JP2012003893A - 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】平板型のSOFCおいて位置決め精度を高めて十分な発電面積を確保し得る固体酸化物形燃料電池セルを提供する。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池単位セルの製造工程は、燃料極層と固体電解質層の各シートを作製し(S11、S12)、両者を含む第1積層体を積層形成し(S13)、その表面の複数の基準マークを形成し(S14)、複数の基準マークに基づいて得られた積層基準位置を基準として第1積層体を位置決めし(S16、S18)、第1積層体の表面側にバリア層、空気極層などの各層を積層形成する(S17、S19)。このようにして得られた単位セルは、各層の位置ずれを抑制して発電面積を増加させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも燃料極層と固体電解質層と空気極層とが積層された平板型の固体酸化物形燃料電池とその製造方法に関するものである。
従来から、平板型の固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が知られている。一般に平板型のSOFCにおいては、固体電解質層の一方の側に燃料ガスと接する燃料極層を配置し、他方の側に空気と接する空気極層を配置することにより固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)が構成され、複数の単位セルを積層してスタックが構成される(例えば、特許文献1参照)。平板型のSOFCの単位セルを製造する際には、例えば、燃料極層と固体電解質層とを含む積層体を形成した後、この積層体を焼成して得られた焼結体の表面側に、少なくとも空気極層を積層形成することにより単位セルを作製することができる。また、固体電解質層と空気極層の間には、固体電解質層と空気極層との反応を防止するためのバリア層を積層形成するのが好ましい。ここで、積層体を焼結する場合、焼結体の寸法や形状のバラツキが生じる。そのため、バラツキによる位置ずれや、積層工程で用いる治具による位置ずれを考慮し、上層に行くほどサイズを小さくする必要がある。例えば、バリア層は焼結体より小さいサイズに形成され、さらに空気極層はバリア層より小さいサイズに形成される。
特開2006−4678号公報
平板型のSOFCの発電性能を向上させるには、各層の面積をできるだけ増大させる必要がある。上述のSOFCの製造方法の例では、最もサイズが小さい最上層の空気極層の面積によって発電性能が制約されるので、焼成後の積層体の積層工程時に空気極層をバリア層とほぼ同サイズにできれば発電性能の面で有利となる。しかしながら、バリア層や空気極層の積層工程においては、それぞれを積層形成する度に積層体を位置決めした上で、基準となる位置から相対的な位置を求める必要があるが、SOFCの焼成工程で得られた焼結体の寸法や形状のバラツキにより、単位セルの各層を積層形成するときに位置ずれを生じる可能性があるため、それを考慮して各層のサイズに十分なマージンを持たせる必要がある。そのため、単位セルの最上層の空気極層はマージン分だけ小さいサイズに設定せざるを得ず、発電効率の低下を招くという問題がある(すなわち、単位セルのサイズに対する発電面積を増やす余地がある)。さらにはスタック形成時に単位セルとフレームとの間で電気的なショートが生じて信頼性が低下するという問題がある。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、多数の層からなる平板型のSOFCおいて、積層工程における位置決め精度を高めることで十分な発電面積を確保可能で、高い信頼性を有する固体酸化物形燃料電池の製造方法を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、少なくとも燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とが積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池であって、前記単位セルのうちの少なくとも所定層には、前記単位セルの積層基準位置に対応付けられた複数の基準マークが形成され、前記単位セルは、前記複数の基準マークに基づいて得られた前記積層基準位置を基準に位置決めされた複数の層を含むことを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明の固体酸化物形燃料電池の製造方法の一態様は、少なくとも前記固体電解質層を含む第1積層体を積層形成する第1積層工程と、前記第1積層体に対し、前記単位セルの積層基準位置に対応付けられた複数の基準マークを形成するように加工を施す加工工程と、前記加工が施された前記第1積層体の前記複数の基準マークを判別し、判別された前記複数の基準マークに基づいて前記積層基準位置を定める位置決め工程と、前記積層基準位置を基準として、前記複数の層のうち前記第1積層体に含まれない各層を前記第1積層体の表面側に積層形成する第2積層工程を有することを特徴としている。
