JP2011506383A - イミダゾリウム塩を含有する混合物の後処理法 - Google Patents

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Abstract

イミダゾリウム塩又はイミダゾールを含有する混合物の白色化法において、該混合物を酸化剤で処理することを特徴とする方法。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、イミダゾリウム塩又はイミダゾールを含有する混合物の白色化法において、該混合物を酸化剤で処理することを特徴とする方法に関する。
イミダゾリウム塩は、イオン性液体として実用技術的に重要である。イオン性液体との用語は、200℃より小さい融点を有する塩、殊に室温で液状の塩と理解される。
イオン性液体、殊にイミダゾリウム塩は、例えば、多くの工業的用途における溶剤として、例えばセルロースを溶解するためにも適している。
それゆえ、このようなイミダゾリウム塩を出来る限り高い純度及び品質で製造するための出来る限り簡単で且つ低コストの方法が所望されている。
WO91/14678には、α−ジカルボニル化合物、アルデヒド、アミン及び酸からのイミダゾリウム塩の一段階製造法が記載される(アルジュンゴの方法(Arduengo-Verfahren))。
この方法の場合、一般的に、所望されたイミダゾリウム塩を含有する、暗色〜黒色に着色された混合物が得られる。混合物の色は、明らかに副生成物の内容分に帰せられる。
多段階の方法が、例えばWO2005/021484に記載される。この方法の場合、まず一置換1−イミダゾールが製造される。この1−イミダゾールは、暗色に着色された得られた混合物から蒸留によって分離されることができる。その後に初めて、ジアルキルカーボネートとの反応による二置換1,3−イミダゾリウム塩の形成が行われる(カーボネート法(Carbonat-Verfahren))。好ましいとされるのは、1−イミダゾールの分離の方法工程を省くことが出来る場合である。
それゆえ本発明の課題は、イミダゾリウム塩を含有する混合物の製造を改善するための出来る限り簡単な方法を提供することである。該混合物は、満足のいく光学的及び応用技術的な特性を有しているべきであり、且つ出来る限り1,3−二置換イミダゾールの更なる後処理なしに、若しくは分離なしに、工業的用途のために、例えばセルロース用溶剤として適しているべきである。
それに従って、冒頭で定義された方法が見出された。
混合物について
好ましくは、本発明による方法の場合、カルボニル化合物及びアミン及び場合により更なる化合物からのイミダゾリウム塩又はイミダゾールの製造に際して得られる混合物が使用される。殊にこれらは、N,N−二置換イミダゾリウム塩又はN−置換イミダゾールを含有する混合物である。
該混合物は、例えば、イミダゾリウム塩を得るためのα−ジカルボニル化合物、アルデヒド、少なくとも1つのアミン及び酸の反応及び場合により引き続くアニオンの交換によって得られる混合物である(Arduengo法)。
該混合物は、一置換イミダゾールを得るためのα−ジカルボニル化合物、アルデヒド、少なくとも1つのアミン及びアンモニアの反応、1,3−二置換イミダゾリウム塩を得るためのジアルキルカーボネートとの反応及び場合により引き続くアニオンの交換によって得られる混合物である(Carbonat法)。一般的に、これまで、第1段階後に得られる一置換イミダゾールは、副生成物を含有する着色された混合物から分離されていた。この分離は、本発明による酸化により、もはや必要とはされない。本発明による酸化は、第1段階後に、一置換イミダゾールを含有する混合物を用いてか、又は第2段階後に、二置換イミダゾールを含有する混合物を用いても実施されることができる。
上記の2つの方法にて、酸化は、場合により引き続くアニオン交換前又はアニオン交換後に行われることができる。好ましくは、酸化は、アニオン交換前に、そのことが意図される場合に行われる。
特に有利には、式I
Figure 2011506383
[式中、
R1及びR3は、そのつど互いに無関係に、C原子1〜20個を有する同じ有機基を表し、
