JP2012030824A - 吐出容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】異なる種類の内容物がそれぞれ収容される複数の収容チューブ容器体2と、これらの収容チューブ容器体2が内部に装填されるとともに、吐出口4を有する吐出キャップ5が口部3cに着脱自在に装着された吐出チューブ容器体3と、を備え、複数の収容チューブ容器体2の口部2cは、吐出キャップ5に離脱自在に装着されている吐出容器1を提供する。
【選択図】図1
Description
この吐出容器では、外チューブの口部と内チューブの口部とがアダプタで連結されている。このアダプタは、外チューブの口部内に嵌合する円筒部と、円筒部の下端に配置され内チューブの口部の外周面に螺合するキャップ状の螺合部と、を備えている。アダプタの円筒部内は、仕切壁によって第1の通路と第2の通路とに仕切られている。そして、円筒部の第1の通路側には、外チューブ内に連通する横孔が穿設されるとともに、第2の通路の下端は、螺合部内に連通している。
この吐出容器から内容物を吐出するためには、内チューブが外チューブ内に装填された状態で、外チューブを径方向の内側に押し込む。すると、内チューブが外チューブとともに径方向の内側に押し込まれ、外チューブに収容された内容物が、横孔および第1の通路を通って外部に吐出されるとともに、内チューブに収容された内容物が、第2の通路を通って外部に吐出される。これにより、複数種の内容物が混合されることなく外部に吐出され、その後、吐出された複数種の内容物を吐出容器の外部で混合して使用する。
またこのように、複数種の内容物が、第1の通路および第2の通路をそれぞれ通って混合されることなく吐出されるので、吐出された複数種の内容物を吐出容器の外部で混合する必要があった。
さらに、内チューブが外チューブ内に装填された状態で、外チューブを径方向の内側に押し込むことで、内チューブおよび外チューブに収容された内容物を各別に吐出することから、これらの内容物それぞれを所定の量、吐出させることが難しかった。その結果、これらの複数種の内容物の混合比率を安定させることが難しいという問題もあった。
本発明に係る吐出容器は、混合して使用される複数種の内容物が互いに独立して収容される吐出容器であって、異なる種類の内容物がそれぞれ収容される複数の収容チューブ容器体と、これらの収容チューブ容器体が内部に装填されるとともに、吐出口を有する吐出キャップが口部に着脱自在に装着された吐出チューブ容器体と、を備え、前記複数の収容チューブ容器体の口部は、前記吐出キャップに離脱自在に装着されていることを特徴とする。
またこのように、内容物の混合物を吐出キャップの吐出口から吐出することができるので、複数種の内容物それぞれに対応した専用の通路を吐出キャップに設ける必要がない。これにより、この吐出容器の構造の簡素化を図ることができる。
さらに、吐出チューブ容器体の内部に複数種の内容物を吐出するときに、各収容チューブ容器体の口部から内容物を吐出チューブ容器体内に各別に吐出することができるので、複数種の内容物それぞれを所定の量(好ましくは全量)吐出させることができる。これにより、吐出チューブ容器体の内部で、複数種の内容物をその混合比率を安定させて混合することができる。
さらに、複数種の内容物を混合する吐出チューブ容器体内に、複数の収容チューブ容器体が収容されているので、この吐出容器の構造を複雑にすることなく吐出容器のコンパクト化を図ることができる。
図1に示すように、吐出容器1は、混合して使用される複数種の内容物M(図4参照)が互いに独立して収容されるものである。この吐出容器1は、異なる種類の内容物Mがそれぞれ収容される2つ(複数)の収容チューブ容器体2と、これらの収容チューブ容器体2が内部に装填されるとともに、吐出口4を有する吐出キャップ5が口部3cに着脱自在に装着された吐出チューブ容器体3と、を備えている。
これらの複数のチューブ容器体2、3は、従来使用されている金型、製造方法で形成される一般的な構成となっており、低コストで製造することができる。
