JP2012025930A - ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを含有するポリエステル樹脂の製造方法 - Google Patents
ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを含有するポリエステル樹脂の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012025930A JP2012025930A JP2010283736A JP2010283736A JP2012025930A JP 2012025930 A JP2012025930 A JP 2012025930A JP 2010283736 A JP2010283736 A JP 2010283736A JP 2010283736 A JP2010283736 A JP 2010283736A JP 2012025930 A JP2012025930 A JP 2012025930A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fine particles
- acid
- treatment
- fluorine
- diamond fine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
【解決手段】ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを含有するポリエステル樹脂を製造する方法であって、テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体を主成分とするジカルボン酸成分と、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させたアルキレングリコールを主成分とするジオール成分とを、エステル化反応又はエステル交換反応させる工程、及びエステル化反応又はエステル交換反応により得られた反応生成物を溶融重縮合させる工程を有することを特徴とする方法。
【選択図】なし
Description
本発明の方法により得られるポリエステル樹脂は、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブが樹脂中に均一に分散されたものであり、ポリエステル樹脂の合成時(エステル化反応時)にダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを、ポリエステル合成の原料であるアルキレングリコールに分散物させて添加することにより得られる。
ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸(例えば、ジカルボン酸)とポリアルコール(例えば、ジオール)との重縮合体であり、多価カルボン酸とポリアルコールとを脱水縮合させて製造される。
ダイヤモンド微粒子は、爆射法で得られたナノダイヤモンドが好ましい。爆射法で得られた未精製のナノダイヤモンドは、ナノサイズのダイヤモンド粒子の表面をグラファイト系炭素が覆ったコア/シェル構造を有しており、黒く着色している。このまま用いても良いが、より着色の少ないポリエステル樹脂を得る場合は、未精製のナノダイヤモンドを含む微粒子を酸化処理し、前記グラファイト相の一部又はほぼ全部を除去して用いるのが好ましい。ナノダイヤモンド中に含まれる鉄等の不純物は、ダイヤモンドの酸化を促進するので、できるだけ除去するのが好ましい。
カーボンナノチューブは、グラファイトを筒状に巻いた形状を有する炭素材料であり、1〜1500 nmの直径、及び数nmから1 mm程度の長さを有する。本発明で用いるカーボンナノチューブの形状は、特に限定されないが、直径1〜1000 nmが好ましく、5〜500 nmがより好ましく、10〜300 nmが最も好ましく、長さは10 nmから5 μmが好ましく、20 nmから1 μmがより好ましい。カーボンナノチューブには単層のもの、多層構造になったもの、カップスタック状のもの等があるが、本発明に使用するカーボンナノチューブは、カップスタック状の構造を有するものが好ましい。
[1] ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを含有するポリエステル樹脂
ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを含有するポリエステル樹脂は、テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体を主成分とするジカルボン酸成分と、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させたアルキレングリコールを主成分とするジオール成分とを、エステル化反応又はエステル交換反応を経て溶融重縮合させることにより製造することができる。またポリエステルの重合度をさらに高めるために、前記溶融重縮合ポリエステルを固相重縮合する工程を有しても良い。
テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体を主成分とするジカルボン酸成分と、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させたアルキレングリコールを主成分とするジオール成分とをエステル化反応又はエステル交換反応させる。ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブは、アルキレングリコールへの分散性に非常に優れているため、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブをアルキレングリコールに分散させた状態でポリエステルの重合を行うことによりポリエステル樹脂中に高濃度で均一に分散させることができる。
溶融重縮合は、エステル化反応又はエステル交換反応により得られた反応生成物を重縮合槽に移送し、重縮合反応触媒の存在下で、250〜290℃程度の温度、常圧から漸次減圧させ、最終的に1.33〜0.013 kPa程度の減圧下で、0.5〜5時間程度攪拌することにより行う。
溶融重縮合後の粒状体を、窒素、二酸化炭素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下、水蒸気雰囲気下、又は水蒸気含有不活性ガス雰囲気下で、60〜180℃程度の温度で加熱して樹脂粒状体表面を結晶化させた後、不活性ガス雰囲気下、又は/及び、1333〜13.3Pa程度の減圧下で、樹脂の粘着温度直下〜80℃低い温度で、粒状体同士が膠着しないように流動等させながら、50時間程度以下の時間で加熱処理して固相重縮合させるのが好ましい。固相重縮合により、さらに高重合度化させ得るとともに、反応副生成物のアセトアルデヒドや環状三量体等を低減化することもできる。
溶融重縮合又は固相重縮合により得られた樹脂に、熱安定性の改良、成形時のアセトアルデヒドや環状三量体等の副生成物の低減化等の目的で、40℃以上の温水に10分以上浸漬させる水処理、60℃以上の水蒸気又は水蒸気含有ガスに30分以上接触させる水蒸気処理等の処理を施してもよい。
以下に、ポリエチレンテレフタレート(PET)を例にして、溶融重縮合ポリエステルの好ましい連続式製造方法の一例について説明するが、これに限定されるものではない。PETは、(a)テレフタル酸とダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させたエチレングリコール及び必要により他の共重合成分を直接反応させて水を留去しながらエステル化した後、重縮合触媒の存在下に減圧下に重縮合を行う直接エステル化法、又は(b)テレフタル酸ジメチルとダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させたエチレングリコール及び必要により他の共重合成分を反応させてメチルアルコールを留去しながらエステル交換させた後、重縮合触媒の存在下に減圧下に重縮合を行うエステル交換法により製造される。
