JP2012001335A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被記録媒体に対する画像記録における記録位置の精度を下げることなく画像記録に要する時間を短縮できる画像記録装置を実現する。
【解決手段】複合機は、第1給送ローラ31及び第2給送ローラ32と、搬送路の記湾曲部に設けられた中間ローラ対54と、主搬送ローラ対55と、記録ヘッドと、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ72と、制御部90と、を備えている。制御部90は、主搬送ローラ対55を間欠駆動し、主搬送ローラ対55の停止期間中に記録ヘッドにインクを吐出させ、用紙の後端が第1センサ81と第1給送ローラ31との間に位置する場合において、第1給送ローラ31を給紙方向に所定量回転させるプレ給紙処理を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、シート状の被記録媒体を搬送し、搬送した被記録媒体にインクを吐出して画像の記録を行う画像記録装置に関する。
従来より、記録用紙などのシート状の被記録媒体が載置される載置部と、この載置部から被記録媒体を送り出す給送ローラと、この給送ローラにより送り出された被記録媒体を挟んで搬送する主搬送ローラ対と、この主搬送ローラ対により搬送される被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、を備えた画像記録装置が提供されている。この種の画像記録装置は、例えば、プリンタや、複写機や、印刷・スキャン・コピー・ファックス機能を有する複合機などである。
上述の画像記録装置には、給送ローラにより先に送り出された被記録媒体の印刷動作に並行して次に画像を記録する被記録媒体を載置部から送り出すものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された画像記録装置は、印刷が行われている被記録媒体の後端をセンサが検知すると、給紙ローラを駆動して載置部の被記録媒体を給紙している。そのため、画像記録に要する時間を短くでき、高速の画像記録が可能になる。
また、特許文献1に記載された画像記録装置では、搬送される被記録媒体の斜行を矯正するために、給送ローラで送り出した被記録媒体の先端を斜行補正ローラ対に一端通過させた後、斜行補正ローラ対搬送方向とは逆方向に回転させて、被記録媒体を斜行補正ローラ対に突き当てる戻しレジを実行した後、斜行補正ローラ対を搬送方向に回転させている。つまり、特許文献1に記載された画像記録装置は、いわゆるレジスト補正を行うことで被記録媒体の斜行を矯正し、記録位置が高精度である画像記録を行う。
特開2003−34454号公報
特許文献1に記載された画像記録装置では、画像記録における記録位置の高精度化を図ることができるが、斜行補正ローラ対によって被記録媒体に対してレジスト補正を実行する時間の分だけ画像記録に要する時間が長くなる。さらに、先行する被記録媒体の後端がセンサに検知されるまで、次に画像を記録する被記録媒体の給紙を実行しないため、センサの配置位置によっては、被記録媒体の間隔が大きくなり、画像記録に要する時間が長くなる。つまり、特許文献1に記載された画像記録装置では、画像記録における記録位置の高精度化と画像記録の高速化とはトレードオフの関係にあって両立できていない。
本発明は、被記録媒体に対する画像記録における記録位置の精度を下げることなく画像記録に要する時間を短縮することを目的とする。
(1) 本発明の画像記録装置は、シート状の被記録媒体が載置される第1載置部と、上記第1載置部から被記録媒体を送り出す第1給送ローラと、上記第1給送ローラにより送り出された被記録媒体を挟んで搬送する第1搬送ローラ対と、被記録媒体の搬送向きにおける上記第1搬送ローラ対より下流側に設けられており、上記第1搬送ローラ対により搬送された被記録媒体を挟んで搬送する第2搬送ローラ対と、上記搬送向きにおける上記第2搬送ローラ対より下流側に設けられており、上記第2搬送ローラ対により搬送される被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、上記搬送向きにおける上記第1搬送ローラ対より上流側に設けられており、被記録媒体が通過している間は第1出力を出力し、被記録媒体が通過していないときは第2出力を出力する第1検知部と、上記第1給紙ローラ、第1搬送ローラ対及び第2搬送ローラ対を駆動する駆動部と、上記駆動部の駆動及び上記記録ヘッドにおけるインクの吐出を制御する制御部と、を備える。
上記制御部は、上記駆動部の駆動を制御して上記第2搬送ローラ対を間欠駆動し、上記第2搬送ローラ対の停止期間中に上記記録ヘッドを制御してインクを吐出させ、上記被記録媒体の後端が上記検知部と上記第1給送ローラとの間に位置する場合において、上記第1給送ローラを給紙方向に所定量回転させるプレ給紙処理と、上記第1検知部の出力が上記第1出力から上記第2出力に変化すると、上記駆動部の駆動を制御して上記第1給送ローラを回転させて次の被記録媒体を上記第1搬送ローラ対に当接させる第1斜行補正処理と、を実行した後、上記第2搬送ローラ対の回転に同期させて、上記第1搬送ローラ対を回転させる第1の記録モードを有する。
本発明では、先に送り出した被記録媒体の後端が上記第1検知部を通過する前に次の被記録媒体の給送が開始されるから、画像記録の時間を短縮することができる画像記録装置が実現される。更に、上記次の被記録媒体を上記第1搬送ローラ対でレジスト補正を行って斜行を矯正し、先に送り出した被記録媒体を搬送する動作に同期させて上記次の被記録媒体を上記第2搬送ローラ対に向かって搬送するから、レジスト補正に要する時間を実質的に省くことができ、その結果、画像記録における記録位置の精度を低下させることなく、画像記録の時間を更に短縮することができる。
(2) 上記所定量は、上記載置部の用紙最大積載時における上記第1給紙ローラの上記プレ給紙処理において、次の被記録媒体が上記第1検知部に到達しない上記第1給紙ローラの回転量に設定されていることが望ましい。上記プレ給紙処理を行う際に、先に送り出された被記録媒体の後端を上記検知部で検知することができるからである。
(3) 上記制御部は、上記プレ給紙処理を、上記記録処理における上記第2搬送ローラ対の1回の上記間欠駆動での上記第2搬送ローラ対の駆動中に実行を開始することが望ましい。上記第2搬送ローラ対の駆動よりも先に上記プレ給紙処理が実行されないので、被記録媒体が重なる虞が少なくなる。
