JP2011507808A5 - - Google Patents

Claims (19)

1. 癌もしくは癌に伴って発生する感染症の光動力学的治療もしくは診断または非癌性症状の治療もしくは診断のための医薬品であって、前記医薬品は、５−アミノレブリン酸（５−ＡＬＡ）またはその前駆体もしくは誘導体である光増感剤を含み、前記医薬品は、固形である医薬品。
2. 下部消化器系または女性生殖器系における癌性または非癌性症状の光動力学的治療または診断に用いられる請求項１に記載の医薬品。
3. 前記光増感剤は、５−ＡＬＡエステルまたは薬学的に許容可能なその塩である請求項１または２に記載の医薬品。
4. 前記光増感剤は、一般式Ｉの化合物または薬学的に許容可能なその塩である請求項１〜３のいずれかに記載の医薬品。
   Ｒ² ₂Ｎ−ＣＨ₂ＣＯＣＨ₂−ＣＨ₂ＣＯ−ＯＲ¹ （Ｉ）
   式中、Ｒ¹は、置換または非置換、直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であり、各Ｒ²は、独立して、水素原子もしくは任意に置換されたアルキル基である。
5. 式Ｉにおいて、各Ｒ²は、水素原子である請求項４に記載の医薬品。
6. 式Ｉにおいて、Ｒ¹は、非置換アルキル基、またはアリール基で置換されたアルキル基である請求項４または５に記載の医薬品。
7. 前記化合物が、ヘキシルＡＬＡエステルまたは薬学的に許容可能なその塩である請求項４に記載の医薬品。
8. 前記医薬品は、経口投与されるものである請求項１〜７のいずれかに記載の医薬品。
9. 前記医薬品は、錠剤の形態で提供される請求項１〜８のいずれかに記載の医薬品。
10. 前記医薬品は、局所投与されるものである請求項１〜７のいずれか１項に記載の医薬品。
11. 前記医薬品は、坐剤または膣坐剤の形態で提供される請求項１〜７または１０のいずれか１項に記載の医薬品。
12. 前記癌は、子宮、子宮頸部、膣、直腸または結腸の癌である請求項１〜１１のいずれかに記載の医薬品。
13. 前記癌に伴って発生する感染症は、ヒトパピローマウイルスにより生じる請求項１〜１１のいずれか１項に記載の医薬品。
14. 癌または癌に伴って発生する感染症の光動力学的治療用の医薬品であって、前記医薬品が、抗癌剤と共に、５−ＡＬＡまたはその前駆体もしくは誘導体である光増感剤を含み、前記医薬品は、固形である医薬品。
15. 手術方法に用いられる医薬品であり、前記医薬品が、５−ＡＬＡまたはその前駆体もしくは誘導体である光増感剤を含み、前記医薬品は、固形である医薬品。
16. ５−ＡＬＡまたはその前駆体もしくは誘導体である光増感剤と、少なくとも１つの薬学的に許容可能な担体または賦形剤とを含む固形医薬品であって、前記固形医薬品は、坐剤、膣坐剤、錠剤、ペレット剤またはカプセル剤の形態で提供されることを特徴とする固形医薬品。
17. 前記光増感剤は、錠剤またはカプセル剤内に設けられた複数のペレット剤、顆粒剤、丸剤または小型錠剤に組み込まれている請求項１６に記載の固形医薬品。
18. 前記光増感剤の遅延放出が可能なカプセル剤、錠剤またはペレット剤の形態で提供される請求項１６または１７に記載の固形医薬品。
19. 癌もしくは癌に伴って発生する感染症の光動力学的治療もしくは診断または非癌性症状の治療もしくは診断のための請求項１６〜１８のいずれか１項に記載の固形医薬品。