JP2011258737A - コイル封入圧粉コア及び前記コイル封入圧粉コアを有するデバイス、ならびに、前記コイル封入圧粉コアの製造方法、及び、前記デバイスの製造方法 - Google Patents

コイル封入圧粉コア及び前記コイル封入圧粉コアを有するデバイス、ならびに、前記コイル封入圧粉コアの製造方法、及び、前記デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 特に、従来に比べて半田付け性を向上させることが可能なコイル封入圧粉コア及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 組成式がFe100-a-b-c-x-y-z-tNiaSnbCrcxyzSitで示され、0at%≦a≦10at%、0at%≦b≦3at%、0at%≦c≦6at%、6.8at%≦x≦10.8at%、2.2at%≦y≦9.8at%、0at%≦z≦4.2at%、0at%≦t≦3.9at%のFe基金属ガラス合金の粉末が結着材によって固化成形されてなる圧粉コアと、圧粉コアに覆われるコイルと、コイルに接続される外部接続用の端子部とを有し、端子部は、Cu基材15と、Cu基材の表面に形成された下地層16と、下地層の表面に形成された表面電極層17とを有して構成され、下地層はNiで形成され、表面電極層は、AgあるいはAg−Pdで形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、インダクタやトランス、その他の電子部品に用いられるコイル封入圧粉コアの端子構造に関する。
電子部品等に適用されるコイル封入圧粉コアは、圧粉コアの内部にコイルを封入した構造である。コイルには端子部が電気的に接続されている。端子部は外部接続用として圧粉コアから外部に露出している。
従来では、端子部は、Cu基材の表面にNi下地層を介してSnめっき層が形成された構造であった。Snめっき層の表面が実装基板との間で半田接合される実装面である。
圧粉コアは軟磁気特性に優れるFe基金属ガラス合金(Fe基非晶質合金)を用いて成形することができる。しかしながら、Fe基金属ガラス合金特有の課題として、Fe基金属ガラス合金に必要なアニールの熱処理温度が高温であるといった課題があった。例えば下記の特許文献1に示す軟磁性合金粉末(金属ガラス合金粉末)を用いれば、従来のFe基金属ガラス合金に比べて、ガラス遷移温度Tgを下げることができ、最適熱処理温度を低下させることができるが、それでも約350℃以上の熱処理が必要となった。
熱処理は、圧粉コアをプレス成形して、端子部が接続されたコイルが前記圧粉コア内に埋設された状態で行われる。
このため端子部は高温の熱処理に曝されることになり、従来の端子構造では、Snめっき層が変質する問題があった。膜の変質は、Cuが拡散し、さらには高温に曝されたSnめっき層が溶解して再結晶化する等が原因で生じるものと考えられる。
このように半田接合面であるSnめっき層が変質することで、半田付け性が劣化する問題があった。
特開2006−339525号公報 特開2006−173207号公報 特開2009−10268号公報 特開2008−289111号公報 特開2004−349468号公報
特許文献2〜5に記載された発明には、Cu/Ni/Snめっき以外の端子構造が開示されている。
しかしながらこれら特許文献は、Fe基金属ガラス合金を用いて圧粉コアを成形した際に施される高温の熱処理に対応すべく端子構造を改善した発明ではない。
そこで本発明は、上記の従来課題を解決するためのものであり、特に、従来に比べて半田付け性を向上させることが可能なコイル封入圧粉コア及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、コイル封入圧粉コアと実装基板間を適切且つ安定して半田接合することが可能なコイル封入圧粉コアを有するデバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明におけるコイル封入圧粉コアは、
