JP2007159254A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力コネクタの耐久性を向上することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
【解決手段】電力変換装置1は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュール4と、半導体モジュール4を冷却する冷却器5とを含む主回路部10と、半導体モジュール4の信号端子42に電気的に接続され、半導体モジュール4を制御する制御回路部2と、半導体モジュール4の主電極端子41に接続され、半導体モジュール4に対して電流を入出させるバスバーと、バスバーを介して主電極端子41に接続されたコンデンサとを有するパワー配線部3とを有する。パワー配線部3は、主回路部10の下方に配置してあり、パワー配線部3へ電力を供給するための入力コネクタ6は、少なくともその上端部61が冷却器5の下端部52よりも上方に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールを用いたインバータ装置等の電力変換装置に関する。
例えば、内燃機関と電気モータの両方を駆動源として有するハイブリッド自動車、その他、電気モータを駆動源として備えた自動車等では、直流電力と交流電力との間で双方向変換する大容量のインバータを必要とする。そのため、このインバータを含む電力変換装置が種々開発されてきた。
インバータ回路(電力変換回路)は、IGBT素子等を内蔵した半導体モジュールを用いて構成するが、上記のごとく大容量であるため、発熱量も大きい。そのため、電力変換装置は、上記半導体モジュールを冷却する冷却器を組み込んで構成する。
また、電力変換装置は、半導体モジュールに対して電流を入出させるパワー配線部と、半導体モジュールを制御する制御回路部を有する。
そして、パワー配線部に流れる大電流に起因する電磁ノイズの影響を、制御回路部に与えないようにするために、主回路部を、パワー配線部と制御回路部との間に配置した電力変換装置が開示されている(特許文献1)。
また、制御回路部のメンテナンス等を考慮して、冷却器の上方に制御回路部を配置すると共に、パワー配線部を主回路部の下方に配置することも考えられる。
かかる場合においては、パワー配線部に電力を供給するための入力コネクタをパワー配線部の近くに設置する観点から、通常は、冷却器よりも下方に入力コネクタを配置することとなる。
しかしながら、冷却器よりも下方に入力コネクタを配置すると、上記パワー配線部の熱により入力コネクタの温度が上昇しやすくなる。
また、冷却器よりも下方に入力コネクタを配置した電力変換装置を、車両のエンジンルームに配置したとき、エンジンルームの下部に上記入力コネクタが配置されることとなる。エンジンルームの下部は、種々の部品が密集していると共に、高温の空気が滞留しやすい。そのため、入力コネクタの温度が大きく上昇してしまうおそれがある。
このように、入力コネクタの温度上昇が大きくなると、その温度変化幅が大きくなることとなる。それ故、繰り返しの温度変化によって、相手側のコネクタとの接触部分が金属疲労を起こし、接触抵抗が大きくなりやすい。即ち、入力コネクタの耐久性が低下しやすくなり、寿命が短くなってしまうおそれがある。
特開2005−073374号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、入力コネクタの耐久性を向上することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを含む主回路部と、
上記半導体モジュールの信号端子に電気的に接続され、上記半導体モジュールを制御する制御回路部と、
上記半導体モジュールの主電極端子に接続され、上記半導体モジュールに対して電流を入出させるバスバーと、該バスバーを介して主電極端子に接続されたコンデンサとを有するパワー配線部とを有し、
上記パワー配線部は、上記主回路部の下方に配置してあり、
上記パワー配線部へ電力を供給するための入力コネクタは、少なくともその上端部が上記冷却器の下端部よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置においては、上記パワー配線部が、上記主回路部の下方、即ち冷却器の下方に配置されている。そして、上記入力コネクタは、少なくともその上端部が上記冷却器の下端部よりも上方に配置されている。そのため、発熱量の多い上記パワー配線部の放熱によって高温となった周囲の空気が上昇しても、この高温の空気は上記冷却器によって冷却され、上記入力コネクタにまで高温の空気が達することを抑制することができる。
