JP2016063817A5 - - Google Patents

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  1. 治療的有効量の薬学的組成物と薬学的に許容される担体を含む、細胞増殖性疾患を治療するための医薬であって、
    薬学的組成物がイムノコンジュゲートを含み、
    イムノコンジュゲートが、STEAP−1に結合し細胞毒性剤に共有結合するヒト化モノクローナル抗体を含み、
    抗体が、
    (1)配列番号25のアミノ酸配列を含むHC−FR1;
    (2)配列番号14のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
    (3)配列番号22のアミノ酸配列を含むHC−FR2;
    (4)配列番号15のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
    (5)配列番号138のアミノ酸配列を含むHC−FR3;
    (6)配列番号16のアミノ酸配列を含むHVR−H3;及び
    (7)配列番号24のアミノ酸配列を含むHC−FR4;
    を含む、重鎖可変ドメインを含む(a)重鎖(HC)と
    (1)配列番号17のアミノ酸配列を含むLC−FR1;
    (2)配列番号11のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
    (3)配列番号18のアミノ酸配列を含むLC−FR2;
    (4)配列番号12のアミノ酸配列を含むHVR−L2;
    (5)配列番号19のアミノ酸配列を含むLC−FR3;
    (6)配列番号13のアミノ酸配列を含むHVR−L3;及び
    (7)配列番号20のアミノ酸配列を含むLC−FR4;
    を含む、軽鎖可変ドメインを含む(b)軽鎖(LC)とを含み、
    イムノコンジュゲートが、式Ab−(L−D)pを有し、
    (a)Abが抗体であり、
    (b)Lがリンカーであり、
    (c)Dが薬剤成分であり、そして
    (d)pがおよそ1から20である、医薬。
  2. イムノコンジュゲートを含む前立腺、肺、大腸、膀胱、卵巣、又はユーイング肉腫の細胞増殖を阻害するための医薬であって、
    イムノコンジュゲートが、STEAP−1に結合し細胞毒性剤に共有結合するヒト化モノクローナル抗体を含み、
    抗体が、
    (1)配列番号25のアミノ酸配列を含むHC−FR1;
    (2)配列番号14のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
    (3)配列番号22のアミノ酸配列を含むHC−FR2;
    (4)配列番号15のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
    (5)配列番号138のアミノ酸配列を含むHC−FR3;
    (6)配列番号16のアミノ酸配列を含むHVR−H3;及び
    (7)配列番号24のアミノ酸配列を含むHC−FR4;
    を含む、重鎖可変ドメインを含む(a)重鎖(HC)と
    (1)配列番号17のアミノ酸配列を含むLC−FR1;
    (2)配列番号11のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
    (3)配列番号18のアミノ酸配列を含むLC−FR2;
    (4)配列番号12のアミノ酸配列を含むHVR−L2;
    (5)配列番号19のアミノ酸配列を含むLC−FR3;
    (6)配列番号13のアミノ酸配列を含むHVR−L3;及び
    (7)配列番号20のアミノ酸配列を含むLC−FR4;
    を含む、軽鎖可変ドメインを含む(b)軽鎖(LC)とを含み、
    イムノコンジュゲートが、式Ab−(L−D)pを有し、
    (a)Abが抗体であり、
    (b)Lがリンカーであり、
    (c)Dが薬剤成分であり、そして
    (d)pがおよそ1から20であり、
    STEAP−1へのイムノコンジュゲートの結合が許容される条件下でイムノコンジュゲートを細胞に曝すことを含む、医薬。
  3. 前立腺、肺、大腸、膀胱、卵巣、ユーイング肉腫の細胞が異種移植片である、請求項2に記載の医薬。
  4. イムノコンジュゲートをインビトロで細胞に曝す、請求項2に記載の医薬。
  5. イムノコンジュゲートをインビボで細胞に曝す、請求項2に記載の医薬。
  6. イムノコンジュゲートが、増殖細胞中に発現される抗原に結合する、請求項5に記載の医薬。
  7. 増殖細胞が、前立腺、肺、大腸、膀胱、卵巣、又はユーイング肉腫由来のものである、請求項6に記載の医薬。
  8. 細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、薬剤成分、抗生物質、放射性同位体及び核酸分解酵素から選択される、請求項1から7の何れか一項に記載の医薬。
  9. 軽鎖が、
    (1)配列番号90のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (2)配列番号92のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (3)配列番号93のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (4)配列番号94のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (5)配列番号95のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (6)配列番号96のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (7)配列番号97のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (8)配列番号98のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (9)配列番号99のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、
