JP2011505341A5 - - Google Patents

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JP2011505341A5
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鍵になるフラグメントAr及びR1はまた、非遷移金属触媒によるC−C結合形成カップリング反応を用いて結合することもできるであろう。A=Hであるとき、Ar及びR1基を結合するのに、フリーデル・クラフツアシル化反応又はアルキル化反応を使用することができる。Ar環の芳香族パラ−メトキシ基の化学反応性が与えられると、化合物G10を形成するのに、フリーデル・クラフツアシル化反応は、典型的には、うまく仕上げたR1−COCl(酸塩化物)基を含むであろう。この場合、J=COであり、これを還元して第二級アルコールにすることができる(典型的には、水素化物ベースの還元剤を用いる)。R’MgX又は他のそのような有機金属剤を使用する場合、J=CO基は、R’基の同時付加により第三級アルコールに変換することができる。別の変形形態においては、J=CO基は、標準的な手順を用いてイミン又はオキシムに変換することができ、R’MgX型の試薬を付加することにより第三級アミン誘導体が得られる。必要な場合には、J=CO基は、多数のよく確立された方法を用いて、CH2基(M)まで還元することができる。別の変形形態においては、A=Hであるとき、フィルスマイヤー反応を用いるか、あるいは、ジクロロメチルメチルエーテルと共にルイス酸(TiCl4、BF3、及びOEt2など)媒介反応を用いるかいずれかで、アルデヒド基を導入することができる。アルデヒド官能基は、そのあと、適切な遷移金属触媒によるカップリング反応のパートナーに変換することができる。代わりに、アルデヒドは、R1を組み込むためにオレフィン又はCH2CH2結合を形成するウィッティヒ反応に使用することができる。更に別の変形形態においては、置換基「A」は、様々な型のカルボニル(アルデヒド又はケトン)基又はイミン基であることができる。或る例においては、アルデヒドG9(A=CHO)へうまく仕上げた有機金属R1基(例えば、R1−MgX)を付加することにより、J=C(H)OHを有するG10が得られる。このアルコールを還元することにより、M=CH2を有するG11を生じる。G9がA=ケトン又はイミンを含有する場合は、同様の型の変換を、当業者は使用することができるであろう。
反応工程式A3
Figure 2011505341
代わりに、Ar及びR1基間のC−C結合形成反応は、G12のテザー領域Mに存在する求核試薬によるR1上の脱離基の置換によって達成することができるであろう(反応工程式4)。活性化基は、除去されてZ=Hを与えることができるか(Z=CO2R−脱カルボキシル化又はZ=CN,脱シアン化)、あるいは、これらが、更に変換されて、他の官能基、例えばZ=CH2)H又はCH2NH2になることができるかいずれかであろう。M−Zが、CH2−ハロゲン化物又はCH2−O−スルホネートであるとき、R1フラグメントは、エーテル結合形成によって導入することができる。これにより、様々の長さと構成のスペーサー(M)によって、中央の芳香族環へのR1の結合が可能となる。(反応工程式A4)
R2基がヘテロ原子(N)を介してAr基に結合するとき、これらのビアリール系は、有機金属媒介アザ−カップリング反応又は他の芳香族求核置換ベースの手順により製造することができる(反応工程式6)。Ar−(N)R2ビアリールは、R1基が既に定位置にある中間体G6から形成することができる。代わりに、(N)R2環は、まず中央のAr環に付加することができ、R1は、前の反応工程式に記載されるアプローチを用いて、様々な手段により結合することができる。(HN)R2ヘテロアリール基又は複素環式環の例としては、イミダゾール、ピロール、ピラゾール、ピロリジン、又はトリアゾールが挙げられるがこれに限定されるものではない。R2官能基は、Arへの(N)R2の付加に先立って完全に仕上げることができるか、あるいは、鍵になるC−N結合形成後にうまく仕上げることができる。
1−[5’−(4−アミノ−フェニルアミノ)−2’−メトキシ−ビフェニル−3−イル]−エタノン塩酸塩の合成:撹拌子を備えた18mLバイアルに、鉄粉(148mg,2.66mmol)、塩化アンモニウム(207mg,3.87mmol)、無水EtOH(3.1mL)及び水(1.0mL)を入れた。混合物を85℃に加熱し、次いで上記合成の−[2’−メトキシ−5’−(4−ニトロ−フェニルアミノ)−ビフェニル−3−イル]−エタノン(I−49,Y=H,Q=NH,R=CH,R=COCH,R=NO)(275mg,0.759mmol)を添加して、混合物を2時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、セライトを通して濾過して、酢酸エチル(2x40mL)で抽出した。有機部分を合わせ、ブライン(40mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濃縮した。粗製物質を、75%EtOAc/ヘキサンを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、207mgの遊離塩基を暗橙色油状物として収率82%で得た。遊離塩基を4.0M HCl/1,4−ジオキサン(1.0mL)で処理して、室温で3時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテル(4mL)で処理して、固体を吸引濾過により集めた。固体をジエチルエーテル(3x2mL)で洗浄後、100mgの1−[5’−(4−アミノ−フェニルアミノ)−2’−メトキシ−ビフェニル−3−イル]−エタノン塩酸塩を褐色固体として収率44%で単離した。MS(APCI−):366.9(M−2);LC−MS:85%
