JP2011511041A - (ジヒドロ)ピロロ[2,1−a]イソキノリン - Google Patents

(ジヒドロ)ピロロ[2,1−a]イソキノリン Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(1)による5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンおよびピロロ[2,1−a]イソキノリン誘導体または薬学的に許容されるその塩に関する。この化合物は、不妊症治療に使用することができる。

Description

本発明は、5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンおよびピロロ[2,1−a]イソキノリン誘導体、これを含む医薬組成物、ならびに不妊の治療のための薬物の製造のための前記化合物の使用に関する。
ゴナドトロピンは、代謝、体温調節および生殖過程を含めた様々な身体機能において、重要な機能を果たしている。ゴナドトロピンは、特定の性腺細胞型に作用して、卵巣および睾丸の分化ならびにステロイド産生を開始する。下垂体性ゴナドトロピンFSH(卵胞刺激ホルモン)は、例えば卵胞の発育および成熟の刺激作用において中心的役割を果たし、一方ではLH(黄体形成ホルモン)は、排卵を誘発する[Sharp、R.M.Clin Endocrinol.、33、787−807頁(1990年)、Dorrington and Armstrong、Recent Prog.Horm.Res.35、301−342頁、(1979年)]。現在FSHは、無排卵の不妊女性における体外受精(IVF)および排卵誘発のための卵巣の刺激作用、すなわち卵巣過剰刺激のために、[Insler、V.、Int.J.Fertility 33、85−97頁、(1988年)、Navot and Rosenwaks、J.Vitro Fert.Embryo Transfer 5、3−13頁、(1988年)]ならびに男性性腺機能低下症および男性不妊症のために、臨床的に適用されている。
ゴナドトロピンFSHは、ゴナドトロピン放出ホルモンおよびエストロゲンの影響を受けて下垂体前葉から放出され、妊娠中には胎盤から放出される。女性において、FSHは、卵巣に作用して卵胞の発育を促進し、エストロゲンの分泌を制御する主要なホルモンである。男性において、FSHは、精細管の完全性に関与し、セルトリ細胞に作用して配偶子形成を補助する。精製されたFSHは、女性において不妊症を治療するために臨床的に使用され、男性においていくつかの種類の精子形成不全を治療するために臨床的に使用される。治療目的に利用されるゴナドトロピンは、ヒト尿源から単離することができるが、純度は低い[Morseら、Amer.J.Reproduct.Immunol.and Microbiology 17、143頁(1988年)]。あるいは、これらは、組換え型ゴナドトロピンとして調製することもできる。組換え型ヒトFSHは、市販されており、補助生殖において使用されている[Olijveら、Mol.Hum.Reprod.2、371−381頁(1996年)、Devroeyら、Lancet 339、1170−1171頁(1992年)]。
FSHホルモンの作用は、Gタンパク質共役受容体の大きなファミリーの一員である特定の細胞膜レセプターにより媒介される。このような受容体は、7つの膜貫通ドメインを有する単一のポリペプチドからなり、Gsタンパク質と相互作用することによって、アデニル酸シクラーゼの活性化を起こすことができる。
FSH受容体(FSHR)は、卵胞成長過程において極めて特異的な標的であり、卵巣においてのみ発現する。低分子量FSHRアゴニストは、天然FSHと同じ臨床目的、すなわち不妊症治療のため、体外受精を進める上での卵巣過剰刺激のために使用することができる。
特定のテトラヒドロキノリン誘導体が、国際出願WO2003/004028(AKZO NOBEL N.V.)において、アゴニスト特性またはアンタゴニスト特性のいずれかを有するFSHR調節物質として最近開示された。
アゴニスト特性を有する低分子量FSH模倣剤が、国際出願WO2000/08015(Applied Research Systems ARS Holding N.V.)、WO2004/031182(Applied Research Systems ARS Holding N.V.)、WO2002/09706(Affymax Research Institute)、WO2005/087765(Arena Pharmaceuticals,Inc)、WO2006/117368(AKZO NOBEL N.V.)、WO2006/117370(AKZO NOBEL N.V.)、WO2006/117371(AKZO NOBEL N.V.)およびWO2006/117023(AKZO NOBEL N.V.)において開示された。
国際公開第2003/004028号 国際公開第2000/08015号 国際公開第2004/031182号 国際公開第2002/09706号 国際公開第2005/087765号 国際公開第2006/117368号 国際公開第2006/117370号 国際公開第2006/117371号 国際公開第2006/117023号
Sharp、R.M.Clin Endocrinol.、33、787−807頁(1990年)、Dorrington and Armstrong、Recent Prog.Horm.Res.35、301−342頁、(1979年) Insler、V.、Int.J.Fertility 33、85−97頁、(1988年)、Navot and Rosenwaks、J.Vitro Fert.Embryo Transfer 5、3−13頁、(1988年) Morseら、Amer.J.Reproduct.Immunol.and Microbiology 17、143頁(1988年) Olijveら、Mol.Hum.Reprod.2、371−381頁(1996年)、Devroeyら、Lancet 339、1170−1171頁(1992年)
明らかに、FSH受容体を選択的に活性化する低分子量ホルモン擬態物が必要である。
この目的のため、本発明は、5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンおよびピロロ[2,1−a]イソキノリン誘導体を提供する。
特定の5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンならびにこれらの不飽和の類似体ピロロ[2,1−a]イソキノリンが文献において知られている。
ラメラリンは、ポリ芳香族ピロールアルカロイドのファミリーであり、このうちのいくらかのものは、5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンまたはピロロ[2,1−a]イソキノリン骨格を含有するが(構造体AおよびBを参照)、このラメラリンは、C.Bailly、Curr.Med.Chem.Anti−Cancer Agents、4、363−387頁(2004年)およびFan、H.ら、Chem.Rev.、108、264−287頁(2008年)において概説されている。このような化合物のうちのいくつかは、腫瘍細胞に対し強力な細胞傷害活性をインビトロで示す。
D.Plaら、J.Med.Chem.、49、3257頁(2006年)に記載の開鎖ラメラリンD類似体は、一般式(C)を含有し、低いマイクロモル範囲において細胞傷害性を示す。
Figure 2011511041
式(D)および式(E)の5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンおよびピロロ[2,1−a]イソキノリンは、WO2006/089815、WO2006/075012、WO2005/002579、WO2005/003129、WO2005/003130、WO2003/051877、WO2003/014115、WO2003/014116、WO2003/014117およびWO2002/48144に記載されている。このような化合物は、ホスホジエステラーゼ10A(PDE10A)を阻害すると報告されている。
Figure 2011511041
本発明は、一般式Iによる関連化合物または薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2011511041
この式において、RからR10は、以下の定義を有する。
C5−C6の位置(式Iにおける点線)での結合は、飽和または不飽和のいずれかとすることができる。
は、ハロゲン、シアノ、(1−6C)アルキル、(2−6C)アルケニル、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルキル、(5−6C)シクロアルケニル、またはフェニルもしくは(1−5C)ヘテロアリールであり、前記フェニルおよびヘテロアリール部分のそれぞれは、独立して、R13から選択される1つ以上の置換基で、任意に置換されている。
は、H、シアノ、ハロゲン、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、ホルミル、(1−4C)アルキルカルボニルまたはC=N−OH、C=N−OCHである。
は、R15、R16−アミノであり、または、
は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ(1−4C)アルキルであり、または、
は、(2−6C)ヘテロシクロアルキル(1−4C)アルキルであり、このうちの(2−6C)ヘテロシクロアルキル部分は、(1−4C)アルキルカルボニルまたは(3−6C)シクロアルキルカルボニルで任意に置換されていてもよく、または、
は、
Figure 2011511041
から選択される基である。
は、H、ハロゲンまたはメチルである。
は、H、ハロゲン、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキルまたはヒドロキシである。
は、H、ホルミル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ニトロ、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−6C)ヘテロシクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロアリールオキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボキシ、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、(2−5C)ヘテロアリールカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホニルアミノ、1−イミダゾリジニル−2−オン、3−オキサゾリジニル−2−オンまたは1−ピロリジニル−2−オンであり、または
は、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニル、(1−6C)アルキルカルボニルアミノまたは(2−6C)ヘテロシクロアルキル、(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールのそれぞれは、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、または、
は、(1−5C)ヘテロアリール、フェニルまたはフェノキシであり、前記ヘテロアリール、フェニルおよびフェノキシのそれぞれは、独立して、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。
10は、H、メトキシ、ハロゲンまたはメチルである。
他のR基のうちの1つにおいて述べられているR11からR18は、以下の通り定義される。
11はH、(1−6C)アルキルまたは(3−4C)アルケニルである。
12は、(1−4C)アルキルカルボニルまたは(3−6C)シクロアルキルカルボニルであり、これらは両方とも、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。
13は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルチオまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノである。R13が出現するごとに、特定の基に対する各定義は、独立して選択することができる。
14は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、アジド、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルチオ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(3−6C)シクロアルキル、(2−6C)ヘテロシクロアルキル、(1−4C)アルキルカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(1−4C)アルキルスルホキシ、(2−6C)ヘテロシクロアルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(1−4C)アルキルスルホニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニルアミノおよび[(1−4C)アルキル][(1−4C)アルキルカルボニル]アミノである。
におけるR15およびR16は、独立して、H、または(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノから選択され、これらはすべて、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルまたは(ジ)[(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル]アミノで任意に置換されている。
交互に、RにおけるR15、R16−アミノは、連結することによって、(3−8C)ヘテロシクロアルキル環を形成することができ、前記環は、R18で任意に置換されることができる。
さらに交互に、RにおけるR15、R16−アミノはまた、連結することによって、(4−8C)ヘテロシクロアルキル環または(4−6C)ヘテロシクロアルケニル環を形成することができ、これらの環は両方とも1個の窒素を含有し、前記の各環は、独立して、R17から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。他のR基のうちの1つにおいて述べられているR17およびR18は、以下の通り定義される。
17は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(1−4C)アルキルカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホキシ、(3−6C)シクロアルキルカルボニルアミノ、[(1−4C)アルキル][(1−4C)アルキルカルボニル]アミノであり、またはR17は、フェニルおよび(2−5C)ヘテロアリールであり、これらは両方とも、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。
18は、(1−4C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(4−6C)シクロアルケニルカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(1−4C)アルキルスルホニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルスルホニル、(2−5C)ヘテロアリール、フェニルカルボニル、(1−4C)アルキルカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、(2−5C)ヘテロアリールカルボニル、フェニル、フェニルスルホニル、(2−5C)ヘテロアリールスルホニルおよび(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルであり、これらのうちの(シクロ)アルキルおよび(ヘテロ)アリール部分は、R13から選択される1つ以上の置換基で置換されていることができる。
本発明による5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンおよびピロロ[2,1−a]イソキノリン誘導体は、強力なFSH受容体活性化剤であり、これらはアゴニストのように働くので、天然のFSHと同じ臨床目的のために使用することができ、合成的に調製することができ、安定性の特性を変えることができ、異なる方法で投与することができるという利点がある。
したがって、本発明のFSH−レセプターアゴニストは、受精障害の治療、例えば制御された卵巣刺激作用およびIVF手順などに使用し得る。
定義において使用されている(1−4C)アルキルという用語は、1−4個の炭素原子を有する分枝または非分枝のアルキル基を意味し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチルである。
(1−6C)アルキルという用語は、1−6個の炭素原子を有する分枝または非分枝のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルを意味する。(1−5C)アルキル基が好ましく、(1−4C)アルキルが最も好ましい。
(1−4C)アルキルカルボニルという用語は、アルキルカルボニル基を意味し、このうちのアルキル基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(1−4C)アルキルスルホニルという用語は、アルキルスルホニル基を意味し、このうちのアルキル基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(1−4C)アルキルチオという用語は、1−4個の炭素原子を有するアルキルチオ基を意味し、このうちのアルキル基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(1−4C)アルキルスルホキシという用語は、アルキルスルホキシ基を意味し、このうちのアルキル基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(1−4C)アルキルスルホニルアミノという用語は、アルキルスルホニルアミノ基を意味し、このうちのアルキル基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(1−6C)アルキルカルボニルアミノという用語は、アルキルカルボニル基を意味し、このうちのアルキル基は、1−6個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(2−6C)アルケニルという用語は、2−6個の炭素原子を有する分枝または非分枝のアルケニル基、例えばエテニル、2−ブテニルおよびn−ペンテニルを意味する。
(2−6C)アルキニルという用語は、2−6個の炭素原子を有する分枝または非分枝のアルキニル基、例えばエチニル、プロピニルおよびn−ペンチニルを意味する。
(3−6C)シクロアルキルという用語は、3−6個の炭素原子を有するシクロアルキル基、例えばシクロプロピル、エチルシクロプロピル、シクロブチル、メチルシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを意味する。
(3−6C)シクロアルキルカルボニルという用語は、シクロアルキルカルボニル基を意味し、このうちのシクロアルキル基は、3−6個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(5−6C)シクロアルケニルという用語は、5−6個の炭素原子を有するシクロアルケニル基を意味し、シクロペンテニル、メチルシクロペンチルおよびシクロヘキセニルである。
(5−6C)シクロアルケニルカルボニルという用語は、シクロアルケニルカルボニル基を意味し、このうちのシクロアルケニル基は、5−6個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(2−6C)ヘテロシクロアルキルという用語は、2−6個の炭素原子、好ましくは3−5個の炭素原子を有し、N、0および/またはSから選択される1−3個のヘテロ原子を含むヘテロシクロアルキル基を意味し、この(2−6C)ヘテロシクロアルキルは、可能であれば、窒素、または炭素原子を介して結合していてもよい。好ましいヘテロ原子は、NまたはOである。ヘテロ原子の好ましい数は、1または2である。最も好ましいものは、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イルおよびピペラジン−1−イルである。
における(4−8C)ヘテロシクロアルキルという用語は、4−8個の炭素原子を有し、好ましくは4−5個の炭素原子を有し、1個の窒素を含むヘテロシクロアルキル基を意味し、窒素を介して結合している。最も好ましいものは、ピペリジン−1−イルおよびピロリジン−1−イルである。
における(3−8C)ヘテロシクロアルキルという用語は、3−8個の炭素原子、好ましくは4−5個の炭素原子を有し、N、Oおよび/またはSから選択される2−3個のヘテロ原子を含むヘテロシクロアルキル基を意味し、この(3−8C)ヘテロシクロアルキルは、可能であれば窒素を介して、または炭素原子を介して結合していてもよい。好ましいヘテロ原子は、NまたはOである。好ましいヘテロ原子の数は、2であり、例えばN、NまたはN、Oである。より好ましいものは、[1,4]ジアザシクロヘプタニルである。
(2−6C)ヘテロシクロアルコキシという用語は、2−6個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有するヘテロシクロアルキル基を意味し、この(2−6C)ヘテロシクロアルコキシは、環外の酸素原子に炭素原子を介して結合している。
(2−6C)ヘテロシクロアルキル(1−4C)アルキルという用語は、ヘテロシクロアルキルアルキル基を意味し、このうちのヘテロシクロアルキル基は、2−6個の炭素原子、好ましくは3−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有し、このうちのアルキル基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルという用語は、ヘテロシクロアルキルカルボニル基を意味し、このうちのヘテロシクロアルキル基は、2−6個の炭素原子、好ましくは3−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(2−6C)ヘテロシクロアルキルスルホニルという用語は、ヘテロシクロアルキルスルホニル基を意味し、このうちのヘテロシクロアルキル基は、2−6個の炭素原子、好ましくは3−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノという用語は、ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ基を意味し、このうちのヘテロシクロアルキル基は、2−6個の炭素原子、好ましくは3−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(4−6C)ヘテロシクロアルケニルという用語は、4−6個の炭素原子、好ましくは3−5個の炭素原子を有し、N、0および/またはSから選択される1−3個のヘテロ原子を含むヘテロシクロアルケニル基を意味し、この(4−6C)ヘテロシクロアルケニルは、可能であれば窒素を介して、または炭素原子を介して結合していてもよい。好ましいヘテロ原子はNまたはOである。好ましいヘテロ原子の数は、1または2である。
(1−5C)ヘテロアリールという用語は、1−5個の炭素原子ならびにN、0およびSから選択される1−4個のヘテロ原子を有する芳香族基、例えばイミダゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、チエニル、テトラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリルまたはフリルなどを意味する。好ましいヘテロ原子の数は、1または2である。好ましいヘテロアリール基は、チエニル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリミジニル、ピラジニル、フリルおよびピリジニルである。最も好ましいものは、チエニル、フリルおよびピリジニルである。この(1−5C)ヘテロアリール基は、炭素原子を介して、または可能であれば窒素を介して結合していてもよい。
(2−5C)ヘテロアリールという用語は、2−5個の炭素原子ならびにN、0およびSから選択される1−3個のヘテロ原子を有する芳香族基、例えばイミダゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、チエニルまたはフリルなどを意味する。好ましいヘテロアリール基は、チエニル、ピリミジニル、ピラジニル、フリルおよびピリジニルである。この(2−5C)ヘテロアリール基は、炭素原子を介して、または可能であれば窒素を介して結合していてもよい。
(2−5C)ヘテロアリールカルボニルという用語は、ヘテロアリールカルボニル基を意味し、このうちのヘテロアリール基は、2−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味および好ましさを有する。
(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニルという用語は、ヘテロアリールアミノカルボニル基を意味し、このうちのヘテロアリール基は、2−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味および好ましさを有する。
(2−5C)ヘテロアリールスルホニルという用語は、ヘテロアリールスルホニル基を意味し、このうちのヘテロアリール基は、2−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味および好ましさを有する。
(2−5C)ヘテロアリールオキシという用語は、ヘテロアリールオキシ基を意味し、このうちのヘテロアリール基は、2−5個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味および好みを有し、環外の酸素原子へ炭素原子を介して結合している。
(1−4C)アルコキシという用語は、1−4個の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、このアルキル部分は、以前の定義と同じ意味を有する。(1−3C)アルコキシ基が好ましい。
(1−4C)アルコキシカルボニルという用語は、アルコキシカルボニル基を意味し、このうちのアルコキシ基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。(1−2C)アルコキシカルボニル基が好ましい。
(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキルという用語は、アルコキシアルキル基を意味し、このうちのアルコキシ基は、1−4個の炭素原子を含有する、以前の定義と同じ意味のものであり、この(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキルは、1−4個の炭素原子を含有する、以前の定義と同じ意味のアルキル基と結合している。
(1−4C)アルコキシカルボニルアミノという用語は、アルコキシカルボニルアミノ基を意味し、このうちのアルコキシ基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
ヒドロキシ(1−4C)アルキルという用語は、本明細書で使用する場合、ヒドロキシアルキル基を意味し、このうちのアルキル基は、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノという用語は、本明細書で使用する場合、アミノ基を意味し、アルキル基(複数も可)で一置換または二置換されており、それぞれが、各1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルという用語は、(ジ)アルキルアミノカルボニル基を意味し、このうちのアルキル基(複数も可)は、それぞれ1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニルという用語は、(ジ)アルキルアミノスルホニル基を意味し、このうちのアルキル基(複数も可)は、それぞれ1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルオキシという用語は、(ジ)アルキルアミノカルボニルオキシ基を意味し、このうちのアルキル基(複数も可)は、それぞれ1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノという用語は、(ジ)アルキルアミノカルボニルアミノ基を意味し、このうちのアルキル基(複数も可)は、それぞれ1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
(ジ)(1−4C)アルキルアミノ(1−4C)アルキルという用語は、本明細書で使用する場合、(ジ)アルキルアミノ基を意味し、このうちのアルキル基(複数も可)は、それぞれ1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有し、この(ジ)(1−4C)アルキルアミノ(1−4C)アルキルは、1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有するアルキル基に、アミノ基を介して結合している。
(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニルアミノという用語は、(ジ)アルキルアミノスルホニルアミノ基を意味し、このうちのアルキル基(複数も可)は、それぞれ1−4個の炭素原子を含有し、以前の定義と同じ意味を有する。
ハロゲンという用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
「置換された」という用語は、指定した原子上の1つ以上の水素が、示された基から選択されるもので置き換えられることを意味するが、ただし、現存する状況下で、指定された原子の標準原子価を上回らず、置換によって安定した化合物が生じるものとする。置換基および/または変数の組合せは、このような組合せが安定した化合物を生じる結果となる場合にのみ許容される。「安定した化合物」または「安定した構造体」とは、反応混合物から有用な程度の純度で単離され、効果的な治療薬へと調合されることに十分に耐え得る強い化合物を意味する。
「任意に置換されている」という用語は、特定された基、ラジカルまたは部分で任意に置換されていることを意味する。
多官能基についての上記定義において、結合点は、最後の基にある。
薬学的に許容される塩という用語は、医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激作用、アレルギー反応などを伴わずに、ヒトおよび下等動物の組織と接触させて使用するのに適しており、合理的な利益/リスク比の釣り合いが取れているような塩を表す。薬学的に許容される塩は当分野で公知である。これらは、本発明の化合物の最終的な単離および精製の間に得ることができる、または別途に、遊離塩基官能基を、適切な無機酸、例えば塩酸、リン酸もしくは硫酸などと、または有機酸、例えばアスコルビン酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、フマル酸、グリコール酸、コハク酸、プロピオン酸、酢酸、メタンスルホン酸などと反応させることにより得ることができる。この酸官能基は、有機塩基または無機塩基、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化リチウムなどと反応させることもできる。
一態様において本発明は、式Iの化合物(式中、そのC5−C6結合は飽和している)に関する。
本発明はまた、式Iの化合物(式中、Rは、(1−5C)ヘテロアリールであり、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。)に関する。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、RはH、シアノ、ハロゲン、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキルまたはヒドロキシ(1−4C)アルキルである。)に関する。
さらに別の態様において、本発明の化合物は、式I(Rは、Hである)に関する。
別の態様は、化合物(式中、Rは、R15、R16−アミノまたは
Figure 2011511041
である。)に関する。
別の態様において本発明は、化合物(式中、Rは、R15、R16−アミノである。)に関する。
さらなる別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、RはHである。)に関する。
本発明はまた、化合物(式中、Rは、(1−4C)アルコキシまたはヒドロキシである。)に関する。
別の態様において本発明は、式Iの化合物(式中、Rは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロシクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロアリールオキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノである。)に関する。Rはまた、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニル、(1−6C)アルキルカルボニルアミノまたは(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニルであってよい。これら後者の基はすべて、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されていてもよい。あるいは、Rは、(1−5C)ヘテロアリールまたはフェノキシであり、これらは、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されていてもよい。
さらに別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、Rはハロゲン、シアノ、ニトロ、(2−6C)アルキニルまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノであり、または
は、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニルまたは(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、前記各基は、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている、または
は、(1−5C)ヘテロアリールであり、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。)に関する。
別の態様において本発明は、式Iの化合物(式中、Rは(2−6C)アルキニルであり、またはRは(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニルまたは(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、前記の各基は、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている、またはRは、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている(1−5C)ヘテロアリールである。)に関する。
別の態様において本発明は、式Iの化合物(式中、R10はHである。)に関する。
さらなる態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、Rは、(1−5C)ヘテロアリールであり、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、Rは、Hであり、Rは、R15、R16−アミノであり、Rは、Hであり、Rは、(1−4C)アルコキシであり、R10は、Hである。)に関する。
さらに別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、R14は(2−6C)ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、(1−4C)アルコキシまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノである。さらに別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、R15およびR16は、独立して、(1−6C)アルキルから選択されてもよい。)に関する。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、Rは、1,4ジアザシクロヘプタン−1−イルであり、(1−4C)アルキルカルボニルまたは(3−6C)シクロアルキルカルボニルで任意に置換されている。)に関する。
さらに別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、R15は、メチルであり、R16は、tert−ブチルである。)に関する。
別の態様において、本発明は、式Iの化合物(式中、Rは、2,2−ジメチルピロリジン−1−イルである。)に関する。
本発明はまた、化合物(式中、本発明の様々な態様において、これまでに定義された、RからR18に対するすべての特定の定義は、式Iの(ジヒドロ)ピロロ[2,1−a]イソキノリン化合物の定義の任意の組合せにおいて生じる。)に関する。