Fe基金属ガラス合金を有して成形されてなる圧粉コアと、前記圧粉コアに覆われるコイルと、前記コイルに電気的に接続される外部接続用の端子部とを有し、
前記端子部は、Cu基材と、前記Cu基材の表面に形成された下地層と、前記下地層の表面に形成された表面電極層とを有して構成され、
前記下地層はNiで形成され、前記表面電極層は、AgあるいはAg−Pdで形成されることを特徴とするものである。
また本発明におけるコイル封入圧粉コアの製造方法は、
Fe基金属ガラス合金を有して成形してなる圧粉コアと、前記圧粉コアに覆われるコイルと、前記コイルに電気的に接続される外部接続用の端子部とを有し、
前記端子部を、Cu基材と、前記Cu基材の表面に形成された下地層と、前記下地層の表面に形成された表面電極層とを有して構成し、
前記下地層をNiで形成し、前記表面電極層を、AgあるいはAg−Pdで形成する工程、
前記圧粉コアを成形して、前記圧粉コア内に前記端子部が接続された前記コイルを埋設する工程、
前記圧粉コアに対して350℃〜400℃の熱処理を施す工程、
を有することを特徴とするものである。
本発明では、前記圧粉コアは、組成式が、Fe100-a-b-c-x-y-z-tNiaSnbCrcxyzSitで示され、0at%≦a≦10at%、0at%≦b≦3at%、0at%≦c≦6at%、6.8at%≦x≦10.8at%、2.2at%≦y≦9.8at%、0at%≦z≦4.2at%、0at%≦t≦3.9at%であるFe基金属ガラス合金の粉末を結着材により固化成形されたものであることが好適である。
本発明では上記の端子構造により、高温の熱処理が施されても、AgあるいはAg−Pdで形成された表面電極層が変質してしまうのを表面電極層にSnめっきを用いた従来に比べて抑制できる。
特に、上記したFe基金属ガラス合金を用いることで、圧粉コアの最適熱処理温度を350℃〜400℃程度に設定することができる。そして、350℃〜400℃程度の熱処理に曝された場合、従来のようにSnめっきを用いた場合には変質したが、本発明では、表面電極層の変質を効果的に抑制できることが後述する実験により確認されている。
以上により本発明では、従来に比べて半田付け性を向上させることが可能である。
本発明では、前記下地層の厚みは、1〜5μmの範囲内、前記表面電極層の厚みは、3〜10μmの範囲内で形成されることが好ましい。
また本発明におけるコイル封入圧粉コアを有するデバイス及びその製造方法は、上記に記載されたコイル封入圧粉コアと、実装基板とを有し、前記コイル封入圧粉コアの端子部に形成された表面電極層と前記実装基板の電極間を半田接合してなることを特徴とするものである。
本発明では、上記したようにコイル封入圧粉コアの半田付け性を向上させることができ、端子部と実装基板の電極間に適切にフィレット状の半田層を形成することができる。よってコイル封入圧粉コアの端子部と実装基板の電極間を適切且つ安定して半田接合することが出来る。
本発明のコイル封入圧粉コア及びその製造方法によれば、従来に比べて半田付け性を向上させることが可能である。
また本発明のコイル封入圧粉コアを有するデバイス及びその製造方法によれば、コイル封入圧粉コアの端子部と実装基板の電極間を適切且つ安定して半田接合することが出来る。
図1は、本発明を適用したコイル封入圧粉コアの実施形態を一部透視して示す斜視図、 図2は、図1に示すコイル封入圧粉コアを実装基板上に実装した状態を示す部分正面図、 図3は、図2のAで囲った部分の部分拡大縦断面図、 本実施形態のコイル封入圧粉コアの製造方法を示す工程図(各図は製造工程中の部分平面図を示す)。
図1は、本発明を適用したコイル封入圧粉コアの実施形態を一部透視して示す斜視図、図2は、図1に示すコイル封入圧粉コアを実装基板上に実装した状態を示す部分正面図、図3は、図2のAで囲った部分の部分拡大縦断面図、である。
図1に示すコイル封入圧粉コア1は、圧粉コア3と、圧粉コア3に覆われる空芯コイル2と、空芯コイル2に電気的に接続される端子部4とを備えて構成される。