(4) 上記制御部は、上記プレ給紙処理を、上記記録処理における上記第2搬送ローラ対の上記間欠駆動毎に実行し、1回の間欠駆動における上記給紙ローラの回転量は、上記第2搬送ローラの1回の間欠駆動における回転量より小さいことが望ましい。先に送り出した被記録媒体の後端と次に送り出した被記録媒体の先端との間の距離をほぼ一定に保つことができるからである。
(5) 上記制御部は、上記プレ給紙処理において、第1給送ローラの回転速度を上記第2搬送ローラ対の速度よりも小さく設定していることが望ましい。この場合、例えば、同じタイミングで上記給送ローラ及び上記第2搬送ローラの駆動を開始したとしても、被記録媒体が重なる虞がなくなる。
(6) 上記制御部は、上記第1の記録モードにおいて、画像記録のための被記録媒体への上記記録ヘッドによるインクの吐出が完了するまで、上記次の被記録媒体を上記第1搬送ローラ対に当接させた状態で待機させ、画像記録のための被記録媒体への上記記録ヘッドによるインクの吐出が完了すると、上記第2搬送ローラ対を回転させて被記録媒体を排出すると共に、上記第1搬送ローラ対を回転させ、上記次の被記録媒体を上記記録ヘッドの記録開始位置まで搬送する。
本発明では、上記次の被記録媒体を上記第1搬送ローラ対で待機させると共にレジスト補正を行って斜行を矯正し、先に送り出した被記録媒体を排出する動作に同期させて上記次の被記録媒体を上記記録ヘッドに向かって搬送するから、レジスト補正に要する時間を実質的に省くことができ、その結果、画像記録における記録位置の精度を低下させることなく、画像記録の時間を更に短縮することができる。
(7) 本発明の画像記録装置は、上記搬送向きにおける上記第1搬送ローラ対より下流側であって、且つ上記搬送向きにおける上記第2搬送ローラ対より上流側に設けられており、被記録媒体が通過している間は第3出力を出力し、被記録媒体が通過していないときは第4出力を出力する第2検知部を更に備える。上記制御部は、上記第2検知部の出力が上記第3出力から上記第4出力に変化すると、上記駆動部の駆動を制御して上記第1搬送ローラ対を回転させて次の被記録媒体を上記第2搬送ローラ対に当接させる第2斜行補正処理を実行した後、上記第2搬送ローラ対を正回転させ、被記録媒体を上記記録ヘッドに向かって搬送する第2の記録モードを有する。
本発明では、上記第1搬送ローラ対と上記第2搬送ローラ対とでそれぞれ斜行が矯正され、画像記録における記録位置の精度を高めることができる。
(8) 本発明の画像記録装置は、湾曲した湾曲部を有する搬送路を備え、上記湾曲部に上記第1搬送ローラ対が設けられる。上記湾曲部によりコンパクトした画像記録装置において、画像記録の高速化と高精度化とを行うことができる。
(9) 上記駆動部は、正逆いずれの向きにも回転可能な第1駆動モータと、上記第2搬送ローラ対を駆動させる第2駆動モータと、正回転する上記第1駆動モータの回転を上記第1給送ローラに伝達し、逆回転する上記第1駆動モータの回転を上記第1搬送ローラ対に伝達すると共に上記第1給送ローラへの駆動伝達を切る第1駆動伝達部と、を備えることが望ましい。1つの駆動モータにより、上記第1給送ローラと上記第1搬送ローラ対との2つの被駆動部を個別に駆動させることができ、駆動モータの個数を減らすことができるからである。
(10) 本発明の画像記録装置は、被記録媒体が載置可能な第2載置部と、この第2載置部から被記録媒体を送り出す第2給送ローラと、上記第1駆動モータの駆動を上記第2給送ローラ、上記第1給送ローラ及び上記第1搬送ローラ対に伝達する駆動伝達切換機構と、を備える。この駆動伝達切換機構は、上記第1駆動モータにより回転される第1ギアと、回転軸が上記第1ギアの回転軸方向に沿うと共に当該回転軸方向に沿って移動可能であって、移動することにより第1姿勢及び第2姿勢に姿勢変化し、いずれの姿勢においても上記第1ギアと噛合する第2ギアと、上記第1姿勢にある上記第2ギアと噛合する第3ギアと、上記第2姿勢にある上記第2ギアと噛合する第4ギアと、上記第1駆動モータの正回転により回転する上記第3ギアの回転を上記第1給送ローラに伝達し、上記第1駆動モータの逆回転により回転する上記第3ギアの回転を上記第1搬送ローラ対に伝達すると共に上記第1給送ローラへの駆動伝達を切る上記第1駆動伝達部と、上記第1駆動モータの逆回転により回転する上記第4ギアの回転を上記第2給送ローラに伝達し、上記第1駆動モータの正回転により回転する上記第4ギアの回転を上記第1搬送ローラ対に伝達すると共に上記第2給送ローラへの駆動伝達を切る第2駆動伝達部と、を備える。
本発明では、上記第1給送ローラ、上記第2給送ローラ及び上記第1搬送ローラ対の3つの被駆動部を1つの駆動モータにより駆動することができ、駆動モータの個数を減らすことができる。また、上記第1搬送ローラ対は、上記第2ギアが上記第1姿勢にある場合も上記第2姿勢にある場合も駆動することができるから、上記第1載置部と上記第2載置部との両載置部において、ギアを切り換えることなく、且つ、上記第1の記録モードと上記第2の記録モードとのいずれの記録モードでも画像記録を行うことができる。また、上記第1載置部に載置された被記録媒体は上記第1駆動モータの正回転でしか給送されず、上記第2載置部に載置された被記録媒体は上記第1駆動モータの逆回転でしか給送されないから、ギアの切換ミスによる誤給紙を防止することができる。
本発明の画像記録装置は、上記第1搬送ローラ対で次に画像が記録される被記録媒体を待機させると共にレジスト補正を行うことで、レジスト補正を行いながらもレジスト補正に要する時間を省くことができ、先に送り出した被記録媒体を搬送する動作に同期させて上記次の被記録媒体を搬送するので、その結果、画像記録における記録位置の精度を低下させることなく、画像記録に要する時間を短縮することができる。
複合機の斜視図である。 プリンタ部の模式的な断面図である。 駆動伝達切換機構の斜視図である。 第1姿勢におけるギア切換機構の斜視図である。 (A)は第2姿勢におけるギア切換機構の斜視図であり、(B)は第3姿勢におけるギア切換機構の斜視図である。 第1の記録モードにおける印刷処理のフローチャートである。 第1の記録モードにおけるプレ給紙処理のフローチャートである。 第2の記録モードのフローチャートである。 本実施形態のブロック図である。 複合機10の動作を説明する説明図である。 複合機10の動作を説明する説明図である。 第1駆動伝達部の模式図である。 第2駆動伝達部の模式図である。
以下では、本発明の画像記録装置として、印刷・スキャン・コピー・ファックス機能などを有する図1の複合機10が説明される。複合機10は、概ね直方体状に形成されており、複合機10の高さ方向が上下方向7と定義され、奥行き方向が前後方向8と定義され、幅方向が左右方向9と定義されて以下説明がされる。
