JP2012016947A - インクジェット記録ヘッドとインクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】オリフィス部材に付着したインク滴がカバー構造体の隙間に向かうことを防止する。
【解決手段】インクジェット記録ヘッドは、インクを吐出する吐出孔を有したオリフィス部材と、該オリフィス部材の外周を取囲む周面と前記オリフィス部材の近傍に配置された一端面および他端を有すると共に前記周面に形成されインクの移動を抑制するインク規制部を有する第1のカバー部材と、第1のカバー部材の前記後端に連なって配置された第2のカバー部材とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、インクジェット記録ヘッドとインクジェットプリンタに関する。
インクジェットプリンタの一例では、回転軸を中心に回転するシート搬送ドラムを備えている。記録媒体としてのシートは、前記シート搬送ドラムの周面に保持される。前記シート搬送ドラムの周面に対向してインクジェット記録ヘッドが配置されている。このインクジェット記録ヘッドは、シート搬送ドラムに保持されたシートに向けてインクを吐出することにより、シートに画像を形成する。
インクジェット記録ヘッドの一例は、複数の吐出孔からなるノズル列を有するオリフィス部材と、インクが通る流路形成部材と、オリフィス部材の前記ノズル列を保護する第1のカバー部材と、第2のカバー部材などを備えている。第1のカバー部材と第2のカバー部材とによって、カバー構造体が構成されている。インクジェット記録ヘッドをシート搬送ドラムの周面に対向して配置したインクジェットプリンタでは、オリフィス部材が水平面に対して斜めに傾いた状態でフレームに取付けられることがある。特に、複数のインクジェット記録ヘッドがシート搬送ドラムの周方向に配置されている場合、いくつかのインクジェット記録ヘッドは、オリフィス部材の表面が水平面に対し傾いた姿勢で配置される。
特開平4−368854号公報 特開平6−255099号公報 特開2009−255518号公報
前記インクジェット記録ヘッドの吐出孔から吐出されたインクの一部が、オリフィス部材の表面に残ることがある。前記したようにオリフィス部材が傾いている場合、オリフィス部材の表面に付着したインクが何らかの理由で増加してゆくと、そのインクが表面張力などによって、第1のカバー部材の周面を伝って濡れ上がることがある。
実施形態において、インクジェット記録ヘッドは、インクを吐出する吐出孔を有したオリフィス部材と、前記オリフィス部材の外周を取囲む周面と前記オリフィス部材の近傍に配置された一端面および他端を有すると共に前記周面に形成されインクの移動を抑制するインク規制部を有する第1のカバー部材と、前記第1のカバー部材の前記周面の前記後端に連なって配置された第2のカバー部材とを有する。
第1の実施の形態に係るインクジェットプリンタの内部を模式的に示す側面図。 図1に示されたインクジェットプリンタのインクジェット記録ヘッドの斜視図。 図2中のF3−F3線に沿うインクジェット記録ヘッドの断面図。 図2に示されたインクジェット記録ヘッドとインク滴を模式的に示す側面図。 図1に示されたインクジェットプリンタのヘッドメンテナンス装置の斜視図。 第2の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドの斜視図。 第3の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドの斜視図。 第4の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドの斜視図。 第5の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドの一部の断面図。 第6の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドの一部の断面図。
以下に、第1の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェットプリンタについて、図1から図5を参照して説明する。
図1は、インクジェットプリンタ10を示している。このインクジェットプリンタ10は、筐体11と、シート収容部12と、シート供給機構13と、シート搬送ドラム14と、記録ヘッド部15と、シート排出機構16を備えている。シート収容部12は、記録媒体としての複数のシートSを収容する。シート供給機構13は、送りローラ20と、シート搬送路21と、ゲートローラ22と、押さえローラ23を含んでいる。シート搬送ドラム14は筐体11の内部に収容され、シートSを記録ヘッド部15に向けて搬送するためのシート搬送機構をなしている。