[4−(3’−クロロ−6−ジフルオロメトキシ−ビフェニル−3−イルメチル)−フェニル]−尿素(P−420)の合成。P−421(0.992mmol,1.0当量)/10mLジメチルホルムアミド溶液に、水酸化ナトリウム(2.98mmol,3当量)を添加して、得られた懸濁液を5分間撹拌した。クロロジフルオロ酢酸ナトリウム(4.96mmol,5当量)を添加し、混合物を50℃で18時間撹拌して、周囲温度まで冷却した。更に水酸化ナトリウム(2mmol,2当量)及びクロロジフルオロ酢酸ナトリウム(3mmol,3当量)を添加して、反応物を50℃で更に5時間撹拌した。反応物を50mLの水中に注いで、3分割量の(3 portions of)酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を連続的分割量の(successive portions of)水及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過して、濃縮した。残渣を、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーで3回精製し、続いて分取TLCで精製して、表題化合物P−420を黄色固体として得た。HNMR(400MHz,DMSO−d):3.89(s,2H),5.76(s,2H),7.10(t,J=74.4Hz,1H),7.12(d,J=8.8Hz,2H),7.22(s,1H),7.27−7.31(m,3H),7.33(d,J=2.0Hz,1H),7.39−7.50(m,4H),8.41(s,1H)ppm.
LC/MS=98.1%純度.APCI実測値:403.0計算値:402.8m/z《実施例338.P−468の製造》
Figure 2011505341

Claims (54)

  1. 式I:
    Figure 2011505341
    (式中、
    は、3以下の環からなる、場合により置換されていることのある炭素環基又は場合により置換されていることのある複素環基であり;
    は、2以下の環からなる、場合により置換されていることのある炭素環基又は場合により置換されていることのある複素環基であり;
    は、H、−C(=O)NH、−(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル基、−(C〜C)アルキル−R30、−(C〜C)アルキル−R31、及び場合によりメチル基で置換されていることのある飽和4又は5員の複素環基から選択され;
    30は、−C(=O)NHと、場合によりメチル基で置換されていることのある4又は5員の複素環基とから選択され;
    31は、(C〜C)アルコキシ基、アミノ基、ヒドロキシ基、(C〜C)アルキルアミノ基及びdi(C〜C)アルキルアミノ基から選択され;
    は、H及びFから選択され;
    は、H、(C〜C)アルキル基及びハロゲン原子から選択され;
    Xは、N、N→O、又はC−Rであり;
    は、H、ハロゲン原子、OH、(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシ基、CF、CN、NH、CHOH、CHNH及びC≡CHから選択され;並びに
    Mは、直接結合、−C(R20)(R21)−、−O−、−NR22−、−S(O)−、−C(=O)−、−C(R20)(R21)C(R20)(R21)−、−C(R20)=C(R21)−、−C(R20)(R21)−O−、−C(R20)(R21)−NR22−、−C(R20)(R21)−S(O)−、−C(R20)(R21)−C(=O)−、−O−C(R20)(R21)−、−NR22−C(R20)(R21)−、−S(O)−C(R20)(R21)−、−C(=O)−C(R20)(R21)−及び
    Figure 2011505341
    から選択され;
    Figure 2011505341
    は、場合によりメチル基で置換されていることのある5又は6員環であり;及び
    nは、0、1又は2であり;及び
    20、R21及びR22は、各発生で独立して、H及び(C〜C)アルキル基から選択されるが;
    但し:
    (a)Rがメチル基であり、MがCHであり、且つRが5員環の複素環基であるとき、Rは、ペンタメチルテトラリンであることができないし;
    (b)Rがメチル基であり、MがCHであり、且つRが5員環の複素環基であるとき、Rは、ペンタメチルテトラリンであることができないものとする)
    で表される化合物又はその塩。
  2. Xが、N又はN→O:
    Figure 2011505341
    である、請求項1に記載の化合物又は塩。
  3. Xが、式:
    Figure 2011505341
    (式中、Rは、ピラゾリル基及び置換されたフェニル基から選択される)
    のCRである、請求項1に記載の化合物又は塩。
