JP2017152612A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体モジュール及び発熱電子部品を効果的に冷却することができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】 電力変換装置1は、半導体素子12を内蔵した半導体モジュール11と、半導体モジュール11を冷却する第1冷却器20と、半導体モジュール11の半導体素子12のスイッチング動作に伴って発熱する発熱電子部品31,32,34と、第1冷却器20とは別に設けられた第2冷却器40と、を備え、発熱電子部品31,32,34は、第1冷却器20と第2冷却器40との間に介装され且つ第2冷却器40の冷却面44に接合されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、半導体モジュールを冷却する冷却器を備えた電力変換装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両は、電力変換を行う電力変換装置を搭載している。例えば、下記の特許文献1及び2にはいずれも、半導体素子を内蔵した半導体モジュールを冷却する冷却器を備えた電力変換装置が開示されている。
特許文献1に開示の電力変換装置において、発熱電子部品であるリアクトルが冷却器の流入管(冷媒導入口)と流出管(冷媒排出口)との間の空間に配設されている。
また、下記の特許文献2に開示の電力変換装置において、冷却器(冷却部材)が半導体モジュール(パワーモジュール)と複数のリアクトルとの間の空間に配設されている。このため、半導体モジュール及び複数のリアクトルはともに冷却器によって冷却される。また、複数のリアクトルはいずれもその片面が冷却器に隣接する隔離壁に配置されている。
特開2007−174759号公報 特開2015−180118号公報
特許文献1に開示の電力変換装置の場合、リアクトルは、半導体モジュールのための冷却器を利用して冷却され、また流入管と流出管との間の冷却空気によって冷却されるため冷却効果が不十分である。また、特許文献2に開示の電力変換装置の場合、各リアクトルは隔離壁を介して片面からのみ冷却器によって冷却されるため、各リアクトルの部品全体をバランス良く冷却するのが難しい。
そこで、この種の電力変換装置の設計に際しては、半導体モジュールを冷却する一方で、半導体モジュールに関連するリアクトルのような発熱電子部品をも効果的に冷却する技術が必要になる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、半導体モジュール及び発熱電子部品を効果的に冷却することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
半導体素子(12)を内蔵した半導体モジュール(11)と、
上記半導体モジュールを冷却する第1冷却器(20)と、
上記半導体モジュールの上記半導体素子のスイッチング動作に伴って発熱する発熱電子部品(31,32,33,34)と、
上記第1冷却器(20)とは別に設けられた第2冷却器(40)と、
を備え、
上記第1冷却器と上記第2冷却器との間に介装され且つ上記第2冷却器の冷却面(44)に接合されている、電力変換装置(1,101)にある。
上記電力変換装置によれば、半導体モジュールが第1冷却器によって冷却される一方で、発熱電子部品は第1冷却器と第2冷却器との間に挟まれた状態で冷却される。この場合、発熱電子部品は、第1の面(第2冷却器との対向面)が第2冷却器の冷却面との間での熱交換によって冷却され、且つ第2の面(第1冷却器との対向面)が第1冷却器側の冷却空気との間での熱交換によって冷却される。即ち、発熱電子部品は、異なる2つの面がそれぞれ別の冷却器によって冷却される。このため、発熱電子部品の部品全体を両面からバランス良く冷却することが可能になる。
以上のごとく、上記態様によれば、電力変換装置において、半導体モジュール及び発熱電子部品を効果的に冷却することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1の電力変換装置の概要を示す図。 図1のII−II線矢視断面図。 図1中の半導体積層ユニットを矢印A方向から視た図。 実施形態1の電力変換装置における冷却構造の分解斜視図。 図2のV−V線矢視断面図。 図2のVI−VI線矢視断面図。 図1中の電力変換装置におけるインバータ回路図。 実施形態2の電力変換装置における冷却構造の分解斜視図。
