14を介して下ケーシング50bに保持されている。
さらに各膜部52のヒンジ基部13に連結板15の一端が枢支されている。そして、
軸16の下端が連結板15の他端に連結され、軸16の上端が下ケーシング50bの上部壁に形成した穴を通過して上ケーシング50a内まで貫通している。
図3及び図4に示すように、リンク機構53は、端部同士を互いに枢支連結した大アーム17と小アーム18との組を2組備える。そして、各軸16の上端部に、各大アーム17の一端を枢支連結してある。
図4及び図5に示すように、回転部材54は、下ケーシング50bの上部壁上に取り付けられた支持台19に、上下方向に延びた軸の周りで回転自在に支持されたクランク軸54aと、そのクランク軸54aの上端に、クランク軸54aと同心状に取り付けられた平面視円形状の回転円板54bとを備える。クランク軸54aには、その径方向外方に突出する状態でクランクアーム22を取り付けてある。
そして、本実施形態おいては、単一の磁石5が、回転部材54の回転軸から径方向に離れた位置に配置されている。磁石5は回転部材54の回転円板54bの外周縁部上に配置されている。更に回転部材54の平面中心上方には、磁気方位センサ6が配置されている。磁気方位センサ6は、回転部材54の回転中心軸上に配置されている。従って、磁気方位センサ6と磁石5の間の距離は、回転部材54の回転方向(周方向)総てに渡って等しい。
また、図3及び図4に示すように、弁部51は、上記4つの計量室4のガスの給排を制御するように下ケーシング50bの上部壁に設けられ、膜部52の往復動にて開閉操作されるように設けられている。
図4に示すように、下ケーシング50bの上部壁には、膜体11を介して対向する2室の計量室4に各々連通する2個のガス給排孔X1,X2が、互いに間隔を隔てて形成されている。ガス給排孔X1とX2の間にはガス排出孔Yが形成されている。つまり、ガス排出孔Yの両側に2個のガス給排孔X1,X2が並んだ状態で形成されている。ガス給排孔X1,X2とガス排出孔Yより孔列が構成され、2つの孔列が、下ケーシング50bの上部壁に形成してある。
ガス排出孔Yは、下ケーシング50bの上部壁に設けられたガス排出用接続孔Zに対して、ガス排出路(図示省略)にて接続され、このガス排出用接続孔Zは、上ケーシング50a内に設けたガス排出路(図示省略)を介してガス排出口2に接続される。
各孔列の上側には、揺動バルブ23が上下方向に延びた軸部を中心に、孔の並び方向に揺動自在に支持された状態で配置されている。揺動バルブ23の裏面には連通用凹部(図示省略)が設けられている。揺動バルブ23は、各揺動端に位置する状態で、揺動端側のガス給排孔Xとガス排出孔Yとを前記連通用凹部にて接続し、且つ揺動端と反対側のガス給排孔Xを開口し、揺動方向の中央に位置する状態で、両方のガス給排孔Xを閉じるように構成されている。
図4及び図5に示すように、回転部材54のクランク軸54aに取り付けられたクランクアーム22の下方にはクランク台24が設けられている。クランク台24の一端は、クランクアーム22の先端に軸心が上下方向を向くように設けた軸部22aに枢支されている。
一方、軸16の上端部が、各大アーム17の一端に枢支され、両方の小アーム18の一端が、クランク台24におけるクランクアーム22に対する枢支軸芯から偏芯させた位置に枢支されている。この構成により、膜部52と回転部材54とが連動連結される。
更に、クランクアーム22の軸部22aに連結した2本のクランクロッド25各々が各揺動バルブ23に連結されている。そして、1対の膜部52が1往復すると、各軸16が所定角度で回動し、その回動に伴って、リンク機構53により回転部材54が1回転して、各揺動バルブ23が揺動し、4個の計量室4に対するガスの給排を制御するように構成してある。
つまり、弁部51は、2つの揺動バルブ23と、当該陽動バルブに対応する2つの孔列を備えて構成され、2個の揺動バルブ23各々の揺動によって4つの計量室4へのガスの供給・排出を行う。弁部51が膜部52の往復動にて開閉操作されるように、軸16と弁部51とを、リンク機構53及びクランク軸20とクランクアーム22とから構成されるクランク機構にて連結してある。