本発明のすべての化合物は、EC50が10μM未満である。
別の態様において本発明は、EC50が100nM未満である式Iの化合物に関する。さらに別の態様において、本発明は、EC50が10nM以下である式Iの化合物に関する。
本発明はまた、実施例1−4、7c、7d、8、10、11、12a、12b、14a、14d、16、20、21、36、39−43、51、55、58b、58c、59、61−62、64、65d、65f、69、70d、81−84、85b、91a、91d、92−94、96−98、100、101、104、111a、111b、121a、121b、122および123に記載した化合物に関する。
さらに別の態様において、本発明は、実施例1、2、7d、14a、58b、91d、100および123に記載した化合物に関する。
EC50という用語は、この化合物が最大に果たし得る効果に対して、最大半量の(50%)の刺激作用を引き出すような、試験化合物の濃度を意味する。この値は、例えば、FSHレセプター遺伝子をトランスフェクトし、レポーター遺伝子の発現を導くcAMP応答配列/プロモーターでコトランスフェクトした細胞株により求めることができる。値は、MathIQ(バージョン2.0、Business Solutions Limited)などのソフトウェアプログラムを用いて求めることができる。
本発明から除外されるのは、化合物3−アセチル−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−1−カルボニトリルである。
本権利の放棄は、Database CA、受入番号1994:655585における開示に関する。
5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンおよびピロロ[2,1−a]イソキノリン化合物を調製するのに適した方法の概要を以下に述べる。
5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリンは、文献において知られている。特定の類似体への化学的アプローチは、ピロールエステルから開始し、続いて順次的な臭素化/有機金属媒介によるアリール化反応を行う、全合成を含む。他の合成法は、置換した1−メチレン−テトラヒドロイソキノリンをもたらすPictet−Spenglerタイプの化学反応に基づき、続いてMichael−タイプの縮合により、必要なジヒドロ−ピロロイソキノリン誘導体が生じる、または1,3−双極子の環化付加反応を引き起こす。ある報告では、3,4−ジヒドロ−イソキノリンN−オキシドへのアセチレンの環付加、それに続く中間体として形成したΔ4−イソオキサゾリンの熱転位を介して、いくつかのジヒドロ−ピロロイソキノリンを合成することにより、最も関連する(下記参照)化合物1−フェニル−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステルを得ることを記載している。
関連文献として、以下を参照されたい:M.Alvarezら、Tetrahedron Lett.、46、2041頁(2005年)、M.Alvarezら、J.Org.Chem.、70、8231(2005年)、S.Handy、J.Org.Chem.、69、2362(2004年)、M.Vennemannら、(Altana Pharma A.G)WO05/003130、Niewoehnerら、(Bayer AG)、WO02/48144、Banwelら、WO99/67250、W.Andersonら、J.Med.Chem.、27、1321(1984年)、S.Eguchiら、Tetrahedron 52、12049(1996年)。
本明細書において、これまで不明である一般式Iの化合物、より具体的には、5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カーボンアミド、1−(5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−アルキル−1−オン、シクロアルキル−(5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−イル)−メタノンおよび関連する2−アミノ−1−(5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−エタノン、ならびにこれらの不飽和の類似体ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カーボンアミド、1−(ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−アルキル−1−オン、シクロアルキル−(ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノンおよび2−アミノ−1−(ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−エタノン(式I(R=アルキルまたはシクロアルキル)、I−aおよびI−b)を記載する。
Figure 2011511041
新しい、特異的に置換された、目的の5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリンは、アセチレンと、テトラヒドロイソキノリノ−1−カルボン酸(III)由来の反応性ムチノン中間体とを1,3−双極子環化付加反応させることによって、得ることができる。この化学反応の原理は、R.Huisgenら.、Chem.Ber.、103、2611(1970年)に記載されており、さらにF.Hershenson、J.Org.Chem.、40、740(1975年)において例示されている。
発明者らの目的のため(すなわち、C−3でのカルボニル基の導入)、本方法を変更して、オキサレート(IV)との1,3−双極子環化付加反応を実施し、例えばアミド(I−a)に対する前駆体として、必要な3−カルボン酸エステル(V)を直接得た。一般式IIIの中間体テトラヒドロイソキノリノ−1−カルボン酸(オキサレートIVの調製のために必要)は、発表された手順(S.Bajuszら、WO93/12091)に従い、グリオキシル酸で適切に置換されたフェネチルアミン(II)からのBishler−Napieralskitype閉環において合成した。
Figure 2011511041
特定の化合物I−aおよびI−b(下記参照)の合成のため、上記に示した全体のアプローチを使用し、テーラーメイドの、官能化された中間体を利用した。これは、必要とされる置換基R1−R10(式中、Rの番号は、骨格における原子の番号を指す。)に応じて、この必要とされる置換基が合成開始時に配置される(すなわちR1=R1’、R=R’など)、または一般式Iの生成物の合成過程で、便利であると判断された任意の段階で導入されるかのいずれかを意味する。この場合、R1’−R10’と示された適切な代替の官能基がまず挿入され、これによって、1つ以上の追加の操作により、所望のR1−R10への変換が可能となり、R1−R10は、以前の定義と同じ意味を有する。
芳香環(R7−R10)上の置換基は、多くの場合フェネチルアミン前駆体(II)においてすでに導入され、これをそのままさらなる合成プロセスを通して保有することができる。一般構造体IIの適切なフェネチルアミンは、市販されている、または適切に置換されたベンゼンのクロロメチル化、これに続くシアノメチル誘導体への変換およびニトリル官能基の還元を介して、必要なフェネチルアミンを生成させることにより、容易に調製することができる。フェネチルアミン(II)はまた、文献によく記載されている手順に従い、適切に置換された芳香族アルデヒドとニトロアルカンとのHenry反応を介し、これに続く水素化物試薬(LiAlH、ボランなど)の還元を介して得ることもできる。あるいは、必要とされるR7−R10は、潜在的官能基(以前に述べた通り)を介して導入し、合成手順がさらに進行してから操作することもできる(下記参照)。
前記フェネチルアミン(II)の、中間体1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンカルボン酸(III)へのその後の変換は、第1にフェネチルアミン(II)をカルバメート誘導体(VII)に変換し、その後グリオキシル酸と反応させ(VIIIをもたらす)、続いてカルバメート保護薬基の脱保護を行うことにより、3−ステップ手順で効率的に成し遂げられた。アロキシカルボニル(Alloc)基(VII−a→VIII−a→IIIを参照)は、除去しやすいので、これを優先的に使用した。Alloc−保護および除去の方法は、当業者にはよく知られている。還元性条件下での最終脱保護が悪影響をもたらす場合、代替のカルバメート保護薬基、例えば、9−フルオレニル−メトキシカルボニル(Fmoc)なども有効であった。
Figure 2011511041
一般式IIIの化合物に存在するテトラヒドロイソキノリン系を生成する代替のアプローチは、フェネチルアミン(II)と、エチルオキサリルクロリドを反応させて、オキサルアミドIXを得ることを含み、このオキサルアミドIXは、脱水化条件下での強酸、例えばメタンスルホン酸および五酸化リンなどでの処理によりジヒドロイソキノリン(X)へと環化させることができる。一般式Xの誘導体は、続いて、例えば、酸性条件下でシアノ水素化ホウ素ナトリウムを用いて還元することによって、対応するテトラヒドロイソキノリン(XI)へと還元することができる。当業者に周知の、標準的条件下でのテトラヒドロキノリン(XI)のけん化により、一般式IIIの誘導体を得ることができる。
一般式I(またはV)の誘導体のフェニル部分上の置換基R7−R10を多様化するために、ハロゲン原子(優先的に臭素およびヨウ素)を、覆いをかぶせた官能基(R7’−R10’)として働かせることによって、合成の後の段階で様々な標的置換基(R7−R10)へと、例えばリチオ化、これに続く求電子剤との反応を介してカルボキシレート、カルボキサルデヒド(その後のウィティッヒ反応を介して、オレフィンに対する前駆体として働く、または、還元的アミノ化を介してアミンに対する前駆体として作用する)へと、またはヒドロキシメチル基(ならびに生成されたエーテルおよびエステル)へと変換させることができる。
あるいは、アリールハロゲン(R7’−R10’)をUllmann、Suzuki−、Stille−、Sonogashira−、Heck−およびBuchwaldプロトコルなどの周知の有機金属反応のための反応性基質として使用することによって、新しい炭素−炭素一重、二重および三重結合、炭素窒素結合(アニリン誘導体)およびニトリルを創製することができる。これらは次に、さらなる官能化、例えばモノヒドロキシル化およびジヒドロキシル化(アルケンから)、またはトリアゾールへの変換(アセチレンから、「クリック化学反応」)およびテトラゾールへの変換(ニトリルから)などのための基質として働くこともできる。
イソプロポキシエーテル(R7’−R10’)を、例えば、BClなどの求電子剤で選択的に切断してフェノールOH基の覆いを外し、続いて反応性スルホン酸エステル(例えばトリフレート)へと変換することによって、上記プロトコルと同様にハロゲン化アリール基から開始して、ヘテロアリールボロン酸または有機スズ誘導体を介して、複素環構造体へと結合することが可能となる。アリールハロゲン(R7’−R10’)を、ボロン酸(リチオ化または遷移金属媒介によるホウ素化のいずれかを介して)へと変換し、続いて酸化することは、当業者には周知の、代替の酸素官能基を導入するための手段を提供する。脱保護されたアルコキシエーテルから生じたフェノール官能基は、ボロン酸および(ヘテロ)アリールハロゲン化物とのCu−媒介によるカップリングを介した、アリール−アリールおよびアリールヘテロアリールエーテルの形成のために使用することもできる。このような反応の意味および応用は、以下で概要を述べる選択された文献元において詳細に説明されている。
最近の参考文献として、例えば、A.Suzuki、Chem.Comm.、4759(2005年)、Bachら、Tetrahedron、61、2245(2005年)、R.Rossiら、Synthesis、2419(2004年)を参照されたい。
フェノールトリフレート(R7’−R10’)を使用することによって(アリールブロミドに対する記載と同様。上記参照)、Buchwald−Hartwigアミノ化反応として知られた方法において、カルバメート、カーボンアミド、イミンおよびシリルアミドのいずれかと、パラジウム媒介によるカップリングを行うことによって、ベンゼン環上にアミンおよびアミド官能基(R7−R10)を導入することができる。あるいは、合成(R7’−R10’)の初期段階にニトロ基を導入することによって、アミンおよびアミド官能基を組み込んだ一般構造体Iの標的分子の調製が可能となる。
1,3−双極性環状付加反応(IV→V)を介した5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン骨格の組立には、反応体としてアセチレン(VI)が必要である。本ステップは、所望のC−1およびC−2置換基を導入する可能性を提供する。
Figure 2011511041
一般的に、これらの反応は、優れた位置選択性で行うことができ、R1’/R2’が十分に異なる場合、最も嵩高い置換基は、最終骨格の1位にあることが好ましい。したがって、一般構造体Vの生成物の範囲は、R1’=(ヘテロ)アリール(2−チエニル、3−チエニル、3−ピリジルなど)およびR2’=Hの場合に得ることができる。R2’=Hの場合、N−クロロスクシンイミド(NCS)またはクロロスルホニルイソシアネートなどの求電子剤とのその後の反応により、骨格のC2の位置にClまたはCN置換基を導入することが可能となる(V、R2’=CNまたはCl)。
シリル化されたアセチレン(VI−a)を使用することにより、Cl−シリル化された5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン(V、R1’=トリメチルシリル)が得られ、これを酸処理および臭素化することによって、1−ブロモ誘導体を得る(V、R1’=Br)。これによって、例えば適切なアセチレンVIが入手困難であること、または、例えば、R1’=シアノ、エチニルもしくはエテニルでのジヒドロ−ピロロイソキノリンVの調製などにおいて、ある基質が反応条件に不適合であることなどが原因で、以前に記載された1,3−双極子環付加を用いて得ることができない、様々な一般式Vの、1置換された類似体の合成が可能となる。置換基R7’−R10’をR7−R10へと処理するための、上記と同様の方法で(上記参照)、1−ブロモ−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリンを、(ヘテロ)アリールホウ素または(ヘテロ)アリールスズ誘導体のいずれかで処理することによって、1−(ヘテロ)アリール化5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン(1−オキサゾリル、1−チアゾリルおよび1−ピリジル誘導体など)が得られる。
上記の方法で得るのが困難な、R1における複素環式置換基は、C−1における適切な官能基から所望の複素環を構築することで導入することもできる。例えば、1−シアノ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン(V、R1’=CN)は、対応する1−ブロミド(V、R1’=Br)のシアン化物置換により得られるが、この対応する1−ブロミドは、例えば、シリルアジドとの縮合による1−テトラゾリル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリンの合成へのエントリー物質として使用することができる。同様に、1−エチニル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン(V、R1’=エチニル)は、トリメチルシリルアジドとの反応により、1−トリアゾロ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリンへと変換することができる。1−アセチル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン(V−b)は、アセチレンVI−bとの反応IVにより得られるが、続いてこれを、例えば塩化チオニルおよびヒドラゾンとの反応により、1−チアジアゾロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン(V、R1’=5−チアジアゾリル)へと改質することができる。
Figure 2011511041
保護されたアルデヒド官能基(例えばVI−c)を備えたアセチレンを用いる場合、対応する5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン(V−c)が得られるが、これを、オキシム、アルデヒド、アミノアルキル、アルケニル、(アルコキシ、ヒドロキシ)アルキルおよびアルキニル基などの置換基をC−2で保持する一般構造体Iの誘導体へとさらに処理することができる。
5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン(V)のC−3におけるカルボン酸エステルの対応するアミドI−aへの変換は、当業者には周知の、標準的な2段階の手順により達成することができ、例えば、適切な溶媒、例えばジオキサンまたはTHF中の水性NaOHによりけん化を行うことによって、3−カルボン酸をそれぞれ得て、これに続いて、DCC、TBTU、HATU、EEDCなどの(市販の)ペプチドカップリング剤存在下で所望のアミンと反応させることを含む。あるいは、一般構造体Vのエチルエステルを、アミン金属誘導体を介して対応するアミドI−aへと直接変換することもできるが(文献においてBodroux反応として知られている反応)、変法を適用することもできる。例えば、Bassettら、J.Chem.Soc.、1188(1954年)、Singhら、Tetrahedron Lett.、321(1971年))を参照されたい。C−3におけるエステルからアミドへの変換が引き起こされる段階は、必ずしも合成の最終段階でなくてもよく、概説した変換の間の中で、実用的とみなされる時機であればいつでもよい。
あるいは、一般式I−aの化合物におけるC−3でのアミド官能基は、すでにテトラヒドロイソキノリン中間体段階で導入することもできる。例えば、一般式XIの化合物と、適切に官能化させたモノアミド化シュウ酸誘導体(XIII)とを、当業者によく知られた標準的なペプチドカップリング条件下(上記参照)で反応させ、続いて残るエチルエステル部分をけん化することによって、一般の構造体XIIのオキサルアミドを得ることができる。必要とされている一般式XIIIのシュウ酸アミドは、適切なアミンと、エチルオキサリルクロリドを反応させ、標準条件下で、エチルエステルに次のけん化を行うことよって得られる。これに続いて、オキサルアミドXIIを、上述のような、適切に官能化させた一般式VIのアセチレンの存在下で、1,3−双極子環付加させることによって、一般式I−aの所望の誘導体を得ることができる。
Figure 2011511041
C−5とC−6の間の追加の二重結合の構築(5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリンからその芳香族類似体ピロロ[2,1−a]イソキノリンへの変換を参照)は、脱水素化/芳香化をもたらす試薬を用いて一般的に達成することができ、当業者に知られている。2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)は、この目的に優先的に使用される。
実際には、以前に述べたアミドI−aのC1相同体である、一般構造体I−bの3−アミノメチルケトンを合成するために、使用された全体的アプローチは、むしろ同様であった。一般式XVの化合物中に存在する5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン骨格(この場合カルボキシレートの代わりにR3=H)、は、N−ホルミル置換テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸(XIV)と、無水酢酸および適切に保護した一般式VIのアセチレンとを反応させることによって得ることができる。C−3で必要な官能基を導入するために、適切に官能化したカルボン酸誘導体を用いた、Friedel−Crafts型アシル化を最初に実施することで、一般式XVIの化合物(X=反応基、例えばハロゲンなど)または一般式XVIIの化合物(R3=アルキルまたはシクロアルキル)を生じることになる。ピロール上でのこのような反応の例は、文献において詳細に説明されているので、例えば、M.Kakushimaら、J.Org.Chem.、48、3214(1983年)、R.M.Silversteinら、J.Org.Chem.、20、668(1955年)を参照させたい。エタノンXVIと、適切なアミンとのその後の反応により、一般構造体I−bの誘導体を得ることができる。
Figure 2011511041
本発明の化合物は、水和物または溶媒和物を形成し得る。荷電化合物は、水で凍結乾燥した場合、水和種を形成する、または、溶液中で適切な有機溶媒で濃縮した場合、溶媒和種を形成することが当業者に知られている。本発明の化合物は、列挙された化合物のプロドラッグ、水和物または溶媒和物を含む。
プロドラッグに関する考察は、T.Higuchi and V.Stella、Pro−drugs as Novel Delivery Systems(1987)、14 of the A.C.S.Symposium Series,and in Bioreversible Carriers in Drug Design、(1987年)、Edward B.Roche、ed.、American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressにおいて提供されている。「プロドラッグ」という用語は、インビボで変換することによって、式(I)の化合物またはこの化合物の薬学的に許容される塩、水和物または溶媒和物を生成する化合物(例えば薬剤前駆体)を意味する。この変換は、様々な機序(例えば、代謝性または化学的プロセス)、例えば、血中の加水分解などを介して起こり得る。プロドラッグの使用に関する考察は、T.Higuchi and W.Stella、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」Vol.14 of the A.C.S.Symposium SeriesおよびBioreversible Carriers in Drug Design、ed.Edward B.Roche、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987年において提供されている。
1つ以上の本発明の化合物は、薬学的に許容される溶媒、例えば水、エタノールなどで溶媒和されていない形態および溶媒和されている形態で存在することができ、本発明は、溶媒和した形態と、溶媒和していない形態の両方を包含することを意図している。「溶媒和物」は、本発明の化合物と、1つ以上の溶媒分子との物理的結合を意味する。この物理的結合とは、水素結合を含めた、様々な程度のイオン結合および共有結合を含む。ある場合には、例えば1つ以上の溶媒分子が結晶性固体の結晶格子に組み込まれる場合、溶媒和物は、単離が可能である。「溶媒和物」は、溶液相と単離可能な溶媒和物との両方を包含する。適切な溶媒和物の非限定的な例として、エタノレート、メタノレートなどが挙げられる。「水和物」は、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
式Iの化合物は、塩を形成することができ、この塩もまた本発明の範囲内である。本明細書中の式Iの化合物についての言及は、特に指定しない限り、塩についての言及を含むと理解される。「塩(複数可)」という用語は、本明細書中で使用する場合、無機酸および/または有機酸と形成される酸性の塩、ならびに無機塩基および/または有機塩基と形成される塩基性の塩を意味する。加えて、式Iの化合物が、例えばこれらだけには限らないが、ピリジンまたはイミダゾールなどの塩基性部分と、例えばこれだけには限らないが、カルボン酸などの酸性部分との両方を含有する場合、双性イオン(「内塩」)を形成することができ、これらは、本明細書で使用されている「塩(複数可)」という用語の中に含まれる。薬学的に許容される(すなわち、無毒性、生理学的に許容可能な)塩が好ましいが、他の塩もまた有用である。式Iの化合物の塩は、例えば式Iの化合物と、ある量の酸または塩基、例えば当量の酸または塩基とを、例えば塩が沈殿するような媒体中で、または水性媒体中で反応させ、続いて凍結乾燥することによって形成し得る。
式(I)の化合物は、不斉中心またはキラル中心を含有し得るので、異なる立体異性の形態で存在する。式(I)の化合物ならびにラセミ混合物も含めた、これらの混合物のすべての立体異性の形態は、本発明の一部を形成することを意図する。加えて、本発明は、すべての幾何異性体および位置異性体を包含する。例えば、式(I)の化合物が、二重結合または縮合環を組み込んでいる場合、シス−およびトランス−形態の両方とも、ならびにこれらの混合物が、本発明の範囲内に包含される。
ジアステレオ異性体混合物は、当業者に周知の方法により、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別再結晶により、物理的、化学的差異に基づき、これらの個々のジアステレオマーに分離することができる。鏡像異性体は、鏡像異性混合物をジアステレオ異性体混合物へ変換することにより、適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはモッシャー酸塩化物などのキラル補助基)と反応させ、ジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオマーを対応する純粋な鏡像異性体へ変換することによって(例えば、加水分解)、分離することができる。また、式(I)の化合物のいくつかは、アトロプ異性体(例えば、置換されたビアリール)であってもよく、これらは、本発明の一部として考えられている。鏡像異性体はまた、キラルなHPLCカラムを用いて分離することもできる。
式(I)の化合物が、異なる互変異性の形態で存在することも可能であり、すべてのこのような形態は、本発明の範囲内に包含される。また、例えば、化合物のすべてのケト−エノールおよびイミン−エナミン形態は、本発明に含まれている。
本発明の化合物(この化合物の塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグならびにこのプロドラッグの塩、溶媒和物およびエステルを含む)のすべての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体など)、例えば様々な置換基上の不斉炭素が原因で存在し得るもの、例えば鏡像異性体の形態(不斉炭素の非存在下でも存在し得る)、回転異性体形態、アトロプ異性体およびジアステレオマー形態などは、位置異性体として、本発明の範囲内であると想定される。本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、他の異性体を実質的に含まなくてもよく、または例えば、ラセミ体として、もしくは他のすべての立体異性体と、または選択された他の立体異性体と混和されていてもよい。本発明のキラル中心は、IUPAC1974勧告によって定義されたS配置またはR配置を有することができる。「塩」、「溶媒和物」、「エステル」、「プロドラッグ」などの用語の使用は、本発明の化合物の鏡像異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、位置異性体、ラセミ体またはプロドラッグの塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグに対して等しく適用されることを意図する。
本発明の(ジヒドロ)ピロロ[2,1−a]イソキノリンの化合物は、FSH受容体を刺激することが判明した。受容体結合を求める方法、ならびにゴナドトロピンの生物活性を求めるためのインビトロのおよびインビボのアッセイが周知である。一般的に、発現した受容体は、試験する化合物と共にインキュベートし、結合または刺激作用または機能的反応の阻害を測定する。
機能的反応を測定するために、FSH受容体遺伝子、好ましくはヒトの受容体をコード化する単離したDNAを、適切な宿主細胞に発現させる。このような細胞は、チャイニーズハムスター卵巣細胞であってよいが、他の細胞もまた適切である。細胞は、哺乳動物由来(Jiaら、Mol.Endocrin.、5、759−776頁、(1991年))のものが好ましい。
組換え型FSH受容体発現細胞株を構築する方法は、当分野で周知である。(Sambrookら、Molecular Cloning:a Laboratory Manual、Cold Spring Harbor Laboratory Press、Cold Spring Harbor)。受容体の発現は、所望のタンパク質をコード化しているDNAの発現により達成される。部位特異的な突然変異誘発、さらなる配列の連結反応、PCRおよび適切な発現系の構築のための技法はすべて、現在までに当分野では周知である。所望のタンパク質をコード化しているDNAの一部分または全体を、標準的固相法を用いて、合成により構築することが可能であり、連結反応が容易であるためにも制限部位がこれに含まれていることが好ましい。含まれているコード配列の転写および翻訳のための適切な制御要素を、DNAコード配列に提供することができる。周知であるように、細菌などの原核宿主および酵母、植物細胞、昆虫細胞、哺乳動物細胞、鳥類細胞などの真核宿主などを含めた多種多様な宿主に適合する発現系が現在入手可能である。
次いで、受容体を発現する細胞を試験化合物とインキュベートし、試験化合物の結合、または機能的反応を観察する。
あるいは、発現した受容体を含有する単離細胞膜を用いて、試験化合物の結合を測定することもできる。
結合の測定のために、放射性化合物または蛍光化合物を使用してもよい。このような化合物もまた本発明の一部である。
代替の方法において、競合結合アッセイも実施し得る。
別のアッセイは、受容体媒介によるcAMP蓄積の刺激作用を測定することによる、FSH受容体アゴニスト化合物のスクリーニングを含む。したがって、このような方法は、宿主細胞における受容体の発現および試験化合物へのこの細胞の暴露を含む。次いで、cAMPの量を測定する。cAMP濃度は、受容体との結合時における試験化合物の刺激効果により増加することになる。
内因活性の測定のために、ヒト組換え型FSHを対照化合物として使用することができる。
暴露させた細胞における、例えばcAMP濃度の直接測定の他にも、FSH受容体をコード化するDNAのトランスフェクトに加えて、cAMP濃度に反応して発現するレポーター遺伝子をコード化する第2のDNAによってもトランスフェクトされる細胞株を使用することができる。このようなレポーター遺伝子は、cAMP誘導性であってよく、またはこれらが新規なcAMP応答配列に結合するように構築してもよい。一般的に、レポーター遺伝子発現は、cAMP濃度の変化に反応する任意の応答要素によって制御されてもよい。適切なレポーター遺伝子は、例えば、LacZ、アルカリホスファターゼ、ホタルルシフェラーゼおよび緑色蛍光タンパク質である。このようなトランス活性化アッセイの原理は、当分野で周知であり、例えばStratowa、Ch.、Himmler、A.and Czernilofsky、A.P.、Curr.Opin.Biotechnol.、6、574−581頁(1995年)に記載されている。
LMW FSH−レセプターアゴニストが卵巣に直接の効果があるかどうか研究するため、毎日2回、3日間の間、未成熟のラットに経口的に治療を行い、卵巣重量の増加を最終パラメータとする(第4日目に判定)。アンドロゲン産生を最大限にするため固定量のhCGを共投与する(プラシーボ動物も同様)ことによって、この試験は、試験化合物のFSH−活性に非常に選択的である。いかなるLH−活性でもこれが存在する場合は、hCG活性により圧倒される。この試験は、組換え型FSHの放出のために使用されたSteelman Pohleyアッセイからの適応である(Steelman and Pohley、1953年)。
卵胞成長におけるLMW FSH−レセプターアゴニストの効果は、GnRH−アンタゴニストで治療した周期性ラットを用いたモデルにおいてさらに研究することができる。卵巣刺激作用は、卵巣重量の増加および排卵した卵子の数(それに続くhCGによる排卵誘発)により求めることができる。また、臨床的に関連するエストラジオールおよびインヒビンBなどのバイオマーカーも求めることができる。このモデルにおいて、FSH(アゴニスト)での刺激作用は、極度の排卵(15個の卵子を超える)をもたらすことになる。
卵母細胞の質を調査するため、動物を排卵誘発後に交配させて、受精率を求めることもできる。
本発明はまた、薬学的に許容される助剤および場合により他の治療薬と混合した、一般式Iを有する(ジヒドロ)ピロロ[2,1−a]イソキノリン誘導体または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物に関する。この助剤は、組成物の他の成分と相容性があること、そのレシピエントに有害ではないという意味で、「許容可能」でなければならない。
組成物は、例えば、経口、舌下、皮下、静脈内、筋肉内、経鼻、局所、または直腸投与などに適したものが含まれ、すべてが投与用に単位剤形の形である。
経口投与のために、有効成分は、別個の単位、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、溶液剤、懸濁剤などとして提供されてもよい。
非経口投与のために、本発明の医薬組成物は、単位用量または多回用量容器に入った、例えば密閉バイアルおよびアンプルに入った、例えば所定量の注射液などとして提供されてもよく、使用前に、例えば水などの無菌液体担体を添加するだけでよい冷凍乾燥(凍結乾燥)された状態で保存されてもよい。
例えば、標準的な参考文献、Gennaro、A.R.ら、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(20th Edition.、Lippincott Williams & Wilkins、2000年、特にPart 5:Pharmaceutical Manufacturingを参照)に記載されているように、このような薬学的に許容される助剤と混合した場合、活性物質は、例えば丸剤、錠剤などの固体投与単位に圧縮してもよく、またはカプセル剤もしくは坐剤へと加工してもよい。薬学的に許容される液体を用いて、この活性物質は、液体組成物として、例えば、溶液剤、懸濁剤、乳剤の形態での注射製剤として、またはスプレー剤、例えば点鼻薬として投与することができる。
固体投与単位を製造するために、充填剤、着色剤、ポリマー結合剤などの従来の添加剤の使用が想定される。一般的に、活性化合物の機能を妨げない、任意の薬学的に許容される添加剤を使用することができる。本発明の活性物質と共に固体組成物として投与されることが可能な適切な担体として、適量で使用される、ラクトース、デンプン、セルロース誘導体など、またはこれらの混合物が含まれる。非経口投与のために、薬学的に許容される分散剤および/または湿潤剤、例えばプロピレングリコールまたはブチレングリコールなどを含有する、水性懸濁剤、等張生理食塩水溶液剤および無菌注射液剤を使用し得る。
本発明は、本明細書中の上に記載したように、医薬組成物に適した包装材料と組み合わせた前記医薬組成物をさらに含み、前記パッケージング材料は、本明細書中の上に記載したような使用のために、組成物を使用するための説明書を含む。
有効成分、またはその医薬組成物の正確な容量および投与計画は、特定の化合物、投与経路、ならびに薬物を投与する個々の患者の年齢および状態に応じて変わり得る。
一般的に、非経口投与は、吸収により多く依存する他の投与方法よりも必要用量がより低い。しかし、ヒトに対する適切な用量は、体重1kg当たり0.05−25mgであってよい。所望の容量は、1回用量として、または1日を通して適切な間隔で投与される複数の部分用量として提供されてもよく、または、女性レシピエントの場合、月経周期を通して適切な日数間隔で投与される用量として提供されてもよい。用量ならびに投与計画は、女性と男性レシピエントの間で異なり得る。
本発明による化合物は、治療において使用することができる。これらは、天然FSHと同じ臨床上の目的で使用することができる。
本発明のさらなる態様は、FSH受容体媒介経路に反応する障害の治療のために、好ましくは受精障害の治療のために使用されることになる薬物の製造のための、一般式Iを有する(ジヒドロ)ピロロ[2,1−a]イソキノリン化合物の使用にある。したがって、これを必要とする患者は、本発明による化合物の適量の投与を受けることができる。
さらに別の態様において、本発明は、不妊症治療のために使用されることになる薬物の製造のための、一般式Iを有する(ジヒドロ)ピロロ[2,1−a]イソキノリン化合物の使用にある。特にこの化合物は、排卵誘発のため(OI)、または制御された卵巣刺激作用(COS)プロトコルにおいて使用することができる。
本発明は、以下の実施例により例示される。
(実施例)
一般的解説:
実施例において以下の略語が用いられている:DIPEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン、TFA=トリフルオロ酢酸、HATU=O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウムヘキサフルオロホスフェート、Fmoc=9−フルオレニルメトキシカルボニル、Fmoc−C1=9−フルオレニルメトキシカルボニルクロリド、Alloc=アリルオキシカルボニル、DMF=N,N−ジメチル−ホルムアミド、DME=1,2−ジメトキシエタン、THF=テトラヒドロフラン、Boc=t−ブトキシカルボニル、NMP=N−メチルピロリドン、TBTU=O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N,N’−テトラブチルウロニウムテトラフルオロ−ボレート、BOP=(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、DMAP=4−(ジメチルアミノ)ピリジン.