以下、電力変換装置に係る実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書の図面では、特に断わらない限り、半導体積層ユニットにおける半導体モジュール及び冷却管の積層方向である第1方向を矢印Xで示し、半導体積層ユニットにおける半導体モジュールの幅方向及び冷却管の長手方向である第2方向を矢印Yで示し、第1方向及び第2方向の双方と直交する第3方向を矢印Zで示すものとする。
(実施形態1)
実施形態1の電力変換装置1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載され、直流の電源電力を駆動用モータの駆動に必要な交流電力に変換するインバータとして用いられる。
図1及び図2に示されるように、電力変換装置1は、半導体積層ユニット10、制御回路基板30を含む複数の要素を備えている。これら複数の要素はケース2及びカバー3,4によって区画された空間に収容されている。ケース2及びカバー3,4は、軽量且つ高度な寸法精度が要求される自動車部品であり、アルミニウムを使用したアルミダイカスト製法によって作製されている。
半導体積層ユニット10は、複数の半導体モジュール11と、複数の半導体モジュール11を冷却する第1冷却器20と、を備えている。第1冷却器20は、流入管21、流出管22、及び複数の冷却管23を備えている。この第1冷却器20は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた材料からなる。
図3に示されるように、半導体モジュール11は、直流電力を交流電力に変換するIGBT等の半導体素子12を内蔵するとともに、パワー端子13と、複数(図3では5つ)の制御端子14と、を備えている。パワー端子13と制御端子14とは、半導体モジュール11から互いに反対方向に延出している。制御端子14は、制御回路基板30に電気的に接続されている。この制御回路基板30は、半導体モジュール11に供給された直流電力を交流電力に変換するために半導体素子12のスイッチング動作を制御するように構成されている。
半導体積層ユニット10において、第1冷却器20の複数の冷却管23が複数の半導体モジュール11と第1方向Xに交互に積層配置されている。第1冷却器20は、それぞれが冷媒流路23aを構成する複数の冷却管23が第2方向Yを長手方向として互いに隙間24を隔てて積層配置されている。そして、互いに隣接する2つの冷却管23,23の間の隙間24に各半導体モジュール11が介装される。各半導体モジュール11は、隙間24に介装された状態で2つの冷却管23,23によって第1方向Xの両側面から挟持される。複数の冷却管23が積層配置されたこのような第1冷却器20は、「積層型冷却器」とも称呼される。これにより、第1冷却器20において冷却に有効な表面積を増やすのに有効である。
第1冷却器20において、流入管21を通じて流入した冷媒は各冷却管23の冷媒流路23aを流れる。この冷媒流路23aを流れた冷媒は、流出管22を通じて流出する。このとき、各半導体モジュール11は、該半導体モジュール11で生じた熱が2つの冷却管23,23のそれぞれの冷媒流路23aを流れる冷媒側へと移動することによって冷却される。即ち、各半導体モジュール11で生じた熱は、冷媒流路23aを流れる冷媒によって冷却された冷却管23との間での熱伝導によって冷媒側へと放熱される。
また、第1冷却器20の冷媒流路23aに冷媒が流入する流入管21と冷媒流路23aから冷媒が流出する流出管22とが対向する対向空間25に、第2コンデンサ33が配置されている。この第2コンデンサ33は、直流電力を交流電力に変換する変換回路の一部を構成しており、半導体モジュール11の半導体素子12のスイッチング動作に伴って発熱する発熱電子部品である。以下、「発熱電子部品33」ともいう。このため、この第2コンデンサ33は、流入管21及び流出管22のそれぞれを流れる冷媒によって形成された冷却雰囲気に曝されて冷却される。
なお、冷却管23に流す冷媒として、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート(登録商標)等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等を用いることができる。