[複合機10の概要]
複合機10は、プリンタ筐体11と、このプリンタ筐体11の上方に配置され且つスキャナ部を収容したスキャナ筐体12と、このスキャナ筐体12の上方に配置された原稿カバー13と、を備えている。プリンタ筐体11は、普通紙や光沢紙や葉書などである用紙5が載置される上トレイ14及び下トレイ15を前方に引き出し可能に下部に収容し、用紙5に画像を記録する図2のプリンタ部17を上部に収容している。上トレイ14には、排紙トレイ16が載せられている。上トレイ14は請求項に記載の第1載置部に相当し、下トレイ15は請求項に記載の第2載置部に相当し、用紙5は請求項に記載の被記録媒体に相当する。
スキャナ部やプリンタ部17の制御は図9に示された制御部90により行われる。制御部90は、例えば、基板に実装されたマイコンなどの種々の電子部品により実現される。制御部90は、図1に示された複数個の入力ボタン18やパソコンなどの外部機器から入力した信号により画像の取り込みや画像の記録を行う。制御部90については後で詳説される。制御部90は請求項に記載の制御部に相当する。
[プリンタ部17]
プリンタ部17は、図2に示されたように、上トレイ14及び下トレイ15に載置された用紙5を搬送する搬送装置30と、この搬送装置30により搬送される用紙5に画像を記録する記録部20と、駆動部70(図9参照)及び駆動伝達切換機構40(図3参照)と、後述の第1センサ81などで構成される検知機構と、を備えている。
[記録部20]
記録部20は、図2に示されたように、上トレイ14の後部の上方に配置された板状のプラテン22と、このプラテン22の上方に対向配置された記録ヘッド21と、この記録ヘッド21を保持するキャリッジ23(図9参照)と、を備えている。記録ヘッド21は請求項に記載の記録ヘッドに相当する。
記録ヘッド21は、不図示の複数のノズルを備えている。各ノズルは、下方に開放する吐出口をそれぞれ備え、例えば、圧電素子により変形されることで吐出口からインク滴を下方のプラテン22側に向けてそれぞれ吐出する。圧電素子への電力供給はフレキシブルケーブルなどを用いて行われ、制御部90により制御される。
キャリッジ23は、プラテン22の上方に配置された前後一対の図3のレール体24に跨り、レール体24により左右方向9に沿って移動可能に支持されている。レール体24は、左右方向9に長い板状に形成され、フレーム25に支持されている。駆動伝達切換機構40におけるギア切り換えを行うための当接片26(図4参照)がキャリッジ23の右端部から右向きに突出している。
[搬送装置30]
図2に示された搬送装置30は、上トレイ14に載置された用紙5を送り出す第1給送ローラ31と、下トレイ15に載置された用紙5を送り出す第2給送ローラ32と、第1給送ローラ31及び第2給送ローラ32により送り出された用紙5が搬送される主搬送路51と、この主搬送路51に付設され、用紙5を挟んで搬送する中間ローラ対54、主搬送ローラ対55,排紙ローラ対56と、を備えている。
[第1給送ローラ31,第2給送ローラ32]
第1給送ローラ31は、上トレイ14の後部の上方に配置され、駆動部70(図9参照)により回転駆動される回転軸33とアーム34とを用いて支持されている。アーム34は、第1給送ローラ31が回転可能に一端部に取り付けられ、他端部が回転軸33に回動可能に支持されている。また、アーム34は、回転軸33の回転を第1給送ローラ31に伝達する複数個の伝達ギア35を備えている。
第1給送ローラ31は、アーム34が回転軸33周りに回転することで上トレイ14に載置された用紙5に接触し、伝達ギア35を介して回転軸33の回転が伝達されて回転し、接触する用紙5を上トレイ14の後壁から上方に送り出す。第2給送ローラ32は、第1給送ローラ31と同様に回転軸36とアーム37とを用いて支持され、回転することで下トレイ15に載置された用紙5を送り出す。第1給送ローラ31は請求項に記載の第1給送ローラに相当し、第2給送ローラ32は請求項に記載の第2給送ローラに相当する。
[主搬送路51]
主搬送路51は、ガイド部材53やプラテン22により形成されており、断面弧状の湾曲部51A及びプラテン22と記録ヘッド21との間を通る断面直線状の直線状部51Bを備えたいわゆるUターンパスである。湾曲部51Aにより、上トレイ14の上方に記録部20を配置することができ、複合機10がコンパクトになる。主搬送路51は請求項に記載の搬送路に相当し、湾曲部51Aは請求項に記載の湾曲部に相当する。
主搬送路51は、一端が上トレイ14の後壁の上方に位置し、他端が排紙トレイ16の上方に位置するように設けられている。上トレイ14や下トレイ15から送り出された用紙5は、プラテン22上を前方に向かって搬送され、排紙トレイ16に排出される。
[中間ローラ対54]
中間ローラ対54は、駆動部70(図9参照)により回転される回転軸54Aに固着された複数個の駆動ローラ54B及びこの駆動ローラ54Bに従動する従動ローラ54Cを備えている。中間ローラ対54は、回転軸54Aの軸方向が左右方向9に沿い、且つ、ニップ位置を湾曲部51Aが通る位置に配置され、上トレイ14又は下トレイ15から送り出された用紙5を挟んで搬送する。中間ローラ対54は請求項に記載の第1搬送ローラ対に相当する。
[主搬送ローラ対55]
主搬送ローラ対55は、駆動部70により回転される回転軸55Aに固着された複数個の駆動ローラ55B及びこの駆動ローラ55Bに従動する従動ローラ55Cを備えている。主搬送ローラ対55は、回転軸55Aの軸方向が左右方向9に沿い、且つ、プラテン22の後方に配置され、中間ローラ対54により搬送された用紙5を前方に向かって搬送する。主搬送ローラ対55は請求項に記載の第2搬送ローラ対に相当する。
[排紙ローラ対56]
排紙ローラ対56は、駆動部70により回転される回転軸56Aに固着された複数個の駆動ローラ56B及びこの駆動ローラ56Bに従動する従動ローラ56Cを備えている。排紙ローラ対56は、回転軸56Aの軸方向が左右方向9に沿い且つプラテン22の前方に配置され、主搬送ローラ対55により搬送された用紙5を排紙トレイ16に排出する。
[駆動部70]
図9に示されたように、駆動部70は、正逆いずれの向きにも回転可能な第1駆動モータ71と、第2駆動モータ72と、第3駆動モータ73と、を備えている。各駆動モータ71,72,73には、例えば、DCモータが用いられる。各駆動モータ71,72,73は、プラテン22の左側方に配置され、図示されない電源部から電力が供給される。制御部90は、電源部から各駆動モータ71,72,73への電力供給を制御することで、各駆動モータ71,72,73の駆動を制御する。
[第1駆動モータ71]