特に明記しない限り、以下の実施例のすべての最終生成物は、水/1,4−ジオキサン、水/tert−ブタノールまたは水/アセトニトリル混合物から凍結乾燥された。化合物がTFA塩として調製された場合、凍結乾燥前に溶媒混合物に酸が適量加えられた。
実施例に記載されている最終生成物の名称は、Beilstein Autonomプログラム(バージョン:2.02.304)を用いて作成した。
保持時間を求めるために、以下の分析HPLC方法を使用した。
方法1:カラム:5μm Luna C−18(2)150×4.6mm、流速:1ml/min、検出:210nm、カラム温度:40℃、溶媒A:CHCN/HO=1/9(v/v)、溶媒B:CHCN、溶媒C:0.1M水性トリフルオロ酢酸、勾配:溶媒A/B/C=65/30/5から10/85/5(v/v/v)で30.00分間、次いでA/B/C=10/85/5(v/v/v)で一定としてさらに10.00分間。
方法2:以下の勾配を使用した以外は方法1と同じ:勾配:溶媒A/B/C=75/20/5から15/80/5(v/v/v)で30.00分間、次いでA/B/C=15/80/5(v/v/v)で一定としてさらに10.00分間。
方法3:以下の勾配を使用した以外は方法1と同じ:勾配:溶媒A/B/C=35/60/5から10/85/5(v/v/v)で30.00分間、次いでA/B/C=10/85/5(v/v/v)で一定としてさらに10.00分間。
方法4:以下の勾配を使用した以外は方法1と同じ:勾配:溶媒A/B/C=95/0/5から15/80/5(v/v/v)で30.00分間、次いでA/B/C=15/80/5(v/v/v)で一定としてさらに10.00分間。
方法5:以下の勾配を使用した以外は方法1と同じ:勾配:溶媒A/B/C=75/25/0から0/100/0(v/v/v)で30.00分間、次いでA/B/C=0/100/0(v/v/v)で一定としてさらに10.00分間。
方法6:以下の勾配を使用した以外は方法1と同じ:勾配:溶媒A/B/C=60/40/0から0/100/0(v/v/v)で30.00分間、次いでA/B/C=0/100/0(v/v/v)で一定としてさらに10.00分間。
方法7:カラム:3μm LunaC−18(2)100×2mm(Phenomenex)、流速:0.25ml/min、検出:210nm、カラム温度:40℃、溶媒A:CHCN/HO=1/9(v/v)、溶媒B:CHCN、勾配:溶媒A/B=65/35から10/90(v/v)で30.00分間、A/B=0/100(v/v)で2.00分間、次いでA/B=0/100(v/v)で一定としてさらに8.00分間、次いでA/B=65/35(v/v)で1.00分間、最後にA/B=65/35(v/v)で一定としてさらに15.00分間。
方法8:以下の勾配を使用した以外は方法7と同じ:勾配:溶媒A/B=40/60から0/100(v/v)で30.00分間、A/B=0/100(v/v)で2.00分間、次いでA/B=0/100(v/v)で一定としてさらに8.00分間、次いでA/B=40/60(v/v)で一定として1.00分間、最後にA/B=40/60(v/v)で一定としてさらに15.00分間。
方法9:以下の勾配を使用した以外は方法7と同じ:勾配:溶媒A/B=100/0から50/50(v/v)で30.00分間、A/B=0/100(v/v)で2.00分間、次いでA/B=0/100(v/v)で一定としてさらに8.00分間、次いでA/B=100/0(v/v)で1.00分間、最後にA/B=100/0(v/v)で一定としてさらに15.00分間。
方法10:カラム:3μm LunaC−18(2)100×2mm(Phenomenex)、流速:0.25ml/min、検出:210nm、カラム温度:40℃、溶媒A:CHCN/HO/TFA=1/9/0.0035(v/v)、溶媒B:CHCN/TFA=1/0.0035(v/v)、勾配:溶媒A/B=65/35から10/90(v/v)で30.00分間、A/B=0/100(v/v)で2.00分間、次いでA/B=0/100(v/v)で一定としてさらに8.00分間、次いでA/B=65/35(v/v)で1.00分間、最後にA/B=65/35(v/v)で一定としてさらに15.00分間。
方法11:以下の勾配を使用した以外は方法10と同じ:勾配:溶媒A/B=40/60から0/100(v/v)で30.00分間、A/B=0/100(v/v)で2.00分間、次いでA/B=0/100(v/v)で一定としてさらに8.00分間、次いでA/B=40/60(v/v)で1.00分間、最後にA/B=40/60(v/v)で一定としてさらに15.00分間。
方法12:以下の勾配を使用した以外は方法10と同じ:勾配:溶媒A/B=100/0から50/50(v/v)で30.00分間、A/B=0/100(v/v)を2.00分間、次いでA/B=0/100(v/v)で一定としてさらに8.00分間、次いでA/B=100/0(v/v)で1.00分間、最後にA/B=100/0(v/v)で一定としてさらに15.00分間。
方法13:UPLC/MS(Acquity Ultra Performance LC、Waters):カラム:Acquity UPLC BEH C18 2.1×100mm 1.7μl、流速:0.65ml/min、検出:210nm、MS:100−1000AMU、カラム温度:40℃、溶媒A:CHCN/HO=1/9(v/v)、溶媒B:CHCN、勾配:溶媒A/B=60/40から20/80(v/v)で3.0分間、A/B=0/100(v/v)で0.2分間、次いでA/B=0/100(v/v)で0.49分間、次いでA/B=60/40(v/v)で0.1分間、最後にA/B=60/40(v/v)で1.3分間。
以下の分取HPLC系を精製のために使用した。
系1:水/アセトニトリル混合物使用、5μm Luna C18(2)150×21.2mmカラム、必要に応じて0.1%水性TFAの存在下で、示された勾配:流速:20ml/min:検出:210nm:実行時間:30分間を用いた。
系2:水/アセトニトリル混合物使用、10μm Luna C18(2)250×50.00mmカラム、必要に応じて0.1%水性のTFAの存在下で、示された勾配:流速:50ml/min:検出:210nm:実行時間:60分間を用いた。
マイクロ波反応は、オートサンプラーを有するバイオタージ(モデル:Initiator)マイクロ波オーブンで行った。
薄層クロマトグラフィー(TLC)は、Merck TLCプレート(5×10cm)シリカゲル60F254上で行った。
Figure 2011511041
(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン
(a).4−イソプロポキシ−3−メトキシ−ベンズアルデヒド
4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド(100g)、炭酸カリウム(182g)および2−ブロモプロパン(81ml)のDMF(500ml)中混合物を、65℃で2時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れおよび酢酸エチルで抽出させた。有機層を水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:124g。H NMR(CDCl):δ1.40(s,6H)、3.95(s,3H)、4.7(m,1H)、6.98(d,1H)、7.43(m,2H)、9.85(s,1H)
(b).1−イソプロポキシ−2−メトキシ−4−((E)−2−ニトロ−ビニル)−ベンゼン
実施例1aの生成物(16.1g)、ニトロメタン(120ml)および酢酸アンモニウム(6.1g)の混合物を、70℃で18時間撹拌した(注意:反応はより高い温度で実施できるが、爆発を生じる可能性があるのでこれは推薦しない)。室温でこの沈殿物を濾過した。この沈殿物を水および冷たいエタノールで洗浄した。この沈殿物をジクロロメタン中に取り出し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:13.54g。H NMR(CDCl):δ1.40(s,6H)、3.9(s,3H)、4.65(m,1H)、6.9(d,1H)、7.0(d,1H)、7.15(dd,1H)、7.52(d,1H)、7.95(d,1H)
(c).2−(4−イソプロポキシ−3−メトキシ−フェニル)−エチルアミン
実施例1bの生成物(20g)をTHF(80ml)中に溶解し、水素化リチウムアルミニウム(12.8グラム)の乾燥エーテル(70ml)および乾燥THF(70ml)中混合物に滴加した。添加が完了した後、この反応混合物を2時間加熱還流した。THF(50ml)中の水(15ml)を添加することによって、この反応混合物をクエンチした。次いで、水性NaOH溶液(30ml 2N)およびHO(4ml)を加えた。この生成した混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物を、酢酸エチル中に取り出し、HCl水溶液(2N)で洗浄した。固体NaOHを、pH=10になるまで水層に加えた。この水層を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:13.8g。LC/MS−ESI:[M+H]=210.1
(d).[2−(4−イソプロポキシ−3−メトキシ−フェニル)−エチル]−セラミック酸アリエステル
ジクロロメタン(100ml)中アリルクロロギ酸塩(25ml)を、実施例1cの生成物(44.9g)と、DIPEA(75ml)とのジクロロメタン(400ml)中混合物に0℃で加えた。室温で1時間撹拌後、この反応混合物をHCl水溶液(2N)、水、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[3/2(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:9.7g。LC/MS−ESI:[M+H]=294.1
(e).7−イソプロポキシ−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−1,2−ジカルボキシル酸2−アリルエステル
硫酸(120ml)を、実施例1dの生成物(45.6g)、グリオキシル酸(21.5g)および酢酸(350ml)の溶液に0℃で加えた。室温で1時間撹拌後、この反応混合物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてジクロロメタン/メタノール[95/5(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:43.5g。LC/MS−ESI:[M+H]=350.2
(f).7−イソプロポキシ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸
実施例1eの生成物(43.5g)、ジメドン(26.2g)およびPd(PPh(500mg)の混合物を還流で1時間、THF中で撹拌した。エーテル(300ml)および水(20ml)を室温で反応混合物に加えた。この反応混合物を0℃に冷却し、沈殿物を濾過し、真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:27g。LC/MS−ESI:[M+H]=266.2
(g).2−エトキシオキサリル−7−イソプロポキシ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸の酸
エチルオキサリルクロリド(1.85ml)を、実施例1fの生成物(2.2g)の還流THF(200ml)中懸濁液に加えた。還流で30分間撹拌後、この反応混合物を真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてメタノール/ジクロロメタン[1/9(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより生成した。
収量:2.75g。LC/MS−ESI:[M+H]=366.2
(h).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5、6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例1gの生成物(601mg)、無水酢酸(5ml)と、2−エチニルチオフェン(178mg)とのTHF(5ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて15分間140℃で撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。残留物をエタノール中に懸濁させ、沈殿物を濾過し、真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:1.34g。LC/MS−ESI:[M+H]=412.2
(i).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
KOH(1.2g)を、実施例1hの生成物(2.8g)のEtOH/HO1/1(v/v)(80ml)中懸濁剤に加えた。この反応混合物を78℃で1時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、NaOH水溶液(2N)で抽出した。水層をHCl水溶液(2N)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:2.6g。LC/MS−ESI:[M+H]=384.2
(j).4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1iの生成物(1グラム)、HATU(1.47グラム)およびtert−ブチル1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(564μl)のジクロロメタン(100ml)中混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(1N)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2/3(v/v)]を用いて、シリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:1.4g。LC/MS−ESI:[M+H]=566.2
(k)[1,4]ジアゼパン−1−イル−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
TFA(3ml)を、実施例1jの生成物(1.4g)のジクロロメタン(10ml)中溶液に加えた。室温で18時間撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、NaOH水溶液(2N)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:1.3g。LC/MS−ESI:[M+H]=466.2
(l)(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン
実施例1kの生成物(100mg)、2−テトラヒドロフランカルボン酸(31μl)、HATU(160mg)およびDIPEA(110μl)のジクロロメタン(2ml)中混合物を、室温で4時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物を分取HPLC(0→90%アセトニトリル、系1)で精製した。
収量:120mg。LC/MS−ESI:[M+H]=564.2;元素分析 HPLC:R=18.71分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=0.9nM。
1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−2−メチルスルファニル−エタノン
実施例11に記載の方法に従い、(メチルチオ)酢酸(33mg)を用いて、実施例1kの生成物(100mg)のアミド形成を実施した。
収量:50mg。LC/MS−ESI:[M+H]=554.2;元素分析 HPLC:R=20.36分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=0.5nM
(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(チオフェン−2−スルホニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン
実施例1kの生成物(60mg)、トリエチルアミン(54μl)および2−チオフェン塩化スルホニル(29mg)のジクロロメタン(2ml)中混合物を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HOおよびHCl水溶液(1N)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮させた。残留物を分取HPLC(0→90%アセトニトリル、系1)で精製した。
収量:35mg LC/MS−ESI:[M+H]=612.2;元素分析 HPLC:R=26.14分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=4.6nM
3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−プロパン−1−オン
実施例1kの生成物(50mg)、3,3,3−トリフルオロ乳酸(32mg)、DIPEA(90μl)およびBOP(114mg)のジクロロメタン(2.5ml)中混合物を18時間室温で撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物を分取HPLC(10→90%アセトニトリル、系1)で精製した。
収量:17mg。LC/MS−ESI:[M+H]=592.3;元素分析 HPLC:R=21.77分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.3nM
3−アミノ−1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−プロパン−1−オン
(a).{3−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−3−オキソ−プロピル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例11に記載の方法に従い、3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピオン酸(60mg)を用いて、実施例1kの生成物(100mg)のカップリングを実施した。
収量:53mg。LC/MS−ESI:[M+H]=637.2;HPLC:R=21.63分(方法2)
(b).3−アミノ−1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−プロパン−1−オン
実施例5aの生成物(40mg)およびTFA(100μl)のジクロロメタン中混合物を、2時間室温で撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物を分取HPLC(0→90%アセトニトリル、0.1%TFA、系1)で精製した。
収量:34mg。LC/MS−ESI:[M+H]=537.2;HPLC:R=9.97分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1400nM
1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−2−メチルアミノ−エタノン
(a){2−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ
a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−2−オキソ−エチル}−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例11に記載の方法に従い、N−tert−ブトキシカルボニル−サルコシン(64mg)を用いて、実施例1kの生成物(100mg)のカップリングを実施した。
収量:64mg。LC/MS−ESI:[M+H]=637.2;元素分析 HPLC:R=23.69分(方法2)
(b)1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−2−メチルアミノ−エタノン
実施例5bに記載の方法に従い、実施例6aの生成物(40mg)のBoc−脱保護を実施した。
収量:32.7mg。LC/MS−ESI:[M+H]=537.2;元素分析 HPLC:R=10.11分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=264.0nM
Figure 2011511041
3−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−2−カルボニトリルおよび(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
(a).4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
シクロブタンカルボニルクロリド(3.7ml)およびトリエチルアミン(14ml)を、[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.9ml)のジクロロメタン(175ml)中溶液に加えた。1時間室温で撹拌後、この反応混合物を水、HCl水溶液(1N)、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:7g。LC/MS−ESI:[M+H]=283.4
(b).シクロブチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル−メタノン、塩酸塩
実施例7aの生成物(7g)およびHCl溶液(33ml、ジオキサン中4N)のジクロロメタン(166ml)中混合物を4時間室温で撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮した。残留物をジエチルエーテルで処理し、沈殿物を濾過し、真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:4.76g(HCl塩として)
(c).(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例1iの生成物(250mg)、シクロブチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメタノン、塩酸塩(214mg)、HATU(373mg)およびDIPEA(0.25ml)のDMF(3ml)中混合物を18時間50℃で撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてジクロロメタン/メタノール[100/0→95/5(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:355mg。LC/MS−ESI:[M+H]=548.1;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.7nM
(d).3−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパンe−1−カルボニル)−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−2−カルボニトリル
−78℃において、クロロスルホニルイソシアネート(0.112ml)を、実施例7cの生成物(350mg)のTHF(3ml)中溶液に加えた。1時間−78℃で撹拌後、DMF(3ml)を加えた。2.5時間室温で撹拌後、この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLC(40%→60%アセトニトリル、系2)で精製した。
収量:74mg。MS−ESI:[M+H]=573.5;元素分析 HPLC:R=14.18分 1(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=0.3nM
Figure 2011511041
[4−(1−ブロモ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
(a).1−ブロモ−シクロブタンカルボン酸
1−ブロモ−シクロブタンカルボン酸エチルエステル(1.0ml)のNaOH水溶液(10ml、2N)中混合物を勢いよく3時間室温で撹拌した。この反応混合物をジエチルエーテルで洗浄した。水層をHCl水溶液(2N)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:952mg
(b).[4−1−ブロモ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
BOP(580mg)、DIPEA(540μl)および実施例8aの生成物(280μl)のジクロロメタン(3ml)中混合物を、実施例1kの生成物(330mg)のジクロロメタン(12ml)中溶液に加えた。室温で2時間撹拌後、反応混合物をクエン酸水溶液(5%)に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてジクロロメタン/アセトン[1/0→9/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:329mg。LC/MS−ESI:[M+H]=626.3/628.3(1:1);元素分析 HPLC:R=26.32分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=6.8nM
(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5、6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(1−メチルスルファニル−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン
実施例8bの生成物(42mg)およびナトリウムチオメトキシド(35mg)のエタノール(5ml)中混合物を、4時間40℃で撹拌し、2日間室温で撹拌し、最後に2時間50℃で撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、NaOH水溶液(0.5N)中に取り出し、酢酸エチルで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を溶離液としてジクロロメタン/アセトン[1/0→9/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:20mg。LC/MS−ESI:[M+H]=594.3;元素分析 HPLC:R=26.36分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=16.4nM
Figure 2011511041
[4−(1−ヒドロキシ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
(a).1−ヒドロキシ−シクロブタンカルボン酸
n−ブチルリチウム(14ml、ヘプタン中1.6M)を0℃で、ジイソプロピルアミンのTHF(30ml)中溶液に加えた。30分後この反応混合物を−20℃に冷却し、THF(10ml)中のシクロブタンカルボン酸(960μl)を加えた。室温で30分間撹拌後、酸素を1時間通し、この反応混合物を18時間酸素雰囲気下で撹拌させた。この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで洗浄した。水層をHCl水溶液(2N)で酸性化し、酢酸エチル(2×)で抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:690mg
(b).4−(1−ヒドロキシ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例10aの生成物(340mg)、tert−ブチル1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(694μl)、DIPEA(2.4ml)およびBOP(1.9g)のジクロロメタン(15ml)中混合物を18時間室温で撹拌した。この反応混合物をクエン酸水溶液(5%)に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてトルエン/アセトン[1/0→7/3(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製した。
収量:732mg
(c).[1,4]ジアゼパン−1−イル−(1−ヒドロキシ−シクロブチル)−メタノン、塩酸塩
HCl溶液(2ml、エーテル中2.0M)および実施例10bの生成物(420mg)のジクロロメタン(18ml)中混合物を、4時間室温で撹拌し、真空中で濃縮した。
収量:330mg
(d).[4−(1−ヒドロキシ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例l0cの生成物(330mg)、DIPEA(830μl)、BOP(530mg)および実施例1kの生成物(383mg)のジクロロメタン(15ml)中混合物を、18時間室温で撹拌した。この反応混合物をクエン酸水溶液(5%)中に注ぎ入れ、ジクロロメタン(2×)で抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてジクロロメタン/アセトン[1/0→1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーで精製した。
収量:538mg。LC−MS:[M+H]=564.4;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.4nM
(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(1−メトキシ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン
実施例10dの生成物(82mg)、水素化ナトリウム(14mg、60%、油中に分散)およびヨードメタン(70μl)のDMF(3ml)中混合物を、室温で1時間撹拌した。反応混合物をNHCl飽和水溶液に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を溶離液としてジクロロメタン/アセトン[1/0→9/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:46mg。LC−MS:[M+H]=578.4;元素分析 HPLC 24.57分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=5.4nM
Figure 2011511041
1−[4−(2−クロロ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−エタノンおよび2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(a).2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例1iの生成物(160mg)、N−アセチルホモピペラジン(89mg)、DIPEA(370μL)およびHATU(192mg)のジクロロメタン(5ml)中混合物を40℃で1時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、HCl水溶液(0.2M)、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[10/0→8/2(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:230mg;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=5.2nM
(b).1−[4−(2−クロロ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−エタノン
実施例12aの生成物(230mg)およびN−クロロスクシンイミド(64mg)のDMF(3ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、120℃で5分間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を溶離液として酢酸エチル[0→10%イソプロピルアミン(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:150mg。MS−ESI:[M+H]=542.2;元素分析 HPLC R=10.98(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.9nM
Figure 2011511041
1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン
BOP(111mg)、2,3,6,7−テトラヒドロ−(1H)−1,4−ジアゼピン−5(4H)−オン(50mg)およびDIPEA(0.2ml)を実施例1iの生成物(80mg)のジクロロメタン(4ml)中溶液に加えた。2時間室温で撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(0.5N)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10%→90%アセトニトリル、系1)で精製した。
収量:38mg。LC/MS−ESI:[M+H]=480.2;元素分析 HPLC:R=15.51分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=106.0nM
4−ブチル−1−[9−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン,4−ブチル−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−5−オンおよび[3−(4−ブチル−5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−酢酸エチルエステル
(a).4−ブチル−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン
水素化ナトリウム(160mg、60%、油中に分散)を、実施例13の生成物(767mg)のDMF(24ml)中溶液に加えた。5分間室温で撹拌後、1−ヨードブタン(1.46ml)を加え、撹拌を18時間60℃で継続した。この反応混合物をNHCl飽和水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてジクロロメタン/メタノール[100/0→90/0(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:1.26g。LC/MS−ESI:[M+H]=536.4;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=0.8nM
(b).4−ブチル−1−(9−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン
0℃で、トリクロロボラン(3.2ml)を、実施例14aの生成物(857mg)のジクロロメタン(10ml)中溶液に滴加した。18時間室温で撹拌後、この反応混合物を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、溶離液としてジクロロメタン/メタノール[100/0→90/0(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:318mg。LC/MS−ESI:[M+H]=494.3。
(c).[3−4−ブチル−5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−酢酸エチルエステル
実施例14bの生成物(100mg)、炭酸セシウム(198mg)およびエチルブロモアセテート(27μl)のDMF(6ml)中混合物を、2時間90℃で撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLC(0%→100%アセトニトリル、系1)で精製した。
収量:43mg。LC/MS−ESI:[M+H]=580.3;元素分析 HPLC:R=11.76分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=11nM。
(d).4−ブチル−1−[9−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン
0℃で、メチル塩化マグネシウム(61μl)を実施例14cの生成物(36mg)のTHF(2ml)中溶液に滴加した。この反応混合物を2時間室温で撹拌した。酢酸エチルでの希釈後、この反応混合物をNHCl飽和水溶液で処理した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0%→100%アセトニトリル、系1)で精製した。
収量:15.8mg。LC/MS−ESI:[M+H]=566.3;元素分析 HPLC:R=9.15分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.5nM
Figure 2011511041
(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イル)−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
HATU(74.5g)、2,5−ジヒドロ−1H−ピロール(30μl)およびDIPEA(0.114ml)を実施例1iの生成物(50mg)のDMF(2ml)中溶液に加えた。18時間50℃で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、NHCl飽和水溶液、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20%→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:16.5mg。MS−ESI:[M+H]=435.3;元素分析 HPLC:R=20.78分(方法1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=249.0nM
1−[5−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,5]ジアゾカン−1−イル]−エタノン
(a).[1,5]ジアゾカン−1−イル−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
1,5−ジアザシクロオクタンは、RichmanおよびAtkinsプロトコール:J.E.Richman、T.J.Atkins、J.Am.Chem.Soc.96、 2268、(1974年);R.C.Hoye、J.E.Richman、G.A.Dantas、M.F.Lightbourne、L.Scott Shinneman、J.Org.Chem.66、2722(2001年);G.Ewin、J.O.Hill.、J.Chem.Res(M)、3501(1985年);J.A.Halfen、H.L.Moore、D.C.Fox、Inorg.Chem.41、3935(2002年)に基づき、文献に記載されている、詳細に説明された大環状化法に従い調製した。
実施例1iの生成物(170mg)と、[1,5]ジアゾカン.HBr(140mg)、N−エチルモルホリン(200gl)およびHATU(250mg)とのDMF(2ml)中混合物を16時間室温で撹拌した。この反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/メタノール[8/1→1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:75mg。LC/MS−ESI:[M+H]=480.5;TLC R=0.45(ジクロロメタン/メタノール8/2)。
(b).1−[5−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,5]ジアゾカン−1−イル]−エタノン
実施例16aの生成物(75mg)のピリジン(0.3ml)中溶液に、無水酢酸(75mg)およびDMAP(10mg)を加え、この混合物を1時間60℃で撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、HCl水溶液(2N)でpH4になるまで酸化させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/アセトン[9/1→1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:50mg。Mp 153−155℃;LC/MS−ESI:[M+H]=522.5;TLC R=0.35(ジクロロメタン/アセトン8/2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=5.0nM
(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[5−(トルエン−4−スルホニル)−パーヒドロ−1,5−ジアゾシン−1−イル]−メタノン
1−(トルエン−4−スルホニル)−パーヒドロ−1,5−ジアゾシンヒドロブロミド(60mg)と、実施例1iの生成物(50mg)とのDMF(1.5ml)中混合物に、N−エチルモルホリン(50μl)およびTBTU(100mg)を加えた。この反応物を室温で16時間撹拌し、NHCl水溶液(5%)に注ぎ入れた。この混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/酢酸エチルを用いて、シリカゲル上で残留物を精製することによって、白い固体を生成した。
収量:45mg。TLC R=0.60(ジクロロメタン/酢酸エチル1/1)LC/MS−ESI:[M+H]=634.5。H NMR(DMSO−d6)6.40(s,1H,H2−ピロール)、6.85、6.72(2×s,2H,H7およびH107.40,7.64(2×dd,4,トシル)、2.38(s,3,CH3−トシル)、4.13(t,2,H5)、2.95(t,2,H6)、3.75(s,3,CHO)、1.08(d,6,iPr);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=914.0nM
3−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−1,5−メタノ−ピリド[1,2−a][1,5]ジアゾシン−8−オン
実施例1iの生成物(125mg)と、ラセミのシチシン(80mg)、N−エチルモルホリン(50μl)およびTBTU(200mg)とのDMF(2ml)中混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/アセトンを用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:130mg。Mp 260℃;Tlc:TLC R=0.50(ジクロロメタン/アセトン1/1)。
LC/MS−ESI:[M+H]=556。
H NMR(DMSO−d6)ピリドン環のシグナル6.16(bd,1H)、6.25(dd,1H)、7.35(dd,1H);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=37.3nM
3−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−デカヒドロ−1,5−methano−ピリド[1,2−a][1,5]ジアゾシン−8−オン
M.J.Johansson、L.Schwartz、S.Mamedjkouh、N.Kann、Tetrahedron Asymmetry、15、3531(2004年)に記載の手順に従い、シチシンを水素化した。Mp 98−102℃。
実施例1iの生成物(125mg)および85mgのテトラヒドロシチシン(85mg)、N−エチル−モルホリン(50μl)およびTBTU(225mg)とのDMF(2ml)中混合物を室温で16時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン/アセトンを用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製し、続いてジエチルエーテル中で粉砕した。
収量:130mg。Mp 207−208℃;TLC R=0.64(ジクロロメタン/アセトン1/1);LC/MS−ESI[M+H]=560;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=29.4nM
Figure 2011511041
(a).7−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1iの生成物(150mg)と、3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(177mg)[O.Huttenloch、E.Laxman、H.Waldmann、Chem.Eur.J.、8(20)、4767(2002年)に従い調製]とのジクロロメタン(2ml)中混合物をTBTU(188mg)およびジイソプロピルアミン(350μl)で処理した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。NHCl水溶液(5%)を加えることによりこの反応をさらに進め、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてトルエン/アセトンを用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:153mg。H NMR(CDCl)δ1.18(d,6H,イソプロポキシ)、1.4(bs,9H,tert.−Bu)、6.45(s,1H,H−2,ピロール)、6.69(s,1H,H7−Ar)、6.93(s,1H,H−9 Ar)、7.04,7.27(m,3H,チエニル)。TLC R=0.62(トルエン/アセトン3/2)。LC/MS−ESI:[M+H]=592
(b).3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン塩酸塩
実施例20bの生成物(150mg)のジクロロメタン(10ml)中溶液に、HCl溶液(エーテル中3ml、2.0M)を加えた。この混合物を4時間撹拌し、真空中で濃縮した。
収量:110mg(原油)。TLC R=0.23(ジクロロメタン/メタノール9/1)。
(c).1−[7−(9−イソポポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エタノン
実施例20bの粗生成物(66mg)のジクロロメタン(2ml)中溶液をジイソプロピルアミン(100μl)および塩化アセチル(12μl)で処理した。反応物を室温で2時間撹拌し、クエン酸水溶液(10%)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:29mg。TLC R=0.70(ジクロロメタン/メタノール9/1);LC/MS−ESI:[M+H]=534。H NMR(CDCl)δ1.18(m,6H,イソプロピル)、2.18(s,3H,アセチル)、3.85(s,3H,MeO)、3.0(t,2H,CH2 4.04(t,2H,CH2)、6.33(s,1H,ピロール H)、6.69(3,1H,Ar H7)、6.92(s,1H,Ar H10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=8.2nM。
1−[7−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−2−メチルスルファニルエタノン
実施例20cに記載の方法に従い、実施例20bの生成物(55mg)と、メチルスルファニル−塩化アセチルとの反応を実施した。