本発明の固体酸化物形燃料電池セルの製造方法によれば、第1積層体の所定層に形成された複数の基準マークに基づいて単位セルの積層基準位置を取得し、その積層基準位置を基準として複数の層の位置決めを行うことができるので、焼成等の影響を受けることなく単位セルの積層基準位置を正確に定めて第2積層工程の各層の相対的な位置ずれを小さくすることができる。従って、例えば、燃料極層を支持基体層として最上層に空気極層を積層形成するときに空気極層のサイズを大きくするなど、位置ずれの影響に伴う各層のサイズのマージンを減らして単位セルの発電面積を増やすことが可能となる。また、スタック形成時に単位セルとフレームとの間の電気的なショート等を防止して信頼性を高めることができる。
本発明において、前記所定層の各々の前記基準マークは多様な形態で形成することができる。例えば、前記所定層の方形の平面形状のうち、前記複数の基準マークは前記方形の4辺のそれぞれの外縁部に設けることができる。この場合、前記積層基準位置を方形の中心位置に設定することが望ましい。これにより、複数の基準マークに基づいて正確な中心位置を定めて積層時の位置の誤差を低減することができる。また例えば、各々の前記基準マークは、前記所定層の外縁部を切り欠いた形状として形成することができる。
本発明において、前記所定層とすべき層は特に制約されないが、最上層を前記所定層とする場合のほか、全ての層を前記所定層としてもよい。すなわち、前記複数の基準マークを前記所定層と同一の形状及び配置で形成することができる。また例えば、前記固体電解質を前記所定層とすることができる。この場合、支持基体層としての前記燃料極層の上部の固体電解質層に前記基準マークを形成し、その後に前記空気極層等を積層形成するときの位置ずれを抑えることができる。
本発明の製造方法においては、前記加工工程として多様な手法を採用することができる。例えば、打ち抜き加工により前記複数の基準マークを形成してもよい。あるいは、レーザ加工により前記複数の基準マークを形成してもよい。また、第1積層工程を加工工程に先立って行う場合に加え、最初に特定の層を形成した後に各層の加工工程を行うようにしてもよい。
なお、本発明は、単位セルである固体酸化物形燃料電池セル積層体に適用する場合のほか、複数の単位セルを積層して構成された固体酸化物形燃料電池スタックに対しても適用可能である。この場合、前記第2積層工程により積層形成された前記単位セルをフレームに取り付け、前記積層基準位置を基準として前記フレームを複数個積層してスタックを形成することができる。これにより、スタック形成時の位置ずれを抑制し、前記単位セルと前記フレームとの間の電気的なショートを防止することができる。
以上述べたように、本発明によれば、固体酸化物形燃料電池セルの製造時に、所定層に形成した複数の基準マークに基づき積層基準位置を取得し、それを基準に位置決めを行うので、例えば焼結体の寸法や形状のばらつきに起因する各層の位置ずれを抑制することができるので、空気極層等のサイズを相対的に大きくすることができるとともに、スタック形成時に各層とフレーム等との間の電気的なショート等の不具合を防止可能となる。従って、製造工程の複雑化や高コスト化を招くことなく、十分な発電面積を確保して高い発電効率を有する固体酸化物形燃料電池セルを実現することが可能となる。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)の模式的な断面構造図である。 本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタックの模式的な断面構造図である。 単位セルの第1の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 燃料極層と固体電解質層とが積層された第1積層体の構造を示す斜視図である。 基準マークが形成された第1積層体の平面構造の例を示す図である。 第1積層体の位置決めの手法を説明する図である。 単位セルの第2の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 単位セルの第3の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 単位セルの第4の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 単位セルの第5の製造方法の流れを示す工程フロー図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に述べる実施形態は本発明の技術思想を適用した形態の一例であって、本発明が本実施形態の内容により限定されることはない。