エチレングリコールに、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させ、エチレングリコール分散液を準備する。テレフタル酸及び前記エチレングリコール分散液を用いて、テレフタル酸1モルに対して1.02〜2.0モル、好ましくは1.03〜1.6モルのエチレングリコールが含まれたスラリーを調整し、これをエステル化反応工程に連続的に供給する。エステル化反応工程においては、少なくとも2個のエステル化反応器を直列に連結した多段式装置を用いてエチレングリコールが還流する条件下で、反応によって生成した水又はアルコールを精留塔で系外に除去しながらエステル化反応を実施する。
エチレングリコールに、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させ、エチレングリコール分散液を準備する。テレフタル酸ジメチル及び前記エチレングリコール分散液を用いて、テレフタル酸ジメチル1モルに対して1.1〜2.0モル、好ましくは1.2〜1.5モルのエチレングリコールが含まれた溶液を調整し、これをエステル交換反応工程に連続的に供給する。エステル交換反応工程においては、1〜2個のエステル交換反応器を直列に連結した装置を用いてエチレングリコールが還留する条件下で、反応によって生成したメタノールを精留塔で系外に除去しながらエステル交換反応を実施する。第1段目のエステル交換反応の温度は180〜250℃、好ましくは200〜240℃である。最終段目のエステル交換反応の温度は通常230〜270℃、好ましくは240〜265℃であり、エステル交換触媒として、Zn、Cd、Mg、Mn、Ca、Ba等の脂肪酸塩、又は炭酸塩、Pb、Zn、Sb、Ge等の酸化物等を用いる。これらのエステル交換反応により分子量約200〜500程度の低次縮合物が得られる。
出発原料であるジメチルテレフタレート、テレフタル酸又はエチレングリコールとしては、パラキシレンから誘導されるバージンのジメチルテレフタレート、テレフタル酸あるいはエチレンから誘導されるエチレングリコールは勿論のこと、使用済みPETボトルからメタノール分解やエチレングリコール分解等のケミカルリサイクル法により回収したジメチルテレフタレート、テレフタル酸、ビスヒドロキシエチルテレフタレート、エチレングリコール等の回収原料も、出発原料の少なくとも一部として利用することができる。前記回収原料としては、使用目的に応じた純度に精製されたものを用いる。また、共重合成分である前記のその他のジカルボン酸やグルコールはエステル化反応工程又はエステル交換反応工程の任意の段階において必要量を添加することができる。
エステル化反応又はエステル交換反応により得られた低次縮合物は、多段階の溶融重縮合工程に供給される。第1段階目の重縮合反応の温度は250〜290℃、好ましくは260〜280℃であり、圧力は67〜2.7 kPa、好ましくは27〜4 kPaで、最終段階の重縮合反応の温度は265〜300℃、好ましくは275〜295℃であり、圧力は1.3〜0.013 kPa、好ましくは0.67〜0.067 kPaである。3段階以上で実施する場合には、中間段階の重縮合反応の反応条件は、上記第1段目の反応条件と最終段目の反応条件の間の条件である。これらの重縮合反応工程の各段において到達する極限粘度が、それぞれの段階でほぼ均等に上昇するように反応条件を設定するのが好ましい。なお、重縮合反応には一段式重縮合装置を用いてもよい。
ダイヤモンド微粒子としては、爆射法により得られた未精製のナノダイヤモンド(BDと言うこともある。)、又は前記BDを酸化処理しグラファイト系炭素の一部又は全部を除去した粒子が好ましい。前記酸化処理して得られるナノダイヤモンドとしては、後述のグラファイト相の一部が除去されたダイヤモンド粒子(グラファイト-ダイヤモンド粒子と呼ぶ)及びグラファイト相がほとんど除去された精製ナノダイヤモンド粒子が好ましい。
爆射法によるBDの合成は、水及び/又は氷の存在下で爆薬を爆発させて行うウエット法、水及び/又は氷を使用しないで空冷するドライ法等があるが、本発明では爆射法であればどの方法を採用しても良い。ウエット法としては、例えば、水と多量の氷を満たした純チタン製の耐圧容器に、電気雷管を装着した爆薬[例えば、TNT(トリニトロトルエン)/HMX(シクロテトラメチレンテトラニトラミン)=50/50]を胴内に収納させ、片面プラグ付き鋼鉄製パイプを水平に沈め、この鋼鉄製パイプに鋼鉄製のヘルメット状カバーを被覆して、前記爆薬を爆裂させる方法を挙げることができる。この方法において、反応生成物としてのBDは容器中の水及び氷中から回収する。
(i)酸化処理A
爆射法で得られた未精製のナノダイヤモンド(BD)は、まず酸化処理Aを施すのが好ましい。酸化処理Aを施すことによりグラファイト相の一部が除去されたグラファイト-ダイヤモンド粒子が得られる。酸化処理Aは、(a) 爆射法で得られたBDを、酸中で酸化性分解処理する工程、(b)酸化性分解処理したBDを、さらに厳しい条件で処理する酸化性エッチング処理工程、(c)酸化性エッチング処理後の液を中和する工程、(d)脱溶媒工程、及び(e)洗浄工程からなり、必要に応じてグラファイト-ダイヤモンド粒子分散液の(f)pH及び濃度を調製する工程、又は(g) 乾燥して微粉末とする工程からなる。
回収したBDを55〜56質量%の濃硝酸、又は濃硝酸と濃硫酸との混合物とともに、1.4 MPa程度の圧力及び150〜180℃程度の温度で10〜30分間処理し、電気雷管等の混入金属、炭素等の夾雑物等の不純物を分解する。
酸化性分解処理したBDは、濃硝酸中で酸化性分解処理よりもさらに厳しい条件(例えば、1.4 MPa、200〜240℃)で行う。このような条件で10〜30分処理すると、BD表面を被覆する硬質炭素、すなわちグラファイトを大部分除去することができる。
酸化性エッチング処理後のグラファイト-ダイヤモンド粒子を含む硝酸水溶液(pHが2〜6.95)に、それ自身又はその分解反応生成物が揮発性の塩基性物質を加えて中和反応させる。塩基性物質の添加によりpH7.05〜12に上昇する。前記塩基性物質を使用することにより、凝集したグラファイト-ダイヤモンド粒子内に浸透した塩基が、粒子内の硝酸と反応し、ガス化することにより凝集体を個々のグラファイト-ダイヤモンド粒子に解体するといった効果が得られる。この工程により、グラファイト-ダイヤモンド粒子の大きな比表面積及び孔部吸着空間が形成されるものと思われる。
得られたグラファイト-ダイヤモンド粒子を含む液は、遠心分離、デカンテーション等により脱溶媒するのが好ましい。
脱溶媒したグラファイト-ダイヤモンド粒子は水洗するのが好ましい。洗浄操作は3回以上行うのが好ましい。水洗したグラファイト-ダイヤモンド粒子は、再度遠心分離し、脱水するのが好ましい。
グラファイト-ダイヤモンド粒子分散液は、pH 4〜10、好ましくはpH5〜8、より好ましくはpH6〜7.5に調節する。グラファイト-ダイヤモンド粒子濃度は0.05〜16%、好ましくは0.1〜12%、より好ましくは1〜5%に調製するのが好ましい。液中に分散しているグラファイト-ダイヤモンド粒子は、ほとんどが2〜250 nmのメジアン径(数基準で80%以上、重量基準で70%以上が2〜250 nmの範囲にある)である。