収量:36mg。LC/MS−ESI:[M+H]=580。H NMR(CDCl)δ1.18(m,6,イソプロピル)、2.16(s,3,SCH)、3.85(s,3,MeO)、3.0(t,2,C(6)H2)4.04(t,2,C(5)H2)、6.35(s,1,ピロール H)、6.70(3,1H,Ar H7)、6.92(s,1,Ar H10););hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=77.8nM
(7−シクロブタンカルボニル−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例20cに記載の方法に従い、実施例20bの生成物(55mg)と、シクロブタンカルボニルクロリドとのカップリングを実施した。
収量:20mg。LC/MS−ESI:[M+H]=574。hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=8.9nM。
Figure 2011511041
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(2−アセチル−オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5(エンド)−イル)−アミド
(a).(3aS,5R,6aR)−5−アミノ−ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−2−カルボン酸tertブチルエステル
オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5−イルアミン由来のカルボキサミドの合成のため、詳細に説明された手順(Pauson−Khand反応)を利用し、アリル−プロパルギルアミンから開始して、5−オキソ−ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを調製した。S.W.Brown、P.L.Pauson、J.Chem.Soc.PerkinTrans I 1205(1990年);D.P.Becker、D.L.Flynn、Tetrahedron Lett.、34(10)2087(1993年);D.P.Decker、D.L.Flynn、Tetrahedron、49(23)、5047(1993年);Y.Li、T.Marks、J.Am.Chem.Soc.、120、1757(1998年)を参照されたい。
次にケト官能基を、生成したベンジルイミンを介して、周知の還元性アミノ化の手順により、エンドアミンへと変換し、続いて、Na(OAc)BH還元および触媒による脱ベンジル化(Pearlmans触媒)を行った。
(b).5−エンド[(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボニル)−アミノ]−ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル.
実施例1iの生成物(220mg)と、実施例23aの生成物(145mg)とのDMF(1.5ml)中混合物に、N−エチルモルホリン(100μl)およびTBTU(200mg)を加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。水(5ml)を加え、続いて濾過し、沈殿物を乾燥させた。ヘプタン/ジイソプロピルエーテルを用いての粉砕により生成物が生じた。
収量:260mg。Mp 199−200℃;TLC R=0.35(ヘプタン/酢酸エチル1/1)。
(c).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5(エンド)−イル)−アミド塩酸塩
実施例23bの生成物(250mg)のジクロロメタン(10ml)中溶液に、HCl溶液(エーテル中、4ml、2M)を加えた。この反応物を2時間撹拌し、真空中で濃縮した。この残留物をエーテルで処理することによって、白い固体を得た。
収量:210mg。Mp 140−142℃。
(d).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(2−アセチル−オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5(エンド)−イル)−アミド
実施例23cの生成物(210mg)の酢酸エチル(10ml)中溶液を、NaHCO飽和水溶液で処理することによって、そのHCl塩からアミンを遊離させた。この有機溶液を真空中で濃縮した。残留物をピリジン(2ml)中に取り出し、無水酢酸(150μl)およびDMAP(5mg)で処理した。反応混合物を66℃で10分間撹拌した。この反応物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残っている残留物をエーテルで処理した。
収量:170mg。Mp 207−208℃;LC/MS−ESI:[M+H]=534.5;TLC R=0.45(ジクロロメタン/アセトン1/1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=787.0nM
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(2−アセチル−オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5(エンド)−イル)−メチル−アミド
実施例23dの生成物(50mg)の乾燥DMF(1ml)中溶液を、水素化ナトリウム(17mg、60%油中分散)で処理し、15分間65℃で撹拌した。次に混合物を室温に冷却し、ヨウ化メチル(35℃)を加えた。30分後、メチル化が完了した。この反応物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/アセトンを用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製することによって、非結晶質の白色固体を生成した。
収量:170mg。TLC R=0.45(ジクロロメタン/アセトン1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=548.5;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=191.0nM
Figure 2011511041
N−[−2−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1a]イソキノリン−3−カルボニル)−オクタヒドロ−シクロペンタMピロール−5−エンド−イル]−アセトアミド
(a).5−エンド−N−(オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5−イル)−アセトアミド
ピリジン中で、実施例23a(100mg)の生成物を無水酢酸でアセチル化し、ジクロロメタン中でHClを用いて脱保護することによって、吸湿性の塩酸塩を得た。
収量:105mg。LC/MS−ESI:[M+H]=169.3
(b).N−[−2−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5−エンド−イル]−アセトアミド
実施例1iの生成物(153mg)と、実施例25aの生成物(75mg)との乾燥DMF(2ml)中混合物を、N−エチルモルホリン(200μl)およびTBTU(160mg)で処理した。この反応物を室温で16時間撹拌し、水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ジクロロメタン/アセトンを用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:130mg。Mp 106−112℃;LC/MS−ESI:[M+H]=534.5;TLC R=0.52(ジクロロメタン/アセトン1/1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=45.4nM
N−[2−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール−5−イル]−N−メチル−アセトアミド
実施例24に記載の方法に従い、実施例25bの生成物(50mg)のメチル化を実施した。
収量:35mg。TLC R=0.58(ジクロロメタン/アセトン1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=548.3;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=173.0nM
Figure 2011511041
(2−エチル−ピロリジン−1−イル)−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5、6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例1iの生成物(168mg)と、2−エチル−ピロリジン(130mg)、N−エチルモルホリン(170μl)およびTBTU(260mg)の混合物を室温で18時間撹拌した。この反応物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20%→100%アセトニトリル;系2)で精製した。
収量:150mg。LC/MS−ESI:[M+H]=465.3;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=16.2nM
[2−(3−フルオロ−フェニル)−ピロリジン−1−イル]−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例27に記載された通りの同様の方法で、実施例1iの生成物(168mg)と2−(3−フルオロフェニル)−ピロリジンからこの生成物を調製した。
収量:187mg。LC/MS−ESI:[M+H]=531.3;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=752.0nM
(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(2−ピリジン−3−イル−ピロリジン−1−イル)−メタノン、
実施例27に記載された通りの同様の方法で、実施例1iの生成物(168mg)と3−ピロリジン−2−イル−ピリジンからこの生成物を調製した。残留物を分取HPLC(20%→100%アセトニトリル;系2)で精製した。
収量:174mg。LC/MS−ESI:[M+H]=514.3;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=624.0nM
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−メチル−アミド
実施例27に記載された通りの同様の方法で、実施例1iの生成物(60mg)および2−メチル−2−メチルアミノ−プロパン−1−オールからこの生成物を調製した[S.G.Kuznetsov、A.V.Eltsov、J.Gen.Chem.USSR、32、502(1962)に従い調製]。
収量:14mg。LC/MS−ESI:[M+H]=469.5;Mp 150−152℃;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.0nM
Figure 2011511041
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸トリメチルヒドラジド
(a).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸N’,N’−ジメチル−ヒドラジド
実施例1iの生成物(75mg)、DIPEA(0.171ml)、HATU(112mg)および1、1−ジメチルヒドラジン(19.5μl)のジクロロメタン(2ml)中混合物を1時間室温で撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[7/3→1/1(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより、残留物を精製した。
収量:75mg。LC/MS−ESI:[M+H]=426.1
(b).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸トリメチルヒドラジド
ヨウ化メチル(11μl)を、実施例31aの生成物(72mg)とKOH(10mg)とのアセトン(5ml)中溶液に加えた。1時間室温で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10→90%アセトニトリル、0.1%TFA;系1)で精製した。
収量:42mg。LC/MS−ESI:[M+H]=440.1;元素分析 HPLC:R=17.61分(方法4);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=241.0nM
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸メチル−ピロリジン−1−イル−アミド
(a).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸ピロリジン−1−イルアミド
実施例31aに記載の方法に従い、ピロリジン−1−イルアミン塩酸塩(31mg)を用いて実施例1iの生成物(75mg)のヒドラジド形成を実施した。
収量:94mg。LC/MS−ESI:[M+H]=452.1
(b).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸メチル−ピロリジン−1−イル−アミド
実施例31bに記載の方法に従い、実施例32aの生成物(94mg)のメチル化を実施した。
収量:51mg。LC/MS−ESI:[M+H]=466.1;元素分析 HPLC:R=18.92分(方法4);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=55.2nM
Figure 2011511041
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−シクロブタンカルボニル−ピペリジン−3−イル)−エチル−アミドおよび9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−シクロブタンカルボニル−ピペリジン−3−イル)−アミド
(a).((R)−1−シクロブタンカルボニル−ピペリジン−3−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例20cに対して記載された方法に従い、シクロブチルカルボニル塩酸塩(0.342ml)を用いて、(R)−ピペリジン−3−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(300mg)のアシル化を実施した。残留物を真空中で濃縮し、さらなる精製なしで次のステップで使用した。
収量:423mg。
(b).((R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル)−シクロブチル−メタノン
実施例7bに対して記載された方法に従い、実施例33aの生成物(423mg)の脱保護を実施した。
収量:327mg(HCl塩として)。
(c).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−シクロブタンカルボニル−ピペリジン−3−イル)−アミド
実施例13に対して記載された方法に従い、実施例1iの生成物(250mg)を用いて、実施例33bの生成物(214mg)のアミド形成を実施した。溶離液としてトルエン/アセトン[100/0→6/4(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:316mg。MS−ESI:[M+H]=548.5;元素分析 HPLC:R=25.16分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=252nM。
(d).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−シクロブタンカルボニル−ピペリジン−3−イル)−エチル−アミド
ヨウ化エチル(80μl)および水素化ナトリウム(12.6mg、60%、油中に分散)を、実施例33cの生成物(69mg)のDMF(1ml)中溶液に加えた。3時間50℃で撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10%→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:26.4mg。MS−ESI:[M+H]=576.5;元素分析 HPLC:R=26.46分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=279nM
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−アセチル−ピペリジン−3−イル)−メチル−アミドおよび9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−アセチル−−ピペリジン−3−イル)−アミド
(a).(R)−1−アセチル−ピペリジン−3−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例20cに対して記載された方法に従い、塩化アセチル(0.214ml)を用いて、((R)−1−アセチル−ピペリジン−3−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(300mg)のアシル化を実施した。残留物を真空中で濃縮し、さらなる精製なして次のステップで使用した。
収量:348mg。
(b).1−((R)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル)−エタノン
実施例7bに対して記載された方法に従い、実施例34aの生成物(348mg)の脱保護を実施した。
収量:256mg(HCl塩として)。
(c).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−アセチル−ピペリジン−3−イル)−アミド
実施例13に対して記載された方法に従い、実施例1iの生成物(250mg)を用いて、実施例34bの生成物(175mg)のアミド形成を実施した。溶離液としてトルエン/アセトン[100/0→4/6(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。生成物を分取HPLC(10%→90%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:32mg。MS−ESI:[M+H]=508.3;元素分析 HPLC:R=18.32分(方法1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=251nM。
(d).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸((R)−1−アセチル−ピペリジン−3−イル)−メチル−アミド
実施例33dに対して記載された方法に従い、ヨウ化メチル(62.3μl)を用いて、実施例34cの生成物(50mg)のアルキル化を実施した。
収量:36.6mg。MS−ESI:[M+H]=522.5;元素分析 HPLC:R=18.45分(方法1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=496.0nM
Figure 2011511041
(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(ピリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン;トリフルオロ酢酸
(a).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例1fの生成物(800mg)とエチルオキサリルクロリド(0.4ml)とのTHF(5ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、100℃で5分間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮した。残留物と2−エチニル−ピリジン(340μl)の無水酢酸(5ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて140℃で15分間加熱した。室温で、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、NaHCO飽和水溶液、ブラインで抽出し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:960mg。MS−ESI:[M+H]=407.5
(b).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例35aの生成物(850mg)と、固体KOH(500mg)とのエタノール(15ml)および水(15ml)中混合物を80℃で1時間撹拌した。室温で、HCl水溶液(1.0M)を用いて、pH=6−7になるまでこの反応混合物を中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:673mg。MS−ESI:[M+H]=379.3
(c).4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例35bの生成物(473mg)、DIPEA(1.0ml)および[1、4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(370μl)のジクロロメタン(5ml)中溶液に、HATU(950mg)を加えた。室温で18時間撹拌後、この反応混合物をNaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→75%アセトニトリル;0.1%TFA;系2)で精製した。
収量:768mg。MS−ESI:[M+H]=561.5
(d).[1,4]ジアゼパン−1−イル−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
室温で、TFA(1ml)を実施例35cの生成物(768mg)のジクロロメタン(9ml)中溶液に滴加した。室温で18時間撹拌後、この反応混合物を真空中で濃縮した。
収量:630mg。MS−ESI:[M+H]=461.3
(e).(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(ピリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノントリフルオロ酢酸
実施例35dの生成物(105mg)、DIPEA(200μl)、ピリジン−2−カルボン酸(57mg)およびHATU(350mg)のジクロロメタン(5ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物をNaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄した、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→75%アセトニトリル;0.1%TFA;系1)で精製した。
収量:96mg。MS−ESI:[M+H]=566.5;元素分析 HPLC R=15.08分(方法4);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=244.0nM。
Figure 2011511041
9−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
2,3−ジクロロ−5、6−ジシアノ−1、4−ベンゾキノン(197mg)を実施例65dの生成物(376mg)のトルエン(10ml)中溶液に加えた。7時間室温で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10→100%アセトニトリル;系2)で精製した。
収量:200mg。LC/MS−ESI:[M+H]=453.2;元素分析 HPLC:R=15.79分(方法11);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.5nM
Figure 2011511041
1−シアノ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミドおよび1−ブロモ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例1gの生成物(6.5g)と、トリメチルシリル−アセチレン(3.3ml)との無水酢酸(15ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、15分140℃で加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→3/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.8g。LC/MS−ESI:[M+H]=330.1。
(b).1−ブロモ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
N−ブルモスクシンイミド(980mg)を実施例37aの生成物(1.8g)のDMF(20ml)中溶液に加えた。3時間室温で撹拌後、この反応混合物を真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[4/1→1/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.65g。LC/MS−ESI:[M+H]=408.1/410.1(1:1)。
(c).1−ブルモ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
NaOH水溶液(8ml、2N)を、実施例37bの生成物(1.6g)のエタノール(50ml)中溶液に加えた。4時間70℃で撹拌後、この反応混合物を少量に濃縮し、酢酸エチルで希釈し、HCl水溶液(2N)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をDMF(10ml)およびHATU(2.1g)中に溶解し、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン(3.4ml)およびDIPEA(3.1ml)を加えた。18時間室温で撹拌後、この反応混合物をNHCl飽和水溶液に注ぎ入れ、この固体を濾過で収集し、水で洗浄した。固体を酢酸エチル中に取り出し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:1.76g。LC/MS−ESI:[M+H]=409.1/412.1(1:1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=234.0nM
(d).1−シアノ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例37cの生成物(485mg)、ヨウ化銅(I)(21mg)、sym−ジメチルエチレンジアミン(236μl)およびシアン化第一銅(197mg)のNMP(10ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、20分間200℃で加熱した。この反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和した水性NaCl/飽和した水性NHCl(1:1)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:326mg。LC/MS−ESI:[M+H]=330.1;元素分析 HPLC:R=15.88分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=67.1nM
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−(1H−テトラゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例37dの生成物(22.5mg)と、アジドトリブチルスズ(20μl)とのキシレン(200μl)中混合物を110℃で44時間撹拌した。この反応混合物を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→6/4(v/v)]を用いて、シリカ上で、直接クロマトグラフィーにより精製した。
収量:9.6mg。LC/MS−ESI:[M+H]=439.3;元素分析 HPLC:R=11.49分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1640.0nM
Figure 2011511041
2−ホルミル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).2−(3,3−ジエトキシ−プロパ−1−イニル)−チオフェン
プロパルギルアルデヒドジエチルアセタール(405mg)のジイソプロピルアミン(8ml)中溶液に、2−ヨードチオフェン(1.2g)および酢酸銅(II)水和物(66.4mg)を加えた。この懸濁液をN流で洗い流した。Pd(PPh(75mg)を加え、この反応混合物を再び窒素で洗い流した。懸濁液を1時間55℃で撹拌した。沈殿物を形成させて、この反応混合物を撹拌したまま維持するために、ジイソプロピルアミン(6ml)で希釈する必要があった。反応混合物を濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→17/3(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:680mg。
(b).2−ホルミル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例1gの生成物(300mg)および実施例39a(350mg)の生成物の無水酢酸(6.5ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、12分間140℃で加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→3/2(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:283mg。LC/MS−ESI:[M+H]=440.2。
(c).2−ホルミル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(ナトリウム塩)
NaOH水溶液(5ml、2N)を、実施例39bの生成物(220mg)のエタノール(10ml)中溶液に加えた。2時間60℃で撹拌後、この反応混合物を真空中で濃縮した。
収量:216mg。
(d).2−ホルミル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5、6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
HATU(103mg)、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン(125μl)およびDIPEA(182μl)を、実施例39cの生成物(86mg)のNMP(5ml)中溶液に加えた。3時間室温で撹拌後、この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチル(2×)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:45mg。LC/MS−ESI:[M+H]=481.2;元素分析 HPLC:R=16.90分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.7nM
2−ヒドロキシメチル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
水素化ホウ素ナトリウム(3.6mg)を、実施例39dの生成物(38mg)のメタノール(5ml)中溶液に加えた。2時間室温で撹拌後、追加量の水素化ホウ素ナトリウム(3.6mg)を加え、この反応物を18時間室温で撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:27mg。LC/MS−ESI:[M+H]=482.3;元素分析 HPLC:R=14.77分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=8.8nM
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−2−メトキシメチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例40の生成物(20mg)、水素化ナトリウム(3.3mg、60%、油中に分散)およびヨードメタン(13μl)のTHF(2.5ml)中混合物を、18時間室温で撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:12mg。LC−MS:[M+H]=497.3;元素分析 HPLC 20.40分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.8nM
2−(ヒドロキシイミノ−メチル)−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例39dの生成物(74mg)と、ヒドロキシルアミン塩酸塩(21.5mg)とのピリジン(1.5ml)中混合物を、18時間室温で撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→3/7(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:40mg。MS:[M+H]=496.3;元素分析 HPLC 15.33分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.2nM
9−イソプロポキシ−8−メトキシ−2−(メトキシイミノ−メチル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例42に記載の方法に従い、o−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(26.4mg)を用いて、実施例39dの生成物(76mg)のメトキシム形成を実施した。
収量:60mg。MS−ESI:[M+H]=452.1;元素分析 HPLC 22.60分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=4.3nM
Figure 2011511041
2−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−エタノン
(a).2−ホルミル−7−イソプロポキシ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸
無水酢酸(8.9ml)を、5℃で、ギ酸(35.5ml)中に溶解した実施例1fの生成物(5g)の冷却溶液に滴加した。この反応混合物を氷水で希釈し、真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/メタノール[95/5(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:2.28g。LC/MS−ESI:[M+H]=294.3
(b).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン
実施例44aの生成物(400mg)と、2−エチニルチオフェン(134μl)とのテトラヒドロフラン/無水酢酸=1:1(v/v)(10ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、140℃で15時間加熱した。この反応混合物を、NaHCO飽和水溶液で中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[7/3(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:209mg。LC/MS−ESI:[M+H]=340.2
(c).2−ブルモ−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−エタノン
ブロモ臭化アセチル(902μl)を、実施例44bの生成物(1.17g)のジオキサン(50ml)中撹拌混合物に滴加した。1時間後、この反応混合物をNaHCO飽和水溶液でクエンチし、水およびブラインで洗浄した。有機層を合わせ、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:209mg。LC/MS−ESI:[M+H]=460.0/462.0
(d).2−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−エタノン
実施例44cの生成物(105mg)、DIPEA(200μl)および実施例7bの生成物(125mg)のTHF(4ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層を合わせ、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10→100%アセトニトリル、0.1%TFA;系1)で精製した。
収量:15mg(TFA塩として)。LC/MS−ESI:[M+H]=562.3;元素分析 HPLC:R=13.47(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1120.0nM
Figure 2011511041
1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1a]イソキノリン−3−イル)−3,3−ジメチル−ブタン−1−オン
実施例44bの生成物(100mg)、3,3−ジメチル塩化ブチリル(102μl)およびAlCl(触媒量)のジオキサン(4ml)中混合物を室温で64時間撹拌した。この反応混合物を氷水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(30→100%アセトニトリル;系1)精製した。
収量:56mg。LC/MS−ESI:[M+H]=438.1;元素分析 HPLC:R=27.07(方法3);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=65.1nM
Figure 2011511041
シクロペンチル−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例44bの生成物(100mg)、シクロペンタンカルボニルクロリド(90μl)およびAlCl(40mg)のジオキサン(4ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を氷水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄した。有機層を合わせ、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空中で濃縮し。残留物を、分取HPLC(30→100%アセトニトリル;系1)を精製した。
収量:29mg。LC/MS−ESI:[M+H]=436.1;元素分析 HPLC:R=26.71(方法3);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=78.2nM
Figure 2011511041
2−ジメチルアミノ−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−プロパン−1−オン
(a).2−ブルモ−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−プロパン−1−オン
2−ブルモプロピオニルブロミド(0.625ml)を、実施例44bの生成物(500mg)のジオキサン(20ml)中溶液に滴加した。18時間室温で撹拌後、この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:700mg。LC/MS−ESI:[M+H]=474/476。
(b).2−ジメチルアミノ−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−プロパン−1−オン
実施例47aの生成物(50mg)とジメチルアミン(水中、0.133ml,40%WT)との混合物を、1時間60℃で撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、NaHCO飽和水溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLC(10%→90%アセトニトリル、0.1%TFA;系1)で精製した。
収量:20mg。LC/MS−ESI:[M+H]=439.1;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=149.0nM
1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−2−モルホリン−4−イル−プロパン−1−オン
実施例47bに記載の方法に従い、実施例47aの生成物(68mg)の臭素を、モルホリン(38μl)で置換した。
収量:32mg。MS−ESI:[M+H]=481.3;元素分析 HPLC:R=18.64(方法4);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=89.4nM
2−(4−アセチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−プロパン−1−オン
実施例47bに記載の方法に従い、実施例47aの生成物(75mg)の臭素を、1−[1,4]ジアゼパン−1−イル−エタノン(0.106ml)で置換した。
収量:28mg。MS−ESI:[M+H]=536.5;元素分析 HPLC:R=18.37(方法4);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=200.0nM
Figure 2011511041
1−シクロペンチル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−tert−ブチルアミド
実施例1gの生成物(270mg)およびエチニル−シクロペンタン(100mg)を、実施例1に記載された通りの同様の条件下に曝することによって、1−シクロペンチル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸を生成した。実施例1jに記載されたような、HATUを用いた標準的なアミドカップリング反応条件下で、この酸(18mg)をt−ブチルアミンで処理した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[0→100%イソプロピルアミン(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:19mg。LC/MS−ESI:[M+H]=425;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=220.0nM
Figure 2011511041
9−イソプロピルアミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).9−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
三塩化ホウ素(100ml)を、実施例1hの生成物(51.2g)のジクロロメタン(400ml)中溶液に0℃で滴加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[30→50%(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:44.3g。
(b).8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−9−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(982pl)を実施例51aの生成物(716mg)のピリジン(5ml)中溶液に0℃で滴加した。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、HCl水溶液(1N)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:875mg。LC/MS−ESI:[M+H]=502.1
(c).9−イソプロピルアミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例51bの生成物(100mg)、イソプロピルアミン(42μl)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5mg)、リン酸三カリウム(130mg)および2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル(10mg)の混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、150℃で1時間加熱した。この反応混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物をヘプタン/酢酸エチル[1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけた。
収量:73mg。LC/MS−ESI:[M+H]=411.1
(d).9−イソプロピルアミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例51cの生成物(73mg)と、KOH(過剰量)とのメタノール/水[1/1(2ml)]中混合物を還流で1時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、クエン酸水溶液(1M)で酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:58mg。LC/MS−ESI:[M+H]=383.2
(e).9−イソプロピルアミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例51dの生成物(58mg)、DIPEA(79μl)、HATU(86mg)およびN−メチル−N−tert−ブチル−アミン(187μl)のジクロロメタン(3ml)中混合物を、40℃で18時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→90%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:29.7mg。MS−ESI:[M+H]=452.3;元素分析 HPLC:R=6.99分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=4.2nM
Figure 2011511041
9−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
エチル塩化マグネシウム(THF中、50.8ml、2M)を、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン(13.4ml)の乾燥THF(250ml)中溶液に加えた。この反応混合物を65℃で1時間撹拌した。実施例51aの生成物(7.5g)の乾燥THF(100ml)中溶液を反応混合物に滴加した。この反応混合物を還流下で1時間加熱した。この反応混合物をNHCl飽和水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をエーテルから結晶化した。
収量:6.2g。LC/MS−ESI:[M+H]=411.2;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=356.0nM
