JP2009083125A - 機能性膜の製造方法および製造装置 - Google Patents
機能性膜の製造方法および製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009083125A JP2009083125A JP2007252239A JP2007252239A JP2009083125A JP 2009083125 A JP2009083125 A JP 2009083125A JP 2007252239 A JP2007252239 A JP 2007252239A JP 2007252239 A JP2007252239 A JP 2007252239A JP 2009083125 A JP2009083125 A JP 2009083125A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stamper
- functional film
- array
- solution
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
【解決手段】微細な凹部アレイが形成されたスタンパー13に塗布したポリマー樹脂の溶解液16を、前記凹部アレイの凹部15に注入し、前記凹部アレイを前記樹脂ポリマー16に転写することにより、表面に前記凹部アレイの反転型である高アスペクト比構造の微細な凸部アレイが形成された機能性膜を製造する方法において、前記スタンパー13に塗布したポリマー樹脂の溶解液16を前記スタンパー13側に加圧することにより、前記溶解液16を前記スタンパー13の凹部15先端まで注入することを特徴とする機能性膜の製造方法である。
【選択図】図5
Description
[実施例1]
Niからなる金属板に、ダイヤモンドバイトによる切削加工を行い、図3(a)における四角錘の形状部12が底面400μm、高さ1000μm、ピッチ1200μm、先端R10μmである四角錘アレイの形成された原版11を作成した。この原版11にシリコーン樹脂を流し込み硬化させた、図3(c)に示す原版11とは反対形状のスタンパー13を作成した。このスタンパーの気体透過率は6×10−9(mL/(s・m・Pa))であり、ヤング率は0.001(GPa)であった。このスタンパー13の側面周囲にシリコーン樹脂で形成されたスタンパー枠14を設置した。
[実施例2−7]
プレス条件を表1に記載の条件に変更した以外は、実施例1と同様の方法により製造した。
○・・・シャープな凸形状が先端まで形成されており、極めて良好である。
△・・・一部で転写不良が発生しているが、製品として許容できる範囲である。
×・・・転写不良が発生しており、製品として許容できない。
[実施例8−11]
加圧時間を表2に記載の時間に変更し、加圧力を0.5MPaとした以外は、実施例1と同様の方法により、製造した。結果を表2に示す。なお、成形結果は、試験例1と同様の基準で評価を行った。
[実施例12−15]
スタンパーのヤング率を表3に記載されているヤング率とした以外は実施例1と同様の方法により製造した。結果を表3に示す。なお、成形結果は試験例1と同様の基準により評価を行った。
[実施例16−19]
スタンパーの気体透過率を表4に記載されている透過率とした以外は実施例1と同様の方法により製造した。結果を表4に示す。なお、成形結果は試験例1と同様の基準により評価を行った。
[実施例20、21、比較例1−2]
スタンパーをシリコーンゴム、Ni電鋳品とし、プレス条件を表5に記載の条件に変更した以外は、実施例1と同様の方法により製造した。
加圧条件を減圧とした場合についても同様に製造して、転写結果を確認した。
[実施例22]
Niからなる金属板に、ダイヤモンドバイトによる切削加工を行い、図3(a)における四角錘の形状部12が底面400μm、高さ1000μm、ピッチ1200μm、先端R15μmである四角錘アレイの形成された原版11を作成した。この原版11にシリコーンゴムを流し込み硬化させた、図3(c)に示す原版11とは反対形状のスタンパー13を作成した。このスタンパー13の側面にシリコーンゴムで形成されたスタンパー枠14を設置した。
先端Rの大きさを20μm(実施例23)、200μm(実施例24)、1000μm(比較例3)とした以外は、実施例22と同様の方法により製造した。
○・・・皮膚穿刺力100g/本以上
△・・・皮膚穿刺力100g/本より大きく300g/本以下
×・・・皮膚穿刺力300g/本より大きい
Claims (11)
- 微細な凹部アレイが形成されたスタンパーに塗布したポリマー樹脂の溶解液を、前記凹部アレイの凹部に注入し、前記凹部アレイを前記樹脂ポリマーに転写することにより、表面に前記凹部アレイの反転型である高アスペクト比構造の微細な凸部アレイが形成された機能性膜を製造する方法において、
前記スタンパーに塗布したポリマー樹脂の溶解液を前記スタンパー側に加圧することにより、前記溶解液を前記スタンパーの凹部先端まで注入することを特徴とする機能性膜の製造方法。 - 前記機能性膜に形成される微細な凸部アレイの形状は、一辺又は直径が0.1〜1000μmの底面を有し、高さが0.3〜3000μmの角錐型又は円錐型であり、先端の曲率半径Rが300μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の機能性膜の製造方法。
- 前記溶解液を加圧する加圧力は、0.1〜30MPaの範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の機能性膜の製造方法。
- 前記溶解液を加圧している加圧時間は10秒以上であることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の機能性膜の製造方法。
- 前記スタンパーの側面周囲を囲むスタンパー枠を設け、該スタンパー枠を上からプレス板でプレスして前記スタンパー枠内を加圧状態に変化させることにより、前記溶解液を加圧することを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の機能性膜の製造方法。
- 前記スタンパー枠の素材は、ヤング率1GPa以下の弾性素材であることを特徴とする請求項5に記載の機能性膜の製造方法。
- 前記スタンパーの素材は、気体透過性が1×10−12(mL/(s・m・Pa))より大きい素材で構成されていることを特徴とする請求項1から6いずかに記載の機能性膜の製造方法。
- 微細な凹部アレイが形成されたスタンパーに塗布したポリマー樹脂の溶解液を、注入手段により前記凹部アレイの凹部に注入し、前記凹部アレイを前記樹脂ポリマーに転写することにより、表面に前記凹部アレイの反転型である高アスペクト比構造の微細な凸部アレイが形成された機能性膜を製造する装置において、
