JP2011529622A - 中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器 - Google Patents

中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器 Download PDF

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Abstract

【課題】中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器を提供する。
【解決手段】本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器は、イオンを発生させるイオン源10と、イオンを平行ビームとするコリメータ(collimator)20と、平行ビームを加速する加速器30と、加速されたイオンビームをパルス化するイオンビームパルス発生器40と、パルス化されたイオンビームを試片1に集束させる集束対物レンズ50と、集束されたイオンビームが試片1で散乱されたイオンビームパルスの分光信号を検出する検出器60と、検出器60により検出された分光信号を分析処理するデータ分析器70と、を含んで構成されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器に関するものであって、より詳しくは、中間程度のエネルギーを有するイオンビームを用いて試片で散乱されたイオンビームを検出して分析することにより、半導体素子などの薄膜を分析できる中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器に関する。
試片の表面または試片上に形成された薄膜内の組成、構造、化学的特性などを測定するための様々な測定装置が開発されつつある。
特に、高集積半導体の場合、ITRS(国際半導体技術ロードマップ)によれば、シリコン酸化層の厚さは100nm技術世代から1nm以下に低減しなければならず、高集積度が増加するほど酸化層の厚さはさらに薄くなることが求められるため、酸化超薄膜の分析のための新技術が要求され、ドーピング層(doped layer)もさらに薄くなったため、今まで使用してきた1次イオンで表面を照射する間に放出される正イオンあるいは負イオンを分析する2次イオン質量分析(secondary ion mass spectroscopy;SIMS)などの技術はこれ以上使用が困難であり、原子分解能の分析技術が要求されている。また、従来の一般的な表面分析装置は、超薄膜の厚さに対する分解能がないか、構造や組成の一部分だけを確認できる、非常に制限的な分析方法のみ可能であった。
このような要求に応じて開発されたMEIS(Medium Energy Ion Scattering Spectroscopy)装置は、中間程度のエネルギーを有するイオンビーム、例えば、約数十keVのエネルギーを有するイオンビームを利用でき、表面から深さ方向のエネルギー分解能が約0.3nm程度で、他の分析方法よりも優れる。
MEISは、100keVのH、Heイオンが固体の表面及び内部で散乱される過程におけるエネルギー損失を10−3エネルギー分解能により精密に測定し、原子層の深さ分解能により薄膜の元素組成の深さ分布を測定でき、イオンビームのチャネリング(channeling)/ブロッキング(blocking)効果を用いて原子構造に関する情報が得られるため、超薄膜の表面及び界面の組成と構造に対する非常に効果的な分析技術であり、また、イオン散乱断面積を正確に計算できるため定量的であり、非破壊的に分析できるという長所がある。
このような長所を有するMEISは、数nmの超薄膜を原子層の分解能によりその組成と原子構造(結晶性と応力など)の深さ分布を定量的に分析できる、事実上唯一の分析技術といえる。
しかしながら、従来のMEIS装置は、超大型で、1mmの集束されていないイオンビームを使用するため、微小領域の測定やマッピングができなかった。また、検出器を移動させるためのスキャナーのスキャンにより測定するため、高価のスキャナーを必要とし、測定時間が長くかかるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するために考案されたもので、本発明の目的は、イオンビームを用いて微小領域の測定やマッピングを可能にする中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器を提供することである。
また、本発明の他の目的は、高価のスキャナーがなくても測定が可能で、測定時間を短縮できる中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器を提供することである。
本発明のまた他の目的は、構造が簡単で、装置を小型化でき、時間によるイオンビームの散乱角度と散乱位置を正確に測定することにより、表面、界面における原子の動きを精密に分析できる中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器を提供することである。