シート搬送ドラム14は、図示しない回転機構によって、軸30を中心に矢印R1で示す方向に一定の周速度で回転する。シート搬送ドラム14の回転方向の位置は、エンコーダ31によって検出される。このシート搬送ドラム14は、シートSを保持するための吸引部35と保持機構36とを備えている。吸引部35は、負圧発生機構(図示せず)に接続されている。吸引部35に発生させた負圧により、シート搬送ドラム14の周面にシートSが吸着される。保持機構36は、シートSの先端を保持する爪部材37と、爪部材37の回転中心である軸部材38とを有している。記録ヘッド部15と押さえローラ23との間に、シート検出センサ40が設けられている。シート搬送ドラム14の周方向の一部には、余剰インクを受容するインク受け部41が配置されている。
本実施形態では、負圧によってシートSをシート搬送ドラム14に固定するが、その代りに、誘電体に電荷を与えることにより、静電吸着力によってシートを固定するように構成されていてもよい。シート排出機構16は、搬送ガイド45と、搬送ローラ46と、排出口47と、排出トレイ48などを含んでいる。
記録ヘッド部15は、カラー印刷のための各色用の複数のインクジェット記録ヘッド51,52,53,54を有している。各インクジェット記録ヘッド51,52,53,54の基本的な構成は互いに共通であるため、以下に第1のインクジェット記録ヘッド51を代表して説明する。
図2はインクジェット記録ヘッド51の斜視図である。図3はインクジェット記録ヘッド51の断面図である。インクジェット記録ヘッド51は、オリフィス部材61と、駆動部材62と、インク室63と、第1のカバー部材(マスクプレート)64とを含んでいる。オリフィス部材61には、複数の吐出孔70からなるノズル列71が形成されている。オリフィス部材61の表面(オリフィス面)61aには、インクの付着を防ぐために撥インク処理が施されている。この撥インク処理により、吐出孔70から出たインクの一部がオリフィス部材61の表面に付着することによって吐出孔70が塞がれることが回避される。第1のカバー部材64は、例えば厚さ300μm前後のステンレス鋼からなる。このカバー部材64は、オリフィス部材61の外周部と駆動部材62の外周を取囲む周面65と、端面(一端面)66と、後端(他端)67とを有している。周面65は、少なくとも、第1の面65aと、第2の面65bと、第3の面65cと、第4の面65dとを含んでいる。端面66はオリフィス部材61の近傍に設けられている。図3に示すように、端面66とオリフィス部材61とは重なり合って配置されている。この第1のカバー部材64によって、オリフィス部材61のノズル列71と駆動部材62が保護されている。
駆動部材62の一例は、印加された電圧に応じて変形するピエゾ素子である。ピエゾ素子に電圧を印加することによってピエゾ素子を変形させ、インクに圧力を加えることにより、インクを吐出孔70から吐出する。インク室63は吐出孔70に連通している。なお、駆動部材として発熱素子が採用されてもよい。発熱素子を用いるインクジェット記録ヘッドは、発熱素子によってインクを加熱する。インクが気化することによって発生する泡の圧力で吐出孔からインクが吐出される。
このインクジェット記録ヘッド51は、第2のカバー部材(トップカバー)75を有している。第2のカバー部材75は、第1のカバー部材64の後端67に連なって配置されている。これら第1のカバー部材64と第2のカバー部材75とによって、カバー構造体76が構成されている。第1のカバー部材64の後端67と第2のカバー部材75の縁75aとの間に、僅かな隙間Gが存在していることがある。
第2のカバー部材75の内側に、回路部品が実装された回路基板80と、フレキシブル配線板81と、インク移送チューブ82と、インクフィルタ83が収容されている。インク移送チューブ82は、インク室63に連通している。回路基板80は、図示しない電源回路に接続され、駆動部材62を駆動するための電流を駆動部材62に供給する。
インクジェット記録ヘッド51,52,53,54は、シート搬送ドラム14の周面に沿って、フレーム55(図1に示す)に取付けられている。このため各インクジェット記録ヘッド51,52,53,54は、水平面L(図1に示す)に対し斜めの姿勢で配置されている。しかも各インクジェット記録ヘッド51,52,53,54の傾きは互いに異なっている。
例えば第1のインクジェット記録ヘッド51は、図4に示すように、水平面Lに対して傾いた姿勢で配置されている。その場合、オリフィス部材61の表面61aは真下を向かない。すなわちオリフィス部材61の表面61aが水平面Lに対して傾いている。この場合、オリフィス部材61の吐出孔70から吐出されたインク滴85の一部が、インクの吐出を止めたのちオリフィス部材61の表面61aに付着していることがある。そして何らかの原因でオリフィス部材61の表面61aにインク滴85が溜まりだすと、インク滴85の一部が第1のカバー部材64の端面66に付着し、さらに第1のカバー部材64の周面65を濡れ上がることがある。なんらかの対策を講じないと、周面65を上昇したインクの一部が、カバー構造体76の隙間Gからカバー構造体76の内側に入るおそれがある。