    (10)配列番号100のアミノ酸配列を含む軽鎖領域、又は
    (11)配列番号101のアミノ酸配列を含む軽鎖領域
    を含む、請求項1から8の何れか一項に記載の医薬。
  10. 抗体がFab、Fab'-SH、Fv、scFv又は(Fab')断片から選択される抗体断片である、請求項1から9の何れか一項に記載の医薬。
  11. 抗体が、重鎖定常ドメイン又は軽鎖定常ドメイン中の天然に生じるアミノ酸残基が、0.6から1.0の範囲のチオール反応値を有する遊離したシステインアミノ酸で置換された、重鎖定常ドメイン及び/又は軽鎖定常ドメインを含む、請求項1から10の何れか一項に記載の医薬。
  12. システインアミノ酸残基が軽鎖定常ドメイン中に位置する、請求項11に記載の医薬。
  13. システインアミノ酸残基が重鎖定常ドメイン中に位置する、請求項11に記載の医薬。
  14. 抗体が、カバット番号付け法による軽鎖定常ドメインの110、144、168及び205から選択される位置又は、EU番号付け法による重鎖定常ドメインの115、118、120、171、172、282、375及び400から選択される位置でシステインに置換された、重鎖定常ドメイン又は軽鎖定常ドメイン中の天然に生じるアミノ酸残基を含む、請求項11に記載の医薬。
  15. システインが、軽鎖の位置205に位置する、請求項14に記載の医薬。
  16. システインが、重鎖の位置118に位置する、請求項14に記載の医薬。
  17. 抗体が二重特異性抗体である、請求項1から16の何れか一項に記載の医薬。
  18. Lが、6-マレイミドカプロイル(MC)、マレイミドプロパノイル(MP)、バリン−シトルリン(val−cit)、アラニン−フェニルアラニン(ala−phe)、p-アミノベンジルオキシカルボニル(PAB)、N-スクシンイミジル4(2-ピリジルチオ)ペンタノエート(SPP)、N-スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1カルボキシレート(SMCC)、N-スクシンイミジル(4-イオド-アセチル)アミノ安息香酸エステル(SIAB)、及び6−マレイミドカプロイル−バリン−シトルリン−p−アミノベンジルオキシカルボニル(MC−vc−PAB)から選択される、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  19. Lが、val−cit、MC、PAB、及びMC−vc−PABから選択される、請求項18に記載の医薬。
  20. Lが、SPP、SMCC、及びSIABから選択される、請求項18に記載の医薬。
  21. Lが抗体上のチオール基によって抗体に付着される、請求項1から20の何れか一項に記載の医薬。
  22. Lが、以下の式を有し、
    Figure 2016063817
    ここで、
    Aは抗体(Ab)のシステインチオールに共有結合して付着されるストレッチャーユニットであり、
    aは0又は1であり、
    各々のWはそれぞれアミノ酸ユニットであり、
    wは0から12の整数であり、
    Yは薬剤成分に共有結合して付着されるスペーサーユニットであり、そして、
    yは0、1又は2である、
    請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  23. 以下の式を有し、
    Figure 2016063817
    このときPABがパラ-アミノベンジルカルバモイルであり、R17が、(CH、C−Cカルボサイクリル、O−(CH、アリーレン、(CH−アリーレン、−アリーレン−(CH−、(CH−(C−Cカルボサイクリル)、(C−Cカルボサイクリル)−(CH、C−Cヘテロサイクリル、(CH−(C−Cヘテロサイクリル)、−(C−Cヘテロサイクリル)−(CH−、−(CHC(O)NR(CH−、−(CHCHO)−、−(CHCHO)−CH−、−(CHC(O)NR(CHCHO)−、−(CHC(O)NR(CHCHO)−CH−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−CH−、及び−(CHCHO)C(O)NR(CH−から選択される二価のラジカルであり、RがH、C−Cアルキル、フェニル又はベンジルであり、そして、rはそれぞれ1から10の整数である、請求項22に記載の医薬。
  24. がバリン−シトルリンである、請求項22に記載の医薬。
  25. 17が(CH又は(CHである、請求項22に記載の医薬。
  26. Dがアウリスタチン及びドラスタチンから選択される、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  27. Dが以下の式D又はDの薬剤成分であり、
    Figure 2016063817
    ここにおいて、R及びRは各々メチルであり、R及びRは各々イソプロピルであり、RはHであり、Rはsec-ブチルであり、各々のRはCH、O−CH、OH及びHから独立して選択され、RはHであり、R10はアリールであり、Zは−O−又は−NHであり、R11は、H、C−Cアルキル、又は−(CH−O−(CH−O−(CH−O−CHであり、そしてR18は−C(R−C(R−アリールであり、そして、
