JP2011253872A - 電気機器の現地組立ハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化することなく、組立た変圧器を容易に組立室から搬出させることができる、電気機器の現地組立ハウスを提供する。
【解決手段】電気機器が組立られる組立室110と、組立室110に隣接して設けられ、電気機器の構成部品が保管される前室120とを備えている。また、前室120および組立室110を貫通するように配設され、互いに平行な2本の第1線状部131,132を含む第1軌道130と、第1軌道130上を運行され、構成部品を互いの間に挟むように保持して搬送する1対の搬送部とを備えている。さらに、前室120とは反対側に位置する第1軌道130の端部に接続され、互いに平行な2本の第2線状部431,432を含み、組立てられた電気機器を組立室110から搬出する際に障害とならない退避位置600に、1対の搬送部のうちの一方が載置された状態で第1軌道130から分離して移動可能な第2軌道400とを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、電気機器の現地組立ハウスに関し、特に、軌道が敷かれた電気機器の現地組立ハウスに関する。
鉄心と巻線とを分離して輸送し、現地にて再組立される分解輸送方式の変圧器などを据え付けるために用いられる、電気機器の現地組立ハウスを開示した先行文献として特許文献1,2がある。特許文献1,2に記載された電気機器の現地組立ハウスにおいては、電気機器が組立られる組立室と、組立前の部品を保管する前室が設けられている。
変圧器の組立などに用いられる組立装置を開示した先行文献として、特許文献3から5がある。特許文献3から5に記載された組立装置においては、一対の門型のリフターを用いて電気機器の構成部品を搬送している。
分解輸送変圧器の現地組立方法を開示した先行文献として、特許文献6がある。特許文献6に記載された分解輸送変圧器の現地組立方法においては、同一のクリーンハウス内において繰返し変圧器を組立ている。
特開2002−289447号公報 特開平11−74128号公報 特開2009−64936号公報 特開平10−203794号公報 特開2003−86429号公報 特開2002−353053号公報
変圧器の構成部品の一部に、門型リフターの門の間の間隔より長い部品が存在する場合がある。その場合、変圧器の組立に用いた一対の門型リフターが障害となって、組立てられた変圧器を現地組立ハウスから容易に搬出できない。
仮に、門の間の間隔が長い門型リフターを使用することにより、変圧器の搬出に対して門型リフターが障害とならないようにした場合、門型リフターが大型化するのにともなって、現地組立ハウスが大型化する。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、大型化することなく、組立てた変圧器を容易に組立室から搬出させることができる、電気機器の現地組立ハウスを提供することを目的とする。
本発明に基づく電気機器の現地組立ハウスにおいては、電気機器が組立られる組立室と、組立室に隣接して設けられ、電気機器の構成部品が保管される前室とを備えている。また、電気機器の現地組立ハウスは、前室および組立室を貫通するように配設され、互いに平行な2本の第1線状部を含む第1軌道と、第1軌道上を運行され、構成部品を互いの間に挟むように保持して搬送する1対の搬送部とを備えている。さらに、電気機器の現地組立ハウスは、前室とは反対側に位置する第1軌道の端部に接続され、互いに平行な2本の第2線状部を含み、組立てられた電気機器を組立室から搬出する際に障害とならない退避位置に、1対の搬送部のうちの一方が載置された状態で第1軌道から分離して移動可能な第2軌道とを備えている。
本発明によれば、現地組立ハウスを大型化することなく、組立た変圧器を容易に組立室から搬出させることができる。
本発明の実施形態1に係る電気機器の現地組立ハウスの外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る変圧器の現地組立ハウス内の構成を示す側面図である。 同実施形態に係る変圧器の現地組立ハウス内の構成を示す上面図である。 同実施形態に係る門型リフターの構成を示す斜視図である。 同実施形態において、変圧器を組立た後の門型リフターが第2軌道上に移動した状態を示す側面図である。 同実施形態において、門型リフターを乗せた第2軌道が、第1軌道に接続された状態と退避位置に移動した状態とを示す上面図である。 本発明の実施形態2に係る変圧器の現地組立ハウスにおいて、変圧器を組立た後の門型リフターが第2軌道上に移動した状態を示す側面図である。 本発明の実施形態3に係る変圧器の現地組立ハウスにおいて、門型リフターを乗せた第2軌道が、第1軌道に接続された状態と退避位置に移動した状態とを示す上面図である。 図8の現地組立ハウスを矢印IX方向から見た正面図である。 本発明の実施形態4に係る変圧器の現地組立ハウスにおいて、第2軌道上に載置された門型リフターを示す斜視図である。