  4. Mが、直接結合、−CH−、−CH(OH)−、−C[(CH)(OH)]−、−C[(CH)(NH)]−、−C(=O)−、−O−、−NH−、−N(CH)−、−S(O)−、−CHNH−、−CHCH−、−CH=CH−、−CHS(O)−、−CHO−及び
    Figure 2011505341
    から選択される、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
  5. が、置換されたフェニル基である、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
  6. が、ピラゾール、ピロール、インドール、キノリン、イソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ベンゾフラン、ベンゾジオキサン、ベンゾジオキソール、モルホリン、チアゾール、ピリジン、ピリジンN−オキシド、ピリミジン、チエン、フラン、オキサゾール、オキサゾリン、オキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソオキサゾール、ジオキサン、アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、ピリダジン、アゼピン、ピラゾリジン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、プリン、イミダゾロピリジン、ピラジン、チアゾリジン、イソチアゾール、1,2−チアジン−1,1−ジオキシド、2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン、キヌクリジン、イソチアゾリジン、ベンゾイミダゾール、チアジアゾール、ベンゾピラン、ベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾオキサジアゾール、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ベンゾチエン、チアモルホリン、チアモルホリンスルホキシド、チアモルホリンスルホン、オキサジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、イソインドール、ピロロピリジン、トリアゾロピリジン、並びにそのジヒドロ及びテトラヒドロ同族体から選択される、場合により置換されていることのある複素環基である、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
  7. が、ピラゾール、ベンゾジオキソール、モルホリン、チアゾール、ピリジン、ピリジンN−オキシド、ピリミジン、チエン、オキサゾリジン、イソオキサゾール、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン、イミダゾール、イミダゾリジン、イミダゾロピリジン、ピラジン、1,2−チアジン−1,1−ジオキシド、ベンゾイミダゾール、チアジアゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾオキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、イソインドール、ピロロピリジン、トリアゾロピリジン並びにそのジヒドロ及びテトラヒドロ同族体から選択される、場合により置換されていることのある複素環基である、請求項6に記載の化合物又は塩。
  8. 前記置換されたフェニル基が、ハロゲン原子、ハロアルキル基、アルキル基、アシル基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボニル基、フェニル基、ヘテロアリール基、ベンゼンスルホニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、オキサアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルアミノ基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアミノアルキル基、カルボキシアルキルカルボニルアミノ基、カルボキサミド基、アミノカルボニルオキシ基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アミノカルボニルアルキル基、シアノ基、アセトキシ基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミノアルキル基、(アルキル)(アリール)アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルコキシ基、アルキル(ヒドロキシアルキル)アミノ基、ヘテロシクリルアルコキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアミノ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールチオ基、アリールスルホニル基、アリールスルホニルアミノ基、アリールスルフィニル基、アリールスルホニル基、アシルアミノアルキル基、アシルアミノアルコキシ基、アシルアミノ基、アミジノ基、アリール基、ベンジル基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、ヘテロシクリルアミノ基、ヒドロキシイミノ基、アルコキシイミノ基、オキサアルキル基、アミノスルホニル基、トリチル基、アミジノ基、グアニジノ基、ウレイド基、−NHC(=O)NHアルキル、−NHC(=O)NH−ヘテロシクリル、−アルキル−NHC(=O)N(アルキル)、ヘテロシクリルアルキルカルボニルアミノ基、ベンジルオキシフェニル基、ベンジルオキシ基、アミノ酸残基、アミノ酸アミド残基、保護されたアミノ酸残基、保護されたアミノ酸アミド残基、N−メチル化アミノ酸及びN−メチル化アミノ酸アミドから選択される置換基で置換されている、請求項5に記載の化合物又は塩。