また、伝熱による熱も冷却器に吸収され、入力コネクタまで達する熱量を抑制することができる。
また、電力変換装置を車両のエンジンルーム等に配置したとき、エンジンルーム等の下部に上記入力コネクタが配置されることを回避することができ、エンジンルーム等の比較的上部位置に入力コネクタを配置することができる。エンジンルームの下部は、種々の部品が密集しており高温の空気が滞留しやすいが、エンジンルームの上部は空気の入れ替りも多く、比較的高温となり難い。そのため、入力コネクタの温度が大きく上昇することを防ぐことができる。
このように、入力コネクタの温度上昇を抑制することができ、その温度変化幅を小さくすることができる。それ故、入力コネクタは、相手側のコネクタとの接触部分における金属疲労が抑制され、接触抵抗の増大を防ぐことができる。これにより、入力コネクタの耐久性を確保することができ、長寿命の入力コネクタとすることができる。
以上のごとく、本発明によれば、入力コネクタの耐久性を向上することができる電力変換装置を提供することができる。
本発明の電力変換装置において、上記パワー配線部におけるバスバーは、例えば三相モータに連結され、また上記入力コネクタに電気的に接続される。そして、パワー配線部は、制御すべき電流を半導体モジュールに入力すると共に半導体モジュールから出力する。また、パワー配線部は、バスバーを介して主電極端子に接続されるコンデンサを含み、該コンデンサとしては、例えば、スナバコンデンサ、平滑コンデンサ、フィルタコンデンサ等がある。
また、上記制御回路部は、上記半導体モジュールの信号端子に接続され、半導体モジュールに対して制御信号を送る。
そして、上記主回路部は、上記半導体モジュールとこれを冷却する冷却器とを含んで構成される。
上記半導体モジュールとしては、1種又は複数種類の半導体素子を用いて構成し、上記主電極端子と信号端子とを設けたものを用いる。この半導体モジュールとしては、後述するごとく、両面冷却タイプ、すなわち、一方の面からだけでなく、これに対向するもう一つの面から冷却できる構造のものが好ましい。
また、上記電力変換装置としては、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等がある。また、上記電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流を生成するのに用いることができる。
また、上記入力コネクタは、上記冷却器に設けた冷媒導入口と冷媒排出口との間に配置していることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記入力コネクタの温度上昇を効果的に抑制することができる。
また、電力変換装置の外形のコンパクト化を容易に行うことができ、エンジンルーム等の省スペース化を図ることができる。
また、上記入力コネクタと制御回路部との間には、導電体からなる遮蔽板が配設されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記入力コネクタやこれに接続された配線等から生じる電磁ノイズによる、制御回路部への影響を防ぐことができる。即ち、入力コネクタや該入力コネクタと上記パワー配線部との間に接続される配線等には、大電流が流れるため、その周囲に電磁ノイズを発生することがある。一方、制御回路部は、電磁ノイズの影響により誤作動を生じやすい部分である。それ故、入力コネクタと制御回路部との間に、上記遮蔽板を配置して、電磁ノイズによる制御回路部への影響を遮断することにより、制御回路部の動作を正常に行わせ、ひいては電力変換装置の正常な動作を確保することができる。
また、上記遮蔽板を設けることによって、入力コネクタに大電流が流れることにより生じる熱が、制御回路部へ移動することを防ぐこともでき、かかる観点からも制御回路部の正常な動作を確保することができる。
また、上記入力コネクタは、上記冷却器の上端部よりも上方に配置されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記入力コネクタの温度上昇を一層効果的に抑制することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置につき、図1〜図6を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1〜図3に示すごとく、以下の主回路部10と制御回路部2とパワー配線部3とを有する。
