JP2012019993A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄室を開放する際における騒音や振動を十分抑えることができる食器洗浄機を提供する。
【解決手段】食器洗浄機は、洗浄機本体に対して上下移動可能なカバー9を備え、カバー9が最下位置にあるときに洗浄機本体の洗浄室が閉鎖され、カバー9をスプリングの付勢力により上昇させて洗浄室が開放されるようにした食器洗浄機であって、カバー9側に設けられ、カバー9の外側に略水平に突出するロックピン33と、洗浄機本体側に設けられ、カバー9が最下位置にあるときにロックピン33に係合し当該ロックピン33の上昇を阻止するラッチレバー37と、を備え、ラッチレバー37は、ロックピン33への係合を解除する回動時にロックピン33を上方に跳ね上げる跳上部37hを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、食器洗浄機に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載の食器洗浄機が知られている。この食器洗浄機は、上下移動可能なカバーで洗浄室を開閉するタイプのものであり、カバーが最下位置にあるときに洗浄室が閉鎖され、カバーを上方に移動させることで洗浄室が開放される。カバーの上方への移動は、スプリングの引張力によるものであり、洗浄室を閉鎖する場合には、上記スプリングの引張力に抗して手動でカバーを引き下ろし、電磁ロック機構によってカバーを最下位置で係止することになる。そして、電磁ロック機構でカバーの係止を解除することにより、上記スプリングの引張力でカバーが自動的に上昇することになる。
実用新案登録第2605212号公報
しかしながら、このような食器洗浄機では、最下位置で停止したカバーの上昇を開始させるために、ある程度スプリングの荷重設定を強くする必要がある。ところが、スプリングの荷重設定によっては、カバーの上昇スピードが速くなり、カバーが最上位置に到達したときの騒音や振動の原因となってしまう。特許文献1では、カバーの上昇時に制動を加える制動機構によりカバーの上昇スピードを抑える旨提案されているが、騒音や振動の抑制は十分とは言えなかった。
そこで、本発明は、洗浄室を開放する際における騒音や振動を十分抑えることができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
本発明の食器洗浄機は、洗浄機本体に対して上下移動可能なカバーを備え、カバーが最下位置にあるときに洗浄機本体の洗浄室が閉鎖され、カバーをスプリングの付勢力により上昇させて洗浄室が開放されるようにした食器洗浄機であって、カバー側に設けられ、カバーの外側に略水平に突出するロックピンと、洗浄機本体側に設けられ、カバーが最下位置にあるときにロックピンに係合し当該ロックピンの上昇を阻止するラッチレバーと、を備え、ラッチレバーは、ロックピンへの係合を解除する動作時にロックピンを上方に跳ね上げる跳上部を有することを特徴とする。
この食器洗浄機によれば、洗浄室が閉鎖された状態では、カバー側に設けられたロックピンと洗浄機本体側に設けられたラッチレバーとが係合してロックピンの上昇が阻止され、最下位置でカバーの上昇が阻止される。そして、洗浄室を開放する場合には、ラッチレバーが動作してロックピンへの係合が解除されることでロックピンの上昇が許容され、スプリングの付勢力により自動的にカバーが上昇する。ここで、最下位置で停止していたカバーの上昇を開始させるためには、カバーの上昇継続中に比べて更に大きい力が必要であるので、本来であれば、スプリングの荷重設定をある程度大きくする必要がある。ところが、この食器洗浄機によれば、上記のラッチレバーの動作時において、跳上部が、停止していたロックピンを上方に跳ね上げる。よって、カバーの上昇力が跳上部によって補われることになり、スプリングの荷重設定を小さく抑えたとしても、カバーの上昇開始が可能になる。従って、スプリングの荷重設定を抑えることで、カバーの上昇スピードを抑えることができ、その結果、洗浄室を開放する際における騒音や振動を十分抑えることができる。
また、具体的には、ラッチレバーは、ロックピンの突出方向に直交する面内で所定の回動軸周りに回動可能であると共に、回動軸の上方の位置でロックピンに嵌合する嵌合溝を有しており、嵌合溝をロックピンに嵌合させることでロックピンの上昇を阻止すると共に、回動軸周りの回動によりロックピンを嵌合溝から開放してロックピンの上昇を許容し、跳上部は、嵌合溝の下方かつ回動軸の上方において嵌合溝の底から離れる方向に延びており、回動軸周りの回動時には、上縁でロックピンを上方に押し上げることとしてもよい。
