JP2013154915A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で定量の内容物を正確に吐出させることを目的とする。
【解決手段】内容物Xを収容する収容体2と、収容体に回転可能に装着された本体3とを備える容器1であって、収容体の底部21に、回転軸線Oから離間した位置に配設された通過孔29が設けられ、本体の隔壁部31に、通過孔を閉塞する閉塞部37と内容物を吐出する吐出口36とが設けられ、閉塞部の一部分に、底部側に向けた第一開口11と吐出口側に向けた第二開口12とを有すると共に定量の内容物を充填可能な充填凹部10が形成され、収容体及び本体は、通過孔と第一開口とを連通させつつ第二開口を閉鎖して充填凹部内に定量の内容物を充填させる第一位置と、閉塞部で通過孔を閉塞しつつ第二開口を開放して充填凹部内の定量の内容物を第二開口から排出して吐出口から吐出させる第二位置と、の間で回転操作可能に組み合わされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収容し、且つその内容物を吐出させることができる容器に関するものである。
この種の容器として、従来、例えば下記特許文献1に示されているような、内容物である錠剤を一粒ずつ供給するための錠剤供給装置が知られている。この装置は、ハウジングの内側に、押し込み操作可能な内部要素が収容された構成からなる。この装置によれば、内部要素を押し込み操作する度に錠剤が一粒ずつ吐出される。
特許第3895781号公報
しかしながら、上記した従来の錠剤供給装置では、定量吐出の確実性が低く、1度の押し込み操作で二粒以上の錠剤が吐出されるなどの不具合が生じ易いという問題が存在する。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、簡易な構成で、定量の内容物を正確に吐出させることができる容器を提供することを目的としている。
本発明に係る容器は、複数の内容物を収容する収容体と、該収容体に相対的に回転可能に装着されていると共に該収容体の底部に対向する隔壁部を有する本体と、を備える容器であって、前記底部には、前記回転の回転軸線から離間した位置に配設されていると共に前記内容物が通過可能な通過孔が設けられ、前記隔壁部には、前記回転を許容しつつ前記通過孔を閉塞する閉塞部と、前記収容体内から前記通過孔を通って前記隔壁部上に排出された前記内容物を吐出する吐出口と、が設けられ、前記閉塞部の一部分には、前記底部側に向けた第一開口と前記吐出口側に向けた第二開口とを有すると共に定量の前記内容物を充填可能な充填凹部が形成されており、前記収容体及び前記本体は、前記通過孔と前記第一開口とを連通させつつ前記第二開口を閉鎖し、前記収容体内の前記内容物を前記通過孔及び前記第一開口から前記充填凹部内に供給して該充填凹部内に定量の前記内容物を充填させる第一位置と、前記閉塞部で前記通過孔を閉塞しつつ前記第二開口を開放し、前記充填凹部内に充填された定量の前記内容物を前記第二開口から前記隔壁部上に排出して前記吐出口から吐出させる第二位置と、の間で回転操作可能に組み合わされていることを特徴としている。
このような特徴により、内容物を取り出す際には、まず、収容体と本体との相対的な位置を第一位置に合せる。これにより、収容体の通過孔と充填凹部の第一開口とが連通されるので、収容体内の内容物が通過孔を通って第一開口から充填凹部内に供給される。このとき、充填凹部の第二開口が閉鎖されているので、充填凹部内に供給された内容物は充填凹部内に留まる。また、充填凹部は、内容物を定量だけ充填されるように構成されているので、充填凹部内に充填される内容物の量は一定量となる。次に、収容体と本体とを相対的に回転させて第二位置に合せる。これにより、充填凹部の第二開口が開放されるので、充填凹部内に充填された内容物が第二開口から排出される。このとき、収容体の通過孔が閉塞部で閉塞されているので、充填凹部内の内容物が排出されるのと同時に充填凹部内に内容物が供給されることがない。このため、第二開口から排出される内容物の量が、充填凹部によって定められた一定量となる。第二開口から排出された定量の内容物は、隔壁部上を通過して吐出口から吐出される。