主回路部10は、図6に示すごとく、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュール4(図5)と、該半導体モジュール4を冷却する冷却器5とを含む。
また、制御回路部2は、半導体モジュール4の信号端子42に電気的に接続され、半導体モジュール4を制御する。
また、パワー配線部3は、半導体モジュール4の主電極端子41に接続され、半導体モジュール4に対して電流を入出させるバスバー(図示略)と、該バスバーを介して主電極端子41に接続されたコンデンサ(図示略)とを有する。
図1〜図3に示すごとく、パワー配線部3は、主回路部10の下方に配置してあり、制御回路部2は、主回路部10の上方に配置されている。
そして、パワー配線部3へ電力を供給するための入力コネクタ6は、少なくともその上端部61が冷却器5の下端部52よりも上方に配置されている。本例においては、入力コネクタ6は、冷却器5の上端部53よりも上方に配置されている。より具体的には、入力コネクタ6が電力変換装置1の本体に固定されている部分における下端部62が、冷却器5の上端部53よりも上方に位置している。
また、図3に示すごとく、入力コネクタ6と制御回路部2との間には、導電体からなる遮蔽板111が配設されている。遮蔽板111は、電力変換装置1の外装ケース11の一部として一体的に形成されている。なお、上記外装ケース11及び遮蔽板111は、アルミニウムからなる。
パワー配線部3におけるバスバーは、三相モータに連結され、また入力コネクタ6に電気的に接続される。そして、パワー配線部3は、入力コネクタ6から入力された制御すべき電流を半導体モジュール4に入力すると共に、制御された電流を半導体モジュール4から三相モータへ出力する。また、パワー配線部3は、バスバーを介して主電極端子41に接続されるコンデンサを含み、該コンデンサとしては、サージ電圧を除去するスナバコンデンサ、断続電流を平滑な直流電流とする平滑コンデンサ、入力電流のリプル成分を除去するフィルタコンデンサ等がある。
また、パワー配線部3と入力コネクタ6とは、図3に示すごとく、略鉛直方向に配設された鉛直バスバー63によって接続されている。
また、制御回路部2は、半導体モジュール4の信号端子42に接続され、半導体モジュール4に対して制御信号を送る。
そして、主回路部10は、図6に示すごとく、半導体モジュール4とこれを冷却する冷却器5とを含んで構成される。
半導体モジュール4としては、1種又は複数種類の半導体素子を用いて構成され、図5に示すごとく、主電極端子41と信号端子42とを設けてなる。即ち、半導体モジュール4は、半導体素子を内蔵したモジュール本体部40と、該モジュール本体部40から突出させた主電極端子41と、該主電極端子41の突出方向と略180度異なる方向へ突出させた上記信号端子42とよりなる。そして、モジュール本体部40は、その主面両面401、402に上記主電極端子41に導通する放熱板451を露出させてある。
冷却器5は、図6に示すごとく、モジュール本体部40を両面から挟持するように配置される一対の冷媒チューブ51を有している。本例では、一対の冷媒チューブ51の間に2つの半導体モジュール4を並べて挟持させている。そして、全体的には、冷媒チューブ51と半導体モジュール4の列とを交互に積層して上記主回路部10を構成している。これにより、すべての半導体モジュール4は、その両面401、402を冷媒チューブ51により挟持された状態となる。
各冷媒チューブ51は、その内部に図示しない冷媒通路を有しており、これに冷却媒体を流通可能に構成してある。また、同図に示すごとく、複数の冷媒チューブ51の両端をそれぞれ連結するように蛇腹パイプ或いはダイアフラム構造のパイプを配置し、2箇所のヘッダ部50を形成してある。また、該2箇所のヘッダ部50の端部には、冷却器5の一方の端部に配された冷媒チューブ51に接続された冷媒導入口541と冷媒排出口542とがそれぞれ設けてある。
そして、冷媒チューブ51内に冷却媒体を流通させることにより、モジュール本体部40を両面401、402から冷却することができる。また、各半導体モジュール4は、上記一対の冷媒チューブ51の長手方向(水平方向)に対して略直角の互いに異なる方向に主電極端子41と信号端子42とがそれぞれ突出するように配置される。即ち、主電極端子41を下方に、信号端子42を上方に、それぞれ突出させる。
