JP6136760B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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該3個以上の構成ユニットを内側に収容する筐体と、
該筐体内において冷却媒体を流通させる冷媒流路とを備え、
上記3個以上の構成ユニットは、上記冷媒流路に対して少なくとも3方向に隣接して配置されており、
直流電力を交流電力に変換するインバータを備え、上記構成ユニットとして、該インバータの一部を構成する1個又は複数個の半導体モジュールを有する半導体ユニットと、上記半導体モジュールに接続されたコンデンサとを有し、
上記半導体ユニットは、上記半導体モジュールと、該半導体モジュールに接触した冷却器とからなり、
上記冷却器は、上記半導体モジュールを両主面から冷却する複数の冷却管を有し、上記半導体ユニットは、上記半導体モジュールと上記冷却管とを積層してなることを特徴とする電力変換装置にある。
本発明の第2の態様は、電力変換回路の少なくとも一部を構成する3個以上の構成ユニットと、
該3個以上の構成ユニットを内側に収容する筐体と、
該筐体内において冷却媒体を流通させる冷媒流路とを備え、
上記3個以上の構成ユニットは、上記冷媒流路に対して少なくとも3方向に隣接して配置されており、
直流電力を交流電力に変換するインバータを備え、上記構成ユニットとして、該インバータの一部を構成する1個又は複数個の半導体モジュールを有する半導体ユニットと、上記半導体モジュールに接続されたコンデンサとを有し、
上記半導体ユニットは、上記半導体モジュールと、該半導体モジュールに接触した冷却器とからなり、
さらに、上記構成ユニットとして、上記インバータにおける直流入力側に接続されたリアクトルを有し、該リアクトルは、上記冷却器によって冷却されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置にある。
本発明の第3の態様は、電力変換回路の少なくとも一部を構成する3個以上の構成ユニットと、
該3個以上の構成ユニットを内側に収容する筐体と、
該筐体内において冷却媒体を流通させる冷媒流路とを備え、
上記3個以上の構成ユニットは、上記冷媒流路に対して少なくとも3方向に隣接して配置されており、
直流電力を交流電力に変換するインバータを備え、上記構成ユニットとして、該インバータの一部を構成する1個又は複数個の半導体モジュールを有する半導体ユニットと、上記半導体モジュールに接続されたコンデンサとを有し、
上記半導体ユニットは、上記半導体モジュールと、該半導体モジュールに接触した冷却器とからなり、
上記冷却器と上記冷媒流路とは、互いの内部流路が連結されていることを特徴とする電力変換装置にある。
また、半導体モジュールとコンデンサとの間の配線を短くすることができ、低インダクタンス化を実現することができる。
また、インバータとDC−DCコンバータとを一体化して、一つのパワーコントロールユニットを構成することにより、全体としての小型化や、電力配線の短縮に伴う電力ロスの低減を実現することができる。
上記電力変換装置の実施例につき、図1〜図3を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、電力変換回路の少なくとも一部を構成する3個以上の構成ユニット10と、該3個以上の構成ユニット10を内側に収容する筐体11と、該筐体11内において冷却媒体を流通させる冷媒流路12とを備えている。3個以上の構成ユニット10は、冷媒流路12に対して少なくとも3方向に隣接して配置されている。
このように、本例の電力変換装置1は、構成ユニット10として、半導体ユニット2と、コンデンサ3と、DC−DCコンバータ4とを有する。
上記電力変換装置1においては、3個の構成ユニット10(半導体ユニット2、コンデンサ3、DC−DCコンバータ4)が、冷媒流路12に対して3方向に隣接して配置されている。これにより、3個の構成ユニット10を、冷媒流路12に効率的に隣接配置することができる。すなわち、冷媒流路12に対して3方向にそれぞれ存在する空間を有効利用することで、構成ユニット10の配置自由度が向上する。それゆえ、3個以上の構成ユニット10を、所望の位置や姿勢で、冷媒流路12に対して隣接配置させやすくなる。その結果、各構成ユニット10を、冷媒流路12に流れる冷却媒体によって、効率的に冷却することができる。
また、インバータとDC−DCコンバータ4とを一体化して、一つのパワーコントロールユニットを構成することにより、全体としての小型化や、電力配線の短縮に伴う電力ロスの低減を実現することができる。
本例は、図4、図5に示すごとく、電力変換装置1の構成ユニット10として、半導体ユニット2、コンデンサ3、DC−DCコンバータ4の他に、リアクトル6を筐体11内に配置した例である。