まず、本実施形態の固体酸化物形燃料電池セルの基本構造について説明する。図1は、本実施形態の固体酸化物形燃料電池の基本的な構成単位である固体酸化物形燃料電池セル10(以下、「単位セル10」と呼ぶ)の模式的な断面構造を示している。図1に示すように、単位セル10においては、下層側から順に、燃料極層11と、固体電解質層12と、バリア層13と、空気極層14とが積層形成されている。
燃料極層11は、水素源となる燃料ガスに接触し、単位セル10のアノードとして機能する。また、燃料極層11は、単位セル10の全体を支持する支持基体層としての役割がある。そのため、燃料極層11は、単位セル10の機械的強度を確保するために、例えば500〜2000μm程度の十分な厚みで形成することが望ましい。燃料極層11の材料は、金属粒子とセラミック粒子からなるサーメットを用いることができる。サーメットの金属粒子としては、特にNiを用いることが好ましいが、Cu、Fe、Co、Ag、Pt、Pd、W、Mo、あるいは、これらの合金を用いてもよい。サーメットのセラミック粒子としては、例えば、ジルコニア、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、ScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)、SDC(サマリアをドープしたセリア)、GDC(ガドリアをドープしたセリア)、アルミナ、シリカ、チタニアなどのセラミック材料を用いることができる。
なお、燃料極層11は、機械的強度を確保するための支持基体層と、表面の電気化学的活性を高めるための活性層に分けて考えてもよい。この場合、活性層は支持基体層とほぼ同様の材料から形成されるが、支持基体層よりも導電性が高くなっている。ただし、本実施形態においては、一体的な燃料極層11として区別せずに説明するものとする。
固体電解質層12は、イオン導電性を有する各種の固体電解質からなる。固体電解質層12の膜厚は、3〜20μmの範囲内とすることが望ましい。すなわち、固体電解質層12は、薄膜化の限界から3μmを下回る膜厚に形成するのは困難である一方、20μmを上回る膜圧に形成すると発電効率が劣化するためである。固体電解質層12の材料としては、YSZ、ScSZ、SDC、GDC、ペロブスカイト系酸化物等を用いることができる。なお、これらの材料を単一膜とする場合に加え、2種以上の材料からなる多層膜としてもよい。
バリア層13は、固体電解質層12と空気極層14との反応を防止するために、通常は固体電解質層12の焼成後に積層形成される。バリア層13の厚みは、例えば1〜20μm程度に形成することができる。バリア層13の材料としては、CeO及び希土類元素を主成分とする材料を用いることができる。
空気極層14は、酸素源となる支燃性ガスに接触し、単位セル10のカソードとして機能する。空気極層14の材料としては、例えば金属、金属の酸化物、金属の複合酸化物等を用いることができる。このうち、金属としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Ru等の金属又は2種以上の金属を含有する合金を挙げることができる。また、金属の酸化物としては、La、Sr、Ce、Co、Mn、Fe等の酸化物(例えば、La、SrO、Ce、Co、MnO、FeO等)を挙げることができる。また、金属の複合酸化物としては、La、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe、Mn等のうちの少なくとも1種を含有する各種の複合酸化物(例えば、La1−xSrCoO系複合酸化物、La1−xSrFeO系複合酸化物、La1−xSrCo1−yFe系複合酸化物、La1−xSrMnO系複合酸化物、Pr1−xBaCoO系複合酸化物、Sm1−xSrCoO系複合酸化物等)を挙げることができる。
次に、図1の単位セル10を複数個積層した固体酸化物形燃料電池スタックについて説明する。図2は、固体酸化物形燃料電池スタック20(以下、「スタック20」と呼ぶ)の模式的な断面構造を示している。図2の例では、上下方向に積層された3個の単位セル10によりスタック20が構成されている。なお、各単位セル10のうちの燃料極層11、固体電解質層12、空気極層14のみを示し、バリア層13については省略している。隣接する単位セル10の間には、インターコネクタ21が設けられている。インターコネクタ21は、導電性と耐熱性を有する金属材料として、例えばステンレス鋼、ニッケル基合金、クロム基合金等の耐熱合金を用いて形成される。
各々の単位セル10の燃料極層11の底面側には燃料極側集電体22が設けられ、各々の単位セル10の空気極層14の表面側には空気極側集電体23が設けられている。燃料極側集電体22は、例えばNi又はNi基合金等を用いて形成され、空気極側集電体23は、例えば金属及び導電性セラミックを用いて形成される。
