JP2011526493A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2011526493A5
JP2011526493A5 JP2011515664A JP2011515664A JP2011526493A5 JP 2011526493 A5 JP2011526493 A5 JP 2011526493A5 JP 2011515664 A JP2011515664 A JP 2011515664A JP 2011515664 A JP2011515664 A JP 2011515664A JP 2011526493 A5 JP2011526493 A5 JP 2011526493A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
domain
antigen
encoding
binding polypeptide
gene segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011515664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6216940B2 (ja
JP2011526493A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0812120A external-priority patent/GB2461546B/en
Application filed filed Critical
Publication of JP2011526493A publication Critical patent/JP2011526493A/ja
Publication of JP2011526493A5 publication Critical patent/JP2011526493A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6216940B2 publication Critical patent/JP6216940B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Claims (36)

  1. VHドメイン又はVLドメイン中の少なくとも1個の超可変ループ又は相補性決定領域(CDR)が、ラクダ科ファミリーの種のVH又はVLドメインから得られる、VHドメイン及びVLドメインを含む抗原結合ポリペプチド。
  2. 前記VHドメイン及びVLドメインの両方の中の超可変ループ又は相補性決定領域の各々が、ラクダ科ファミリーの種のVH又はVLドメインから得られる、請求項1記載の抗原結合ポリペプチド。
  3. フレームワーク領域FR1、FR2、FR3及びFR4にわたり1つ以上のヒトVHドメインと、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、又は97%以上の配列同一性を示すVHドメインを含み、かつ前記VLドメインが、フレームワーク領域FR1、FR2、FR3及びFR4にわたり1つ以上のヒトVLドメインと、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、又は97%以上の配列同一性を示す、請求項1又は2記載の抗原結合ポリペプチド。
  4. 前記VHドメイン又はVLドメインのいずれかの中の少なくとも1個の超可変ループが、ラクダ科ファミリーの種のVH又はVLドメインから得られ、かつヒト抗体において生じるカノニカルフォールド構造と実質的に同一である予測された又は実際のカノニカルフォールド構造を示す、請求項1〜3のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチド。
  5. 前記VHドメイン中の超可変ループH1及び超可変ループH2が、各々、ラクダ科ファミリーの種のVHドメインから得られ、かつ各々、ヒト抗体において生じるカノニカルフォールド構造と実質的に同一である予測された又は実際のカノニカルフォールド構造を示し、かつ前記VHドメイン中の超可変ループH1及び超可変ループH2が、ヒト生殖系列VHドメインにおいて生じることがわかっているカノニカルフォールド構造の組合せと同一である予測された又は実際のカノニカルフォールド構造の組合せを形成し、前記カノニカルフォールド組合せが、好ましくは、1-1、1-2、1-3、1-4、1-6、2-1、3-1及び3-5からなる群から選択される、請求項4記載の抗原結合ポリペプチド。
  6. 前記フレームワーク領域FR1、FR2、FR3及びFR4にわたりヒトVHドメインと80%以上の配列同一性を示し、かつ超可変ループH1及び超可変ループH2が、同じヒトVHドメインにおいて天然に生じることがわかっているカノニカルフォールド組合せと同じである予測された又は実際のカノニカルフォールド構造の組合せを形成する、請求項5記載の抗原結合ポリペプチド。
  7. 前記VLドメイン中の超可変ループL1及び超可変ループL2が、各々、ラクダ科ファミリーの種のVH又はVLドメインから得られ、かつ各々、ヒト抗体において生じるカノニカルフォールド構造と実質的に同一である予測された又は実際のカノニカルフォールド構造を示し、かつ、前記VLドメイン中の超可変ループL1及び超可変ループL2が、ヒト生殖系列VLドメインにおいて生じることがわかっているカノニカルフォールド構造の組合せと同一である予測された又は実際のカノニカルフォールド構造の組合せを形成し、前記カノニカルフォールド組合せが、好ましくは、11-7、13-7(A,B,C)、14-7(A,B)、12-11、14-11、12-12、2-1、3-1、4-1及び6-1からなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチド。