  9. 前記置換されたフェニル基が、−CH、−CHCF、−CF、−CHO、−COOH、−CN、ハロゲン原子、−OH、−OEt、−C(=O)NH、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe−COOCH、−COOEt、−CHNHC(=O)NH、−CH(CH)NHC(=O)NH、−CHNHC(=O)H、−CHNHC(=O)CH、−CHC(=O)NH、−CHCOOH、−CHCOOEt、−CHNHC(=O)OEt、−CHNHC(=O)O−C、−CHNHC(=O)C(=O)NH、−CHNHC(=O)NHEt、−C(CHOH、−CHNHC(=O)N(CH、−CHNHC(=O)NHCH、−CHNH、−CH(CH)NH、−C(CHNH、−CHOH、−CHCHOH、−CHNHSOCH、−CHOC(=O)NHEt、−OCH、−OC(=O)NH、−OCHCHN(CH、−OCHCHOCH、−NHC(=O)NH、−NHC(=O)NHEt、−NHCH、−NHEt、−NH(tBoc)、−NHCHCOOH、−N(CH)CHCOOH、−NHC(=O)NHCHCHCl、−NHSONH、−NHEt、−N(CH、−NH、−NH(CH)C(=O)NH、−NHSOCH、−N(SOCH、−NHC(=O)OCH、−NHC(=O)OtBu、−NHC(=O)CH、−SONH、−NHC(=O)CHCHCOOH、−NHC(=O)NHCHCOOH、−CHNHCHO、−NHC(=O)NHCHCOOEt、−NHC(=O)NH(CHCOOEt、−NHC(=O)NH(CHCOOEt、−N(CH)CHCHOH、−NHC(=O)OEt、−N(Et)C(=O)OEt、−NHC(=O)NH(CHCOOH、−NHC(=O)CHN(CH、−NHC(=O)NH(CHCOOH、−NHC(=O)CHNH、−NHC(=O)CHCHNH、−NHC(=O)CHNH(tBoc)、
    Figure 2011505341
    から選択される置換基で置換されている、請求項5に記載の化合物又は塩。
  10. 前記置換された複素環基が、ハロゲン原子、ハロアルキル基、アルキル基、アシル基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボニル基、フェニル基、ヘテロアリール基、ベンゼンスルホニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、オキサアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノアルキル基、カルボキシアルキルカルボニルアミノ基、カルボキサミド基、アミノカルボニルオキシ基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アミノカルボニルアルキル基、シアノ基、アセトキシ基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミノアルキル基、(アルキル)(アリール)アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルコキシ基、アルキル(ヒドロキシアルキル)アミノ基、ヘテロシクリルアルコキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアミノ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールチオ基、アリールスルホニル基、アリールスルホニルアミノ基、アリールスルフィニル基、アリールスルホニル基、アシルアミノアルキル基、アシルアミノアルコキシ基、アシルアミノ基、アミジノ基、アリール基、ベンジル基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、ヘテロシクリルアミノ基、ヒドロキシイミノ基、アルコキシイミノ基、オキサアルキル基、アミノスルホニル基、トリチル基、アミジノ基、グアニジノ基、ウレイド基、−NHC(=O)NHアルキル、−NHC(=O)NH−ヘテロシクリル、−アルキル−NHC(=O)N(アルキル)、ヘテロシクリルアルキルカルボニルアミノ基、ベンジルオキシフェニル基、ベンジルオキシ基、アミノ酸残基、アミノ酸アミド残基、保護されたアミノ酸残基、保護されたアミノ酸アミド残基、N−メチル化アミノ酸、及びN−メチル化アミノ酸アミドから選択される置換基で置換されている、請求項6に記載の化合物又は塩。