これにより、複数の半導体モジュール4と複数の冷媒チューブ51とを配列してなる主回路部10の上面に制御回路部2を、下面にパワー配線部3を、振り分けて配置することが非常に容易となる。
また、図1〜図3に示すごとく、冷媒導入口541と冷媒排出口542とは電力変換装置1の外部に突出しており、入力コネクタ6は、平面視において、冷媒導入口541と冷媒排出口542との間に配置している。また、入力コネクタ6は、その下面に接続口64を形成している。
また、制御回路部2においては、図3、図4に示すごとく、2枚の制御基板211、212が互いの間隔を設けつつ積層配置されている。そして、それぞれの制御基板211、212に制御回路が形成されている。
上記2枚の制御基板211、212は、同一平面上に平行配置された2本の基板固定プレート22に立設された合計6本の二段ボス23に対して、ボルト24によってそれぞれ固定されている。上記二段ボス23は、高さが互いに異なる第1ボス部231と第2ボス部232とを有し、それぞれにネジ孔が切ってある。そして、6箇所の第1ボス部231の上面に一方の制御基板211を載置すると共にボルト24で固定してある。また、6箇所の第2ボス部232の上面に他方の制御基板212を載置すると共にボルト24で固定してある。
このようにして、2段構成の制御回路部2が構成されている。なお、基板固定プレート22と3本の二段ボス23とは、一体品として構成されている。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置1においては、図1〜図3に示すごとく、パワー配線部3が、主回路部10の下方、即ち冷却器5の下方に配置されている。そして、入力コネクタ6は、少なくともその上端部61が冷却器5の下端部52よりも上方に配置されている。そのため、発熱量の多いパワー配線部3の放熱によって高温となった周囲の空気が上昇しても、この高温の空気は冷却器5によって冷却され、入力コネクタ6にまで高温の空気が達することを抑制することができる。
また、伝熱による熱も冷却器5に吸収され、入力コネクタ6まで達する熱量を抑制することができる。
また、電力変換装置1を車両のエンジンルームに配置したとき、エンジンルームの下部に入力コネクタ6が配置されることを回避することができ、エンジンルームの比較的上部位置に入力コネクタ6を配置することができる。エンジンルームの下部は、種々の部品が密集しており高温の空気が滞留しやすいが、エンジンルームの上部は空気の入れ替りも多く、比較的高温となり難い。そのため、入力コネクタ6の温度が大きく上昇することを防ぐことができる。
このように、入力コネクタ6の温度上昇を抑制することができ、その温度変化幅を小さくすることができる。それ故、入力コネクタ6は、相手側のコネクタとの接触部分における金属疲労が抑制され、接触抵抗の増大を防ぐことができる。これにより、入力コネクタ6の耐久性を確保することができ、長寿命の入力コネクタ6とすることができる。
また、特に本例における入力コネクタ6は、冷却器5の上端部53よりも上方に配置されているため、入力コネクタ6の温度上昇を一層効果的に抑制することができる。
また、入力コネクタ6と制御回路部2との間には遮蔽板111が配設されているため、入力コネクタ6やこれに接続された鉛直バスバー63等から生じる電磁ノイズによる、制御回路部2への影響を防ぐことができる。即ち、入力コネクタ6や鉛直バスバー63等には大電流が流れるため、その周囲に電磁ノイズを発生することがある。一方、制御回路部2は、電磁ノイズの影響により誤作動を生じやすい部分である。それ故、入力コネクタ6と制御回路部2との間に、遮蔽板111を配置して、電磁ノイズによる制御回路部2への影響を遮断することにより、制御回路部2の動作を正常に行わせ、ひいては電力変換装置1の正常な動作を確保することができる。
また、遮蔽板111を設けることによって、入力コネクタ6に大電流が流れることにより生じる熱が、制御回路部2へ移動することを防ぐこともでき、かかる観点からも制御回路部2の正常な動作を確保することができる。
また、入力コネクタ6は、冷却器5に設けた冷媒導入口541と冷媒排出口542との間に配置しているため、入力コネクタ6の温度上昇を効果的に抑制することができる。また、電力変換装置1の外形のコンパクト化を容易に行うことができ、エンジンルーム等の省スペース化を図ることができる。