  8. 前記ラクダ科ファミリーの種が、フタコブラクダ、リャマ、ヒトコブラクダ、ヴィクーニャ、グアナコ及びアルパカからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチド。
  9. 標的抗原と免疫反応性であるか、又は標的抗原に特異的に結合し、前記標的抗原が、非ラクダ科動物の抗原、又はヒト抗原、又はウイルス抗原、又は細菌抗原、又は治療上若しくは診断上重要な標的である、請求項1〜8のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチド。
  10. キメラポリペプチドであるか、ヒト免疫グロブリン遺伝子によりコードされているアミノ酸配列、又はそれと少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有する少なくとも1個の定常ドメインを含むか、あるいは、ヒト抗体の完全定常領域を含む、請求項1〜9のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチド。
  11. 抗体、Fab、Fab'、F(ab')2、二重特異性Fab'、Fv断片、ダイアボディ、線状抗体、単鎖可変部断片(scFv)又は抗体断片から形成された多重特異性抗体である、請求項1〜10のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチド。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチドをコードしているか、又は、該抗原結合ポリペプチドの断片をコードしているポリヌクレオチド分子であって、該断片は、ラクダ科ファミリーの種のVH若しくはVLドメインから得られた少なくとも1個の超可変ループ若しくは相補性決定領域(CDR)を含む、前記ポリヌクレオチド分子。
  13. 宿主細胞又は無細胞発現システムにおける前記抗原結合ポリペプチドの発現を可能にする調節配列に機能的に連結されている請求項12記載のポリヌクレオチド分子を含む、発現ベクター。
  14. 請求項13記載の発現ベクターを含む、宿主細胞又は無細胞発現システム。
  15. 前記抗原結合ポリペプチドの発現を可能にする条件下で、請求項14記載の宿主細胞又は無細胞発現システムを培養すること、並びに発現された抗原結合ポリペプチドを回収することを含む、組換え抗原結合ポリペプチドを作製する方法。
  16. 標的抗原と免疫反応性である抗原結合ポリペプチドを調製する方法であって、該方法が:
    (a)前記標的抗原と免疫反応性であるラクダ科の通常型抗体のVH及び/又はVLドメインの少なくとも1個の超可変ループ又は相補性決定領域(CDR)をコードしているヌクレオチド配列を決定すること;並びに
    (b)該標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドを発現することであり、該抗原結合ポリペプチドが、VH及びVLドメインを含み、ここでこのVHドメイン又はVLドメインの少なくとも1個の超可変ループ若しくは相補性決定領域(CDR)は、パート(a)において決定されたヌクレオチド配列によりコードされたアミノ酸配列を有すること:を含む、前記方法。
  17. 標的抗原と免疫反応性である(又は特異的に結合する)組換え抗原結合ポリペプチドを調製する方法であって、該抗原結合ポリペプチドが、VHドメイン及びVLドメインを含み、ここでこのVHドメイン又はVLドメイン中の少なくとも1個の超可変ループ又は相補性決定領域(CDR)が、ラクダ科ファミリーの種から得られ、該方法が:
    (a)該標的抗原と免疫反応性のラクダ科通常型抗体のVH及び/又はVLドメインの少なくとも1個の超可変ループ又は相補性決定領域(CDR)をコードしているラクダ科核酸を単離する工程;
    (b)工程(a)において単離された核酸によりコードされた超可変ループ又は相補性決定領域と同一のアミノ酸配列を有する超可変ループ又は相補性決定領域をコードしているヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドを調製する工程であり、このポリヌクレオチドが、該標的抗原と免疫反応性である(又は特異的に結合する)VHドメイン及びVLドメインを含む抗原結合ポリペプチドをコードしている、工程;並びに
    (c)工程(b)の組換えポリヌクレオチドから該抗原結合ポリペプチドを発現する工程であり、ここで該抗原結合ポリペプチドは、パート(a)のラクダ科の通常型抗体と同一ではない、工程:を含む、前記方法。
  18. 前記工程(a)が、該抗体のVHドメイン及び/又はVLドメインをコードしているラクダ科核酸を単離すること、並びに該核酸が、1個以上のアミノ酸の置換、欠失若しくは付加を伴うVHドメイン及び/又はVLドメインをコードするように、該核酸の配列を変更することを含む、請求項17記載の方法。
  19. 前記工程(b)において調製された組換えポリヌクレオチドが、ヒト抗体の1個以上の定常ドメインをコードしているヌクレオチド配列を追加的に含む、請求項17又は18記載の方法。