第1駆動モータ71の駆動力は、後述の駆動伝達切換機構40により、第1給送ローラ31、第2給送ローラ対32、中間ローラ対54及び不図示の保守機構に伝達される。第1駆動モータ71は請求項に記載の第1駆動モータに相当する。
[第2駆動モータ72]
第2駆動モータ72は、シャフトが主搬送ローラ対55の回転軸55Aに直接又はギアを介して連結され、回転軸55Aを回転駆動する。第2駆動モータ72の駆動力は、不図示の第1ベルト伝達機構により回転軸56Aに伝達される。第1ベルト伝達機構は、無端環状のベルトを備え、第2駆動モータ72により回転軸55Aが回転されると、回転軸55Aと共に回転軸56Aを回転させる。第2駆動モータ72及び第1ベルト伝達機構により、主搬送ローラ対55及び排紙ローラ対56は、同じ搬送向き38で用紙5を搬送する向きに且つ同時に回転される。第2駆動モータ72の正回転により用紙5が搬送向き38に搬送されるものとして第2駆動モータ72の回転の向きが定義され、以下説明がされる。第2駆動モータ72は請求項に記載の第2駆動モータに相当する。また、搬送向き38は請求項に記載の搬送向きに相当する。
[第3駆動モータ73]
第3駆動モータ73の駆動力は、不図示の第2ベルト伝達機構によりキャリッジ23に伝達され、キャリッジ23を左右方向9に沿って移動させる。第2ベルト伝達機構は、例えば、キャリッジ23が固着された無端環状のベルトを備え、このベルトが第3駆動モータ73により回転されることでキャリッジ23を左向き又は右向きに移動させる。
[駆動伝達切換機構40]
図3に示された駆動伝達切換機構40は、ギア切換機構41と、ギア切換機構41により切り換えられた駆動力を第1給送ローラ31又は中間ローラ対54に伝達する第1駆動伝達部110(図12参照)と、ギア切換機構41により切り換えられた駆動力を第2給送ローラ31又は中間ローラ対54に伝達する第2駆動伝達部120(図13参照)と、を備え、プラテン22の右側方に配置されている。駆動伝達切換機構40は請求項に記載の駆動伝達切換機構に相当し、第1駆動伝達部110は請求項に記載の第1駆動伝達部に相当し、第2駆動伝達部120は請求項に記載の第2駆動伝達部に相当する。
[ギア切換機構41]
ギア切換機構41は、図3〜5に示されたように、第1駆動モータ71により回転駆動される駆動ギア44と、切換ギア45と、この切換ギア45とそれぞれ噛合可能な歯を有する第1受けギア46A,第2受けギア46B,第3受けギア46Cと、切換ギア45の保持を行う保持機構48と、を備えている。
[駆動ギア44、切換ギア45]
駆動ギア44の回転軸と略平行に支軸47が配置され、この支軸47に切換ギア45が通される。切換ギア45は、支軸47の軸周りに回転可能であって、且つ、支軸47の軸方向(左右方向9)に沿って移動可能である。切換ギア45は、左右方向9における駆動ギア44の幅寸法よりも小さい幅寸法で形成され、駆動ギア44の上記幅寸法の範囲内で左右方向9に移動することで第1姿勢、第2姿勢、第3姿勢に姿勢変化し、いずれの姿勢においても駆動ギア44に噛合する。切換ギア45が駆動ギア44の左端部と噛合する姿勢を第1姿勢とし、切換ギア45が駆動ギア44の右端部と噛合する姿勢を第3姿勢とし、切換ギア45が右向きに移動することで、図4の第1姿勢、図5(A)の第2姿勢、図5(B)の第3姿勢の順に姿勢変化する。駆動ギア44は請求項に記載の第1ギアに相当し、切換ギア45は請求項に記載の第2ギアに相当する。また、切換ギア45の第1姿勢は請求項に記載の第1姿勢に相当し、第2姿勢は請求項に記載の第2姿勢に相当する。
[保持機構48]
保持機構48については詳説しないが、保持機構48は、図4の第1姿勢と、第1姿勢から姿勢変化した図5(A)の第2姿勢とにおいて切換ギア45を保持し、図5(B)の第3姿勢と、第3姿勢から姿勢変化した第2姿勢とにおいては、切換ギア45を保持しない機能を有し、また、キャリッジ23に設けられた上述の当接片26により左側から押されることで切換ギア45を第1姿勢、第2姿勢及び第3姿勢に姿勢変化させる機能を有している。
[第1受けギア46A,第2受けギア46B,第3受けギア46C]
図4,5に示されたように、第1受けギア46A,第2受けギア46B,第3受けギア46Cは、互いに同径にそれぞれ形成され、回転軸が一直線上に並び且つ回転軸が支軸47の軸方向に沿うように配置される。また、第1受けギア46Aは、第1姿勢にある切換ギア45に噛合する位置に配置され、第2受けギア46Bは、第2姿勢にある切換ギア45に噛合する位置に配置され、第3受けギア46Cは、第3姿勢にある切換ギア45に噛合する位置に配置されている。切換ギア45は、第1受けギア46A,第2受けギア46B,第3受けギア46Cのいずれかと噛合し、第1受けギア46A,第2受けギア46B,第3受けギア46Cのいずれか1つを選択して回転させる機能を有する。なお、第3受けギア46Cは、不図示の保守機構を駆動させるためのものであり、例えば、保守機構とは、記録ヘッド21のメンテナンスを実行するメンテナンス機構であるが、詳しい説明は省略される。第1受けギア46Aは請求項に記載の第3ギアに相当し、第2受けギア46Bは請求項に記載の第4ギアに相当する。
[第1駆動伝達部110]
第1駆動伝達部110は、図12に示されたように第1遊星ギア機構111と、第2遊星ギア機構112と、を備えている。第1遊星ギア機構111は、第1受けギア46Aと噛合するサンギア113と、このサンギア113の周囲を公転しながら自転するプラネットギア114と、を備えている。このプラネットギア114は、第1駆動モータ71が逆回転(矢印132参照)したときに、中間ローラ対54の回転軸54Aに回転を伝達する複数個の伝達ギア115の1つに噛合する(114点線参照)。第2遊星ギア機構112は、伝達ギア116によりサンギア113の回転が伝達されるサンギア117と、このサンギア117の周囲を公転しながら自転するプラネットギア118と、を備えている。このプラネットギア118は、第1駆動モータ71が正回転(矢印131参照)したときに、第1給送ローラ31に回転を伝達する複数個の伝達ギア35の1つに噛合する(118実線参照)。上記構成により、第1駆動伝達部110は、正回転する第1駆動モータ71の駆動力を第1給送ローラ31に伝達し、逆回転する第1駆動モータ71の駆動力を中間ローラ対54に伝達すると共に、第1給送ローラ31へ駆動力を伝達しない機能を有している。本実施形態における第1駆動モータ71の正回転は、請求項に記載の第1駆動モータの正回転に相当し、第1駆動モータ71の逆回転は、請求項に記載の第1駆動モータの逆回転に相当する。
[第2駆動伝達部120]