以下、本発明に基づいた実施形態1における電気機器の現地組立ハウスについて図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰返さない。本実施形態においては、電気機器として変圧器の組立に用いられる現地組立ハウスについて説明するが、電気機器としては変圧器に限られず、分解して搬送されて現地で組立られる電気機器が含まれる。
実施形態1
図1は、本発明の実施形態1に係る電気機器の現地組立ハウス100の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の実施形態1に係る電気機器の現地組立ハウス100においては、電気機器が組立られる組立室110に隣接して、コイル、鉄心およびタンクなどの電気機器の構成部品が保管される前室120が設けられている。組立室110と前室120とは、開閉可能な間仕切り112で区切られている。
組立室110は、組立室110の周囲を囲む壁部と、壁部の上方に設けられた天井部113とを含む。前室120とは反対側の組立室110の壁部には、開閉部111が設けられている。本実施形態においては、開閉部111は、組立室110から組立られた変圧器を搬出させる際に、図中の実線矢印で示す方向に両側に開き、それ以外の時は閉じているが、開閉部111としては、片側開き、または、取外し可能な構造のものでもよい。
前室120は、前室120の周囲を囲む壁部と、壁部の上方に設けられた天井部122とを含む。組立室110とは反対側の前室120の壁部には、開閉部121が設けられている。本実施形態においては、開閉部121は、前室120に変圧器の構成部品を搬入する際に、図中の点線矢印で示す方向に開き、それ以外の時は閉じているが、開閉部121としては、片側開き、または、取外し可能な構造のものでもよい。
前室120に変圧器の構成部品を搬入する際には、間仕切り112は閉じられている。間仕切り112が閉じられることにより、組立室110内は外部から閉鎖された空間となる。そのため、組立室110内に、外部から塵および埃が侵入すること、または、雨天時などの湿度の高い空気が外部から侵入することを抑制することができる。その結果、組立室110内において組立られる変圧器の絶縁物が吸湿すること、および、変圧器に塵または埃が付着することを抑制することができる。
本実施形態の現地組立ハウス100においては、開閉部111および開閉部121が設けられているため、天井部113および天井部122は常に閉まった状態となっている。なお、天井部113および天井部122は、開閉可能な構造で設けられていてもよい。
図2は、本実施形態に係る変圧器の現地組立ハウス内の構成を示す側面図である。図2においては、組立室110および前室120の一側面の壁部を除いた状態を示している。図3は、本実施形態に係る変圧器の現地組立ハウス内の構成を示す上面図である。図3においては、組立室110および前室120の天井部を除いた状態を示している。
図2,3に示すように、本実施形態に係る変圧器の現地組立ハウス100においては、互いに平行な2本の第1線状部131,132を含む第1軌道130が、前室120および組立室110を貫通するように配設されている。
前室120においては、第1線状部131と第1線状部132とに囲まれる領域内に、変圧器の構成部品であるコイル310,311,320,321,330,331が配置されている。これらのコイルは、1つづつ前室120から組立室110に搬送される。変圧器の他の構成部品も前室120内に配置されている。
また、変圧器の現地組立ハウス100は、第1軌道130上を運行され、変圧器の構成部品を互いの間に挟むように保持して搬送する1対の門型リフター210,220を含む搬送部200を備えている。具体的には、門型リフター220が変圧器の搬出方向の前方側に配置され、門型リフター210が変圧器の搬出方向の後方側に配置され、図示しない連結部により互いに所定の間隔を置いて連結されている。
図4は、本実施形態に係る門型リフターの構成を示す斜視図である。図4に示すように、門型リフター210,220は、第1軌道130の第1線状部131上および第1線状部132上を走行可能な走行台車250を有している。走行台車250上には、高さ方向の長さを調節可能なブーム240が設けられている。2つのブーム240に跨るように、幅方向の長さを調節可能なビーム230が配置されている。ビーム230には、ワイヤーを取付けるためのリフトハンガー231が設けられている。なお、門型リフター210,220として、高さ方向および幅方向の長さが一定である門型リフターを用いてもよい。