R2、R4、及びR5は、互いに無関係に、H原子を表すか、又はC原子1〜20個を有する有機基を表し、
Xはアニオンを、且つ
nは1、2又は3を表す]の1,3−二置換イミダゾリウム塩を含有する混合物が使用される。
このような混合物は、上で述べた通り、Arduengo法に従ってか、又はCarbonat法の第2段階後に得られる。
同様に、式II
Figure 2011506383
[式中、
R1は、C原子1〜20個を有する有機基を表し、
R2、R4、及びR5は、互いに無関係に、H原子を表すか、又はC原子1〜20個を有する有機基を表す]の一置換イミダゾールを含有する混合物が使用される。
これらの混合物は、上で述べた通り、殊にCarbonat法の第1段階後に得られる。
下記の説明は、式Iの化合物のみならず式IIの化合物にも関するものであり、その際、R3、X及びnについての記載事項は、式Iにのみ適用される。
R1及びR3は、好ましくは、互いに無関係に、C原子1〜10個を有する有機基を表す。有機基はなお、更にヘテロ原子、殊に酸素原子、例えばヒドロキシル基、エーテル基、エステル基又はカルボニル基も含有してよい。
殊に、R1及びR3は、炭素及び水素以外に、場合によってはなおヒドロキシル基、エーテル基、エステル基又はカルボニル基を含有してよい炭化水素基を表す。
特に有利には、R1及びR3は、互いに無関係に、C原子1〜20個を有し、殊にC原子1〜10個を有し、その他のヘテロ原子、例えば酸素又は窒素を含有しない炭化水素基を表す。該炭化水素基は、脂肪族(その際、不飽和脂肪族基も含まれている)又は芳香族であってよく、又は芳香族基のみならず脂肪族基も含有してよい。好ましくは、R1及びR2は、脂肪族炭化水素基を表す。
炭化水素基として挙げられるのは、例えばフェニル基、ベンジル基、1個又は複数個のC1〜C4アルキル基によって置換されたフェニル基又はベンジル基、アルキル基及びアルケニル基、殊にアリル基である。
極めて有利には、R1及びR3は、C1〜C10アルキル基を表す。アルキル基として、C1〜C6アルキル基が特に有利であり、特別な一実施態様において、アルキル基はC1〜C4アルキル基である。
極めて有利には、R1及びR3は、互いに無関係に、メチル基、エチル基、n−プロピル基イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基又はtert−ブチル基を表し、その際、メチル基、エチル基、n−プロピル基及びn−ブチル基が特に重要である。
有利な一実施態様において、式I中のR1及びR3は、それぞれ同じ有機基を表し、それゆえ式Iのイミダゾリウム塩は、殊に対称性の二置換イミダゾリウム塩である。
同様に有利な一実施態様において、式Iのイミダゾリウム塩は、種々の基R1及びR3を有するイミダゾリウム塩の混合物である。このような混合物は、種々のアミン、例えば種々のアルキル基を有する第一級アミンの使用によって得られる。得られる混合物は、R1及びR3が同一であるイミダゾリウム塩のみならず、R1及びR3が異なる意味を有するイミダゾリウム塩も含有する。
特別な一実施態様において、式Iのアンモニウム塩において
R1及びR3はメチル基を、
R1及びR3はエチル基を、
R1はメチル基を、且つR3はエチル基を、
R1はメチル基を、且つR3はn−プロピル基を、
R1はメチル基を、且つR3はn−ブチル基を、
R1はメチル基を、且つR3はアリル基を、
R1はエチル基を、且つR3はアリル基を、
R1はメチル基を、且つR3はベンジル基を、
R1はエチル基を、且つR3はベンジル基を表す。
R2、R4、及びR5は、互いに無関係に、H原子を表すか、又はC原子1〜20個を有する有機基を表し、その際、R4及びR5は一緒になって、脂肪族環又は芳香族環を形成してもよい。該有機基は、炭素及び水素の他にも、ヘテロ原子、例えば窒素又は酸素を含有してよい;好ましくは、それは酸素を、殊にヒドロキシル基、エステル基、エーテル基又はカルボニル基の形で含有してよい。
殊に、R2、R4及びR5は、互いに無関係に、H原子、又は、炭素及び水素以外に、場合によってはなおヒドロキシル基、エーテル基、エステル基又はカルボニル基を含有してよい炭化水素基を表す。