前記注入手段は、
前記スタンパーの側面を囲んで囲み空間を形成するとともに、外力により弾性可能なスタンパー枠と、
前記スタンパー枠を上から前記スタンパー側にプレスして前記囲み空間の容積を減容することによりスタンパー枠内を加圧状態に変化させるプレス手段と、を備えたことを特徴とする機能性膜の製造装置。 - 前記スタンパーと前記スタンパー枠とは一体成形されていることを特徴とする請求項8に記載の機能性膜の製造装置。
- 前記注入手段には、前記スタンパーを加熱する加熱手段が設けられることを特徴とする請求項8または9に記載の機能性膜の製造装置。
- 前記スタンパーの素材は、気体透過性が1×10−12(mL/(s・m・Pa))より大きい素材で構成されていることを特徴とする請求項8から10いずれかに記載の機能性膜の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007252239A JP2009083125A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 機能性膜の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007252239A JP2009083125A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 機能性膜の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009083125A true JP2009083125A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40657242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007252239A Pending JP2009083125A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 機能性膜の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009083125A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011043086A1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-14 | 株式会社バイオセレンタック | マイクロニードルスタンパーの製造方法 |
WO2011043085A1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-14 | 株式会社バイオセレンタック | マイクロニードルシートのスタンパー及びその製造方法とそれを用いたマイクロニードルの製造方法 |
JP2013028150A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-02-07 | Teijin Chem Ltd | 成形品の成形方法 |
US8609014B2 (en) | 2010-07-07 | 2013-12-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Template manufacturing method, semiconductor device manufacturing method and template |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH068252A (ja) * | 1992-06-24 | 1994-01-18 | Nippon Hikyumen Lens Kk | 樹脂の成形方法、樹脂成型装置および樹脂成形体 |
JP2003285334A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-10-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 微細加工型の製造方法及び微細パターンを有する成形体の製造方法 |
JP2004504718A (ja) * | 2000-07-18 | 2004-02-12 | ナノネックス コーポレーション | 流体圧力インプリント・リソグラフィ |
JP2005132679A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無反射構造を有する光学素子の製造方法、及び当該方法により製造された無反射構造を有する光学素子 |
JP2006264288A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-10-05 | Mitsuboshi Belting Ltd | 針状体の製造方法 |
WO2006121110A1 (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-16 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | 医薬物運搬用器具およびその製造方法 |
JP2007037885A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Naoya Miyano | 経皮性薬剤配送装置及び経皮性薬剤配送方法並びに経皮性薬剤配送装置用針装置の製造方法 |
WO2008062832A1 (fr) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Toppan Printing Co., Ltd. | Matrice à micro-aiguilles et son procédé de production |
-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007252239A patent/JP2009083125A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH068252A (ja) * | 1992-06-24 | 1994-01-18 | Nippon Hikyumen Lens Kk | 樹脂の成形方法、樹脂成型装置および樹脂成形体 |
JP2004504718A (ja) * | 2000-07-18 | 2004-02-12 | ナノネックス コーポレーション | 流体圧力インプリント・リソグラフィ |
