JP2012004171A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体素子の温度勾配を低減するとともに、半導体装置における放熱性能を向上すること。
【解決手段】電気回路に実装されるIGBT(半導体素子)11と、電気回路100に形成されIGBT11との間で電気的に接続される回路パターン21と、IGBT11と回路パターン21との間に介在して両者を電気的に接続する接続層30と、を備える。接続層30は、IGBT11と回路パターン21とを機械的に接合するはんだ層32と、駆動時に温度が最大になるIGBT11の一部に臨んで設けられはんだ層32と比較して電気抵抗が高いダイオード31と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体素子が実装される半導体装置に関するものである。
従来から、半導体素子の発熱を放熱するためのヒートシンクを備える半導体装置が用いられている。
特許文献1には、ヒートシンクにおける半導体素子に対向する部分の熱抵抗を、その周囲部分の熱抵抗よりも高くなるように設定した電子基板が開示されている。この電子基板では、ヒートシンク自体における半導体素子の発熱の分散性を高め、ヒートシンクの温度勾配を低減している。
特開2009−188329号公報
しかしながら、引用文献1に記載の電子基板では、ヒートシンクにおける半導体素子に対向する部分の熱抵抗が大きくなるように設定している。この場合、もともと熱抵抗が高い半導体素子中心近傍の熱流路の熱抵抗が高く設定されるため、半導体素子から放熱されにくくなり、半導体素子の温度が上昇するおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、半導体装置における放熱性能を確保しつつ半導体素子の温度勾配を低減することを目的とする。
本発明の半導体装置は、電気回路に実装される半導体素子と、電気回路に形成され半導体素子との間で電気的に接続される回路パターンと、半導体素子と回路パターンとの間に介在して両者を電気的に接続する接続層と、を備える。接続層は、半導体素子と回路パターンとを機械的に接合する接合部と、駆動時に温度が最大になる半導体素子の一部に臨んで設けられ、接合部と比較して電気抵抗が高い高抵抗部と、を有することを特徴とする。
本発明では、駆動時に温度が最大になる半導体素子の一部に臨んで高抵抗部が設けられる。この高抵抗部に流れる電流は、低抵抗部に流れる電流と比較して小さいため、高抵抗部における電流の流れによる発熱が抑制される。したがって、半導体素子における放熱性能を確保しつつ半導体素子の温度勾配を低減できる。
本発明の実施の形態に係る半導体装置が適用される電気回路の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の半導体素子の温度を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1から図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10、及び半導体装置10が適用される電気回路100の一例について説明する。
図1に示される電気回路100は、たとえば電動自動車やハイブリッド車などの電動車に搭載されるインバーターに使用されるものである。電気回路100は、複数の半導体装置10を備える。
半導体装置10は、論理回路を構成する半導体素子としてのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)11を備える。また、半導体装置10は、IGBT11が実装される基板20と、IGBT11と基板20とを電気的に接続する接続層30とを備える。
IGBT11は、高速スイッチング制御によってコントロールされ、大電流を制御可能である。なお、IGBT11に代えて、厚さ方向に電流が流れる他の半導体チップを半導体素子として用いてもよい。
IGBT11は、上面及び下面の各々に電極を有する半導体チップである。IGBT11は、下面の電極から電流が入力され、上面の電極から電流を出力する。つまり、IGBT11には、下面から上面に向けて、厚さ方向に電流が流れる。これとは逆に、上面から下面に向けて電流が流れるようにIGBT11を用いてもよい。
IGBT11の下面は、接続層30を介して基板20の回路パターン21と電気的に接続される。IGBT11の下面は、全面が接続層30を介して基板20に接合される。ここでは、IGBT11下面の接合部の中央近傍を中央部11aとし、中央部11aの周辺を周辺部11bとする。
IGBT11の上面には、三本のワイヤ12がワイヤボンディングされる。そのうち一本のワイヤ12aは、図示しないコントローラからの信号をIGBT11に入力するたものものである。他の二本のワイヤ12b,12cは、IGBT11から出力された電流を外部に導くためのものである。
