JP5928269B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと冷媒流路とを積層してなりフレーム内に固定された積層体と、該積層体及び上記フレームを収容する収容ケースとを備えた電力変換装置に関する。
例えば、直流電力と交流電力との間で電力変換を行うための電力変換装置として、半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する複数の冷媒流路とを積層した積層体を備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。
上記電力変換装置では、上記積層体を弾性部材と共にフレーム内に配置し、この弾性部材の押圧力を使って、積層体を積層方向に押圧している。これにより、積層体を構成する半導体モジュールと冷媒流路との接触圧を確保しつつ、これらを一体化し、フレーム内に固定している。
積層体は、フレーム及び弾性部材と共に収容ケース内に収容される。フレームには固定部が形成されており、この固定部を用いて、フレームを収容ケースに固定するよう構成されている。
特開2011−182632号公報
しかしながら、上記電力変換装置では、弾性部材によって積層体が押圧され、この押圧力がさらにフレームに加わる。したがって、押圧力によってフレームが変形することを抑制するため、フレームの厚さを厚くし、剛性を高める必要がある。その結果、フレームの重量が増加したり、製造コストが増大したりしやすいという問題が生じる。そのため、フレームを軽量化でき、かつフレームの変形を抑制できる電力変換装置が望まれている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、フレームを軽量化でき、かつフレームの変形を抑制できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵した本体部からパワー端子が突出した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する複数の冷媒流路とを積層してなり、フレーム内に配置された積層体と、
上記フレーム内に設けられ、上記積層体を積層方向に押圧することにより、該積層体を上記フレームに固定する弾性部材と、
上記積層体を、上記フレーム及び上記弾性部材と共に収容する収容ケースとを備え、
上記積層方向における上記積層体の一方の端部には、上記冷媒流路に冷媒を導入する導入パイプと、該冷媒流路から上記冷媒を導出する導出パイプとが取り付けられ、上記パワー端子の突出方向と上記積層方向との双方に直交する幅方向において、上記導入パイプは上記積層体の一端側に位置し、上記導出パイプは上記積層体の他端側に位置し、上記導入パイプと上記導出パイプとは、上記積層方向にそれぞれ延出しており、
上記弾性部材の押圧力は、上記フレームのうち、上記突出方向から見たときに上記導入パイプと上記導出パイプとの間に位置する部位であるパイプ間フレーム部に加わり、
上記フレームは、該フレームを上記収容ケースに固定するための複数の固定部を有し、該複数の固定部のうち一部の上記固定部は、上記パイプ間フレーム部に形成されたパイプ間固定部であり、
上記収容ケースは、上記パイプ間フレーム部に対して上記積層方向に隣り合う位置に配された側壁と、該側壁に連なり上記フレームに対して上記突出方向に隣り合う位置に配された底壁と、上記側壁及び上記底壁に連結した台座部とを備え、上記パイプ間固定部を上記台座部に固定してあることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置においては、弾性部材の押圧力が、上記パイプ間フレーム部に加わるよう構成されている。また、上記電力変換装置においては、上記固定部の一部(パイプ間固定部)を、上記パイプ間フレーム部に形成してある。このようにすると、パイプ間フレーム部に加わった上記押圧力を、パイプ間固定部を介して、収容ケースによって受け止めることができる。そのため、フレームに加わる押圧力を低減でき、フレームの変形を抑制できる。したがって、フレームに大きな剛性が要求されなくなり、フレームを薄肉化、軽量化することが可能になる。
以上のごとく、本発明によれば、フレームを軽量化でき、かつフレームの変形を抑制できる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の断面図。 図1のII-II断面図。 図1のIII-III断面図。 図1のIV-IV断面図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例2における、電力変換装置の断面図。 図6のVII-VII断面図。 図6のVIII-VIII断面図。 実施例3における、電力変換装置の拡大断面図。 図9のX-X断面図 実施例4における、電力変換装置の断面図。 実施例5における、電力変換装置の拡大断面図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等に搭載するための車載用電力変換装置とすることができる。