R2、R4及びR5は、有利には互いに無関係に、水素原子、又は、C原子1〜20個、殊にC原子1〜10個を有し、その他のヘテロ原子、例えば酸素又は窒素を含有しない炭化水素基を表す。炭化水素基は、脂肪族(その際、不飽和脂肪族基も含まれている)又は芳香族であってよく、又は芳香族基からのみならず脂肪族基からも成っていてよく、その際、R4及びR5は、芳香族炭化水素環又は脂肪族炭化水素環も形成していてよく、当該炭化水素環は、場合により更なる芳香族炭化水素基又は脂肪族炭化水素基によって置換されていてよい(置換基を含んだ、場合により置換された炭化水素環のC原子の数は、その際、好ましくは最大40個、殊に最大20個、特に有利には最大15個若しくは最大10個である)。炭化水素基として挙げられるのは、例えばフェニル基、ベンジル基、1個又は複数個のC1〜C4アルキル基によって置換されたフェニル基又はベンジル基、アルキル基、アルケニル基であり、また、R4及びR5が環を形成している場合には、R4及びR5によって形成される芳香族の5員環又は6員環、シクロヘキセン又はシクロペンテンであり、その際、これらの環系は、殊に、1個又は複数個のC1〜C10アルキル基、殊にC1〜C4アルキル基によって置換されていてよい。炭化水素基として、脂肪族炭化水素基が有利である。
特に有利には、R2、R4及びR5は、互いに無関係に、H原子、C1〜C8アルキル基又はC1〜C8アルケニル基、例えばアリル基を表す。
極めて有利には、R2、R4及びR5は、互いに無関係に、H原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基又はtert−ブチル基を表し、その際、メチル基、エチル基、n−プロピル基及びn−ブチル基が特に重要である。
特別な一実施態様において、R2は、その他の基R4及びR5及び残りの基R1及びR3とは無関係に、H原子である。R2がH原子を表す式Iのイミダゾリウム塩が、本発明の範囲内で特に好ましく、それらはエポキシ化合物中での良好な溶解性及び潜在性触媒としての高い効果を有する。特別な一実施態様において、アニオンがアセテートである場合、R2は、H原子を表す。
特別な一実施態様において、
R2、R4及びR5は、H原子を表し、
R2は、H原子又はC1〜C4アルキル基を、且つR4、R5は、H原子又はC1〜C4アルキル基を表す。
式Iの化合物のカチオンの個々の具体的な事例として挙げられるのは:
1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム(R1=ブチル、R3=メチル)
1−ブチル−3−エチルイミダゾリウム(R1=ブチル、R3=エチル)
1,3−ジメチルイミダゾリウム(R1=メチル、R3=メチル)
1,3−ジエチルイミダゾリウム(R1=エチル、R3=エチル)
1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(R1=エチル、R3=メチル)
1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム(R1=エチル、R2=メチル、R3=メチル)
である。
相応して、式IIのイミダゾール化合物として挙げられるのは:
1−メチルイミダゾール
1−エチルイミダゾール
1−プロピルイミダゾール
1−ブチルイミダゾール
である。
式I中、nは、1、2又は3を表す;アニオンは、相応して1価、2価又は3価の負電荷を有し、且つ相応して塩中には1価、2価又は3価のイミダゾリウムカチオンが存在する。
有利には、nは、1又は2、特に有利には、nは、1を表す;それゆえアニオンは、特に有利には1価である。
式I中、Xは、好ましくは、水素酸のアニオンを表す。
適したアニオンX-として、例えば、1個又は複数個のカルボキシレート基を有する化合物(略してカルボキシレート)が挙げられる。
このようなカルボキシレートとして、殊に、1個又は2個の、好ましくは1個のカルボキシレート基を含有する、C原子1〜20個を有する有機化合物が挙げられる。