空芯コイル2は、絶縁被膜された導線を螺旋状に巻回して形成されたものである。空芯コイル2は、巻回部2aと巻回部2aから引き出された引出端部2b,2bとを有して構成される。空芯コイル2の巻き数は必要なインダクタンスに応じて適宜設定される。
圧粉コア3は、本実施形態におけるFe基金属ガラス合金(Fe基非晶質合金)の粉末が結着材により固化成形されたものである。
本実施形態におけるFe基金属ガラス合金(Fe基非晶質合金)は、組成式が、Fe100-a-b-c-x-y-z-tNiaSnbCrcxyzSitで示され、0at%≦a≦10at%、0at%≦b≦3at%、0at%≦c≦6at%、6.8at%≦x≦10.8at%、2.2at%≦y≦9.8at%、0at%≦z≦4.2at%、0at%≦t≦3.9at%である。
上記のように、本実施形態のFe基金属ガラス合金は、主成分としてのFeと、Ni、Sn、Cr、P、C、B、Si(ただし、Ni、Sn、Cr、B、Siの添加は任意)とを添加してなる軟磁性合金である。
本実施形態のFe基金属ガラス合金に含まれるFeの添加量は、上記した組成式では、(100−a−b−c−x−y−z−t)で示され、65.9at%〜77.4at%程度の範囲内である。このようにFe量が高いことで高い磁化を得ることができる。
Fe基金属ガラス合金に含まれるNiの添加量aは、0at%〜10at%の範囲内で規定される。Niの添加によりガラス遷移温度(Tg)を低く、且つ換算ガラス化温度(Tg/Tm)を高い値に維持できる。ここでTmは融点である。Niの添加量aを10at%程度まで大きくしても非晶質を得ることができる。ただし、Niの添加量aが6at%を超えると、換算ガラス化温度(Tg/Tm)及び、Tx/Tm(ここでTxは、結晶化開始温度)が低下し、非晶質形成能が低下するので、本実施形態では、Niの添加量aは、0at%〜6at%の範囲内であることが好ましく、さらに、4at%〜6at%の範囲内とすれば、安定して低いガラス遷移温度(Tg)と、高い換算ガラス化温度(Tg/Tm)を得ることが可能である。また高い磁化を維持できる。
Fe基金属ガラス合金に含まれるSnの添加量bは、0at%〜3at%の範囲内で規定される。Snの添加量bを3at%程度まで大きくしても非晶質を得ることができる。ただし、Snの添加により合金粉末中の酸素濃度が増加し、Snの添加により耐食性が低下しやすい。そのためSnの添加量は必要最小限に抑える。またSnの添加量bを3at%程度とするとTx/Tmが大きく低下し、非晶質形成能が低下することからSnの添加量bの好ましい範囲を0〜2at%に設定した。あるいは、Snの添加量bは1at%〜2at%の範囲内であることが高いTx/Tmを確保できてより好ましい。
本実施形態では、Fe基金属ガラス合金に、NiとSnの双方を添加しないか、あるいはNiあるいはSnのどちらか一方のみを添加することが好適である。すなわち、本実施形態では、NiあるいはSnを添加する場合には、どちらか一方のみを添加することとし、これにより、低いガラス遷移温度(Tg)、及び高い換算ガラス化温度(Tg/Tm)のみならず、磁化を高くし且つ耐食性を向上させることが可能になる。
Fe基金属ガラス合金に含まれるCrの添加量cは、0at%〜6at%の範囲内で規定される。Crは、合金に不動態化酸化皮膜を形成でき、Fe基金属ガラス合金の耐食性を向上できる。例えば、水アトマイズ法を用いてFe基金属ガラス合金粉末を作製する際において、合金溶湯が直接水に触れたとき、更には水アトマイズ後のFe基金属ガラス合金粉末の乾燥工程において生じる腐食部分の発生を防ぐことができる。一方、Crの添加によりガラス遷移温度(Tg)が高くなり、また飽和質量磁化σsや飽和磁化Isが低下するので、Crの添加量cは必要最小限に抑えることが効果的である。特に、Crの添加量cを0at%〜2at%の範囲内に設定すると、ガラス遷移温度(Tg)を低く維持できるので好適である。
さらにCrの添加量cを1at%〜2at%の範囲内で調整することがより好ましい。良好な耐食性とともに、ガラス遷移温度(Tg)を低く維持でき、且つ高い磁化を維持することができる。
