JP2012023844A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納ケースの横幅を狭くでき、収納ケース内に水滴が浸入しにくく、かつ部品点数の増加を抑制でき、容易に製造できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置1は、複数の半導体モジュール20と冷却チューブ21とを積層した積層体2と、該積層体2を収納する収納ケース3とを備える。冷却チューブ21aには、その両端に、冷媒15を導入又は導出するための一対のパイプ4a,4bが取り付けられている。収納ケース3は、下側ケース3aと上側ケース3bとからなる。積層体2は、収納ケース3内に斜めに収納されている。収納ケース3の側壁31には、一対のパイプ4a,4bを挿通するための一対の貫通穴6a,6bが、接合部5と連続する位置に形成されている。そして、一対の貫通穴6a,6bは、底壁30からの高さが互いに異なる位置に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールと冷却チューブとを積層した電力変換装置に関する。
例えば、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、図5に示すごとく、半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュール920と、該半導体モジュール920を冷却する複数の冷却チューブ99とを積層した積層体92を有するものが従来から知られている(下記特許文献1参照)。
この電力変換装置91では、隣り合う2個の冷却チューブ99は、その両端において、連結管98によって連結されている。また、複数の冷却チューブ99のうち、積層体92の積層方向Xにおける一端に位置する冷却チューブ99aには、一対のパイプ94a,94bが取り付けられている。一方のパイプ94aから冷媒90を導入すると、冷媒90は連結管98を通って全ての冷却チューブ99内を流れ、他方のパイプ94bから導出する。これにより、半導体モジュール920を冷却している。
図5に示すごとく、積層体92は収納ケース93に収納されている。収納ケース93は、下側に配置された下側ケース93aと、上側に配置された上側ケース93bとからなる。下側ケース93aと上側ケース93bとは各々開口部97を有する。これらの開口部97同士を対向させて接合することにより、収納ケース93を構成している。
下側ケース93aと上側ケース93bの開口部97には、それぞれ凹部960が形成されている。下側ケース93aと上側ケース93bとを結合すると、これらの凹部960が組み合わさって、一対のパイプ94を挿通するための貫通穴96となる。
電力変換装置91を製造する際には、図5に示すごとく、下側ケース93aに積層体92を収納し、下側ケース93aの凹部960に一対のパイプ94を配置する。その後、下側ケース93aと上側ケース93bとを結合する。
特開2007−174759号公報
近年、他の部品を電力変換装置91の周囲に配置するスペースを設けるため、電力変換装置91の横幅Wを狭くしたいという要求がある。
この要求に応えるため、図6に示すごとく、電力変換装置91を縦置きにすることも考えられる。しかし、このようにすると、接合部95が収納ケース93の上壁部930に形成されるという問題が生じる。収納ケース93の上壁部930には水滴等が溜まる場合があるため、上壁部930に接合部95が形成されていると、水滴が接合部95を通って収納ケース93内に浸入する可能性がある。そのため、接合部95は、収納ケース93の側壁に形成することが望ましい。
一方、図7に示すごとく、下側ケース93a、中央ケース93b、上側ケース93cの3個の分割ケースによって収納ケース93を構成することも考えられる。下側ケース93aと中央ケース93bとの接合部95aに、一方のパイプ94aを挿通する貫通穴96aを形成する。そして、中央ケース93bと上側ケース93cとの接合部95bに他方のパイプ94bを挿通する貫通穴96bを形成する。このようにすると、接合部95a,95bを収納ケース93の側壁に形成できるため、水滴がケース内に浸入する不具合を防止できる。また、収納ケース93の横幅Wも狭くすることができる。
しかし、この場合、3個の分割ケース93a〜93cが必要となり、電力変換装置91の部品点数が増加するという問題が生じる。そのため、上記問題を解決しつつ、部品点数の増加を抑制できる電力変換装置が望まれている。