  11. 前記置換された複素環基が、−CH、−CHCF、−CF、−CHO、−COOH、−CN、ハロゲン原子、−OH、−OEt、−C(=O)NH、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe−COOCH、−COOEt、−CHNHC(=O)NH、−CH(CH)NHC(=O)NH、−CHNHC(=O)H、−CHNHC(=O)CH、−CHC(=O)NH、−CHCOOH、−CHCOOEt、−CHNHC(=O)OEt、−CHNHC(=O)O−C、−CHNHC(=O)C(=O)NH、−CHNHC(=O)NHEt、−C(CHOH、−CHNHC(=O)N(CH、−CHNHC(=O)NHCH、−CHNH、−CH(CH)NH、−C(CHNH、−CHOH、−CHCHOH、−CHNHSOCH、−CHOC(=O)NHEt、−OCH、−OC(=O)NH、−OCHCHN(CH、−OCHCHOCH、−NHC(=O)NH、−NHC(=O)NHEt、−NHCH、−NHEt、−NH(tBoc)、−NHCHCOOH、−N(CH)CHCOOH、−NHC(=O)NHCHCHCl、−NHSONH、−NHEt、−N(CH、−NH、−NH(CH)C(=O)NH、−NHSOCH、−N(SOCH、−NHC(=O)OCH、−NHC(=O)OtBu、−NHC(=O)CH、−SONH、−NHC(=O)CHCHCOOH、−NHC(=O)NHCHCOOH、−CHNHCHO、−NHC(=O)NHCHCOOEt、−NHC(=O)NH(CHCOOEt、−NHC(=O)NH(CHCOOEt、−N(CH)CHCHOH、−NHC(=O)OEt、−N(Et)C(=O)OEt、−NHC(=O)NH(CHCOOH、−NHC(=O)CHN(CH、−NHC(=O)NH(CHCOOH、−NHC(=O)CHNH、−NHC(=O)CHCHNH、−NHC(=O)CHNH(tBoc)、
    Figure 2011505341
    から選択される置換基で置換されている、請求項6に記載の化合物又は塩。
  12. が、場合により置換されていることのあるフェニル基、場合により置換されていることのある単環式不飽和複素環基、置換されていない二環式不飽和複素環基及びフッ素置換された二環式不飽和複素環基から選択される、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
  13. が、場合により置換されていることのあるフェニル基、インドール、ベンゾジオキソール、ベンゾオキサジアゾール、ベンゾジオキサン、ベンゾイミダゾール、オキサジアゾール、ピラゾール、ピリジン及びピリジンN−オキシドから選択される、請求項8に記載の化合物又は塩。
  14. が、メタ置換されたフェニル基、インドール、ベンゾジオキソール、2,2−ジフルオロベンゾジオキソール、ベンゾオキサジアゾール、ベンゾイミダゾール、5−(ピリジン−4−イル)[1,2,4]オキサジアゾール、5−(ピリジン−4−イル)[1,3,4]オキサジアゾール、ベンゾジオキサン、4−クロロピラゾール、4−(ピリジン−4−イル)ピラゾール、6−クロロピリジン、3−(トリフルオロメチル)ピラゾール、及びピリジンN−オキシドから選択される、請求項13に記載の化合物又は塩。
  15. が、置換されたフェニル基:
    Figure 2011505341
    (式中、Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ハロ(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、(C〜C)アルコキシ基、(C〜C)オキサアルキル基、カルボキシ基、(C〜C)アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基(−CONH)、(C〜C)アルキルアミノカルボニル基、アシル基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、ハロ(C〜C)アルコキシ基、アミノ(C〜C)アルキル基、アミノ基、(C〜C)アルキルアミノ基、di[(C〜C)アルキル]アミノ基、メルカプト基、(C〜C)アルキルチオ基、(C〜C)アルキルスルフィニル基、(C〜C)アルキルスルホニル基、(C〜C)アルキルスルホンアミド基、アシルアミノ基、アミジノ基、フェニル基、ベンジル基、ヘテロシクリル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、及びヘテロアリールオキシ基から選択され;並びに
    及びR13は、H及びFから独立して選択される)
    である、請求項13に記載の化合物又は塩。
  16. 及びR13が、Hであり、Rが、水素原子、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ニトロ基、シアノ基、アセチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキサジアゾリル基、テトラゾリル基、メチルチオ基、メタンスルフィニル基、メタンスルホニル基、メタンスルホンアミド基、アミノ基、メトキシメチル基、ヒドロキシエチル基、及びモルホリニル基から選択される、請求項15に記載の化合物又は塩。
  17. が、場合により置換されていることのあるフェニル基、場合により置換されていることのある5員のヘテロアリール基、場合により置換されていることのある6員のヘテロアリール基、場合により置換されていることのある4〜7員の非アリール複素環基、及び場合により置換されていることのある縮合二環基から選択される、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
  18. が、場合により置換されていることのあるフェニル基;
    チアゾール、チアジアゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、イソオキサゾール、トリアゾール、イミダゾール、チオフェン、テトラゾール及びオキサゾールから選択される、場合により置換されていることのある5員のヘテロアリール基;