酸化処理Bは、(a) グラファイト相を有するナノダイヤモンドと、酸化性化合物と、水及び/又はアルコールからなる溶媒とからなる混合物A(単に「混合物A」とよぶことがある)を調製し、(b) この混合物Aを、溶媒の臨界点以上の温度及び圧力にした状態でグラファイト相を有するナノダイヤモンドを処理し、(c) 得られた精製ダイヤモンド粒子を含む液を遠心分離して溶媒を除去する工程を有する。さらに、脱溶媒した精製ダイヤモンド粒子を(d)水洗及び遠心分離により脱水する工程を設けるのが好ましい。工程(c)と(d)の間に、必要に応じて、脱溶媒した精製ダイヤモンド粒子を(e)塩基性溶液で中和する工程、及び(f)弱酸で処理する工程を設けてもよい。工程(c)又は(d)で得られた精製ダイヤモンド粒子は乾燥して微粉末にする。
混合物Aは、グラファイト相を有するナノダイヤモンドの粉末に、酸化性化合物、及び水及び/又はアルコールからなる溶媒を混合することにより調製する。又は、前記溶媒にあらかじめグラファイト相を有するナノダイヤモンドを分散した液に、前記酸化性化合物又はその溶液を添加して調製しても良い。混合物Aには、酸化性化合物による酸化反応を促進させるため、塩基性化合物又は酸化性化合物を添加しても良い。
混合物Aを溶媒の臨界点以上の温度及び圧力で処理する。水の臨界温度は374℃であり、臨界圧力は22.1 MPaである。メタノールの臨界温度は240℃であり、臨界圧力は8.0 MPaである。エタノールの臨界温度は243℃であり、臨界圧力は7.0 MPaである。イソプロパノールの臨界温度は244℃であり、臨界圧力は5.4 MPaである。n-プロパノールの臨界温度は264℃であり、臨界圧力は5.1 MPaである。処理温度は溶媒の臨界温度以上、600℃以下であるのが好ましく、550℃以下であるのがより好ましい。処理圧力は溶媒の臨界圧力以上、100 MPa以下であるのが好ましく、70 MPa以下であるのがより好ましく、50 MPa以下であるのが最も好ましい。処理時間は温度及び圧力により適宜設定すればよいが、1〜24時間が好ましい。
得られた精製ダイヤモンド粒子を含む液は、遠心分離等により脱溶媒するのが好ましい。
デカンテーション法により、脱溶媒した精製ダイヤモンド粒子を水洗するのが好ましい。洗浄操作は3回以上行うのが好ましい。水洗した精製ダイヤモンド粒子は、再度遠心分離し、脱水するのが好ましい。
工程(c)で脱溶媒した精製ダイヤモンド粒子を、塩基性溶液で中和してもよい。塩基性溶液としては水酸化ナトリウム水溶液及び水酸化カリウム水溶液が好ましい。塩基性溶液の濃度は0.01〜0.5 mol/Lが好ましい。脱溶媒した精製ダイヤモンド粒子に塩基性溶液を添加し、超音波処理するのが好ましい。中和後、遠心分離し、塩基性溶液を除去する。
工程(e)で中和した精製ダイヤモンド粒子を弱酸溶液で洗浄するのが好ましい。弱酸溶液によって、中和処理後に残留しているナトリウム等の金属イオンを除去することができる。弱酸溶液の例として、0.01〜0.5 mol/Lの塩酸が挙げられる。中和した精製ダイヤモンド粒子に弱酸溶液を添加し、超音波処理するのが好ましい。洗浄後、遠心分離し、弱酸溶液を除去する。
酸化処理Cは、(a) グラファイト相を有するナノダイヤモンドと、水及び/又はアルコールからなる溶媒とからなる混合物Bを調製し、(b) この混合物Bに酸素を共存させた状態で、処理溶媒の標準沸点以上の温度及び0.1 MPa(ゲージ圧)以上の圧力でグラファイト相を有するナノダイヤモンドを処理し、(c) 得られた精製ダイヤモンド粒子を含む液を遠心分離して溶媒を除去する工程を有する。さらに、脱処理溶媒した精製ダイヤモンド粒子を(d)水洗及び遠心分離により脱水する工程を設けるのが好ましい。工程(c)又は(d)で得られた精製ダイヤモンド粒子は乾燥して微粉末にする。
混合物Bは、グラファイト相を有するナノダイヤモンドと、水及び/又はアルコールからなる溶媒とを混合することにより調製する。混合物B中のグラファイト相を有するナノダイヤモンドの濃度は、0.05〜16質量%が好ましく、0.1〜12質量%がより好ましく、1〜10質量%が最も好ましい。この濃度が16質量%を超えると、精製が不十分となる恐れがある。一方0.05質量%未満であると、回収時のロスの割合が多くなり生産性が悪化する。
混合物Bをオートクレーブに入れ、酸素を導入する。オートクレーブ内に空気がある場合、酸素で置換するのが好ましい。酸素の導入量は、グラファイト相を有するナノダイヤモンド中のグラファイト1 gに対して、0.1モル以上が好ましく、0.15モル以上がより好ましく、0.2モル以上が最も好ましい。この導入量の上限は特に制限されない。ナノダイヤモンド中のグラファイトの割合は、例えば、JIS K2249に準拠してナノダイヤモンドの比重を測定し、この比重から、ダイヤモンドの比重を3.50 g/cm3とし、グラファイトの比重を2.25 g/cm3として算出することができる。
酸化処理Cと同様にして行う。
酸化処理Cと同様にして行う。
酸化処理Dは、前記グラファイト相を有するナノダイヤモンドを反応管に入れ、常圧下で酸素を含む気体を流しながら380〜450℃に加熱する工程を有する。加熱温度は400〜430℃であるのが好ましい。酸素を含む気体は、酸素ガス、空気等を使用できるが、簡便さから空気が好ましい。
爆射法により得られたBD、及びBDに酸化処理Aを施して得られたグラファイト-ダイヤモンド粒子の動的光散乱法で求めたメジアン径は30〜250 nmである。これらの粒子は、1〜10 nm程度の径を有するナノサイズのダイヤモンドが強固に凝集した凝集体である。酸化処理を効率よく行い、着色の少ない精製ダイヤモンド粒子を得るために、酸化処理B〜Dの前にBD又はグラファイト-ダイヤモンド粒子をビーズミル等の公知のメディア分散法により粉砕するのが好ましい。ビーズミルによる分散は、ジルコニアビーズを使用するのが好ましい。BD又はグラファイト-ダイヤモンド粒子をメディア分散することにより、メジアン径を100 nm以下にするのが好ましく、50 nm以下にするのがより好ましく、30 nm以下にするのが最も好ましい。
ケイ素を有するダイヤモンド微粒子、フッ素を有するダイヤモンド微粒子、並びにケイ素及びフッ素を有するダイヤモンド微粒子は、ダイヤモンド微粒子をケイ素化処理及び/又はフッ素化処理することにより得られる。
前記爆射法で得られた未精製のナノダイヤモンド、又は前記酸化処理して得られたナノダイヤモンドに、シリル化剤、アルコキシシラン、シランカップリング剤等を反応させることによりナノダイヤモンドの表面にある水酸基等の親水性基を、ケイ素を含む有機基に置換することができる。ケイ素化処理は、シリル化剤を用いるのが好ましい。
前記爆射法で得られた未精製のナノダイヤモンド、又は前記酸化処理により得られたナノダイヤモンドは、(i)フルオロアルキル基含有オリゴマーを使用した方法、(ii)フルオロアルキルアゾ化合物を用いた方法、(iii)フッ素ガスと直接反応させる方法、(iv)ClF、ClF3、ClF5等のハロゲンフッ化物を反応させる方法、(v)フッ素プラズマによる方法等により、その表面をフッ素又はフッ素を有する基で修飾することができる。本発明の目的には、前記フルオロアルキル基含有オリゴマーを使用した方法を用いるのが好ましい。
高分子主鎖の両末端にフルオロアルキル基が直接炭素−炭素結合により導入された高分子界面活性剤(含フッ素オリゴマー)は、水溶液中又は有機溶媒中において自己組織化したナノレベルの分子集合体を形成することが知られている。このフルオロアルキル基が末端に導入された含フッ素オリゴマーを用いることにより、フルオロアルキル基で修飾したナノダイヤモンドを形成することができる。
下記反応式に記載したように、ナノダイヤモンドの存在下で、パーフルオロヘキサンに溶解したアゾビスパーフルオロオクチル1に、Xeエキシマランプにより波長172 nmの光を室温で照射することによりナノダイヤモンドにパーフルオロオクチルを付加させることができる。この反応はアルゴン気流下で行い、前記照射時間は10分〜2時間程度である。なお、この方法に用いるナノダイヤモンドは、パーフルオロヘキサンに分散しやすいようにあらかじめ疎水化処理を行うのが好ましい。
(iii-a)フッ素ガスを用いる第一の方法