図2に示されるように、ケース2は、内部空間を仕切る仕切部5を備えている。この仕切部5は、第1方向X及び第2方向Yによって規定される平面に沿って延在するように構成されている。仕切部5は、カバー3に対向する第1表面5aと、カバー4に対向する第2表面5bと、第2表面5bが第1表面5a側へと凹んでなる凹部空間6を備えている。凹部空間6は、カバー7で塞がれこのカバー7が締結部材8によって仕切部5に締結固定されている。
本実施形態では、ケース2の仕切部5を利用して第2冷却器40が構成されている。この第2冷却器40は、第1冷却器20とは別に設けられた冷却器である。ケース2の仕切部5を利用することよって、第2冷却器40の構造を簡素化できる。この第2冷却器40は、第1冷却器20と同様に、アルミニウム等の熱伝導性に優れた材料からなる。
図4に示されるように、仕切部5の凹部空間6は、第2冷却器40において冷媒が流れる冷媒流路43を構成している。第2冷却器40は、いずれも冷媒流路43に連通する流入管41及び流出管42を備えている。この第2冷却器40において、冷媒は流入管41を通じて冷媒流路43に流入し、冷媒流路43を流れた後、冷媒流路43から流出管42を通じて流出する。この場合、仕切部5の第1表面5aは、冷媒流路43を流れる冷媒によって冷却された冷却面44を構成している。
図5に示されるように、第2冷却器40は、冷媒流路43に立設する複数の整流フィン45を備えている。これら複数の整流フィン45は、冷媒流路43において冷媒の流れを整える機能と、冷媒流路43において冷媒との接触面積を増やして冷却効率を向上させる機能と、の両機能を有する。この第2冷却器40において、第1冷却器20の場合と同種の冷媒を用いることができる。
第2冷却器40は、いずれも半導体モジュール11の半導体素子12のスイッチング動作に伴って発熱する発熱電子部品である第1コンデンサ31、第1リアクトル32及び第2リアクトル34を冷却する機能を有する。以下、「発熱電子部品31」、「発熱電子部品32」、「発熱電子部品34」ともいう。この目的のために、3つの発熱電子部品31,32,34は、第3方向Zについて第1冷却器20と第2冷却器40との間に介装され(図4参照)、且ついずれの発熱電子部品31,32,34も第2冷却器40の冷却面44に接合されている(図6参照)。
この接合について、発熱電子部品31,32,34は、第2冷却器40の冷却面44に当接した状態で固定されている。この場合、各発熱電子部品の素子自体が第2冷却器40の冷却面44に当接する形態、各発熱電子部品の素子と第2冷却器40の冷却面44との間に熱伝導性を有する樹脂や放熱シートが介装される形態、各発熱電子部品の素子を収容し且つ熱伝導性を有する収容体が第2冷却器40の冷却面44に当接する形態などを採り得る。これにより、発熱電子部品31,32,34は、冷媒流路43を流れる冷媒との間での熱交換によって冷却される。即ち、発熱電子部品31,32,34で生じた熱は、冷媒流路43を流れる冷媒によって冷却された冷却面44との間での熱伝導によって冷媒側へと放熱される。
また、発熱電子部品31,32,34は、電気仕様上の最高発熱温度(「上側基準温度」ともいう。)Tが互いに異なるように構成されている。本構成では、第2リアクトル34の最高発熱温度Tの高い方から順に、第2リアクトル34、第1リアクトル32、第1コンデンサ31となっている。この最高発熱温度Tの相対的な関係は、電気仕様上の発熱量の相対的な関係に一致する。従って、電気仕様について、第2リアクトル34の最高発熱温度がTa、発熱量がQaであり、第1リアクトル32の最高発熱温度がTb、発熱量がQbであり、第1コンデンサ31の最高発熱温度がTc、発熱量がQcである場合、Ta>Tb>Tcの関係、及びQa>Qb>Qcの関係が成り立つ。
そこで、本実施形態では、第2冷却器40の冷却面44に、冷媒流路43の上流側から下流側にむけて、即ち流入管41に近い方から順に、第2リアクトル34、第1リアクトル32、第1コンデンサ31が配置されている。この場合、最高発熱温度Tの最も高い電子部品である第2リアクトル34が他の電子部品である第1コンデンサ31及び第1リアクトル32よりも冷媒流路43の上流側に配置されている。ここで、冷媒流路43を流れる冷媒の温度は、上流側の方が相対的に高く、下流側に流れるにしたがって低下する。このため、これらの発熱電子部品31,32,34は、冷却効率を高めるためには冷媒流路43における冷媒温度分布にしたがって配置されるのが好ましい。この場合、最高発熱温度Tが最も高い第2リアクトル34は、冷媒流路43の各部位のうち冷却能力の最も高い部位において冷却される。また、最高発熱温度Tが最も低い第1コンデンサ31は、冷媒流路43の各部位のうち冷却能力の最も低い部位において冷却される。
