JP2011503662A5 - - Google Patents

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例2(比較例)
この比較例において、実施例1と同じ組成物を使用した。また、結合方法は、ダムを使用しないことを除いて同じであった。実施例1の接着剤とダムとの合計量に等しい接着剤の量を使用した。結合が達成されて同様に強いが、接着剤がLCDに適用された後およびそれが完全に光硬化される前の時間の間、結合される所望の領域外にフレーム構造上に接着剤のかなりの漏れがあった。望ましくない領域へのこの漏れは非常に好ましくなく、結合が達成された後に装置(例えば、フレーム構造)を清浄にするために相当な時間および労力を必要とした。
本出願は、特許請求の範囲に記載の発明を含め、以下の発明を包含する。
(1) 表面の予め画定された領域の外周を有する液晶ディスプレイの表面に透明な基材を結合するための方法であって、
a)前記透明な基材が上に結合される表面の前記予め画定された領域の外周に沿って光硬化性ダム組成物を前記液晶ディスプレイの表面に適用する工程と、
b)工程a)において適用された前記光硬化性ダム組成物を化学線に露光して前記光硬化性ダム組成物を少なくとも部分的に光硬化し、前記予め画定された領域内に接着剤を含有するように厚さを有し、かつ造形されたダムを提供する工程と、
c)光硬化性接着剤組成物の測定された量を前記ダム内の前記液晶ディスプレイの前記表面上に配置する工程と、
d)前記透明な基材を前記ダムおよび前記光硬化性接着剤組成物と接触させる工程と、
e)工程c)において配置された前記光硬化性接着剤組成物を化学線に露光して前記光硬化性接着剤組成物を光硬化し、光硬化された接着剤を提供する工程とを含み、
それによって前記透明な基材が次いで、前記光硬化された接着剤および前記ダムによって前記液晶ディスプレイに結合され、透明な基材に結合された液晶ディスプレイをもたらす、方法。
(2) 前記光硬化性接着剤組成物が周囲温度において液体である、(1)に記載の方法。
(3) 前記透明な基材が反射防止層である、請求項1に記載の方法。
(4) 少なくとも工程c)または工程d)が周囲温度より高い温度において行われる、(1)に記載の方法。
(5) 前記光硬化性ダム組成物が粘度調節剤を含む、(1)に記載の方法。
(6) 前記粘度調節剤が無機充填剤である、(5)に記載の方法。
(7) 前記無機充填剤が、シリカ、アルミナ、セリア、およびチタニアからなる群から選択される、(6)に記載の方法。
(8) 前記光硬化性接着剤組成物が透明な接着剤である、(1)に記載の方法。
(9) 前記透明な基材が前記液晶ディスプレイの前面に結合される、(1)に記載の方法。
(10) 前記透明な接着剤および光硬化性ダム組成物が前記透明な基材と実質的に同じ屈折率を有する、(1)に記載の方法。
(11) 前記光硬化性ダム組成物が前記LCDの前面の外周の全てに沿って適用される、(1)に記載の方法。
(12) 透明な基材と、表面および前記表面の外周を有する液晶ディスプレイと、ダムと、光硬化された接着剤とを含むデバイスであって、前記デバイスが、
a)前記透明な基材が上に結合される予め画定された領域の外周に沿って光硬化性ダム組成物を前記液晶ディスプレイに適用する工程と、
b)工程a)において適用された前記光硬化性ダム組成物を化学線に露光して前記光硬化性ダム組成物を少なくとも部分的に光硬化し、前記予め画定された領域内に接着剤を含有するように造形されたダムを提供する工程と、
c)前記光硬化性接着剤組成物の測定された量を前記ダム内の前記液晶ディスプレイの前記表面上に配置する工程と、
d)前記透明な基材を前記ダムおよび前記光硬化性接着剤組成物と接触させる工程と、
e)工程c)において配置された前記光硬化性接着剤組成物を化学線に露光して前記光硬化性接着剤組成物を光硬化し、光硬化された接着剤を提供する工程とによって製造され、
それによって前記透明な基材が次いで、前記光硬化された接着剤および前記ダムによって前記液晶ディスプレイに結合されて提供される、デバイス。
(13) 光硬化する前、利用された前記光硬化性接着剤組成物が周囲温度において液体である、(12)に記載のデバイス。
(14) 前記透明な層が反射防止層である、(12)に記載のデバイス。
(15) デバイスを製造する時に使用された少なくとも工程c)または工程d)が周囲温度より高い温度において行われる、(12)に記載のデバイス。
(16) 前記ダムを製造する時に使用された前記光硬化性ダム組成物が粘度調節剤を含有する、(12)に記載のデバイス。
(17) 前記粘度調節剤が無機充填剤である、(16)に記載のデバイス。
(18) 前記無機充填剤が、シリカ、アルミナ、セリア、およびチタニアからなる群から選択される、(17)に記載のデバイス。
(19) デバイスにおいて第2の液晶ディスプレイに最も近接している前記透明な基材の表面と前記透明な基材に最も近接している前記液晶ディスプレイの表面との間の距離が前記ダムの厚さに等しい、(12)に記載のデバイス。
(20) 前記光硬化性接着剤組成物が透明な接着剤である、(12)に記載のデバイス。
(21) 前記透明な基材が前記液晶ディスプレイの前面に結合される、(12)に記載のデバイス。
(22) 前記透明な接着剤および光硬化性染料組成物が前記透明な基材と実質的に同じ屈折率を有する、(12)に記載のデバイス。
(23) デバイスの製造中に前記光硬化性ダム組成物が前記LCDの前面の外周の全てに沿って適用された、(12)に記載のデバイス。