各々のインターコネクタ21は、下方の単位セル10の空気極側集電体23と上方の単位セル10の燃料極側集電体22のそれぞれに接合されている。最下層の単位セル10の燃料極側集電体22は下方の底部材24に接合され、最上層の単位セル10の空気極側集電体23は上方の蓋部材25に接合されている。
一方、各単位セル10には隔離セパレータとして機能するフレーム26が設けられている。フレーム26の役割は、燃料ガスの流路27と空気の流路28とを隔離し、支燃性の酸素等を含む空気が燃料ガスと混合することを防止することにある。また、複数の単位セル10の周囲には、セラミック等の絶縁体からなる枠体29が形成されている。
次に、本実施形態の固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)の具体的な製造方法について、図面を参照しながら説明する。以下では、本発明を適用した5つの製造方法について順次説明する。
[第1の製造方法]
図3は、第1の製造方法の流れを示す工程フロー図である。まず、図3に示すように、例えば、NiO粉末60重量部とYSZ粉末40重量部との混合粉末100重量部に対して、造孔材と、ブチラール樹脂と、DOP等の可塑剤と、分散剤と、トルエン/エタノール混合溶剤とを加えてスラリーを調整し、ドクターブレード法により支持フィルム上に燃料極グリーンシートを作製する(ステップS11)。一方、例えば、YSZ粉末100重量部に対して、ブチラール樹脂と、DOP等の可塑剤と、分散剤と、トルエン/エタノール混合溶剤とを加えてスラリーを調整し、ドクターブレード法により支持フィルム上に固体電解質グリーンシートを作製する(ステップS12)。燃料極グリーンシートの厚さは、例えば250μmとされ、固体電解質グリーンシートの厚さは、例えば10μmとされる。
次いで、ステップS11で得られた燃料極グリーンシートと、ステップS12で得られた固体電解質グリーンシートとをそれぞれ切断し、切断後の燃料極グリーンシートと切断後の固体電解質グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、燃料極層11と固体電解質層12とが積層された第1積層体30(図4)を得る(ステップS13:第1積層工程)。図4の第1積層体30は、例えば、それぞれ150×150mmに切断した燃料極グリーンシート6枚及び固体電解質グリーンシート1枚により形成される。
次いで、方形の平面形状を有する第1積層体30に対し、例えば、金型を用いて打ち抜き加工を施すことにより、第1積層体30に複数の基準マークMを形成する(ステップS14:加工工程)。例えば、図5(A)は加工後の第1積層体30を上方から見た平面構造の一例であるが、第1積層体30の4辺のそれぞれの外縁部を切り欠いた形状に加工され、それぞれ4つの基準マークMとなる。すなわち、図5にX方向とY方向を矢印にて示しているが、第1積層体30の平面形状のうち、Y方向に平行な2辺に基準マークM(0)、M(1)が形成されるとともに、X方向に平行な2辺に基準マークM(2)、M(3)が形成されている。これら4つの基準マークM(0)〜M(3)は、後述の工程で第1積層体30の平面形状の中心位置Cを定めるために用いられる。図5(A)に示すように、それぞれの基準マークMが各辺の中央部に位置するので、対向する基準マークM(0)、M(1)を結ぶ線と、対向する基準マークM(2)、M(3)を結ぶ線とが、第1積層体30の平面形状の中心位置Cで交差している。そのため、4つの基準マークM(0)〜M(3)を用いて容易に中心位置Cを定めることができる。
また、図5(B)は加工後の第1積層体30を上方から見た平面図の他の例であり、4つの基準マークMの位置が図5(A)とは異なっている。具体的には、基準マークMの各々は第1積層体30の各辺の中央部から所定の長さだけ各辺に沿ってずれた位置に形成されているが、4つの基準マークMは中心位置Cに対して中心対称に配置されている。図5(B)においても、対向する基準マークM(0)、M(1)を結ぶ線と、対向する基準マークM(2)、M(3)を結ぶ線とが、第1積層体30の平面形状の中心位置Cで交差している点については図5(A)と同様であり、4つの基準マークM(0)〜M(3)を用いて中心位置Cを定めることができる。
なお、図5においては、それぞれの基準マークMが各辺の外縁部を三角形状に切り欠いた形状を有するが、三角形状に限らず半円形状や四角形状に切り欠いて基準マークMとしてもよい。また、各辺に外縁部に設けた基準マークMに代え、若干内周側の位置に設けた貫通孔を基準マークMとしてもよい。さらに、本実施形態では、第1積層体30の4つの基準マークMを形成する例を示しているが、複数の基準マークMの個数は4つに限られない。例えば、5個以上の基準マークMを設けてもよいし、主にX方向又はY方向のいずれかの位置ずれを考慮する場合は、X方向又はY方向のいずれかに沿って対向する2つの基準マークMを設けてもよい。
また、ステップS14の加工工程では、金型を用いて打ち抜き加工を施す場合を例示したが、これに限らず、例えば、機械加工による削り出しやレーザ加工を採用してもよい。