IGBT11は、電流の流れに伴って全面が略均一に発熱する。IGBT11の発熱は、基板20を挟んでIGBT11と対向して設けられる放熱器40に伝導される。IGBT11の発熱は、放熱器40に至るまでに拡散するが、このときIGBT11の中央部11aの発熱は、逃げ場がないため充分に拡散できずに放熱器40に伝導される。
そのため、IGBT11の中央部11aから放熱器40に至る熱流路は、熱抵抗が高く熱が伝導されにくい。一方、IGBT11の周辺部11bから放熱器40に至る熱流路は、中央部11aと比較すると熱抵抗が低く熱が伝導されやすい。これにより、IGBT11の駆動時には、中央部11aの温度が周辺部11bの温度と比較して高くなり、温度勾配が大きくなる。そこで、半導体装置10では、IGBT11における温度勾配を小さくするために、接続層30を以下のように構成する。
図2に示すように、接続層30は、IGBT11と回路パターン21とを機械的に接合する接合部としてのはんだ層32と、はんだ層32と比較して電気抵抗が高い高抵抗部としてのダイオード31とを備える。
ダイオード31は、駆動時に温度が最大になるIGBT11の一部に臨んで設けられる。ここでは、ダイオード31は、IGBT11の中央部11aに臨んで設けられる。ダイオード31は、IGBT11と同程度の厚さの金属で矩形である。ダイオード31の熱抵抗は、はんだ層32と同程度である。これにより、ダイオード31が設けられたときにも、IGBT11から放熱器までの熱抵抗の増加が抑制され、放熱性能が確保される。
ダイオード31は、はんだ層32と比べて電気抵抗が高い。よって、ダイオード31を流れる電流は、はんだ層32を流れる電流と比べて小さい。即ち、ダイオード31が設けられることで、回路パターン21からダイオード31を介してIGBT11の中央部11aに流れる電流が小さくなり、その分だけ周囲のはんだ層32に流れる電流が大きくなる。
はんだ層32の外径は、IGBT11と略同一であり、ダイオード31の周囲に設けられる。はんだ層32は、はんだペレットによって形成される。はんだペレットは、ダイオード31とともにIGBT11と基板20との間に固体の状態で配置される。はんだペレットは、IGBT11の上面及び基板20の下面から熱を加えることによって溶融してダイオード31を内包し、そのまま冷却されることによって固化する。
次に、主に図3を参照して、半導体装置10における接続層30の作用について説明する。
図3の横軸は、IGBT11の中心からの距離であり、図3の縦軸は、IGBT11の温度である。図3において、曲線Aは、半導体装置10におけるIGBT11の中心からの距離に対する温度を示すグラフである。曲線Bは、曲線Aと比較するための比較例であり、接続層30にダイオード31を設けず、接続層30の全てをはんだ層のみで形成した場合のIGBT11の温度を示すグラフである。これらのグラフの傾きが温度勾配であり、この温度勾配が大きいほどIGBT11の部位間の温度差が大きいこととなる。
曲線Bに示すように、接続層30の全てがはんだ層である場合には、IGBT11は、放熱性の低い中央部11aの温度が最も高くなる。IGBT11の発熱は中心からの距離にかかわらず略均等である。周辺部11bは、中央部11aと比べて放熱性が高いため、冷却されて温度が低くなる。この結果、中央部11aの温度が周辺部11bと比べて局所的に高温になり、温度勾配が大きくなる。
これに対して半導体装置10では、接続層30の略中央にダイオード31を設けたことによって、IGBT11の中央部11aの温度が低くなって温度勾配が小さくなり、局所的に高温になることを防止できる。
具体的に説明すると、ダイオード31は、はんだ層32と比べて電気抵抗が大きいため、IGBT11の中央部11aに流れる電流より、周辺部11bに流れる電流の方が大きくなる。よって、電流の流れによる発熱は、周辺部11bに比べて中央部11aの方が小さくなる。したがって、半導体装置10では、放熱性の低い中央部11aの発熱を抑制し、その分の熱を放熱性の高い周辺部11bに積極的に導くことで、IGBT11の温度勾配を低減できる。
また、ダイオード31の熱抵抗は、はんだ層32と同程度であるため、ダイオード31が設けられてもIGBT11からダイオード31を介して放熱器40に至る熱流路の熱抵抗は増加しない。よって、接続層30がダイオード31を備える場合にもIGBT11の放熱性能を確保できる。
以上の実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
駆動時に温度が最大になるIGBT11の一部に臨んでダイオード31が設けられる。ダイオード31に流れる電流は、はんだ層32に流れる電流と比較して小さいため、ダイオード31における電流の流れによる発熱が抑制される。したがって、IGBT11の放熱性能を確保しつつ温度勾配を低減できる。この結果、IGBT11が駆動中に高熱になることが抑制され、半導体装置10の長期信頼性が確保される。
(第2の実施の形態)
以下、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置110について説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