Fe基金属ガラス合金に含まれるPの添加量xは、6.8at%〜10.8at%の範囲内で規定される。また、Fe基金属ガラス合金に含まれるCの添加量yは、2.2at%〜9.8at%の範囲内で規定される。P及びCの添加量を上記範囲内に規定したことで非晶質を得ることが出来る。
本実施形態では、特に、Pの添加量xを8.8at%〜10.8at%の範囲内に調整することで融点(Tm)を効果的に低くすることができ、換算ガラス化温度(Tg/Tm)を高くすることが出来る。
一般に、Pは半金属の中で磁化を低下させやすい元素として知られており、高い磁化を得るためには添加量はある程度少なくする必要がある。加えて、Pの添加量xを10.8at%とすると、Fe−P−Cの三元合金の共晶組成(Fe79.410.89.8)付近となるため、Pを10.8at%を超えて添加することは融点(Tm)の上昇を招く。従って、Pの添加量の上限は10.8at%とすることが望ましい。一方、上記のように融点(Tm)を効果的に低下させ、換算ガラス化温度(Tg/Tm)を高くするためには、Pを8.8at%以上添加することが好ましい。
また、Cの添加量yを5.8at%〜8.8at%の範囲内に調整することが好適である。これにより、効果的に、融点(Tm)を低くでき、換算ガラス化温度(Tg/Tm)を高くすることが出来、磁化を高い値で維持出来る。
Fe基金属ガラス合金に含まれるBの添加量zは、0at%〜4.2at%の範囲内で規定される。また、Fe基金属ガラス合金に含まれるSiの添加量tは、0at%〜3.9at%の範囲内で規定される。これにより、非晶質を得ることが出来、またガラス遷移温度(Tg)を低く抑えることが可能である。
具体的には、Fe基金属ガラス合金のガラス遷移温度(Tg)を740K(ケルビン)以下に設定できる。但し、4.2at%を超えて添加すると磁化が低下するため、上限は4.2at%とすることが好ましい。
また本実施形態では、(Bの添加量z+Siの添加量t)は、0at%〜4at%の範囲内であることが好ましい。これにより、Fe基金属ガラス合金のガラス遷移温度(Tg)を効果的に740K以下に設定できる。また高い磁化を維持できる。
また本実施形態では、Bの添加量zを0at%〜2at%の範囲内に設定し、また、Siの添加量tを0at%〜1at%の範囲内に設定することで、より効果的にガラス遷移温度(Tg)を低く出来る。さらに加えて、(Bの添加量z+Siの添加量t)を、0at%〜2at%の範囲内とすることで、ガラス遷移温度(Tg)を710K以下に抑えることが出来る。
あるいは本実施形態では、Bの添加量zを、0at%〜3at%の範囲内、Siの添加量tを、0at%〜2at%の範囲内、及び、(Bの添加量z+Siの添加量t)を、0at%〜3at%の範囲内とすることで、ガラス遷移温度(Tg)を720K以下に抑えることが出来る。
また本実施形態では、Siの添加量t/(Siの添加量t+Pの添加量x)は、0〜0.36の範囲内であることが好ましい。またSiの添加量t/(Siの添加量t+Pの添加量x)は、0〜0.25の範囲内であることがより好ましい。本実施形態では、Siの添加量t/(Siの添加量t+Pの添加量x)を上記範囲内に設定することで、より効果的に、ガラス遷移温度(Tg)を低くでき、且つ換算ガラス化温度(Tg/Tm)を高めることができる。
本実施形態のFe基金属ガラス合金は、組成式が、Fe100-c-x-y-z-tCrcxyzSitで示され、1at%≦c≦2at%、8.8at%≦x≦10.8at%、5.8at%≦y≦8.8at%、1at%≦z≦2at%、0at%<t≦1at%であることがより好適である。
これにより、ガラス遷移温度(Tg)を720K以下にでき、換算ガラス化温度(Tg/Tm)を0.57以上にでき、飽和磁化Isを1.25以上にでき、飽和質量磁化σsを175×10-6Wbm/kg以上にできる。