次に、図6に基づいて、4つの計量室4に対するガスの給排制御について説明を加える。尚、4つの計量室4は左側から右側に向けて、4a,4b,4c,4dと表示し、同様に、4個のガス給排口Xも左側から右側に向けて、Xa,Xb,Xc,Xdと表示した。
図6の(a)は、左側の揺動バルブ23aが停止し、右側の揺動バルブ23bがガス給排孔Xdを開き、ガス給排孔Xcをガス排出口Yに連通させた状態を示す。この状態においては、計量室4dに入るガスの圧力により膜部52が計量室4c側に押されるので、計量室4c内のガスはガス排出孔Yを通じて排出される。この膜部52の動きにより、回転部材54が回転して左側の揺動バルブ23aが右側に動き、ガス給排孔Xaが開き、計量室4aにガスが流入し始めると共に、計量室4b内に充満していたガスが排出され始める(図6(b))。
このときの膜部52の動きにより、右側の揺動バルブ23bが作動して右側に動き、ガス給排孔Xcが開き、計量室4cにガスが流入し始めると共に、計量室4d内に充満していたガスが排出され始める(図6(c))。以降、図6の(d)、(a)、(b)、(c)の順に連続して繰り返される。
従って1対の膜部52それぞれが1往復すると、回転部材54が1回転し、その回転部材54上の磁石5が回転部材54の中心周囲、及び磁気方位センサ6の周囲を円周運動する。
磁気方位センサ6は、回転部材54の回転円板54b上方、特に回転円板54bの回転中心上方に配置されている(図5)。本実施形態では、磁気方位センサ6は、上ケーシング50aの上部内壁から延設された柱55の先端に固定されている。磁気方位センサ6の回転円板54bからの距離は、磁石5による磁界の変化を感知できる限り、自由に設定することが可能である。そして、磁気方位センサ6からの信号に基づいて、流量を求めると共に求めた流量を、カウンタ3に表示させる流量演算部を含むコントローラ7(図4)が、上ケーシング50a内に収納される。
磁気方位センサ6の固定方法は実施形態のものに限られず、種々の形態を採用することができる。例えば、コントローラ7等の電子部品を実装する回路基板が回転部材54の上方に配置される場合、当該回路基板の下面に、回転円板54bの中心上方に位置するように、磁気方位センサ6を固定することができる。
回転部材54上方に配置された磁気方位センサ6は、MR素子(磁気抵抗効果素子)で構成したホイートストンブリッジと薄膜コイルから構成されている。また、ホイートストンブリッジは、その感磁軸方向が直交するよう2個配置されている。つまり、磁気方位セ
ンサ6はX軸とY軸をもった2軸の磁界センサとなっており、磁界のX軸成分、Y軸成分が各ブリッジの電位差Vx、Vyとして出力され、その比を取ることで、2次元での磁界方向を検出することができる。また、薄膜コイルはMR素子の感度を上げるバイアス磁界を印加するものである。もちろん、磁気方位センサ6の構成は上述のものには限定されない。ホイートストンブリッジを更に追加した3次元センサを用いることもできる。
そして磁気方位センサ6が、その周囲を周回する磁石5の磁界変化を捕らえることにより、磁石5の円周上の位置が検知される。これを常にモニタすることにより、磁石の角速度ωをアナログ的に把握できるため、瞬時流量の変化を捉えることができる。また、省電力の見地から、所定のサンプリング間隔で2点時刻間(1秒等)の磁石の角速度を監視し、当該所定のサンプリング間隔で流量を監視するようにしてもよい。従来のような磁石とリードスイッチの組み合わせでは、磁石がリードスイッチ付近を通り過ぎる際のスイッチのオン・オフにより流量を検知するため、モニタの頻度は磁石及び/又はリードスイッチの数に制約されがちとなり、数を増やすとコスト、スペースの問題も生じるが、磁気方位センサを用いた場合はこのような懸念は生じない。
また、時間帯など所定の条件に応じて上述のサンプリング間隔を変化させてもよい。例えば低速回転中はサンプリング間隔を長く、高速回転中はサンプリング間隔を短くすることが考えられる。
磁石5は、好ましくは常に同極が磁気方位センサ6の方を向くよう、回転円板54b上に固定され、配置されている。