フッ素ガスと直接反応させる方法は、ナノダイヤモンドをフッ素ガスと接触させ加熱することにより行う。フッ素ガスは、アルゴン等の不活性ガスと混合して用いるのが好ましい。このときフッ素ガスの濃度は0.01〜100 vol%、好ましくは0.1〜80 vol%、より好ましくは1〜50 vol%である。前記不活性ガスとしてはアルゴンの他に、窒素、ヘリウム、ネオン、クリプトン、キセノン等を用いることができる。反応させるガスには、ナノダイヤモンドの酸化が進まないように酸素を含まないのが好ましい。
フッ素ガスと反応させる他の方法として、ナノダイヤを入れた反応炉に、150℃、で3〜4時間不活性ガス中で加熱し、その後反応炉にフッ素ガス及びフッ化水素(3:1)を入れ、150℃のまま48時間加熱することによりフッ素化を行う方法がある。不活性ガスとしては、ヘリウム、窒素、アルゴンが使用でき、又は真空で処理しても良い。
(1)カーボンナノチューブの合成
カーボンナノチューブは、既存の方法により合成することができる。特に、カップスタック型カーボンナノチューブは、特開2003-147644号、Qingfeng Liu et al. “Synthesis, Purification and Opening of Short Cup-Stacked Carbon Nanotubes”, Jounal of Nanoscience and Nanotechnology, vol. 9, 4554-4560, 2009等に記載の方法により合成したものが好ましい。
ケイ素を有するカーボンナノチューブ、フッ素を有するカーボンナノチューブ、並びにケイ素及びフッ素を有するカーボンナノチューブは、カーボンナノチューブをケイ素化処理及び/又はフッ素化処理することにより得られる。
カーボンナノチューブに、アルコキシシラン、シリル化剤、シランカップリング剤等を反応させることによりカーボンナノチューブの表面にある水酸基等の親水性基を、ケイ素を含む有機基に置換することができる。特に、ケイ素化処理は、有機修飾アルコキシシランを用いてカーボンナノチューブの表面を有機修飾シリカ膜で被覆する処理であるのが好ましい。これらのケイ素化処理に用いるカーボンナノチューブとしては、カップスタック型のものを用いるのが好ましい。
カーボンナノチューブは、(i)フルオロアルキル基含有オリゴマーを使用した方法、(ii)フルオロアルキルアゾ化合物を用いた方法、(iii)フッ素ガスと直接反応させる方法、(iv)ClF、ClF3、ClF5等のハロゲンフッ化物を反応させる方法、(v)フッ素プラズマによる方法等により、その表面をフッ素又はフッ素を有する基で修飾することができる。これらのカーボンナノチューブのフッ素化処理は、前述のナノダイヤモンドのフッ素化処理と同様にして行うことができるので、ここでは詳細については省略する。
(1)ナノダイヤモンドの作製
TNT(トリニトロトルエン)とRDX(シクロトリメチレントリニトロアミン)を60/40の比で含む0.65 kgの爆発物を3 m3の爆発チャンバー内で爆発させて生成するナノダイヤモンドを保存するための雰囲気を形成した後、同様の条件で2回目の爆発を起こし未精製のナノダイヤモンドを合成した。爆発生成物が膨張し熱平衡に達した後、15 mmの断面を有する超音速ラバルノズルを通して35秒間ガス混合物をチャンバーより流出させた。チャンバー壁との熱交換及びガスにより行われた仕事(断熱膨張及び気化)のため、生成物の冷却速度は280℃/分であった。サイクロンで捕獲した生成物(黒色の粉末)の比重は2.55 g/cm3、メジアン径(動的光散乱法)は220 nmであった。この未精製のナノダイヤモンドは比重から計算して、76体積%のグラファイト系炭素と24体積%のダイヤモンドからなっていると推定された。この未精製のナノダイヤモンドは、ラマンスペクトルにおける1,330±10 cm-1のピーク強度Iaと、1,610±100 cm-1のピーク強度Ibとの比が0.85であった。
あらかじめ反応物を含有している第1エステル化反応器に、高純度テレフタル酸(全酸成分の98.0モル%相当分)、イソフタル酸(全酸成分の2.0モル%)、及び得られたナノダイヤモンドの粉末を4質量%の濃度になるようにあらかじめ超音波によって分散させたエチレングリコールを混合してなるスラリー、並びに三酸化アンチモンのエチレングリコール溶液を連続的に供給し、撹拌下、約250℃、49 kPa、平均滞留時間3時間の条件で反応を行った。この反応物を第2エステル化反応器に配送し、燐酸のエチレングリコール溶液を連続的に供給して、撹拌下、約260℃、4.9 kPaの条件で、94%の反応率に達するまで反応を行った。
(1)カップスタック型カーボンナノチューブの作製
ベンゼンの分圧が、ベンゼンの20℃における蒸気圧と同程度になるようにベンゼン及び水素を混合し、ベンゼンの流量が0.3 L/hとなるようにチャンバーに送り込んだ。一方で、185℃で気化させたフェロセンを、ほぼ3×10-7mol/sの濃度でチャンバーに送り込んだ。チャンバー内で、ベンゼン及びフェロセンを約1100℃で約20分間反応させることにより、約100 nmの直径及び数十nm〜数十μmの長さを有するカップスタック型カーボンナノチューブが得られた。
ナノダイヤモンドの粉末を分散させたエチレングリコールの代わりに、得られたカップスタック型カーボンナノチューブを2質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にしてカップスタック型カーボンナノチューブを0.5質量%含有するポリエステルを製造した。
ナノダイヤモンドの粉末を分散させたエチレングリコールの代わりに、ナノダイヤモンドの粉末を2質量%及びカップスタック型カーボンナノチューブを1質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にしてナノダイヤモンド0.5質量%及びカップスタック型カーボンナノチューブを0.25質量%含有するポリエステルを製造した。
(1) 精製ナノダイヤモンドの作製
実施例1で作製したナノダイヤモンドの粉末をビーズミルにより分散処理した。ビーズミルによる分散は、アシザワファインテック株式会社製スターミルLMZを用いて行った。243 gの前記ナノダイヤモンドの粉末を水/トリエチレングリコール(50:50の容量比)に分散して5質量%の水分散液を調製し、ディゾルバーで予備分散した。0.1 mm径のジルコニアビーズを0.15 Lのベッセルに充填し、10 m/sの周速で回転子を回転させながら、前記ナノダイヤモンドの粉末の分散液を0.12 L/minで供給し、連続的に分散処理を行った。約2.0 h分散処理した後のナノダイヤモンド粒子はメジアン径40 nmであった。
スラリー調製槽、及びそれに直列に接続された2段のエステル化反応槽、及び2段目のエステル化反応槽に直列に接続された2段の溶融重縮合槽からなる連続重縮合装置を用い、スラリー調製槽に、テレフタル酸と、精製ナノダイヤモンド粒子を1質量%の濃度になるようにディゾルバーで分散させたエチレングリコールとを重量比で64:36の割合で連続的に供給するとともに、エチルアシッドホスフェートの0.3質量%エチレングリコール溶液を、得られるポリエステル1トン当たりのリン原子量が0.161モルとなるように連続的に添加して、攪拌及び混合することによりスラリーを調製した。
精製ナノダイヤモンド粒子を分散させたエチレングリコールの代わりに、カップスタック型カーボンナノチューブを1質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にしてカップスタック型カーボンナノチューブを0.25質量%含有するポリエステルを製造した。
精製ナノダイヤモンド粒子を分散させたエチレングリコールの代わりに、精製ナノダイヤモンド粒子を1質量%及びカップスタック型カーボンナノチューブを1質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にして精製ナノダイヤモンド0.25質量%及びカップスタック型カーボンナノチューブを0.25質量%含有するポリエステルを製造した。
