JP2012019019A - テンプレートの製造方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

テンプレートの製造方法および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】転写パターンの不良を低減するテンプレートの製造方法および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】実施の形態のテンプレートの製造方法は、主面11に凹凸を有するパターン130が形成され、パターン130をウエハ4上に形成されたレジスト材5に接触させてパターン130をレジスト材5に転写するインプリント処理に用いるテンプレート1であって、テンプレート1の少なくとも凹部132の底部132aに荷電粒子を打ち込む工程を含む。
【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、テンプレートの製造方法および半導体装置の製造方法に関する。
従来の技術として、高い気体透過度を有する材料から形成されたテンプレートが知られている。
インプリント処理を行う際、テンプレートは、高い気体透過度を有するので、気体の吸収による変形を抑制することができる。しかし、転写パターンの不良が発生する原因は、主に、テンプレートのパターン凹部とレジスト材との間に留まる気体によるレジスト材の充填不足であり、高い気体透過度を有する材料から形成するだけでは、レジスト材の充填不足を解決することは困難であった。
特開2007−536107号公報
本発明の目的は、転写パターンの不良を低減するテンプレートの製造方法および半導体装置の製造方法を提供することにある。
実施の形態のテンプレートの製造方法は、主面に凹凸を有するパターンが形成され、前記パターンを被処理基板上に形成されたレジスト材に接触させて前記パターンを前記レジスト材に転写するインプリント処理に用いるテンプレートであって、前記テンプレートの少なくとも凹部の底部に荷電粒子を打ち込む工程を含む。
図1(a)は、第1の実施の形態に係るテンプレートを主面側から見た概略図であり、(b)は、テンプレートの要部断面図であり、(c)は、テンプレートのパターンの一部を拡大した拡大図である。 図2(a)〜(e)は、第1の実施の形態に係るテンプレートの製造工程を示す要部断面図である。 図3は、第1の実施の形態に係るシリコン基体に打ち込んだ荷電粒子線のシミュレーション結果を示す図である。 図4(a)〜(f)は、第1の実施の形態に係るテンプレートを用いた半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図5(a)は、第2の実施の形態に係るテンプレートに荷電粒子線を打ち込む工程を示す概略図であり、(b)は、テンプレートに形成された脱ガスチャンネルの概略図である。 図6(a)は、第3の実施の形態に係るテンプレートに荷電粒子線を打ち込む工程を示す概略図であり、(b)は、テンプレートに形成されたポーラス層を示す概略図である。
[第1の実施の形態]
(テンプレートの構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係るテンプレートを主面側から見た概略図であり、(b)は、テンプレートの要部断面図であり、(c)は、テンプレートのパターンの一部を拡大した拡大図である。なお、図1(a)においては、パターン部13に形成されるパターンの図示は省略している。また、以下では、パターン部13に形成されるパターン130は、例えば、ラインとスペースが等間隔に並ぶラインアンドスペースパターンとして記載しているが、パターン130の形状はこれに限定されない。
テンプレート1は、例えば、ナノインプリントリソグラフィ法に用いられる。テンプレート1は、例えば、図1(a)に示すように、基板10の主面11側の中央にパターン部13が形成されている。また、テンプレート1は、例えば、パターン部13の周辺である周辺部14に、複数のマークパターン15が形成されている。