この構成によれば、ロックピンは嵌合溝に嵌合されて上昇が阻止される。またラッチレバーが回動することでロックピンが嵌合溝から開放され、ロックピンの上昇が許容される。跳上部は、嵌合溝の下方かつ回動軸の上方で嵌合溝の底から離れる方向に延びているので、ラッチレバーの回動によって跳上部の上縁は上方に移動することになる。従って、ラッチレバーの回動により、ロックピンが嵌合溝から開放されるときに、跳上部の上縁でロックピンを上方に押し上げることができる。
また、跳上部の上縁は、嵌合溝の下側の内壁面に連続して当該嵌合溝の底から離れる方向に略水平面として延在していることとしてもよい。また、跳上部の上縁は、嵌合溝の底から離れるほど高くなるように傾斜していることとしてもよい。跳上部の上縁を上記のように傾斜させれば、ラッチレバーの回動に伴うロックピンの跳ね上げ量が大きくなり、カバーの上昇力を大きく補うことができる。
本発明の食器洗浄機によれば、洗浄室を開放する際における騒音や振動を十分抑えることができる。
本発明に係る食器洗浄機の一実施形態を前面側から見た一部破断斜視図である。 図1の食器洗浄機を背面側から見た斜視図である。 図2の食器洗浄機の電磁ロック装置を示す斜視図である。 図3の電磁ロック装置とカバーのロックピンとの関係を示す背面図である。 図3の電磁ロック装置のラッチレバーの動作とロックピンとの関係を示す背面図である。 図3の電磁ロック装置に適用可能な他のラッチレバーの例を示す背面図である。 図6のラッチレバーの動作とロックピンとの関係を示す背面図である。 ソレノイドを備える電磁ロック装置を示す側面図である。 (a)は、図1の食器洗浄機においてカバーが最下位置にある状態、(b)は、カバーが最上位置にある状態を示す背面図である。 制動装置を拡大して示す斜視図である。 図10の制動装置のレバーと可動ロッドとの関係を示す平面図である。 可動ロッドを示す背面図である。 可動ロッドの他の例を示す背面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る食器洗浄機の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示す食器洗浄機1は、上面に開口部を設けて一定深さの洗浄槽3を形成した洗浄機本体5を備えている。また、上記開口部の背面側の開口縁に案内板7が立設されている。この洗浄機本体5には、下面と背面とを開口した箱型のカバー9が取り付けられている。カバー9の左右の側面の背面側の縁部に縦溝が形成され、洗浄機本体5の案内板7の左右の側縁に軸支したガイドローラが上記縦溝に嵌められることで、カバー9は洗浄機本体5に対して鉛直に上下動可能とされている。
カバー9によって洗浄機本体5の上面の開口部を覆うことにより、カバー9に囲まれた洗浄室11が洗浄機本体5に形成されるようになっている。カバー9が最下位置にあるときに、洗浄機本体5の上面の開口部をカバー9が完全に覆い、洗浄室11が閉鎖される。また、カバー9を上昇させることにより洗浄室11が開放され、洗浄室11への食器の出し入れが可能となる。この洗浄室11内の上部及び下部の位置には、それぞれ洗浄ノズル13とすすぎノズル15とが配設されている。また、上下のノズルの間に、食器収納用ラックを載置可能なラック受台17が装備されている。
カバー9の開閉機構は次のとおりである。洗浄機本体5の案内板7の内面上部側に、コ字形に曲成されたアーム19の基部の両端がブラケット21を介して回動自由に支持されている。このアーム19の両方の屈曲端が、カバー9の左右の内壁に設けられた連結部23にリンク27を介して連結されている。また、アーム19の基部の両端から背面側に一体に突設された係止部材29と洗浄機本体5との間に一対の引張コイルスプリング31が装着されて、アーム19に上方への回動力が与えられている。
カバー9の背面の上部には、外側に略水平方向に突出するロックピン33が設けられている。一方、洗浄機本体5の案内板7の背面上縁部には、図3及び図4に示す電磁ロック装置35が設けられている。なお、図3及び図4は、ともに食器洗浄機1の背面側から見た電磁ロック装置35であり、電磁ロック装置35の背面パネルを取り除いた状態を図示するものである。以下の説明において、「右」、「左」、「時計回り」、「反時計回り」なる語を用いる場合があるが、これは、図4に示すように、食器洗浄機1の背面側から見た場合に対応させるものとする。