(1) ケイ素化ダイヤモンド微粒子の作製
実施例1で作製したナノダイヤモンドの粉末をメチルイソブチルケトンに3質量%の濃度で分散させ、トリメチルクロロシランのメチルイソブチルケトン溶液(濃度7.5質量%)を1:1の容量で加え、48時間撹拌してナノダイヤモンドをトリメチルシランで修飾した。得られた分散物をメチルイソブチルケトンで洗浄後、乾燥し、トリメチルシラン修飾ナノダイヤモンド粉末を得た。
実施例1で得られたナノダイヤモンドの粉末を3質量%の濃度でメタノールに分散させ、下記式:
ナノダイヤモンドの粉末を分散させたエチレングリコールの代わりに、得られたトリメチルシラン修飾ナノダイヤモンド粉末を1質量%及びフルオロアルキル基修飾ナノダイヤモンド粉末を2質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にしてポリエステルを製造した。
(1)ケイ素化及びフッ素化ダイヤモンド微粒子の作製
実施例4で得られた精製ナノダイヤモンド粒子に対して、実施例7と同様にして粒子表面をトリメチルシランで修飾した後、さらに実施例7と同様にして、粒子表面をフルオロアルキル基で修飾し、ナノダイヤモンド表面がトリメチルシラン及びフルオロアルキル基で修飾されたダイヤモンド微粒子(トリメチルシラン及びフルオロアルキル基修飾ナノダイヤモンド)を得た。
ナノダイヤモンドの粉末を分散させたエチレングリコールの代わりに、得られたトリメチルシラン及びフルオロアルキル基修飾ナノダイヤモンドを3質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にしてポリエステルを製造した。
(1)ケイ素修飾カーボンナノチューブの作製
実施例2で作製したカップスタック型カーボンナノチューブを、リン酸緩衝液(0.04 M、pH 3.5)に0.5 mg/mLの濃度で分散し、この分散液に最終濃度が1.4 Mとなるように3-アミノプロピルトリメトキシシラン(APS)を加えた。この溶液を、室温で24h撹拌し反応させることにより、3-アミノプロピルシランで被覆したカーボンナノチューブを得た。
実施例2で作製したカップスタック型カーボンナノチューブをニッケル製反応管に入れ、フッ素ガスとアルゴン等の不活性ガスとの混合ガス(容量比で50:50)を350℃で50時間流し、カーボンナノチューブ表面の炭素原子の一部をフッ素で置き換えたフッ素修飾カーボンナノチューブを得た。
ナノダイヤモンドの粉末を分散させたエチレングリコールの代わりに、得られた3-アミノプロピルシランで被覆したカーボンナノチューブを1質量%及びフッ素修飾カーボンナノチューブを1質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にしてポリエステルを製造した。
(1)ポリエステルの作製
ナノダイヤモンドの粉末を分散させたエチレングリコールの代わりに、実施例7で得られたフルオロアルキル基修飾ナノダイヤモンド粉末を1質量%及び実施例9で得られたフッ素修飾カーボンナノチューブを1質量%分散させたエチレングリコールを使用した以外は、実施例1と同様にしてポリエステルを製造した。
Claims (13)
- ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを含有するポリエステル樹脂を製造する方法であって、テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体を主成分とするジカルボン酸成分と、ダイヤモンド微粒子及び/又はカーボンナノチューブを分散させたアルキレングリコールを主成分とするジオール成分とを、エステル化反応又はエステル交換反応させる工程、並びにエステル化反応又はエステル交換反応により得られた反応生成物を溶融重縮合させる工程を有することを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記溶融重縮合により得られたポリエステル樹脂をさらに固相重縮合する工程を有することを特徴とする方法。
- 請求項1又は2に記載の方法において、前記アルキレングリコールがエチレングリコールであることを特徴とする方法。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の方法において、前記ダイヤモンド微粒子が爆射法によって得られたナノダイヤモンドであることを特徴とする方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の方法において、前記ダイヤモンド微粒子がケイ素を有するダイヤモンド微粒子、フッ素を有するダイヤモンド微粒子、並びにケイ素及びフッ素を有するダイヤモンド微粒子からなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする方法。
- 請求項5に記載の方法において、前記ケイ素を有するダイヤモンド微粒子がケイ素化処理されたダイヤモンド微粒子であり、前記フッ素を有するダイヤモンド微粒子がフッ素化処理されたダイヤモンド微粒子であり、前記ケイ素及びフッ素を有するダイヤモンド微粒子がケイ素化処理及びフッ素化処理されたダイヤモンド微粒子であることを特徴とする方法。
- 請求項6に記載の方法において、前記ケイ素化処理がシリル化処理であることを特徴とする方法。
- 請求項6又は7に記載の方法において、前記フッ素化処理がフルオロアルキル基含有オリゴマーによる処理であることを特徴とする方法。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の方法において、前記カーボンナノチューブがカップスタック型であることを特徴とする方法。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の方法において、前記カーボンナノチューブがケイ素を有するカーボンナノチューブ、フッ素を有するカーボンナノチューブ、並びにケイ素及びフッ素を有するカーボンナノチューブからなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする方法。
- 請求項10に記載の方法において、前記ケイ素を有するカーボンナノチューブがケイ素化処理されたカーボンナノチューブであり、前記フッ素を有するカーボンナノチューブがフッ素化処理されたカーボンナノチューブであり、前記ケイ素及びフッ素を有するカーボンナノチューブがケイ素化処理及びフッ素化処理されたカーボンナノチューブであることを特徴とする方法。
- 請求項11に記載の方法において、前記ケイ素化処理が有機修飾シリカ膜で被覆する処理であることを特徴とする方法。
- 請求項11又は12に記載の方法において、前記フッ素化処理がフッ素ガスと直接反応させる処理であることを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010283736A JP5670716B2 (ja) | 2010-06-25 | 2010-12-20 | ダイヤモンド微粒子を含有するポリエステル樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010144531 | 2010-06-25 | ||
JP2010144531 | 2010-06-25 | ||
JP2010283736A JP5670716B2 (ja) | 2010-06-25 | 2010-12-20 | ダイヤモンド微粒子を含有するポリエステル樹脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012025930A true JP2012025930A (ja) | 2012-02-09 |