コントローラ7に含まれる流量演算部は、磁気方位センサ6からの信号に基づいて流量を求めると共に、求めた流量をカウンタ3に表示させるように構成されている。また、コントローラ7には、後述する重み係数を演算する重み係数演算部も含まれている。流量演算部、重み係数演算部は図示していないが、通常の演算回路により構成され得る。 以下、磁気方位センサ6からの信号に基づき、流量を求めるときのコントローラ7の、流量演算部、重み係数演算部の作用について、図を参照して説明する。
上述したように、往復運動から円運動への変換を伴う機構においては、円運動を理想的な等速円運動にすることは難しい。従って、周回軌道上の任意の各点において、磁石の移動速度は異なり、磁気方位センサ6により得られた信号を検出するだけでは各点における正確な磁石の移動速度、ひいては正確な流量値を検出しているとは言い難い。
そこで、本実施形態では、軌道上の位置、すなわち回転部材の周方向における位置に応じた磁石の移動速度、ひいては回転部材の角速度に応じ、位置毎に重み係数を設定し付与する。この重み係数を用いて位置毎の流量を求めることとする。具体的には以下の操作を行う。
(1)複数の基準点で回転部材54の1回転に要する時間tを計測する。図7(a)の例においては、AからHの8地点(周方向に45°おきに配置されている)の各々において、回転部材54の1回転に要する時間tを計測する。磁気方位センサ6にて、最初に磁石5がA地点を通過した時点と、次に磁石5がA地点を通過した時点の間の時間tを計測し、これを他の地点についても行う。
(2)次に、任意の地点で角速度ωを求める。任意の地点はAからHの8地点に限らず、各々の間の地点であってもよい。磁気方位センサ6は、周回上のあらゆる地点の磁石の位置を検出することができる。正確に言えば、所定のサンプリング時間Δtにおいて円周上近接した2地点P1,P2の磁石の位置(方位)を求め(図7(a))、その変化とサ
ンプリング時間の関係から角速度ω1を算出することができる。
(3)そして、(1)で求めた、複数の基準点に対応したtのうち、所定範囲内の差に収まっている地点から、所定内の円周上の任意の地点において、(2)で測定された角速度ωに応じ、範囲を区切って、各範囲の重み係数kを算出する。
上述の演算にあたって、任意の地点における角速度から流量値を求める場合、以下の関係が成立する。
Q=k x V x (θ/360) x 3600/t
=k x V x 10 x ω (式1)
一方、回転部材54の1回転の時間から流量値を求める場合は、以下の関係が成立する。
Q = V x 3600/t (式2)
上述の式において、各記号は以下の物理量を表わす。回転部材54の1回転により、Vリットルのガスが、計量室に供給され、かつ計量室から排出される。すなわちVリットル分のガスがメータを通過する。
V:単位計量体積=計量室の体積(リットル:L)
θ:角度(度:deg)
t:時間(秒:s)
Q:流量値(リットル/時:L/h)
ω:角速度(度/s:deg/s)
k:重み係数(定数)
すなわち、上述の(1)のステップにあたっては、(式2)を用いたAからHの各地点での流量値Q(Q,Q,Q,Q,Q,Q,Q,Q)が算出される。そして、これらのうち、所定の差に収まっているもの(例えばQ,Qの2点)が含まれる円周上の点については、あまり角速度の変動がないと考えられるので、これらの点から求められた基準値Q’(例えばQ,Qの平均値)を用いて、(式1)のQとし、(2)のステップにより求められた任意の地点でのωを用いて、各ωを測定した地点に対応する領域ごとに重み係数kを決定する。
各地点から求められたQ’に基づき、重み定数kが決定されるので、図7(b)に示すように、地点P1とP2間で求められたω1に対応したk1のみならず、他の角速度測定地点地点ω2〜ω9においても、次の式よりk2〜k7が求められる。
Q’=k1 x V x 10 x ω1
Q’=k2 x V x 10 x ω2
Q’=k3 x V x 10 x ω3
Q’=k4 x V x 10 x ω4
Q’=k5 x V x 10 x ω5
Q’=k6 x V x 10 x ω6