  20. 前記工程(a)のラクダ科の通常型抗体が、ラクダ科ファミリーの種の免疫化、それによる該標的抗原に対する通常型抗体の産生により得られる、請求項17〜19のいずれか1項記載の方法。
  21. 前記ラクダ科ファミリーの種が、フタコブラクダ、リャマ、ヒトコブラクダ、ヴィクーニャ、グアナコ又はアルパカである、請求項20記載の方法。
  22. 前記標的抗原が、ヒト抗原、ウイルス抗原、細菌抗原及び治療上又は診断上重要な標的抗原からなる群から選択される、請求項20又は21記載の方法。
  23. 請求項1〜11のいずれか1項記載の抗原結合ポリペプチドを含有する、医薬製剤。
  24. ラクダ科の通常型抗体のVH及び/又はVLドメインをコードしている発現ベクターのライブラリーを作製する方法であって、該方法が:
    a)増幅された遺伝子セグメントを得るために、ラクダ科の通常型抗体のVH及び/又はVLドメインをコードしている核酸分子の領域を増幅する工程であって、各遺伝子セグメントが、ラクダ科の通常型抗体のVHドメインをコードしているヌクレオチド配列又はVLドメインをコードしているヌクレオチド配列を含む、工程;並びに
    b)各発現ベクターが、VHドメインをコードしている遺伝子セグメント及び/又はVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを少なくとも含むように、工程a)において得られた遺伝子セグメントを発現ベクターにクローニングし、これにより発現ベクターのライブラリーが得られる工程:を含む、前記方法。
  25. ラクダ科の通常型抗体のVH及びVLドメインをコードしている発現ベクターのライブラリーを作製する方法であって、該方法が:
    a)ラクダ科動物を能動免疫化し、これにより標的抗原に対する通常型のラクダ科動物の抗体を産生する工程;
    b)該免疫化されたラクダ科動物由来のリンパ系組織(例えば循環B細胞)を含有する試料から、cDNA又はゲノムDNAを調製する工程;
    c)該cDNA又はゲノムDNAの領域を増幅し、増幅された遺伝子セグメントを得、各遺伝子セグメントが、ラクダ科の通常型抗体のVHドメインをコードしているヌクレオチド配列又はVLドメインをコードしているヌクレオチド配列を含む工程;並びに
    d)各発現ベクターが、VHドメインをコードしている遺伝子セグメント及びVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを含み、かつ該VHドメイン及び該VLドメインを含む抗原結合ポリペプチドの発現を指示するように、工程c)において得られた遺伝子セグメントを発現ベクターへクローニングし、これにより発現ベクターのライブラリーが得られる工程:を含む、前記方法。
  26. 標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを調製する方法であって、該方法が:
    i)発現ベクターのライブラリーを調製する工程であり、ここで該ライブラリー中の各ベクターが、VHドメインをコードしている遺伝子セグメント及びVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを含み、ここで該VHドメイン又は該VLドメインの少なくとも1つ、あるいは、該VHドメイン及び該VLドメインの両方が、ラクダ科動物の通常型抗体に由来し、かつここで該ライブラリー中の各ベクターは、該VHドメイン及びVLドメインを含む抗原結合ポリペプチドの発現を指示する工程;
    ii)該標的抗原との免疫反応性について該ライブラリーによりコードされた抗原結合ポリペプチドをスクリーニングし、かつこれにより該標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを選択する工程:を含む、前記方法。
  27. iii)前述のパート(ii)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及びパート(ii)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを、ヒト抗体の1個以上の定常ドメインをコードしているヌクレオチド配列に機能的に連結されている更なる発現ベクターへクローニングし、これによりヒト抗体の1個以上の定常ドメインに融合された工程ii)において選択されたVH及びVLドメインを含むキメラ抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを作製する更なる工程を含む、請求項26記載の方法。
  28. 前記パート(ii)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及び/又はパート(ii)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメントが、更なる発現ベクターへクローニングされる前に、該VH及び/又は該VLドメインをコードしているヌクレオチド配列に1つ以上の変更を導入するように操作される、請求項27記載の方法。
  29. iii)発現ベクターの第二のライブラリーを調製する工程であり、ここで該ライブラリー中の各ベクターが、工程ii)で選択された発現ベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及びVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを含む工程;