JP2003285334A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-10-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 微細加工型の製造方法及び微細パターンを有する成形体の製造方法 |
JP2005132679A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無反射構造を有する光学素子の製造方法、及び当該方法により製造された無反射構造を有する光学素子 |
JP2006264288A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-10-05 | Mitsuboshi Belting Ltd | 針状体の製造方法 |
WO2006121110A1 (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-16 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | 医薬物運搬用器具およびその製造方法 |
JP2007037885A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Naoya Miyano | 経皮性薬剤配送装置及び経皮性薬剤配送方法並びに経皮性薬剤配送装置用針装置の製造方法 |
WO2008062832A1 (fr) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Toppan Printing Co., Ltd. | Matrice à micro-aiguilles et son procédé de production |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011043086A1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-14 | 株式会社バイオセレンタック | マイクロニードルスタンパーの製造方法 |
WO2011043085A1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-14 | 株式会社バイオセレンタック | マイクロニードルシートのスタンパー及びその製造方法とそれを用いたマイクロニードルの製造方法 |
JP2011078618A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Toray Eng Co Ltd | マイクロニードルスタンパーの製造方法 |
JP2011078617A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Toray Eng Co Ltd | マイクロニードルシートのスタンパー及びその製造方法とそれを用いたマイクロニードルの製造方法 |
CN102202724A (zh) * | 2009-10-08 | 2011-09-28 | 株式会社培旺精廉宅 | 微针压模的制造方法 |
US8609014B2 (en) | 2010-07-07 | 2013-12-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Template manufacturing method, semiconductor device manufacturing method and template |
JP2013028150A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-02-07 | Teijin Chem Ltd | 成形品の成形方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6034398B2 (ja) | モールド成形体及び経皮吸収シートの製造方法 | |
JP4885816B2 (ja) | 機能性膜の製造方法および製造装置 | |
JP2009082206A (ja) | 機能性膜の製造方法 | |
JP6038173B2 (ja) | 経皮吸収シートの製造方法 | |
JP2008142183A (ja) | マイクロニードルシート及びその製造方法 | |
JP5980347B2 (ja) | 経皮吸収シートの製造方法 | |
JP2008006178A (ja) | マイクロニードルシートの製造方法及び製造装置 | |
JP4810486B2 (ja) | 高アスペクト比構造を有する機能性膜の製造方法及び製造装置 | |
US20180250851A1 (en) | Manufacturing method of pattern sheet | |
JP6588864B2 (ja) | 経皮吸収シートの製造方法 | |
WO2015174160A1 (ja) | 経皮吸収シートの製造方法および経皮吸収シート | |
JP2009273772A (ja) | マイクロニードルシート並びにその製造方法及び製造装置 | |
WO2017056894A1 (ja) | モールドの作製方法、パターンシートの製造方法、電鋳金型の作製方法、及び電鋳金型を用いたモールドの作製方法 | |
JP2017176460A (ja) | 針状凸部を有するシートの製造方法 | |
US10596361B2 (en) | Transdermal absorption sheet and method of producing the same | |
JP2009241357A (ja) | 機能性シートの製造方法 | |
JP2009083125A (ja) | 機能性膜の製造方法および製造装置 | |
JP2010069242A (ja) | マイクロニードルシート及びその製造方法 | |
JP6691025B2 (ja) | 針状アレイシートの製造方法 | |
WO2017056893A1 (ja) | 集合モールドの作製方法、パターンシートの製造方法、電鋳金型の作製方法、及び電鋳金型を用いた第2モールドの作製方法 | |
JPWO2020067101A1 (ja) | 経皮吸収シートの製造方法 | |
EP3329906A1 (en) | Method of producing transdermal absorption sheet for medical use | |
JP2017213171A (ja) | 凹状パターンモールド、凹状パターンモールドの製造方法、および、パターンシートの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120508 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130205 |