また、上記パイプ間固定部は、上記フレームに上記突出方向へ貫通するよう形成された貫通孔と、該貫通孔に挿入され上記収容ケースに螺合する螺子部材とから構成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、螺子部材によってフレームを補強できる。すなわち、螺子部材は一般に、炭素鋼等の、剛性が高い金属によって形成されるため、この螺子部材を用いることにより、フレームの剛性を高めることができる。そのため、フレームの変形をより抑制しやすくなる。
また、上記パイプ間固定部は、上記パイプ間フレーム部から上記積層方向に延出する延出部を備え、該延出部に上記貫通孔が形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、パイプ間フレーム部に貫通孔を形成しなくてすむため、フレームの強度をより高めることができる。そのため、フレームの変形をより抑制しやすくなる。
また、上記導入パイプと上記導出パイプとをそれぞれ上記フレームに固定するクランプを備え、上記螺子部材によって上記クランプを上記フレームに固定してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、螺子部材によって、フレームを収容ケースに固定できると共に、クランプをフレームに固定することが可能になる。そのため、クランプを固定するための専用の部品を削減でき、電力変換装置の製造コストを低減することができる。
また、上記パイプ間フレーム部は、上記積層方向における厚さが、上記フレームの他の部位よりも厚くなっていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、弾性部材の押圧力が加わる部位を厚肉にしてあるため、フレームの変形をより抑制しやすくなる。
なお、上記電力変換装置は、パイプ間固定部を使ってフレームを補強してあるため、パイプ間固定部を設けずに厚肉にした場合と比べて、その厚さを薄くすることができる。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図5を用いて説明する。図1〜図4に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール2と複数の冷媒流路3とを積層した積層体10を備える。半導体モジュール2は、半導体素子23(図5参照)を内蔵した本体部20を有し、この本体部20からパワー端子21が突出している。冷媒流路3には、半導体モジュール2を冷却する冷媒11が流れる。積層体10は、フレーム4内に配置されている。
電力変換装置1は、弾性部材5と、収容ケース6とを備える。弾性部材5は、フレーム4内に設けられており、積層体10を積層方向(X方向)に押圧している。これにより、積層体10をフレーム4内に固定している。収容ケース6には、積層体10とフレーム4と弾性部材5とが収容される。
図1に示すごとく、X方向における積層体10の一方の端部(冷却管30a)には、冷媒流路3に冷媒11を導入する導入パイプ7aと、冷媒流路3から冷媒11を導出する導出パイプ7bとが取り付けられている。パワー端子21の突出方向(Z方向)と積層方向(X方向)との双方に直交する幅方向(Y方向)において、導入パイプ7aは積層体10の一端側に位置し、導出パイプ7bは積層体10の他端側に位置している。導入パイプ7aと導出パイプ7bとは、X方向にそれぞれ延出している。
弾性部材5の押圧力Fは、フレーム4のうち、Z方向から見たときに導入パイプ7aと導出パイプ7bとの間に位置する部位であるパイプ間フレーム部450に加わる。
図1に示すごとく、フレーム4は、該フレーム4を収容ケース6に固定するための複数の固定部8を有する。複数の固定部8のうち一部の固定部8(パイプ間固定部80)は、パイプ間フレーム部450に形成されている。
本例では、図5に示すごとく、6個の半導体素子23(IGBT素子)と、該半導体素子23に逆並列接続したフリーホイールダイオード23と、平滑用のコンデンサ12とによって、電力変換回路を構成してある。個々の半導体モジュール2には、1個の半導体素子23と1個のフリーホイールダイオード23とが封止されている。
図3に示すごとく、半導体モジュール2は、パワー端子21と制御端子22とを備える。パワー端子21には、コンデンサ12(図5参照)に接続される入力端子21aと、交流負荷17(図5参照)に接続される交流出力端子21bとがある。パワー端子21には、図示しないバスバーが接続している。このバスバーにより、入力端子21aとコンデンサ12とを接続し、また、交流出力端子21bと交流負荷17とを接続している。