図3及び図4に示すように、電磁ロック装置35は、ロックピン33の突出方向に直交する面内に延びる板状のラッチレバー37を有している。また、ラッチレバー37は、ロックピン33の鉛直下方に位置する回動軸39で回動可能に支持されており、回動軸39を中心としてロックピン33の突出方向に直交する面内で回動可能である。また、ラッチレバー37は、傾斜したガイド面37aを上部に有すると共に、そのガイド面37aの下方に位置する嵌合溝37bを有している。嵌合溝37bは、横倒ししたU字状をなし略水平方向に延びている。嵌合溝37bは、回動軸39の鉛直上方に位置しており、ガイド面37aに接触しながら下降したロックピン33に嵌合する。引張コイルスプリング31の引張力によって上昇しようとするロックピン33は、嵌合溝37bに嵌合することで、嵌合溝37bの上側の内壁面37eに下方から当たることになり、ロックピン33の上昇が阻止される。すなわち、嵌合溝37bの上側の内壁面37eは、ロックピン33を引っ掛けるフック部の機能を果たす。
ラッチレバー37は、付勢スプリング41の引張力による時計回りの回動力を受けている。更に、ラッチレバー37の一端がストッパ36に当たることで、当該ラッチレバー37の姿勢が一定に保持される。また、ラッチレバー37の他端には、ワイヤー43がリンク45を介して連結されている。ワイヤー43の他端は、フレームの中を通過して、洗浄機本体5の機械室内に設置されたソレノイド47に連結されている(図9(a)参照)。ソレノイド47の駆動によりワイヤー43が引っ張られると、ラッチレバー37は、付勢スプリング41の引張力に抗して反時計回りに回動する。
開閉機構の上記の構成に基づき、洗浄室11を閉める場合は、ユーザが手動でカバー9前面の取手51(図1参照)を持ち、引き下げる。そうすると、引張コイルスプリング31の引張力に抗してアーム19が下方に回動しカバー9が下降する。そして、カバー9が最下位置に近づくと、ロックピン33が、ラッチレバー37のガイド面37aに当たり付勢スプリング41の弾力に抗して反時計回りにラッチレバー37を回動させつつ下降する。そして、ロックピン33が、嵌合溝37bに対応する高さに到達したところで、ラッチレバー37が回動復帰して嵌合溝37bにロックピン33が嵌まる。これにより、ロックピン33の上昇が阻止され、カバー9が最下位置に固定されて洗浄室11が閉鎖される。
一方、洗浄室11を開ける場合は、引張コイルスプリング31の付勢力を利用して、自動的にカバー9を上昇させることができる。すなわち、ソレノイド47(図9(a)参照)を励磁してワイヤー43を引き込むと、ラッチレバー37が付勢スプリング41の引張力に抗して反時計回りに回動する。そうすると、ロックピン33と嵌合溝37bとの嵌合状態が解除され、ロックピン33の上昇が許容される。そして、引張コイルスプリング31の復元力によってアーム19が上方に回動し、カバー9が自動的に上昇して洗浄機本体の洗浄室11が開放される。上昇したカバー9が最上位置に到達したところで、図示しないストッパ機構によってカバー9が停止する。この洗浄室の開放処理は、例えば、洗浄処理が終了したときに、ソレノイド47がコントロールボックス(図示省略)からの駆動信号を受けて駆動することで、自動的に行われてもよい。
ここで、最下位置で停止しているカバー9の上昇を開始させる際には、カバー9の上昇継続中に比べて更に大きい力が必要である。従って、本来であれば、最下位置からのカバー9の上昇を自動的に開始させるためには、引張コイルスプリング31の荷重設定をある程度大きくする必要がある。ところが、カバー9の上昇継続中にもスプリング31の引張力がカバー9に作用するので、スプリング31の荷重設定によっては、カバー9の上昇スピードが速くなる。そうすると、例えば、カバー9が最上位置に到達したときのストッパ機構との衝突が激しくなり、騒音や振動の原因となってしまう。すなわち、カバー9の自動的な上昇開始を可能とするスプリング31の荷重設定をすれば、カバー9の上昇スピードが速くなる傾向にあり、騒音や振動が発生しやすい。