また、図2及び図4が参照されるように、制御回路基板30は、第3方向Zについて第1冷却器20を挟んで発熱電子部品31,32,34とは反対側に配置されている。即ち、制御回路基板30と発熱電子部品31,32,34との間に第1冷却器20が介装されている。
図7に示されるように、電力変換装置1のインバータ回路50において、各半導体モジュール11に内蔵されている半導体素子12のスイッチング動作(オンオフ動作)が制御回路基板30によって制御されることによって、直流電力が交流電力に変換される。
インバータ回路50は、第1昇圧回路51と、第2昇圧回路52と、変換回路53と、を備えている。
第1昇圧回路51は、第1直流電源B1の電圧を昇圧する機能を有する。この機能を達成するために、第1昇圧回路51は、複数の半導体モジュール11のうちの一部の半導体モジュール11aと、第1コンデンサ31と、第1リアクトル32と、を有する。第1コンデンサ31は、ノイズ電圧を除去するためのフィルタコンデンサ31aと、電圧を平滑化するための平滑コンデンサ31bと、によって構成されている。第1リアクトル32は、既知のリアクトルであり、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換するインダクタ(受動素子であるコイル)によって構成されている。
第2昇圧回路52は、第1昇圧回路51に電気的に接続された回路であり、第2直流電源B2の電圧を昇圧する機能を有する。この機能を達成するために、第2昇圧回路52は、複数の半導体モジュール11のうちの一部の半導体モジュール11bと、前記の第2コンデンサ33と、第2リアクトル34と、を有する。第2コンデンサ33は、ノイズ電圧を除去するためのフィルタコンデンサとして構成されている。第2リアクトル34は、第1リアクトル32と同様の構成を有する。
この場合、2つの昇圧回路51,52の一方が主昇圧回路となり他方が従昇圧回路となって、従昇圧回路が必要に応じて主昇圧回路における昇圧をバックアップするように構成されている。2つの直流電源B1,B2のそれぞれとして、バッテリ(電池)やキャパシタを用いることができる。
変換回路53は、2つの昇圧回路51,52の協働によって電圧が昇圧された後の直流電力を交流電力に変換する機能を有する。この機能を達成するために、変換回路53は、複数の半導体モジュール11のうちの残りの半導体モジュール11cを用いて構成されている。この変換回路53で得られた交流電力によって、車両走行用の三相交流モータMが駆動される。
なお、インバータ回路50の更なる詳細な構成及び動作については、例えば特開2015−180118号公報に記載の電力変換器33についての説明が参照される。
次に、実施形態1の電力変換装置1の作用効果について図4を参照しつつ説明する。
この電力変換装置1によれば、半導体モジュール11が第1冷却器20によって冷却される一方で、3つの発熱電子部品31,32,34は、第1冷却器20と第2冷却器40との間に挟まれた状態で冷却される。この場合、発熱電子部品31,32,34は、第1の面(第2冷却器40との対向面)が第2冷却器40の冷却面44との間での熱交換によって冷却され、且つ第2の面(第1冷却器20との対向面)が第1冷却器20側の冷却空気との間での熱交換によって冷却される。即ち、発熱電子部品31,32,34はいずれも、異なる2つの面がそれぞれ別の冷却器によって冷却される。このため、3つの発熱電子部品31,32,34のそれぞれの部品全体を2つの冷却器20,40によって両面からバランス良く冷却することが可能になる。その結果、2つの冷却器20,40を利用して、半導体モジュール11及び発熱電子部品31,32,34を効果的に冷却することができる。
特に、2つの昇圧回路51,52を備えた電力変換装置1の場合、2つの昇圧回路51,52を構成する複数の発熱電子部品によってケース2の内部温度が上昇することが懸念されるが、本実施形態によれば、このような内部温度の上昇を抑えるのに有効である。