9−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).トリフルオロ−メタンスルホン酸3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−lチオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルエステル
52(6.2g)から開始して、実施例51bに記載の方法に従い、トリフルオロ−メタンスルホン酸3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルエステル53aの合成を実施した。
収量:7.45g。LC/MS−ESI:[M+H]=543.1
(b).9−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例51cに記載の方法に従い、実施例53aの生成物(100mg)と、1−アセチルピペラジン(60mg)との反応を実施した
収量:22mg。MS−ESI[M+H]=521.5;元素分析 HPLC:R=8.71分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=678.0nM
8−メトキシ−9−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例51cに記載の方法に従い、実施例53aの生成物(100mg)のトリフレート部分を、1−メチルピペラジン(46mg)で置換した。
収量:38mg。MS−ESI[M+H]=493.5;元素分析 HPLC:R=27.45分(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=455.0nM
8−メトキシ−9−(1H−ピラゾール−4−イル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例53aの生成物(25.5mg)のDME(2ml)中溶液を、窒素でスパージした。Pd(PPh(0.5mg)を加え、この溶液を再び窒素でスパージした。次いで、KCO(25.5mg),1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(26.8mg)および水(200μl)を加えた。この反応混合物を90℃で18時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→90%アセトニトリル、0.1%TFA;系1)で精製した。
収量:10mg。LC/MS−ESI:[M+H]=561.2元素分析 HPLC:R=36.38分(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.1nM
8−メトキシ−9−モルホリン−4−イル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例51cに記載の方法に従い、実施例53aの生成物(274mg)を、モルホリン(110ul)で置換した。
収量:65mg。LC/MS−ESI[M+H]=480.3元素分析 HPLC:R=12.89分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=15.7nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−モルホリン−4−イル−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;トリフルオロ酢酸
(a).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
1f(1.5g)および3−エチニル−ピリジンから開始して、実施例35aに対して記載された方法に従い、9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル(57a)の合成を実施した。
収量:2.08g。MS−ESI:[M+H]=407.4
(b).9−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
57a(634mg)から開始して、実施例51aに対して記載された方法に従い、9−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル(57b)の合成を実施した。
収量:613mg。LC/MS−ESI:[M+H]=365.2
(c).8−メトキシ−1−ピリジン−3−イル−9−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例57bの生成物(220mg)、CsCO(787mg)および1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−[(トリフルオロメチル)スルホニル]メタンスルホンアミド(647mg)のDMF(10ml)中混合物を80℃で2時間撹拌した。室温で、この反応混合物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:140mg。LC/MS−ESI:[M+H]=497.1
(d).8−メトキシ−9−モルホリン−4−イル−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例57cの生成物(140mg)、モルホリン(61μl),2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビナフチル(触媒量),リン酸三カリウム(180mg)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(触媒量)のDME(1ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて150℃で1時間加熱した。室温で、この反応混合物を濾過し、残留物をジクロロメタンで洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:3→0:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:101mg。LC/MS−ESI:[M+H]=434.4
(e).8−メトキシ−9−モルホリン−4−イル−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例57dの生成物(101mg)、エタノール(3ml)中の固体KOHおよび水(3ml)の混合物を、78℃で1時間撹拌した。室温で、pH=5−6になるまで、この反応混合物をクエン酸水溶液(0.5M)で酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:92mg。LC/MS−ESI:[M+H]=406.1
(f).8−メトキシ−9−モルホリン−4−イル−1−ピリジン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,l−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;トリフルオロ酢酸
HATU(129mg)を、実施例57eの生成物(92mg)、DIPEA(198μl)およびN−メチル−N−tert−ブチル−アミン(54μl)のジクロロメタン(5ml)中溶液に加えた。室温で24時間撹拌後、この反応混合物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→100%アセトニトリル;0.1%TFA;系1)で精製した。
収量:46mg。元素分析 HPLC R=17.90分(方法12));hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50 =276nM
Figure 2011511041
9−イソブチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミドおよび8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチルメチル−アミド
(a).2,4,6−トリス−(2−メチル−プロペニル)−シクロトリボロキサンピリジン
THF(536ml 0.5M)中の2−メチル−1−プロペニルマグネシウムブロミドを、ホウ酸トリメチル(54ml)のTHF(320ml)中溶液に−70℃で滴加した。この反応混合物を−70℃で30分間撹拌した。HCl水溶液(2N)を反応混合物に加え、この反応混合物を室温で1時間撹拌した。HCl水溶液(2N)でpHを4に調整した。この反応混合物をエーテルで抽出し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をピリジン(80ml)中に溶解し、一晩室温で撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残ったピリジンを、トルエンとの共蒸着により取り除いた。残留物を、室温で、真空で(3mm)1時間乾燥させた。
収量:27.5g
(b).8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例53aの生成物(5.39g)のDME(150ml)中溶液を窒素で2分間スパージした。Pd(PPh(585mg)を加え、この溶液を再び窒素(g)で2分間スパージし、続いて、実施例58aの生成物(4.98g)、KCO(2g)および水(30ml)を加えた。この反応物を窒素下で、一晩90℃で撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ヘプタン/酢酸エチル[0→50%(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:3g。LC/MS−ESI[M+H]:449.2;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=0.7nM
(c).9−イソブチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
炭素(20mg)上の10%パラジウムを、実施例58bの生成物(40mg)の酢酸エチル(4ml)およびメタノール(4ml)中溶液に加えた。この反応混合物を、室温で8時間、水素雰囲気下で撹拌した。この反応混合物を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮した。
収量:37mg。LC/MS−ESI[M+H]:451.2;元素分析 HPLC:R=31.03分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=4.3nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).2−トリメチルシラニルエチニル−チアゾール
50℃で、2−ブルモチアゾール(3ml、蒸留したばかりのもの)を、Pd(PPh(462mg)、Cu(OAc)(429mg)およびエチニルトリメチルシラン(10.5ml)のジイソプロピルアミン(200ml、窒素でスパージ)中溶液に加えた。2時間50℃で撹拌後、この反応混合物をデカライト上で濾過し、酢酸エチルで洗浄した。この濾液を真空中で濃縮した。溶離液としてトルエン/酢酸エチル[9/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.1g。LC/MS−ESI:[M+H]=182.1
(b).2−エチニル−チアゾール
KOH水溶液(0.5ml、0.1N)を、実施例59aの生成物(1.1g)のメタノール(5ml)中溶液に加えた。3時間室温で撹拌後、この反応混合物を少量に濃縮した。残留物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:650mg。
(c).9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例59bの生成物(650mg)と、実施例1gの生成物(1.46g)との無水酢酸(10ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、15分間140℃で加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[9/1→7/3(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:580mg。MS−ESI:[M+H]=413.1
(d).9−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
0℃で、三塩化ホウ素(2.52ml)を、実施例59cの生成物(520mg)のジクロロメタン(12ml)中溶液に滴加した。30分間室温で撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:478mg。LC/MS−ESI:[M+H]=371.2
(e).8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−9−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−[(トリフルオロメチル)スルホニル]−メタンスルホンアミド(901mg)、CsCO(822mg)および実施例59dの生成物(467mg)のDMF(25ml)中混合物を、2時間80℃で撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[7/3→3/2(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:601mg。LC/MS−ESI:[M+H]=503.2。
(f).8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
Pd(PPh(11mg)、KCO(60mg)、実施例58aの生成物(194mg)および実施例59eの生成物(200mg)のDME(3ml、窒素でスパージ)中混合物を18時間90℃で撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[7/3(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:127mg。LC/MS−ESI:[M+H]=409.2
(g).8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
NaOH水溶液(4ml、1N)を、実施例59fの生成物(127mg)のエタノール(8ml)中溶液に加えた。2時間60℃で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液(2M)、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:117mg。LC/MS−ESI:[M+H]=381.3。
(h).8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
HATU(175mg)、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン(55μl)およびDIPEA(0.286ml)を、実施例59gの生成物(117mg)のDMF(5ml)中溶液に加えた。18時間室温で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水、HCl水溶液(2N)、水、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10%→90%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:63mg。LC/MS−ESI:[M+H]=450.3;元素分析 HPLC:R=20.41分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.6nM
9−イソブチル−8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例59hの生成物(55mg)と、活性炭素上パラジウム(6mg)との混合物を、18時間、水素雰囲気下、Parr装置内で振動させた。この反応混合物をデカライト上で濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10%→90%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:50mg。LC/MS−ESI:[M+H]=452.3;元素分析 HPLC:R=22.92分(方法5);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=19.0nM
Figure 2011511041
8−ハイドロキシ−9−イソブチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例51bの生成物(0.7g)のDME(20ml)中溶液を、窒素で5分間スパージした。Pd(PPh(82mg)を加えた。この溶液を再び窒素で1分間スパージし、続いて実施例58aの生成物(0.7g)、KCO(0.3g)および水(4ml)を加えた。この反応物を90℃で2時間撹拌した。続いて、追加量の実施例58aの生成物(200mg)を加えた。この反応混合物を18時間85℃で撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ヘプタン/酢酸エチル[0→40%(v/v)]を用いての、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:519mg。LC/MS−ESI[M+H]=408.2
(b).8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸エチルエステル
炭素(25mg)上の10%パラジウムを、実施例61aの生成物(155mg)の酢酸エチル(4ml)およびメタノール(4ml)中溶液に加えた。この反応混合物を、室温で、48時間水素雰囲気下(気圧3.2バール)で振動させた。この反応混合物を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を真空中で濃縮した。ヘプタン/酢酸エチル[0→40%(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:102mg。
(c).8−ヒドロキシ−9−イソブチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
三臭化ホウ素(118μl)を−20℃で、実施例61bの生成物(100mg)のジクロロメタン(3ml)中溶液に加えた。この混合物を3時間−20℃で撹拌した。この反応混合物を室温に温め、メタノールでクエンチし、真空中で濃縮した。ヘプタン/酢酸エチル[0→50%(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーで残留物を精製した。
収量:48mg。
(d).8−ヒドロキシ−9−イソブチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
エチルマグネシウムクロリド(THF中、419μl、25重量%)をN−メチル−N−tert−ブチル−アミン(146μl)のTHF(5ml)中溶液にゆっくりと加えた。1時間75℃で撹拌後、THF(2ml)に溶解した実施例61cの生成物(48mg)を滴加した。1時間の還流後、冷却した反応混合物をNHCl飽和水溶液に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20%→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:32mg。LC/MS−ESI:[M+H]=437.2;元素分析 HPLC:R=23.06分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=5.2nM
Figure 2011511041
N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−イソブチルアミド
(a).9−イソブチリルアミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例51bの生成物(1g)、イソブチルアミド(347mg)、CsCO(1.9g)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(196mg)およびPd(dba)(310mg)のジオキサン(15ml、窒素でスパージ)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、1時間150℃で加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[100/0→7/3(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:460mg。LC/MS−ESI:[M+H]=439.2。
(b).9−イソブチリルアミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
KOH(588mg)を、実施例62aの生成物(460mg)のエタノール/水(24ml、2/1(v/v))中溶液に加えた。1.5時間80℃で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液(10%)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:462mg。
(c).N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル−イソブチルアミド
HATU(66mg)、2,2−ジメチルピロリジン(50mg)およびDIPEA(0.120ml)を、実施例62bの生成物(30mg)のジクロロメタン(3ml)中溶液に加えた。18時間室温で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液(10%)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:17mg。LC/MS−ESI:[M+H]=492.3;元素分析 HPLC:R=17.90分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=3.7nM
Figure 2011511041
[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−酢酸エチルエステル
実施例52の生成物(250mg)、ブロモ−酢酸エチルエステル(81μl)およびCsCO(595mg)のDMF(10ml)の混合物を90℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却させ、続いて水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層をHCl水溶液(0.5M)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:270mg。LC/MS−ESI:[M+H]=497.1;LC/MS R=4.60分;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=252.0nM
8−メトキシ−9−メチルカルバモイルメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−酢酸
実施例63の生成物(150mg)と、固体KOH(51mg)とのエタノール(5ml)および水(5ml)中混合物を、78℃で1時間撹拌した。室温でこの反応混合物を、pH=1−2になるまでHCl水溶液(1.0M)で酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:119mg。LC/MS−ESI:[M+H]=469.0
(b).8−メトキシ−9−メチルカルバモイルメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例64aの生成物(50mg)、DIPEA(93μl)、HATU(61mg)およびメチルアミン塩酸塩(5.3mg)のジクロロメタン(3ml)中混合物を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(0.5M)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20→100%アセトニトリル系1)で精製した。
収量:28mg。MS−ESI:[M+H]=482.5;元素分析 HPLC:R=11.73分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=3.1nM
Figure 2011511041
9−(2−アジド−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド,8−メトキシ−9−[2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド、9−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチルアミドおよびメタンスルホン酸2−[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−lチオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−エチルエステル.
(a).8−メトキシ−9−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例51aの生成物(600mg)、CsCO(1.32g)および2−(2−ブルモエトキシ)−テトラヒドロピラン(294μl)のDMF(15ml)中混合物を、100℃で4時間撹拌した。室温で、この反応混合物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。この有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:731mg。MS−ESI:[M+H]=498.3
(b).8−メトキシ−9−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例65aの生成物(731mg)と、固体KOH(250mg)のエタノール(10ml)および水(10ml)中の混合物を、78℃で2時間撹拌した。この反応混合物を、室温で、pH=5−6になるまで、クエン酸水溶液(2M)で酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:682mg。MS−ESI:[M+H]=468.1
(c).8−メトキシ−9−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例65bの生成物(682mg)、DIPEA(1.27ml)、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン(348μl)およびHATU(827mg)のジクロロメタン(10ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物をNaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:726mg。MS−ESI:[M+H]=539.5;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=102.0nM
(d).9−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
HCl水溶液(2ml、5M)を、実施例65cの生成物(716mg)のメタノール(50ml)中混合物に滴加した。室温で1時間撹拌後、この反応混合物をNaHCO飽和水溶液に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:2(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:414mg。LC/MS−ESI:[M+H]=455.0;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.3nM
(e).メタンスルホン酸2−[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−エチルエステル
メタンスルホニルクロリド(85μl)を、実施例65dの生成物(414mg)と、トリエチルアミン(380μl)とのジクロロメタン(25ml)中混合物に滴加した。室温で1時間撹拌後、この反応混合物をNaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:2(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:465mg。LC/MS−ESI:[M+H]=533.0;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=15nM
(f).9−(2−アジド−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例65eの生成物(250mg)と、アジ化ナトリウム(92mg)とのDMF(15ml)中混合物を90℃で1時間撹拌した。室温でこの反応混合物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで2回抽出した。有機層を水、ブラインで2回洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:210mg。LC/MS−ESI:[M+H]=480.0;元素分析 HPLC:R=24.73分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=7.1nM
{2−[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−エチル}−カルバミン酸メチルエステル
(a).9−(2−アミノ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例65fの生成物(210mg)、ポリマー結合トリフェニルホスフィン(290mg;3mmol/g樹脂を担持)、水(1ml)のTHF(5ml)およびジクロロメタン(5ml)中混合物を、18時間還流下で加熱した。この反応混合物を濾過し、残留物をジクロロメタンおよびメタノールで洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、ジクロロメタン中に溶解し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:197mg。LC/MS−ESI:[M+H]=454.1
(b).{2−[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−エチル}−カルバミン酸メチルエステル
メチルクロロホルメート(15μl)を、実施例66aの生成物(66mg)と、DIPEA(76μl)とのジクロロメタン(5ml)中混合物を滴加した。室温で18時間撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(0.5M)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLC(20→100%アセトニトリル;系1)を精製した。
収量:42mg。MS−ESI:[M+H]=512.5;元素分析 HPLC:R=15.50分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=31.3nM
9−(2−アセチルアミノ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
塩化アセチル(13μl)を、実施例66aの生成物(66mg)と、DIPEA(76μl)とのジクロロメタン(5ml)中混合物に滴加した。室温で18時間撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(0.5M)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取HPLC(20→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:49mg。MS−ESI:[M+H]=496.3;元素分析 HPLC:R=10.67分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=36.5nM
9−(2−メタンスルホニルアミノ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
メタンスルホニルクロリド(15μl)を、実施例66aの生成物(66mg)と、DIPEA(76μl)とのジクロロメタン(5ml)中混合物に滴加した。室温で18時間撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(0.5M)およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:49mg。MS−ESI:[M+H]=532.5;元素分析 HPLC:R=13.94分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=16.0nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ
[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).8−メトキシ−9−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
0℃で2,3−ジヒドロピラン(50μl)およびピリジニウムp−トルエンスルホネート(触媒量)を、実施例51aの生成物(100mg)のジクロロメタン(5ml)中溶液に加え、この反応混合物を40℃で18時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:100mg。LC/MS−ESI:[M+H]=454.0
(b).8−メトキシ−9−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例69aの生成物(100mg)と、固体KOH(37mg)とのエタノール(4ml)および水(4ml)中混合物を78℃で2時間撹拌した。室温で反応混合物を、pH=5になるまで酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:100mg。MS−ESI:[M+H]=426.3
(c).8−メトキシ−9−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例69bの生成物(100mg)、DIPEA(205μl)、N−メチル−N−tertブチル−アミン(56μl)およびHATU(134mg)のジクロロメタン(5ml)中混合物を、室温で18時間撹拌した。この反応混合物をNaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:85mg。MS−ESI:[M+H]=495.5;元素分析 HPLC Rt:23.59分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=6.9nM
Figure 2011511041
9−(3−アミノ−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド、8−メトキシ−9−[3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−プロポキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド、9−(3−ヒドロキシ−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド、メタンスルホン酸3−[3−tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−プロピルエステルおよび9−(3−アジド−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a)8−メトキシ−9−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロポキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例51aの生成物(1.31g)、KCO(12.3g)および2−(1−ブルモ−3−プロポキシ)−テトラヒドロピラン(1.21ml)のDMF(45ml)中混合物を、2時間60℃で撹拌し、18時間室温で撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:1.83g。LC/MS−ESI:[M+H]=512.1。
(b).8−メトキシ−9−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロポキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
KOH(1g)を、実施例70aの生成物(1.83g)のエタノール/水(60ml,1/1(v/v))中溶液に加えた。1時間80℃で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、クエン酸水溶液(10%)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:1.63g。
(c).8−メトキシ−9−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロポキシ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
HATU(1.93g)、N−メチル−N−tert−ブチルアミン(2.02ml)およびDIPEA(2.79ml)を、実施例70bの生成物(1.63g)のDMF(20ml)中溶液を加えた。2時間50℃で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離させ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.9g。MS−ESI:[M+H]=553.1;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=155.0nM
(d).9−(3−ヒドロキシ−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例70cの生成物(1.83g)と、p−トルエンスルホン酸一水和物(942mg)とのメタノール(30ml)中混合物を、1時間室温で撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[100/0→0/100(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.28g。MS−ESI:[M+H]=469.2;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.3nM
(e).メタンスルホン酸3−[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イルオキシ]−プロピルエステル
塩化メシル(0.99ml)およびトリエチルアミン(0.443ml)を、実施例70dの生成物(500mg)のジクロロメタン(25ml)中溶液に加えた。1時間室温で撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[100/0→1/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:503mg。MS−ESI:[M+H]=547.1
(f).9−(3−アジド−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
アジ化ナトリウム(179mg)を、実施例70eの生成物(503mg)のDMF(25ml)中溶液に加えた。2時間90℃で撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:452mg。MS−ESI:[M+H]=494.1;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=10.9nM
(g).9−(3−アミノ−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
水(3ml)およびポリマー結合トリフェニルホスフィン(613mg;3mmol/g樹脂担持)を、実施例70fの生成物(454mg)のTHF/ジクロロメタン(30ml、1/1(v/v))中溶液に加えた。18時間40℃で撹拌後、この反応混合物を濾過した。濾液を真空中で濃縮した。
収量:442mg。MS−ESI:[M+H]=468.2;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=111.0nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−(2−メチルスルファニル−エトキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例65eの生成物(124mg)と、ナトリウムメチルスルフィド(32mg)とのDMF(5ml)中混合物を50℃で1時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで2回抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:2(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:97mg。LC/MS−ESI:[M+H]=485.2;元素分析 HPLC R=22.30分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=26.3nM
9−(2−メタンスルホニル−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例71の生成物(30mg)と、3−クロロ過安息香酸(45.8mg)のジクロロメタン(3ml)中混合物を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20−100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:12mg。MS−ESI:[M+H]=517.5;元素分析 HPLC:R=15.23分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=16.9nM
Figure 2011511041
9−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;トリフルオロ酢酸
実施例52の生成物(50mg)、CsCO(120mg)および(2−クロロエチル)−ジメチル−アミン(20mg)のDMF(5ml)中混合物を、100℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温に到達させ、ジクロロメタンで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→100%アセトニトリル;0.1%TFA;系1)で精製した。
収量:42mg。MS−ESI:[M+H]=482.5;元素分析 HPLC:Rt=11.98分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=118nM
Figure 2011511041
N−tert−ブチル−8−メトキシ−9−(3−メトキシフェノキシ)−N−メチル−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボキサミド
(a).エチル8−メトキシ−9−(3−メトキシフェノキシ)−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボキシレート
実施例51aの生成物(150mg)、3−メトキシフェニルボロン酸(140mg)、ジクロロメタン(2.5ml)、Cu(OAc)(80mg)、ピリジン(250μl)、4Åmolシーブ(2g)の混合物を、室温で24時間撹拌した。この反応混合物を水、NHCl飽和水溶液および酢酸エチルで希釈した。この反応混合物を10分間撹拌し、Hyfloを介して濾過し、酢酸エチルで抽出した。有機溶液を真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチルを用いて、ショートシリカカラムを介して、残留物を濾過した。
収量:160mg。TLC R=0.55(ヘプタン/酢酸エチル1/1);H NMR(DMSO−d6)3.70(s,3,OCH)、3.78(s,3,OCH)、3.10(t,2,C(6)H)、4.55(t,2,C(5)H)、6.85(s,1,H(3);LC/MS−ESI:[M+H]=476。
(b).8−メトキシ−9−(3−メトキシフェノキシ)−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸。
実施例74aの生成物(160mg)、ジオキサン(2ml)、水(2ml)および100mgのKOH(100mg)の混合物を、100℃で90分間加熱した。この反応混合物を真空中で少量に濃縮し、水性クエン酸(1M)でpH3−4へと酸性化した。白色の結晶物質として沈殿した生成物を真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:120mg。Mp:172−174℃(分解);TLC R=0.15(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=448。
(c).N−tert−ブチル−8−メトキシ−9−(3−メトキシフェノキシ)−N−メチル−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボキサミド。
実施例74bの生成物(120mg)、N−エチルモルホリン(120μl)、120μlのN−メチル−N−tert−ブチルアミン(120μl)、1mlのDMF(1ml)、HOBt(20mg)およびTBTU(160mg)の混合物を、室温で18時間撹拌した。NHCl飽和水溶液を加えた。この反応混合物を10分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチルを用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:75mg。Mp:176−177℃;TLC R=0.53(ヘプタン/アセトン1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=517;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=203.0nM
9−(3−フルオロ−フェノキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a)エチル9−(3−フルオロフェノキシ)−8−メトキシ−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボキシレート
実施例51aからの生成物から開始して、この生成物を、実施例74aに対して記載された通りの同様の方法で調製した。
Mp:139−140℃;TLC R=0.60(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=446。
(b)9−(3−フルオロフェノキシ)−8−メトキシ−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸.