また、本発明に係る容器は、前記収容体には、前記底部から垂下され、前記第一位置において前記充填凹部と合致して前記第二開口を閉鎖し、前記第二位置において前記充填凹部から外れて前記第二開口を開放するリブが備えられていることが好ましい。
この構成によれば、収容体と本体との相対的な位置を第一位置にすると、リブが充填凹部と合致する位置に配置されるので、このリブによって充填凹部の第二開口が遮られ、充填凹部内に供給された内容物が確実に充填凹部内に留まる。また、収容体と本体との相対的な位置を第二位置にすると、リブが充填凹部から外れた位置に配置されるので、充填凹部の第二開口が開放され、充填凹部内の内容物が確実に排出される。これにより、部品数を増やしたり構成を大幅に複雑化したりすることなく、極めて簡易な構成で、より確実に定量の内容物を吐出させることができる。
また、本発明に係る容器は、前記閉塞部は、前記回転軸線を中心にして円環状に形成され、該閉鎖部に、複数の前記充填凹部が間欠的に配設されており、前記閉塞部の内側領域に前記吐出口が配設されていることが好ましい。
この構成により、収容体と本体とを回転させて第一位置から第二位置に移動させた後、同じ回転方向にさらに回転させると、再び第一位置となる。つまり、収容体と本体とを一方向に連続して回転操作することで、第一位置と第二位置とに交互に合わせられる。
これにより、容器の操作性を向上させることができる。しかも一方向に連続回転させることで、容易に定量の内容物を連続して複数回吐出させることができる。
本発明に係る容器によれば、簡易な構成で、定量の内容物を正確に吐出させることができる。
本発明に係る容器の実施形態を説明するための容器の縦断面図である。 図1に示す容器に備えられた本体の平面図である。 図1に示す容器に備えられた本体の斜視破断図である。 本実施形態の容器の一部分を示す破断側面図であり、(a)は内容物を充填凹部に充填する前の状態を示しており、(b)は内容物が充填凹部に充填された状態を示しており、(c)は充填凹部内の内容物を排出させる状態を示している。 図1に示す容器の収容体と本体とが第一位置に配置された状態を示す本体の平面図である。 図1に示す容器の収容体と本体とが第一位置に配置された状態を示す容器の縦断面図である。 図1に示す容器の収容体と本体とが第二位置に配置された状態を示す容器の縦断面図である。 本発明に係る容器の変形例を説明するための容器の縦断面図である。
以下、本発明に係る容器の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示す容器1は、複数の粒状の内容物Xを収容すると共にその内容物Xを定量だけ吐出させることができる携帯可能な容器である。この容器1に収容する内容物Xは、例えば錠剤状の医薬品であるが、医療目的以外の錠剤状の薬品であってもよく、或いは粒状の食品、その他の粒状の物品などであってもよい。
なお、図1に示す鎖線Oは容器1の中心軸線を示しており、本実施形態では、前記中心軸線Oに沿った方向を「軸方向」とし、中心軸線Oに直交する方向を「径方向」とし、中心軸線Oを中心として旋回する方向を「周方向」とする。
上記した容器1の概略構成としては、図1に示すように、複数の内容物Xを収容する収容体2と、収容体2に中心軸線O回りに回転可能に装着されていると共に内容物Xを吐出させる吐出口36を有する本体3と、収容体2に取り外し可能に被着された蓋体4と、を備えている。本体3は、収容体2の下方に配設されており、本体3の上部が、収容体2に中心軸線O回りに相対的に回転可能に取り付けられている。蓋体4は、収容体2に対して共周り可能且つ取り外し可能に嵌合されており、また、本体3に対しては中心軸線O回りに相対的に回転可能になっている。なお、図1に示すように、開封前の容器1には、吐出口36を閉塞する密封シールPが貼着されているが、この密封シールPは容器1の使用前に剥がされる。
ここで、上記した各部品(収容体2、本体3、蓋体4)の構成についてそれぞれ詳細に説明する。
(本体)