そこでこの対策として、ラッチレバー37には、図4中に網かけで示す跳上部37hが形成されている。跳上部37hは、嵌合溝37bの下方かつ回動軸39の上方において、嵌合溝37bの底37cから離れる方向(図4の右方向)に略水平に延びて形成されている。跳上部37hは、長方形をなし回動軸39よりも右側に張り出している。また、跳上部37hの上縁面37jは、嵌合溝37bの下側の内壁面37dに連続する略水平面とされている。上縁面37jは、回動軸39よりも右側に張り出しており、嵌合溝37bの上側の内壁面37eに比べても更に右側に張り出している。
以上の構成に基づき、図5(a),(b)に示すように、ロックピン33を開放するためにラッチレバー37が回動すると、跳上部37hの上縁面37jがロックピン33の下部に接触し、回転が進むに従ってロックピン33を上方に押し上げることになる。このように、ラッチレバー37の回動時において、跳上部37hが、停止していたロックピン33を距離d1分だけ上方に跳ね上げるので、カバー9の上昇力が跳上部37hによって補われることになる。よって、引張コイルスプリング31の荷重設定を小さく抑えたとしても、停止状態からのカバー9の上昇開始が可能になる。
従って、引張コイルスプリング31の荷重設定を小さく抑えることができ、カバー9の上昇スピードを抑えることができる。その結果、洗浄室11を開放する際における騒音や振動を十分抑えることができる。また、引張コイルスプリング31の荷重設定が小さくなれば、洗浄室11を閉める際に、取手51の引き下げに要する力が小さくなるので、ユーザの操作負担を軽減することができる。また、跳上部37hは、ラッチレバー37の嵌合溝37bの下方に一体で設けたので、部品点数を増加させることなく、コスト低減の要請に反することもない。
また、上記ラッチレバー37に代えて、図6に示すラッチレバー38を採用してもよい。図6に示すように、ラッチレバー38は、跳上部の形状のみがラッチレバー37と異なっており、ラッチレバー37とそのまま置換して電磁ロック装置35(図3及び図4参照)に取り付けることができる。なおラッチレバー38において、ラッチレバー37と同一又は同等の構成要素については、図面中に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6に示すように、ラッチレバー38の跳上部38hにおいて、跳上部38hの上縁面38jは、嵌合溝37bの下側の内壁面37dから連続して形成されており、嵌合溝37bの底37cから離れるほど(図6の右にいくほど)高くなるように傾斜している。換言すれば、跳上部38hの上縁面38jは、嵌合溝37bの上側の内壁面37eの位置をはみ出して右側に行くほど高くなるように傾斜している。
跳上部38hの上縁面38jを上記のように傾斜させることにより、ラッチレバー38の回動に伴うロックピン33の跳ね上げ量が大きくなり、カバー9の上昇力を大きく補うことができる。すなわち、図7と図5とを比較して判るとおり、ラッチレバー38の回動に伴うロックピン33の跳ね上げ量d2は、ラッチレバー37の回動に伴うロックピン33の跳ね上げ量d1よりも明らかに大きくなる。よって、ラッチレバー38の採用により、引張コイルスプリング31の荷重設定を更に小さくすることができる。そして、カバー9の上昇スピードを更に抑えることができ、その結果、洗浄室11を開放する際における騒音や振動を更に抑えることができる。
また、上記の電磁ロック装置35には、図8に示すようなプッシュソレノイド53を設けてもよい。ソレノイド53は、プランジャ53aを鉛直方向に進退させる構成を有しており、プランジャ53aがロックピン33の直下に位置するようにソレノイド53が配置される。ソレノイド53が励磁されたときには、プランジャ53aが上方に移動することで、プランジャ53aの先端がロックピン33を押し上げる。従って、洗浄室11を開放する際には、ラッチレバーの回動の直後にソレノイド53を励磁させるようにすれば、前述の跳上部37h,38hと同様の作用効果を得ることができる。なお、この場合、ラッチレバーが前述の跳上部37h,38hを有することは必須ではない。このように、ロックピン33を跳ね上げる手段を、プッシュソレノイドのプランジャで構成してもよい。
更に、食器洗浄機1は、カバー9の上昇中に制動を加えるべく、制動機構を備えている。以下、食器洗浄機1が備える制動機構について詳細に説明する。
図2及び図9に示されるように、カバー9の背面側の上縁には、後方に突出された取付板61が設けられており、取付板61には、案内板7の背面側において垂下した可動ロッド63の上端が固着されている。取付板61の下方には、案内板7の背面側に取り付けられた制動装置65が存在しており、可動ロッド63は制動装置65を通過して延びている。