第2駆動伝達部120は、図13に示されたように、第1駆動伝達部110と同様の構成を有し、第3遊星ギア機構121及び第2遊星ギア機構122の2つの遊星ギア機構を備え、逆回転(矢印132参照)する第1駆動モータ71の駆動力を第2給送ローラ32に伝達し、正回転(矢印131参照)する第1駆動モータ71の駆動力を中間ローラ対54に伝達すると共に、第2給送ローラ32へ駆動力を伝達しない機能を有している。
[検知機構]
検知機構は、図2に示された第1センサ81及び第2センサ82と、図9に示された第1エンコーダ83及び第2エンコーダ84と、を備えている。第1センサ81は、搬送向き38における中間ローラ対54の上流側に配置されている。第2センサ82は、搬送向き38における主搬送ローラ対55の上流側に配置されている。
第1センサ81、第2センサ82は、いわゆるレジストセンサであって構成は周知であるから詳説しないが、例えば、発光ダイオードと、フォトダイオードと、出没可能に主搬送路51に設けられた検出子と、で構成され、用紙5が通過している間と用紙5が通過していないときとで出力が変化する。用紙5が通過している間の第1センサ81及び第2センサ82の出力を第1出力とし、用紙5が通過していないときの出力を第2出力として以下説明がされる。第1センサ81は請求項に記載の第1検知部に相当し、第2センサ82は請求項に記載の第2検知部に相当する。また、上記第1出力は、請求項に記載の第1出力及び第3出力に相当し、上記第2出力は請求項に記載の第2出力及び第4出力に相当する。
エンコーダ83,84の構成は周知であるから詳説しないが、エンコーダ83,84は、例えば、発光ダイオードとフォトダイオードとディスクとを備え、このディスクに光が透過する透光部及び光を遮断する遮光部が設けられた構成を有している。ディスクが回転することで、透光部と遮光部とが交互に発光ダイオードの光路上を通過し、フォトダイオードの出力が変化する。ディスクは、駆動モータ71,72のシャフトや駆動モータ71,72により回転する回転軸などに取り付けられる。第1エンコーダ83は第1駆動モータ71に付設されている。第2エンコーダ84は第2駆動モータ72に付設されている。
図9に示されたように、制御部90は、第1エンコーダ83の出力変化をカウントする第1カウンタ91と、第2エンコーダ84の出力変化をカウントする第2カウンタ92と、記憶部94と、を備えている。
記憶部94は、第1〜第4所定値を記憶している。第1所定値は、第1カウンタ91のカウント値についての閾値であり、第1センサ81を通過した用紙5の先端が中間ローラ対54に到達した後、少なくとも所定の回転量が経過するような値として設定されている。第2所定値は、第1カウンタ91のカウント値についての閾値であり、用紙5の先端が主搬送ローラ対55に到達した後、少なくとも所定の回転量が経過するような値として設定されている。なお、用紙5の先端とは、搬送向き38における用紙5の先端を意味する。第3所定値は、第1カウンタ91のカウント値についての閾値であり、用紙5の先端が主搬送ローラ対55に到達したことを判断するための値である。第4所定値は、第2カウンタ92のカウント値についての閾値であり、用紙5の頭出しを決める値である。第4所定値は、例えば、画像データとして外部から入力されて記憶部94に記憶される。
[制御部90の動作]
制御部90は、図6,7に示された第1の記録モードと、図8に示された第2の記録モードと、を有する。制御部90は、第1の記録モードにおいて、図6に示された印刷処理と、図7に示されたプレ給紙処理と、を行う。第1の記録モードは請求項に記載の第1の記録モードに相当し、第2の記録モードは請求項に記載の第2の記録モードに相当し、プレ給紙処理は、請求項に記載のプレ給紙処理に相当する。以下図6〜11を用いて制御部90の動作について説明がされる。
[第1の記録モード]
制御部90は、第1の記録モードによる印刷指示を受けた時は、第3駆動モータ73を駆動してキャリッジ23を移動させ、切換ギア45を上記第1姿勢に姿勢変化させ、第1受けギア46Aを駆動できる状態にした後、図6の印刷処理を行う。
図6の印刷処理において、制御部90は、第1駆動モータ71を正回転させて第1給送ローラ31を回転させ(S1)、上トレイ14から用紙5aを主搬送路51に送り出す(図10(A)参照)。次に、制御部90は、送り出した用紙5aにより第1センサ81の出力が第2出力から第1出力に変化したことを検知すると(S2,Y)、第1カウンタ91でのカウントを開始し(S3)、第1カウンタ91でのカウント値が第1所定値になって用紙5aが中間ローラ対54に突き当たるまで用紙5aを送り出す(図10(B)参照)。つまり、用紙5aは、中間ローラ対54に突き当てられて斜行が矯正された後、主搬送ローラ対55に向けて搬送される。第1カウンタ91のカウント値が第1所定値になったと判断すると(S4,Y)、第1駆動モータ71の駆動を一旦停止する(S18)。その後、制御部90は、第1駆動モータ71を逆回転させて中間ローラ対54を回転させ(S5)、用紙5aを主搬送ローラ対55に向けて搬送する(図10(C)参照)。中間ローラ対54でのレジスト補正を行う上述の処理は、請求項に記載の第1斜行補正処理に相当する。
制御部90は、中間ローラ対54により搬送された用紙5aにより第2センサ82の出力が第2出力から第1出力に変化したと判断すると(S6,Y)、第1カウンタ91でのカウントを開始し(S7)、第1カウンタ91のカウント値が第3所定値になって用紙5aの先端が主搬送ローラ対55に到達したと判断すると(S8,Y)、第1駆動モータ71に同期させて第2駆動モータ72を正回転させ(S9)、主搬送ローラ対55により用紙5aを記録ヘッド21側に向けて搬送し、第2カウンタ92でのカウントを開始する(S10)。「同期」とは、搬送向き38に用紙5aが搬送される向きに第1駆動モータ71及び第2駆動モータ72を回転させ、且つ、角加速度や角速度を一致させ、或いは、所定量だけずらして第1駆動モータ71及び第2駆動モータ72を回転させることを意味する。
制御部90は、第2カウンタ92のカウント値が第4所定値になって(S11,Y)、頭出しが終了したと判断すると(図10(C)参照)、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ72を停止させると共に(S12)、圧電素子への電力の供給を開始し(S13)、記録ヘッド21にインクを吐出させる。制御部90は、インクを吐出させ終えた後(S14)、画像記録が終了したかを判断し(S15)、画像記録が終了していないと判断した場合は(S15,N)、第2駆動モータ72を所定量だけ回転させる改行処理を行う(S16)。ステップS16の改行処理において、制御部90は、第1駆動モータ71を逆回転させ、第2駆動モータ72を正回転させ、第1駆動モータ71と第2駆動モータ72とを同期して駆動させる。制御部90は、改行処理(S16)とインクの吐出(S13,S14)とを交互に行い、用紙5aの表面に画像を記録する。つまり、制御部90は、用紙5aを断続的に搬送し、用紙5aの停止中に記録ヘッド21にインクを吐出させる。制御部90は画像記録が終了したと判断すると(S15,Y)、第2駆動モータ72を正回転させて用紙5aを排紙トレイ16に排出する(S17)。