JP5670716B2 JP5670716B2 (ja) | 2015-02-18 |
Family
ID=45779236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010283736A Expired - Fee Related JP5670716B2 (ja) | 2010-06-25 | 2010-12-20 | ダイヤモンド微粒子を含有するポリエステル樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5670716B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013234237A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 有機修飾無機充填材の製造方法及び有機修飾無機充填材、並びに熱伝導性シリコーン組成物 |
JP2014012803A (ja) * | 2012-07-03 | 2014-01-23 | Vision Development Co Ltd | ケイ素及び/又はフッ素を有するダイヤモンド微粒子を含む離型性に優れた摺動性樹脂部材。 |
WO2019240013A1 (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | 株式会社ダイセル | 組成物 |
JP2020084185A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | ポリプラスチックス株式会社 | 高熱伝導性樹脂組成物の製造方法 |
EP3608290A4 (en) * | 2017-04-07 | 2021-01-13 | Daicel Corporation | SURFACE MODIFIED NANODIAMANT, DISPERSION LIQUID FOR SURFACE MODIFIED NANODIAMANT, AND RESIN DISPERSION |
WO2021079954A1 (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 積水化学工業株式会社 | 樹脂組成物、及び放熱部材 |
CN115678219A (zh) * | 2022-11-01 | 2023-02-03 | 山东大展纳米材料有限公司 | 一种petg导电复合材料及其制备方法和应用 |
CN118256071A (zh) * | 2024-05-30 | 2024-06-28 | 广东乔艺塑胶有限公司 | 一种高强耐磨pet材料及其制备方法 |
Citations (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04370142A (ja) * | 1991-06-18 | 1992-12-22 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル組成物の製造方法 |
JPH07258465A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-09 | Kanebo Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JP2002526360A (ja) * | 1998-09-18 | 2002-08-20 | ウィリアム・マーシュ・ライス・ユニバーシティ | 溶媒和を容易にするための単層カーボンナノチューブの化学的誘導体化及び誘導体化ナノチューブの使用 |
JP2003012787A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Teijin Ltd | 熱可塑性ポリエステル樹脂組成物およびそれからなるフィルム |
JP2003528955A (ja) * | 2000-03-29 | 2003-09-30 | テルガル フィブレ | 改良された熱機械的特性を有するポリエステルを主成分とする組成物とその製造方法 |
JP2003308734A (ja) * | 2002-04-12 | 2003-10-31 | Yuzo Tsunoda | 導電性樹脂材料及びその製造方法 |
JP2004051937A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-02-19 | Univ Nihon | 高分子複合材料及びその製造方法 |
JP2004074330A (ja) * | 2002-08-13 | 2004-03-11 | Ebara Corp | 固定砥粒研磨工具およびその製造方法 |
JP2004250698A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-09-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | ポリ乳酸組成物 |
JP2004339407A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 樹脂組成物中間体、樹脂組成物、樹脂組成物中間体の製造方法、及び樹脂組成物の製造方法 |
JP2005343778A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Tadamasa Fujimura | クラスターダイヤモンドの有機溶媒への分散方法 |
JP2006016553A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Canon Inc | 樹脂組成物及びそれらを用いて成形された成形体、レンズ鏡筒 |
JP2006505483A (ja) * | 2002-11-26 | 2006-02-16 | カーボン ナノテクノロジーズ インコーポレーテッド | カーボンナノチューブ微粒子、組成物及びその使用法 |
JP2006511434A (ja) * | 2002-11-27 | 2006-04-06 | ウィリアム・マーシュ・ライス・ユニバーシティ | 官能基化カーボンナノチューブポリマー複合体および放射線との相互作用 |
JP2006218607A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Asahi Diamond Industrial Co Ltd | レジンボンド砥石の製造方法 |
JP2007516314A (ja) * | 2003-05-22 | 2007-06-21 | ザイベックス コーポレーション | ナノコンポジットおよびナノコンポジットに関する方法 |
JP2007292893A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Fujimura Tadamasa | 液晶配向膜及び液晶配向膜用塗布液 |
JP2008001812A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Central Glass Co Ltd | フッ素化ナノダイヤモンドを含有した混合物および、この加熱処理品 |
JP2008024746A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Teijin Ltd | ポリエステル組成物およびその製造方法 |
JP2008038020A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 成型用樹脂組成物 |