次いで、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS15)。例えば、第1積層体30を脱脂炉にて250℃で脱脂した後に1350℃で焼成して120×120mmのサイズの焼結体を得ることができる。
次いで、焼結後の第1積層体30に対して後述の第2積層工程を施すために、ステップS14で形成した複数の基準マークMを判別し、判別結果に基づいて第1積層体30の位置決めを行う(ステップS16:位置決め工程)。ステップS16の位置決め工程では様々な手法を採用することができる。例えば、図6に示すように、棒状の4つのピン40を備えた治具を用い、第1積層体30をセットしたときに4つの基準マークMを4つのピン40によって中心位置Cの方向にクランプすることで、第1積層体30の位置決めを行うことができる。このとき、治具における4つのピン40の位置を治具により取得できるので、4つの基準マークの位置を判別することができる。また例えば、治具にセットした状態の第1積層体30の上方からカメラ(不図示)で撮影を行い、画像認識によって4つの基準マークMの位置を判別するようにしてもよい。このように第1積層体30の位置決めを行って取得された複数の基準マークMの各座標から、第1積層体30の中心位置C(図5)の座標を求めることができる。
次いで、ステップS16で位置決めされた第1積層体30に対し、固体電解質層12の表面上にバリア層13を積層形成する(ステップS17:第2積層工程)。さらに、ステップS16と同様の手法で、複数の基準マークMの判別結果に基づいて再び第1積層体30の位置決めを行い(ステップS18:位置決め工程)、バリア層13の表面上に空気極層14を積層形成する(ステップS19:第2積層工程)。第2積層工程における積層基準位置としては、ステップS16、S18で求めた中心位置Cが用いられ、積層形成されるバリア層13及び空気極層14のそれぞれの形成位置は、中央位置Cからの相対座標として確定することができる。以上により、図1の単位セル10が得られる。例えば、バリア層13は厚さ5μmのGDC層により形成され、空気極層14は厚さ40μmのLSCF層により形成される。また、空気極層14は100×100mmのサイズに形成され、バリア層13は空気極層14とほぼ同サイズに形成することができる。
以上のように第1の製造方法では、第1積層体30の位置決めの際に中心位置Cを明確にした状態で、その後の工程を行うことができる。例えば、第1積層体30を焼成する際に寸法の伸縮や形状の変形が生じたとしても、予め形成した複数の基準マークMに基づいて中心位置Cを確定するので、焼成の影響を受けることなく高い精度の位置決めが可能となる。よって、例えば上層の空気極層14のサイズは、直下のバリア層13のサイズとほぼ同一になり、さらに両層のサイズは第1積層体30に比べてマージンが小さくて済み、発電面積を相対的に拡大して全体的に発電効率を高める(すなわち、単位セル10のサイズに対する発電面積を大きくする)ことができる。かかる効果は、以下に述べる第2及び第3の製造方法においても基本的に共通である。
[第2の製造方法]
図7は、第2の製造方法の流れを示す工程フロー図である。まず、図7に示すように、図3のステップS11、S12と同様の手法により燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートをそれぞれ作製する(ステップS21、S22)。次いで、ステップS21、S22で得られた燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートの各々に加工を施して複数の基準マークMを形成する(ステップS23:加工工程)。このとき、燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートのそれぞれを所定のサイズに切断すると同時に、例えば燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートの各辺を切り欠いた形状にすればよい。なお、燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートの全シートに複数の基準マークMを形成してもよいが、最上層の固体電解質グリーンシートのみに複数の基準マークMを形成してもよい。
次いで、切断後の燃料極グリーンシートと切断後の固体電解質グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、燃料極層11と固体電解質層12とが積層された第1積層体30を得る(ステップS24:第1積層工程)。続いて、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS25)。この場合、第1の製造方法と異なるのは、第1積層体30が得られた時点で既に基準マークMの形成が完了している点である。なお、上述したように、燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートの全シートに複数の基準マークMを形成する場合は、ステップS25で得られた第1積層体30の全ての層で複数の基準マークMの位置が揃うように重ねた状態で一体化する必要がある。