    iv)該標的抗原との免疫反応性について、該第二のライブラリーによりコードされた抗原結合ポリペプチドをスクリーニングし、これにより該標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを選択する工程:を含む、軽鎖シャッフリングプロセスを更に含む、請求項26記載の方法。
  30. v)前記パート(iv)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及びパート(iv)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを、ヒト抗体の1個以上の定常ドメインをコードしているヌクレオチド配列に機能的に連結されている更なる発現ベクターへクローニングし、これによりヒト抗体の1個以上の定常ドメインに融合された工程iv)において選択されたVH及びVLドメインを含むキメラ抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを作製する更なる工程:を含む、請求項29記載の方法。
  31. 前記パート(iv)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及び/又はパート(iv)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメントが、更なる発現ベクターへクローニングされる前に、該VH及び/又は該VLドメインをコードしているヌクレオチド配列において1つ以上の変更を導入するように操作される、請求項30記載の方法。
  32. v)発現ベクターの第三のライブラリーを調製し、ここで該ライブラリーの各ベクターが、工程iv)で選択された発現ベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメント及びVHドメインをコードしている遺伝子セグメントを含む工程;
    vi)該標的抗原との免疫反応性について、該第三のライブラリーによりコードされた抗原結合ポリペプチドをスクリーニングし、これにより該標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを選択する工程:を含む、重鎖シャッフリングプロセスを更に含む、請求項29記載の方法。
  33. vii)前記パート(vi)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及びパート(vi)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを、ヒト抗体の1個以上の定常ドメインをコードしているヌクレオチド配列に機能的に連結されている更なる発現ベクターへクローニングし、これによりヒト抗体の1個以上の定常ドメインと融合された工程vi)において選択されたベクターのVH及びVLドメインを含むキメラ抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを作製する更なる工程:を含む、請求項32記載の方法。
  34. 前記パート(vi)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及び/又はパート(vi)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメントが、更なる発現ベクターへクローニングされる前に、該VH及び/又は該VLドメインをコードしているヌクレオチド配列に1つ以上の変更を導入するように操作される、請求項33記載の方法。
  35. 標的抗原と免疫反応性のキメラ抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを作製する方法であって、該方法が:
    a)ラクダ科動物(リャマ又はアルパカ)を能動免疫化し、これにより標的抗原に対する通常型のラクダ科動物の抗体を産生する工程;
    b)該免疫化されたラクダ科動物由来のリンパ系組織(例えば循環B細胞)を含有する試料からcDNA又はゲノムDNAを調製する工程;
    c)該cDNA又はゲノムDNAの領域を増幅し、増幅された遺伝子セグメントを得る工程であって、各遺伝子セグメントは、ラクダ科動物の通常型抗体のVHドメインをコードしているヌクレオチド配列又はVLドメインをコードしているヌクレオチド配列を含む工程;
    d)前記工程c)で得られた遺伝子セグメントを、発現ベクターへクローニングし、その結果各発現ベクターは、VHドメインをコードしている遺伝子セグメント及びVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを含み、かつ該VHドメイン及び該VLドメインを含む抗原結合ポリペプチドの発現を指示し、これにより発現ベクターのライブラリーを作製する工程;
    e)該標的抗原との免疫反応性について、工程d)で得られたライブラリーによりコードされた抗原結合ポリペプチドをスクリーニングし、これにより該標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを選択する工程;
    f)軽鎖シャッフリング工程及び/又は重鎖シャッフリング工程を任意に実行し、該標的抗原と免疫反応性の効力最適化された抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを選択する工程;