そして、リアクトル6も、冷媒流路12に隣接して配置されている。リアクトル6は、半導体ユニット2に対して、縦方向Xにおける冷媒導入管521及び冷媒排出管522と反対側に隣接して配置されている。これにより、リアクトル6は、半導体ユニット2の冷却器5によっても冷却されるよう構成されている。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図6、図7に示すごとく、リアクトル6が、半導体ユニット2の冷却器5に接触配置された電力変換装置1の例である。
本例においては、リアクトル6が、半導体ユニット2における複数の冷却管51のうち、縦方向Xにおける冷媒導入管521及び冷媒排出管522と反対側の端部に配された冷却管51に接触配置されている。
その他は、実施例2と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例2において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図8、図9に示すごとく、リアクトル6を、冷媒流路12におけるコンデンサ3と反対側に配置した電力変換装置1の例である。
すなわち、本例の電力変換装置1は、冷媒流路12が、横方向Yにおいて、コンデンサ3とリアクトル6との間に配置されている。また、実施例1と同様に、冷媒流路12は、高さ方向Zにおいて、半導体ユニット2とDC−DCコンバータ4との間に配置されている。したがって、本例の電力変換装置1は、4つの構成ユニット10(半導体ユニット2、コンデンサ3、DC−DCコンバータ4、及びリアクトル6)が、冷媒流路12に対して4方向に隣接して配置された構造となっている。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図10、図11に示すごとく、構成ユニット10として、2つの半導体ユニット2とコンデンサ3とを備えた電力変換装置1の例である。
本例の電力変換装置1は、例えば、2つの回転電機をそれぞれ駆動するためのインバータを2つ備え、各インバータを構成する半導体ユニット2が、高さ方向Zにおいて、冷媒流路12における互いに反対側の面に隣接して配置されている。各半導体ユニット2は、制御回路基板22を冷媒流路12と反対側に配置している。なお、2つのインバータは1つのコンデンサ3(平滑コンデンサ)を共有している。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図12、図13に示すごとく、構成ユニット10として、2つの半導体ユニット2と、2つのコンデンサ3と、1つのリアクトル6を筐体11内に備えた電力変換装置1の例である。
2つのコンデンサ3は、横方向Yにおいて、冷媒流路12の両側に隣接配置されている。2つのコンデンサ3は、いずれも、ポッティング面331が冷媒流路12に対向するように配置されている。また、各ポッティング面311は、2つの半導体ユニット2にも対向している。
その他は、実施例4と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例4において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例4と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図14、図15に示すごとく、冷却器5と冷媒流路12との互いの内部流路が連結されている電力変換装置1の例である。
本例の電力変換装置1においては、冷却器5の冷媒排出管522と、冷媒流路12の一方の冷媒導排管122とが互いに連結されている。冷媒排出管522と一方の冷媒導排管122との連結部は、連結管13によって連結されている。これにより、冷媒導排管521から冷却器5に導入された冷却媒体は、冷却器5の内部を通過した後、冷媒排出管522から連結管13及び冷媒導排管122を通じて冷媒流路12に導入される。そして、冷却媒体は、冷媒流路12を通過した後、他方の冷媒導排管122から排出される。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、本例においては、冷媒排出管522と冷媒導排管122とを接続したが、冷媒導入管522と冷媒導排管122とを接続してもよい。この場合、冷却媒体は、冷媒流路12を通過した後、冷却器5内を通過することとなる。
本例は、図16〜図18に示すごとく、実施例1の電力変換装置1における構成ユニット10の一つである半導体ユニット2を、複数の半導体素子を内蔵した一つの半導体モジュール200によって構成した例である。
10 構成ユニット
11 筐体
12 冷媒流路
2 半導体ユニット
20 半導体モジュール
3 コンデンサ
4 DC−DCコンバータ
Claims (9)
- 電力変換回路の少なくとも一部を構成する3個以上の構成ユニット(10)と、
該3個以上の構成ユニット(10)を内側に収容する筐体(11)と、