本体3は、図1〜図3に示すように、中心軸線Oを中心にして軸方向に延在する筒状の内壁部30と、内壁部30の下端に設けられた隔壁部31と、内壁部30の上端から径方向外側に向かって突出していると共に内壁部30の外周面に沿って全周に亘って周設された環状の肩部32と、肩部32の上面に立設されていると共に内壁部30の内周面に沿って全周に亘って周設された筒状の立上げ部33と、肩部32の外縁から垂下されていると共に肩部32の外縁に沿って全周に亘って周設された筒状の外壁部34と、を備えている。
外壁部34の内側に内壁部30が配設されており、外壁部34と内壁部30とは、中心軸線Oを中心にして同軸上に配置されている。また、外壁部34は、内壁部30よりも軸方向に長く、内壁部30よりも下方に延伸している。
立上げ部33と内壁部30とは直列状に連設されており、立上げ部33の内周面と内壁部30の内周面とは面一に形成されている。立上げ部33の内周面には、本体3と収容体2とを中心軸線O回りに回転可能にアンダーカット嵌合させるための係合部35が形成されている。この係合部35は、立上げ部33の内周面に沿って周方向全周に沿って延在した環状の凹部である。
隔壁部31は、内壁部30の下端を閉塞する底壁部であり、収容体2の底部21に対向して配設されている。この隔壁部31は、中心軸線Oに対する垂直面に沿って配設された環状の外側領域31Aと、外側領域31Aの内側に配設された内側領域31Bと、を備えている。内側領域31Bは、その外縁から中心(中心軸線O)に向かって下向きに傾斜したテーパー状の傾斜壁であり、下方に向かって漸次縮径された円錐台形状に形成されている。
上記した隔壁部31には、内容物Xを吐出する吐出口36が設けられている。この吐出口36は、内側領域31Bの下端部に配設されており、これにより、内側領域31B上に排出された内容物Xが吐出口36に向かって転がる等して案内され、吐出口36から吐出される。また、吐出口36は、粒状の内容物Xの直径(最大径)よりも若干大きい径の孔であり、内容物Xを一粒ずつ吐出させることができる。
また、隔壁部31には、収容体2と本体3との相対的な回転を許容しつつ後述する収容体2の通過孔29を閉塞する閉塞部37が設けられている。この閉塞部37は、内側領域31Bの外周部に突設された突出部であり、内側領域31Bの外縁に沿って全周に亘って周設されている。つまり、閉塞部37は、中心軸線Oを中心にして円環状に形成されており、この閉塞部37の内側に吐出口36が配設されている。この閉塞部37の上面は、中心軸線Oに対する垂直面に沿って形成された平滑な面である。
上記した閉塞部37の一部分には、定量の内容物Xを充填可能な充填凹部10が形成されている。この充填凹部10は、二方向に開口した略立方体状の凹部であり、収容体2の底部21側(上側)に向けた第一開口11と、吐出口36側(径方向内側)に向けた第二開口12と、を有している。第一開口11は閉塞部37の上面に形成され、第二開口12は閉塞部37の内周面に形成されており、これら第一、第二開口11、12は繋がって開口を形成している。なお、第二開口12は、閉塞部37の上端から下端まで延在しており、充填凹部10の底面は、隔壁部31の内側領域31Bの上面と面一に形成されている。つまり、充填凹部10の底面は、第二開口12側に向かって下向きに傾斜している。
上記した充填凹部10は、内容物Xを一粒だけ充填できるように構成されている。具体的には、充填凹部10の幅寸法W及び奥行き寸法Dは、内容物Xの直径よりも若干大きく、内容物Xの直径の2倍よりも小さい。また、充填凹部10の高さ寸法Hは、内容物Xの直径よりも若干大きく、内容物Xの直径の2倍よりも小さい。なお、前記高さ寸法Hは、第二開口12における高さ寸法である。
また、閉塞部37には、上記した構成の充填凹部10が周方向に間欠的に複数配設されている。具体的には、閉塞部37には、3つの充填凹部10が周方向に等間隔に配設されている。
また、隔壁部31の内側領域31Bの上面には、収容体2と本体3との相対的な回転位置を決めるための位置決めリブ38と、位置決めリブ38で位置決めされた位置で収容体2と本体3との相対的な位置を保持するための保持リブ39と、が設けられている。
位置決めリブ38は、隔壁部31の上面に立設された板部である。この位置決めリブ38は、径方向に沿って延在している。保持リブ39は、隔壁部31の上面に突設された半球状の凸部である。これら位置決めリブ38と保持リブ39とは周方向に間隔をあけて隣り合わせに配設されている。また、位置決めリブ38は保持リブ39よりも高く形成されており、位置決めリブ38の上端は保持リブ39の上端よりも高い位置にある。