実施例74bに対して記載された通りの同様の方法で、この生成物を、実施例75a(130mg)の生成物から調製した。
収量:100mg。Mp:179−183℃(脱炭酸);TLC R=0.15(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=436。
(c)9−(3−フルオロ−フェノキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例74cに対して記載された通りの同様の方法で、この生成物を、実施例75b(200mg)の生成物から調製した。
収量:120mg。Mp:158−159℃;H NMR(DMSO−d)δ6.38(s,1H,H2)、6.96(s,1H,H7)、7.18(s,1H,H10)、7.38(dd,1H,チオフェン)、6.98(dd,1H,チオフェン)、6.92(m,1H,チオフェン)、7.30、6.85、6.62(m,4H,4F−Phe)、3.75(s,3H,OCH3)、4.18(t,2H,H6)、3.05(m,5H,H6+NMe)、1.41(s,9H,tert−ブチル);LC/MS−ESI:[M+H]=505.5;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=16.3nM
N−tert−ブチル−8−メトキシ−N−メチル−9−(ピリミジン−2−イルオキシ)−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボキサミド
(a).エチル8−メトキシ−9−(ピリミジン−2−イルオキシ)−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボキシレート
実施例51aの生成物(100mg)、2−ブロモピリミジン(50mg)、CsCO(300mg)、Cu粉末(9mg)のDMF(2ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて、140℃で25分間加熱した。この反応混合物をNHCl飽和水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をショートシリカパッド(ジクロロメタン/酢酸エチル)に通し、ジイソプロピルエーテルで粉砕することによって、白色の結晶を得た。
収量:145mg。TLC R=0.20(ヘプタン/酢酸エチル1/1)TLC R出発物質=0.40;Mp:163−164℃;LC/MS−ESI:[M+H]=448。
(b).8−メトキシ−9−(ピリミジン−2−イルオキシ)−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例74bに対して記載された通りの同様の方法で、この生成物を、実施例76a(140mg)の生成物から調製した。
収量:95mg。TLC R=0.30(ジクロロメタン/アセトン1/1 v/v);Mp:227℃。
(c)N−tert−ブチル−8−メトキシ−N−メチル−9−(ピリミジン−2−イルオキシ)−1−(チオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボキサミド
実施例74cに対して記載された通りの同様の方法で、この生成物を、実施例76b(90mg)の生成物から調製した。
収量:65mg。Mp :164−165℃;TLC R=0.45(ヘプタン/アセトン1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=489.3;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=18.9nM
Figure 2011511041
1−[4−(9−シクロプロピルメトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボニル)−パーヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル]−エタノン
(a).1−[4−(9−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−パーヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル]−エタノン
実施例12aの生成物(315mg)のジクロロメタン(20ml)中溶液に、三塩化ホウ素溶液(ジクロロメタン中、5ml、1M)を−10℃で加えた。この反応は、15分後に完了し、水を加えることでクエンチした。有機層を分離させ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をアセトン/エーテルで粉砕した。
収量:284mg。LC/MS−ESI:[M+H]=366。
(b).1−[4−(9−シクロプロピルメトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボニル)−パーヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル]−エタノン
実施例77aの生成物(36mg)、KCO(70mg)およびシクロプロピルメチルブロミド(30mg)のDMF(1ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射反応器を用いて、5分間220℃で加熱した。反応混合物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:15mg。LC/MS−ESI:[M+H]=520;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=57.6nM
1−{4−[8−メトキシ−9−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメトキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル]−パーヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル}−エタノン
実施例77bに対して記載された通りの同様の方法で、この生成物を、実施例77a(15mg)の生成物から調製した。
収量:2.2mg。LC/MS−ESI:[M+H]=550;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=96.2nM
1−[4−9−シクロペンチルオキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−パーヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル]−エタノン
実施例77bに対して記載された通りの同様の方法で、この生成物を、実施例77a(15mg)の生成物から調製した。
収量:4.4mg。LC/MS−ESI:[M+H]=534;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=14.2nM
1−{4−[8−メトキシ−9−(3−メチル−ブトキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル]−パーヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル}−エタノン
実施例77bに対して記載された通りの同様の方法で、この生成物を、実施例77a(215mg)の生成物から調製した。
収量:60mg。LC/MS−ESI:[M+H]=536;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=101.0nM
Figure 2011511041
9−イソブチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−メチル−アミド
(a).9−イソブチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例61b(3.19g)の生成物から開始して、この生成物を、実施例1iに対して記載された通りの同様の方法で調製した。
収量:3.2g。LC/MS−ESI:[M+H]=382.2
(k).9−イソブチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−メチル−アミド
実施例81aの生成物(215mg)のジクロロメタン(2ml)中スラリーを、オキサリルクロリド溶液(ジクロロメタン中、400μl、2M)で処理した。DMF1滴を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、ジクロロメタン(2ml)中に再び溶解した。この溶液を2−メチル−2−メチルアミノ−プロパン−1−オール(175mg;S.G.Kuznetsov、A.V.Eltsov、J.Gen.Chem.USSR、32、502(1962年)に記載された通りの同様の方法で調製)で処理し、1時間室温で撹拌した。この反応混合物を、NaHCO水溶液(5%)に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をヘプタン/酢酸エチルで粉砕することによって、結晶物質を得た。
収量:80mg。Mp 114−116℃;LC/MS−ESI:[M+H]=476.5;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=6.0nM
Figure 2011511041
(9−ブルモ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−メタノン
(a).3−メトキシ−4−ニトロ−ベンズアルデヒド
3−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド(51.3g)、ヨードメタン(38.3ml)およびKCO(85g)のDMF(250ml)中混合物を60℃で1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(600ml)に注ぎ入れた。この固体を濾過で収集し、真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:49.7g。
(b).4−アミノ−3−メトキシ−ベンズアルジド
鉄(112g)を、実施例82aの生成物(49.7g)と、塩化アンモニウム(103g)とのエタノール(500ml)および水(500ml)中混合物に加えた。78℃で、2時間機械撹拌装置で撹拌後、反応混合物を室温に冷却し、ジエチルエーテル(3×500ml)で抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮し、水(400ml)を残留物に加えた。固体を濾過により収集し、真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:38.3g。
(c).4−ブルモ−3−メトキシ−ベンズアルデヒド
実施例82bの生成物(38.3g)のアセトニトリル(600ml)中溶液を、n−亜硝酸ブチルブチル(43.1ml)および臭化銅(I)(63.6g)のアセトニトリル(1300ml)中混合物に滴加した。18時間室温で撹拌後、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、HCl水溶液(1N)で洗浄した。有機層を分離させ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:27.4g。LC/MS−ESI:[M+H]=215.1/217.0。
(d).1−ブルモ−2−メトキシ−4−((E)−2−ニトロ−ビニル)−ベンゼン
実施例82cの生成物(27.4g)、酢酸アンモニウム(10.8g)およびニトロメタン(35ml)の酢酸(125ml)中混合物を、80℃で18時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(1l)に注ぎ入れた。この固体を濾過で収集し、ジクロロメタン(2l)中に溶解した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:29.8g。
(e).2−(4−ブルモ−3−メトキシ−フェニル)−エチルアミン
0℃および窒素雰囲気下で、ボラン−THF錯体(262ml1M)の溶液を、実施例82dの生成物(15g)のTHF(250ml)中溶液に滴加した。添加後、氷槽を取り除いた。水素化ホウ素ナトリウム(0.11g)を加えた(わずかな発熱反応が起こった)。窒素雰囲気下、18時間65℃で撹拌後、この反応混合物を室温まで冷却し、HCl水溶液(250ml 2M)に注ぎ入れた。1.5時間70℃で撹拌後、この反応混合物を室温まで冷却し、ジエチルエーテルで2回抽出した。水層を固体NaOHでpH=10になるまで塩基性にし、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:13.5g。LC/MS−ESI:[M+H]=230.1/232.1
(f).[2−(4−ブルモ−3−メトキシ−フェニル)−エチル]−カルバミン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル
9−フルオレニルメチルクロロホルメート(29.2g)のジクロロメタン(100ml)中溶液を、実施例82eの生成物(22.4g)と、DIPEA(51ml)とのジクロロメタン(300ml)中溶液に滴加した。18時間室温で撹拌後、この反応混合物をHCl水溶液(1M)、水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をジエチルエーテル中に取り出し、固体を濾過で収集し、真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:35.1g。LC/MS−ESI:[M+H]=454.1
(g).7−ブルモ−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−1,2−diカルボン酸2−(9H−fluoren−9−イルメチル)エステル
0℃で、濃硫酸(140ml)を、実施例82fの生成物(35.1g)とグリオキシル酸水和物(8.57g)との酢酸(700ml)中溶液に滴加した。1時間室温で撹拌後、この反応混合物をクラッシュアイスに注ぎ入れ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層をHCl水溶液(0.2M)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残った溶媒をトルエンで共蒸着(2回)により取り除いた。
収量:39.8g。LC/MS−ESI:[M+H]=508.1/510.1
(h).7−ブルモ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸
実施例82gの生成物(37.8g)と、ピペリジン(36.7ml)とのDMF(350ml)中混合物を室温で15分間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をTHF(200ml)およびジエチルエーテル(200ml)中に取り出した。固体を濾過で収集し、真空中で乾燥させた(50℃)。
収量:18.5g
(i).9−ブルモ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例82hの生成物(3g)と、エチル塩化オキサリル(1.4ml)とのTHF(25ml)中混合物を、65℃で30分間撹拌し、この反応混合物を真空中で濃縮した。残留物と、2−エチニル−チオフェン(1.24ml)との無水酢酸(10ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて140℃で15分間加熱した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水、NaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2/1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:3.82g。LC/MS−ESI:[M+H]=432.0/434.0
(j).9−ブルモ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例82iの生成物(200mg)と、固体KOH(100mg)とのエタノール(4ml)および水(1ml)中混合物を、80℃で1時間撹拌した。室温でこの反応混合物をHCl水溶液(6M)で酸性化した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:180mg。
(k).(9−ブルモ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−メタノン
実施例82j(50mg)の生成物、DIPEA(150μl)、BOP(137mg)およびシクロブチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル−メタノン(55mg)の混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を水、ブラインで抽出し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(30→90%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:42mg。LC/MS−ESI:[M+H]=568.1/570.1;元素分析 HPLC R=23.89分;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=5.8nM
Figure 2011511041
9−シアノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).9−シアノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例80iの生成物(48mg)、シアン化銅(I)(20mg)およびヨウ化銅(I)(2.1mg)のNMP(1ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて、180℃で15分間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:41mg。MS−ESI:[M+H]=379.3
(b).9−シアノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例83aの生成物(41mg)および固体KOH(18mg)のエタノール(2ml)および水(2ml)中混合物を、80℃で4時間撹拌した。室温でこの反応混合物を、クエン酸水溶液(2M)で酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:43mg。LC/MS−ESI:[M+H]=351.1
(c).9−シアノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
HATU(70mg)を、実施例83bの生成物(43mg)、DIPEA(107μl)およびN−メチル−N−tert−ブチル−アミン(29μl)のジクロロメタン(5ml)中溶液に加えた。
室温で18時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(0.5M)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:26mg。LC/MS−ESI:[M+H]=420.2;元素分析 HPLC:R=19.52分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=4.3nM
Figure 2011511041
3−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパンe−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−カルボン酸エチルエステル
(a).8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3,9−ジカルボン酸9−エチルエステル
−70℃でn−ブチルリチウム(ヘプタン中、1.26ml、1.6M)を、実施例80jの生成物(370mg)のTHF(15ml)中溶液に滴加した。30分間−70℃で撹拌後、反応混合物をエチルクロロホルメート(0.4ml)で撹拌した。室温で反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:100mg。
(b).3−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−カルボン酸エチルエステル
実施例13に対して記載された方法に従い、実施例7bの生成物(50mg)と、実施例84aの生成物(50mg)とのアミド形成を実施した。
収量:52mg。LC/MS−ESI:[M+H]=548.2;元素分析 HPLC:R=17.3分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.9nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−プロパ−1−イニル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミドおよび9−ブルモ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).9−ブルモ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
THF(6ml)中に溶解したエチルマグネシウムクロリド(THF中、6.6ml,25%WT)を、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン(2.3ml)のTHF(6ml)中溶液にゆっくりと加えた。1時間75℃で撹拌後、THF(3ml)に溶解した実施例82iの生成物(1.1g)を滴加した。さらに1時間75℃で撹拌後、この反応混合物をNHCl飽和水溶液に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を最少量のエタノール中に溶解し、続いて少量の水を加えた。氷槽で冷却後,沈殿物を濾過した。
収量:667mg。LC/MS−ESI:[M+H]=473/475;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=11.3nM
(b).8−メトキシ−9−プロパ−1−イニル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例85aの生成物(50mg)、Pd(PPh(12.2mg)およびトリブチル(1−プロピニル)スズ(104mg)のトルエン(1ml、窒素でスパージ)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて20分間150℃で加熱した。反応混合物を濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10→90%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:10mg。LC/MS−ESI:[M+H]=433.2;元素分析 HPLC:R=24.47分(方法5);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.7nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−(モルホリン−4−カルボニル)−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−カルボン酸メチルエステル
実施例53aの生成物(1g)、トリエチルアミン(0.771ml)および1,3−ジ(フェニルホスフィノ)プロパン(184mg)の10mlのDMFおよび10mlのメタノール中混合物をCO(g)で10分間フラッシュした。次にパラジウム(II)アセテート(103mg)を加えた。この反応混合物を、CO(g)雰囲気下、70℃で72時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ヘプタン/酢酸エチル[0→50%酢酸エチル]の中で、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:476mg。LC−MS−ESI:[M+H]=453.2
(b).3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10aテトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−カルボン酸
実施例86aの生成物(500mg)を、メタノール(10ml)および水(10ml)中に懸濁させた。KOH(620mg)を加え、反応混合物を還流下で2時間加熱した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、クエン酸水溶液(2N)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:485mg LC−MS−ESI:[M+H]=439.2
(c).8−メトキシ−9−(モルホリン−4−カルボニル)−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロピロロ[2,1−a]−イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例86bの生成物(60mg)、HATU(86mg)、DIPEA(70μl)およびモルホリン(36μl)のジクロロメタン(5ml)中混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:41mg。LC/MS−ESI:[M+H]=508.2;元素分析 HPLC:R=1.95分(方法13);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=69.4nM
8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3,9−ジカルボン酸3−(tert−ブチル−メチル−アミド)9−[(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド]
実施例86bの生成物(60mg)、HATU(186mg)、DIPEA(70μl)およびエタノールアミン(25μl)のジクロロメタン(5ml)中混合物を、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(20→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:30mg。LC/MS−ESI:[M+H]=482.2;元素分析 HPLC:R=1.55(方法13);5 hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=23.9nM
Figure 2011511041
9−(2−オキソ−ピロリジン−1−−イル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例85aの生成物(25mg)、9,9−ジメチル−4,5,−ビス(ジフェニルホスフィノ)−キサンテン(6mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5mg)、CsCO(20mg)および2−ピロリジノン(24mg)のジオキサン/NMP[0.5ml、9/1(v/v)]中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて150℃で5分間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した.。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2/8→7/3(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1mg。LC/MS−ESI:[M+H]=448;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=310.0nM
9−(2−オキソ−オキソリジン−3−イル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例85a(25mg)の生成物から開始して、この生成物を、実施例88に対して記載された通りの同様の方法で調製した。
収量:5mg。LC/MS−ESI:[M+H]=450;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=245.0nM
9−(2−オキソ−イミダゾリジン−1−イル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例85a(25mg)の生成物から開始して、この生成物を、実施例88に対して記載された通りの同様の方法で調製した。
収量:5mg。LC/MS−ESI:[M+H]=449;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=218.0nM
Figure 2011511041
9−(3−ヒドロキシ−プロピル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミドおよび9−ホルミル−8−メトキシ−lチオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).9−ホルミル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例85aの生成物(1.27g)のジエチルエーテル(12ml)およびTHF(3ml)の混合物中懸濁液に、−60℃でn−ブチルリチウムの溶液(ヘプタン中、2ml、1.6M)を加えた。この混合物を30分間−60℃で撹拌し、次いでDMF(300μl)で処理した。冷却装置を取り除き、撹拌を30分間周囲温度で継続した。この反応物を水の添加によりクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ショートシリカカラムを介し(溶離液としてヘプタン/酢酸エチル)、クロマトグラフィーで残留物を精製した。この生成物をヘプタン/ジイソプロピルエーテルで粉砕した。
収量:650mg。Mp 193−194℃;TLC R=0.35(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=423.3;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=6nM。
(b).(E)−3−[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ−[2,1−a]イソキノリン−9−イル]アクリル酸エチルエステル
トリエチルホスホノ酢酸(200μl)のTHF(2ml)中溶液を、水素化ナトリウム(60mg、60%、油中に分散)で処理した。20分間撹拌後、実施例91aの生成物(400mg)を少しずつ加えた。この反応は、30分で完了した。この反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ショートシリカカラムを介して、クロマトグラフィーで残留物を精製し、ヘプタンで粉砕することによって、白色の結晶性物質を得た。
収量:350mg。Mp 163−164℃;TLC R=0.28(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=493.5
(c).3−[3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−プロピオン酸エチルエステル
実施例91bの生成物(350mg)のエタノールおよび酢酸エチル[20ml1/2(v/v)]中溶液を、10%Pd/C(200mg)の存在下、気圧2バールで水素化した。48時間後、ゆっくりとした水素化がほぼ完了した。ショートシリカカラムを介して、クロマトグラフィーでこの反応生成物を精製し、ヘプタンで粉砕することによって、白色の結晶性物質を得た。
収量:170mg。Mp 127−128℃ TLC R=0.50(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=495.5
(d).9−(3−ヒドロキシ−プロピル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例91cの生成物(60mg)のTHF(2ml)中溶液を、LiAlH(6mg)で処理した。60分間撹拌後、還元が完了した。この反応物をNaSO飽和水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。シリカカラムを介して、クロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル1/1)で残留物を精製し、続いて酢酸エチル/ジエチルエーテルで処理することにより、白色固体を生成した。
収量:45mg。Mp 163−164℃。TLC R=0.30(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=453.5;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=0.4nM
9−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例91cの生成物(85mg)のTHF(2ml)中溶液を、室温で、メチル塩化マグネシウム(THF中溶液、200μl、2M)で処理した。1時間撹拌後、反応が完了した。NHCl飽和水溶液の溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。ショートシリカカラムを介して、クロマトグラフィーで残留物を精製し、続いてエーテルから結晶化させることによって、白色個体が生じた。
収量:70mg。Mp 153−154℃ TLC R=0.24(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=481.5;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=6.0nM
(9−(2,2−ジフルオロ−ビニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
ジイソプロピルアミン(50μl)およびn−ブチルリチウム(ヘプタン中、200μl、1.6M)から調製したLDAの乾燥THF(2ml)中溶液に、−70℃でジフルオロメチルジフェニルホスフィンオキシド(75mg;ジブロモジフルオロメタンおよびトリフェニルホスフィンから調製)のTHF(0.5ml)中溶液を加えた。この混合物を−70℃で20分間撹拌し、次いで実施例91aの生成物(125mg)の0.5ml乾燥THF中溶液を加えた。この反応混合物を周囲温度で10分間撹拌し、80℃で30分間加熱した。水を加え、この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。シリカ(ヘプタン/酢酸エチル2/1)上でのクロマトグラフィーで残留物を精製した。単離した生成物を冷たいヘプタンで粉砕した。
収量:55mg。Mp 111−112℃。TLC R=0.47(ヘプタン/酢酸エチル1/1)、TLC R出発物質=0.30;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=3.0nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−ニトロ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).N−[2−(3−メトキシ−フェニル)−エチル]−オキサルアミド酸エチルエステル
エチル塩化オキサリル(1.5ml)のジクロロメタン(5ml)中溶液を、3−メトキシフェネチルアミン(2.0ml)およびDIPEA(4.8ml)のジクロロメタン(40ml)中溶液に0℃で滴加した。この反応混合物を1時間撹拌し、クエン酸水溶液(2M)、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:2.76g。LC/MS−ESI:[M+H]=252.2
(b).6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸エチルエステル
ジクロロメタン(20ml)中に溶解した実施例94aの生成物(10g)を、五酸化リン(10g)のメタンスルホン酸(40ml)中溶液に80℃で加えた。2時間80℃で撹拌後、この反応混合物を固体NaHCO上に流し、氷水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:9.3g。LC/MS−ESI[M+H]=234.2
(c).6−メトキシ−7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸エチルエステル
硝酸カリウム(3.59g)を、実施例94bの生成物(9.2g)の硫酸(50ml)中撹拌溶液に0℃で加えた。2時間室温で撹拌後、この反応混合物を氷水に注ぎ入れ、NaHCOで中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2/8(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:6.04g。LC/MS−ESI:[M+H]=279.1
(d).6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸エチルエステル
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(10.64g)を、実施例94cの生成物(6.04g)の酢酸(100ml)中撹拌溶液に15分の時間に渡り滴加した。1時間撹拌後、この反応混合物を氷水に注ぎ入れ、NaCOで塩基性にし、酢酸エチルで抽出し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2/8(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:3.6g。LC/MS−ESI:[M+H]=281.1
(e).N−tert−ブチル−N−メチル−オキサルアミド酸エチルエステル
メチルtert−ブチルアミン(13.2ml)を、メチル塩化オキサリルクロリド(9.2ml)およびピリジン(10.5ml)のジクロロメタン(140ml)中溶液に、0℃で滴加した。1時間撹拌後、この反応混合物をHCl水溶液(2M)およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:17.3g。
(f).N−tert−ブチル−N−メチル−オキサルアミド酸
メタノール(100ml)中に溶解した水酸化カリウム(6.2g)を、実施例94eの生成物(17.3g)のメタノール(120ml)中溶液に0℃で滴加した。この反応混合物を室温まで温め、真空中で濃縮した。残留物を水(50ml)中に溶解し、pH=4になるまで硫酸溶液(10%)で酸性化し、濾過し、真空下で乾燥させた。
収量:7g。
(g).2−(tert−ブチル−メチル−アミノオキサリル)−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸エチルエステル
実施例94dの生成物(3.2g)、実施例94fの生成物(2.0g)、TBTU(5.5g)およびDIPEA(9.94ml)のジクロロメタン(150ml)中混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[3/7(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:3.79g。LC/MS−ESI:[M+H]=422.2
(h).2−(tert−ブチル−メチル−アミノオキサリル)−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−カルボン酸
実施例94gの生成物(3.78g)および水酸化カリウム(1.0g)のテトラヒドロフラン(100ml)および水(50ml)中混合物を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物をHCl水溶液(10%)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:3.11g。LC/MS−ESI:[M+H]=394.2
(i).8−メトキシ−9−ニトロ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例94hの生成物(2.62g)と、2−エチニルチオフェン(0.779ml)との無水酢酸(15ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて、140℃に15分間加熱した。この反応混合物を氷水に注ぎ入れ、NaHCOで塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2/8(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:2.51g。LC/MS−ESI:[M+H]=440.1;元素分析 HPLC:R=19.67(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=3.0nM
9−アミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
酢酸(0.39ml)を、実施例94の生成物(300mg)のTHF(10ml)中溶液に0℃で滴加し、続いて亜鉛(893mg)を滴加した。2時間室温で撹拌後、反応混合物をデカライト上で濾過した。濾液を真空中で濃縮し、酢酸エチル中に溶解した。有機層をNaHCO飽和溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(0→100%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:159mg。LC/MS−ESI:[M+H]=410.2;元素分析 HPLC:R=26.18分(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=44.8nM
Figure 2011511041
9−(2−ジメチルアミノ−アセチルアミノ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).9−(2−ブルモ−アセチルアミノ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
ブロモアセチルブロミド(0.137ml)を、実施例95の生成物(500mg)と、DIPEA(0.425ml)とのジクロロメタン(20ml)中撹拌溶液に、6時間という時間に渡り加えた。この反応混合物を真空中で濃縮した。
収量:648mg。LC/MS−ESI:[M+H]=530.1/532.1
(b).9−(2−ジメチルアミノ−アセチルアミノ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10aテトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例96aの生成物(100mg)、DIPEA(0.165ml)およびN,N−ジメチルアミン塩酸(66mg)のTHF(4ml)中混合物を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。分取HPLC(0→80%アセトニトリル,0.1%TFA;系1)で残留物を精製した。
収量:33mg(TFA塩として)。LC/MS−ESI:[M+H]=495.2;元素分析 HPLC:R=24.61(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.8nM
9−(2−アゼチジン−1−イル−アセチルアミノ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例96aの生成物(100mg)、DIPEA(0.165ml)およびアゼチジン(37mg)のTHF(4ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。分取HPLC(0→80%アセトニトリル,0.1%TFA;系1)で残留物を精製した。
収量:11mg。LC/MS−ESI:[M+H]=507.3;元素分析 HPLC:R=25.06(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=4.0nM
8−メトキシ−9−(2−メトキシ−アセチルアミノ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例95の生成物(30mg)、トリエチルアミン(10.2μl)およびメトキシ塩化アセチル(6.7μl)の混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。分取HPLC(0→90%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:16mg。MS−ESI[M+H]=482.5;元素分析 HPLC:R=35.92分(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.4nM
Figure 2011511041
[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−カルバミン酸エチルエステル
(a).(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−オキソ−酢酸エチルエステル
メチル塩化オキサリル(5ml)を、2,2−ジメチルピロリジン(8.11g)およびピリジン(5.7ml)のジクロロメタン(50ml)中溶液に0℃で滴加した。1時間撹拌後、反応混合物をHCl水溶液(2N)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:6.62g。
(b).(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−オキソ−酢酸
メタノール(100ml)中に溶解したKOH(2.20g)を、実施例99aの生成物(6.62g)のメタノール(120ml)中溶液に0℃で滴加した。この反応混合物を室温まで温め、真空中で濃縮した。残留物を水(30ml)中に溶解し、pH=4になるまでHSO水溶液(10%)で酸性化し、濾過し、真空中で乾燥させた。
収量:3.35g。
(c)2−[2−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−アセチルl−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸エチルエステル
実施例94dの生成物(3.0g)、実施例99bの生成物(2.2g)、TBTU(5.16g)およびDIPEA(9.3ml)のジクロロメタン(150ml)中混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[10/0→0/l0(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:4.37g。LC/MS−ESI:[M+H]=434.2