該筐体(11)内において冷却媒体を流通させる冷媒流路(12)とを備え、
上記3個以上の構成ユニット(10)は、上記冷媒流路(12)に対して少なくとも3方向に隣接して配置されており、
直流電力を交流電力に変換するインバータを備え、上記構成ユニット(10)として、該インバータの一部を構成する1個又は複数個の半導体モジュール(20)を有する半導体ユニット(2)と、上記半導体モジュール(20)に接続されたコンデンサ(3)とを有し、
上記半導体ユニット(2)は、上記半導体モジュール(20)と、該半導体モジュール(20)に接触した冷却器(5)とからなり、
上記冷却器(5)は、上記半導体モジュール(20)を両主面から冷却する複数の冷却管(51)を有し、上記半導体ユニット(2)は、上記半導体モジュール(20)と上記冷却管(51)とを積層してなることを特徴とする電力変換装置(1)。 - 上記構成ユニット(10)として、上記インバータにおける直流入力側に接続されたリアクトル(6)を有し、該リアクトル(6)は、上記冷却器(5)によって冷却されるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
- 電力変換回路の少なくとも一部を構成する3個以上の構成ユニット(10)と、
該3個以上の構成ユニット(10)を内側に収容する筐体(11)と、
該筐体(11)内において冷却媒体を流通させる冷媒流路(12)とを備え、
上記3個以上の構成ユニット(10)は、上記冷媒流路(12)に対して少なくとも3方向に隣接して配置されており、
直流電力を交流電力に変換するインバータを備え、上記構成ユニット(10)として、該インバータの一部を構成する1個又は複数個の半導体モジュール(20)を有する半導体ユニット(2)と、上記半導体モジュール(20)に接続されたコンデンサ(3)とを有し、
上記半導体ユニット(2)は、上記半導体モジュール(20)と、該半導体モジュール(20)に接触した冷却器(5)とからなり、
さらに、上記構成ユニット(10)として、上記インバータにおける直流入力側に接続されたリアクトル(6)を有し、該リアクトル(6)は、上記冷却器(5)によって冷却されるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。 - 上記冷却器(5)と上記冷媒流路(12)とは、互いの内部流路が連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
- 電力変換回路の少なくとも一部を構成する3個以上の構成ユニット(10)と、
該3個以上の構成ユニット(10)を内側に収容する筐体(11)と、
該筐体(11)内において冷却媒体を流通させる冷媒流路(12)とを備え、
上記3個以上の構成ユニット(10)は、上記冷媒流路(12)に対して少なくとも3方向に隣接して配置されており、
直流電力を交流電力に変換するインバータを備え、上記構成ユニット(10)として、該インバータの一部を構成する1個又は複数個の半導体モジュール(20)を有する半導体ユニット(2)と、上記半導体モジュール(20)に接続されたコンデンサ(3)とを有し、
上記半導体ユニット(2)は、上記半導体モジュール(20)と、該半導体モジュール(20)に接触した冷却器(5)とからなり、
上記冷却器(5)と上記冷媒流路(12)とは、互いの内部流路が連結されていることを特徴とする電力変換装置(1)。 - 上記冷却器(5)と上記冷媒流路(12)との連結部(13)が、上記筐体(11)の外部に配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電力変換装置(1)。
- 上記コンデンサ(3)は、コンデンサ素子(31)と、開放面(321)を備えると共に上記コンデンサ素子(31)を内側に収容したコンデンサケース(32)と、該コンデンサケース(32)内に充填されて上記コンデンサ素子(31)を封止するポッティング樹脂(33)とからなり、該ポッティング樹脂(33)は、上記コンデンサケース(32)の上記開放面(321)に露出したポッティング面(331)を備え、該ポッティング面(331)が上記冷媒流路(12)に対向していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
- 上記構成ユニット(10)の少なくとも一つは、直流電力を電圧の異なる直流電力に変換するDC−DCコンバータ(4)であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
- 上記半導体ユニット(2)と上記DC−DCコンバータ(4)とは、上記冷媒流路(12)における互いに反対側の面に隣接して配置されていることを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置(1)。
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