基板10は、例えば、後述するレジスト材を硬化させるエネルギー線に対して透明性を有する基板である。基板10は、例えば、シリコン(Si)、酸化シリコン(SiO)またはダイアモンドライクカーボン(DLC:Diamond‐Like Carbon)等が用いられる。本実施の形態における基板10は、酸化シリコン(SiO)である。基板10は、例えば、一辺が300mmの正方形状となる。また、基板10は、厚みが100μmである。
パターン部13は、例えば、図1(b)に示すように、テンプレート1の主面11を彫って形成される。なお、パターン部13は、例えば、主面11に設けられたメサ構造体に形成されても良い。
このパターン部13には、例えば、パターン130が形成されている。パターン130は、例えば、凸部131と凹部132が交互に形成されている。パターン130は、例えば、凸部131および凹部132の幅が同じで、かつ、凸部131と凸部131の間隔、および凹部132と凹部132の間隔が同じとなるラインアンドスペースパターンである。
凹部132は、例えば、底部132aと側部132bを有する。この底部132aには、例えば、複数の脱ガスチャンネル16が形成されている。
脱ガスチャンネル16は、例えば、図1(c)に示すように、テンプレート1の主面11側から裏面12側に貫通する貫通孔である。脱ガスチャンネル16は、凹部132に沿ってさらに複数形成されている。なお、脱ガスチャンネル16は、貫通孔に限定されず、凹部132側に開口する孔であっても良い。
以下に、本実施の形態に係るテンプレートの製造方法について説明する。
(テンプレートの製造方法)
図2(a)〜(e)は、第1の実施の形態に係るテンプレートの製造工程を示す要部断面図である。
まず、図2(a)に示すように、基板10上に、クロム膜20および酸化クロム膜21を順次形成する。
具体的には、まず、真空蒸着法等により、基板10上にクロム膜20を形成する。このクロム膜20は、例えば、厚さが70nmである。続いて、真空蒸着法等により、クロム膜20上に酸化クロム膜21を形成する。酸化クロム膜21は、例えば、厚さが30nmである。
次に、図2(b)に示すように、フォトリソグラフィ法等により、酸化クロム膜21上にレジストパターン22を形成する。このレジストパターン22は、図2(b)に示すように、複数の開口23を有する。
次に、図2(c)に示すように、RIE(Reactive Ion Etching)法等により、レジストパターン22をマスクとして基板10をエッチングする。具体的には、レジストパターン22の複数の開口23に露出する酸化クロム膜21、クロム膜20を順次エッチングする。続いて、エッチングにより複数の開口23に露出する基板10を所望の深さエッチングする。
次に、図2(d)に示すように、荷電粒子線3を基板10に打ち込む。この荷電粒子線3は、例えば、e、H、He、Li、Be、B、C、N、O、F、Ne、Na、Mg、Al、Si、P、S、Cl、Ar、K、Ca、Ti、Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、As、Br、Kr、Mo、I、Xeのうち、少なくとも1種類以上からなる。なお、荷電粒子線3は、例えば、少なくとも1種類の荷電粒子が並進するものである。
ここで、荷電粒子線3は、例えば、He、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガスを用いることが好ましい。また、荷電粒子線3は、例えば、後述するように、Heガス雰囲気中でインプリント処理が行われることから、He以上の原子量を有することが好ましい。また、荷電粒子線3は、例えば、基板10が酸化シリコン等のガラス基板である場合、BおよびAlといった、ガラス基板に含まれる不純物を用いることが好ましい。荷電粒子線3としてガラス基板に含まれる不純物を用いることにより、荷電粒子線3の打ち込みによる透過率の減少を防ぐことができ、また、テンプレート1の強度が増す。
さらに、荷電粒子線3は、例えば、FおよびBr等を含むハロゲン系粒子であるとき、打ち込みによりテンプレート1の主面11が改質され、主面11側のはっ水性が向上する。テンプレート1のはっ水性が向上することにより、テンプレート1とレジスト材との離型性が向上する。ハロゲン系の荷電粒子線3は、例えば、他の荷電粒子線3により脱ガスチャンネル16の形成した後、主面11の改質を目的として浅く打ち込まれても良い。