制御部90は、上述の改行処理中において、第1センサ81の出力が第1出力から第2出力に変化して搬送向き38における用紙5aの後端が第1センサ81に到達した判断した場合、又は、第1カウンタ91のカウント値により用紙5aの後端が中間ローラ対54を抜けたと判断した場合は、第1駆動モータ71の駆動を停止させる。つまり、第1駆動モータ71と第2駆動モータ72とが同期して駆動されるのは、用紙5aの後端が第1センサ81に到達したとき又は中間ローラ対54を抜けたときまでである。用紙5aは、最初は、中間ローラ対54と主搬送ローラ対55とに挟み持たれて搬送され、用紙5aの先端が排紙ローラ対56に到達すると、中間ローラ対54と主搬送ローラ対55と排紙ローラ対56とで搬送され、用紙5aの後端が中間ローラ対54を抜けると、主搬送ローラ対55と排紙ローラ対56とに挟み持たれて搬送される。
[プレ給紙処理]
図7のプレ給紙処理は、図6のステップS16の改行処理において実行される。制御部90は、次の用紙5bに記録する画像があるか否かを判断し(S21)、次の用紙5bに記録する画像がなければ(S21,N)、プレ給紙処理を終了する。次の用紙5bに記録する画像があれば(S21,Y)、第1センサ81の出力が第1出力から第2出力に変化して先に送り出した用紙5aの端が第1センサ81に到達しているか否かを判断し(S22)、先に送り出した用紙5aの端が第1センサ81に到達していなければ(S22,N)、第2駆動モータ72の駆動期間中に第1駆動モータ71を正回転させ(S23)、プレ給紙処理を終了する。このとき、先に送り出された用紙5aの後端が第1給紙ローラ31を抜けていると、次の用紙5bが給送される(図11(A)参照)。また、主搬送ローラ対55の搬送力よりも第1給紙ローラ31の搬送力の方が小さいので、先に送り出された用紙5aの後端が第1給紙ローラ31を抜けていなかったとしても、主搬送ローラ対55により用紙5bを搬送することができる。ここで、搬送力とは、各ローラの用紙5に対するニップ力と摩擦力で決定される。更に、第1駆動モータ71の回転数又は回転時間は、第1給送ローラ31により送り出される用紙5bの送り出し量が、改行処理における改行幅よりも小さくなるように設定される。また、第1駆動モータ71の回転速度は、上述の改行処理における第2駆動モータ72の回転速度よりも小さくなるように一定比率で設定される。従って、プレ給紙処理において送り出された用紙5bの先端が先に送り出された用紙5aの後端に当たることがなく、第1センサ81によって先に送り出された用紙5の後端を検出することができる。また、第1給送ローラ31が断続的に回転されることで、重なった用紙5bが分離して主搬送路51に送り出される。なお、第2駆動モータ72の駆動は、複数回ある第3駆動モータ103の駆動期間の全てにおいて行われてもよいし、選択的(例えば3回目と5回目と7回目)に行われてもよい。
よって、先に送り出された用紙5aの後端がまだ第1センサ81を通過しておらず、第1センサ81の出力が第1出力から第2出力に変化するまでは、ステップS16の改行処理における第2駆動モータ72の駆動期間中に第1駆動モータ71が正回転される。これにより、先に送り出された用紙5aの記録中に後から送り出す用紙5bを給紙することができる。
次に、制御部90は、ステップS22において、第1センサ81の出力が第1出力から第2出力に変化して先に送り出した用紙5の後端が第1センサ81に到達したと判断すれば(S22,Y)、第1駆動モータ71を正回転させる(S24)。制御部90は、第1センサ81の出力が第2出力から第1出力に変化することで、後から送り出した用紙5bの先端が第1センサ81に到達したか否かを判断し(S25)、用紙5bの先端が第1センサ81に到達していないと判断したときは(S25,N)、第1駆動モータ71の正回転を継続する。制御部90は、用紙5bの先端が第1センサ81に到達したと判断したときは(S25,Y)、第1カウンタ91でのカウントを開始し(S26)、第1カウンタ91のカウント値が第1所定値になったと判断するまで(S29,N)、第1駆動モータ71の正回転を継続し、中間ローラ対54でレジスト補正を行う(図11(B)参照)。ステップS29において第1カウンタ91のカウント値が第1所定値になったと判断し(S29,Y)、且つ、先に送り出された用紙5aの排出のために第2駆動モータ71が正回転されたと判断すると(S27,Y)、第1駆動モータ71を逆回転させ、中間ローラ対54で待機させていた用紙5bを主搬送ローラ対55に向けて搬送する(S28)。つまり、先に送り出した用紙5の排出動作に連動させて後から送り出した用紙5aの頭出しを行う(図11(C)参照)。制御部90は、ステップS28の後、ステップS6以下の処理を行う。
[第2の記録モード]
制御部90は、第2の記録モードによる印刷指示を受けた時は、第3駆動モータ73を駆動してキャリッジ23を移動させ、切換ギア45を上記第2姿勢に姿勢変化させ、第2受けギア46Bを駆動できる状態にした後、図8の処理を行う。
制御部90は、上述したステップS1からステップS7と同様の制御(S41〜S47)を行って中間ローラ対54でレジスト補正を行う。なお、ステップS41では第1駆動モータ71は逆回転され、ステップS45では第1駆動モータ71は正回転される。その後、制御部90は、第1カウンタ91でのカウント値が第2所定値になったと判断すると(S48,Y)、第2カウンタ92でのカウントを開始すると共に(S49)、第2駆動モータ72を正回転させる(S50)。つまり、第2の記録モードでは、主搬送ローラ対55でもレジスト補正を行う。主搬送ローラ対55でのレジスト補正を行う上述の処理は、請求項に記載の第2斜行補正処理に相当する。
制御部90は、第2カウンタ92のカウント値が第4所定値になって頭出しが終了したと判断すると(S51,Y)、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ72を停止させて頭出しを行った後(S52)、上述のステップS13〜ステップS16を行って改行とインクの吐出とを行う。制御部90は、画像記録が終了したと判断すると(S15,Y)、第2駆動モータ72を正回転させて用紙5の排出を行う(S17)。