また、1つの位置決めリブ38とそれに隣り合う1つの保持リブ39とが一組となって1つの位置決め部5を構成している。そして、隔壁部31の内側領域31Bの上面には、複数の位置決め部5が中心軸線O回りに間欠的に配設されている。具体的には、平面視において、各充填凹部10の周方向の一方側には、第一位置決め部5Aが配設されており、他方側には、第二位置決め部5Bが配設されている。第一位置決め部5Aは、充填凹部10の第一開口11上に後述する収容体2の通過孔29が位置すると共に充填凹部10の第二開口12が後述する収容体2の第一リブ24によって閉鎖される位置(第一位置)で収容体2及び本体3を相対的に位置決めするように配設されている。第二位置決め部5Bは、閉塞部37で後述する収容体2の通過孔29が閉塞されると共に充填凹部10の第二開口12から後述する収容体2の第一リブ24が外れて第二開口12が開放される位置(第二位置)で収容体2及び本体3を相対的に位置決めするように配設されている。
(収容体)
収容体2は、上端が開口したカップ状の部材であり、その概略構成としては、中心軸線Oを中心にして軸方向に延在する筒状の周壁部20と、周壁部20の下端に配設された底部21と、周壁部20の上端から径方向外側に向かって突出していると共に周壁部20の外周面に沿って全周に亘って周設された環状のフランジ部22と、フランジ部22の上面に立設されていると共にフランジ部22の外縁に沿って全周に亘って周設された筒状の立上げ部23と、底部21の下面から垂下された第一、第二リブ24、25と、を備えている。
周壁部20は上記した本体3の立上げ部33の内側に配置されており、この周壁部20の外周面には、収容体2を本体3に装着させるための第一係合部26が設けられている。この第一係合部26は、径方向外側に向けて突出していると共に周壁部20の外周面に沿って周方向に沿って延在した凸条部である。この第一係合部26は、上記した本体3の係合部35の内側にアンダーカット嵌合されている。これにより、収容体2と本体3とが中心軸線O回りに相対的に回転可能となる。また、立上げ部23の外周面には、収容体2を蓋体4に嵌着させるための第二係合部27が設けられている。この第二係合部27は、径方向外側に向けて突出していると共に立上げ部23の外周面に沿って周方向に沿って延在した凸条部である。
底部21は、底部21の外縁から内方側に向かって下向きに傾斜したテーパー形状であって、その下端部28が中心軸線Oから径方向に離間した位置にある偏心円錐台形状の底壁部である。この底部21の下端部28は、上記した本体3の閉塞部37上の位置に配設されており、下端部28には、内容物Xが一粒ずつ通過可能な通過孔29が設けられている。つまり、この通過孔29は、中心軸線Oから径方向に離間した位置に配設されており、通過孔29が上記した本体3の充填凹部10の第一開口11からずれた位置にあるとき、上記した本体3の閉塞部37によって閉塞される。
第一リブ24は、収容体2と本体3との相対的な回転によって上記した本体3の充填凹部10の第二開口12を開閉するリブであり、底部21から軸方向に沿って延設された壁部である。この第一リブ24は、中心軸線Oに対する直交線Rに対して垂直な向きに配設されていると共に上記した本体3の閉塞部37の内周面に沿って円弧状に湾曲している。また、この第一リブ24は、通過孔29の中心軸線O側に隣接する位置に配置されている。つまり、平面視において、第一リブ24の周方向位置と通過孔29の周方向位置とは一致している。
第二リブ25は、その下端が上記した本体3の位置決め部5に係合して収容体2と本体3との相対的な回転位置を決めるリブであり、底部21から軸方向に沿って延設された平板状の壁部である。この第二リブ25は、径方向に沿った向きに配設されている。また、第二リブ25は第一リブ24よりも中心軸線Oの近くに位置しており、しかも、第二リブ25の周方向位置と第一リブ24の周方向位置とは異なっている。この第二リブ25が上記した本体3の位置決めリブ38と保持リブ39との間に配置されることで、収容体2と本体3との相対的な回転位置が決められる。