    ピリジン、ピリミジン、ピリダジノン、ピリミジノン、ピリジノン、ピラジン及びジアジンから選択される、場合により置換されていることのある6員のヘテロアリール基;
    テトラヒドロチオフェン、ピペラジン、オキサゾリジノン、イミダゾリジノン、モルホリン、ピペリジン、ピロリジノン、ピロリジンジオン、ピロリジン、ピペリジノン、ピペリジンジオン及びトリオキサ−ビシクロ[2.2.2]オクタンから選択される、場合により置換されていることのある5及び6員の非アリール複素環式基;並びに、
    ベンゾオキサゾロン、インドール、イソインドリンジオン、2H−ピロロピリジンジオン、プリン、インドリンジオン、トリアゾロピリジノン、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサジアゾール、キノリン及びキノロンから選択される、場合により置換されていることのある縮合二環基から選択され;
    そしてこの場合、置換基が、水素原子、ハロゲン原子、ハロ(C〜C)アルキル基、ヒドロキシル基、(C〜C)アルコキシ基、カルボキシ基、(C〜C)アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基(−CONH)、(C〜C)アルキルアミノカルボニル基、シアノ基、カルボニル基(オキソ基)、アシル基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、ハロ(C〜C)アルコキシ基、アミノ(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C)アルキルアミノ基、di[(C〜C)アルキル]アミノ基、メルカプト基、(C〜C)アルキルチオ基、スルホキシド基、スルホン基、スルホネート基、スルホンイミド基、アシルアミノ基、アミジノ基、フェニル基、ベンジル基、ヘテロアリール基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、ヘテロアリールオキシ基、アミノカルボニル(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル基、カルボキシ(C〜C)アルキル基、ホルミルアミノ(C〜C)アルキル基、カルボキシ(C〜C)アルキルアミノ基、−(CH−NR12CO−(CH−NR10、−NHSO11、−OCHCHNR10−NHSONR10、−SONR10、−(CH)p−NHCOR、OCONR10及びNR12COOR11から独立して選択されるものであり;
    が、−CH、−CHCH、−CF、−CHF及び−CHFから選択され;
    が、H、−F、−OH、−CH、−OCH、−CF、−CN、−NH及び−C≡CHから選択され;
    が、
    (a)フェニル基であり、且つRが、H、ハロゲン原子、ニトロ基、アセチル基、ヒドロキシエチル基、−NH、−SCH、メトキシカルボニル基、−SOCH、−SOCH、−OCH、−OCF、−CN、−CF、−CHOCHから選択されるものであるか;又は、
    (b)ベンゾオキサジアゾール、ベンゾジオキソール、2,2−ジフルオロベンゾジオキソール、ベンゾオキサジアゾール、ベンゾジオキサン、ベンゾイミダゾール、オキサジアゾール、ピラゾール、ピリジン及びピリジンN−オキシドであり;
    が、H、(C〜C)アルキル基、ハロ(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシカルボニル基、カルボキシ(C〜C)アルキル基、(C〜C)アルコキシカルボキシ(C〜C)アルキル基から選択され;
    10が、H、(C〜C)アルキル基、又は一緒になるか、又は、
    とR10が一緒になって、(C〜C)アルキル基で場合により置換されていることのある複素環基を形成し;
    pが、0又は1であり、
    qが、0、1又は2であり、
    11が、直鎖状(C〜C)アルキル基であり、
    12が、H又は(C〜C)アルキル基であるか;あるいは、
    2つの隣接する置換基が一緒になって、場合により置換されていることのある縮合複素環式環を形成するが;
    但し、
    (i)RがHであり、Rが−CHであり、且つRが置換された又は置換されていないピラゾールであるとき、Rは、m−ニトロフェニル基又は場合により置換されていることのある複素環基であり;
    (ii)RがHであり、Rが−CHであり、且つRがメタ−(トリフルオロメチル)フェニル基であるとき、Rは、
    Figure 2011505341
    ではなく;
    (iii)RがHであり、Rが−CHであり、且つRがm−ニトロフェニル基であるとき、Rは、
    Figure 2011505341
    ではなく;並びに
    (iv)RがHであり、Rが−CHであり、且つRがm−メトキシフェニル基又はm−アセチルフェニル基であるとき、Rは、
    Figure 2011505341
    ではないものとする、請求項17に記載の化合物又は塩。
  19. 式:
    Figure 2011505341
    (式中、
    1aは、フェニル基、5員のヘテロアリール基、6員のヘテロアリール基、4〜7員の非アリール複素環基又は縮合二環基であり;
