JP2011508738A5

JP2011508738A5 -

Info

Publication number: JP2011508738A5
Application number: JP2010540132A
Authority: JP
Filing date: 2008-12-23
Publication date: 2012-02-16

Claims

ＣＤ１３８発現腫瘍細胞への間質細胞の接着を、それを必要としている被験体の腫瘍細胞において減少させるための薬品の製造のためのＣＤ１３８発現腫瘍細胞を標的とする免疫複合体の使用。
ＣＤ１３８発現腫瘍細胞への間質細胞の接着を、それを必要としている被験体において減少させる方法において、同時に、別々に、或いは連続して使用するための複合製剤の製造のための、ＣＤ１３８発現腫瘍細胞を標的とする免疫複合体と、更なる細胞傷害性剤の使用。
免疫複合体が、エフェクタ分子及び標的剤を含み、前記エフェクタ分子及び前記標的剤が、切断可能なリンカーを介して互いに結合している、請求項１及び２のいずれかに記載の使用。
切断可能なリンカーが、ジスルフィド結合を含む、請求項３に記載の使用。
リンカーが、Ｎ−スクシニミジル４−（２−ピリジルジチオ）ペンタノエート（ＳＰＰ）及びＮ−スクシニミジル４−（２−ピリジルジチオ）ブタノエート（ＳＰＤＢ）のいずれかである、請求項４に記載の使用。
接着が、少なくとも約１０％及びそれ以上のいずれか減少する、請求項１から５のいずれかに記載の使用。
接着の減少により、接着媒介性薬剤耐性が軽減する、請求項１から５のいずれかに記載の使用。
免疫複合体が、更なる細胞傷害性剤との複合製剤の一部である場合、前記免疫複合体ではない更なる細胞傷害性剤に対する接着媒介性薬剤耐性を減少させ、前記更なる細胞傷害性剤が、腫瘍細胞の増殖の阻害、遅延、及び防止のいずれかを行う量接種される、請求項７に記載の使用。
細胞傷害性剤が、メルファラン、ビンクリスチン、ドキソルビシン、デキサメサゾン、シクロホスファミド、エトポシド、シタラビン、シスプラチン、プレドニゾン、サリドマイド、ボルテゾミブ、レナリドマイド、ソラフェニブ、ロミデプシン、及びこれらの組み合わせのいずれかである、請求項８に記載の使用。
細胞傷害性剤が抗体に基づく、請求項８に記載の使用。
エフェクタ分子が立体障害を有する、請求項１から３のいずれかに記載の使用。
エフェクタ分子が、少なくとも１種のマイタンシノイド、タキサン、ＣＣ１０６５、及びこれらの類似体のいずれかである、請求項３から１１のいずれかに記載の使用。
エフェクタ分子が、ＤＭ１、ＤＭ３、及びＤＭ４のいずれか等の、少なくとも１種のマイタンシノイドである、請求項１２に記載の使用。
エフェクタ分子がＤＭ４である、請求項１３に記載の使用。
免疫複合体の標的剤が、免疫グロブリン重鎖及びその一部のいずれかのアミノ酸配列を含み、免疫グロブリン重鎖及びその一部のいずれかのアミノ酸配列が、配列番号１で表されるアミノ酸配列と少なくとも７０％の配列同一性を有する、請求項１から５のいずれかに記載の使用。
免疫複合体及び細胞傷害性剤が、連続して接種され、前記細胞傷害性剤の接種が、免疫複合体の接種後に行われる、請求項８に記載の使用。
免疫複合体及び細胞傷害性剤が同時接種される、請求項８に記載の使用。
被験体が、多発性骨髄腫、卵巣癌腫、腎臓癌腫、胆嚢癌腫、乳癌腫、前立腺癌、肺癌、結腸癌腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病（ＣＬＬ）、急性リンパ球性白血病（ＡＬＬ）、急性骨髄芽球性白血病（ＡＭＬ）、固形組織肉腫、及び結腸癌腫のいずれか１種に罹患している癌患者である、請求項１から５及び８から１０のいずれかに記載の使用。
患者が、多発性骨髄腫に罹患している、請求項１８に記載の使用。