また、図8に示すごとく、下側ケース93aと上側ケース93bとを互いに結合させて収納ケース93を形成した場合は、2個の分割ケース93a,93bのみを用いて、側壁にのみ接合部95を有する収納ケース93を形成することができる。しかし、この場合、接合部95から外れた位置に貫通穴96を形成する必要がある。そのため、積層体92を収納ケース93に収納し、パイプ94を貫通穴96に挿通させる作業が困難になる。したがって、貫通穴96は、接合部95に連続する位置に形成することが望ましい。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、収納ケースの横幅を狭くでき、収納ケース内に水滴が浸入しにくく、かつ部品点数の増加を抑制でき、容易に製造できる電力変換装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、電力変換回路を構成する半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両面から冷却する複数の冷却チューブとを積層した積層体と、
該積層体を収納する収納ケースとを備え、
上記複数の冷却チューブのうち、上記積層体の積層方向における一方の端部に位置する冷却チューブには、その両端に、上記複数の冷却チューブに冷媒を導入又は導出するための一対のパイプが取り付けられており、
上記収納ケースは、下側に配置された下側ケースと、該下側ケースの上側に配置された上側ケースとからなり、上記下側ケースと上記上側ケースとは各々開口部を有し、互いの上記開口部を接合することにより上記収納ケースを構成しており、
上記積層体は、上記冷却チューブの長手方向が、上記収納ケースの底壁に対して傾斜するよう斜めに収納され、
上記下側ケースと上記上側ケースとの接合部は、上記収納ケースの側壁に形成されており、
上記収納ケースの側壁には、上記一対のパイプを挿通するための一対の貫通穴が上記接合部と連続する位置に形成され、該一対の貫通穴は、上記底壁からの高さが互いに異なる位置に形成されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
第2の発明は、電力変換回路を構成する半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両面から冷却する複数の冷却チューブとを積層した積層体と、
該積層体を収納する収納ケースとを備え、
該収納ケースは、下側に配置された下側ケースと、該下側ケースの上側に配置された上側ケースとからなり、上記下側ケースと上記上側ケースとは各々開口部を有し、互いの上記開口部を接合することにより上記収納ケースを構成しており、
上記積層体は、上記冷却チューブの長手方向が、上記収納ケースの底壁に対して斜め方向を向くか又は垂直となるように上記収納ケース内に収納され、
上記積層体には、上記複数の冷却チューブに冷媒を導入又は導出するための一対のパイプが取り付けられ、該一対のパイプのうちの一方のパイプは、上記積層体の積層方向における前端に位置する上記冷却チューブの下端に取り付けられ、他方のパイプは、上記積層方向における後端に位置する上記冷却チューブの上端に取り付けられ、
上記下側ケースと上記上側ケースとの接合部は、上記収納ケースの側壁に形成されており、
上記収納ケースの側壁には、上記一対のパイプを挿通するための一対の貫通穴が上記接合部と連続する位置に形成され、該一対の貫通穴は、上記底壁からの高さが互いに異なる位置に形成されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項2)。
第1の発明の作用効果について説明する。上述したように、電力変換装置を容易に製造するため、貫通穴は接合部と連続する位置に形成する必要がある。しかしながら、この要件を満たしつつ、図6に示すごとく一対のパイプ94を上下に配置すると、収納ケース93の上壁930に接合部95を形成する必要が生じる。そのため、上壁930に形成された接合部95から水滴がケース内に浸入しやすくなる。
そこで本発明では、2個の分割ケースを使って収納ケースを形成し、側壁に接合部を形成しつつ、積層体を斜めに収納した。積層体を斜めに収納すると、収納ケースの横幅を狭くできる。また、積層体を斜めにすると、一対のパイプの高さ位置が互いに異なっていても、貫通穴を、接合部に連続する位置に形成できる。例えば、接合部の高さを部分的に異ならせるようにしておき、接合部の高さ位置が低い部分に一方の貫通穴を形成し、接合部の高さ位置が高い部分に他方の貫通穴を形成する。これにより、一対の貫通穴を、接合部に連続する位置に形成でき、電力変換装置の製造工程を容易にすることが可能になる。
また、本発明では、上記のように積層体を斜めに配置することで、分割ケースの数を2個にすることが可能となるため、部品点数の増加を抑制できる。さらに、本発明では接合部を側壁に形成したため、水滴の浸入を防止できる。このように、上記構成を採用することにより、収納ケースの横幅を狭くし、部品点数の増加を抑制し、水滴の浸入を防止し、かつ製造工程を容易にするという4つの要求を同時に満たすことが可能になる。