これは、脂肪族化合物のみならず芳香族化合物であってもよく、その際、芳香族化合物は、芳香族基を含有するものと理解される。特に有利なのは、カルボキシレート基の酸素原子以外には、更なるヘテロ原子を含有しないか、又は場合によってはなお1個又は2個のヒドロキシル基、カルボニル基又はエーテル基を含有する脂肪族化合物又は芳香族化合物である。極めて有利なのは、カルボキシレート基の酸素原子以外には、更なるヘテロ原子を含有しない脂肪族化合物又は芳香族化合物である。
2個のカルボキシレート基を有する化合物として挙げられるのは、例えば、フタル酸、イソフタル酸、C2〜C6ジカルボン酸、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸のアニオンである。
1個のカルボキシレート基を有する化合物として記載されるのは、芳香族、脂肪族の、飽和又は不飽和のC1〜C20カルボン酸、殊にアルカンカルボン酸、アルケンカルボン酸、アルキンカルボン酸、アルカジエンカルボン酸、アルカトリエンカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸又はケトカルボン酸のアニオンである。適したアルカンカルボン酸、アルケンカルボン酸及びアルカジエンカルボン酸は、脂肪酸としても公知である。
殊に挙げられるのは、ギ酸(ホルメート)又は酢酸(アセテート)のアニオンである。極めて有利なアニオンXは、アセテートアニオンである。
出発化合物としての相応する酸の選択による、殊にArduengo法の場合に重要である更なるアニオンは、例えばハロゲン化物、殊に塩化物、ボレート、アルキルスルホネート、殊にメチルスルホネート及びチオシアネート(チオシアン酸塩)である。
相応する出発化合物(α−ジカルボニル化合物、アルデヒド、アミン及びアニオンXの水素酸)からの混合物の製造は公知であり、且つ、例えばWO91/14678(Arduengo法)又はWO2005/021484(Carbonat法)により行われる。α−ジカルボニル化合物は、好ましくは、式
R4−CO−CO−R5、
[式中、R4及びR5は、上で挙げられる意味を有する]の化合物である。特に有利には、グリオキサールである。
アルデヒドは、殊に、式R2−CHOのアルデヒドであり、その際、R2は、上で挙げられる意味を有する。特に有利なのは、ホルムアルデヒドである:ホルムアルデヒドは、ホルムアルデヒドを放出する化合物、例えばパラホルムアルデヒド又はトリオキサンの形でも使用されることができる。
アミンは、殊に、R−NH2型の第一級アミンである。基Rは、得られたイミダゾリウム塩の基R1及びR3に相当する。定義された第一級アミンが使用される場合、基R1及びR3が同一であるイミダゾリウム塩が得られる。アミンの混合物(例えばR'−NH2及びR''−NH2からの混合物)が使用される場合、イミダゾリウム塩の混合物(R1及びR3=R'、R1及びR3=R''の塩とR1=R'及びR3=R''の塩の混合物)が得られる。
水素酸は、アニオンXの所望された水素酸であり、好ましくは、アルカンカルボン酸、特に有利には酢酸である。
混合物の更なる成分
混合物は溶剤を含有してよい。溶剤が含有されている限りにおいて、それは、好ましくは、水、水と混和可能な溶剤又はそれらの混合物である。水と混和可能な溶剤として挙げられるのは、殊に、プロトン性溶剤、好ましくは脂肪族アルコール又は最大4個の炭素原子を有するエーテル、例えばメタノール、エタノール、メチルエチルエーテル、テトラヒドロフランである。適したプロトン性溶剤は、水と任意の比で混和可能である(1bar、21℃で)。特に有利な溶剤は水である。
本発明による方法は、溶剤含有の混合物を用いてか、又は溶剤不含の混合物を用いても実施されることができる。
混合物は暗色を有しており、この着色は、イミダゾリウム塩若しくはイミダゾールの製造法(Arduengo法又はCabonat法)の際に生ずる副生成物に帰せられる。
酸化について
本発明により、該混合物は、酸化剤で処理される。
適した酸化剤は、当業者に公知である。酸化剤は、高い電子親和性(求電子性)を有する化合物である。求電子性が強く、それにより酸化剤として適した化合物は、例えば、酸素、及び酸素を含有する過化合物、殊に過酸化水素、金属過酸化物又は有機過酸化物、例えば過硫酸ナトリウム又は第三級ブチルヒドロペルオキシド、無機過酸及び有機過酸、例えば過ヨウ素酸又は過カルボン酸、しかし、その他の化合物、例えば硫黄又は高い原子価の金属化合物(例えば、鉄(III)化合物、二酸化マンガン、過マンガン酸カリウム、クロム酸、無水クロム酸、二酸化鉛又は四酢酸鉛)でもある。