その後、焼成後の第1積層体30に対し、図3のステップS16と同様の手法で、複数の基準マークMの判別結果に基づいて第1積層体30の位置決めを行い(ステップS26:位置決め工程)、続いて図3のステップS17と同様の手法で、固体電解質層12の表面上にバリア層13を積層形成する(ステップS27:第2積層工程)。同様に、複数の基準マークMの判別結果に基づいて第1積層体30の位置決めを行い(ステップS28:位置決め工程)、続いてバリア層13の表面上に空気極層14を積層形成する(ステップS29:第2積層工程)。これにより、図1の単位セル10が得られる。
[第3の製造方法]
図8は、第3の製造方法の流れを示す工程フロー図である。まず、図8に示すように、図3のステップS11〜S13と同様の手法によりステップS31〜S33の処理を行い、図4と同構造の第1積層体30を得る。一方、第3の製造方法では、ステップS33で得られた第1積層体30の加工に先立って焼成し、焼結体を得る(ステップS34)。その後、焼結後の第1積層体30に対し、例えば、レーザ加工を施すことにより、第1積層体30に複数の基準マークMを形成する(ステップS35:加工工程)。このときの複数の基準マークMの形態については、第1の製造方法にて述べたように多様な選択が可能である。なお、ステップS35の加工工程では、機械加工による削り出しを採用してもよい。
その後、加工後の第1積層体30に対し、図3のステップS16と同様の手法で、複数の基準マークMの判別結果に基づいて第1積層体30の位置決めを行い(ステップS36:位置決め工程)、続いて図3のステップS17と同様の手法で、固体電解質層12の表面上にバリア層13を積層形成する(ステップS37:第2積層工程)。同様に、複数の基準マークMの判別結果に基づいて第1積層体30の位置決めを行い(ステップS38:位置決め工程)、続いてバリア層13の表面上に空気極層14を積層形成する(ステップS39:第2積層工程)。これにより、図1の単位セル10が得られる。
[第4の製造方法]
図9は、第4の製造方法の流れを示す工程フロー図である。第1〜第3の製造方法では燃料極層11を支持基体層としていたが、第4の製造方法は固体電解質層12又は空気極層14のいずれかを支持基体層とするものである。図9に示すように、図3のステップS12と同様の手法により、支持フィルム上に固体電解質グリーンシートを作製する(ステップS41)。なお、第4の製造方法では、固体電解質層12と空気極層14との間にバリア層13を設けない例を説明する。次いで、支持フィルム上に空気極グリーンシートを作製する(ステップS42)。次いで、ステップS41、S42で得られた固体電解質グリーンシート及び空気極グリーンシートの各々に加工を施して複数の基準マークMを形成する(ステップS43)。このときの加工は、第2の製造方法のステップS23(図7)と同様の手法で行うことができる。
次いで、固体電解質グリーンシート及び空気極グリーンシートをそれぞれ切断し、切断後の固体電解質グリーンシートと切断後の空気極グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、固体電解質12と空気極層14とが積層された第1積層体30を得る(ステップS44:第1積層工程)。続いて、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS45)。その後、焼結後の第1積層体30に対し、図7のステップS26と同様の手法で、複数の基準マークMの判別結果に基づいて第1積層体30の位置決めを行い(ステップS46:位置決め工程)、続いて、ステップS46で位置決めされた固体電解質層12の表面上に、燃料極層11を積層形成する(ステップS47)。なお、図9ではステップS46、S47のみを示しているが、例えば複数の層により燃料極層11を積層形成する場合は、ステップS46、S47の処理を繰り返し行うことにより、単位セル10が得られる。
[第5の製造方法]
図10は、第5の製造方法の流れを示す工程フロー図である。第5の製造方法は、第4の製造方法と同様、固体電解質層12又は空気極層14のいずれかを支持基体層とするものである。図10に示すように、図9のステップS42と同様の手法により、支持フィルム上に空気極グリーンシートを作製する(ステップS51)。次いで、図9のステップS41と同様の手法により、支持フィルム上に固体電解質グリーンシートを作製する(ステップS52)。なお、第5の製造方法では、第4の製造方法と同様、固体電解質層12と空気極層14との間にバリア層13を設けない例を説明する。