なお、上述では、第2の記録モードにおいて、静止させていた主搬送ローラ55を正回転させるいわゆる静止レジスト補正が説明されたが、逆回転させていた主搬送ローラ対55を正回転させるいわゆる逆転レジスト補正で用紙5の斜行を矯正する構成が採用されてもよい。また、主搬送ローラ対55に用紙5の先端を一旦通過させた後、主搬送ローラ対55を逆回転させて用紙5の先端を主搬送ローラ対55に突き当てるいわゆる戻しレジにより用紙5の斜行が矯正されてもよい。
また、本実施形態では、プレ給紙処理を、ステップS16の改行処理における第2駆動モータ72の駆動期間中に実行し、第1駆動モータ71を正回転させるとしたが、プレ給紙を、第2駆動モータ72の停止期間中の、先に搬送した用紙5aに画像が記録されている間に実行し、第1駆動モータ71を正回転させてもよい。
また、本実施形態では、第1の記録モードが実行されるときは、上トレイ14に載置された用紙5に画像が記録され、第2の記録モードが実行されるときは、下トレイ15に載置された用紙5に画像が記録される構成が説明されたが、第1の記録モードが実行されるときは、下トレイ15に載置された用紙5に画像が記録され、第2の記録モードが実行されるときは、上トレイ14に載置された用紙5に画像が記録される構成が採用されてもよいし、上トレイ14及び下トレイ15の両方のトレイにおいて、第1の記録モードと第2の記録モードとの一方をユーザが選択して実行する構成が採用されてもよい。
また、本実施形態では、片面印刷を行う複合機10が説明されたが、周知の構成の反転搬送路が設けられることにより両面印刷を可能とした複合機にも本発明を用いることができる。
また、本実施形態では、先に送り出した用紙5aの排出動作に連動させて次に送り出した用紙5bを主搬送ローラ対55に向けて搬送する構成が説明されたが、先に送り出した用紙5aの改行処理に連動させて、次に送り出した用紙5bを主搬送ローラ対55に向けて搬送する構成が採用されてもよい。この場合、例えば、先に送り出した用紙5aの後端と次に送り出した用紙5bの前端とは一定距離、離れるように、制御部90は、次に送り出した用紙5bの中間ローラ対54による搬送を開始するタイミングを設定する。上記一定距離は、例えば、先に送り出した用紙5aの排出と後に送り出した用紙5bの頭出しとが同時に終了する距離として設定される。制御部90は、例えば、第1センサ81により先に送り出した用紙5aの後端を検知し、第1カウンタ91のカウンタ値により、先に送り出した用紙5aの送り出し量を検知することにより、上記タイミングを決定する。
また、本実施形態では、第1駆動モータ71と第2駆動モータ72とを同期させて断続的に駆動する構成が説明されたが、第1駆動モータ71を停止させて第2駆動モータ72のみで用紙5を搬送して頭出し及び改行処理を行う構成が採用されてもよい。この場合、例えば、第2駆動モータ72の駆動期間中に第1駆動モータ71を正回転させてプレ給紙処理を実行することもできる。
ステップS22において、第1センサ81の出力が第2出力から第1出力に変化して用紙5bの先端が第1センサ81に到達したと判断すると(S22,Y)、ステップS23において第1駆動モータ71を正回転させたが、用紙5bの先端が第1センサ81に到達し、カウンタ等の回転量のカウントにより中間ローラ対54を抜けたと判断すると、第1駆動モータ71を正回転させてもよい。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、中間ローラ対54が湾曲部51Aに設けられたことにより、湾曲部51Aの曲率半径を小さくしも用紙5を主搬送路55まで搬送することができ、コンパクトな複合機10が実現される。
また、駆動伝達切換機構40により第1駆動モータ71で第1給送ローラ31、第2給送ローラ32、中間ローラ対54及び保守機構の4つの被駆動部を駆動することができ、使用する駆動モータの個数を減らすことができる。
また、第1の記録モードにおいては、先に送り出した用紙5aに画像が記録されている間に次の用紙5bの給送が開始され、次の用紙5bを中間ローラ対54の直前までプレ給紙し、その後、中間ローラ対54でレジスト補正を行って斜行を矯正し、先に送り出した用紙5aを搬送する動作に連動させて次の用紙5bを上記記録ヘッド21に向かって搬送するから、レジスト補正に要する時間を省くことができると共に、記録ヘッド21までの搬送距離を実質的に短くでき、その結果、画像記録における記録位置の精度を低下させることなく、画像記録の時間を短縮することができる。
また、上述のプレ給紙処理において、第1給送ローラ31又は第2給送ローラ32を遅い速度で断続的に駆動することにより、重なった用紙5を確実に分離することができる。
また、第1給送ローラ31は第1駆動モータ71の正回転でしか回転せず、第2給送ローラ32は第1駆動モータ71の逆回転でしか回転しないから、ギアの切換ミスが生じても、中間ローラ対54が回転するだけで、用紙5が誤って給送される恐れがなく、その結果、ギアの切換ミスによる誤給紙を防止することができる。
また、用紙5を主搬送路51に送り出した後において、第2駆動モータ72の回転の向きを変えるだけで中間ローラ対54を駆動することができ、用紙5の搬送中にギアの切り換えが行われないから、ギアの切換ミスによる紙詰まりが生じることのない複合機10が実現される。
また、第2の記録モードにおいては、中間ローラ対54と主搬送ローラ対55とを同期させて駆動するから、湾曲部51Aが用紙5の搬送に及ぼす影響を低減でき、その結果、コンパクトであり、且つ、精度の高い画像記録を行うことができる複合機10が実現される。また、複合機10は、第2の記録モードにおいて、中間ローラ対54と主搬送ローラ対55とでそれぞれレジスト補正を行って、合計2回のレジスト補正を行うことで、画像記録の精度を更に高めている。
10・・・複合機(画像記録装置)
40・・・駆動伝達切換機構(駆動伝達切換機構)
54・・・中間ローラ対(第1搬送ローラ対)
55・・・主搬送ローラ対(第2搬送ローラ対)
56・・・排紙ローラ対(第3搬送ローラ対)
71・・・第1駆動モータ(第1駆動モータ)
72・・・第2駆動モータ(第2駆動モータ)
81・・・第1センサ(第1検知部)
82・・・第2センサ(第2検知部)
90・・・制御部(制御部)

Claims (10)

  1. シート状の被記録媒体が載置される第1載置部と、
    上記第1載置部から被記録媒体を送り出す第1給送ローラと、
    上記第1給送ローラにより送り出された被記録媒体を挟んで搬送する第1搬送ローラ対と、