走行台車250には、動力を供給する電源ユニット260が接続されている。電源ユニット260には、操作盤270が接続されている。操作盤270により、走行台車250の前進、後進および停止動作と、ブーム240の上昇、下降および停止動作とが制御される。
門型リフター210および門型リフター220のそれぞれには図示しないワイヤーが備えられている。搬送部200は、それぞれのワイヤーを変圧器の構成部品に取付けることにより、変圧器の構成部品を門型リフター210と門型リフター220との間に吊り上げて搬送する。
搬送部200が前室120から組立室110に移動する際には間仕切り112が開かれ、それ以外の時には間仕切り112が閉じられている。最後に、組立室110において、組立途中の変圧器500上に上部タンク340が取付けられることにより変圧器の組立が完成する。
図1〜3に示すように、前室120とは反対側に位置する第1軌道130の端部に、互いに平行な2本の第2線状部431,432を含む第2軌道400が接続されている。第2軌道400においては、タイヤ410を備えた台車420上に、第2線状部431と第2線状部432とからなる1対の第2線状部430が形成されている。
組立室110の外部には、組立られた変圧器を組立室110から搬出する際に障害とならない位置である退避位置600が規定されている。第2軌道400は、接続された第1軌道130の端部から分離して、退避位置600に移動可能にされている。
以下、組立室内から変圧器を搬出する際における門型リフターおよび第2軌道の動きについて説明する。
図5は、本実施形態において、変圧器を組立た後の門型リフターが第2軌道上に移動した状態を示す側面図である。図6は、本実施形態において、門型リフターを乗せた第2軌道が、第1軌道に接続された状態と退避位置に移動した状態とを示す上面図である。
組立室110において組立途中の変圧器500上に上部タンク340を配置した門型リフター210と門型リフター220とは、互いの連結が解除される。門型リフター210は、前室120側に移動して待機する。門型リフター220は、組立室110の開閉部111側に移動する。
図5に示すように、開閉部111が開かれて、門型リフター220は、第1軌道130の端部に接続されている第2軌道400上に移動する。門型リフター220が組立室110の外に移動した後、開閉部111が閉じられる。
図6に示すように、門型リフター220を乗せた第2軌道400は、図中の矢印で示すように約90°転回して退避位置600に移動される。本実施形態においては、第2軌道400に図示しない動力源および操作部が設けられており、操作部を操作することにより第2軌道400を任意の位置に移動させることができる。
第2軌道400を退避位置で待機させた後、組立室110の外に変圧器が搬出される。このとき、開閉部111は開かれている。このように、変圧器の現地組立ハウス100を大型化することなく、組立た変圧器を容易に組立室110から搬出させることができる。
変圧器の搬出が終了した後、退避位置で待機していた第2軌道400は、図中の矢印で示すように約90°転回して第1軌道130の端部に接続される。その後、第2軌道上の門型リフター220が第1軌道130上に移動する。門型リフター220が組立室110内に移動した後、開閉部111が閉められる。
その後、組立室110内において、門型リフター210と門型リフター220とが図示しない連結部により連結される。連結された門型リフター210と門型リフター220とを含む搬送部200は、前室120に移動する。このとき、間仕切り112が開かれている。前室120に移動した搬送部200は、次の変圧器の構成部品を搬送して、組立室110に移動する。
上記の動きを繰返すことにより、組立室110内における変圧器の組立と、組立室110外への変圧器の搬出とからなるサイクルを連続して行なうことができる。その結果、現地組立ハウス100を解体することなく、繰返し変圧器を組立ることが可能となる。
なお、本実施形態においては、組立室110からの変圧器の搬出の際に、第2軌道400を退避位置600に移動させたが、第2軌道400を前室120の開閉部121の前まで移動させてもよい。
この場合、前室120の開閉部121は、一対の門型リフター210,220のうちの一方である門型リフターが載置された第2軌道400が入室可能な大きさで形成されている。
第2軌道400を前室120の開閉部121の前まで移動させた後、開閉部121を開いて、第2軌道400を第1軌道130の前室120側の端部に接続する。その後、門型リフター220を第1軌道130上に移動させる。前室120において門型リフター220と門型リフター210とを連結する際には、以前の搬送部200とは前後関係が入れ替わる。具体的には、門型リフター210が変圧器の搬出方向の前方側に配置され、門型リフター220が変圧器の搬出方向の後方側に配置され、図示しない連結部により互いに所定の間隔を置いて連結される。