酸化剤は、有利には酸素、過酸化物又は過酸であり、特に有利なのは過酸化水素である。
酸化剤は、例えばガス状又は液体状であってよい。殊に考慮に入れられるのは、例えば圧力による及び/又は液体表面の下方への導入による適した方法において、反応混合物と接触されるガス状の酸素である。
殊にまた考慮に入れられるのは、液体状の酸化剤、殊に反応混合物と混和可能な適した溶剤中に溶解されている酸化剤である。殊に溶剤として、混合物のための上述の溶液に相応して、水、水と混和可能な溶剤又はそれらの混合物が考慮に入れられる。
有利なのは、ガス状の酸素及び、殊に過酸化水素であり、好ましくは上述の溶液の形で、殊に10〜40質量%の溶液としてある。
酸化剤の量は、必要に応じて選択される;イミダゾリウム塩若しくはイミダゾール1モルに対して(その際、反応バッチから理論的に得られる量に基づく)、酸化剤を、例えば少なくとも0.01モル若しくは少なくとも0.1モル、好ましくは少なくとも0.5モル使用してよい;該酸化剤の総量は、例えば0.01〜20モル、好ましくは0.1〜20モル若しくは0.5〜10モルであってよい。
酸化は、例えば、20〜100℃、殊に50〜90℃の温度で常圧にて、バッチの白色化が始まるまで実施されることができる。
酸化前又は酸化後に、反応混合物の後処理又は部分的な後処理を行ってよい。殊に、更なる後処理、所望される限りにおいて、例えば溶剤の分離が、酸化後に初めて行われる。
得られる混合物は、これまで慣例のものより明らかにより僅かな着色を有する。意想外にも、酸化は副生成物の性質を、変色が明らかに低下するように変える。Cabonat法に従った製造の場合、第1段階後のイミダゾールの分離(及びそれに付随する精製)は、もはや必要ではない。得られる混合物は、直接に、更なる使用のために、例えば溶剤として、殊にセルロース用溶剤として適している。
実施例
1.実施例
1,3−ジエチルイミダゾリウム−アセテート(EEIM−アセテート)の製造
反応式:
Figure 2011506383
攪拌速度: 反応容器:350rpm
装置:四つ口フラスコ 6l、テフロン−半円形攪拌機、温度計、冷却器、滴下漏斗
Figure 2011506383
Figure 2011506383
後処理:
得られた黒褐色の生成物混合物を70℃に加熱し(pH6.68)、30%の過酸化水素1.5kgを、約1hにわたり70〜80℃で滴下した。添加後、白色化が確認され(pH6.33)、なお4時間、80℃で後撹拌し(ガス発生なし)、更なる白色化が始まった(明るい橙色(pH6.08))。
撹拌速度を480rpmに高め、そして40%のNaOH約375gを過剰の酸の中和のために約1.5時間にわたり滴下した。温度は、更に加熱せずとも65℃に保たれ、pHは9.5に上昇し、同時に非常に強いガス発生が起こった(過酸化水素H2O2の分解)。温度は、pH10.3で、95℃に上昇した。供給を停止し、そして一晩中室温(RT)で後撹拌した(黄色にまで白色化)。
生成物混合物(pH11.2)を回転蒸発器で濃縮し、アセトニトリル1.5kgを添加し、そして一晩中撹拌した。過剰な酸のナトリウム塩が沈殿し、そして分離する。その後、混合物を回転蒸発器で濃縮した。
全体で、生成物(EEIM−アセテート、1H−NMR)1444.14グラムが得られた。
実施例2〜12
種々のイオン性液体を、72時間、110℃で乾燥キャビネット中で貯蔵し、引き続き、過酸化水素(H2O2)0.5グラムと混ぜ、その後、目視により判断し、且つガードナー色数を測定した(色数が高ければ高いほど、それだけ一層、暗くなる)。
Figure 2011506383

Claims (17)

  1. イミダゾリウム塩又はイミダゾールを含有する混合物の白色化法において、該混合物を酸化剤で処理することを特徴とする方法。