    被記録媒体の搬送向きにおける上記第1搬送ローラ対より下流側に設けられており、上記第1搬送ローラ対により搬送された被記録媒体を挟んで搬送する第2搬送ローラ対と、
    上記搬送向きにおける上記第2搬送ローラ対より下流側に設けられており、上記第2搬送ローラ対により搬送される被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    上記搬送向きにおける上記第1搬送ローラ対より上流側に設けられており、被記録媒体が通過している間は第1出力を出力し、被記録媒体が通過していないときは第2出力を出力する第1検知部と、
    上記第1給紙ローラ、第1搬送ローラ対及び第2搬送ローラ対を駆動する駆動部と、
    上記駆動部の駆動及び上記記録ヘッドにおけるインクの吐出を制御する制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    上記駆動部の駆動を制御して上記第2搬送ローラ対を間欠駆動し、上記第2搬送ローラ対の停止期間中に上記記録ヘッドを制御してインクを吐出させる記録処理と、上記記録処理中において、上記第1検知部の出力が上記第1出力から上記第2出力に変化するまでに上記第1給送ローラを給紙方向に所定量回転させ、次の被記録媒体の先端を上記第1検知部の上流側へ給紙するプレ給紙処理と、上記第1検知部の出力が上記第1出力から上記第2出力に変化すると、上記駆動部の駆動を制御して上記第1給送ローラを回転させて次の被記録媒体を上記第1搬送ローラ対に当接させる第1斜行補正処理と、を実行した後、上記第2搬送ローラ対の回転に同期させて、上記第1搬送ローラ対を回転させる第1の記録モードを有するものである画像記録装置。
  2. 上記所定量は、上記載置部の用紙最大積載時における上記第1給紙ローラの上記プレ給紙処理において、次の被記録媒体が上記第1検知部に到達しない上記第1給紙ローラの回転量に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記制御部は、上記プレ給紙処理の実行を、上記記録処理における上記第2搬送ローラ対の1回の上記間欠駆動での上記第2搬送ローラ対の駆動中に開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記制御部は、上記プレ給紙処理を、上記記録処理における上記第2搬送ローラ対の上記間欠駆動毎に実行し、1回の間欠駆動における上記給紙ローラの回転量は、上記第2搬送ローラの1回の間欠駆動における回転量より小さいことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 上記制御部は、上記プレ給紙処理において、第1給送ローラの回転速度を上記第2搬送ローラ対の速度よりも小さく設定しているものである請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 上記制御部は、上記第1の記録モードにおいて、画像記録のための被記録媒体への上記記録ヘッドによるインクの吐出が完了するまで、上記次の被記録媒体を上記第1搬送ローラ対に当接させた状態で待機させ、画像記録のための被記録媒体への上記記録ヘッドによるインクの吐出が完了すると、上記第2搬送ローラ対を回転させて被記録媒体を排出すると共に、上記第1搬送ローラ対を回転させ、上記次の被記録媒体を上記記録ヘッドの記録開始位置まで搬送するものである請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 上記搬送向きにおける上記第1搬送ローラ対より下流側であって、且つ上記搬送向きにおける上記第2搬送ローラ対より上流側に設けられており、被記録媒体が通過している間は第3出力を出力し、被記録媒体が通過していないときは第4出力を出力する第2検知部を更に備えており、
    上記制御部は、
    上記第2検知部の出力が上記第3出力から上記第4出力に変化すると、上記駆動部の駆動を制御して上記第1搬送ローラ対を回転させて次の被記録媒体を上記第2搬送ローラ対に当接させる第2斜行補正処理を実行した後、上記第2搬送ローラ対を正回転させ、被記録媒体を上記記録ヘッドに向かって搬送する第2の記録モードを有するものである請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 湾曲した湾曲部を有する搬送路を備えており、
    上記第1搬送ローラ対は、上記湾曲部に設けられたものである請求項1から7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 上記駆動部は、
    正逆いずれの向きにも回転可能な第1駆動モータと、
    上記第2搬送ローラ対を駆動させる第2駆動モータと、
    正回転する上記第1駆動モータの回転を上記第1給送ローラに伝達して被記録媒体を送り出す向きに回転させ、逆回転する上記第1駆動モータの回転を上記第1搬送ローラ対に伝達すると共に上記第1給送ローラへ駆動を伝達しない第1駆動伝達部と、を備えたものである請求項1から8のいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 被記録媒体が載置可能な第2載置部と、
    上記第2載置部から被記録媒体を送り出す第2給送ローラと、
    上記第1駆動モータの駆動を上記第2給送ローラ、上記第1給送ローラ及び上記第1搬送ローラ対に伝達する駆動伝達切換機構と、を備えており、
    上記駆動伝達切換機構は、
    上記第1駆動モータにより回転される第1ギアと、
    回転軸が上記第1ギアの回転軸方向に沿うと共に当該回転軸方向に沿って移動可能であって、移動することにより第1姿勢及び第2姿勢に姿勢変化し、いずれの姿勢においても上記第1ギアと噛合する第2ギアと、
    上記第1姿勢にある上記第2ギアと噛合する第3ギアと、
    上記第2姿勢にある上記第2ギアと噛合する第4ギアと、
    上記第1駆動モータの正回転により回転する上記第3ギアの回転を上記第1給送ローラに伝達し、上記第1駆動モータの逆回転により回転する上記第3ギアの回転を上記第1搬送ローラ対に伝達すると共に上記第1給送ローラへ駆動を伝達しない上記第1駆動伝達部と、
    上記第1駆動モータの逆回転により回転する上記第4ギアの回転を上記第2給送ローラに伝達し、上記第1駆動モータの正回転により回転する上記第4ギアの回転を上記第1搬送ローラ対に伝達すると共に上記第2給送ローラへ駆動を伝達しない第2駆動伝達部と、を備えたものである請求項1から9のいずれかに記載の画像記録装置。
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