上記のような目的を達成するために、本発明の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器は、イオンを発生させるイオン源10と、上記イオン源10で発生したイオンを平行ビームとするコリメータ(collimator)20と、上記平行ビームを加速する加速器30と、上記加速器30により加速されたイオンビームをイオンビーム束にするためにパルス化するイオンビームパルス発生器40と、パルス化されたイオンビームを試片1に集束させる集束対物レンズ50と、集束されたイオンビームが試片1で散乱されたイオンビームパルスの分光信号を検出する検出器60と、上記検出器60により検出された分光信号をコンピュータに伝送してデータを分析処理するデータ分析器70と、を含んで構成されることを特徴とする。
また、前記検出器60は遅延線検出器(Delay Line Detector)であって、散乱されたイオンビームパルスの前記遅延線検出器上での位置と、試片1の表面からデータ分析器へのイオンの移動時間とを同時に検出できる。
また、前記検出器60は、試片1で散乱されたイオンビームの検出位置を測定することで試片1で散乱されたイオンビームを2次元イメージ化して、イオンビームの散乱角度の算出を可能とする。
さらに、上記集束対物レンズ50により集束されるイオンビームの直径は数μmであることを特徴とする。
また、前記試片1または前記検出器60を回転させる回転板65をさらに備え、前記回転板65は、試片1を透過したイオンを検出するために前記試片1の直下に前記検出器60が配置されることを可能とする、或いは、試片1で後方散乱されたイオンを検出するために前記試片1の側部上方に集束されたイオンビームの入射方向に対して0°を超えて90°未満の角度で前記検出器60が配置されることを可能とする。
また、上記集束対物レンズ50により集束されたイオンビームの非点収差(astigmatism)を補償して歪んだイオンビームのビーム形状を補正するスティグマトール(Stigmator:非点収差補正装置)をさらに備えることを特徴とする。
さらに、前記集束対物レンズ50により試片1の表面に集束された集束イオンビームによって試片1の2次元マイクロメータスケールの領域を走査するラスター偏向器(Raster Deflector)をさらに備えることを特徴とする。
また、前記ラスター偏向器は、試片1の前記領域を解析するために、集束された集束イオンビームによって試片1を走査することによってラスターパターン(Raster Pattern)を形成することを特徴とする。
また、上記イオン源10、コリメータ20、加速器30、イオンビームパルス発生器40、及び集束対物レンズ50は、線形に配置されて一体化されていることを特徴とする。
本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器の構造を示す部分断面斜視図である。 本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器のビーム経路を示す断面図である。 本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器の概略的な構造を示す図面である。 本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器の透過モードを示す図面である。
以下、上記のような構成を有する本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器を添付した図面を参考にして詳細に説明する。
図1は、本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器の構造を示す部分断面斜視図であり、図2は、本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器のビーム経路を示す断面図であり、図3は、本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器の概略的な構造を示す図面であり、図4は、本発明による中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器の透過モードを示す図面である。
図に示すように、本発明の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器は、イオンを発生させるイオン源10と、イオンを平行ビームとするコリメータ(collimator)20と、上記平行ビームを加速する加速器30と、加速されたイオンビームをパルス化するイオンビームパルス発生器40と、パルス化されたイオンビームを試片1に集束させる集束対物レンズ50と、集束されたイオンビームが試片1で散乱されたイオンビームパルスの分光信号を検出する検出器60と、上記検出器60により検出された分光信号を分析処理するデータ分析器70と、を含んで構成されることを特徴とする。
上記イオン源10はイオンを発生させる役割をする。上記イオン源10はプラズマ、放電などを用いてイオンを発生させるものであって、公知のものを使用する。