次に、第2の発明の作用効果について説明する。本発明では積層方向における前端に位置する冷却チューブの下端に一方のパイプを取り付け、積層方向における後端に位置する冷却チューブの上端に他方のパイプを取り付けた。このようにすると、一対のパイプの高さ位置が互いに異なっていても、貫通穴を、接合部に連続する位置に形成することができる。例えば、積層方向の後端側において接合部の位置を高くしておき、前端側において接合部を低くしておく。そして、接合部の高さ位置が低い部分に一方の貫通穴を形成し、接合部の高さ位置が高い部分に他方の貫通穴を形成する。これにより、貫通穴を、接合部に連続する位置に形成することができ、電力変換装置の製造工程を容易にすることが可能になる。
このように、本発明では積層体を垂直に配置できるため、収納ケースの横幅を一層、狭くすることができる。また、2個の分割ケースを使って収納ケースを形成したため、部品点数の増加を抑制できる。さらに、接合部を側壁に形成したため、水滴の浸入を防止できる。このように、上記構成を採用することにより、収納ケースの横幅を狭くし、部品点数の増加を抑制し、水滴の浸入を防止し、かつ製造工程を容易にするという4つの要求を同時に満たすことが可能になる。
以上のごとく、本発明によれば、収納ケースの横幅を狭くでき、収納ケース内に水滴が浸入しにくく、かつ部品点数の増加を抑制でき、容易に製造できる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の一部透視斜視図。 図1の正面図であって、制御回路基板およびコンデンサと共に描いたもの。 実施例2における、電力変換装置の一部透視斜視図。 図3の正面図であって、制御回路基板およびコンデンサと共に描いたもの。 従来例における、電力変換装置の分解斜視図。 図5の電力変換装置を縦置きにしたもの。 図5、図6の従来例とは別の従来例における、電力変換装置の一部透視斜視図。 図5〜図7の従来例とは別の従来例における、電力変換装置の一部透視斜視図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記一対のパイプのうち、下方に位置する下側パイプから上記冷媒を導入し、上記下側パイプよりも上方に位置する上側パイプから上記冷媒を導出するよう構成されていることが好ましい(請求項3)。
このようにすると、冷媒に気泡が混入していた場合でも、該気泡が冷却チューブ内に溜まりにくくなる。すなわち、上記構成にすると、下側パイプから冷媒を導入するため、気泡が移動する向き(上昇する向き)に冷媒を流すことができる。そのため、冷媒の流れに伴って気泡が移動しやすくなり、気泡を冷却チューブから追い出しやすくなる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置につき、図1、図2を用いて説明する。
図1、図2に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール20と冷却チューブ21とを積層した積層体2と、該積層体2を収納する収納ケース3とを備える。半導体モジュール20は、電力変換回路を構成する半導体素子を内蔵している。また、冷却チューブ21は、半導体モジュール20を両面から冷却している。
複数の冷却チューブ21のうち、積層体2の積層方向Xにおける一方の端部に位置する冷却チューブ21aには、その両端に、複数の冷却チューブ21に冷媒15を導入又は導出するための一対のパイプ4(4a,4b)が取り付けられている。
収納ケース3は、下側に配置された下側ケース3aと、該下側ケース3aの上側に配置された上側ケース3bとからなる。下側ケース3aと上側ケース3bとは各々開口部を有し、互いの開口部を接合することにより収納ケース3を構成している。
積層体2は、冷却チューブ21の長手方向が、収納ケース3の底壁30に対して傾斜するよう斜めに収納されている。
下側ケース3aと上側ケース3bとの接合部5は、収納ケース3の側壁31に形成されている。収納ケース3の側壁31には、一対のパイプ4a,4bを挿通するための一対の貫通穴6a,6bが接合部5と連続する位置に形成されている。そして、一対の貫通穴6a,6bは、底壁30からの高さが互いに異なる位置に形成されている。
以下、詳説する。
図1に示すごとく、隣り合う2個の冷却チューブ21は、その両端において、連結管16によって連結されている。上記一対のパイプ4a,4bのうち、下方に位置する下側パイプ4aから冷媒15を導入し、上方に位置する上側パイプ4bから冷媒15を導出する。下側パイプ4aから導入された冷媒15は、連結管16を通って全ての冷却チューブ21内を流れる。これにより、半導体モジュール20を冷却している。