    pはおよそ1から8である、
    請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  28. イムノコンジュゲートが式Ab−(L−MMAF)pを有し、このときLはリンカーであり、pは1から8である、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  29. イムノコンジュゲートが式Ab−(L−MMAE)pを有し、このときLはリンカーであり、pは1から8である、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  30. Dがメイタンシノイドである、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  31. DがDM1、DM3及びDM4から選択される、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  32. pは2から6である、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  33. pは2である、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  34. イムノコンジュゲートが以下の構造:
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    から選択される構造を有し、ここで、pは1から4の範囲であり、Abは抗STEAP−1抗体である、請求項1から17の何れか一項に記載の医薬。
  35. 増殖性疾患が、前立腺、肺、大腸、膀胱、卵巣、及びユーイング肉腫の細胞増殖性疾患から選択される、請求項1から34の何れか一項に記載の医薬。
  36. 患者に、化学療法的酸、放射性核種、CHOP、裸の抗体、抗体−薬剤コンジュゲート、及びイムノコンジュゲートから選択される、少なくとも1つの追加の治療化合物を投与される、請求項1から34の何れか一項に記載の医薬。
  37. 細胞培地中の哺乳類の腫瘍細胞を抗体−薬剤コンジュゲートによって処置することを含み、それによって腫瘍細胞の増殖が抑制される、インビトロで細胞の増殖を抑制する方法であって、
    抗体−薬剤コンジュゲートが抗体を含み、
    抗体が、
    (1)配列番号25のアミノ酸配列を含むHC−FR1;
    (2)配列番号14のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
    (3)配列番号22のアミノ酸配列を含むHC−FR2;
    (4)配列番号15のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
    (5)配列番号138のアミノ酸配列を含むHC−FR3;
    (6)配列番号16のアミノ酸配列を含むHVR−H3;及び
    (7)配列番号24のアミノ酸配列を含むHC−FR4;
    を含む、重鎖可変ドメインを含む(a)重鎖(HC)と
    (1)配列番号17のアミノ酸配列を含むLC−FR1;
    (2)配列番号11のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
    (3)配列番号18のアミノ酸配列を含むLC−FR2;
    (4)配列番号12のアミノ酸配列を含むHVR−L2;
    (5)配列番号19のアミノ酸配列を含むLC−FR3;
    (6)配列番号13のアミノ酸配列を含むHVR−L3;及び
    (7)配列番号20のアミノ酸配列を含むLC−FR4;
    を含む、軽鎖可変ドメインを含む(b)軽鎖(LC)とを含み、
    抗体が、重鎖定常ドメイン又は軽鎖定常ドメイン中の天然に生じるアミノ酸残基が、0.6から1.0の範囲のチオール反応値を有する遊離したシステインアミノ酸で置換された、重鎖定常ドメイン及び/又は軽鎖定常ドメインを含み、
    抗体−薬剤コンジュゲートが、式Ab−(L−D)pを有し、
    (a)Abが抗体であり、
    (b)Lが遊離システインアミノ酸に結合するリンカー成分であり、
    (c)Dが薬剤成分であり、そして
    (d)pが1から4である、方法。
  38. Lが、以下の式を有し、
    Figure 2016063817
    ここで、
    Aは抗体(Ab)のシステインチオールに共有結合して付着されるストレッチャーユニットであり、
    aは0又は1であり、
    各々のWはそれぞれアミノ酸ユニットであり、
    wは0から12の整数であり、
    Yは薬剤成分に共有結合して付着されるスペーサーユニットであり、そして、
    yは0、1又は2である、
    請求項37に記載の方法。
  39. 抗体−薬剤コンジュゲートが、
    以下の式を有し、
    Figure 2016063817
    このときPABがパラ-アミノベンジルカルバモイルであり、R17が、(CH、C−Cカルボサイクリル、O−(CH、アリーレン、(CH−アリーレン、−アリーレン−(CH−、(CH−(C−Cカルボサイクリル)、(C−Cカルボサイクリル)−(CH、C−Cヘテロサイクリル、(CH−(C−Cヘテロサイクリル)、−(C−Cヘテロサイクリル)−(CH−、−(CHC(O)NR(CH−、−(CHCHO)−、−(CHCHO)−CH−、−(CHC(O)NR(CHCHO)−、−(CHC(O)NR(CHCHO)−CH−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−CH−、及び−(CHCHO)C(O)NR(CH−から選択される二価のラジカルであり、RがH、C−Cアルキル、フェニル又はベンジルであり、そして、rはそれぞれ1から10の整数である、請求項38に記載の方法。