    14は、H、−CHNHC(=O)NH、−NHC(=O)NH、−NHC(=O)NHEt、−CH、−CHCF、−CHNHC(=O)CH、−NHCH、−NHEt、−NH(tBoc)、−CHO、−NHC(=O)NHCHCHCl、−NHSONH、−NHEt、−N(CH、−NH、−COOH、−C(=O)NH、−CHC(=O)NH、−CHCOOH、−CHCOOEt、−CN、−OCH、−OC(=O)NH、−NH(CH)C(=O)NH、ハロゲン原子、−CHNHC(=O)OEt、−NHSOCH、−N(SOCH、−NHC(=O)OCH、−OH、−CHNHC(=O)N(CH、−CHNH、−CHOH、−CHCHOH、−SONH、−NHC(=O)NHCHCOOH、−CHNHCHO、−NHC(=O)NHCHCOOEt、−COOCH、−COOEt、−NHC(=O)NH(CHCOOEt、−NHC(=O)NH(CHCOOEt、−NH(Et)C(=O)OEt、−NHC(=O)NH(CHCOOH、−CHNHSOCH、−OEt、−NHC(=O)CHN(CH、−NHC(=O)NH(CHCOOH、−NHC(=O)CHNH、−NHC(=O)CHCHNH、−NHC(=O)CHNH(tBoc)、−OCHCHN(CH、−OCHCHOCH、3’−ニトロ−6−メトキシビフェニル−3−イルメチル基、テトラヒドロイミダゾール−2−オン−1−イル基、3−メチルテトラヒドロイミダゾール−2−オン−1−イル基、ピラゾール−1−イル基、
    Figure 2011505341
    から選択され;
    15は、H、NO、OH、NH、及び−NHSONHから選択されるか;又は、
    15がR14と一緒になって、メチレンジオキシ基を形成し;
    27は、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ハロ(C〜C)アルキル基、ヒドロキシ基、(C〜C)アルコキシ基、(C〜C)オキサアルキル基、カルボキシ基、(C〜C)アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基(−CONH)、(C〜C)アルキルアミノカルボニル基、アシル基、ヒドロキシ(C〜C)アルキル基、ハロ(C〜C)アルコキシ基、アミノ(C〜C)アルキル基、アミノ基、(C〜C)アルキルアミノ基、di[(C〜C)アルキル]アミノ基、メルカプト基、(C〜C)アルキルチオ基、(C〜C)アルキルスルフィニル基、(C〜C)アルキルスルホニル基、(C〜C)アルキルスルホンアミド基、アシルアミノ基、アミジノ基、フェニル基、ベンジル基、ヘテロシクリル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、及びヘテロアリールオキシ基から選択され;
    28は、H及びFから選択されるか、あるいは、
    27がR28と一緒になって、5員環を形成する)
    で表される請求項1に記載の化合物又は塩。
  20. 27及びR28が、3位及び4位での縮合複素環基を表し、その結果、(R27及びR28が結合している)フェニル基と一緒になってR27及びR28から形成される残基が:
    Figure 2011505341
    から選択される、請求項19に記載の化合物又は塩。
  21. 27が、ハロゲン原子、ニトロ基、アセチル基、ヒドロキシエチル基、アミノ基、メチルチオ基、トリフルオロメチル基、メトキシメチル基、メトキシカルボニル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基及び1,3,4−チアジアゾール−2−イル基から選択されるか、あるいは、RとRが一緒になって、メチレンジオキシ基又はジフルオロメチレンジオキシ基である、請求項19に記載の化合物又は塩。
  22. 1aが、ベンゼン環、トリアゾール、ピリジン又はピリジン−N−オキシド、ピラゾール、テトラヒドロチオフェン、イミダゾール、ピリミジン、チアジアゾール、及びイミダゾピリジンから選択される、請求項21に記載の化合物又は塩。
  23. が、フルオロ基、H、CN又はOHである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
  24. が、メチル基又はフルオロメチル基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
  25. 式:
    Figure 2011505341
    (式中、
    は、メチル基又はフッ素化メチル基であり;
    Yは、CH又はNであり;
    27aは、ハロゲン原子、シアノ基、アセチル基、メチルチオ基、ニトロ基及びトリフルオロメチル基から選択され;及び
    16は、−NR17C(=O)NR1819及び
    Figure 2011505341
    から選択されるものとし、ここでは、
    Figure 2011505341
    が、その窒素原子を介して結合される4〜7員環の複素環基であり;
    17、及びR18は、H、(C〜C)アルキル基及びハロ(C〜C)アルキル基から独立して選択され;
    19は、H、(C〜C)アルキル基、ハロ(C〜C)アルキル基、−[(C〜C)アルキル]COOH、及び−[(C〜C)アルキル]COO(C〜C)アルキルから選択され;及び
    20は、カルボン酸、カルボキサミド、カルボン酸エステル、第一級、第二級又は第三級アルコール及び第一級、第二級又は第三級アミンから選択されるものとする)
    で表される、請求項1に記載の化合物又は塩。