制御端子22は、制御回路基板13に接続している。制御回路基板13によって半導体素子23をスイッチング動作させることにより、入力端子21aに印加される直流電圧を交流電圧に変換し、交流出力端子21bから出力している。
また、本例では図1に示すごとく、冷却管30の内部に冷媒流路3を形成してある。X方向に隣り合う2個の冷却管30は、Y方向の両端部において、連結管14によって連結されている。また、上述したように、X方向における積層体10の一方の端部(冷却管30a)には、導入パイプ7aと導出パイプ7bとが接続している。導入パイプ7aから冷媒11を導入すると、冷媒11は連結管14を通って全ての冷却管30を流れ、導出管7bから導出する。これにより、半導体モジュール2を冷却している。
図1に示すごとく、フレーム4は、壁部40と、複数の固定部8とを備える。フレーム4はアルミニウム製である。固定部8には、2つの上記パイプ間固定部80と、2つのコンデンサ側固定部89とがある。
図4に示すごとく、パイプ間固定部80は、フレーム4からX方向に延出した延出部81と、該延出部81にZ方向へ貫通するように形成した貫通孔82と、該貫通孔82に挿入され収容ケース6に螺合する螺子部材83(ボルト)とを備える。延出部81は図1に示すごとく、フレーム4の、X方向に直交する2つの壁部40a,40bのうち一方の壁部40aから、X方向における、他方の壁部40bを設けた側とは反対側に突出している。延出部81は図4に示すごとく、一方の壁部40a(パイプ間フレーム部450)の、Z方向における底62側の端部406に形成されている。また、収容ケース6には台座部68が形成されている。この台座部68に延出部81の一端を載置し、螺子部材83を台座部68に螺合してある。台座部68は、収容ケース6の底62と側壁600とに接続している。螺子部材83は、フレーム4よりも剛性が高い金属材料からなる。
なお、上記パイプ間フレーム部450は、上記一方の壁部40aのうち、Z方向から見た場合に(図1参照)導入パイプ7aと導出パイプ7bとの間に位置する部位からなる。
また、コンデンサ側固定部89も、パイプ間固定部80と同様の構造になっている。すなわち、図1、図4に示すごとく、コンデンサ側固定部89は、フレーム4からX方向に延出したコンデンサ側延出部88と、該コンデンサ側延出部88にZ方向へ貫通するよう形成した貫通孔891と、該貫通孔891に挿入され収容ケース6に螺合する螺子部材892(ボルト)とを備える。コンデンサ側延出部88は、上記他方の壁部40bから、X方向におけるパイプ7a,7bの突出側とは反対側に突出している。図4に示すごとく、コンデンサ側延出部88は、上記他方の壁部40bの、Z方向における蓋部61側の端部405に形成されている。また、収容ケース6にはコンデンサ側台座部69が形成されている。このコンデンサ側台座部69にコンデンサ側延出部88の一端を載置し、螺子部材892をコンデンサ側台座部69に螺合してある。
図1、図4に示すごとく、上記他方の壁部40bに対してX方向に隣接する位置に、コンデンサ12が設けられている。コンデンサ12は、ケース6の底62に締結されている。
一方、弾性部材5は、上記他方の壁部40bと積層体10との間に配されている。本例の弾性部材5は板ばねである。弾性部材5と積層体10との間には、押圧均等板59が介在している。この押圧均等板59により、冷却管30に加わる押圧力Fを均等化している。本例では、弾性部材5の押圧力Fによって、積層体10をパイプ間フレーム部450に向けて押圧し、固定している。弾性部材5は、Y方向における積層体10の中央部において、積層体10をX方向に押圧している。
また、図2、図3に示すごとく、ケース6には蓋部61が取り付けられている。ケース6と蓋部61とは、ボルト650によって締結されている。
次に、本例の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本例では、弾性部材5の押圧力Fが、上記パイプ間フレーム部450に加わるよう構成されている。また、本例では、固定部8の一部(パイプ間固定部80)を、パイプ間フレーム部450に形成してある。このようにすると、パイプ間フレーム部450に加わる押圧力Fを、パイプ間固定部80を介して、収容ケース6によって受け止めることができる。そのため、フレーム4に加わる押圧力Fを低減でき、フレーム4の変形を抑制できる。したがって、フレーム4に大きな剛性が要求されなくなり、フレーム4を薄肉化、軽量化することが可能になる。
また、図1、図4に示すごとく、本例のパイプ間固定部80は、パイプ間フレーム部450からX方向に延出する延出部81と、該延出部81に形成された貫通孔82と、貫通孔82に挿入され収容ケース6に螺合する螺子部材83とから構成されている。