また本実施形態のFe基金属ガラス合金は、組成式が、Fe100-a-c-x-y-z-tNiaCrcxyzSitで示され、4at%≦a≦6at%、1at%≦c≦2at%、8.8at%≦x≦10.8at%、5.8at%≦y≦8.8at%、1at%≦z≦2at%、0at%<t≦1at%であることがより好適である。
これにより、ガラス遷移温度(Tg)を705K以下にでき、換算ガラス化温度(Tg/Tm)を0.56以上にでき、飽和磁化Isを1.25以上にでき、飽和質量磁化σsを170×10-6Wbm/kg以上にできる。
また本実施形態のFe基金属ガラス合金は、組成式が、Fe100-a-c-x-y-zNiaCrcxyzで示され、4at%≦a≦6at%、1at%≦c≦2at%、8.8at%≦x≦10.8at%、5.8at%≦y≦8.8at%、1at%≦z≦2at%であることがより好適である。
これにより、ガラス遷移温度(Tg)を705K以下にでき、換算ガラス化温度(Tg/Tm)を0.56以上にでき、飽和磁化Isを1.25以上にでき、飽和質量磁化σsを170×10-6Wbm/kg以上にできる。
本実施形態では、上記の組成式から成るFe基金属ガラス合金を例えば、アトマイズ法により粉末状に、あるいは液体急冷法により帯状(リボン状)に製造できる。
Fe基金属ガラス合金粉末は、略球状あるいは楕円体状等からなる。前記Fe基金属ガラス合金粉末は、コア中に多数個存在し、各Fe基金属ガラス合金粉末間が結着材(バインダー樹脂)にて絶縁された状態となっている。
また、前記結着材としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、PVA(ポリビニルアルコール)、アクリル樹脂等の液状又は粉末状の樹脂あるいはゴムや、水ガラス(Na2O−SiO2)、酸化物ガラス粉末(Na2O−B23−SiO2、PbO−B23−SiO2、PbO−BaO−SiO2、Na2O−B23−ZnO、CaO−BaO−SiO2、Al23−B23−SiO2、B23−SiO2)、ゾルゲル法により生成するガラス状物質(SiO2、Al23、ZrO2、TiO2等を主成分とするもの)等を挙げることができる。
また潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム等を添加してもよい。結着材の混合比は5質量%以下、潤滑剤の添加量は0.1質量%〜1質量%程度である。
図1に示すように、実装基板に対する実装面3aに、端子部4の一部を収納するための収納凹部30が形成されている。収納凹部30は、実装面3aの両側にて対向する圧粉コア3の側面3b,3cに露出して形成されている。図1に示すように端子部4が折り曲げられて、前記端子部4の一部が、収納凹部30内に収納される。
端子部4は、薄板状の電極プレートを折り曲げ加工して形成されたものである。端子部4は圧粉コア3の内部に埋設されて空芯コイル2の延出端部2b,2bに電気的に接続される接続端部40と、圧粉コア3の外面に露出し、前記圧粉コア3の側面3b,3cから実装面3aにかけて折り曲げ形成される第1曲折部42a及び第2曲折部42bとを有して構成される。
端子部4の接続端部40と空芯コイル2の延出端部2b間は、例えばスポット溶接により接合することができる。
図2に示すように図1に示す本実施形態のコイル封入圧粉コア1が、実装基板10上に実装される。
実装基板10には、表面に電極11が設けられている。電極11は、前記電極11と一体あるいは別体の配線部に接続されている。
図2に示すようにコイル封入圧粉コア1は、実装面3aが実装基板10側に向けられて、コイル封入圧粉コア1の外部に露出する端子部4と実装基板10の電極11間が半田層12にて接合される。
端子部4は、実装基板10の電極11に対向する第2曲折部42bのみならず、コイル封入圧粉コア1の側面3b,3cに第1曲折部42aが形成されている。このため半田が第1曲折部42aの表面にも十分に広がり、フィレット状の半田層12を形成することができる。