  26. Xが、CH、CF又はN−Oであり;
    Mが、−CH−又は−S−であり;
    27aが、クロロ基、シアノ基、アセチル基及びメチルチオ基から選択され;及び
    16が、−NR17C(=O)NR1819
    Figure 2011505341
    から選択される、請求項25に記載の化合物又は塩。
  27. Yが、CHであり;Mが−CH−であり;R27aが、クロロ基であり;及びR16が、−NR17C(=O)NR1819である、請求項26に記載の化合物又は塩。
  28. 16が、−NR17C(=O)NR1819であり、並びにR17、R18及びR19がすべて水素原子である、請求項27に記載の化合物又は塩。
  29. 塩が薬学的に許容可能な塩である、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物の塩。
  30. 薬学的に許容可能な担体及び請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物。
  31. (a)薬学的に許容可能な担体;
    (b)請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は薬学的に許容可能な塩;及び
    (c)コリンエステラーゼ阻害薬、NMDA拮抗薬、カルパイン阻害薬及び抗酸化剤から選択される第2の薬剤;
    を含む医薬組成物。
  32. 前記第2の薬剤が、タクリン、フペルジン、ドネペジル、ラニセミン、レマセミド、ネラメキサン、メマンチン、ビタミンE及び補酵素Q10から選択される、請求項31に記載の医薬組成物。
  33. 治療的有効量の請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、ホスホジエステラーゼ4が介在する疾患又は病態の治療又は予防のための方法。
  34. 前記疾患又は病態が、脳卒中、心筋梗塞、及び心臓血管炎症性病態から選択される、請求項33に記載の方法。
  35. 前記疾患又は病態が、癌である、請求項33に記載の方法。
  36. 前記疾患又は病態が、喘息及びCOPDから選択される、請求項33に記載の方法。
  37. 治療的有効量の請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、認知機能を改善する方法。
  38. 前記認知機能が、記憶又は認知である、請求項37に記載の方法。
  39. 学習障害を治療する、請求項37に記載の方法。
  40. 治療的有効量の請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、統合失調症又はハンチントン病を治療する方法。
  41. 治療的有効量の請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、骨量減少を治療又は予防する方法。
  42. 治療的有効量の請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、鬱病又は不安を治療する方法。
  43. 治療的有効量の請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含む、膀胱炎症、膀胱過活動、及び膀胱炎症から生じる痛みを治療する方法。
  44. ホスホジエステラーゼ4の阻害に反応性の障害の治療、予防又は改善のための、それを必要とする対象者における、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の使用。
  45. 前記障害が、脳卒中、心筋梗塞、及び心臓血管炎症性病態から選択される、請求項44に記載の使用。
  46. 前記障害が、癌である、請求項44に記載の使用。
  47. 前記障害が、喘息及びCOPDから選択される、請求項44に記載の使用。
  48. 認知機能を改善するための、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の使用。
  49. 前記認知機能が、記憶、学習障害又は認知である、請求項48に記載の使用。
  50. 統合失調症又はハンチントン病の治療、予防又は改善のための、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の使用。
  51. 骨量減少の治療又は予防のための、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の使用。
  52. 鬱病又は不安の治療、予防又は改善のための、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の使用。
  53. 膀胱炎症、膀胱過活動、及び膀胱炎症から生じる痛みの治療、予防又は改善のための、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の使用。
  54. 脳卒中、心筋梗塞、心臓血管炎症性病態、癌、喘息、COPD、記憶、学習障害、認知、統合失調症、ハンチントン病、骨量減少、鬱病、不安、膀胱炎症、膀胱過活動又は膀胱炎症から生じる痛みから選択される障害の治療、予防又は改善のための医薬の製造における、請求項1〜3又は25〜28のいずれか一項に記載の化合物又は塩の使用。
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