門型リフター220を第1軌道130に移動させた後、第2軌道400は再び、前室120とは反対側の第1軌道130の端部に接続されて待機する。次に門型リフター210が第2軌道400上に移動してくるまでの間は、開閉部111は閉じられている。
この動きを繰返した場合にも、組立室110内における変圧器の組立と、組立室110外への変圧器の搬出とからなるサイクルを連続して行なうことができる。その結果、現地組立ハウス100を解体することなく、繰返し変圧器を組立ることが可能となる。
以下、本発明に基づいた実施形態2における電気機器の現地組立ハウスについて図を参照して説明する。
実施形態2
図7は、本発明の実施形態2に係る変圧器の現地組立ハウスにおいて、変圧器を組立た後の門型リフターが第2軌道上に移動した状態を示す側面図である。図7に示すように、本発明の実施形態2に係る変圧器の現地組立ハウス700においては、第2軌道400が移動する位置の上方に屋根710が敷設されている。それ以外の構成については、実施形態1と同様であるため説明を繰返さない。
本実施形態においては、第2軌道400が移動する位置の上方に屋根710を敷設しているため、雨天のときに、第2軌道400上に載置された門型リフター220が雨に濡れることを抑制することができる。門型リフター220が雨に濡れた場合には、門型リフター220の表面に塵および埃が付着するため、組立室110内に移動する前にそれらの塵および埃を除去する必要がある。塵および埃などを除去する作業は、工数の増加に繋がるため削減することが好ましい。
第2軌道400が移動する位置の上方に屋根710を敷設することにより、組立室110の外に変圧器を搬出する際、第2軌道400上に載置された門型リフター220が雨などに濡れないようにすることができる。その結果、作業工数の増加を抑制して、変圧器の組立を効率よく行なうことができる。
以下、本発明に基づいた実施形態3における電気機器の現地組立ハウスについて図を参照して説明する。
実施形態3
図8は、本発明の実施形態3に係る変圧器の現地組立ハウスにおいて、門型リフターを乗せた第2軌道が、第1軌道に接続された状態と退避位置に移動した状態とを示す上面図である。図9は、図8の現地組立ハウスを矢印IX方向から見た正面図である。
図8,9に示すように、本発明の実施形態3に係る変圧器の現地組立ハウス800においては、組立室110の前室120とは反対側に、後室810が設けられている。後室810は、後室810の周囲を囲む壁部と、壁部の上方に設けられた天井部とを含む。組立室110と後室810とは、開閉可能な間仕切り812で区切られている。
図8に示すように、後室810は、第2軌道400の移動範囲を包含している。具体的には、後室810内に退避位置600が含まれている。組立室110内から組立られた変圧器を搬出する際には、間仕切り812が開かれて、門型リフター220は、第1軌道130の端部に接続されている第2軌道400上に移動する。門型リフター220が組立室110の外に移動した後、間仕切り812が閉じられる。
図8に示すように、門型リフター220を乗せた第2軌道400は、図中の矢印で示すように約90°転回して退避位置600に移動する。この状態において、組立室110から後室810を通過して現地組立ハウス800の外に変圧器が搬出される。
図8,9に示すように、組立室110とは反対側の後室810の壁部には、開閉部811が設けられている。本実施形態においては、開閉部811は、組立室110から搬出されて後室810に運ばれた変圧器を後室810から搬出させる際に、図8中の矢印で示す方向に開き、それ以外の時は閉じているが、開閉部811としては、片側開き、または、取外し可能な構造のものでもよい。。
後室810を設けることにより、第2軌道400上に載置された門型リフター220は、閉鎖された空間内を移動することになる。そのため、実施形態2の現地組立ハウス700において屋根710を設けた場合に比較して、第2軌道400上に載置された門型リフター220に塵および埃が付着することをさらに抑制することができる。他の構成については実施形態1と同様であるため説明を繰返さない。
なお、本実施形態においては、組立室110からの変圧器の搬出の際に、第2軌道400を退避位置600に移動させたが、第2軌道400を前室120の開閉部121の前まで移動させてもよい。
この場合、前室120の開閉部121および後室810の開閉部811は、一対の門型リフター210,220のうちの一方である門型リフターが載置された第2軌道400が退室可能な大きさで形成されている。
門型リフター220を第2軌道400上に載置した後、開閉部811を開いて第2軌道400を前室120の開閉部121の前まで移動させる。その後、開閉部121を開いて、第2軌道400を第1軌道130の前室120側の端部に接続する。次に、門型リフター220を第1軌道130上に移動させる。