図3に示すように、本実施形態の端子部4(第1曲折部42a及び第2曲折部42b)は、Cu基材15と、Cu基材15の表面に形成された下地層16と、下地層16の表面に形成された表面電極層17とを有して構成される。図3に示すように表面電極層17は端子部4の最表面に位置している。よって表面電極層17の表面が実装基板10の電極11との間の半田接合面となっている。
本実施形態では、下地層16は、Niで形成される。また表面電極層17は、AgあるいはAg−Pdで形成される。
Cu基材15の厚みは、200μm程度である。またCu基材15の材質は特に限定されるものでないが、銅損によるコイルの効率低下を避けるため無酸素銅が好ましく適用される。
下地層16の厚みは、1〜5μm程度であることが好適である。下地層16は、AgあるいはAg−Pdからなる表面電極層17をめっきする際に適切に析出させ、また、Cu基材15からの拡散等をできる限り抑制等するためのものである。下地層16は、Cu基材15の表面に表面電極層17よりも薄くめっき形成される。
本実施形態では、表面電極層17が、従来のSnに変えて、Ag、あるいは、Ag−Pdで形成される。表面電極層17をAg−Pdで形成する場合、Ag量は85〜90at%程度である。
表面電極層17は、下地層16の表面に3〜10μmの範囲内の厚みで、めっき等の手段により形成される。
表面電極層17がAgで形成される場合には、例えば有機キレート皮膜型の変色防止剤にて表面電極層17の表面処理を行うことが好適である。
図1に示すように端子部4のうち接続端部40は、圧粉コア3の内部に形成されるため、接続端部40の表面は半田接合面を構成しない。よって接続端部40の部分は図3に示す端子構造で形成される必要はなく例えば、Cu基材15の単層構造であってもよい。ただし、接続端部40の部分も含めて端子部4全体を図3に示す端子構造で形成したほうが製造工程を簡単にできる。また接続端部40が図3に示す端子構造であっても特に問題はない。よって本実施形態では、第1曲折部42a、第2曲折部42b及び接続端部40を含めた端子部4全体を図3に示す端子構造で形成することができる。
図4は本実施形態のコイル封入圧粉コア1の製造方法を示す工程図である。各工程は部分平面図で示される。
図4(a)の工程では、端子部4を有する薄板状の端子電極プレート45を用意する。図4(a)では、一対の端子部4しか図示されていないが、実際には複数組の端子部4を並設した端子電極プレート45を用いることが出来る。
図4の端子電極プレート45はCu基材15で形成されている。本実施形態では図3で示すように、Cu基材15の片面にNiからなる下地層16を薄い厚みでめっきし、更に下地層16の表面にAgあるいはAg−Pdからなる表面電極層17をめっき形成する。なお電解めっき、無電解めっきの別を問わない。また図1の実施形態以外の形態で、例えばCu基材15の両面が半田接合面となるように折り曲げ加工されるような場合、Cu基材15の両面に、下地層16及び表面電極層17をめっき形成することが好ましい。
なお表面電極層17をAgで形成する場合には、例えば有機キレート皮膜型の変色防止剤にて表面電極層17の表面処理を行うことが好適である。
次に図4(b)の工程では、空芯コイル2の延出端部2b,2bと端子部4の接続端部40とをスポット溶接等により接合する。
続いて図4(c)の工程では、空芯コイル2の位置にて、上記したFe基金属ガラス合金(Fe基非晶質合金)の粉末と結着材とを有してなる圧粉コア3をプレス成形し、空芯コイル2を圧粉コア3内に埋設する。
次に、圧粉コア3に対してアモルファス化に必要な熱処理を施す。本実施形態では、Fe基金属ガラス合金のガラス遷移温度(Tg)を低くでき、したがって圧粉コア3に対する最適熱処理温度を従来に比べて低くできる。ここで「最適熱処理温度」とは、Fe基金属ガラス合金に対して効果的に応力歪みを緩和でき、コアロスを最小限に小さくできる熱処理温度である。例えば、N2ガス、Arガス等不活性ガス雰囲気において、昇温速度を40℃/minとし、所定の熱処理温度に到達したらその熱処理温度に1時間保持し、そしてコアロスWが最も小さくなるときの前記熱処理温度を最適熱処理温度と認定する。