この荷電粒子線3の打ち込みは、例えば、基板10の主面11の法線方向からレジストパターン22をマスクにして行われ、レジストパターン22の複数の開口23に露出した基板10に打ち込まれる。なお、荷電粒子線3の打ち込みは、例えば、レジストパターン22、酸化クロム膜21およびクロム膜20を除去した後に行われても良い。テンプレート1の複数の凹部132の底部132aには、脱ガスチャンネル16が形成される。この凹部132に脱ガスチャンネル16が形成されることにより、インプリント処理において、硬化したレジスト材とテンプレート1の離型性が向上する。
図3は、第1の実施の形態に係るシリコン基体に打ち込んだ荷電粒子線のシミュレーション結果を示す図である。図3は、荷電粒子線3としてHを加速エネルギー100keVでシリコン基体100に打ち込んだ場合のモンテカルロシミュレーションの結果を示している。このシミュレーションにより、打ち込まれた荷電粒子線3が到達する深さは、例えば、図3に示すように、およそ3.2μmであった。
このシミュレーション結果から、打ち込まれた荷電粒子線3が到達する深さは、例えば、加速エネルギーが1MeVのとき、およそ32μmであり、加速エネルギーが3MeVのとき、およそ100μmであると考えられる。また、別の実験から荷電粒子線3がHeで、加速エネルギーが8MeVである場合、およそ100μmの深さまで到達することが分かった。
以上の結果から、基板10の厚み、および荷電粒子線3の種類等に応じて加速エネルギーを調整して脱ガスチャンネル16の数、および貫通の状態を制御することができることが分かる。ここで貫通の状態とは、例えば、孔の貫通および非貫通を示す。つまり、後述するように、脱ガスチャンネル16は、テンプレート1の凹部132とレジスト材との間に留まるガスを排出するためのものであることから、ガスをテンプレート1の外に排出するだけでなく吸収するだけでも良い。よって、脱ガスチャンネル16は、例えば、貫通孔に限定されず、非貫通孔でも良い。
なお、基板10の厚みによっては、主面11側からの打ち込みだけでなく、裏面12側から荷電粒子線3の打ち込みを行っても良い。荷電粒子線3を裏面12側からも打ち込むことで、低い加速エネルギーで、テンプレート1を貫通する脱ガスチャンネル16を形成することができる。
次に、図2(e)に示すように、クロム膜20、酸化クロム膜21およびレジストパターン22を除去してテンプレート1を得る。なお、脱ガスチャンネル16の形成は、パターン130を形成した後のテンプレート1に荷電粒子線3を打ち込んでも良い。この打ち込みにより、テンプレート1の凸部131にも脱ガスチャンネル16が形成される。この凸部131に形成された脱ガスチャンネル16は、例えば、レジスト材との離型性を向上させ、また、レジスト材の充填速度を向上させる。
以下に、本実施の形態に係るテンプレートを用いた半導体装置の製造方法および半導体装置の製造方法を説明する。
(半導体装置の製造方法)
図4(a)〜(f)は、第1の実施の形態に係るテンプレートを用いた半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。以下に示す半導体装置の製造工程は、レジスト材の充填速度を向上させるため、不活性ガス雰囲気中で行われるものとする。本実施の形態においては、不活性ガスとしてHeガス6を用いる。
まず、図4(a)に示すように、被処理基板としてのウエハ4上にレジスト材5を塗布する。このレジスト材5は、例えば、光硬化性を有する。また、本実施の形態におけるレジスト材5は、例えば、シリコン等の紫外線硬化樹脂である。レジスト材5の塗布は、例えば、インクジェット法によって、液滴を滴下する方法でも良いし、スパッタ法による回転塗布による方法でも良い。なお、このレジスト材5は、例えば、テンプレート1と硬化したレジスト材5との離型性を向上させる離型剤を含有するものとする。
次に、図4(b)に示すように、テンプレート1をレジスト材5に接触させる。この接触の際、テンプレート1は、裏面12側からCDA(Clean Dry Air)等が吹き付けられることにより変形し、中央近傍からレジスト材5に接触するものとする。テンプレート1とレジスト材5を接触させた後、図4(b)に示すように、凹部132とレジスト材5の間には、Heガス6が残存する。
次に、図4(c)に示すように、テンプレート1をレジスト材5にさらに接触させる。凹部132とレジスト材5の間に残存するHeガス6は、図4(c)に示すように、凹部132内の圧力が高くなることにより、脱ガスチャンネル16からテンプレート1の外に排出される。