前室120において、門型リフター220と門型リフター210とを連結する際には、以前の搬送部200とは前後関係が入れ替わる。具体的には、門型リフター210が変圧器の搬出方向の前方側に配置され、門型リフター220が変圧器の搬出方向の後方側に配置され、図示しない連結部により互いに所定の間隔を置いて連結される。
門型リフター220を第1軌道130に移動させた後、第2軌道400は再び、前室120とは反対側の第1軌道130の端部に接続されて待機する。次に門型リフター210が第2軌道400上に移動してくるまでの間は、開閉部811は閉じられている。
この動きを繰返した場合にも、組立室110内における変圧器の組立と、組立室110外への変圧器の搬出とからなるサイクルを連続して行なうことができる。その結果、現地組立ハウス100を解体することなく、繰返し変圧器を組立ることが可能となる。
以下、本発明に基づいた実施形態4における電気機器の現地組立ハウスについて図を参照して説明する。
実施形態4
図10は、本発明の実施形態4に係る変圧器の現地組立ハウスにおいて、第2軌道上に載置された門型リフターを示す斜視図である。図10に示すように、本発明の実施形態4に係る変圧器の現地組立ハウスにおいては、一対の搬送部200を構成する門型リフター220が、幅方向に長さの調節が可能なビーム230、および、高さ方向に長さの調節が可能なブーム240を含む。門型リフター210も同様の構成を有している。
また、本実施形態の第2軌道400は、載置された門型リフター210または門型リフター220のビーム230の長さが短縮されるように、第2線状部431と第2線状部432との間の距離を短くすることが可能とされている。
よって、組立室から組立られた変圧器を搬出する際に、第2軌道400上に載置された門型リフター210,220は、第2線状部431が第2線状部432に近づくように移動するのに従って、ビーム230の長さが短くなっている。また、このとき、ブーム240の長さも短くなっている。
上記の状態で、第2軌道400を退避位置に移動させる。その結果、第2軌道400が移動する際に通過する空間領域を小さくすることができるため、変圧器を移動させるために必要な空間を削減することができる。よって、現地組立ハウスが占有する空間を削減して、省スペース化を図ることができる。他の構成については、実施形態1から3のいずれかと同様であるため説明を繰返さない。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100,700,800 現地組立ハウス、110 組立室、111,121,811 開閉部、112,812 間仕切り、113,122 天井部、120 前室、130 第1軌道、131,132 第1線状部、200 搬送部、210,220 門型リフター、230 ビーム、240 ブーム、310,311,320,321,330,331 コイル、340 上部タンク、400 第2軌道、410 タイヤ、420 台車、430,431,432 第2線状部、500 変圧器、600 退避位置、710 屋根、810 後室。

Claims (6)

  1. 電気機器が組立られる組立室と、
    前記組立室に隣接して設けられ、電気機器の構成部品が保管される前室と、
    前記前室および前記組立室を貫通するように配設され、互いに平行な2本の第1線状部を含む第1軌道と、
    前記第1軌道上を運行され、前記構成部品を互いの間に挟むように保持して搬送する1対の搬送部と、
    前記前室とは反対側に位置する前記第1軌道の端部に接続され、互いに平行な2本の第2線状部を含み、組立てられた電気機器を前記組立室から搬出する際に障害とならない退避位置に、前記1対の搬送部のうちの一方が載置された状態で前記第1軌道から分離して移動可能な第2軌道と
    を備えた、電気機器の現地組立ハウス。
  2. 前記第2軌道が移動する位置の上方に屋根が敷設された、請求項1に記載の電気機器の現地組立ハウス。
  3. 前記組立室の前記前室とは反対側に、前記第2軌道の移動範囲を包含する後室を備えた、請求項1に記載の電気機器の現地組立ハウス。
  4. 前記前室が、前記1対の搬送部のうちの一方が載置された前記第2軌道が入室可能な開閉部を有する、請求項1から3のいずれかに記載の電気機器の現地組立ハウス。
  5. 前記後室が、前記1対の搬送部のうちの一方が載置された前記第2軌道が退室可能な開閉部を有する、請求項3に記載の電気機器の現地組立ハウス。
  6. 前記1対の搬送部は、幅方向に長さの調節が可能なビーム、および、高さ方向に長さの調節が可能なブームをそれぞれ有する2つの門型の搬送部を含み、
    前記第2軌道においては、前記退避位置に移動する際に、載置された前記門型の搬送部の前記ビームの長さが短縮されるように前記第2線状部同士の間の距離が短くなっている、請求項1から5のいずれかに記載の電気機器の現地組立ハウス。
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