このようにすると、螺子部材83(ボルト)によってフレーム4を補強できる。すなわち、螺子部材83は、フレーム4よりも剛性が高い金属によって形成されるため、この螺子部材83を用いることにより、フレーム4の剛性を高めることができる。そのため、フレーム4の変形をより抑制しやすくなる。また、延出部81に貫通孔82を形成すると、パイプ間フレーム部450に貫通孔を形成する必要がなくなるため、フレーム4の剛性をより高めることができる。
また、図1、図4に示すごとく、パイプ間フレーム部450は、X方向における厚さが、フレーム4の他の部位よりも厚くなっている。
このようにすると、弾性部材5の押圧力Fが加わる部位を厚肉にしてあるため、フレーム4の変形をより抑制しやすくなる。
なお、本例では、パイプ間固定部80を使ってフレーム4を補強してあるため、パイプ間固定部80を設けずに厚肉にした場合と比べて、その厚さを薄くすることができる。
また、本例では、フレーム4のY方向における長さを短くすることができる。すなわち、仮に、パイプ間固定部80を、Y方向における壁部40aの両端部から、Y方向に突出させたとすると、フレーム4のY方向長さが長くなる。本例では図1に示すごとく、パイプ間固定部80を、Z方向から見たときに2つのパイプ7a,7bの間に配置してあるため、フレーム4のY方向における長さを短くすることができる。
また、図1に示すごとく、本例では、X方向に隣り合う2個の冷媒流路3の間に1個の半導体モジュール2のみを配置してある。そのため、これら2個の冷媒流路3の間に、2個の半導体モジュールをY方向に並べて配置した場合と比べて、フレーム4のY方向長さを短くすることができる。
以上のごとく、本例によれば、フレームを軽量化することができ、かつフレームの変形を抑制できる電力変換装置を提供することができる。
なお、上記実施例においては、冷媒流路3を冷却管30によって形成し、該冷却管30を半導体モジュール2に接触させた例を示したが、本発明の電力変換装置1は、これに限られるものではない。すなわち、例えば、上記半導体モジュール2に直接冷媒11が接触するように冷媒流路3を設けることもできる。
(実施例2)
本例は、パイプ間固定部80の構造を変更した例である。図6〜図8に示すごとく、本例では、フレーム4に延出部81(図4参照)を形成せず、パイプ間フレーム部450に貫通孔82を形成してある。そして、この貫通孔82に螺子部材83を挿入し、収容ケース6の台座部68に螺子部材83を螺合してある。螺子部材83は実施例1と同様に、フレーム4よりも剛性が高い材料によって形成されている。
上記構成にすると、延出部81を形成しなくてすむので、フレーム4の構造を簡素にすることができ、フレーム4の製造コストを低減することができる。また、本例では実施例1と同様に、螺子部材83(ボルト)によってフレーム4を補強できるため、弾性部材5の押圧力Fが加わってもフレーム4が変形しにくい。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成等を表す。
(実施例3)
本例は、パイプ間固定部80の構成を変更した例である。図9、図10に示すごとく、本例の電力変換装置1は、導入パイプ7aと導出パイプ7bとをそれぞれフレーム4に固定するクランプ15を備える。そして、螺子部材83によってクランプ15をフレーム4に固定するよう構成してある。
図10に示すごとく、クランプ15は、導入パイプ7a又は導出パイプ7bに係合する円弧状部150と、該円弧状部150からそれぞれY方向に延出する第1平板部151及び第2平板部152を備える。第1平板部151と第2平板部152には貫通孔が形成されている。第1平板部151は、ボルト159によって、フレーム4に固定されている。
また、第2平板部152の貫通孔には、螺子部材83を挿入してある。螺子部材83は、フレーム4に形成した貫通孔82に挿通され、収容ケース6の台座部68に螺合している。この螺子部材83を用いて、クランプ15の第2平板部152をフレーム4に固定すると共に、該フレーム4を収容ケース6に固定するよう構成されている。
本例の作用効果について説明する。本例では、螺子部材83を用いて、フレーム4を収容ケース6に固定でき、かつ、第2平板部152をフレーム4に固定することができる。そのため、第2平板部152をフレーム4に固定するための専用の部品を削減でき、電力変換装置1の製造コストを低減することができる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成等を表す。
(実施例4)