図10及び図11に示すように、制動装置65は、可動ロッド63と交差するように配設されたレバー67を有し、レバー67の一端側は、可動ロッド63に近接した位置に設けられた軸69により回動自由に支持されている。この軸69上には、可動ロッド63が嵌合する円弧形溝を切った含油性樹脂製の溝付きローラ71aが支持されている。また、可動ロッド63を挟んで上記のローラ71aと反対側の位置には、同じく含油性樹脂製の溝付きローラ71bが、レバー67に設けられている。ローラ71bは、上記のローラ71aから上方に芯ずれした位置において軸73により支持されている。
レバー67の他端側と、その上方において突設されたスプリング取付部75の間には、引張コイルスプリング77が装着されている。スプリング77の引張力によりレバー67に軸69を中心とした反時計回りの回動力が付勢されて、芯ずれした溝付きローラ71a,71bが可動ロッド63を抱き込むようになっている。
カバー9が上昇すると、一体的に可動ロッド63が引き上げられる。その可動ロッド63の上昇に伴い、上側の溝付きローラ71bには、レバー67を反時計回りに回動させつつ可動ロッド63に食い込む方向の力が作用する。そうすると、両ローラ71a,71bが可動ロッド63を強く抱き込み、ローラ71a,71bと可動ロッド63との間の抵抗によって、カバー9の上昇に制動が加えられる。一方、カバー9を下降させる場合は、可動ロッド63の下降に伴い上側のローラ71bを押し下げてレバー67を時計回り方向に回動させる力が作用し、それにより両ローラ71a,71b間が開くので、ローラ71a,71bと可動ロッド63との間の抵抗は小さくなる。従って、大きい抵抗を受けることなくカバー9の下降動作が行われる。
ここで、前述したように、最下位置で停止しているカバー9の上昇を開始させるには、カバー9の上昇継続中に比べて大きい力を必要とする。従って、カバー9の上昇開始時には、カバー9の動き始めを妨げないように、上記制動機構の作用は可能な限り小さいことが好ましい。一方、カバー9の上昇継続中には、カバー9の上昇スピードを減速すべく、上記制動機構が上述のとおり作用することが好ましい。
そこで、図12に示すように、断面円形の可動ロッド63は、カバー9上昇の前半期に制動装置65を通過する小径部63aと、カバー9上昇の後半期に制動装置65を通過する大径部63cと、小径部63aと大径部63cとを接続するテーパ部63bと、を備えている。小径部63aは、ローラ71a,71bに接触しない程度に径が小さくされている。大径部63cは、ローラ71a,71bの間に抱き込まれ抵抗が発生する程度に径が大きくされている。カバー9が最下位置にあるとき(洗浄室11が閉じているとき)には、図9(a)に示されるように、小径部63aの上部が制動装置65の位置にある。また、カバー9が最上位置にあるとき(洗浄室11が完全に開いているとき)には、図9(b)に示されるように、大径部63cの下部が制動装置65の位置にある。
また、テーパ部63bは、小径部63aから大径部63cへ、径を連続的に変化させるように形成されたものであり、円錐面を有している。なお、小径部63aに、ローラ71a,71bを接触させないような調整は、スプリング77のバネの強さや取付位置を調整することにより可能である。
この構成によれば、カバー9の上昇開始時を含む上昇の前半期には、可動ロッド63とローラ71a,71bとの間の抵抗はなく、前述の跳上部37h,38hの作用でカバー9の上昇が自動的に開始され、引張コイルスプリング31の引張力によってカバー9が円滑に上昇する。従って、引張コイルスプリング31の荷重設定を過剰に大きくする必要がない。そして、カバー9が最上位置に近づく上昇の後半期には、可動ロッド63とローラ71a,71bとの間の抵抗によりカバー9の上昇スピードが抑えられ、その結果、カバー9が最上位置に到達した際の騒音や振動を抑えることができる。
また、上記可動ロッド63に代えて、図13に示す可動ロッド64を採用してもよい。可動ロッド64は、可動ロッド63とそのまま置換して取付板61に取り付けることができる。可動ロッド64は、カバー9上昇の前半期に制動装置65を通過する小径部64aと、カバー9上昇の後半期に制動装置65を通過するテーパ部64bと、を備えている。小径部64aは、前述の小径部63aと同様の構成を有し、ローラ71a,71bに接触しない程度に径が小さくされている。テーパ部64bは、下方に行くほど徐々に径が大きくなるテーパ形状をなす。