    g)工程e)若しくは工程f)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント及び/又は工程e)若しくは工程f)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメントを、任意に生殖系列化及び/又はコドン最適化に供する工程;並びに
    h)前記パートe)若しくはf)で選択されたベクターのVHドメインをコードしている遺伝子セグメント又は工程g)において作製された生殖系列化及び/若しくはコドン最適化されたVH遺伝子セグメント、並びにパートe)若しくはf)で選択されたベクターのVLドメインをコードしている遺伝子セグメント、又は工程g)において作製された生殖系列化及び/若しくはコドン最適化されたVL遺伝子セグメントを、ヒト抗体の1個以上の定常ドメインをコードしているヌクレオチド配列に機能的に連結されている更なる発現ベクターへクローニングし、これによりヒト抗体の1個以上の定常ドメインに融合されたVH及びVLドメインを含むキメラ抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを作製する工程:を含む、前記方法。
  36. 標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドを作製する方法であって、該方法が:
    a)請求項26〜34のいずれか1項記載の方法を使用し、標的抗原と免疫反応性の抗原結合ポリペプチドをコードしている発現ベクターを調製する工程;
    b)該発現ベクターを、コードされた抗原結合ポリペプチドの発現を可能にする条件下で、宿主細胞又は無細胞発現システムへ導入する工程;並びに
    c)発現された抗原結合ポリペプチドを回収する工程:を含む、前記方法。
JP2011515664A 2008-07-02 2009-07-02 ラクダ科動物由来の抗原結合ポリペプチド Active JP6216940B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US7773008P 2008-07-02 2008-07-02
GB0812120A GB2461546B (en) 2008-07-02 2008-07-02 Antigen binding polypeptides
US61/077,730 2008-07-02
GB0812120.4 2008-07-02
US11016108P 2008-10-31 2008-10-31
US61/110,161 2008-10-31
PCT/IB2009/006329 WO2010001251A2 (en) 2008-07-02 2009-07-02 Antigen binding polypeptides

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015250837A Division JP2016128421A (ja) 2008-07-02 2015-12-24 ラクダ科動物由来の抗原結合ポリペプチド

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011526493A JP2011526493A (ja) 2011-10-13
JP2011526493A5 true JP2011526493A5 (ja) 2012-08-16
JP6216940B2 JP6216940B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=39707916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011515664A Active JP6216940B2 (ja) 2008-07-02 2009-07-02 ラクダ科動物由来の抗原結合ポリペプチド

Country Status (8)

Country Link
EP (2) EP3061768A1 (ja)
JP (1) JP6216940B2 (ja)
CN (2) CN107739405A (ja)
AU (1) AU2009265278B2 (ja)
CA (1) CA2728076C (ja)
DK (1) DK2310413T3 (ja)
GB (1) GB2461546B (ja)
WO (1) WO2010001251A2 (ja)

Families Citing this family (63)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8444976B2 (en) 2008-07-02 2013-05-21 Argen-X B.V. Antigen binding polypeptides
GB2476681B (en) * 2010-01-04 2012-04-04 Argen X Bv Humanized camelid VH, VK and VL immunoglobulin domains
MX353144B (es) 2010-04-20 2017-12-20 Genmab As Proteinas que contienen fc de anticuerpos heterodimericos y metodos para produccion de las mismas.