図1に示すごとく、下側ケース3aの開口部の端面と、上側ケース3bの開口部の端面とが重なり合って、本例の接合部5となっている。接合部5は、収納ケース3の側壁31にのみ形成されている。下側ケース3aの側壁31には、上方に突出した矩形状の凸部35が形成されている。また、上側ケース3bには、凸部35に係合する凹部36が形成されている。接合部5は、凸部35以外の部分は平坦状になっている。凸部35の最上部350に、上側パイプ4bを挿通するための貫通穴6bが形成されている。また、最上部350よりも高さが低い部分において、接合部5に連続する位置に、下側パイプ4aを挿通するための貫通穴6aが形成されている。
図2に示すごとく、個々の半導体モジュール20は、パワー端子13と、制御端子14とを備える。パワー端子13には、直流電源(図示しない)の正電極に接続される正極端子13aと、直流電源の負電極に接続される負極端子13bと、交流負荷に接続される交流端子13cとがある。
また、制御端子14には、制御回路基板11が接続されている。制御回路基板11が半導体モジュール20を制御することにより、正極端子13aと負極端子13bとの間に印加される直流電圧を交流電圧に変換し、交流端子13cから出力する。
パワー端子13a〜13cには、バスバー12が溶接されている。このバスバー12によって、パワー端子13a〜13cを直流電源や交流負荷に接続している。
また、収納ケース3内には、正極端子13aと負極端子13bとの間に印加される直流電圧を平滑化するためのコンデンサ10が収納されている。
本例の電力変換装置1は、車両に搭載して用いるものである。車両には、電力変換装置1の他、三相交流モータ(図示しない)が搭載されている。本例の電力変換装置1によって得られた交流電力によって三相交流モータを駆動し、車両を走行させている。
本例の作用効果について説明する。上述したように、電力変換装置1を容易に製造するため、貫通穴は接合部と連続する位置に形成する必要がある。しかしながら、この要件を満たしつつ、図6に示すごとく一対のパイプ94を上下に配置すると、収納ケース93の上壁930に接合部95を形成する必要が生じる。そのため、上壁930に形成された接合部95から水滴がケース内に浸入しやすくなる。
そこで本例では、2個の分割ケース3a,3bを使って収納ケース3を形成し、側壁31に接合部5を形成しつつ、積層体2を斜めに収納した。積層体2を斜めに収納すると、収納ケース3の横幅Wを狭くできる。また、積層体2を斜めにすると、一対のパイプ4a,4bの高さ位置が互いに異なっていても、貫通穴6a,6bを、接合部5に連続する位置に形成できる。すなわち、図1、図2に示すごとく、下側ケース3aに凸部35を形成しておき、凸部35の最上部350に上側パイプ4bの貫通穴6bを形成し、凸部35以外の部分に下側パイプ4aの貫通穴6aを形成することができる。これにより、一対の貫通穴6a,6bを、接合部5に連続する位置に形成でき、電力変換装置1の製造工程を容易にすることが可能になる。
また、本例では、上記のように積層体2を斜めに配置することで、分割ケースの数を2個にすることが可能となるため、部品点数の増加を抑制できる。さらに、本例では接合部5を側壁31にのみ形成したため、水滴の浸入を防止できる。このように、上記構成を採用することにより、収納ケース3の横幅Wを狭くし、部品点数の増加を抑制し、水滴の浸入を防止し、かつ製造工程を容易にするという4つの要求を同時に満たすことが可能になる。
また、本例では、一対のパイプ4a,4bのうち、下方に位置する下側パイプ4aから冷媒15を導入し、上方に位置する上側パイプ4bから冷媒15を導出している。
このようにすると、冷媒15に気泡が混入していた場合でも、気泡が冷却チューブ21内に溜まりにくくなる。すなわち、上記構成によると、下側パイプ4bから冷媒15を導入するため、気泡が移動する向き(上昇する向き)に冷媒15を流すことができる。そのため、冷媒15の流れに伴って気泡が移動しやすくなり、気泡を冷却チューブ21から追い出しやすくなる。
以上のごとく、本例によれば、収納ケースの横幅を狭くでき、収納ケース内に水滴が浸入しにくく、かつ部品点数の増加を抑制でき、容易に製造できる電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、積層体2および収納ケース3の形状を変更した例である。図3、図4に示すごとく、本例では、下側パイプ4aは、積層体2の積層方向Xにおける前端に位置する冷却チューブ21aの下端に取り付けられている。また、上側パイプ4bは、積層方向における後端に位置する冷却チューブ21bの上端に取り付けられている。
積層体2は、冷却チューブ21の長手方向が、収納ケース3の底壁30に対して垂直となるように収納ケース3内に収納されている。