また、収容体2と本体3とが相対的に回転する際に、第二リブ25の下端が上記した本体3の位置決めリブ38の上端や保持リブ39の上端を乗り越えるが、位置決めリブ38が保持リブ39よりも高い位置にあるため、第二リブ25の下端が保持リブ39を乗り越えるときに要する力よりも第二リブ25の下端が位置決めリブ38を乗り越えるときに要する力の方が大きい。つまり、第二リブ25の下端が保持リブ39を乗り越えるように回転させるときには、小さい力で足り、第二リブ25の下端が位置決めリブ38を乗り越えるように回転させるときには、保持リブ39を乗り越える時よりも力をかける必要がある。
(蓋体)
蓋体4は、上記した収容体2の上端開口を閉塞する天壁部40と、天壁部40の外縁から垂下された周壁部41と、を備えている。周壁部41は、上記した収容体2の立上げ部23及び本体3の立上げ部33の外周に周設されており、この周壁部41の内周面には、収容体2の第二係合部27にアンダーカット嵌合する係合部42が突設されている。また、収容体2と蓋体4とが共回り可能になるとともに、蓋体4が収容体2から取り外し可能となるように係合されている。なお、周壁部41は、本体3の肩部32の上方に間隔をあけて配置されており、周壁部41の外周面と本体3の外壁部34の外周面とは概ね段差無く一致している。
上記した本体3と蓋体4付きの収容体2とは、通過孔29と第一開口11とを連通させつつ第二開口12を閉鎖し、収容体2内の内容物Xを通過孔29及び第一開口11を通って充填凹部10内に供給して充填凹部10内に定量(一粒)の内容物Xを充填させる第一位置と、閉塞部37で通過孔29を閉塞しつつ第二開口12を開放し、充填凹部10内に充填された定量の内容物Xを隔壁部31の内側領域31B上に排出して吐出口36から吐出させる第二位置と、の間で回転操作可能である。
次に、上記した構成からなる容器1から内容物Xを取り出す操作について説明する。
まず、取り出し操作前の容器1は、図1、図2、図4(a)に示すように、収容体2と本体3との相対位置が第二位置にある。すなわち、収容体2の第一リブ24が充填凹部10の第二開口12から外れた位置に配置されているとともに、収容体2の通過孔29は、本体3の充填凹部10から外れた位置に配置されている。このとき、収容体2の通過孔29が閉塞部37の上面によって閉塞されているので、収容体2内の内容物Xが通過孔29を通って排出されることはない。
またこのとき、収容体2の第二リブ25の下端が本体3の第二位置決め部5Bの位置決めリブ38と保持リブ39との間に位置しているので、収容体2と本体3との相対回転が規制され、収容体2と本体3とが第二位置に配置された状態が保持される。
次に、図4(b)、図5、図6に示すように、収容体2と本体3とを中心軸線O回りに回転させて収容体2と本体3との相対的な位置を第一位置に合せる。詳しく説明すると、収容体2が蓋体4とは共回りするように構成されているので、収容体2に被着された蓋体4を把持して蓋体4と本体3とを相対的に回転させることで、収容体2と本体3とを所定方向に相対的に回転させる。このときの回転方向は、収容体2の第二リブ25の下端が本体3の前記第二位置決め部5Bの位置決めリブ38を乗り越えて第一位置決め部5A側に移動する方向であり、その方向を蓋体4の表面に矢印等で表示しておくことが好ましい。
収容体2と本体3との相対的な位置を上記した第二位置から第一位置まで移動させる際、収容体2の第二リブ25の下端は、まず、第二位置決め部5Bの位置決めリブ38を乗り越えて第二位置決め部5Bから外れ、その後、第一位置決め部5Aの保持リブ39を乗り越えた後、第一位置決め部5Aの位置決めリブ38によって係止される。これにより、収容体2と本体3との相対的な位置が第一位置に容易に位置決めされる。そして、収容体2の第二リブ25の下端が第一位置決め部5Aの位置決めリブ38と保持リブ39との間に位置することで、収容体2と本体3との相対回転が規制され、収容体2と本体3とが第一位置に配置された状態が保持される。なお、第二リブ25の下端が保持リブ39を乗り越える際にクリック感が得られるので、第一位置に合せる操作が容易である。