CA3051311A1 (en) 2010-05-27 2011-12-01 Genmab A/S Monoclonal antibodies against her2
RU2595839C2 (ru) 2010-09-27 2016-08-27 МорфоСис АГ Антитело к cd38 и леналидомид или бортезомиб для лечения множественной миеломы и nhl
EP2635602B1 (en) 2010-11-03 2016-09-07 Argen-X Nv Anti c-met antibodies
WO2012092376A2 (en) * 2010-12-31 2012-07-05 Short Jay M Comprehensive monoclonal antibody generation
SI2686347T1 (en) * 2011-03-16 2018-08-31 Argenx Bvba Antibodies against CD70
JP2014514314A (ja) 2011-04-20 2014-06-19 ゲンマブ エー/エス Her2およびcd3に対する二重特異性抗体
CN103796678B (zh) 2011-04-20 2018-02-27 健玛保 针对her2的双特异性抗体
AU2012328322A1 (en) 2011-10-27 2014-06-12 Genmab A/S Production of heterodimeric proteins
GB2504139B (en) * 2012-07-20 2014-12-31 Argen X Bv Antibodies to highly conserved targets produced by the immunisation of Camelidae species
EP2773660A2 (en) * 2011-11-03 2014-09-10 Argen-X B.V. Chimeric human-camel antigens and their use
WO2013175276A1 (en) 2012-05-23 2013-11-28 Argen-X B.V Il-6 binding molecules
JP6283030B2 (ja) * 2012-08-31 2018-02-21 アルゲン−エックス ビーブイビーエー 高度に多様なコンビナトリアル抗体ライブラリ
US20150203840A1 (en) * 2012-08-31 2015-07-23 Argen-X N.V. Method for producing antibody molecules having inter-species, intra-target cross-reactivity
JP6431038B2 (ja) 2013-03-15 2018-11-28 ザイムワークス インコーポレイティド 細胞毒性及び抗有糸分裂性化合物とその使用方法
EP3027650B1 (en) 2013-08-01 2021-01-13 Université catholique de Louvain Antibody binding a complex of human glycoprotein a repetitions predominant (garp) and latent tgf-beta-1
CN105637097A (zh) 2013-08-05 2016-06-01 特韦斯特生物科学公司 从头合成的基因文库
EP3447068A1 (en) * 2013-11-04 2019-02-27 INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) Synthetic single domain antibody
KR102384740B1 (ko) 2013-12-27 2022-04-07 자임워크스 인코포레이티드 약물 접합체를 위한 설폰아마이드-함유 연결 시스템
US10391168B1 (en) 2014-08-22 2019-08-27 University Of Bern Anti-CD70 combination therapy
HUE057768T2 (hu) 2014-09-17 2022-06-28 Zymeworks Inc Citotoxikus és antimitotikus vegyületek és azok alkalmazásának módszerei
RU2609627C2 (ru) 2014-09-26 2017-02-02 Закрытое Акционерное Общество "Биокад" Высокоаффинные и агрегационно стабильные антитела на основе вариабельных доменов vl и производного vhh
WO2016126882A1 (en) 2015-02-04 2016-08-11 Twist Bioscience Corporation Methods and devices for de novo oligonucleic acid assembly
WO2016172377A1 (en) 2015-04-21 2016-10-27 Twist Bioscience Corporation Devices and methods for oligonucleic acid library synthesis
US10844373B2 (en) 2015-09-18 2020-11-24 Twist Bioscience Corporation Oligonucleic acid variant libraries and synthesis thereof
CN108698012A (zh) 2015-09-22 2018-10-23 特韦斯特生物科学公司 用于核酸合成的柔性基底