上記コリメータ(collimator)20は、上記イオン源10で発生したイオンを平行ビームとする役割をし、イオンビームの拡散を防止する。平行ビームとして発生する過程は、コリメートレンズ(Collimation Lens)を通過して平行ビームになり、さらに数mmの孔(Aperture)を通過して一定の直径を有する平行ビームになる。
上記加速器30は、上記平行ビームを加速する役割をする。上記加速器30は、上記平行ビームを高電圧が印加された加速管を通過させて高エネルギーを有するイオンビームに変換させる。このとき、加速管で数mmの直径を有する平行ビームは集束されて数〜数十μmの直径を有する平行ビームとして加速される。
上記イオンビームパルス発生器40は、上記加速器30により加速されたイオンビームをイオンビーム束にするためにパルス化する役割をする。上記イオンビームパルス発生器40の構造は公知のものであって、4極子型質量分析計に用いられる4極偏向器と、加速管で数mmの直径を有する平行ビームを数〜数十μmの直径を有する平行ビームに変換させる孔(Aperture)と、イオンビームをパルス化するパルス生成器と、で構成される。
イオンビームパルス発生過程を説明すると次の通りである。4極偏向器で、x−方向の偏向器の片方にバイアス電圧を印加し、他方にバイアス電圧よりも高い電圧を印加することにより、高速パルス(fast pulse)で加速管を通過したイオンビームを偏向させる。このとき、イオンビームは数〜数十μmの直径を有する孔(Aperture)を通過して高速パルスを有するイオンビームになる。
x−方向に偏向したイオンビームが再び同じ経路に戻る場合、二重のイオンビームパルスが生成されるため、これをy−方向にシフト(shift)させて本来のビーム位置に復帰させる。このために、y−方向にパルス遅延を与えてx−方向と同じ周期を有するイオンビームパルスを発生させる。このようにパルス化されたイオンビームは、集束対物レンズ50により集束されて試片1に照射される。
上記集束対物レンズ50は、パルス化されたイオンビームを試片1に集束させる役割をする。このとき、集束されるイオンビームの直径は数μmであることが好ましい。このようにして、イオンビームを用いて微小領域での分光分析が可能になる。
また、上記集束対物レンズ50により集束されたイオンビームの非点収差(astigmatism)を補償して歪んだイオンビームのビーム形状を補正するスティグマトール(Stigmator)をさらに備えることが好ましい。
また、集束対物レンズ50により集束された集束イオンビームによって試片1の表面を走査するラスター偏向器(Raster Deflector)をさらに備えることが好ましい。
これによって、高精密度を要するマイクロ単位で検出器60を移動させて分光イメージをスキャニングする高価のスキャナーが不要となり、ラスター偏向器により試片を走査することで分光分析が可能となり、スキャニングに要する時間を短縮して分析時間を短縮することができる。
また、上記ラスター偏向器は、試片1の表面に連続的な線により焦点を合わせてラスターパターン(Raster Pattern)を作って試片1に照射されるようにし、試片1の微小領域に対する分光分析を可能にすることが好ましい。上記ラスターパターンは、通常、矩形や正四角形の形状を有する。このようにラスター偏向器を用いて連続的な線により焦点を合わせて試片1を走査して分光分析イメージが得られると、各線に対する分光分析イメージを組み合わせて3次元の組成分布のマッピングが可能になる。
上記検出器60は、集束されたイオンビームが試片1で散乱されたイオンビームパルスの分光信号を検出する役割をする。上記分光信号には、試片1から検出器60(散乱ビームのエネルギーに変換する)までの移動する散乱ビームが含まれる。
このとき、上記検出器60は、試片1で散乱されたイオンビームパルスの分光信号検出にかかる時間を検出できる遅延線検出器(Delay Line Detector)であることが好ましい。このように試片1で散乱されたイオンビームパルスの分光信号検出にかかる時間を検出することにより、イオンビームの散乱角度及び位置を検出できるようになり、結局、試片1の原子構造が分かる。この場合、イオンビームの散乱角度と散乱位置は、試片1で散乱されたイオンビームの検出位置を測定可能にするために、2次元イメージ化して測定することが好ましい。
また、上記検出器60は、試片1から後方散乱されたイオンビームパルスの分光信号を検出するために、集束されたイオンビームの入射方向に対して0°を超えて90°未満の角度で上記試片1の側部上方に設けられてもよく、試片1を透過したイオンビームパルスの分光信号を検出するために上記試片1の直下に設けられてもよい。この場合、上記試片1または上記検出器60を回転させる回転板65を備えて、上記試片1または上記検出器60を回転させて測定しようとする角度を任意に調整して測定してもよい。
上記試片1の直下方に設けられる場合(図4参照)には、TEMのように非常に薄い超薄膜試片に対して分析が可能になる。