次に、図4(d)に示すように、テンプレート1とウエハ4との距離が所定の距離になるまでテンプレート1をウエハ4に近づけ、凹部132にレジスト材5を充填させる。
ここで、凹部132とレジスト材5の間に残存するHeガス6は、レジスト材5の充填不良、およびレジスト材5に転写される転写パターンの不良の原因となる。しかし、図4(d)に示すように、テンプレート1には、脱ガスチャンネル16が形成されているので、この脱ガスチャンネル16からHeガス6が排出されるので、凹部132にレジスト材5が隙間なく充填される。
次に、図4(e)に示すように、テンプレート1の裏面12側からレジスト材5に紫外線7を照射し、レジスト材5を硬化させる。
次に、図4(f)に示すように、レジスト材5を硬化させた後、テンプレート1とウエハ4を引き離し、ウエハ4上に転写パターンとしてレジストパターン50を形成する。続いて、周知の工程を経て所望の半導体装置を得る。
次に、テンプレート1を用いたインプリント処理が所定の回数行われた後、テンプレート1内に留まるHeガス6を排出するため、テンプレート1のアニール処理を行う。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、テンプレート1が脱ガスチャンネル16を有することにより、凹部132とレジスト材5の間のHeガス6を排出することができるので、レジスト材5の充填不良に起因する転写パターンの不良を防止することができる。
また、第1の実施の形態によれば、所定の回数使用したテンプレート1をアニール処理することで、テンプレート1内に留まるHeガス6を排出することができるので、充填速度の低下等を防ぐことができ、半導体装置の製造工程におけるスループットが向上する。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、荷電粒子線3の進行方向とテンプレート1の主面11の法線との相対角度がθとなる点で第1の実施の形態と異なっている。ただし、θはゼロではない角度である。なお、以下の各実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成および機能を有する部分については、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
図5(a)は、第2の実施の形態に係るテンプレートに荷電粒子線を打ち込む工程を示す概略図であり、(b)は、テンプレートに形成された脱ガスチャンネルの概略図である。図5(b)に示す点線は、脱ガスチャンネル16を示している。
(テンプレートの製造方法)
まず、複数の凸部131および凹部132が主面11側に形成されたテンプレート1を用意する。
次に、図5(a)に示すように、テンプレート1の主面11の法線との相対角度がθとなる方向から荷電粒子線3をテンプレート1の主面11に打ち込む。続いて、先に打ち込んだ方向とは異なる方向から荷電粒子線3をテンプレート1の主面11に打ち込む。本実施の形態では、例えば、法線を対称軸として相対角度θと対称となる方向から行われる。なお、荷電粒子線3の打ち込みは、角度を変えながら3回以上行われても良い。また、相対角度がθとなるようにテンプレート1を傾けて、荷電粒子線3を打ち込んでも良い。
図5(b)に示すように、荷電粒子線3の打ち込みにより、複数の脱ガスチャンネル16を形成し、テンプレート1を得る。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によれば、角度を変えて荷電粒子線3をテンプレート1に打ち込むので、密度および加速エネルギーが同じで、1つの方向から打ち込む場合と比べて、より多くの脱ガスチャンネル16をテンプレート1に形成することができる。具体的には、凸部131側面にも脱ガスチャンネル16が形成される。テンプレート1は、多くの脱ガスチャンネル16が形成されているので、Heガス6を排出する時間が早くなり、レジスト材5の充填速度が向上する。また、テンプレート1は、凸部131および凹部132に多数の脱ガスチャンネル16が形成されているので、テンプレート1の主面11の表面が改質され、レジスト材5との離型性に優れる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、プラズマドーピング法により、脱ガスチャンネルを形成する点で上記の各実施の形態と異なっている。