そこで本実施形態のインクジェット記録ヘッド51では、第1のカバー部材64の周面65にインク規制部90を設けている。インク規制部90はインクの移動を抑制する機能を有している。インク規制部90の一例は、第1のカバー部材64の周面65に形成された撥インク処理面91である。撥インク処理面91は、第1のカバー部材64の周面65の全体のうちの上部、すなわちオリフィス部材61から遠い側に、高さH(図3に示す)にわたって形成されている。本実施形態の撥インク処理面91は、第1のカバー部材64の周面65を構成する4つの面65a,65b,65c,65dにわたって途切れることなく連続している。
撥インク処理面91は、例えばポリフッ化エチレン(polyfluoroethylene)系、あるいはシリコーン系の撥水性樹脂を、ステンレス鋼製の第1のカバー部材64の表面に塗布または蒸着させることにより形成される。撥インク処理面91は油性あるいは水性のインクをはじくことができる。撥インク処理面91に対するインクの接触角θ(図4に示す)は、第1のカバー部材64の母材(例えばステンレス鋼板)に対するインクの接触角よりも大きな値をとる。水平面Lに対してオリフィス部材61が傾いているインクジェット記録ヘッド51において、第1のカバー部材64の端面66にインク滴85が溜まったとしても、そのインク滴85が隙間Gに向かって上昇することが撥インク処理面91によって抑制される。
図5は、ヘッドメンテナンス機構100を示している。ヘッドメンテナンス機構100は、オリフィス部材61と第1のカバー部材64に付着したインク滴85を除去する。このヘッドメンテナンス機構100によってインクジェット記録ヘッド51のクリーニングを行なう場合、インクジェット記録ヘッド51を、フレーム55と共にシート搬送ドラム14から離す方向に移動させる。
ヘッドメンテナンス機構100は、第1のカバー部材64を覆うことができるキャップ部材101と、吸引装置102と、ブレード部材103とを備えている。キャップ部材101は、キャップ駆動機構110によって、図5に矢印M1で示す方向に移動可能である。このキャップ部材101は、オリフィス部材61を覆う位置と、オリフィス部材61を露出させる位置とにわたって移動する。
ブレード部材103は、図示しない駆動機構によって、矢印M2で示す方向に移動することにより、オリフィス部材61の表面61aと第1のカバー部材64の端面66を拭う。オリフィス部材61と第1のカバー部材64に付着したインク滴85は、吸引装置102によって吸引され、廃インクタンク111に送られる。
以下に、前記インクジェットプリンタ10による印刷プロセスの概略について説明する。
図1に示すように、シート供給機構13によってシートSをシート搬送ドラム14の吸引部35へ搬送する。搬送されたシートSの先端が保持機構36によって保持されるとともに、このシートSが吸引部35に吸着される。こうしてシートSがシート搬送ドラム14の周面に固定される。シート搬送ドラム14に吸着したシートSは、シート搬送ドラム14が回転する方向R1にシート搬送ドラム14と共に移動する。記録ヘッド部15は、シート搬送ドラム14に保持されたシートSに向けてインクを吐出することにより、シートS上に画像を形成する。
例えばカラー印刷の場合、シート搬送ドラム14に保持されたシートSが第1のインクジェット記録ヘッド51に到達すると、第1のインクが第1のインクジェット記録ヘッド51からシートSに向けて吐出される。シートSはシート搬送ドラム14に吸着したまま回転し、第2のインクジェット記録ヘッド52に到達する。そうすると、第2のインクが第2のインクジェット記録ヘッド52からシートSに向けて吐出される。さらにシート搬送ドラム14が回転することにより、第3のインクが第3のインクジェット記録ヘッド53からシートSに吐出される。さらにシート搬送ドラム14が回転することにより、第4のインクが第4のインクジェット記録ヘッド54からシートSに吐出される。こうしてシート搬送ドラム14が複数回転する間に、シートSにカラー画像が形成される。すなわちこのインクジェットプリンタ10は、ラインヘッド形のマルチパス方式によりカラー印刷をなす。
本実施の形態のように、シート搬送ドラム14の周方向に複数のインクジェット記録ヘッド51〜54が配置されたインクジェットプリンタ10は、シート搬送ドラム14とインクジェット記録ヘッド51〜54との位置精度を正確に規制することが比較的容易である。このため高精度のカラー画像を形成しやすく、構造も比較的簡単であり、高精度の画像を高速で形成できるという長所がある。