次いで、ステップS51で得られた空気極グリーンシートと、ステップS52で得られた固体電解質グリーンシートとをそれぞれ切断し、切断後の空気極グリーンシートと切断後の固体電解質グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、空気極層14と固体電解質層12とが積層された第1積層体30を得る(ステップS53:第1積層工程)。なお、ステップS53における各グリーンシートの枚数は、支持基体層となる側の十分な厚さが確保できるように定められる。
次いで、第1積層体30に対し、図3のステップS14と同様の手法により、第1積層体30に複数の基準マークMを形成する(ステップS54:加工工程)。次いで、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS55)。その後、図9のステップS46、47と同様の手法で、焼結後の第1積層体30に対し、複数の基準マークMの判別結果に基づいて第1積層体30の位置決めを行い(ステップS56:位置決め工程)、続いて、ステップS56で位置決めされた固体電解質層12の表面上に、燃料極層11を積層形成する(ステップS57)。なお、第4の製造方法と同様、複数の層により燃料極層11を積層形成する場合は、ステップS56、S57の処理を繰り返し行うことにより、単位セル10が得られる。
[変形例]
以上のように、第1〜第5の製造方法に基づき本実施形態の単位セルの製造方法について説明したが、本実施形態の単位セルを製造するに際しては、これらに限られることなく、多様な変形例を適用することができる。
第1〜第5の製造方法では、燃料極層11と固体電解質層12とを積層形成した第1積層体30、あるいは空気極層14と固体電解質層12とを積層形成した第1積層体30を用いているが、異なる層の組合せにより第1積層体30を構成してもよい。また、第1〜第5の製造方法では、複数の基準マークMが対応する中心位置Cを積層基準位置に設定する場合を説明したが、中心位置Cからずれた位置を積層基準位置に設定してもよい。ただし、積層基準位置が第1積層体30の中心位置Cから所定方向に大きく偏移している場合は、所定方向と逆方向における位置ずれが大きくなりやすいので、積層基準位置を中心位置Cの近傍に設定することが望ましい。
また、第1〜第5の製造方法では、単位セル10を製造する場合に本発明が適用されるが、複数の単位セル10を積層したスタック20に対しても本発明の適用は可能である。すなわち、第1〜第5の製造方法により得られた単位セル10に対し、複数の基準マークMに基づき位置決めを行った後にろう材を塗布し、単位セル10をフレーム26に取り付け、単位セル10の積層数に応じて同様にフレーム26の取り付けを繰り返して、スタック20を形成することができる。これにより、複数の基準マークMに基づき正確な塗布位置を設定できるので、単位セル10とフレーム26との間の電気的なショートを防止することができる。
以上、本実施形態に基づき本発明の内容を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態の内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で多様な変更を施すことができる。例えば、単位セル10やスタック20の構造、形状、材料、形成方法等については、本発明の作用効果を得られる限り、適宜に変更することができる。
10…固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)
11…燃料極層
12…固体電解質層
13…バリア層
14…空気極層
20…固体酸化物形燃料電池スタック(スタック)
21…インターコネクタ
22…燃料極側集電体
23…空気極側集電体
24…底部材
25…蓋部材
26…フレーム(隔離セパレータ)
27、28…流路
29…枠体
30…第1積層体
40…ピン
C…中心位置
M…基準マーク

Claims (16)

  1. 少なくとも燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とが積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池であって、