上記データ分析器70は、上記検出器60により検出された分光信号をコンピュータに伝送してデータを分析処理する。
さらに、本発明は、上記イオン源10、コリメータ20、加速器30、イオンビームパルス発生器40、及び集束対物レンズ50を線形に配置されて一体化されていることが好ましい。このように線形に配置されると、ビームの損失を防止でき、装置を小型化することができる。
本発明は、イオンビームを数μmに集束することにより、微小領域の測定やマッピングが可能で、高価のスキャナーがなくても測定が可能であり、測定時間を短縮して分析時間を短縮でき、構造が簡単で装置を小型化でき、時間によるイオンビームの散乱角度と散乱位置を正確に測定することにより、表面、界面での原子の動きを精密に分析できる長所がある。さらに、微小領域に対する3次元組成分布をマッピングでき、反射モードまたは透過モードでも測定が可能であり、超薄膜厚さの試片に対する正確な原子構造を分析できる長所がある。
10 イオン源
20 コリメータ(collimator)
30 加速器
40 イオンビームパルス発生器
1 試片
50 集束対物レンズ
60 検出器
65 回転板
70 データ分析器

Claims (9)

  1. イオンを発生させるイオン源10と、
    前記イオン源10で発生したイオンを平行ビームとするコリメータ(collimator)20と、
    前記平行ビームを加速する加速器30と、
    前記加速器30により加速されたイオンビームをイオンビーム束にするためにパルス化するイオンビームパルス発生器40と、
    パルス化されたイオンビームを試片1に集束させる集束対物レンズ50と、
    集束されたイオンビームが試片1で散乱されたイオンビームパルスの分光信号を検出する検出器60と、
    前記検出器60により検出された分光信号をコンピュータに伝送してデータを分析処理するデータ分析器70と、
    を含んで構成されることを特徴とする中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  2. 前記検出器60は遅延線検出器(Delay Line Detector)であって、散乱されたイオンビームパルスの前記遅延線検出器上での位置と、試片1の表面からデータ分析器へのイオンの移動時間とを同時に検出できることを特徴とする請求項1に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  3. 前記検出器60は、試片1で散乱されたイオンビームの検出位置を測定することで試片1で散乱されたイオンビームを2次元イメージ化して、イオンビームの散乱角度の算出を可能とすることを特徴とする請求項1または2に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  4. 前記集束対物レンズ50により集束されるイオンビームの直径は数μmであることを特徴とする請求項1に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  5. 前記試片1または前記検出器60を回転させる回転板65をさらに備え、前記回転板65は、試片1を透過したイオンを検出するために前記試片1の直下に前記検出器60が配置されることを可能とする、或いは、試片1で後方散乱されたイオンを検出するために前記試片1の側部上方に集束されたイオンビームの入射方向に対して0°を超えて90°未満の角度で前記検出器60が配置されることを可能とすることを特徴とする請求項1に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  6. 前記集束対物レンズ50により集束されたイオンビームの非点収差(astigmatism)を補償(compensating)して歪んだイオンビームのビーム形状を補正するスティグマトール(Stigmator)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  7. 前記集束対物レンズ50により試片1の表面に集束された集束イオンビームによって試片1の2次元マイクロメータスケールの領域を走査するラスター偏向器(Raster Deflector)をさらに備えることを特徴とする請求項1または6に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  8. 前記ラスター偏向器は、試片1の前記領域を解析するために、集束された集束イオンビームによって試片1を走査することによってラスターパターンを形成することを特徴とする請求項7に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
  9. 前記イオン源10、コリメータ20、加速器30、イオンビームパルス発生器40、及び集束対物レンズ50は、線形に配置されて一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の中エネルギーイオンビーム散乱を用いた分光分析器。
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