しかもインクジェット記録ヘッド51〜54に、撥インク処理面91を有するインク規制部90が設けられている。このため、水平面Lに対して傾いた姿勢で取付けられたインクジェット記録ヘッド51〜54のオリフィス部材61に付着したインク滴85がカバー構造体76の隙間Gに向かうことを阻止できる。つまり、隙間Gからカバー構造体76の内部にインク滴85が侵入することを防止できる。このためカバー構造体76の内側に収容されている回路基板80やインクフィルタ83あるいは接着部などがインクによって汚されてしまうことが回避され、信頼性の高いインクジェット記録ヘッド51を提供することができる。
図6は、第2の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド51Aを示している。この実施形態の場合、傾いた姿勢で配置されたインクジェット記録ヘッド51Aの第1のカバー部材64の周面65のうち、低い方の面65aにのみ撥インク処理面91が形成されている。この構成によれば、撥インク処理面91の面積が第1の実施の形態のインクジェット記録ヘッド51の撥インク処理面91の面積の約半分で済むため、撥インク処理に要するコストを下げることができる。それ以外の構成と作用について、このインクジェット記録ヘッド51Aは、第1の実施の形態のインクジェット記録ヘッド51と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図7は、第3の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド51Bを示している。このインクジェット記録ヘッド51Bは、合成樹脂性の第1のカバー部材64の周面65に、インク規制部90として、溝120が形成されている。溝120は、第1のカバー部材64の周面65を構成する各面65a,65b,65c,65dにわたって連続している。このインクジェット記録ヘッド51Bでは、オリフィス部材61の表面61aに付着したインク滴が、カバー構造体76の隙間Gに向かうと、そのインク滴が溝120に入るため、隙間Gに達することが回避される。溝120は、第1のカバー部材64の周面65のうちの一部(低い側の面65a)のみに設けられていてもよい。それ以外の構成と作用について、このインクジェット記録ヘッド51Bは、第1の実施の形態のインクジェット記録ヘッド51と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図8は、第4の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド51Cを示している。このインクジェット記録ヘッド51Cは、第1のカバー部材64の周面65に、インク規制部90として、突条130が形成されている。突条130は、第1のカバー部材64の周面65を構成する各面65a,65b,65c,65dにわたって連続している。このインクジェット記録ヘッド51Cでは、オリフィス部材61の表面61aに付着したインク滴が、カバー構造体76の隙間Gに向かうと、インク滴の移動が突条130によって阻止されるため、インク滴が隙間Gに達することが回避される。突条130は、第1のカバー部材64の周面65のうちの一部(低い側の面65a)に設けられていてもよい。それ以外の構成と作用について、このインクジェット記録ヘッド51Cは、第1の実施の形態のインクジェット記録ヘッド51と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図9は、第5の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド51Dの一部を示している。このインクジェット記録ヘッド51Dは、第1のカバー部材64の周面65に、インク規制部90として、溝120と突条130が形成されている。突条130は、溝120の上側に形成されている。このインクジェット記録ヘッド51Dでは、オリフィス部材61の表面61aに付着したインク滴が上方に向かうと、インク滴が溝120に入るとともに、インク滴の移動が突条130によって阻止される。このためインク滴が隙間Gに達することをさらに効果的に防止できる。それ以外の構成と作用について、このインクジェット記録ヘッド51Dは、第1の実施の形態のインクジェット記録ヘッド51と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図10は、第6の実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド51Eの一部を示している。このインクジェット記録ヘッド51Eは、第1のカバー部材64の周面65に、インク規制部90として、溝120と突条140が形成されている。しかも突条140の先端140aが下方を向いている。このためオリフィス部材61の表面61aに付着したインク滴の上方への移動を、突条140によってさらに効果的に阻止することができる。それ以外の構成と作用について、このインクジェット記録ヘッド51Eは、第5の実施の形態のインクジェット記録ヘッド51Dと共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