第2の実施の形態は、複数のIGBT11が同一平面上に実装される点で、第1の実施の形態とは相違する。
半導体装置110は、単一の基板20の同一の面上に近接して実装される一対のIGBT11を備える。ここでは、一対のIGBT11のうち一方をIGBT111とし、他方をIGBT112とする。また、IGBT111,112下面の接合部において互いに対向する部分をそれぞれ対向部111a,112aとし、その周辺の残りの部分をそれぞれ周辺部111b,112bとする。
一対のIGBT11は、一対の接続層130によって基板20の回路パターン21に電気的に接続される。具体的には、IGBT111は、接続層130aを介して回路パターン21と接続され、IGBT112は、接続層130bを介して回路パターン21と接続される。
IGBT111,112の発熱は、基板20を挟んでIGBT111,112と対向して設けられる放熱器40に伝導される。IGBT111,112の発熱は、放熱器40に至るまでに拡散するが、近接したIGBT111,112間では、熱流干渉によって温度が上昇する。即ち、IGBT111の対向部111a及びIGBT112の対向部112aの発熱は、逃げ場がないため充分に拡散できずに放熱器40に伝導される。
そのため、IGBT111,112の対向部111a,112aから放熱器40に至る熱流路は、熱抵抗が高く熱が伝導されにくい。一方、IGBT111,112の周辺部111b,112bから放熱器40に至る熱流路は、対向部111a,112aと比較すると熱抵抗が低く熱が伝導されやすい。これにより、IGBT111,112の駆動時には、対向部111a,112aの温度が周辺部111b,112bの温度と比較して高くなり、温度勾配が大きくなる。そこで、半導体装置110では、一対のIGBT111,112における温度勾配を小さくするために、接続層130a,130bを以下のように構成する。
接続層130a,130bは、IGBT11と回路パターン21とを機械的に接合する接合部としてのはんだ層132a,132bと、はんだ層132a,132bと比較して電気抵抗が高い高抵抗部としての一対のダイオード31とを備える。ここでは、一対のダイオード31のうち接続層130aに設けられるものをダイオード131aとし、接続層130bに設けられるものをダイオード131bとする。
ダイオード131a,131bは、それぞれ対向部111a,112aに対応して設けられる。ダイオード131a,131bは、基板20上で互いに対向するように配置される。
はんだ層132a,132bは、それぞれ周辺部111b,112bに対応して設けられる。
半導体装置110では、接続層130におけるIGBT111とIGBT112とが対向する部分にそれぞれダイオード31を設けたことによって、熱流干渉によって温度が上昇するIGBT111の対向部111a,112aの温度が低くなって温度勾配が小さくなり、局所的に高温になることを防止できる。
具体的には、ダイオード31は、はんだ層132と比べて電気抵抗が大きいため、IGBT111,112の対向部111a,112aに流れる電流より、周辺部111b,112bに流れる電流の方が大きくなる。よって、電流の流れによる発熱は、周辺部111b,112bに比べて対向部111a,112aの方が小さくなる。即ち、半導体装置110では、放熱性の低い対向部111a,112aの発熱を抑制し、その分の熱を放熱性の高い周辺部111b,112bに積極的に導いている。
以上の実施の形態によれば、IGBT111,112を近接して設けた場合におけるIGBT111,112間の熱流干渉による温度の上昇を低減できる。したがって、IGBT111,112の放熱性能を確保しつつ温度勾配を低減できる。
(第3の実施の形態)
以下、図5を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置210について説明する。
第3の実施の形態は、単一のIGBT11を挟んで対向する一対の基板220が設けられる点で、上述した実施の形態とは相違する。
IGBT11は、一対の基板220に挟持され、上面及び下面がそれぞれ接続層230a,230bを介して基板220に電気的に接続される。
IGBT11の上面及び下面は、接続層230a,230bを介して上下の基板220の回路パターン221と電気的に接続される。IGBT11の下面は、全面が接続層230aを介して一方の基板220に接合される。IGBT11の上面は、コントローラからの信号が入力される端子部を除いた面が接続層230bを介して他方の基板220に接合される。
IGBT11の発熱は、各々の基板220を挟んでIGBT11と対向して設けられる一対の放熱器40に伝導される。IGBT11の発熱は、放熱器40に至るまでに拡散するが、このときIGBT11の中央部11aの発熱は、逃げ場がないため充分に拡散できずに放熱器40に伝導される。