そして本実施形態では、2つの収容チューブ容器体2の口部2cは、離脱自在な蓋部14によって閉塞されるとともに、吐出キャップ5に離脱自在に装着されている。
この吐出容器1を用いて複数種の内容物Mを吐出するときには、まず、吐出チューブ容器体3の口部3cから吐出キャップ5を離脱させることで、この吐出キャップ5に口部2cが装着された2つの収容チューブ容器体2を、吐出チューブ容器体3内から取り出す。
またこのように、内容物Mの混合物Nを吐出キャップ5の吐出口4から吐出することができるので、複数種の内容物Mそれぞれに対応した専用の通路を吐出キャップ5に設ける必要がない。これにより、この吐出容器1の構造の簡素化を図ることができる。
さらに、吐出チューブ容器体3の内部に複数種の内容物Mを吐出するときに、各収容チューブ容器体2の口部2cから内容物Mを吐出チューブ容器体3内に各別に吐出することができるので、複数種の内容物それぞれを所定の量(好ましくは全量)吐出させることができる。これにより、吐出チューブ容器体3の内部で、複数種の内容物Mをその混合比率を安定させて混合することができる。
さらに、複数種の内容物Mを混合する吐出チューブ容器体3内に、複数の収容チューブ容器体2が収容されているので、この吐出容器1の構造を複雑にすることなく吐出容器1のコンパクト化を図ることができる。
例えば、前記実施形態では、収容チューブ容器体2は2つ設けられているものとしたが、3つ以上設けられていても良い。
また、シュリンクフィルム19(保持部材)はなくても良い。
さらに、吐出キャップ5は、前記実施形態に示したものに限られず、吐出口4を有するとともに吐出チューブ容器体3の口部3cに着脱自在に装着され、かつ複数の収容チューブ容器体2の口部2cが離脱自在に装着される構成であれば適宜変更することが可能である。例えば、吐出キャップ5の外筒部6が、吐出チューブ容器体3の口部3cに、着脱自在にアンダーカット嵌合されていたり、着脱自在に圧入されていたりしても良い。
また、前記実施形態では、収容チューブ容器体2の口部2cは、吐出キャップ5に蓋部14を介して離脱自在に装着されているものとしたが、蓋部14を介さずに直接装着されていても良い。
さらに蓋部14は、有頂筒状に限られず、例えばフィルム状に形成され収容チューブ容器体2の口部2cの上端開口縁に接着などされた構成であっても良い。
さらにまた前記実施形態では、蓋部14は、吐出キャップ5とは別部材とされているものとしたが、これに限られない。例えば、吐出キャップ5の閉塞板部11が、収容チューブ容器体2の口部2cを閉塞する蓋部とされ、収容チューブ容器体2の口部2cが連通筒部8に装着された状態で、収容チューブ容器体2の口部2cを閉塞していても良い。この場合、収容チューブ容器体2の口部2cを連通筒部8から離脱することで、収容チューブ容器体2の口部2cから前記蓋部を離脱させることができる。
また、蓋部14は無くても良い。
2 収容チューブ容器体
2c 収容チューブ容器体の口部
3 吐出チューブ容器体
3c 吐出チューブ容器体の口部
4 吐出口
5 吐出キャップ
19 シュリンクフィルム(保持部材)
M 内容物
Claims (2)
- 混合して使用される複数種の内容物が互いに独立して収容される吐出容器であって、
異なる種類の内容物がそれぞれ収容される複数の収容チューブ容器体と、
これらの収容チューブ容器体が内部に装填されるとともに、吐出口を有する吐出キャップが口部に着脱自在に装着された吐出チューブ容器体と、を備え、
前記複数の収容チューブ容器体の口部は、前記吐出キャップに離脱自在に装着されていることを特徴とする吐出容器。 - 請求項1記載の吐出容器であって、
前記複数の収容チューブ容器体は、保持部材により全体が一体に径方向の外側から巻き付けられていることを特徴とする吐出容器。
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