JP2008102260A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Jsr Corp | 液晶配向剤および液晶表示素子 |
JP2009155436A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カーボンナノチューブ分散体及びそれを用いてなる樹脂組成物ならびに成形体 |
JP2009161611A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 高分子樹脂成形体およびその製造方法 |
WO2010050202A1 (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性の熱可塑性樹脂組成物及び熱可塑性樹脂 |
-
2010
- 2010-12-20 JP JP2010283736A patent/JP5670716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04370142A (ja) * | 1991-06-18 | 1992-12-22 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル組成物の製造方法 |
JPH07258465A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-09 | Kanebo Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JP2002526360A (ja) * | 1998-09-18 | 2002-08-20 | ウィリアム・マーシュ・ライス・ユニバーシティ | 溶媒和を容易にするための単層カーボンナノチューブの化学的誘導体化及び誘導体化ナノチューブの使用 |
JP2003528955A (ja) * | 2000-03-29 | 2003-09-30 | テルガル フィブレ | 改良された熱機械的特性を有するポリエステルを主成分とする組成物とその製造方法 |
JP2003012787A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Teijin Ltd | 熱可塑性ポリエステル樹脂組成物およびそれからなるフィルム |
JP2003308734A (ja) * | 2002-04-12 | 2003-10-31 | Yuzo Tsunoda | 導電性樹脂材料及びその製造方法 |
JP2004051937A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-02-19 | Univ Nihon | 高分子複合材料及びその製造方法 |
JP2004074330A (ja) * | 2002-08-13 | 2004-03-11 | Ebara Corp | 固定砥粒研磨工具およびその製造方法 |
JP2006505483A (ja) * | 2002-11-26 | 2006-02-16 | カーボン ナノテクノロジーズ インコーポレーテッド | カーボンナノチューブ微粒子、組成物及びその使用法 |
JP2006511434A (ja) * | 2002-11-27 | 2006-04-06 | ウィリアム・マーシュ・ライス・ユニバーシティ | 官能基化カーボンナノチューブポリマー複合体および放射線との相互作用 |
JP2004250698A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-09-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | ポリ乳酸組成物 |
JP2004339407A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 樹脂組成物中間体、樹脂組成物、樹脂組成物中間体の製造方法、及び樹脂組成物の製造方法 |
JP2007516314A (ja) * | 2003-05-22 | 2007-06-21 | ザイベックス コーポレーション | ナノコンポジットおよびナノコンポジットに関する方法 |
JP2005343778A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Tadamasa Fujimura | クラスターダイヤモンドの有機溶媒への分散方法 |
JP2006016553A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Canon Inc | 樹脂組成物及びそれらを用いて成形された成形体、レンズ鏡筒 |
JP2006218607A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Asahi Diamond Industrial Co Ltd | レジンボンド砥石の製造方法 |
JP2007292893A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Fujimura Tadamasa | 液晶配向膜及び液晶配向膜用塗布液 |
JP2008001812A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Central Glass Co Ltd | フッ素化ナノダイヤモンドを含有した混合物および、この加熱処理品 |
JP2008024746A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Teijin Ltd | ポリエステル組成物およびその製造方法 |
JP2008038020A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 成型用樹脂組成物 |
JP2008102260A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Jsr Corp | 液晶配向剤および液晶表示素子 |
JP2009155436A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カーボンナノチューブ分散体及びそれを用いてなる樹脂組成物ならびに成形体 |
JP2009161611A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 高分子樹脂成形体およびその製造方法 |
WO2010050202A1 (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | 株式会社カネカ | 高熱伝導性の熱可塑性樹脂組成物及び熱可塑性樹脂 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
伊与田雅彦,他, 炭素の事典, JPN6014008135, 20 April 2007 (2007-04-20), pages 64, ISSN: 0002754228 * |
吉川昌範, ケイ ブックス78 やさしいニューダイヤモンド, JPN6014008136, 1 June 1991 (1991-06-01), pages 68 - 69, ISSN: 0002754229 * |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013234237A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 有機修飾無機充填材の製造方法及び有機修飾無機充填材、並びに熱伝導性シリコーン組成物 |
JP2014012803A (ja) * | 2012-07-03 | 2014-01-23 | Vision Development Co Ltd | ケイ素及び/又はフッ素を有するダイヤモンド微粒子を含む離型性に優れた摺動性樹脂部材。 |