図6(a)は、第3の実施の形態に係るテンプレートに荷電粒子線を打ち込む工程を示す概略図であり、(b)は、テンプレートに形成されたポーラス層を示す概略図である。
(テンプレートの製造方法)
まず、複数の凸部131および凹部132が主面11側に形成されたテンプレート1を用意する。
次に、図6(a)に示すように、プラズマドーピング法により、荷電粒子線3を等方的にテンプレート1に打ち込む。このプラズマドーピング法は、例えば、荷電粒子線3がテンプレート1を貫通しない程度の加速エネルギーで行われる。このプラズマドーピング法により、例えば、凹部132の底部132aのみならず、凹部132の側部132bにも脱ガスチャンネル16が形成される。なお、プラズマドーピング法により、荷電粒子線3がランダムな方向からテンプレート1に打ち込まれるが、テンプレート1の裏面12にテンプレート1を支持する図示しない台があるため、裏面12には荷電粒子線3は打ち込まれないものとする。
テンプレート1は、例えば、図6(b)に示すように、プラズマドーピング法によって、主に、主面11側にポーラス層160が形成され、テンプレート1を得る。このポーラス層160は、テンプレート1の主面11から内部に向けて形成された三次元網目構造となる脱ガスチャンネル16からなる。Heガス6は、インプリント処理の際、ポーラス層160の脱ガスチャンネル16に吸収され、レジスト材5は、凹部132に隙間なく充填される。
(第3の実施の形態の効果)
第3の実施の形態によれば、テンプレート1にポーラス層160を形成するので、高い加速エネルギーを用いて貫通孔となる脱ガスチャンネルを形成する場合と比べて、製造コストが低減する。
(実施の形態の効果)
以上説明した実施の形態によれば、転写パターンの不良を低減することができる。また、以上説明した実施の形態によれば、荷電粒子線3の種類、加速エネルギー等を調整することにより、インプリント処理に用いる不活性ガス種に応じて脱ガスチャンネル16の個数、形状等を、制御することができる。
なお、テンプレート1は、例えば、パターン130を形成する前に脱ガスチャンネル16が形成されても良い。また、荷電粒子線3の打ち込みは、透過させたいガスに応じて、荷電粒子線3の種類、荷電粒子線3の打込量、加速エネルギーおよび打ち込みの角度等を変更して行われる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…テンプレート、3…荷電粒子線、5…レジスト材、6…Heガス、10…基板、11…主面、13…パターン部、16…脱ガスチャンネル、22、50…レジストパターン、130…パターン、160…ポーラス層

Claims (5)

  1. 主面に凹凸を有するパターンが形成され、前記パターンを被処理基板上に形成されたレジスト材に接触させて前記パターンを前記レジスト材に転写するインプリント処理に用いるテンプレートであって、
    前記テンプレートの少なくとも凹部の底部に荷電粒子を打ち込む工程を含むテンプレートの製造方法。
  2. 前記荷電粒子は、前記主面の法線に対して傾いた方向から前記テンプレートの凸部の側面に対しても打ち込まれる請求項1に記載のテンプレートの製造方法。
  3. 前記荷電粒子は、プラズマドープ法により前記テンプレートのパターン表面に対して打ち込まれる請求項1に記載のテンプレートの製造方法。
  4. 前記荷電粒子は、ハロゲン系の元素からなる粒子である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテンプレートの製造方法。
  5. 被処理基板上にレジスト材を塗布する工程と、
    主面に凹凸を有するパターンが形成され少なくとも凹部の底部に荷電粒子が打ち込まれたテンプレートを前記レジスト材に接触させ、前記パターンを前記レジスト材に転写する工程と、
    前記パターンが転写された前記レジスト材をマスクとして前記被処理基板を加工する工程を備えた半導体装置の製造方法。
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