上記の電力変換装置1では、第2冷却器40の冷媒流路43の上流側に最高発熱温度Tの最も高い電子部品である第2リアクトル34を配置している。このため、第2リアクトル34を優先的に冷却することができる。特に、第2冷却器40の冷媒流路43の上流側から下流側にむけて発熱電子部品31,32,34を最高発熱温度Tの高い順に配置している。このため、3つの発熱電子部品31,32,34を冷媒流路43における冷媒温度分布にしたがって効率良く冷却することができる。
また、上記の電力変換装置1によれば、2つの昇圧回路51,52を構成するリアクトルのみならず、コンデンサも同様に第1冷却器20と第2冷却器40との間に挟んだ状態で冷却することができる。第1昇圧回路51に第2昇圧回路52を追加した場合、この第2昇圧回路52を構成する第2コンデンサ33を第1冷却器20の流入管21と流出管22との間の冷却空気によって冷却することができる。
また、上記の電力変換装置1によれば、制御回路基板30と発熱電子部品31,32,34との間に第1冷却器20を介在させることによって、発熱電子部品31,32,34を生じた熱を第1冷却器20によって遮断できる。このため、制御回路基板30が発熱電子部品31,32,34から受ける熱的影響を緩和することができる。
また、上記の電力変換装置1によれば、複数の冷却管23が積層配置された第1冷却器20を用いることによって、冷却に有効な表面積を増やしてケース2の内部温度を低く抑えることができる。
(実施形態2)
実施形態2の電力変換装置101は、実施形態1の電力変換装置1に対して、複数の発熱電子部品に配置に関する冷却構造のみが異なる。その他の構成は、実施形態1と同様である。従って、ここでは図8を参照しつつ、冷却構造のみについて説明するものとし、その他の構成についての説明は省略する。また、図8において、図4に示される要素と同一の要素には同一の符号を付している。
いる。
図8に示される電力変換装置101において、4つの発熱電子部品31,32,33,34は、第3方向Zについて第1冷却器20と第2冷却器40との間に介装され、且ついずれの発熱電子部品も第2冷却器40の冷却面44に接合されている。即ち、発熱電子部品(第2コンデンサ)33の位置が、第1冷却器20の対向空間25から第2冷却器40の冷却面44へと変更されている。
発熱電子部品32,34に比べて電気仕様上の最高発熱温度Tが低い発熱電子部品33は、発熱電子部品32,34よりも第2冷却器40の冷媒流路43の下流側に配置されている。また、発熱電子部品33は、発熱電子部品31に比べて最高発熱温度Tが高く、発熱電子部品31よりも第2冷却器40の冷媒流路43の上流側に配置されている。
この実施形態2によれば、実施形態1の場合と同様に、4つの発熱電子部品31,32,33,34のそれぞれの部品全体を2つの冷却器20,40によって両面からバランス良く冷却することが可能になる。その結果、2つの冷却器20,40を利用して、半導体モジュール11及び発熱電子部品31,32,33,34を効果的に冷却することができる。
また、4つの発熱電子部品31,32,33,34を冷媒流路43における冷媒温度分布にしたがって効率良く冷却することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態1では、1つのコンデンサ31と2つのリアクトル32,34が第2冷却器40の冷却面44に接合され、上記の実施形態2では、2つのコンデンサ31,33と2つのリアクトル32,34が第2冷却器40の冷却面44に接合される場合について例示したが、第2冷却器40の冷却面44に接合される発熱電子部品の種類、数は必要に応じて適宜に変更することができる。第2冷却器40の冷却面44に接合される発熱電子部品の数は少なくとも1つであればよい。また、この発熱電子部品として、コンデンサ及びリアクルトル以外の電子部品、例えば半導体や電流センサ等を用いることもできる。
上記の実施形態1,2ではいずれも、2つの昇圧回路51,52を有するインバータ回路50について例示したが、インバータ回路50に含まれる昇圧回路の数は、1つ或いは3つ以上であってもよい。この場合、各昇圧回路を構成する発熱電子部品の中から適宜に選択された電子部品を第1冷却器20と第2冷却器40との間に介装することができる。