以上のごとく、本例によれば、入力コネクタの耐久性を向上することができる電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図7に示すごとく、実施例1に示した本発明の電力変換装置1の入力コネクタ6の温度変化を計測した例である。
即ち、電力変換装置1を車両に搭載し、所定の走行パターンに従って走行させた。そして、その走行時における、入力コネクタ6の温度変化を逐次計測した。
また、同様の計測を、後述する比較例の電力変換装置9のコネクタ96(図8、図9参照)についても行った。
測定結果を図7に示す。曲線L1が実施例1の電力変換装置1についてのデータを表し、曲線L2が比較例の電力変換装置9についてのデータを表す。
同図より分かるように、実施例1の入力コネクタ6は、比較例の入力コネクタ96に対して、5〜10℃程度、温度を低減することができた。即ち、本発明の入力コネクタ6の配置により、入力コネクタ6の温度上昇を抑制する効果があることが確認された。
(比較例)
本例は、図8、図9に示すごとく、入力コネクタ96を、主回路部90の冷却器95よりも下方に配置した電力変換装置9の例である。
即ち、入力コネクタ96の上端部961は、冷却器95の下端部952よりも下方に配置されている。
なお、主回路部90、制御回路部92、パワー配線部93の構成や配置などは、実施例1と同様である。また、その他の構成についても、基本的には実施例1と同様である。
本例の場合には、冷却器95よりも下方に入力コネクタ96を配置しているため、パワー配線部93の熱が入力コネクタ96に伝わりやすく、入力コネクタ96の温度が上昇しやすくなる。
また、この電力変換装置9を、車両のエンジンルームに配置したとき、エンジンルームの下部に入力コネクタ96が配置されることとなる。エンジンルームの下部は、種々の部品が密集していると共に、高温の空気が滞留していることが多い。そのため、入力コネクタの温度が大きく上昇してしまう。
このように、入力コネクタ96の温度上昇が大きくなると、その温度変化幅が大きくなることとなる。それ故、繰り返しの温度変化によって、相手側のコネクタとの接触部分が金属疲労を起こし、接触抵抗が大きくなりやすくなるおそれがある。即ち、入力コネクタ96の耐久性が低下しやすくなり、寿命が短くなってしまうおそれがある。
実施例1における、電力変換装置の斜視説明図。 実施例1における、電力変換装置の側面説明図。 実施例1における、電力変換装置の一部断面説明図。 実施例1における、制御回路部の斜視図。 実施例1における、半導体モジュールの斜視図。 実施例1における、主回路部の斜視図。 実施例2における、測定結果を示す線図。 比較例における、半導体モジュールの斜視説明図。 比較例における、半導体モジュールの側面説明図。
符号の説明
1 電力変換装置
10 主回路部
2 制御回路部
3 パワー配線部
4 半導体モジュール
41 主電極端子
42 信号端子
5 冷却器
52 下端部
6 入力コネクタ
61 上端部

Claims (4)

  1. 電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを含む主回路部と、
    上記半導体モジュールの信号端子に電気的に接続され、上記半導体モジュールを制御する制御回路部と、
    上記半導体モジュールの主電極端子に接続され、上記半導体モジュールに対して電流を入出させるバスバーと、該バスバーを介して主電極端子に接続されたコンデンサとを有するパワー配線部とを有し、
    上記パワー配線部は、上記主回路部の下方に配置してあり、
    上記パワー配線部へ電力を供給するための入力コネクタは、少なくともその上端部が上記冷却器の下端部よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1において、上記入力コネクタは、上記冷却器に設けた冷媒導入口と冷媒排出口との間に配置していることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2において、上記入力コネクタと制御回路部との間には、導電体からなる遮蔽板が配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記入力コネクタは、上記冷却器の上端部よりも上方に配置されていることを特徴とする電力変換装置。
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