続いて、図4(c)の状態から端子部4,4を切断した後、端子部4,4を図1に示すように折り曲げて、表面が半田接合面である第1曲折部42aと第2曲折部42bを形成する。
その後、図2,図3に示すように、端子部4の第1曲折部42a及び第2曲折部42bと実装基板10の電極11間をリフロー工程により半田接合する。Pbフリー半田接合時の加熱温度は、245〜260℃程度である。
本実施形態では、上記した、組成式が、Fe100-a-b-c-x-y-z-tNiaSnbCrcxyzSitで示されるFe基金属ガラス合金(Fe基非晶質合金)を用いることで、圧粉コア3に対する熱処理温度を350℃〜400℃程度に設定することが出来る。この熱処理温度の範囲は、Fe基金属ガラス合金の中では低い。
そして本実施形態の端子部4は、Cu基材15の表面にNiからなる下地層16を介して、AgあるいはAg−Pdからなる表面電極層17が形成された積層構造となっている。これにより、350℃〜400℃程度の熱処理が施されても、表面電極層17が変質してしまうのを、表面電極層にSnを用いた従来に比べて抑制できる。なお本実施形態でも、Cuの拡散はある程度生じているものと思われる。しかしながら、表面電極層17をAgあるいはAg−Pdで形成することで、表面電極層17が変質するのを抑制することができ、したがって、端子部4の半田付け性を従来よりも効果的に向上させることが可能になる。
よって、図2,図3に示すように、コイル封入圧粉コア1を実装基板10上に半田接合するとき、AgあるいはAg−Pdからなる表面電極層17が最表面に露出した端子部2の半田濡れ性は良好であり、端子部2と実装基板10の電極11間に適切にフィレット状の半田層12を形成することができ、適切且つ安定した半田接合を行うことが可能である。
上記したように、表面電極層17がAgで形成される場合、変色対策として、変色防止剤にて表面電極層17の表面処理を行うことが好適である。あるいは、表面電極層17をAg−Pdで形成することで変色を抑制することができる。
また本実施形態では表面電極層17をAgあるいはAg−Pdで形成することで、電気や熱といった電極端子としての基本性能は特に問題がない。
またマイグレーションや製造コストについても、許容範囲内に収めることができる。
圧粉コア3の成形に使用される金属ガラス合金は、上記した組成のものに限定されない。なおその場合でも、最適熱処理温度が350℃〜400℃程度となるFe基金属ガラス合金を用いることが好適である。
実験では、以下に示すコイル封入圧粉コアの端子部を製造した。
(比較例1) Cu基材/下地層;Ni(1)/表面電極層;Sn(5)
(比較例2) Cu基材/下地層;Ni(7)/表面電極層;Sn(15)
(比較例3) Cu基材/下地層;Ni(1)/表面電極層;Ag−Sn(Ag=3.5at%)(5)
(実施例) Cu基材/下地層;Ni(1)/表面電極層;Ag(5)
各下地層及び表面電極層を夫々、上記括弧内の厚み(単位はμm)にてめっき形成した。
実験では、比較例1〜3及び実施例の端子部を備えるコイル封入圧粉コアに対して、350℃〜400℃の範囲内で熱処理を施し、耐熱性、半田付け性、及び、導通性を調べた。
Figure 2011258737
表面電極層がSn、あるいはSnが主体として形成された比較例1〜3では、熱処理後、端子部表面が変色してSnめっき層が変質していることを確認できた(表1の耐熱性欄を×とした)。
また表面電極層がSn、あるいはSnが主体として形成された比較例1〜3に対し、実装基板との間でリフロー半田付けを行い、半田付け性及び導通性について調べた。半田接合面の90%以上の面積に半田が広がっているかを観測したところ、比較例1〜3ではいずれも90%を下回っており半田付け性が悪いことがわかった(半田付け性欄を×とした)。そして、比較例1〜3では、実装基板との間でフィレット状の半田層を形成することができなかった。
また、比較例1では一応、導通を得ることができた。ただ、半田付け性が悪く、複数のリフロー工程に通すと、コイル封入圧粉コアが実装基板上の所定位置から位置ずれを起こし、安定した導通性が得られないため、表1の導通性欄を△とした。なお比較例2,3については導通性の測定を行っていない。