そのため、IGBT11の中央部11aから放熱器40に至る熱流路は、熱抵抗が高く熱が伝導されにくい。一方、IGBT11の周辺部11bから放熱器40に至る熱流路は、中央部11aと比較すると熱抵抗が低く熱が伝導されやすい。これにより、IGBT11の駆動時には、中央部11aの温度が周辺部11bの温度と比較して高くなり、温度勾配が大きくなる。そこで、半導体装置210では、IGBT11における温度勾配を小さくするために、接続層230a,230bを以下のように構成する。
IGBT11の下面と基板220とを接続する接続層230aは、IGBT11と回路パターン221とを機械的に接合する接合部としてのはんだ層232aと、はんだ層232aと比較して電気抵抗が高い高抵抗部としてのダイオード31とを備える。
一方、IGBT11上面と基板220とを接続する接続層230bは、全体がはんだ層232bである。
ダイオード31は、ここでは接続層230aにのみ設けられるが、少なくともいずれか一方の基板220に臨んで設けられればよい。よって、ダイオード31を接続層230aに設けず、接続層230bにのみ設けてもよい。また、ダイオード31を、接続層230a,230bのそれぞれに設けてもよい。
半導体装置210では、一方の接続層230aの略中央にダイオード31を設けたことによって、IGBT11の中央部11aの温度が低くなって温度勾配が小さくなり、局所的に高温になることを防止できる。
具体的に説明すると、ダイオード31は、はんだ層232aと比べて電気抵抗が大きいため、IGBT11の中央部11aに流れる電流より、周辺部11bに流れる電流の方が大きくなる。よって、電流の流れによる発熱は、周辺部11bに比べて中央部11aの方が小さくなる。即ち、半導体装置210では、放熱性の低い中央部11aの発熱を抑制し、その分の熱を放熱性の高い周辺部11bに積極的に導いている。
ここで、ダイオード31は、一方の接続層230aにのみ設けられる。IGBT11の上下の接続層230a,230bのうちいずれか一方にダイオード31が設けられることによって、IGBT11の発熱は、中央部11aから周辺部11bに分散される。よって、ダイオード31は接続層230a,230bの少なくともいずれか一方に設けられるため、部品点数増加によるコスト増を抑えつつ、温度勾配を低減できる。
以上の実施の形態によれば、接続層230aにダイオード31を設けたため、IGBT11の放熱性能を確保しつつ温度勾配を低減できる。また、一方の接続層230aにのみダイオード31を設けたため、部品点数増加によるコストを抑制することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、はんだ層を、はんだペレットではなく、クリームはんだによって形成してもよい。また、はんだ層は、IGBTと基板の回路パターンとを電気的に接続するとともに機械的に接合できればよいため、ACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電接着フィルム)等であってもよい。
100 電気回路
10 半導体装置
11 IGBT(半導体素子)
11a 中央部
11b 周辺部
20 基板
21 回路パターン
30 接続層
31 ダイオード(高抵抗部)
32 はんだ層(接合部)
110 半導体装置
210 半導体装置

Claims (6)

  1. 電気回路に実装される半導体素子と、
    前記電気回路に形成され、前記半導体素子との間で電気的に接続される回路パターンと、
    前記半導体素子と前記回路パターンとの間に介在して両者を電気的に接続する接続層と、を備える半導体装置であって、
    前記接続層は、
    前記半導体素子と前記回路パターンとを機械的に接合する接合部と、
    駆動時に温度が最大になる前記半導体素子の一部に臨んで設けられ、前記接合部と比較して電気抵抗が高い高抵抗部と、を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記高抵抗部は、前記半導体素子の中央に臨んで設けられることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記回路パターンの同一平面上に実装される一対の前記半導体素子と、
    前記一対の半導体素子と前記回路パターンとを各々接合する一対の接続層と、を備え、
    前記一対の接続層は、互いに対向して設けられる前記高抵抗部をそれぞれ備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体素子を挟んで対向する一対の前記回路パターンを備え、
    前記高抵抗部は、いずれか一方の前記回路パターンに対向して設けられることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記高抵抗部は、金属で形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の半導体装置。
  6. 前記高抵抗部は、前記半導体素子と同程度の厚さに形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の半導体装置。
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