第2冷却器40の冷媒流路43に対する複数の発熱電子部品の配置パターンは、上記の実施形態1,2における配置パターンに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
上記の実施形態1,2ではいずれも、制御回路基板30を第3方向Zについて第1冷却器20を挟んで発熱電子部品とは反対側に配置する場合について記載したが、必要に応じてこれとは別の箇所に制御回路基板30を配置することもできる。
上記の実施形態1,2ではいずれも、半導体モジュール11を冷却する第1冷却器20として積層型冷却器を用いる場合について記載したが、これ代えて別の構造の冷却器、例えば第2冷却器40のような構造の冷却器を採用こともできる。
上記の実施形態1,2ではいずれも、ケース2の仕切部5を利用して第2冷却器40を構成する場合について記載したが、ケース2とは別体構造の第2冷却器を採用することもできる。
1,101 電力変換装置
11 半導体モジュール
12 半導体素子
20 第1冷却器
21 流入管
22 流出管
23 冷却管
23a 冷媒流路
25 対向空間
30 制御回路基板
31 第1コンデンサ(発熱電子部品)
32 第1リアクトル(発熱電子部品)
33 第2コンデンサ(発熱電子部品)
34 第2リアクトル(発熱電子部品)
40 第2冷却器
43 冷媒流路
44 冷却面
51 第1昇圧回路
52 第2昇圧回路
B1 第1直流電源
B2 第2直流電源
T,Ta,Tb,Tc 電気仕様上の最高発熱温度

Claims (7)

  1. 半導体素子(12)を内蔵した半導体モジュール(11)と、
    上記半導体モジュールを冷却する第1冷却器(20)と、
    上記半導体モジュールの上記半導体素子のスイッチング動作に伴って発熱する発熱電子部品(31,32,33,34)と、
    上記第1冷却器(20)とは別に設けられた第2冷却器(40)と、
    を備え、
    上記発熱電子部品は、上記第1冷却器と上記第2冷却器との間に介装され且つ上記第2冷却器の冷却面(44)に接合されている、電力変換装置(1,101)。
  2. 第1直流電源(B1)の電圧を昇圧する第1昇圧回路(51)と、上記第1昇圧回路に電気的に接続され第2直流電源(B2)の電圧を昇圧する第2昇圧回路(52)と、を備え、
    上記第1昇圧回路は、第1コンデンサ(31)及び第1リアクトル(32)を有し、上記第2昇圧回路は、第2コンデンサ(33)及び第2リアクトル(34)を有し、
    上記発熱電子部品は、上記第1コンデンサ、上記第1リアクトル、上記第2コンデンサ及び上記第2リアクトルの中から選択された複数の電子部品(31,32,34)によって構成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記複数の電子部品は、電気仕様上の最高発熱温度(T)が互いに異なり、上記最高発熱温度の最も高い電子部品(34)が他の電子部品(31,32)よりも上記第2冷却器の冷媒流路(43)の上流側に配置されている、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記複数の電子部品は、上記第2冷却器の上記冷媒流路の上流側から下流側にむけて上記最高発熱温度の高い方から順に配置されている、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 上記第2コンデンサは、上記第1冷却器の冷媒流路(23a)に冷媒が流入する流入管(21)と上記冷媒流路から冷媒が流出する流出管(22)とが対向する対向空間(25)に配置されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 上記半導体モジュールの上記半導体素子のスイッチング動作を制御する制御回路基板(30)を備え、
    上記制御回路基板は、上記第1冷却器を挟んで上記発熱電子部品とは反対側に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 上記第1冷却器は、それぞれが冷媒流路を構成する複数の冷却管(23)を備え、上記複数の冷却管は、上記半導体モジュールの複数と交互に積層配置されるように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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