Q’=k7 x V x 10 x ω7 (式3)
重み定数kは、ωによっては非線形にとることも考えられるため、小流量時、中流量時、大流量時にそれぞれの重み定数kを持たせる。
上述において、重み係数演算部と流量演算部の構成的な境界は一義的なものではなく、例えば一つの回路により両者の機能を有するものを構成することができる。機能的側面から、重み係数演算部は、磁気方位センサ6の検知信号より回転部材54の回転変動を検出し、回転部材54の周方向における任意の位置の角速度ω及び角速度ωに対応した重み係
数を演算する。一方流量演算部は、磁気方位センサ6よる検知信号により磁石5位置を検出し、磁石5位置及び重み係数を参照し、任意の位置におけるガスの流量を演算する。
特に重み係数演算部は、磁気方位センサ6による検知信号を参照して、回転部材54の回転方向における複数の基準点A〜Hで、回転部材54の1回転に要する時間を計測し、回転部材54の回転方向における複数の位置で角速度を検出する。そして、計測された時間が所定の差内である回転部材54の周方向の所定領域(図7(b)のk1〜k7で表わされた領域)においては、所定差内に収まっている時間より決定される基準時間及び角速度を参照して角速度が検出された位置(ω1〜ω7)における重み係数(k1〜k7)を演算する。他の領域(D〜H)についても同様にしてkを算出する。
このようにして得られたkを用いて周方向の特定位置の流量が計算され、瞬時方向の流量も把握される。従って、正確な瞬時流量を常に監視することができ、異常な流量の増大にもより早く対応することが可能となる。
(実施の形態2)
また、流量演算部の演算を以下の様に設定することもできる。
(1)複数の基準点で回転部材54の1回転に要する時間tを計測する。図7(a)と同様、AからHの8地点に各々において、回転部材54の1回転に要する時間tを計測する。磁気方位センサ6にて、最初に磁石5がA地点を通過した時点と、次に磁石5がA地点を通過した時点の間の時間を計測し、これを他の地点についても行う。そして第1の実施形態と同様、(式2)より各基準点ごとのQ(Q,Q,Q,Q,Q,Q,Q,Q)を求める。
(2)更に、上記各基準点での角速度ω(ω,ω,ω,ω,ω,ω,ω,ω)を磁気方位センサ6により検出する。
(3)そして、各基準点から所定の範囲においては、(2)で検出されたωが保たれていると擬制し、当該範囲に含まれる各基準点でのωと、(1)でもとめたQとから(1)の式における重み係数kを求める。これを各範囲について行う。図8の例では各基準点の中間地点までを同等の角速度であると擬制している。具体的には以下の様になる。
=k x V x 10 x ω
=k x V x 10 x ω
=k x V x 10 x ω
=k x V x 10 x ω
=k x V x 10 x ω
=k x V x 10 x ω
=k x V x 10 x ω
=k x V x 10 x ω (式4)
実施の形態1と同様、重み係数演算部と流量演算部の構成的な境界は一義的なものではない。特に重み係数演算部は、磁気方位センサ6による検知信号を参照して、回転部材54の回転方向における複数の基準点A〜Hで、回転部材54の1回転に要する時間を計測し、回転部材54の基準点A〜Hでの角速度ω〜ωを検出する。そして、各基準点A〜Hから回転部材54の周方向の所定領域(図8のk〜kの各領域)までごとに、当該領域に対応する1回転に要する時間及び角速度を参照して演算された重み係数が付与される。
本実施形態によれば、実施の形態1に比べ、計算量を減らすことができ、重み係数演算
部、流量演算部の負担を減らすことができる。また、コストの削減も可能となる。さらに、消費電流を軽減することができ、電池の小型化などによるコストの削減も可能である。
(実施の形態3)
更に流量演算部の演算を以下の様に設定することもできる。
(1)上述の実施の形態における(1)のステップと同様にして、任意の複数地点で回転部材54の1回転に要する時間tを計測する。