この構成によれば、カバー9が最上位置に近づく上昇の後半期には、可動ロッド63とローラ71a,71bとの間の抵抗が徐々に大きくなる。従って、カバー9上昇の後半期においてカバー9の上昇スピードが抑えられ、その結果、カバー9が最上位置に到達した際の騒音や振動を抑えることができる。また、カバー9上昇の後半期におけるカバー9の制動効果は、徐々に効いてくるので、制動しながらもカバー9の上昇スピードが必要以上に遅くなることを避けることができる。
以上説明した制動機構によれば、カバー9の上昇時に制動を加えて減速させ得るので、洗浄室11を開放する際の騒音や振動を抑えることができる。また、引張コイルスプリング31の荷重設定を小さくすることが可能になり、洗浄室11を閉める際のユーザの操作負担を軽減することができる。また、制動装置65は、案内板7の背面側に外付けできる利点を有する。また、制動動作が回転物である2個の溝付きローラ71a,71bの圧接で行われるので、磨耗が少なく、また、構造的には部品点数が少なくて済む。また、一方の溝付きローラ71aの軸69とレバー67の軸69が兼用されていることから、小形化が図られる。なお、制動力は、引張コイルスプリング77のバネの強さを変えたり、その取付位置を変えたりすることで容易に調整することが可能である。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば実施形態では、引張コイルスプリング31(図1参照)によってカバー9を上昇させる付勢力を発生させているが、この構成に代えて、特開2006−55624号公報に開示されるように、圧縮スプリングで上記付勢力を発生させてもよい。特開2006−55624号公報に開示された食器洗浄機では、カバーの上下動を案内する支柱に上記圧縮スプリングが内蔵されおり、このような構成を採用してもよい。
1…食器洗浄機、5…洗浄機本体、9…カバー、11…洗浄室、31…スプリング、33…ロックピン、37,38…ラッチレバー、37b…嵌合溝、37c…嵌合溝の底、37d…嵌合溝の下側の内壁面、37h,38h…跳上部、37j,38j…跳上部の上縁面、39…回動軸。

Claims (4)

  1. 洗浄機本体に対して上下移動可能なカバーを備え、前記カバーが最下位置にあるときに前記洗浄機本体の洗浄室が閉鎖され、前記カバーをスプリングの付勢力により上昇させて前記洗浄室が開放されるようにした食器洗浄機であって、
    前記カバー側に設けられ、前記カバーの外側に略水平に突出するロックピンと、
    前記洗浄機本体側に設けられ、前記カバーが前記最下位置にあるときに前記ロックピンに係合し当該ロックピンの上昇を阻止するラッチレバーと、を備え、
    前記ラッチレバーは、
    前記ロックピンへの係合を解除する動作時に前記ロックピンを上方に跳ね上げる跳上部を有することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記ラッチレバーは、
    前記ロックピンの突出方向に直交する面内で所定の回動軸周りに回動可能であると共に、
    前記回動軸の上方の位置で前記ロックピンに嵌合する嵌合溝を有しており、
    前記嵌合溝を前記ロックピンに嵌合させることで前記ロックピンの上昇を阻止すると共に、前記回動軸周りの回動により前記ロックピンを前記嵌合溝から開放して前記ロックピンの上昇を許容し、
    前記跳上部は、
    前記嵌合溝の下方かつ前記回動軸の上方において前記嵌合溝の底から離れる方向に延びており、
    前記回動軸周りの回動時には、上縁で前記ロックピンを上方に押し上げることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記跳上部の上縁は、
    前記嵌合溝の下側の内壁面に連続して当該嵌合溝の底から離れる方向に略水平面として延在していることを特徴とする請求項2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記跳上部の上縁は、
    前記嵌合溝の底から離れるほど高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の食器洗浄機。
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