JP2015527319A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 式Ａｂ−（Ｌ−Ｄ）ｐで表される免疫複合体であって、式中、
   （ａ）Ａｂが、抗体であり、
   （ｂ）Ｌが、リンカーであり、
   （ｃ）Ｄが、細胞傷害性薬剤であり；かつ
   （ｄ）ｐが、１〜８の範囲であり；
   Ｄが、
   

   

   
   から選択される構造を有し、かつ
   Ａｂが、配列番号２８のアミノ酸２０〜２４０内のエピトープに結合する、細胞傷害性薬剤に共有結合されたＣＤ２２に結合する抗体である、
   免疫複合体。
2. 抗体が、
   ａ）（ｉ）配列番号９のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ１、（ｉｉ）配列番号１０のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ２、（ｉｉｉ）配列番号１１のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ３、（ｉｖ）配列番号１２および１５〜２２から選択されるアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ１、（ｖ）配列番号１３のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ２、および（ｖｉ）配列番号１４のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ３、または
   ｂ）（ｉ）配列番号９のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ１、（ｉｉ）配列番号１０のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ２、（ｉｉｉ）配列番号１１のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｈ３、（ｉｖ）配列番号１５のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ１、（ｖ）配列番号１３のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ２、および（ｖｉ）配列番号１４のアミノ酸配列を含むＨＶＲ−Ｌ３、または
   ｃ）配列番号７のアミノ酸配列に対して少なくとも９５％の配列同一性を有するＶＨ配列、または
   ｄ）配列番号８のアミノ酸配列に対して少なくとも９５％の配列同一性を有するＶＬ配列、または
   ｅ）（ｃ）のＶＨ配列および（ｄ）のＶＬ配列、または
   ｆ）配列番号７のアミノ酸配列を有するＶＨ配列、および配列番号８のアミノ酸配列を有するＶＬ配列、
   を含む、請求項１に記載の免疫複合体。
3. 前記リンカーが、プロテアーゼによって切断可能であり、任意選択的にｖａｌ−ｃｉｔジペプチドを含む、請求項１又は２に記載の免疫複合体。
4. 前記リンカーが、酸不安定性であり、任意選択的にヒドラゾンを含む、請求項１又は２に記載の免疫複合体。
5. 式
   

   

   
   

   

   
   から選択される式を有し、式中、Ｒ_１およびＲ_２は、独立して、ＨおよびＣ_１〜Ｃ_６アルキルから選択される、請求項１又は２に記載の免疫複合体。
6. 抗体が、配列番号７のＶＨ配列および配列番号８のＶＬ配列を含む、請求項５に記載の免疫複合体。
7. 抗体が、配列番号２６の重鎖および配列番号２３の軽鎖を含む、請求項５に記載の免疫複合体。
8. 請求項１〜７のいずれか１項に記載の免疫複合体と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬製剤。
9. ＣＤ２２陽性がんを有する個体を治療するための医薬の製造のための、請求項１〜７のいずれか１項に記載の免疫複合体または請求項８に記載の医薬製剤の、使用。
10. ＣＤ２２陽性がんが、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫（ＮＨＬ）、侵攻性ＮＨＬ、再発性侵攻性ＮＨＬ、再発性緩慢性ＮＨＬ、難治性ＮＨＬ、難治性緩慢性ＮＨＬ、慢性リンパ球性白血病（ＣＬＬ）、小リンパ球性リンパ腫、白血病、有毛細胞白血病（ＨＣＬ）、急性リンパ球性白血病（ＡＬＬ）、バーキットリンパ腫、およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項９に記載の使用。
11. ＣＤ２２陽性がんが、第１の治療薬に耐性であり、第１の治療薬が、第１の抗体および第１の細胞傷害性薬剤を含む第１の免疫複合体である、請求項９または１０に記載の使用。
12. 第１の抗体が、ＣＤ７９ｂに結合する、請求項１１に記載の使用。
13. 請求項１１または１２に記載の使用であって、第１の細胞傷害性薬剤と請求項１〜７のいずれか１項に記載の免疫複合体の細胞傷害性薬剤とは、異なる、使用。
14. 第１の細胞傷害性薬剤は、ＭＭＡＥである、請求項１３に記載の使用。
15. ＣＤ２２陽性がんが、Ｐ−糖タンパク質（Ｐ−ｇｐ）を発現する、請求項９〜１４のいずれか一項に記載の使用。