    前記単位セルのうちの少なくとも所定層には、前記単位セルの積層基準位置に対応付けられた複数の基準マークが形成され、前記単位セルは、前記複数の基準マークに基づいて得られた前記積層基準位置を基準に位置決めされた複数の層を含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記単位セルの各層は方形の平面形状を有し、前記複数の基準マークは前記方形の4辺のそれぞれの外縁部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記積層基準位置は、前記方形の中心位置に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 各々の前記基準マークは、前記外縁部を切り欠いた形状を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 前記所定層は、前記固体電解質層であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  6. 前記単位セルにおいて、前記固体電解質層と前記空気極層との間にバリア層が積層形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  7. 前記所定層の下層側の複数の層は、前記複数の基準マークが前記所定層と同一の形状及び配置で形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  8. 燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とを含む複数の層が積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    少なくとも前記固体電解質層を含む第1積層体を積層形成する第1積層工程と、
    前記第1積層体に対し、前記単位セルの積層基準位置に対応付けられた複数の基準マークを形成するように加工を施す加工工程と、
    前記加工が施された前記第1積層体の前記複数の基準マークを判別し、判別された前記複数の基準マークに基づいて前記積層基準位置を定める位置決め工程と、
    前記積層基準位置を基準として、前記複数の層のうち前記第1積層体に含まれない各層を前記第1積層体の表面側に積層形成する第2積層工程と、
    を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  9. 燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とを含む複数の層が積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    前記複数の層のうち、少なくとも前記固体電解質層に対し、前記単位セルの積層基準位置に対応付けられた複数の基準マークを形成するように加工を施す加工工程と、
    前記加工が施された前記固体電解質層を含む第1積層体を積層形成する第1積層工程と、
    前記第1積層体の前記複数の基準マークを判別し、判別された前記複数の基準マークに基づいて前記積層基準位置を定める位置決め工程と、
    前記積層基準位置を基準として、前記複数の層のうち前記第1積層体に含まれない各層を前記第1積層体の表面側に積層形成する第2積層工程と、
    を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  10. 前記第1積層工程では前記燃料極層が積層形成され、前記第2積層工程では前記空気極層が積層形成されることを特徴とする請求項8又は9に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  11. さらに前記第2積層工程では、前記固体電解質層の表面側にバリア層を積層形成した後、当該バリア層の表面側に前記空気極層が積層形成されることを特徴とする請求項10に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  12. 前記第1積層工程では前記空気極層が積層形成され、前記第2積層工程では前記燃料極層が積層形成されることを特徴とする請求項8又は9に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  13. 前記加工工程では、打ち抜き加工により前記複数の基準マークが形成されることを特徴とする請求項8から12のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  14. 前記加工工程では、レーザ加工により前記複数の基準マークが形成されることを特徴とする請求項8から12のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  15. 前記加工工程後又は前記加工工程に先立って、前記第1積層体を焼成する焼成工程を、さらに有することを特徴とする請求項8又は14に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  16. 前記第2積層工程により積層形成された前記単位セルをフレームに取り付け、前記積層基準位置を基準として前記フレームを複数個積層してスタックを形成することを特徴とする請求項8から15のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
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