  2. 前記混合物が、カルボニル化合物及びアミン及び場合により更なる化合物からのイミダゾリウム塩又はイミダゾールの製造に際して得られる混合物であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記混合物が、イミダゾリウム塩を得るためのα−ジカルボニル化合物、アルデヒド、少なくとも1つのアミン及び酸の反応及び場合により引き続くアニオンの交換によって得られる(イミダゾリウム塩を製造するためのArduengo法)ことを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記混合物が、一置換イミダゾールを得るためのα−ジカルボニル化合物、アルデヒド、アミン及びアンモニアの反応(第1段階)、1,3−二置換イミダゾリウム塩を得るためのジアルキルカーボネートとの引き続く反応(第2段階)及び場合により引き続くアニオンの交換によって得られる(イミダゾリウム塩を製造するためのCarbonat法)混合物であり、その際、前記酸化を、第1段階後に得られる混合物を用いてか又は第2段階後に得られる混合物を用いて実施することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記混合物が、式I
    Figure 2011506383
    [式中、
    R1及びR3は、そのつど互いに無関係に、C原子1〜20個を有する有機基を表し、
    R2、R4、及びR5は、互いに無関係に、H原子又はC原子1〜20個を有する有機基を表し、
    Xはアニオンを表し、且つ
    nは1、2又は3を表す]の1,3−二置換イミダゾリウム塩を含有するか、又は式II
    Figure 2011506383
    [式中、
    R1は、C原子1〜20個を有する有機基を表し、
    R2、R4、及びR5は、互いに無関係に、H原子を表すか、又はC原子1〜20個を有する有機基を表す]の一置換イミダゾールを含有することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 式I及び式II中のR1及び式I中のR3が、互いに無関係に、C1〜C10アルキル基を表すことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. R2、R4及びR5が、互いに無関係に、H原子又はC1〜C10アルキル基を表すことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. Xが、少なくとも1個のカルボキシレート基を有する化合物(略してカルボキシレート)のアニオンを表すことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  9. Xが、アセテート−アニオンを表すことを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記混合物が、水、水と混和可能な溶剤又はそれらの混合物を溶剤として含有することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記酸化剤が、酸素、過酸化物又は過酸であることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  12. 前記酸化剤が過酸化水素であることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  13. 前記酸化を20〜10℃で実施することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  14. 前記酸化剤を、溶剤の除去前に添加することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  15. 請求項1から14までのいずれか1項記載の方法によって得られる混合物。
  16. 溶剤としての請求項15記載の混合物の使用。
  17. セルロース用溶剤としての請求項15記載の混合物の使用。
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