(2)さらに同様に1回転に要する時間を同じ地点で計測し続ける。そして任意の地点での流量値Qは、最新の1回転に要した時間tより、V/tであると擬制することで、各地点でのQを求める。この場合重み係数kを求めることはしない。また、1回転するたびに前の回転のQをリセットし、最新のQを求めておく。
本実施形態では重み係数という概念がないため、重み係数演算部は必要ではなく、流量演算部にて上述の演算を行う。
本実施形態によっても、実施の形態1に比べ、計算量を減らすことができ、流量演算部の負担を減らすことができる。また、コストの削減も可能となる。
また、本実施形態において、計測地点を任意ではなく、有限個の所定の基準点を、計測時間を基準として決めてもよい。最初は複数の基準点を等間隔に決めて測定する。そしてこれらが所定の差に収まったときの基準点Aでのtを任意の値Nで割り、基準点Aからt/Nの時間間隔の位置を再度複数Nの基準として登録する。以上により、重み定数kを使わず1回転の周運動が等速運動をしているように基準点を設定して計測することで、各基準点間の任意の時間の流量Q‘については直前の基準点のQを参照しても精度良く求めることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、図9に示すように、磁気方位センサ6を用いずに4個のリードスイッチ6A〜6Dを用いている。リードスイッチ6A〜6Dは、回転部材54の回転円板54bの外周縁部付近に等間隔に配置されている。
リードスイッチは、永久磁石と組み合わせて近接センサや開閉検知に使われる小型の電子部品である。ガラス管の内部に2本のリード(磁性材料)が不活性ガスとともに封入されており、磁石を近づけると2本のリードが磁化され引き合って接点が閉じる。磁石を離すと2本のリードが離れる。この性質を応用して、リードスイッチは近接センサや回転検知などとして、自動車、OA機器や医療機器、小型電子機器などに広く使われている。
この実施形態においては、リードスイッチとして、4個のリードスイッチ6A〜6Dを、回転部材54の回転方向に位相を90°ずらした位置にて設けてある。特に、リードスイッチ6A〜6Dは、支持台19上に形成された支持柱56の上端に固定支持されており、回転部材54の回転円板54bの外周縁外側に位置し、かつ当該外縁に接触しないように位置決めがなされている。
本実施形態における、流量演算部の演算は上述の実施の形態3の演算を用いると、以下の様に行われる。
(1)上述の実施の形態における(1)のステップと同様にして、4個のリードスイッチにおいて、回転部材54の1回転に要する時間tを計測する。
(2)さらに同様に1回転に要する時間を各リードスイッチにて計測し続ける。そして各リードスイッチの任意の地点での流量値Qは、最新の1回転に要した時間tより、V/tであると擬制することで、各地点でのQを求める。この場合重み係数kを求めることはしない。また、1回転するたびに前の回転のQをリセットし、最新のQを求めておく。
本実施形態においても実施の形態3と同様、リードスイッチを配置する地点を、計測時間を基準として決めてもよい。最初は複数の基準点を等間隔に決めてリードスイッチを配置し、測定する。そしてこれらが所定の差に収まったときの基準点Aでのtを任意の値Nで割り、基準点Aからt/Nの時間間隔の位置を再度複数Nの基準として登録し、リードスイッチを配置する。以上により、重み定数kを使わず1回転の周運動が等速運動をしているように基準点を設定して計測することで、各基準点間の任意の時間の流量Q‘については直前の基準点のQを参照しても精度良く求めることができる。
(具体例)
以下、実施の形態1の方法により計測される具体的な数値例を挙げる。
(方位0度)=30L/h
(方位45度)=30.5L/h
平均Q‘=30.25L/h
誤差0.5L/h < 1L/h (所定の範囲1L/h内)
V=0.6L
〜Q間の角速度ω 0〜15度: ω=5 k=1.008
15〜30度: ω=5.1 k=0.988
30〜45度: ω=4.9 k=1.029
上述の例において、0〜15度:ω=20のときはk=1.008を適用し、120.96L/hの流量が流れていると測定される。