Claims (10)

  1. 表面の予め画定された領域の外周を有する液晶ディスプレイの表面に透明な基材を結合するための方法であって、
    a)前記透明な基材が上に結合される表面の前記予め画定された領域の外周に沿って光硬化性ダム組成物を前記液晶ディスプレイの表面に適用する工程と、
    b)工程a)において適用された前記光硬化性ダム組成物を化学線に露光して前記光硬化性ダム組成物を少なくとも部分的に光硬化し、前記予め画定された領域内に光硬化性接着剤組成物を含有するように厚さを有し、かつ造形されたダムを提供する工程と、
    c)前記光硬化性接着剤組成物の測定された量を前記ダム内の前記液晶ディスプレイの前記表面上に配置する工程と、
    d)前記透明な基材を前記ダムおよび前記光硬化性接着剤組成物と接触させる工程と、
    e)工程c)において配置された前記光硬化性接着剤組成物を化学線に露光して前記光硬化性接着剤組成物を光硬化し、光硬化された接着剤を提供する工程とを含み、
    それによって前記透明な基材が次いで、前記光硬化された接着剤および前記ダムによって前記液晶ディスプレイに結合され、透明な基材に結合された液晶ディスプレイをもたらす、方法。
  2. 少なくとも工程c)または工程d)が周囲温度より高い温度において行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記光硬化性ダム組成物が粘度調節剤を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記表面が前記液晶ディスプレイの前面である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記光硬化性ダム組成物が前記液晶ディスプレイの表面の外周の全てに沿って適用される、請求項1に記載の方法。
  6. 透明な基材と、表面および前記表面の外周を有する液晶ディスプレイと、ダムと、光硬化された接着剤とを含むデバイスであって、前記デバイスが、
    a)前記透明な基材が上に結合される予め画定された領域の外周に沿って光硬化性ダム組成物を前記液晶ディスプレイに適用する工程と、
    b)工程a)において適用された前記光硬化性ダム組成物を化学線に露光して前記光硬化性ダム組成物を少なくとも部分的に光硬化し、前記予め画定された領域内に接着剤を含有するように造形されたダムを提供する工程と、
    c)前記光硬化性接着剤組成物の測定された量を前記ダム内の前記液晶ディスプレイの前記表面上に配置する工程と、
    d)前記透明な基材を前記ダムおよび前記光硬化性接着剤組成物と接触させる工程と、
    e)工程c)において配置された前記光硬化性接着剤組成物を化学線に露光して前記光硬化性接着剤組成物を光硬化し、光硬化された接着剤を提供する工程とによって製造され、
    それによって前記透明な基材が次いで、前記光硬化された接着剤および前記ダムによって前記液晶ディスプレイに結合されて前記デバイスを提供する、デバイス。
  7. 前記透明な基材が反射防止層である、請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記ダムを製造する時に使用された前記光硬化性ダム組成物が粘度調節剤を含有する、請求項6に記載のデバイス。
  9. デバイスにおいて液晶ディスプレイに最も近接している前記透明な基材の表面と前記透明な基材に最も近接している前記液晶ディスプレイの表面との間の距離が前記ダムの厚さに等しい、請求項6に記載のデバイス。
  10. 前記表面が前記液晶ディスプレイの前面である、請求項6に記載のデバイス。
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