本例は、弾性部材5の位置を変更した例である。本例では、図11に示すごとく、パイプ間フレーム部450と積層体10との間に弾性部材5を配置した。そして、弾性部材5の押圧力Fを用いて、積層体10を上記他方の壁部40bへ押圧し、固定するよう構成した。本例では、弾性部材5の押圧力(反力)F’がパイプ間フレーム部450に加わる。この押圧力F’の一部を、パイプ間固定部80を介して収容ケース6によって受け止めている。そのため、フレーム4に大きな押圧力F’が加わらず、大きく変形しないようになっている。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成等を表す。
(実施例5)
本例は、半導体モジュール2の配置構成を変更した例である。本例では図12に示すごとく、X方向に隣接する2つの冷媒流路3の間に、2個の半導体モジュール2を、Y方向に並べて配置してある。半導体モジュール2は、合計6個、用いられている。
このようにすると、フレーム4の、X方向における長さを短くすることができる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成等を表す。
1 電力変換装置
10 積層体
11 冷媒
2 半導体モジュール
20 本体部
21 パワー端子
23 半導体素子
3 冷媒流路
4 フレーム
450 パイプ間フレーム部
5 弾性部材
6 収容ケース
7a 導入パイプ
7b 導出パイプ
8 固定部
80 パイプ間固定部

Claims (5)

  1. 半導体素子(23)を内蔵した本体部(20)からパワー端子(21)が突出した複数の半導体モジュール(2)と、該半導体モジュール(2)を冷却する複数の冷媒流路(3)とを積層してなり、フレーム(4)内に配置された積層体(10)と、
    上記フレーム(4)内に設けられ、上記積層体(10)を積層方向に押圧することにより、該積層体(10)を上記フレーム(4)に固定する弾性部材(5)と、
    上記積層体(10)を、上記フレーム(4)及び上記弾性部材(5)と共に収容する収容ケース(6)とを備え、
    上記積層方向における上記積層体(10)の一方の端部には、上記冷媒流路(3)に冷媒(11)を導入する導入パイプ(7a)と、該冷媒流路(3)から上記冷媒(11)を導出する導出パイプ(7b)とが取り付けられ、上記パワー端子(21)の突出方向と上記積層方向との双方に直交する幅方向において、上記導入パイプ(7a)は上記積層体(10)の一端側に位置し、上記導出パイプ(7b)は上記積層体(10)の他端側に位置し、上記導入パイプ(7a)と上記導出パイプ(7b)とは、上記積層方向にそれぞれ延出しており、
    上記弾性部材(5)の押圧力は、上記フレーム(4)のうち、上記突出方向から見たときに上記導入パイプ(7a)と上記導出パイプ(7b)との間に位置する部位であるパイプ間フレーム部(450)に加わり、
    上記フレーム(4)は、該フレーム(4)を上記収容ケース(6)に固定するための複数の固定部(8)を有し、該複数の固定部(8)のうち一部の上記固定部(8)は、上記パイプ間フレーム部(450)に形成されたパイプ間固定部(80)であり、
    上記収容ケース(6)は、上記パイプ間フレーム部(450)に対して上記積層方向に隣り合う位置に配された側壁(600)と、該側壁(600)に連なり上記フレーム(4)に対して上記突出方向に隣り合う位置に配された底壁(62)と、上記側壁(600)及び上記底壁(62)に連結した台座部(68)とを備え、上記パイプ間固定部(80)を上記台座部(68)に固定してあることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記パイプ間固定部(80)は、上記フレーム(4)に上記突出方向へ貫通するよう形成された貫通孔(82)と、該貫通孔(82)に挿入され上記収容ケース(6)に螺合する螺子部材(83)とから構成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置(1)において、上記パイプ間固定部(80)は、上記パイプ間フレーム部(450)から上記積層方向に延出する延出部(81)を備え、該延出部(81)に上記貫通孔(82)が形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電力変換装置(1)において、上記導入パイプ(7a)と上記導出パイプ(7b)とをそれぞれ上記フレーム(4)に固定するクランプ(15)を備え、上記螺子部材(83)によって上記クランプ(15)を上記フレーム(4)に固定してあることを特徴とする電力変換装置(1)。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置(1)において、上記パイプ間フレーム部(450)は、上記積層方向における厚さが、上記フレーム(4)の他の部位よりも厚くなっていることを特徴とする電力変換装置(1)。
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