これに対して、表面電極層をAgで形成した実施例では、端子部表面の変質は確認されず、また、半田付け性及び導通性にも優れることを確認できた。そして、実施例では、実装基板との間できれいなフィレット状の半田層を形成することができた(耐熱性欄、半田付け性欄、導通性欄をいずれも○とした)。
1 コイル封入圧粉コア
2 空芯コイル
2b 引出端部
3 圧粉コア
4 端子部
10 実装基板
11 電極
15 Cu基板
16 下地層
17 表面電極層
40 接続端部
42a 第1曲折部
42b 第2曲折部
45 端子電極プレート

Claims (8)

  1. Fe基金属ガラス合金を有して成形されてなる圧粉コアと、前記圧粉コアに覆われるコイルと、前記コイルに電気的に接続される外部接続用の端子部とを有し、
    前記端子部は、Cu基材と、前記Cu基材の表面に形成された下地層と、前記下地層の表面に形成された表面電極層とを有して構成され、
    前記下地層はNiで形成され、前記表面電極層は、AgあるいはAg−Pdで形成されることを特徴とするコイル封入圧粉コア。
  2. 前記下地層の厚みは、1〜5μmの範囲内、前記表面電極層の厚みは、3〜10μmの範囲内で形成される請求項1記載のコイル封入圧粉コア。
  3. 前記圧粉コアは、組成式が、Fe100-a-b-c-x-y-z-tNiaSnbCrcxyzSitで示され、0at%≦a≦10at%、0at%≦b≦3at%、0at%≦c≦6at%、6.8at%≦x≦10.8at%、2.2at%≦y≦9.8at%、0at%≦z≦4.2at%、0at%≦t≦3.9at%であるFe基金属ガラス合金の粉末が結着材によって固化成形されてなる請求項1又は2に記載のコイル封入圧粉コア。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載されたコイル封入圧粉コアと、実装基板とを有し、前記コイル封入圧粉コアの端子部に形成された表面電極層と前記実装基板の電極間が半田接合されていることを特徴とするコイル封入圧粉コアを有するデバイス。
  5. Fe基金属ガラス合金を有して成形してなる圧粉コアと、前記圧粉コアに覆われるコイルと、前記コイルに電気的に接続される外部接続用の端子部とを有し、
    前記端子部を、Cu基材と、前記Cu基材の表面に形成された下地層と、前記下地層の表面に形成された表面電極層とを有して構成し、
    前記下地層をNiで形成し、前記表面電極層を、AgあるいはAg−Pdで形成する工程、
    前記圧粉コアを成形して、前記圧粉コア内に前記端子部が接続された前記コイルを埋設する工程、
    前記圧粉コアに対して350℃〜400℃の熱処理を施す工程、
    を有することを特徴とするコイル封入圧粉コアの製造方法。
  6. 前記下地層の厚みを、1〜5μmの範囲内、前記表面電極層の厚みを、3〜10μmの範囲内で形成する請求項5記載のコイル封入圧粉コアの製造方法。
  7. 組成式が、Fe100-a-b-c-x-y-z-tNiaSnbCrcxyzSitで示され、0at%≦a≦10at%、0at%≦b≦3at%、0at%≦c≦6at%、6.8at%≦x≦10.8at%、2.2at%≦y≦9.8at%、0at%≦z≦4.2at%、0at%≦t≦3.9at%であるFe基金属ガラス合金の粉末を結着材により固化成形して前記圧粉コアを形成する請求項5又は6に記載のコイル封入圧粉コアを有するデバイスの製造方法。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載されたコイル封入圧粉コアと、実装基板とを有し、前記コイル封入圧粉コアの端子部に形成された表面電極層と前記実装基板の電極間を半田接合することを特徴とするコイル封入圧粉コアを有するデバイスの製造方法。
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