以上説明したように、前記各実施の形態のインクジェット記録ヘッドによれば、オリフィス部材61に付着したインク滴85がカバー構造体76の隙間Gに向かうことをインク規制部90によって防止できる。このため、吐出孔70からインクを吐出したときに生じるインクミストや、ヘッドメンテナンスのワイピングなどで拭き残されたインク滴が、オリフィス部材61の表面61aや第1のカバー部材64の端面66に溜まったとしても、インクの表面張力によって側壁を伝うように濡れ上がることが回避される。よって、インクがカバー構造体76の内部に侵入することを回避でき、内部の部品や接着部などを汚すことを防止できる。このため、シート搬送ドラムの周面に沿って配置されるインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェットプリンタの信頼性を高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したがこれらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…インクジェットプリンタ、14…シート搬送ドラム、51,51A,51B,51C,51D,51E…インクジェット記録ヘッド、61…オリフィス部材、64…第1のカバー部材、65…周面、66…端面、67…後端、70…吐出孔、75…第2のカバー部材、76…カバー構造体、90…インク規制部、91…撥インク処理面、100…ヘッドメンテナンス機構、120…溝、130…突条、140…突条。

Claims (8)

  1. インクを吐出する吐出孔を有したオリフィス部材と、
    前記オリフィス部材の外周を取囲む周面と前記オリフィス部材の近傍に配置された一端面および他端を有すると共に前記周面に形成されインクの移動を抑制するインク規制部を有する第1のカバー部材と、
    前記第1のカバー部材の前記周面の前記後端に連なって配置された第2のカバー部材とを有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記インク規制部が、撥インク処理面を備えていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記インク規制部が、前記第1のカバー部材の前記周面の全周にわたり連続して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 筐体の内部でシートを保持した状態で回転できるよう構成されたシート搬送ドラムを有するシート搬送機構と、
    インクを吐出する吐出孔を有したオリフィス部材と前記オリフィス部材の外周を取囲む周面と前記オリフィス部材の近傍に配置された一端面および他端を有すると共に前記周面に形成されインクの移動を抑制するインク規制部を有する第1のカバー部材と前記第1のカバー部材の前記周面の前記後端に連なって配置された第2のカバー部材とを有し前記シートにインクを吐出するインクジェット記録ヘッドと、
    インクを吐出することにより画像が形成された前記シートを前記シート搬送ドラムから取出す排出機構と、
    を具備したことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. シート搬送ドラムへシートを搬送し、
    前記シート搬送ドラムに前記シートを保持させた状態で前記シート搬送ドラムを回転させ、
    インクを吐出する吐出孔を有したオリフィス部材と前記オリフィス部材の外周を取囲む周面と前記オリフィス部材の近傍に配置された一端面および他端を有すると共に前記周面に形成されインクの移動を抑制するインク規制部を有する第1のカバー部材と前記第1のカバー部材の前記周面の前記後端に連なって配置された第2のカバー部材とを有するインクジェット記録ヘッドから前記シートにインクを吐出し、
    インクを吐出することにより画像が形成された前記シートを前記シート搬送ドラムから取出すことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  6. 前記インクジェット記録ヘッドの前記オリフィス部材は、前記シート搬送ドラムの周面に対向して水平面に対し傾いた姿勢でインクを吐出することを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記インク規制部が、前記第1のカバー部材の前記周面の全周にわたり連続して形成されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記インク規制部が、撥インク処理面を備えていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
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