(d).2−[2−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−アセチルl−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸
実施例99cの生成物(4.37g)および水酸化カリウム(1.13g)のTHF(100ml)および水(50ml)中混合物を、室温で1時間撹拌した。この反応混合物をHCl水溶液(2N)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:3.18g。LC/MS−ESI:[M+H]=406.2
(e)(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−(8−メトキシ−9−ニトロ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例99dの生成物(3.18g)および2−エチニルチオフェン(1.82ml)の無水酢酸(15ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて140℃で15分間加熱した。この反応混合物を氷水に注ぎ入れ、NaHCOで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をジエチルエーテルから結晶化した。
収量:2.28g。LC/MS−ESI:[M+H]=452.2
(f)(9−アミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−イル)−メタドン
亜鉛(29.0g)を、実施例99eの生成物(10.0g)のTHF(500ml)および酢酸(12.7ml)中溶液に0℃で滴加した。18時間室温で撹拌後、この反応混合物をデカライト上で濾過した。濾液をNaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:10.36g:LC/MS−ESI:[M+H]=422.18
(g).[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−カルバミン酸エチルエステル
実施例99fの生成物(50mg)、DIPEA(0.041ml)およびエチルクロロホルメート(0.011ml)のジクロロメタン(2ml)中溶液を、20℃で2時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄し、真空中で濃縮した。分取HPLC(10→100%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:38mg。LC/MS−ESI:[M+H]=494.1;元素分析 HPLC:R=15.28(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=22nM
N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−メタンスルホンアミド
実施例99fの生成物(50mg)、DIPEA(0.041ml)およびメタンスルホニルクロリド(0.011ml)のジクロロメタン(2ml)中溶液を20℃で2時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄し、真空中で濃縮した。分取HPLC(0→80%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:25mg。LC/MS−ESI:[M+H]=500.1;元素分析 HPLC:R=21.15分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.0nM
Figure 2011511041
N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−2−モルホリン−4−イル−アセトアミド
(a).2−ブルモ−N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−アセトアミド
ブロモアセチルブロミド(0.155ml)を、実施例99f(500mg)の生成物およびDIPEA(0.413ml)のジクロロメタン(20ml)中撹拌溶液に、6時間という時間に渡り加えた。この反応混合物を真空中で濃縮した。
収量:643mg。LC/MS−ESI:[M+H]=542.0/544.0
(b).N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−2−モルホリン−4−イル−アセトアミド
実施例101aの生成物(100mg)、DIPEA(0.165ml)およびモルホリン(62mg)のTHF(4ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。分取HPLC(0→80%ACN,0.1%TFA;系1)で残留物を精製した。
収量:95mg(TFA塩として)。LC/MS−ESI:[M+H]=549.2;元素分析 HPLC:R=27.19分(方法12);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.0nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−[(ピリジン−3−カルボニル)−アミノ]−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例95の生成物(50mg)、ピリジン−3−カルボン酸(30mg)、TBTU(150mg)、DIPEA(300μl)およびHOBt(20mg)のピリジン(1ml)中混合物を、1時間室温で撹拌した。この混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。粗材料をクロマトグラフィー(ヘプタン/アセトン1/1v/v)で精製し、ジエチルエーテルを用いて粉砕した。
収量:30mg。Mp 223−224℃,TLC R=0.25(ヘプタン/アセトン1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=515,3;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=13.0nM
Figure 2011511041
9−ジメチルアミノスルホニルアミノ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).9−アミノ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
9−ブルモ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド(500mg)、LiHMDS(1.25ml、20%、THF中溶液)、(tertBu)P(3mg)、Pd(dba)(10mg)のトルエン(20ml)中溶液を窒素で洗い流し、次に100℃で16時間加熱した。この反応混合物を冷却し、NaOH溶液(10ml 2N)および水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。シリカ(ヘプタン/酢酸エチル)上でのクロマトグラフィーで残留物を精製した。
収量:153mg。LC/MS−ESI:[M+H]=380。
(b).9−ジメチルアミノスルホニルアミノ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例103aの生成物(36mg)、トリエチルアミン(20mg)およびジメチルスルファモイルクロリド(15mg)のジクロロメタン(1ml)中溶液を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、140℃で5分間加熱した。この反応物をジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(2N)およびNaHCO水溶液(10%)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてトルエン/EtOAc(2/1v/v)を用いて、残留物をショートシリカカラムに通すことにより精製した。
収量:13mg。LC/MS−ESI:[M+H]=487;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=756.0nM
Figure 2011511041
(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(1−メチル−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン
(a).8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−エチルアミンから開始して、実施例1iに対して記載された方法に従い、8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸の合成を実施した。
収量:3.16g。MS−ESI:[M+H]=356.0
(b).1−メチル−シクロブタンカルボン酸
0℃でn−ブチルリチウム(ヘプタン中13.75ml、1.6M)を、ジイソプロピルアミン(3.08ml)のTHF(30ml)中溶液に滴加した。30分間0℃で撹拌後、この反応混合物を−20℃に冷却し、続いてTHF(10ml、乾燥)中に溶解したシクロブタンカルボン酸(0.956ml)を滴加することによって、約0.25Mのアニオン溶液を生成した。調製したばかりのこのアニオン溶液(20ml、0.25M)に0℃でヨウ化メチル(1.0ml)を滴加した。18時間室温で撹拌後、この反応混合物をNHCl飽和水溶液でクエンチし、真空中で少量に濃縮した。残留物をNaOH水溶液(5%)中に溶解し、ジエチルエーテルで抽出した。水層を酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:470mg。
(c).4−(1−メチル−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
HATU(1.71g)、[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.813ml)およびDIPEA(3.58ml)を、実施例104bの生成物(470mg)のジクロロメタン(20ml)中溶液に加えた。2時間室温で撹拌後、この反応混合物をクエン酸水溶液(10%)に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層をNaHCO飽和水溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてトルエン/アセトン[100/0→3/1(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:591mg。LC/MS−ESI:[M+H]=297.4
(d).[1,4]ジアゼパン−1−イル−(1−メチル−シクロブチル)−メタノン、塩酸塩
HCl溶液(ジオキサン中、4ml、4N)を、実施例104cの生成物(580mg)のジクロロメタン(25ml)中溶液に加えた。4時間室温で撹拌後、この反応混合物を真空中で濃縮した。
収量:473mg(HCl塩として)。
(e).(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(1−メチル−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン
実施例104cに対して記載された方法に従い、実施例104aの生成物(64mg)を用いて、実施例104dの生成物(85mg)のアミド形成を実施した。分取HPLC(20%→100%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:60.4mg。LC/MS−ESI:[M+H]=534.3;元素分析 HPLC:R=18.67分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=3.0nM
Figure 2011511041
シクロブタンカルボン酸[(S)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−
ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピペリジン−3−イル]−アミド
(a).[(S)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピペリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例104cに対して記載された方法に従い、実施例104aの生成物(200mg)を用いて、(S)−ピペリジン−3−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(168mg)のアミド形成を実施した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/1→0/100(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:345mg。MS−ESI:[M+H]=538.4
(b).((S)−3−アミノ−ピペリジン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例104dに記載の方法に従い、実施例105aの生成物(302mg)の脱保護を実施した。
収量:245mg(HCl塩として)。LC/MS−ESI:[M+H]=438.2
(c).シクロブタンカルボン酸[(S)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピペリジン−3−イル]−アミド
BOP(280mg)、DIPEA(0.276ml)、シクロブタンカルボン酸(45.7μl)および実施例105bの生成物(150mg)のジクロロメタン(2ml)中混合物を5時間室温で撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を分取HPLC(10→90%アセトニトリル;系1)で精製した。
収量:89mg。MS−ESI:[M+H]=520.4;元素分析 HPLC:R=20.88分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1730.0nM
3−[(R)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピロリジン−3−イル]−1,1−ジメチル−尿素
(a).[(R)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピロリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例104cに対して記載の方法に従い、実施例104a(400mg)の生成物を用いて、(R)−ピロリジン−3−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(428mg)のアミド形成を実施した。
収量:720mg。
(b).((R)−3−アミノ−ピロリジン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例104dに記載の方法に従い、実施例106aの生成物(715mg)の脱保護を実施した。
収量:494mg(HCl塩として)。LC/MS−ESI:[M+H]=424.2
(c).3−[(R)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピロリジン−3−イル]−1,1−ジメチル−尿素
実施例107cに記載の方法に従い、N,N−ジメチルカルバモイルクロリド(48mg)を用いて、実施例106bの生成物(50mg)のアシル化を実施した。溶離液としてジクロロメタン/メタノール[100/0→95/5(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:37.4mg。LC/MS−ESI:[M+H]=495.2;元素分析 HPLC:R=12.25分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=755.0nM
N−[(R)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピペリジン−3−イル]−N−メチル−アセトアミド
(a).[(R)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピペリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例104cに対して記載された方法に従い、実施例104aの生成物(200mg)を用いて、(R)−ピペリジン−3−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(168mg)のアミド形成を実施した。溶離液としてヘプタン/(酢酸エチル/メタノール95/5)[1/1→0/1(v/v)]を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:303mg。MS−ESI:[M+H]=538.4
(b).((R)−3−アミノ−−ピペリジン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例104dに記載の方法に従い、実施例107aの生成物(300mg)の脱保護を実施した。
収量:265mg(HCl塩として)。LC/MS−ESI:[M+H]=438.2
(c).N−[(R)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピペリジン−3−イル]−アセトアミド
塩化アセチル(29.9μl)およびトリエチルアミン(116μl)を、実施例107bの生成物(132mg)のジクロロメタン(2ml)中溶液に加えた。18時間室温で撹拌後、この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。分取HPLC(10%→90%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:92mg。MS−ESI:[M+H]=480.4;元素分析 HPLC:R=16.18分(方法2)。
(d).N−[(R)−1−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−ピペリジン−3−イル]−N−メチル−アセトアミド
ヨウ化メチル(62.3μl)および水素化ナトリウム(7.3mg、60%、油中に分散)を、実施例107cの生成物(35mg)のDMF(1ml)中溶液に加えた。3時間50℃で撹拌後、数滴の水を加え、この反応混合物を真空中で濃縮した。残留物を酢酸エチル中に溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。分取HPLC(10→90%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:25.6mg。MS−ESI:[M+H]=494.4;元素分析 HPLC:R=18.51分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=30.9nM
Figure 2011511041
(1−ブルモ−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−メタノンおよび(1−ブルモ−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(4−シクロブタン−カルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−メタノン
(a).1−ブルモ−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
2−エトキシオキサリル−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸を実施例1gと同様に調製した。2−エトキシオキサリル−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸(3.4g)、トリメチルシリアセチレン(2g)および無水酢酸(10ml)のTHF(10ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて150℃で5分間加熱した。この反応混合物を水に注ぎ入れ、炭酸ナトリウムで中和した。混合物を酢酸エチルで抽出し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[10/0→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
単離生成物のDMF(20ml)中混合物に、NBS(1.9g)を加えた。反応混合物を室温で5分間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルおよびHCl水溶液(0.2M)で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をメタノールから再結晶化した。
収量:2.6g。MS−ESI:[M+H]=380/382。元素分析 HPLC R=2.47(方法10)
(b).1−ブルモ−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(4−シクロブタン−カルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−メタノン
実施例108aの生成物(2.6g)と、水酸化リチウム水溶液(3M)/ジオキサン[2:1(v/v)15ml]との混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて150℃で5分間加熱した。この反応混合物を、pH=5になるまでHCl水溶液(6M)で酸性化した。この生成物を濾過し、単離した。
収量:2.3g;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=99.2nM
(c).2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
実施例108bの生成物(1.06g)、DIPEA(2.6ml)およびHATU(1.37g)のジクロロメタン(10ml)中混合物を、室温で30分間撹拌した。実施例7bの生成物を加え、この反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、HCl水溶液(0.2M)、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液として酢酸エチル[0→10%イソプロピルアミン(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.4g。LCMS−ESI:[M+H]=517/519。元素分析 HPLC R=2.92分(方法10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=100nM
(4−ベンゾイル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(1−エチニル−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
(a).4−(1−ブルモ−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例108bの生成物(1.0g)、HATU(1.61g)、トリエチルアミン(0.8ml)およびtert−ブチル1,4−ジアゼパン−1−カルボキシレート(1.1ml)のジクロロメタン(30ml)中混合物を、室温で30分間撹拌した。この反応混合物をクエン酸水溶液(3%)で洗浄した。有機層を水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/メタノール[0→10%(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.39g。LC/MS−ESI:[M+H]=536.0
(b).(1−ブルモ−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル−メタノン、塩酸塩
HCl(ジオキサン中、6.3ml、4N)を、実施例109aの生成物(1.34g)のジオキサン(50ml)中溶液に加えた。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、固体を濾過で収集した。
収量:972mg。
(c).(4−ベンゾイル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(1−ブルモ−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例109bの生成物(972mg)、DIPEA(740μl)および塩化ベンゾイル(338μl)のジクロロメタン(50ml)中混合物を1時間室温で撹拌した。続いて、この反応混合物をHCl水溶液(2N)、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)および真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/メタノール[0→5%(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.08g。LC/MS−ESI:[M+H]=536.0
(d).(4−ベンゾイル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(1−エチニル−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例109cの生成物(61mg)のトルエン(3ml)中溶液をトリブチルエチニルスタンナン(67μl)に加えた。この反応混合物を窒素で5分間スパージし、Pd(PPh(9mg)を加え、この溶液を30分間100℃で撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/メタノール[0→5%(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。最も純度の高い画分を収集し、濃縮し、分取HPLC(20%−70%アセトニトリル;系1)でさらに精製した。
収量:15mg。LC/MS−ESI:[M+H]=484.3;元素分析 HPLC:R=14.36分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=76.2nM
Figure 2011511041
1−シクロヘキサ−1−エニル−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).1−シクロヘキサ−1−エニル−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例1gと同様に調製した2−エトキシオキサリル−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸(5g)、1−エチニル−シクロヘキセン(14mmol)および無水酢酸(5ml)のTHF(15ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて120℃で15分間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルおよび水酸化ナトリウム水溶液(1N)で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/9→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。この化合物を白色固体として単離した。
収量:1.8g。MS−ESI:[M+H]=440
(b).1−シクロヘキサ−1−エニル−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例110aの生成物(935mg)のLiOH水溶液(2M)/ジオキサン[1:1(v/v)40ml]中混合物を1時間加熱還流した。この反応混合物を室温へと冷却し、pH=5へと酸性化した。この生成物を濾過し、褐色固体として単離した。
収量:680mg。
(c).1−シクロヘキサ−1−エニル−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例110bの生成物(25mg)、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン、HATU(40mg)およびDIPEA(61μl)のジクロロメタン(1ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて100℃で5分間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびクエン酸水溶液(3%)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[0→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:9mg。MS−ESI:[M+H]=423;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=76.5nM
Figure 2011511041
(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノンおよび(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
(a).(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例7cに対して記載された方法に従い、実施例104aの生成物(70mg)を用いて、実施例7bの生成物(30mg)のアミド形成を実施した。分取HPLC(10→90%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:40mg。MS−ESI:[M+H]=520.4;元素分析 HPLC:R=20.15分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.9nM
(b).(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イルピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン
実施例36に対して記載された方法に従い、実施例111aの生成物(15mg)の酸化を実施した。溶離液として酢酸エチルを用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:12.7mg。LC/MS−ESI:[M+H]=518.2;元素分析 HPLC:R=2.64分(方法2);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=4.9nM
Figure 2011511041
2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
(a).2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
7−エトキシ−2−エトキシオキサリル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸を、実施例1gと同様に調製した。7−エトキシ−2−エトキシオキサリル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸(5g)、4−チオフェン−2−イル−but−3−yn−2−オン(14mmol)および無水酢酸(5ml)のTHF(15ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、120℃で15分間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルおよびNaOH水溶液(1N)で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/9→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製することによって、白色固体を生成した。
収量:1.8g。MS−ESI:[M+H]=440
(b).2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例112aの生成物(840mg)と、LiOH水溶液(2M)/ジオキサン[1:1(v/v)4ml]との混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて150℃で5分間加熱した。この反応混合物を、pH=5になるまで酸性化した。この生成物を濾過し、白色固体として単離した。
収量:776mg。MS−ESI:[M+H]=354
(c).2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
実施例112bの生成物(20mg)、N−エチル−イソプロピルアミン(12μl)、CIP(20mg)およびDIPEA(42μl)のジクロロメタン(1ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて100℃で5分間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮した。分取HPLC(0→90%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。生成物を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄することによってTFAを取り除いた。
収量:9mg。MS−ESI:[M+H]=481;HPLC:R=3.36分(方法1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=200.0nM
Figure 2011511041
9−ジフルオロメトキシ−8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).4−ジフルオロメトキシ−3−メトキシ−ベンズアルデヒド
4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド(6g)、CsCO(25.7g)およびメチル2−クロロ−2,2−ジフルオロアセテート(5ml)のDMF(50ml)中混合物を、90℃で1時間撹拌した。室温で反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで2回洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:2.1g。LC/MS−ESI:[M+H]=203.1
(b).1−ジフルオロメトキシ−2−メトキシ−4−((E)−2−ニトロ−ビニル)−ベンゼン
実施例113aの生成物(2.1g)および酢酸アンモニウム(0.76g)のニトロメタン(15ml)中混合物を、100℃で1時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をジクロロメタン中に溶解した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:1.36g。LC/MS−ESI:[M+H]=246.0
(c).2−(4−ジフルオロメトキシ−3−メトキシ−フェニル)−エチルアミン
実施例113bの生成物(1.36g)の乾燥THF(5ml)中溶液を、リチウム水素化アルミニウムの乾燥THF(10ml)およびジエチルエーテル(10ml)中混合物に0℃で滴加した。65℃で2時間撹拌後、この反応混合物を室温に到達させ、THF(12ml)中の水5mlでクエンチした。NaOH水溶液(2.5m l2M)および水(1.3ml)を加えた。この混合物をデカライト上で濾過した。濾液を真空中で濃縮し、酢酸エチル中に溶解した。有機層をHCl水溶液(1M)で2回洗浄した。水層をpH=10になるまで、NaOH水溶液(2M)で塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:760mg。MS−ESI:[M+H]=218.3
(d).[2−(4−ジフルオロメトキシ−3−メトキシ−フェニル)−エチル]−カルバミン酸アリルエステル
アリルクロロホルメート(450μl)のジクロロメタン(5ml)中溶液を、実施例113cの生成物(760mg)とDIPEA(0.9ml)とのジクロロメタン(25ml)中溶液に0℃で滴加した。室温で2時間撹拌後、この反応混合物をHCl水溶液(1M)、NaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:669mg。MS−ESI:[M+H]=302.3
(e).7−ジフルオロメトキシ−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−1,2−ジカルボン酸2−アリルエステル
濃硫酸(2.5ml)を、実施例113dの生成物(670mg)とグリオキシル酸一水和物(307mg)との酢酸(8ml)中混合物に0℃で滴加した。室温で1時間撹拌後、この反応混合物を氷水上に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1:4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:613mg。
(f).7−ジフルオロメトキシ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸
実施例113eの生成物(610mg)、ジメドン(359mg)およびPd(PPh(1.97g)のTHF(5ml)および水(0.5ml)中混合物を65℃で1時間撹拌した。この反応混合物が濁った。室温でジエチルエーテル(5ml)を加え、混合物を氷槽内で冷却した。固体を濾過で収集し、真空中(50℃)で18時間乾燥させた。
収量:350mg
(g).9−ジフルオロメトキシ−8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例113fの生成物(85mg)と、エチル塩化オキサリル(38ul)とのTHF(2ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて100℃で5分間加熱した。この反応混合物を真空中で濃縮した。残留物と、2−エチニル−チアゾール(102mg)との無水酢酸(3ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて140℃で15分間加熱した。この反応混合物ジクロロメタンで希釈し、NaHCO飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[2:1(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:48mg。MS−ESI:[M+H]=421.1
(h).9−ジフルオロメトキシ−8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例113gの生成物(48mg)と固体KOH(19mg)とのエタノール(2ml)および水(2ml)中混合物を80℃で1時間撹拌した。クエン酸水溶液(1.0M)を用いて、この反応混合物を室温で酸性化した。水層をジクロロメタンで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:37mg。MS−ESI:[M+H]=392.9
(i).9−ジフルオロメトキシ−8−メトキシ−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例113hの生成物(37mg)、DIPEA(82μl)、tert−ブチル−メチルアミン(23μl)およびHATU(54mg)のジクロロメタン(3ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物をHCl水溶液(0.1N)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。分取HPLC(20→100%アセトニトリル;系1)で残留物を精製した。
収量:28mg。MS−ESI:[M+H]=462.3;元素分析 HPLC:R=17.31分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=39.6nM
Figure 2011511041
8,9−ジメトキシ−7−メチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
(a).7−ブルモ−8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
7−ブルモ−8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミドを2−(2−ブルモ−3,4−ジメトキシ−フェニル)−エチルアミンから、実施例1と同様に調製した。2−(2−ブルモ−3,4−ジメトキシ−フェニル)−エチルアミンの調製は、J.Weinstockら、J.Med.Chem.、29、2315(1986年);J.E.Toth、P.R.HamannおよびP.L.Fuchs、J.Org.Chem.,53,4694(1988年)の文献中に見い出すことができる。
H NMR(CDCl)1.28(9H,3×CH)、3.15(t,2H,H−6)、4.20(t,2H,H−5)、4.65(m,1H,CH−イソプロピル)、6.40(s,1H,H2−ピロール)、6.97(s,1H,H9)、3.48(s,3H,OCH)、3.84(s,3H,OCH);LC/MS−ESI:[M+H]=504。
(b).8,9−ジメトキシ−7−メチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
実施例114aの生成物(50mg)の乾燥THF(2ml)の溶液に、n−ブチルリチウム溶液(ヘプタン中、70μlの1.6M)を−70℃で加えた。この混合物を30分間撹拌した。ヨウ化メチル(100μl)を加えた。この混合物を30分間−70℃で撹拌し、1時間周囲温度で撹拌した。混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル(1/1v/v)を用いて、ショートシリカカラムを通すことにより残留物を精製した。
収量:25mg。LC/MS−ESI:[M+H]=439;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=321.0nM
Figure 2011511041
7−フルオロ−8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
2−(2−フルオロ−3,4−ジメトキシ−フェニル)−エチルアミン(D.L.LaddおよびJ.Weinstock、J.Org.Chem.、46、203(1981年)から開始して、実施例1に以前に記載の通りの同様の方法でこの生成物を調製した。
LC/MS−ESI:[M+H]=442;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=937.0nM
Figure 2011511041
10−フルオロ−8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
(a).2−(3−フルオロ−4,5−ジメトキシ−フェニル)−エチルアミン
この生成物は、所定の手順:K.L.Kirk、D.Cantacuzene、B.Collins、G.T.Chen、Y.Nimit、C.R.Creveling、J.Med.Chem.、25、680、(1982);J.Dixon、F.Ince、A.C.Tinker、Eur.Pat.App.0.142.283(1984年)に従い、市販の3−フルオロ−5−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドから調製することができる。あるいは、M.T.Clark、D.D.Miller、Tetrahedron Lett.、26、4299(1985年)によって記載された通り、2−アリルオキシ−1−フルオロ−3−メトキシ−ベンゼンから調製することもできる。
(b).[2−(3−フルオロ−4,5−ジメトキシ−フェニル)−エチル]−カルバミン酸エチルエステル
2−(3−フルオロ−4,5−ジメトキシ−フェニル)−エチルアミン(576mg)およびトリエチルアミン(0.8ml)のジクロロメタン(20ml)中溶液に、エチルクロロホルメート(300μl)を0℃で滴加した。この混合物を1時間撹拌し、氷水に注ぎ入れ、NaHCOで中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離させ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をショートシリカカラム(溶離液としてヘプタン/酢酸エチル)に通した。
収量:210mg。H NMR(CDCl):δ6.54(2,m,ArH’s)、4.65(s,1,NH)、4.1および2.75(t,2,−CH−)、3.4(m,2,−CH−)、1,2(t,3,エチル)、4.1(q,2,エチル)、3.86,および3.90(2×s,6,OCH)。
(c).8−フルオロ−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸
酢酸(3ml)中の実施例116bの生成物(210mg)に、グリオキシル酸一水和物(80mg)を加えた。硫酸(1ml)を0℃で滴加した。30分間撹拌後、この混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。マイクロ波照射を用いて、190℃で5分間、LiOH水溶液(3ml 3M)を用いて残留物を処理することによって、カルバメートを加水分解した。反応物のpHを5.5に調整し、混合物を凍結乾燥させた。
収量:520mg。
(d).10−フルオロ−8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例116cの生成物(500mg)とエチル塩化オキサリル(250mg)とのTHF(3ml)中混合物を、マイクロ波照射を用いて、100℃で5分間撹拌することによって、N−オキサレートを形成した。次いで、無水酢酸(1ml)および3−エチニル−チオフェン(220mg)を加えた。この混合物を、マイクロ波照射を用いて、140℃で5分間加熱した。この混合物を水に注ぎ入れ、15分間撹拌し、酢酸エチルで抽出し、NaHCO溶液で中和するまで洗浄した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル)で残留物を精製した。
収量:60mg。
(e).10−フルオロ−8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