上述したように収容体2と本体3との相対的な位置が第一位置に合せられると、収容体2の通過孔29と充填凹部10の第一開口11とが連通されるので、収容体2内の内容物Xが通過孔29を通って第一開口11から充填凹部10内に供給される。このとき、収容体2の第一リブ24が充填凹部10の第二開口12と一致する位置に配置され、この第一リブ24によって第二開口12が閉鎖されるので、充填凹部10内に供給された内容物Xは充填凹部10内に留まる。また、充填凹部10は、内容物Xを一粒だけ充填できる構成となっているので、充填凹部10内には内容物Xが一粒だけ充填され、それ以上の内容物Xが充填凹部10に供給されることはない。
次に、図4(c)、図7に示すように、収容体2と本体3とを中心軸線O回りに回転させて収容体2と本体3との相対的な位置を第二位置に合せる。詳しく説明すると、蓋体4を把持して蓋体4と本体3とを相対的に回転させることで、収容体2と本体3とを上記した所定方向にさらに相対的に回転させる。これにより、収容体2の第一リブ24が充填凹部10の第二開口12から外れて第二開口12が開放されるので、充填凹部10内に充填された内容物Xが第二開口12から排出される。このとき、収容体2の通過孔29が閉塞部37で閉塞されているので、充填凹部10内の内容物が排出されるのと同時に充填凹部10内に内容物Xが供給されることがない。このため、第二開口12から排出される内容物Xは一粒だけとなる。第二開口12から排出された内容物Xは、隔壁部31の内側領域31B上を転がって吐出口36から吐出される。
上記した容器1によれば、通過孔29を有する収容体2と、充填凹部10が形成された閉塞部37を有する本体3と、を相対的に回転させるだけで、内容物Xを一粒ずつ吐出されるので、簡易な構成で定量の内容物Xを正確に吐出させることができる。
また、第一位置において充填凹部10と合致して充填凹部10の第二開口12を閉鎖し、第二位置において充填凹部10から外れて第二開口12を開放する第一リブ24により、部品数を増やしたり構成を大幅に複雑化したりすることなく、極めて簡易な構成で、より確実に定量の内容物Xを吐出させることができる。
また、閉塞部37が回転軸線である中心軸線Oを中心にして円環状に形成され、この閉塞部37に複数の充填凹部10が間欠的に配設されているので、収容体2と本体3とを回転させて第一位置から第二位置に移動させた後、同じ回転方向にさらに回転させると、再び第一位置となる。つまり、収容体2と本体3とを一方向に連続して回転操作することで、第一位置と第二位置とに交互に合わせられるので、容器1の操作性を向上させることができる。しかも一方向に連続回転させることで、容易に定量の内容物Xを連続して複数回吐出させることができる。
以上、本発明に係る容器の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施形態では、収容体2と別体の蓋体4が備えられているが、蓋体をヒンジキャップ状のものにして収容体2と一体に形成することも可能である。
また、上記した実施形態では、内容物Xを一粒ずつ吐出する容器1について説明しているが、本発明における定量の内容物の数は適宜変更可能であり、一度に二粒以上の内容物を吐出する容器であってもよい。例えば、図8に示すように、閉塞部37´を上記した実施形態の閉塞部37よりも高くして、充填凹部10´の高さ寸法H´を上記した実施形態の充填凹部10の高さ寸法Hよりも高くすることで、内容物Xを二粒ずつ吐出させることが可能である。なお、このときの充填凹部10´の高さ寸法H´は、内容物Xの直径の2倍よりも若干大きく、内容物Xの直径の3倍よりも小さい。
さらに、本発明に係る容器に粉状の内容物を収容させることも可能であり、その場合、粉状の内容物が充填凹部10の内容積に対応する量だけ吐出される。この場合、収容体2に設けられた第一リブ24が充填凹部10の第二開口12を隙間無く閉塞するように構成されていることが好ましい。
また、上記した実施形態では、円環状の閉塞部37に3つの充填凹部10が形成されているが、本発明は、充填凹部10の数を適宜変更することが可能であり、円環状の閉塞部37に2つの充填凹部10が形成された構成であってもよく、或いは、円環状の閉塞部37に4つ以上の充填凹部10が形成された構成であってもよい。さらに、本発明は、閉塞部37が円環状に形成されていなくてもよく、例えばC字形状や半円弧状などのように他の形状の閉塞部にすることも可能であり、充填凹部10が1つだけであってもよい。