EP3608290A4 (en) * | 2017-04-07 | 2021-01-13 | Daicel Corporation | SURFACE MODIFIED NANODIAMANT, DISPERSION LIQUID FOR SURFACE MODIFIED NANODIAMANT, AND RESIN DISPERSION |
US11046834B2 (en) | 2017-04-07 | 2021-06-29 | Daicel Corporation | Surface-modified nanodiamond, surface-modified nanodiamond dispersion liquid, and resin dispersion |
WO2019240013A1 (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | 株式会社ダイセル | 組成物 |
JPWO2019240013A1 (ja) * | 2018-06-13 | 2021-06-24 | 株式会社ダイセル | 組成物 |
JP7304853B2 (ja) | 2018-06-13 | 2023-07-07 | 株式会社ダイセル | 組成物 |
JP2020084185A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | ポリプラスチックス株式会社 | 高熱伝導性樹脂組成物の製造方法 |
JP7481830B2 (ja) | 2018-11-15 | 2024-05-13 | ポリプラスチックス株式会社 | 高熱伝導性樹脂組成物の製造方法 |
WO2021079954A1 (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 積水化学工業株式会社 | 樹脂組成物、及び放熱部材 |
CN115678219A (zh) * | 2022-11-01 | 2023-02-03 | 山东大展纳米材料有限公司 | 一种petg导电复合材料及其制备方法和应用 |
CN118256071A (zh) * | 2024-05-30 | 2024-06-28 | 广东乔艺塑胶有限公司 | 一种高强耐磨pet材料及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5670716B2 (ja) | 2015-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5670716B2 (ja) | ダイヤモンド微粒子を含有するポリエステル樹脂組成物の製造方法 | |
Kumar et al. | Polymorphic phase transition among the titania crystal structures using a solution-based approach: from precursor chemistry to nucleation process | |
JP6401612B2 (ja) | 高純度金属酸化物粒子の製造方法およびそのために製造される材料 | |
CN111100281B (zh) | 一种改性氧化石墨烯催化剂的制备方法 | |
JP5021106B2 (ja) | 酸化チタンゾル、その製造方法、超微粒子状酸化チタン、その製造方法及び用途 | |
JP4615192B2 (ja) | ヒドロキシル基含有無機ポリマーによって安定化したナノ酸化亜鉛分散体の製造方法 | |
US20220153593A1 (en) | Porous silicon and method of manufacture | |
JP5449561B2 (ja) | 炭酸セリウム系化合物の製造方法、酸化セリウムの製造方法及び結晶性酸化セリウム | |
JP5836472B2 (ja) | 結晶性酸化セリウム及びその製造方法 | |
JP2009046593A (ja) | ポリエステル製造用重縮合触媒とその製造方法とこれを用いるポリエステルの製造方法 | |
CN109319833B (zh) | 一种锐钛型中孔纳米二氧化钛的制备方法 | |
CN106622201A (zh) | 一种石墨烯二氧化钛光催化纳米晶的制备方法与应用 | |
US20240246063A1 (en) | Process for producing composite material | |
KR100746249B1 (ko) | 티탄 함유 용액, 폴리에스테르 제조용 촉매, 폴리에스테르수지의 제조 방법 및 폴리에스테르 수지로 이루어지는 중공성형체 | |
JP5274486B2 (ja) | ウレアを用いた炭酸セリウム粉末の製造方法 | |
JP2007231269A (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
CN110734057A (zh) | 氧化石墨烯的合成方法 | |
WO2005085349A1 (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
JP2018536737A (ja) | 有機亜鉛担持触媒およびその製造方法、並びに前記触媒を用いたポリアルキレンカーボネート樹脂の製造方法 | |
WO2006030780A1 (ja) | 可視光を吸収する薄片状酸化チタンの製造方法 | |
JP2012067200A (ja) | ポリエステルの解重合方法 | |
JP2010202770A (ja) | ポリブチレンサクシネートの製造装置及び方法 | |
TW202216604A (zh) | 鈦酸鍶微粒子 | |
WO2004108793A1 (ja) | ポリエステル製造用触媒およびそれを用いるポリエステルの製造方法並びにチタン含有ポリエチレンテレフタレート | |
JP4862183B2 (ja) | 光触媒用酸化チタンの製造方法及びチタニア/有機複合体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120403 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120403 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130410 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20130410 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130815 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20130819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130827 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131021 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140128 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20140206 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20140221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5670716 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |