JP6303961B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した一対の直流バスバーと、これらを収納するケースとを備える電力変換装置に関する。
直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した一対の直流バスバーとを備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。この電力変換装置は、上記半導体モジュールをスイッチング動作させることにより、上記一対の直流バスバーを介して直流電源から供給される直流電力を、交流電力に変換するよう構成されている。
一対の直流バスバーは、互いに対向するよう配され、これらの間に絶縁用の空隙を設けつつ保持されている。これら一対の直流バスバーを、互いになるべく接近させることにより、該直流バスバーに寄生するインダクタンスが小さくなるようにしてある。
また、上記半導体モジュール及び上記直流バスバーは、半導体モジュールを冷却する冷却器と、板ばね等の加圧部材と共に、ケース内に収納されている。この加圧部材によって、半導体モジュールと冷却器との積層体を、ケースの壁部に押し当てて固定している。これにより、半導体モジュールと冷却器とを密着させ、半導体モジュールの冷却効率を高めている。
上記加圧部材を用いると、ケースの壁部に、加圧部材の加圧力が加わることになる。そのため、この加圧力によって変形しないように、ケースには、高い剛性が要求される。
特開2011−114193号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、加圧部材の加圧力に対して、ケースが必ずしも充分な剛性を備えているとは言えなかった。そのため、より剛性が高く、変形しにくいケースを備えた電力変換装置が望まれている。
また、上述したように、上記電力変換装置では、インダクタンスを低減するために、一対の直流バスバーを相対向配置し、互いに接近させている。直流バスバーの間隔が狭いほど、インダクタンスを低減できる。しかしながら、上記電力変換装置では、一対の直流バスバーの間に上記空隙を設けることによって、直流バスバー同士を絶縁している。そのため、直流バスバーの間隔を狭くしすぎると、外部から振動が伝わった場合等に直流バスバーが揺動し、互いに接触する可能性がある。したがって上記電力変換装置は、直流バスバー間の間隔を狭くするのに限界があり、インダクタンスを充分に低減できないという問題があった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、ケースの剛性を高めることができ、直流バスバーに寄生するインダクタンスをより低減できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とからなる構造体と、
上記半導体モジュールに接続し、直流電源と上記半導体素子との間における直流電流の経路をなすと共に、互いに対向した一対の直流バスバーと、
上記構造体及び上記一対の直流バスバーを収納するケースと、
該ケースに収納され、上記構造体を加圧することにより、該構造体を上記ケース内に固定すると共に、上記半導体モジュールと上記冷却器とを密着させる加圧部材とを備え、
上記構造体と上記加圧部材と上記一対の直流バスバーとは、上記ケースを構成する壁部のうち互いに対向する一対の被加圧壁部の間に介在し、上記加圧部材の加圧力が上記一対の被加圧壁部に加わっており、
上記ケース内に、上記一対の被加圧壁部を繋ぐ補強リブが形成され、
該補強リブは、上記一対の直流バスバーの間に設けられ、上記直流バスバーと上記補強リブとの間に、これらを絶縁する絶縁層が介在していることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、上記ケース内に、上記一対の被加圧壁部を繋ぐ補強リブを設けてある。そのため、ケースの剛性を高めることができ、上記加圧部材の加圧力が加わってケースが変形することを抑制できる。
また、上記電力変換装置においては、補強リブを、上記一対の直流バスバーの間に設けてある。そして、直流バスバーと補強リブとの間に、これらを絶縁する絶縁層を設けてある。
そのため、外部からの振動によって一対の直流バスバーが揺動しても、これらの間に補強リブ及び絶縁層を設けてあるため、直流バスバー同士が互いに接触することを防止できる。したがって、従来のように、一対の直流バスバーの間に単に空隙を設けた場合よりも、直流バスバー間の間隔を狭くすることができ、直流バスバーに寄生するインダクタンスを低減することができる。
以上のごとく、本発明によれば、ケースの剛性を高めることができ、かつ直流バスバーに寄生するインダクタンスを低減できる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の断面図であって、図2のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 図1のIII-III断面図。 図2のIV-IV断面図。 実施例1における、直流バスバーの斜視図。 図1の要部拡大図。 図6のVII-VII断面図。 実施例1における、ケースの分解斜視図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例2における、電力変換装置の拡大断面図。 実施例3における、電力変換装置の拡大断面図であって、図12のXI-XI断面図。 図11のXII矢視図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される、車載用電力変換装置とすることができる。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図9を用いて説明する。図1〜図4に示すごとく、本例の電力変換装置1は、半導体モジュール2と冷却器3とからなる構造体10と、加圧部材4と、一対の直流バスバー6(6p,6n)と、これらを収納するケース5とを備える。
半導体モジュール2には半導体素子20(図9参照)が内蔵されている。冷却器3は半導体モジュール2を冷却している。直流バスバー6は、半導体モジュール2に接続しており、直流電源8(図9参照)と半導体素子20との間における直流電流の経路をなしている。一対の直流バスバー6は、互いに対向するよう配されている。加圧部材4は、構造体10を加圧している。これにより、構造体10をケース5内に固定すると共に、半導体モジュール2と冷却器3とを密着させている。
構造体10と加圧部材4と一対の直流バスバー6とは、ケース5を構成する壁部のうち互いに対向する一対の被加圧壁部51,52の間に介在している。加圧部材4は、被加圧壁部51,52の壁厚方向(X方向)に、上記構造体10を加圧している。加圧部材4の加圧力Fが、一対の被加圧壁部51,52に加わっている。
ケース5内には、一対の被加圧壁部51,52を繋ぐ補強リブ53が形成されている。
図6、図7に示すごとく、補強リブ53は、一対の直流バスバー6の間に設けられている。直流バスバー6と補強リブ53との間には、これらを絶縁する絶縁層7が介在している。
本例の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。
図9に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール2を備える。該半導体モジュール2に内蔵された半導体素子20(IGBT素子)によって、インバータ回路200を構成してある。また、本例の電力変換装置1は、コンデンサ11を備える。このコンデンサ11によって、直流電源8の直流電圧を平滑化している。そして、半導体素子20をスイッチング動作させることにより、直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を用いて、三相交流モータ81を駆動するよう構成されている。これにより、上記車両を走行させている。
図4に示すごとく、本例では、複数の半導体モジュール2と複数の冷却管30とを積層してある。複数の冷却管30によって、上記冷却器3を構成している。ケース5は、第1被加圧壁部51と第2加圧壁部52とを備える。第1加圧壁部51と構造体10との間に、加圧部材4(板ばね)が配されている。この加圧部材4によって、構造体10を第2被加圧壁部52に押し当てている。これにより、冷却管30と半導体モジュール2との接触圧を確保しつつ、構造体10をケース5内に固定している。
個々の半導体モジュール2は、図2に示すごとく、半導体素子20を内蔵する本体部21と、該本体部21から突出するパワー端子22と、制御端子23とを備える。パワー端子22には、直流電圧が加わる正極端子22p及び負極端子22nと、三相交流モータ81に接続される交流端子22cとがある。正極端子22p及び負極端子22nに、上記直流バスバー6が接続している。交流端子22cには、交流バスバー131が接続している。
制御端子23は、制御回路基板18に接続している。この制御回路基板18によって、半導体素子20をスイッチング動作させている。これにより、正極端子22p及び負極端子22nから供給される直流電力を交流電力に変換し、交流端子22cから出力している。
図6、図7に示すごとく、直流バスバー6には、直流電源8(図9参照)の正電極801と半導体モジュール2との間の電流経路をなす正極バスバー6pと、直流電源8の負電極802と半導体モジュール2との間の電流経路をなす負極バスバー6nとがある。これら正極バスバー6p及び負極バスバー6nは、後述するコンデンサ11の電極板113,114(図3参照)と一体的に形成されている。
また、正極端子22pと負極端子22nとの間に、上記補強リブ53が配されている。上記絶縁層7は、接着層71によって、補強リブ53の表面に接着されている。本例の絶縁層7は、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂からなる。また、補強リブ53は板状に形成されている。直流バスバー6(6p,6n)は、補強リブ53を、該補強リブ53の厚さ方向(Y方向)から挟む位置に設けられている。直流バスバー6は、絶縁層7に接触している。
図5に示すごとく、直流バスバー6は、板状に形成されたバスバー本体部61と、U字状部63と、副板部620と、複数の端子部62(62a〜62c)とを備える。U字状部63は、バスバー本体部61に接続しており、上記第1被加圧壁部51(図3参照)を跨いでいる。
副板部620は、バスバー本体部61に対して平行に配されている。また、端子部62は、半導体モジュール2に接続している。これらバスバー本体部61、U字状部63、副板部620、端子部62は、一枚の金属板によって形成されている。
バスバー本体部61はX方向に延出している。複数の端子部62(62a〜62c)のうち、一部の端子部62aは、バスバー本体部61からY方向に延出している。また、他の一部の端子部62b,62cは、副板部620からY方向に延出している。図7に示すごとく、端子部62は、上記パワー端子22に重ね合わされている。そして、端子部62の端面625と、パワー端子22の先端面220とを溶接してある。
図8に示すごとく、ケース5は、上記被加圧壁部51,52の他に、側壁部55、内壁部56、底壁部57、補強壁部54を備える。ケース5は、金属からなる。また、上記補強リブ53は、ケース5と一体的に形成されている。
第2被加圧壁部52は、内側壁部52aと外側壁部52bとからなる。内側壁部52aには、X方向に貫通した貫通孔520が形成されている。この貫通孔520を、外側壁部52bによって塞いでいる。
補強壁部54は、ケース5の剛性をより高め、ケース5の変形を抑制している。補強壁部54は複数枚、形成されている。図2に示すごとく、Y方向における補強壁部54a,54bの間隔Lは、冷却管30のY方向長さよりも短い。そのため、電力変換装置1を製造する際に、冷却管30をパワー端子22の突出方向(Z方向)に移動して、補強壁部54a,54bの間の隙間Gから、冷却管30をケース5内に入れることはできない。したがって本例では、上記内側壁部52aに上記貫通孔520(図8参照)を形成してある。電力変換装置1の製造時には、冷却管30をX方向に移動して、冷却管30をケース5内に収納するよう構成されている。
図4に示すごとく、X方向に隣り合う2つの冷却管30は、Y方向における両端部にて、連結管17によって連結されている。また、複数の冷却管30のうち、X方向における一方の端部に位置する端部冷却管30aには、冷媒16を導入するための導入管14と、冷媒16を導出する導出管15とが接続している。導入管14から冷媒16を導入すると、冷媒16は連結管17を通って全ての冷却管30を流れ、導出管15から導出する。これにより、半導体モジュール2を冷却している。
また、図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、入力端子12と、出力端子13とを備える。これら入力端子12と出力端子13とは、端子台19上に載置されている。入力端子12は直流電源8(図9参照)に接続され、出力端子13は三相交流モータ81に接続される。
また、図3に示すごとく、本例のコンデンサ11は、コンデンサ素子111と、該コンデンサ素子111を封止する封止部材112と、コンデンサ素子111に接続した電極板113,114とを備える。電極板113,114は、直流バスバー6及び入力端子12と一体に形成されている。
本例の作用効果について説明する。本例では図6、図7に示すごとく、ケース5内に、一対の被加圧壁部51,52を繋ぐ補強リブ53を設けてある。そのため、ケース5の剛性を高めることができ、加圧部材4の加圧力によってケース5が変形することを抑制できる。
また、本例では、補強リブ53を、一対の直流バスバー6の間に設けてある。そして、直流バスバー6と補強リブ53との間に、これらを絶縁する絶縁層7を設けてある。
そのため、外部からの振動によって一対の直流バスバー6(6p,6n)が揺動しても、これらの間に補強リブ53及び絶縁層7を設けてあるため、一対の直流バスバー6(6p,6n)が互いに接触することを防止できる。したがって、従来のように、一対の直流バスバーの間に単に空隙を設けた場合よりも、直流バスバー6p,6n間の間隔を狭くすることができ、直流バスバー6に寄生するインダクタンスを低減することができる。そのため、このインダクタンスが原因となって、半導体素子20のスイッチング動作時に大きなサージが発生することを抑制できる。
また、図5に示すごとく、本例の直流バスバー6は、板状のバスバー本体部61と、該バスバー本体部61に連結し半導体モジュール2に接続した端子部62とを備える。図7に示すごとく、バスバー本体部61と補強リブ53とは、それぞれの厚さ方向が一致するように配されている。そして、バスバー本体部61と絶縁層7と補強リブ53とを上記厚さ方向(Y方向)に積層してある。
そのため、直流バスバー6p,6nが重なり合う面積を増やすことができる。したがって、インダクタンスをより効果的に低減することができる。
また、本例の絶縁層7は、絶縁樹脂からなる。絶縁樹脂は安価であり、耐久性に優れている。また、製造時には、予め形成された絶縁層7を補強リブ53に接着するだけでよいので、容易に製造できる。
また、本例では、補強リブ53を、ケース5と一体的に形成してある。補強リブ53をケース5とは別部材として構成することも可能であるが、この場合、部品点数が増えるという問題が生じる。また、補強リブ53を被加圧壁部51,52に、ボルト等を用いて固定する必要が生じるため、電力変換装置1の製造工数が増加してしまう。これに対して、本例のように、補強リブ53をケース5と一体化すれば、部品点数や製造工数の増加を抑制できる。そのため、電力変換装置1の製造コストを低減することができる。
また、本例では図3に示すごとく、コンデンサ11の電極板113,114と、直流バスバー6とを一体化してある。そのため、部品点数を低減でき、電力変換装置1の製造コストをより低減することができる。
また、図8に示すごとく、本例のケース5は、補強リブ53の他に、複数の補強板54を備える。そのため、ケース5の剛性をより高めることができる。したがって、加圧部材4の加圧力Fによってケース5が変形する不具合を、より効果的に抑制できる。
また、本例では、複数の半導体モジュール2と冷却管30とを積層して構造体10を形成してある。この場合には、構造体10のX方向長さが長くなりやすいため、振動が加わったときに、X方向に直交する向きに、構造体10が揺動しやすくなる。そのため、ばね定数が高い加圧部材4を用いて、構造体10を強く加圧し、構造体10をケース5内にしっかり保持する必要が生じる。したがって、ケース5に加圧部材4の強い加圧力Fが加わりやすくなる。そのため、補強リブ53を設け、ケース5の剛性を高めたことにより得られる効果は大きい。
また、本例の電力変換装置1は、車両に搭載される。そのため、車両の走行に伴って大きな振動が生じやすい。したがって本例のように、一対の直流バスバー6の間に補強リブ53及び絶縁層7を設けて、振動が加わっても直流バスバー6同士が接触しないようにしたことによる効果は大きい。
以上のごとく、本例によれば、ケースの剛性を高めることができ、かつ直流バスバーに寄生するインダクタンスを低減できる電力変換装置を提供することができる。
なお、本例では、絶縁層7として絶縁樹脂を用いているが、本発明はこれに限るものではなく、絶縁紙を用いることもできる。絶縁紙は安価であるため、電力変換装置1の製造コストを低減することができる。
(実施例2)
以下の実施例については、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、絶縁層7を構成する材料を変更した例である。本例の絶縁層7は、絶縁塗料からなる。図10に示すごとく、絶縁層7は、補強リブ53に直接、塗布されており、絶縁層7と補強リブ53の間に接着層71(図7参照)が介在していない。絶縁層7は、補強リブ53全体を被覆している。
本例の作用効果について説明する。絶縁層7として絶縁塗料を用いると、絶縁層7を補強リブ53に直接、塗布できるため、絶縁層7と補強リブ53との間に接着層71を設ける必要がなくなる。そのため、直流バスバー6を補強リブ53により接近させることができる。したがって、一対の直流バスバー6(6p,6n)間の間隔をより狭くすることができ、直流バスバー6に寄生するインダクタンスをより低減することが可能となる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
なお、絶縁塗料の代わりに、熱硬化性樹脂を補強リブ53に直接塗布し、加熱して、硬化させてもよい。この場合にも、接着層71が不要となるため、一対の直流バスバー6(6p,6n)間の間隔をより狭くすることができる。そのため、直流バスバー6に寄生するインダクタンスを低減することができる。
(実施例3)
本例は、直流バスバー6の形状を変更した例である。図11、図12に示すごとく、本例の直流バスバー6は、板状のバスバー本体部61と、該バスバー本体部61に接続したU字状部63とを備える。バスバー本体部61は、その厚さ方向が、パワー端子22の突出方向(Z方向)と一致するように、配されている。本例では、バスバー本体部61を、パワー端子22の先端面220に接触させ、レーザ光線や電子ビーム等を照射することにより、バスバー本体部61とパワー端子22とを溶接してある。バスバー本体部61には、溶接痕610が残っている。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電力変換装置
10 構造体
2 半導体モジュール
20 半導体素子
3 冷却器
4 加圧部材
5 ケース
51,52 被加圧壁部
53 補強リブ
6 直流バスバー
7 絶縁層
8 直流電源
F 加圧力

Claims (6)

  1. 半導体素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、該半導体モジュール(2)を冷却する冷却器(3)とからなる構造体(10)と、
    上記半導体モジュール(2)に接続し、直流電源(8)と上記半導体素子(20)との間における直流電流の経路をなすと共に、互いに対向した一対の直流バスバー(6)と、
    上記構造体(10)及び上記一対の直流バスバー(6)を収納するケース(5)と、
    該ケース(5)に収納され、上記構造体(10)を加圧することにより、該構造体(10)を上記ケース(5)内に固定すると共に、上記半導体モジュール(2)と上記冷却器(3)とを密着させる加圧部材(4)とを備え、
    上記構造体(10)と上記加圧部材(4)と上記一対の直流バスバー(6)とは、上記ケース(5)を構成する壁部のうち互いに対向する一対の被加圧壁部(51,52)の間に介在し、上記加圧部材(4)の加圧力(F)が上記一対の被加圧壁部(51,52)に加わっており、
    上記ケース(5)内に、上記一対の被加圧壁部(51,52)を繋ぐ補強リブ(53)が形成され、
    該補強リブ(53)は、上記一対の直流バスバー(6)の間に設けられ、上記直流バスバー(6)と上記補強リブ(53)との間に、これらを絶縁する絶縁層(7)が介在していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記直流バスバー(6)は、板状のバスバー本体部(61)と、該バスバー本体部(61)に連結し上記半導体モジュール(2)に接続した端子部(62)とを備え、上記補強リブ(53)は板状に形成され、上記バスバー本体部(61)と上記補強リブ(53)とは、それぞれの厚さ方向が一致するように配されており、上記バスバー本体部(61)と上記絶縁層(7)と上記補強リブ(53)とを上記厚さ方向に積層してあることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記補強リブ(53)は、上記ケース(5)と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記絶縁層(7)は絶縁紙からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  5. 上記絶縁層(7)は絶縁塗料からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置(1)。
  6. 上記絶縁層(7)は絶縁樹脂からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置(1)。
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