さらに、閉塞部37は、筒状の周壁と、当該周壁の上端に連結された環状平板状の頂壁とで構成されてもよい。
また、上記した実施形態では、収容体2に充填凹部10の第二開口12を開閉する第一リブ24が設けられているが、本発明は、第一リブ24を省略することも可能である。例えば、第一リブ24を省略しても、第二開口12の下端に低い段差や立上げ壁などが形成されていれば、その段差などによって、第一位置において充填凹部10に供給された内容物Xが第二開口12から排出されることが規制される。そして、第二位置において容器1を傾けることで、充填凹部10内の内容物Xが前記した段差などを乗り越えて第二開口12から排出される。
また、上記した実施の形態では、本体3の隔壁部31の内側領域31B上に位置決めリブ38及び保持リブ39が設けられており、これら位置決めリブ38及び保持リブ39に係合可能な第二リブ25が収容体2の底部21から垂下されており、これら位置決めリブ38及び保持リブ39と第二リブ25とによって収容体2及び本体3が第一位置及び第二位置にそれぞれ位置決めされる構成になっているが、収容体2及び本体3を第一位置及び第二位置でそれぞれ位置決めさせる位置決め手段は適宜変更可能である。例えば、上記した位置決めリブ38及び保持リブ39が隔壁部31の外側領域31Aに設けられていてもよく、或いは本体3の内壁部30や立上げ部33に設けられていてもよい。また、本発明は、例えば第二位置決め部5Bを省いて第一位置決め部5Aだけを設けて、収容体2及び本体3を第一位置だけで位置決めする構成にしてもよい。さらに、本発明は、位置決め手段が無い構成にすることも可能である。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 容器
2 収容体
3 本体
10 充填凹部
11 第一開口
12 第二開口
21 底部
24 第一リブ(リブ)
29 通過孔
31 隔壁部
36 吐出口
37 閉塞部
O 中心軸線(回転軸線)
X 内容物

Claims (3)

  1. 複数の内容物を収容する収容体と、該収容体に相対的に回転可能に装着されていると共に該収容体の底部に対向する隔壁部を有する本体と、を備える容器であって、
    前記底部には、前記回転の回転軸線から離間した位置に配設されていると共に前記内容物が通過可能な通過孔が設けられ、
    前記隔壁部には、前記回転を許容しつつ前記通過孔を閉塞する閉塞部と、前記収容体内から前記通過孔を通って前記隔壁部上に排出された前記内容物を吐出する吐出口と、が設けられ、
    前記閉塞部の一部分には、前記底部側に向けた第一開口と前記吐出口側に向けた第二開口とを有すると共に定量の前記内容物を充填可能な充填凹部が形成されており、
    前記収容体及び前記本体は、
    前記通過孔と前記第一開口とを連通させつつ前記第二開口を閉鎖し、前記収容体内の前記内容物を前記通過孔及び前記第一開口から前記充填凹部内に供給して該充填凹部内に定量の前記内容物を充填させる第一位置と、
    前記閉塞部で前記通過孔を閉塞しつつ前記第二開口を開放し、前記充填凹部内に充填された定量の前記内容物を前記第二開口から前記隔壁部上に排出して前記吐出口から吐出させる第二位置と、
    の間で回転操作可能に組み合わされていることを特徴とする容器。
  2. 請求項1に記載の容器において、
    前記収容体には、前記底部から垂下され、前記第一位置において前記充填凹部と合致して前記第二開口を閉鎖し、前記第二位置において前記充填凹部から外れて前記第二開口を開放するリブが備えられていることを特徴とする容器。
  3. 請求項1又は2に記載の容器において、
    前記閉塞部は前記回転軸線を中心にして円環状に形成され、該閉塞部に複数の前記充填凹部が間欠的に配設されており、
    前記閉塞部の内側領域に前記吐出口が配設されていることを特徴とする容器。
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