GB201611123D0 (en) 2016-06-27 2016-08-10 Euremab Srl Anti met antibodiesand uses thereof
JP2019525772A (ja) 2016-07-08 2019-09-12 スターテン・バイオテクノロジー・ベー・フェー 抗apoc3抗体およびその使用方法
GB201612337D0 (en) 2016-07-15 2016-08-31 Argen-X N V Ant-il-22r antibodies
KR102217487B1 (ko) 2016-09-21 2021-02-23 트위스트 바이오사이언스 코포레이션 핵산 기반 데이터 저장
CN110139952B (zh) * 2016-12-09 2022-11-25 深圳华大生命科学研究院 骆驼科抗体可变区免疫组库构建的引物组合及应用
SG11201907713WA (en) 2017-02-22 2019-09-27 Twist Bioscience Corp Nucleic acid based data storage
WO2018193427A1 (en) 2017-04-21 2018-10-25 Staten Biotechnology B.V. Anti-apoc3 antibodies and methods of use thereof
GB201707561D0 (en) 2017-05-11 2017-06-28 Argenx Bvba GARP-TGF-beta antibodies
SG11201912057RA (en) 2017-06-12 2020-01-30 Twist Bioscience Corp Methods for seamless nucleic acid assembly
WO2018231864A1 (en) 2017-06-12 2018-12-20 Twist Bioscience Corporation Methods for seamless nucleic acid assembly
WO2019051501A1 (en) 2017-09-11 2019-03-14 Twist Bioscience Corporation PROTEINS BINDING TO GPCR AND METHODS OF SYNTHESIS
JP7066840B2 (ja) 2017-10-20 2022-05-13 ツイスト バイオサイエンス コーポレーション ポリヌクレオチド合成のための加熱されたナノウェル
MA50516A (fr) 2017-10-31 2020-09-09 Staten Biotechnology B V Anticorps anti-apoc3 et leurs procédés d'utilisation
US10538583B2 (en) 2017-10-31 2020-01-21 Staten Biotechnology B.V. Anti-APOC3 antibodies and compositions thereof
IT201800000535A1 (it) 2018-01-03 2019-07-03 Procedimenti per la cura del cancro.
GB201800649D0 (en) 2018-01-16 2018-02-28 Argenx Bvba CD70 Combination Therapy
GB201802487D0 (en) 2018-02-15 2018-04-04 Argenx Bvba Cytokine combination therapy
SG11202009140SA (en) 2018-04-13 2020-10-29 Argenx Bvba Galectin-10 antibodies
KR20210013128A (ko) 2018-05-18 2021-02-03 트위스트 바이오사이언스 코포레이션 핵산 하이브리드화를 위한 폴리뉴클레오타이드, 시약 및 방법
CN109206511B (zh) * 2018-09-13 2021-03-16 东南大学 能够特异结合HPVl6-E6蛋白的纳米抗体及其编码序列、制备方法和应用
TW202038958A (zh) 2018-12-18 2020-11-01 比利時商阿根思公司 Cd70組合治療
CA3131691A1 (en) 2019-02-26 2020-09-03 Twist Bioscience Corporation Variant nucleic acid libraries for antibody optimization
CN114126646A (zh) * 2019-02-27 2022-03-01 浙江纳米抗体技术中心有限公司 基于序列的高通量方法产生骆驼抗体以高分辨率覆盖广泛表位
WO2020178193A1 (en) 2019-03-01 2020-09-10 INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) Method of treatment of sarcoidosis
GB2589049C (en) 2019-04-11 2024-02-21 argenx BV Anti-IgE antibodies
US11332738B2 (en) 2019-06-21 2022-05-17 Twist Bioscience Corporation Barcode-based nucleic acid sequence assembly
CN110642948B (zh) * 2019-10-09 2021-06-29 达石药业(广东)有限公司 B7-h3纳米抗体、其制备方法及用途
EP4083202A4 (en) * 2019-12-27 2024-05-22 Kaneka Corporation PRIMER SET AND METHOD FOR DETECTING A TARGET NUCLEIC ACID USING THE SAME
GB202003444D0 (en) 2020-03-10 2020-04-22 argenx BV Musk agonist antibody