上述の実施形態では、回転部材54は平面視円形状を呈しているが、形状は円形に限られず、略円形でも良く、とにかく正しい瞬時流量を反映すべく、回転部材54の周速を重み係数kを用いて修正できればよい。また、磁気方位センサ6は、回転部材54の回転中心軸上に配置されているが、実質的に回転中心軸上でも良く、必ずしも中心に位置する必要はない。従って、磁気方位センサ6と磁石5の間の距離は、回転部材54の回転方向総てに渡って等しくする必要もない。
本発明の流量計測装置は、上記の実施形態において例示した膜式ガスメータに限られず、その他種々のガスメータに適用することができる。
また、本発明の流量計測装置は、ガスメータに限られず、その他種々の気体、液体などの流体の流量を測定する装置として用いられ、用途は限定されない。
また、上述のいずれの実施形態でも単一の磁石を用いたが、複数の磁石を用いてもよい。この場合磁気方位センサ又はリードスイッチより得られる信号が多くなる。
また、上述の実施の形態1〜3では、磁石と磁気方位センサの組み合わせが用いられたが、回転部材上に任意の被検知体を配置し、当該被検知体の方位を検知できる方位センサを用いてもよい。
また、上記においては、揺動操作することにより2つの計量室に対するガスの給排を制御する揺動バルブを2個備えて弁部を構成した膜式ガスメータの例を示した。しかしながら、本発明は回転操作することにより4つの計量室に対するガスの給排を制御するロータ
リーバルブを備えて弁部を構成した膜式ガスメータにも適用可能である。
また、上記の実施形態においては、計量室を4つ設け、膜部を一対設けた膜式ガスメータ適用する場合について例示したが、計量室を2つ設け、膜部を1個設けた膜式ガスメータにも適用可能である。
本発明では、回転部材上の磁石の位置、移動をアナログ的に観測しながら、回転部材の回転変動を、重み係数ないしその他の方法を用いて修正している。従って、流体の正確な瞬時流量を常に監視することができ、異常な流量の増大にもより早く対応することが可能となる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、特許請求の範囲及び明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上のように、本発明によれば、正確な瞬時流量の計測が要求される流量計測装置を実現することが可能となる。
実施の形態における膜式ガスメータの斜視図 膜式ガスメータの下ケーシングの断面図 膜式ガスメータの分解斜視図 膜式ガスメータの下ケーシング部内のリンク機構、回転部材及び弁部の平面図 膜式ガスメータの回転部材近傍の拡大斜視図 各計量室に対するガス供給・排気制御の説明図 回転方向における各部分の重み付けの説明図 回転方向における各部分の重み付けの説明図 他の実施形態における膜式ガスメータの回転部材近傍の拡大斜視図
符号の説明
4 計量室
5 磁石
6 磁気方位センサ
6A,6B,6C,6D リードスイッチ
7 コントローラ
50 本体(ケーシング)
51 弁部
52 膜部
53 リンク機構
54 回転部材
100 ガスメータ

Claims (3)

  1. 本体と、前記本体に固定され流体を収容し排出する計量室を定義する膜部と、前記膜部の往復運動に連動して回転する回転部材と、前記回転部材の移動を検出する移動検出手段とを備え、計量室へのガスの供給・排出により往復動する膜部の1往復で1回転するようにリンク機構を介して連結された回転部材を用いて所定のサンプリング間隔で流量計測が可能な流量計測装置であって、時間帯など所定の条件に応じてサンプリング間隔を変化させ、回転部材が低速回転時はサンプリング間隔を長く、高速回転時はサンプリング間隔を短くした流量計測装置。
  2. 移動検出手段として、回転部材の回転運動に連動する磁界変化によって位置を検出する構成とした請求項1記載の流量計測装置。
  3. 移動検出手段として、回転部材の回転運動に連動して移動する磁石と、回転部材の回転軌道上に設けた複数のリードスイッチとで構成し、電気的に絶縁した状態で流量計測を行うようにした請求項1または2記載の流量計測装置。
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