実施例116dの生成物を、ジオキサン−水(1:1v/v)中で、LiOHでけん化し、実施例105cに記載の方法を用いて、エチルジイソプロピルアミンとカップリングした。
収量:9mg。H NMR(CDCl)δ6.43(s,1H,ピロール H)、6.65(br s,1H,H7−Ar)、3.78(s,3H,OCH)、3.90(s,3H,OCH)、2.98(t,2H,H−6)、4.20(t,2H,H5)、1.25(9H,イソプロピルおよびエチル CH)、4.70(m,1H,イソプロピル CH)、3.45(m,2H,NCH);LC/MS−ESI:[M+H]=442;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=318.0nM
Figure 2011511041
8−ブルモ−9−メトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
(a).[2−(3−ブルモ−4−メトキシ−フェニル)−エチル]−カルバミン酸エチルエステル
3−メトキシ−4−ブロモフェネチルアミン(2.3g)およびトリエチルアミン(2.7ml)のジクロロメタン(20ml)中溶液に、エチルクロロホルメート(1.5ml)を0℃で滴加した。3時間撹拌後、この反応混合物を水および10%NaHCOで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル(1/1v/v)を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:2.9g。TLC R=0.35(ヘプタン/酢酸エチル1/1);LC/MS−ESI:[M+H]=302/304。
(b).6−ブルモ−7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−1,2−ジカルボン酸2−エチルエステル
実施例117aの生成物(2.7g)およびグリオキシル酸(1.1g)の酢酸(12ml)中溶液を5−10℃で、硫酸(4ml)で処理した。混合物を室温で16時間撹拌し、氷水へ注ぎ入れた。この混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲル(溶離液としてジクロロメタン/メタノール)上でのクロマトグラフィーで残留物を精製した。
収量:2.9g。TLC R=0.31(ジクロロメタン/メタノール9/1);LC/MS−ESI:[M+H]=358/360。
(c).6−ブルモ−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸
実施例117bの生成物(2.9g)の水(12ml)中混合物を、LiOH(1.2g)で処理し、マイクロ波照射を用いて、200℃で5分間加熱した。この混合物を冷却し、pH5になるまで酸性化した。生成物を濾過し、残った固体を真空中で乾燥させた。
収量:1.29g。LC/MS−ESI:[M+H]=286/288
(d).8−ブルモ−9−メトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例117cの生成物(645mg)のTHF(4ml)中懸濁液に、エチル塩化オキサリル(250μl)を滴加した。次いで、この混合物を、マイクロ波照射を用いて5分間100℃で加熱した。混合物を冷却した。無水酢酸(2ml)および3−チエニルアセチレン(220μl)を加えた。この混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、5分間140℃で再び加熱した。反応混合物を冷却し、ジクロロメタン40mlで希釈し、NaOH溶液(2M)および水で順次洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲル(溶離液としてヘプタン/酢酸エチル)上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:900mg。
(e).8−ブルモ−9−メトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例117eの生成物(900mg)のジオキサン(5ml)中懸濁液を、LiOH溶液(2ml 3M)で処理し、マイクロ波照射を用いて、5分間180℃で加熱した。この混合物を冷却し、2N HClでpH4になるまで酸性化した。沈殿物を乾燥させた。
収量:850mg。
(f).8−ブルモ−9−メトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチル−イソプロピル−アミド
実施例117cの生成物(850mg)のジクロロメタン(8ml)中懸濁液に、2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリンヘキサフルオロホスフェート(877mg)、N−エチル−N−イソプロピル−アミン(1.5ml)およびDIPEA(0.5ml)を加えた。この混合物を、マイクロ波照射を用いて、100℃で5分間加熱した。次いで、この混合物を濃縮し、シリカゲル(溶離液として、ヘプタン/酢酸エチル)上でのクロマトグラフィーにより精製した。
収量:375mg。H NMR(CDCl):δ7.13、7.27、7.38(3m.チエニル−H)、7.35(s,C7−H)、6.87(s,C10−)、6.36(s,C2−H)、4.65(m,1,イソプロピル)、4.21(t,2,H5)、2.98(t,2,H6)、3.44(q,2,エチル)、3.51(s,3,メトキシ)、0.88(t,3,エチル)、1.26(m,6,イソプロピル);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1100nM
Figure 2011511041
1−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
(a).1−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
2−エトキシオキサリル−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−lカルボン酸(1g)、1−エチニル−2,4−ジフルオロ−ベンゼン(450mg)および無水酢酸(1ml)のTHF(3ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、120℃で15分間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルおよび水酸化ナトリウム水溶液(1N)で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。この化合物を白色固体として単離した。
収量:980mg。MS−ESI:[M+H]=414
(b).1−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例118aの生成物(980mg)と、LiOH水溶液(3M)/ジオキサン[1:1(v/v)6ml]との混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、150℃で5分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却した。塩化アンモニウム水溶液(10ml 4N)を加えた。沈殿物を濾過し、水で洗浄した。生成物を白色固体として単離した。
収量:881mg。MS−ESI:[M+H]=386
(c).1−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−8,9−ジメトキシ−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例118bの生成物(25mg)、N−メチル−N−tert−ブチル−アミン、HATU(37mg)およびDIPEA(57μL)のジクロロメタン(1ml)中混合物を撹拌し、マイクロ波照射を用いて、110℃で5分間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびクエン酸水溶液(3%)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[0→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:14mg。MS−ESI:[M+H]=455;元素分析 HPLC:R=2.56分(方法1);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=48.3nM
Figure 2011511041
8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸[(イソブチル−メチル−カルバモイル)−メチル]−メチル−アミドおよび[(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−メチル−アミノ]酢酸エチルエステル
(a).8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
2−エトキシオキサリル−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−1−カルボン酸から開始して、実施例1hに対して記載された方法に従い、8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル(119a)の合成を実施した。
収量:14.95g。LC/MS−ESI:[M+H]=384.0
(b).8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
実施例119aの生成物(4.45g)と、LiOH溶液とのジオキサン(88ml 2M)中混合物を2時間還流下で加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、pH=6になるまでHCl水溶液(2N)で酸性化した。固体を濾過により収集し、真空中で乾燥させた。
収量:4g。LC/MS−ESI:[M+H]=356.1
(c).[(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−メチル−アミノ]−酢酸エチルエステル
実施例119bの生成物(500mg)、トリエチルアミン(1.98ml)、CIP(1.96g)およびサルコシンエチルエステル塩酸塩(866mg)のジクロロメタン(100ml)中混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、溶離液としてジクロロメタン/メタノール[98/2(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:430mg。LC/MS−ESI:[M+H]=455.1;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=42nM
(d).[(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−メチル−アミノ]−酢酸
実施例119cの生成物(430mg)およびLiOH水溶液(4.8ml 2M)のジオキサン(4.8ml)中混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物をpH=6になるまで、HCl水溶液(2N)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:360mg。LC/MS−ESI:[M+H]=427.1
(e).8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸[(イソブチル−メチル−カルバモイル)−メチル]−メチル−アミド
実施例119dの生成物(15mg)、HATU(15mg)、DIPEA(12μl)およびN−メチル−N−イソブチル−アミン(4mg)のジクロロメタン(1ml)中混合物を、48時間撹拌し、真空中で濃縮した。残留物を酢酸エチル中に溶解し、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[40→100%酢酸エチル]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:7.6mg。LC/MS−ESI:[M+H]=496.1;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1080nM
Figure 2011511041
8,10−ジメトキシ−1−チオフェン−3−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
3,5−ジメトキシフェネチルアミンから開始して、実施例1aから1gに以前に記載された通り、この生成物を調製した。
TLC R=0.34(CHCl−アセトン8/2);H NMR(CDCl)δ3.83、3.22(2×s,6H,OCH)、6.4(d,1H,2H−ピロール)、6.28、6.44(2×bd,2H,H7およびH9)、6.84、7.02、7.20(3×m,3H,H3,H4,H5−チオフェン)、2.98(m,2H,H6)、4.20(m,2H,H5);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=699.0nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−9−メトキシメチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミドおよび9−ヒドロキシメチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド.
(a).9−ヒドロキシメチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例91aの生成物(450mg)のTHFとメタノール[10ml1/1(v/v)]との混合物中溶液に、NaBH(80mg)を少しずつ加えた。1時間撹拌後、この混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで粉砕することによって、白色の結晶性物質を得た。
収量:290mg。Mp 146−150℃。TLC R=0.30(ヘプタン/酢酸エチル1/1)。LC/MS−ESI:[M+H]=425.2。H NMR(CDCl)δ4.47(s,2H,CHOH)、7.33および6.45(2×s,2H,H7およびH10)、6.75(s,1H,H2 ピロール);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=10nM
(b).8−メトキシ−9−メトキシメチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド
実施例121aの生成物(156mg)のDMF(3ml)中溶液に、NaH(50mg;60%、油中に分散)を加えた。この混合物を15分間撹拌し、続いてヨウ化メチル(200μl)を加えた。この反応物をさらに2時間撹拌し、水に注ぎ入れた。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチルを用いて、シリカゲル上で残留物を精製した。この生成物をジエチルエーテル/ヘプタンから結晶化した。
収量:75mg。Mp 128−130℃。LC/MS−ESI:[M+H]=439.2。H NMR(CDCl)δ3.22および3.85(2×s,6H,2×OCH)、3.17(s,3H,NCH)、6.73(s,1H,H2 ピロール)、6.45および7.40(2×s,2H,H7およびH10);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1.6nM
Figure 2011511041
1−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−エタノン
(a).9−アセチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
実施例82iの生成物(115mg)と、1−エトキシビニルトリ−n−ブチルスズ(288mg)とのトルエン(4ml)中混合物を窒素ガスに2分間通すことによって脱酸素化した。ビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)(7.5mg)を加え、懸濁液を再び脱酸素化し、6時間110℃で撹拌した。酢酸エチル(4ml)およびHCl水溶液(1N)を加えた。この混合物を勢いよく5分間撹拌した。相を分離させた。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[9/1→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:95mg。LC/MS−ESI:[M+H]=396.1。
(b).9−アセチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸
NaOH水溶液(1ml,2N)を、実施例122aの生成物(90mg)のエタノール(10ml)中溶液に加えた。6時間60℃で撹拌後、この反応混合物をクエン酸水溶液(10%)に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。
収量:84mg。LC/MS−ESI:[M+H]=368.2。
(c).1−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−エタノン
TBTU(110mg)を、実施例122bの生成物(84mg)、DIPEA(200μl)および2,2−ジメチルピロリジン塩酸塩(62μl)のNMP(5ml)中溶液に加えた。室温で2時間撹拌後、この反応混合物をNHCl飽和水溶液に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。溶離液としてヘプタン/酢酸エチル[1/0→6/4(v/v)]を用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。
収量:76mg。LC/MS−ESI:[M+H]=449.2;元素分析 HPLC:R=20.08分(方法7);hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=2.0nM
Figure 2011511041
8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3,9−diカルボン酸3−(tert−ブチル−メチル−アミド)9−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルアミド
(a).3−(tert−ブチル−メチル−カルバモイル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−カルボン酸
実施例91aの生成物(220mg)の、t−ブタノール(15ml)、ジオキサン(2ml)および2−メチル−2−ブテン(0.5ml)の混合物中溶液を、NaClO(200mg)およびNaHPO(350mg)の水(2ml)中溶液で処理した。1時間撹拌後、反応が完了した。水(30ml)を加え、続いて飽和ナトリウムチオサルフェート(2ml)およびNaHPO(0.5g)を加えた。この生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで処理することによって、薄オレンジ色の固体を生成した。
収量:200mg。Mp:215−217℃(エチルアセテート);Rf 0.42(トルエン/アセトン1/1);NMR(DMSO−d)δ12.4(bs,1,COOH)、7.78(s,1,H10)、7.12(s,1,H7)、6.4(s,1,ピロール H3)、3.83(s,3,OCH3)、3.04(s,3,NCH3);MS−ESI:[M+1]439.1
(b).8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3,9−ジカルボン酸3−(tert−ブチル−メチル−アミド)9−1,3,4−チアジアゾール−2−イルアミド
実施例123aの生成物(45mg)、2−アミノチアジアゾール(25mg)、N−エチルモルホリン(40μ)、TBTU(40mg)およびDMF(1ml)の混合物を、室温で16時間撹拌した。この混合物を5%NHCl水溶液上に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。溶離液としてトルエン/アセトンを用いて、シリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製した。残留物をエーテルで粉砕することによって、白色の結晶を得た。
収量:26mg。Mp:149−152℃;MS−ESI:[M+H]522.14;NMR(DMSO−d6)δ12.1(s,1,NH)、9.20(s,1,チアジアゾール)、7.83(s,1,H10)、7.25(s,1,H7)、6.42(s,1,H3−ピロール)、3.97(s,3,OCH)、3.07(s,3,NCH);R(トルエン/アセトン1/1)0.34;hFSHRアゴニスト(CHO luc)EC50=1nM。
CHO細胞において発現するヒトFSH受容体での化合物のアゴニスト活性
ヒトFSH受容体を安定的にトランスフェクトし、ホタルルシフェラーゼレポーター遺伝子の発現を導くcAMP応答素子(CRE)/プロモーターでコトランスフェクトしたチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞において、ヒトFSH受容体での化合物のアゴニスト活性を求める。化合物がGsタンパク質結合したFSH受容体に結合することによって、cAMPを増加させ、これがさらにルシフェラーゼレポーターのトランス活性化の増加を誘発させることになる。細胞(384ウェルプレートの7,500細胞/ウェル)をDulbeccoの基礎培地のF12改変培地(Invitrogen)内でインキュベートし、湿性化した雰囲気(95%)内、5−7%CO2および37℃で、1μg/mlウシインスリン、5μg/mlヒトアポトランスフェリン、80U/mlベンジルペニシリンおよび80μg/mlストレプトマイシンを、試験化合物(0.0316nMおよび10.0μMの間の濃度)と共に、2回繰り返し補充した。DMSOの最終濃度は1%であった。4時間のインキュベーション後、プレートを1時間室温へと調整させた。次いで、Luclite(Perkin Elmer)溶液をウェルに加え、細胞を少なくとも1時間室温で溶解させておいた。続いて、ルシフェラーゼ活性をルミネセンスカウンターで測定した。信号が毎秒(cps)のカウントとして示される。化合物のEC50(化合物の達成可能な最大効果と比較して、最大半量の(50%)のルシフェラーゼ刺激作用を引き出す試験化合物の濃度)および効果値(組換え型ヒトFSHの最大効果に対するパーセンテージとしての試験化合物の最大効果)を、ソフトウェアプログラムMathIQ(バージョン2.0、ID Business Solutions Limited)を用いて求めた。EC50データは、合成実施例において示されている。

Claims (25)

  1. 一般式Iによる化合物
    Figure 2011511041
    または薬学的に許容されるその塩
    (式中、
    C5−C6結合は、飽和または不飽和のいずれかとすることができ、
    は、ハロゲン、シアノ、(1−6C)アルキル、(2−6C)アルケニル、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルキル、(5−6C)シクロアルケニル、またはフェニルもしくは(1−5C)ヘテロアリールであり、前記フェニルおよびヘテロアリール部分のそれぞれは、独立して、R13から選択される1つ以上の置換基で、任意に置換されており、
    は、H、シアノ、ハロゲン、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、ホルミル、(1−4C)アルキルカルボニルまたはC=N−OH、C=N−OCHであり、
    は、R15、R16−アミノであり、または、
    は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ(1−4C)アルキルであり、または
    は、(2−6C)ヘテロシクロアルキル(1−4C)アルキルであり、このうちの(2−6C)ヘテロシクロアルキル部分は、(1−4C)アルキルカルボニルまたは(3−6C)シクロアルキルカルボニルで任意に置換されていてもよく、または
    は、
    Figure 2011511041
    から選択される基であり、
    は、H、ハロゲン、またはメチルであり、
    は、H、ハロゲン、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキルまたはヒドロキシであり、
    は、H、ホルミル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ニトロ、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロシクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロアリールオキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボキシ、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホニルアミノ、1−イミダゾリジニル−2−オン、3−オキサゾリジニル−2−オン、1−ピロリジニル−2−オンであり、または
    は、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニル、(1−6C)アルキルカルボニルアミノまたは(2−6C)ヘテロシクロアルキル、(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールのそれぞれは、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、または
    は、(1−5C)ヘテロアリール、フェニルまたはフェノキシであり、これらはすべて、独立して、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
    10は、H、メトキシ、ハロゲンまたはメチルであり、
    11は、H、(1−6C)アルキルまたは(3−4C)アルケニルであり、
    12は、(1−4C)アルキルカルボニルまたは(3−6C)シクロアルキルカルボニルであり、これらは両方とも、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
    13は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルチオまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノであり、
    14は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、アジド、シアノ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルチオ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(3−6C)シクロアルキル、(2−6C)ヘテロシクロアルキル、(1−4C)アルキルカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(1−4C)アルキルスルホキシ、(2−6C)ヘテロシクロアルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(1−4C)アルキルスルホニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニルアミノおよび[(1−4C)アルキル][(1−4C)アルキルカルボニル]アミノであり、
    15、R16−アミノにおけるR15およびR16は、独立して、H、または(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノから選択され、これらはすべて、ヒドロキシ、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(1−4C)アルキルカルボニル、(1−4C)アルコキシカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルまたは(ジ)[(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキル]アミノで任意に置換されており、または、
    15、R16−アミノは、(3−8C)ヘテロシクロアルキル環における連結であり、この環は、R18で任意に置換されており、または、
    15,R16−アミノは、(4−8C)ヘテロシクロアルキル環または(4−6C)ヘテロシクロアルケニル環における連結であり、これらの環は、両方とも1個の窒素を含有し、R17から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
    17は、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、(1−4C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノ、(1−4C)アルキルカルボニルアミノ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホニルアミノ、(1−4C)アルコキシカルボニルアミノ、(1−4C)アルキルスルホキシ、(3−6C)シクロアルキルカルボニルアミノ、[(1−4C)アルキル][(1−4C)アルキルカルボニル]アミノであり、または
    17は、フェニルおよび(2−5C)ヘテロアリールであり、これらは両方とも、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
    18は、(1−4C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(4−6C)シクロアルケニルカルボニル、(ジ)[(l−4C)アルキル]アミノカルボニル、(1−4C)アルキルスルホニル、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノスルホニル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルスルホニル、(2−5C)ヘテロアリール、フェニルカルボニル、(1−4C)アルキルカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、(2−5C)ヘテロアリールカルボニル、フェニル、フェニルスルホニル、(2−5C)ヘテロアリールスルホニルおよび(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルであり、これらのうちの(シクロ)アルキルおよび(ヘテロ)アリール部分は、R13から選択される1つ以上の置換基で置換されていることができ、
    ただし、前記化合物は、3−アセチル−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−1−カルボニトリルではないものとする。)。
  2. C5−C6結合が飽和している、請求項1に記載の化合物。
  3. が、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている(1−5C)ヘテロアリールである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. が、H、シアノ、ハロゲン、(1−4C)アルコキシ(1−4C)アルキルまたはヒドロキシ(1−4C)アルキルである、請求項1から3に記載の化合物。
  5. がHである、請求項4に記載の化合物。
  6. が、R15、R16−アミノまたは
    Figure 2011511041
    である、請求項1から5に記載の化合物。
  7. が、R15、R16−アミノである、請求項6に記載の化合物。
  8. がHである、請求項1から7に記載の化合物。
  9. が(1−4C)アルコキシまたはヒドロキシである、請求項1から8に記載の化合物。
  10. が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、(2−6C)アルキニル、(3−6C)シクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロシクロアルコキシ、(2−5C)ヘテロアリールオキシ、(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノカルボニル、(2−6C)ヘテロシクロアルキルカルボニルまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノであり、または
    が、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニル、(1−6C)アルキルカルボニルアミノまたは(2−5C)ヘテロアリールアミノカルボニルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニルまたはヘテロアリール基のそれぞれが、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、または
    が、(1−5C)ヘテロアリールまたはフェノキシであり、これらが両方とも、独立して、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている、請求項1から9に記載の化合物。
  11. が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、(2−6C)アルキニルまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノであり、または
    が、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニルまたは(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、前記アルキル、アルコキシまたはアルケニル基が、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、または、
    が、(1−5C)ヘテロアリールであり、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている、
    請求項10に記載の化合物。
  12. が、(2−6C)アルキニルであり、または
    が、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(2−6C)アルケニルまたは(1−6C)アルキルカルボニルアミノであり、前記アルキル、アルコキシまたはアルケニル基が、独立して、R14から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、または、
    が、R13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている(1−5C)ヘテロアリールである、
    請求項11に記載の化合物。
  13. が(1−6C)アルキルである、請求項12に記載の化合物。
  14. 10がHである、請求項1から13に記載の化合物。
  15. がR13から選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている、(1−5C)ヘテロアリールであり、RがHであり、RがR15、R16−アミノであり、RがHであり、Rが(1−4C)アルコキシであり、ならびにR10がHである、請求項10から13に記載の化合物。
  16. 14が、(2−6C)ヘテロシクロアルキルヒドロキシ、(1−4C)アルコキシまたは(ジ)[(1−4C)アルキル]アミノである、請求項1から15に記載の化合物。
  17. 15およびR16が、独立して、(1−6C)アルキルから選択され得る、請求項1から16に記載の化合物。
  18. 15がメチルであり、ならびにR16がtert−ブチルである、請求項17に記載の化合物。
  19. が、(1−4C)アルキルカルボニルまたは(3−6C)シクロアルキルカルボニルで任意に置換されている、1,4ジアザシクロヘプタン−1−イルである、請求項1から16に記載の化合物。
  20. が2,2−ジメチルピロリジン−1−イルである、請求項1から16に記載の化合物。
  21. (9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(テトラヒドロ−フラン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン;
    1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−2−メチルスルファニル−エタノン;
    (9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(チオフェン−2−スルホニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン;
    3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−[4−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−プロパン−1−オン;
    (4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン;
    (d).3−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−2−カルボニトリル;
    [4−(1−ブロモ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン;
    [4−(1−ヒドロキシ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン;
    (9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(1−メトキシ−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン;
    2−アセチル−9−エトキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル;
    1−[4−(2−クロロ−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−エタノン;
    4−ブチル−1−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン;
    4−ブチル−1−[9−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル]−[1,4]ジアゼパン−5−オン;
    1−[5−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−[1,5]ジアゾカン−1−イル]−エタノン;
    7−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル;
    1−[7−(9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボニル)−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−2−メチルスルファニルエタノン;
    9−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    2−ホルミル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    2−ヒドロキシメチル−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−イソプロポキシ−8−メトキシ−2−メトキシメチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド:
    2−(ヒドロキシイミノ−メチル)−9−イソプロポキシ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−イソプロポキシ−8−メトキシ−2−(メトキシイミノ−メチル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−イソプロピルアミノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    8−メトキシ−9−(1H−ピラゾール−4−イル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;;
    8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−イソブチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    8−メトキシ−9−(2−メチル−プロペニル)−1−チアゾール−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    8−ヒドロキシ−9−イソブチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−イソブチルアミド;
    8−メトキシ−9−メチルカルバモイルメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−(2−アジド−エトキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    8−メトキシ−9−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−(3−ヒドロキシ−プロポキシ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソ−キノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−イソブチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−メチル−アミド;
    (9−ブロモ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−メタノン;
    9−シアノ−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    3−(4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−カルボン酸エチルエステル;
    8−メトキシ−9−プロパ−1−イニル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−ホルミル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−(3−ヒドロキシ−プロピル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    (9−(2,2−ジフルオロ−ビニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド.;
    8−メトキシ−9−ニトロ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−(2−ジメチルアミノ−アセチルアミノ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6,6a,10a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    9−(2−アゼチジン−1−イル−アセチルアミノ)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    8−メトキシ−9−(2−メトキシ−アセチルアミノ)−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−メタンスルホンアミド;
    N−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−2−モルホリン−4−イル−アセトアミド;
    (8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−[4−(1−メチル−シクロブタンカルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−メタノン;
    (4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン;
    (4−シクロブタンカルボニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−(8,9−ジメトキシ−1−チオフェン−2−イル−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−イル)−メタノン;
    9−ヒドロキシメチル−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    8−メトキシ−9−メトキシメチル−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3−カルボン酸tert−ブチル−メチル−アミド;
    1−[3−(2,2−ジメチル−ピロリジン−1−カルボニル)−8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−9−イル]−エタノン;および
    8−メトキシ−1−チオフェン−2−イル−5,6−ジヒドロ−ピロロ[2,1−a]イソキノリン−3,9−ジカルボン酸3−(tert−ブチル−メチル−アミド)9−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル−アミド
    の群から選択される化合物。
  22. 請求項1から21のいずかに記載の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩および1つ以上の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
  23. 治療に使用される、請求項1から21のいずれか一項の化合物。
  24. 受精障害の治療に使用される、請求項1から21のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  25. 受精障害の治療用薬物の製造のための、請求項1から21のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
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