図3に示すごとく、下側ケース3aの開口部の端面と、上側ケース3bの開口部の端面とが重なり合って、本例の接合部5になっている。接合部5は、収納ケース3の側壁31にのみ形成されている。接合部5の高さは、積層方向Xの後端側において高くなっており、前端側において低くなっている。そして、積層方向Xの前端側において、接合部5と連続する位置に下側パイプ4aの貫通穴6aを形成し、後端側において、接合部5と連続する位置に上側パイプ4bの貫通穴6bを形成した。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。上記構造にすると、一対のパイプ4a,4bが互いに反対側から突出することになる。そのため、パイプ4a,4bの高さが互いに異なっていても、貫通穴6a,6bを、接合部5に連続する位置に形成することができる。そのため、電力変換装置1を容易に製造することができる。
また、本例では積層体2を垂直に配置できるため、収納ケース3の横幅Wを一層、狭くすることができる。さらに本例では、2個の分割ケース3a,3bによって収納ケース3を形成したため、部品点数の増加を抑制できる。また、本例では、接合部5を側壁31にのみ形成したため、水滴の浸入を防止できる。このように、上記構成を採用することにより、収納ケース3の横幅Wを狭くし、部品点数の増加を抑制し、水滴の浸入を防止し、かつ製造工程を容易にするという4つの要求を同時に満たすことが可能になる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
1 電力変換装置
2 積層体
3 収納ケース
3a 下側ケース
3b 上側ケース
30 底壁
31 側壁
4 パイプ
5 接合部
6 貫通穴

Claims (3)

  1. 電力変換回路を構成する半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両面から冷却する複数の冷却チューブとを積層した積層体と、
    該積層体を収納する収納ケースとを備え、
    上記複数の冷却チューブのうち、上記積層体の積層方向における一方の端部に位置する冷却チューブには、その両端に、上記複数の冷却チューブに冷媒を導入又は導出するための一対のパイプが取り付けられており、
    上記収納ケースは、下側に配置された下側ケースと、該下側ケースの上側に配置された上側ケースとからなり、上記下側ケースと上記上側ケースとは各々開口部を有し、互いの上記開口部を接合することにより上記収納ケースを構成しており、
    上記積層体は、上記冷却チューブの長手方向が、上記収納ケースの底壁に対して傾斜するよう斜めに収納され、
    上記下側ケースと上記上側ケースとの接合部は、上記収納ケースの側壁に形成されており、
    上記収納ケースの側壁には、上記一対のパイプを挿通するための一対の貫通穴が上記接合部と連続する位置に形成され、該一対の貫通穴は、上記底壁からの高さが互いに異なる位置に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 電力変換回路を構成する半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを両面から冷却する複数の冷却チューブとを積層した積層体と、
    該積層体を収納する収納ケースとを備え、
    該収納ケースは、下側に配置された下側ケースと、該下側ケースの上側に配置された上側ケースとからなり、上記下側ケースと上記上側ケースとは各々開口部を有し、互いの上記開口部を接合することにより上記収納ケースを構成しており、
    上記積層体は、上記冷却チューブの長手方向が、上記収納ケースの底壁に対して斜め方向を向くか又は垂直となるように上記収納ケース内に収納され、
    上記積層体には、上記複数の冷却チューブに冷媒を導入又は導出するための一対のパイプが取り付けられ、該一対のパイプのうちの一方のパイプは、上記積層体の積層方向における前端に位置する上記冷却チューブの下端に取り付けられ、他方のパイプは、上記積層方向における後端に位置する上記冷却チューブの上端に取り付けられ、
    上記下側ケースと上記上側ケースとの接合部は、上記収納ケースの側壁に形成されており、
    上記収納ケースの側壁には、上記一対のパイプを挿通するための一対の貫通穴が上記接合部と連続する位置に形成され、該一対の貫通穴は、上記底壁からの高さが互いに異なる位置に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または請求項2において、上記一対のパイプのうち、下方に位置する下側パイプから上記冷媒を導入し、上記下側パイプよりも上方に位置する上側パイプから上記冷媒を導出するよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
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