  40. がバリン−シトルリンである、請求項39に記載の方法。
  41. 17が(CH又は(CHである、請求項39に記載の方法。
  42. 哺乳類の腫瘍細胞が、前立腺、肺、大腸、膀胱、卵巣、又はユーイング肉腫の細胞である、請求項37から41の何れか一項に記載の方法。
  43. 哺乳類の腫瘍細胞が、哺乳類の癌性B細胞である、請求項37から41の何れか一項に記載の方法。
  44. 抗体−薬剤コンジュゲートがインビトロ又はインビボの細胞殺傷活性を有する、請求項37から41の何れか一項に記載の方法。
  45. 抗体−薬剤コンジュゲートと薬学的に許容可能な希釈液、担体又は賦形剤を含有してなる製薬的製剤を含む癌治療のための医薬であって、
    抗体−薬剤コンジュゲートが抗体を含み、
    抗体が、
    (1)配列番号25のアミノ酸配列を含むHC−FR1;
    (2)配列番号14のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
    (3)配列番号22のアミノ酸配列を含むHC−FR2;
    (4)配列番号15のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
    (5)配列番号138のアミノ酸配列を含むHC−FR3;
    (6)配列番号16のアミノ酸配列を含むHVR−H3;及び
    (7)配列番号24のアミノ酸配列を含むHC−FR4;
    を含む、重鎖可変ドメインを含む(a)重鎖(HC)と
    (1)配列番号17のアミノ酸配列を含むLC−FR1;
    (2)配列番号11のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
    (3)配列番号18のアミノ酸配列を含むLC−FR2;
    (4)配列番号12のアミノ酸配列を含むHVR−L2;
    (5)配列番号19のアミノ酸配列を含むLC−FR3;
    (6)配列番号13のアミノ酸配列を含むHVR−L3;及び
    (7)配列番号20のアミノ酸配列を含むLC−FR4;
    を含む、軽鎖可変ドメインを含む(b)軽鎖(LC)とを含み、
    抗体が、重鎖定常ドメイン又は軽鎖定常ドメイン中の天然に生じるアミノ酸残基が、0.6から1.0の範囲のチオール反応値を有する遊離したシステインアミノ酸で置換された、重鎖定常ドメイン及び/又は軽鎖定常ドメインを含み、
    抗体−薬剤コンジュゲートが、式Ab−(L−D)pを有し、
    (a)Abが請求項24に記載の抗体であり、
    (b)Lが遊離システインアミノ酸に結合するリンカー成分であり、
    (c)Dが薬剤成分であり、そして
    (d)pが1から4である、医薬。
  46. 薬剤成分がアウリスタチン又はメイタンシノイド薬剤成分である、請求項45に記載の薬剤。
  47. Lが、以下の式を有し、
    Figure 2016063817
    ここで、
    Aは抗体(Ab)のシステインチオールに共有結合して付着されるストレッチャーユニットであり、
    aは0又は1であり、
    各々のWはそれぞれアミノ酸ユニットであり、
    wは0から12の整数であり、
    Yは薬剤成分に共有結合して付着されるスペーサーユニットであり、そして、
    yは0、1又は2である、
    請求項45に記載の医薬。
  48. 抗体−薬剤コンジュゲートが、
    以下の式を有し、
    Figure 2016063817
    このときPABがパラ-アミノベンジルカルバモイルであり、R17が、(CH、C−Cカルボサイクリル、O−(CH、アリーレン、(CH−アリーレン、−アリーレン−(CH−、(CH−(C−Cカルボサイクリル)、(C−Cカルボサイクリル)−(CH、C−Cヘテロサイクリル、(CH−(C−Cヘテロサイクリル)、−(C−Cヘテロサイクリル)−(CH−、−(CHC(O)NR(CH−、−(CHCHO)−、−(CHCHO)−CH−、−(CHC(O)NR(CHCHO)−、−(CHC(O)NR(CHCHO)−CH−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−CH−、及び−(CHCHO)C(O)NR(CH−から選択される二価のラジカルであり、RがH、C−Cアルキル、フェニル又はベンジルであり、そして、rはそれぞれ1から10の整数である、請求項45に記載の医薬。
  49. がバリン−シトルリンである、請求項48に記載の医薬。
  50. 17が(CH又は(CHである、請求項48に記載の医薬。
  51. 抗体−薬剤コンジュゲートが以下の構造:
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    Figure 2016063817
    から選択される構造を有し、ここで、pは1から4の範囲であり、Abは抗STEAP−1抗体である請求項45に記載の医薬。
  52. 癌が、前立腺癌、肺癌、大腸癌、膀胱癌、卵巣癌、及びユーイング肉腫からなる群より選択される、請求項45から51の何れか一項に記載の医薬。
  53. 患者に、抗体−薬剤コンジュゲート化合物と組み合わせた化学療法剤が投与され、化学療法剤が、レトロゾール、シスプラチン、カルボプラチン、タキソール、パクリタキセル、オキサリプラチン、ドセタキセル、5−FU、ロイコボリン、ラパチニブ、及びゲムシタビンから選択される、請求項45から52の何れか一項に記載の医薬。
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