CN114591436B (zh) * 2020-12-07 2022-12-02 生物岛实验室 胃蛋白酶原i的特异性抗体及其制备方法与应用
JP2024522213A (ja) 2021-06-14 2024-06-11 アルジェニクス ビーブイ 抗il-9抗体及びその使用方法
WO2023139090A1 (en) 2022-01-18 2023-07-27 argenx BV Nebulization of fab fragments
CA3236108A1 (en) 2022-01-18 2023-07-27 Paul Sebastian VAN DER WONING Galectin-10 antibodies
GB202203269D0 (en) 2022-03-09 2022-04-20 Argenx Iip Bv TGF-Beta antibodies
CN117310163B (zh) * 2023-11-23 2024-02-13 北京贝思泰生物科技有限公司 一种基于重组抗体的呼吸道合胞病毒检测方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK0656946T4 (da) * 1992-08-21 2010-07-26 Univ Bruxelles Immunoglobuliner uden lette kæder
GB9926084D0 (en) * 1999-11-03 2000-01-12 King S College London Recombinant fusion molecules
US7754208B2 (en) * 2001-01-17 2010-07-13 Trubion Pharmaceuticals, Inc. Binding domain-immunoglobulin fusion proteins
DE60238497D1 (de) * 2001-09-14 2011-01-13 Fraunhofer Ges Forschung Immunglobulin mit einem bestimmten rahmengerüst und verfahren zu dessen herstellung und verwendung
CA2960105A1 (en) * 2005-05-20 2006-11-23 Ablynx Nv Single domain vhh antibodies against von willebrand factor
US20070269442A1 (en) * 2006-05-19 2007-11-22 Robert J. Webber Chimeric monoclonal antibody recognizing iNOS
US8796429B2 (en) * 2006-05-31 2014-08-05 Lpath, Inc. Bioactive lipid derivatives, and methods of making and using same
PT2087002E (pt) * 2006-10-27 2014-11-26 Lpath Inc Composições e métodos para a ligação de esfingosina-1- fosfato
WO2008070367A2 (en) * 2006-11-01 2008-06-12 Facet Biotech Corporation Mammalian cell-based immunoglobulin display libraries
US8455626B2 (en) * 2006-11-30 2013-06-04 Abbott Laboratories Aβ conformer selective anti-aβ globulomer monoclonal antibodies

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011526493A5 (ja)
US9221918B2 (en) Antigen binding polypeptides
US20180016351A1 (en) Antibodies comprising sequences from camelidae to highly conserved targets
DK2310413T3 (en) Camelide-derived antigen-binding polypeptides
JP2019527553A5 (ja)
JP2020535799A5 (ja)
CN110066336B (zh) 抗cd47单克隆抗体、片段及其医药用途
CN106749667B (zh) 一种抗癌胚抗原的纳米抗体及其应用
JP2009526082A5 (ja)
JP2015508056A5 (ja)
CN109721656B (zh) 靶向rankl的治疗性抗体
JP2018148915A (ja) 抗vasa抗体、ならびにその産生法および使用法
CN111471109B (zh) 一种抗成纤维细胞生长因子受体4单克隆抗体及其制备方法和用途
CN110579610A (zh) 用于检测t细胞活化的v域免疫抑制因子的试剂盒
CN112480252A (zh) 抗白细胞介素-33抗体及其制备方法和应用
CN112626009B (zh) 一种调整干细胞成软骨分化的方法
CN112279913B (zh) 一种抗人il-6单克隆抗体及应用
KR101042579B1 (ko) 아이소타입 이뮤노글로빈 에이인 신규한 rbp4 특이적인 항체 ag102
CN114685656A (zh) 抗SIRPα单克隆抗体
CN114835813A (zh) 皮肌炎特异性抗原肽的人源抗体、制备方法及用途
CN110794144A (zh) 用于检测诱导性免疫共刺激分子的试剂盒及其用途
CN115124620A (zh) 一种能够激活nk细胞的抗体及其应用
IL210002A (en) Polypeptides that bind to antigen