JPH0531215U - ガス絶縁機器の現地組立用簡易防塵室 - Google Patents

ガス絶縁機器の現地組立用簡易防塵室

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JPH0531215U
JPH0531215U JP7972791U JP7972791U JPH0531215U JP H0531215 U JPH0531215 U JP H0531215U JP 7972791 U JP7972791 U JP 7972791U JP 7972791 U JP7972791 U JP 7972791U JP H0531215 U JPH0531215 U JP H0531215U
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JP
Japan
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chamber
side wall
site assembly
ceiling
dust
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Application number
JP7972791U
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Inventor
真佐史 中島
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 運搬・組立・解体が簡単で、管理が容易なガ
ス絶縁機器の現地組立用の簡易防塵室を提供する。 【構成】 あらかじめ合成樹脂製シートで天井と側壁及
び床面を一体とし、前記側壁と天井に二重扉構造または
二枚重ね構造の出入口等を付属した箱型の部屋を形成し
ておき、支柱13と梁14等からなる骨組16の内部に
おいて、前記部屋の天井部分を前記骨組16の梁14へ
引上げ固定して形成したガス絶縁機器の現地組立用簡易
防塵室である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス絶縁機器の据付現地での組立に使用する簡易防塵室に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
ガス絶縁機器は定格電圧が高いほど性能の向上、原価の低減、重量の低減、据 付面積の減少等の各種の効果が発揮される。しかし、超高圧機器ともなるとメー カーの工場で組立後に全装で現地まで輸送し搬入することは、寸法や重量の関係 で現状では不可能である。したがって、ガス絶縁機器はメーカーの工場内の清浄 な場所で各ユニットに分割され、直ちに輸送カバーを取付け、密封されて出荷さ れる。
【0003】 現地では、屋外・屋内を問わず、程度の差はあれ、塵埃が浮遊している環境で 、ユニットの接続や全体組立を行わなければならない。各ユニットの接続時に輸 送カバーを外すため、内部機構や絶縁物が大気にさらされる工程がどうしもて生 ずる。これは現地組立時にはユニット内へ塵埃が混入する可能性が必ずあること になる。この現地組立時の塵埃混入を極力減少させるために現地組立式の簡易防 塵室を使用し、その内部で機器の組立を行う場合が多い。
【0004】 従来の現地組立用の簡易防塵室は、例えば図8及び図9に示すような構造のも のが使用されていた。図8及び図9において、金属パイプ等23を組合せて自立 する骨組24を組立て、その上側に合成樹脂製シート25を被せて天井部分26 を形成し、外側には合成樹脂製シート27を被せて側壁部分28を形成し、これ ら天井部分26と側壁部分28とを接続して箱型の防塵室29を形成し、床には 合成樹脂製シート30を敷いたものである。
【0005】 なお、防塵室29の前に、前記防塵室29と同様に形成した前室31を付属さ せて人や物の塵埃を除去するようにし、この前室31に出入口32を設けて人や 物の出入口にしたものが多い。また、前記合成樹脂シート23,25の代りにパ ネル材または扉を使用する場合もある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の現地組立用の簡易防塵室は、簡便で取扱いが比較 的容易であるが、 (1)骨組の上へ合成樹脂製シートを被せるのが比較的困難で、超々高圧用遮断 器群のように、長大で高さも数メートル以上に達する場合には、簡易防塵室の組 立の工期が長く、安全性にも問題がある。
【0007】 (2)簡易防塵室用の合成樹脂シートは、外面の大気に接する側は塵埃が付着し ている。内面を清浄のまま管理し、解体・収納を行う際は、外面・内面を接触さ せないように折り畳まなければならない。大型の防塵用シートともなると、この ような管理は大変である。また、防塵用の合成樹脂シートを被せる骨組も防塵室 の内面に接するから、解体・運搬時にも除塵処置を行う必要がある (3)合成樹脂製シートは、天井・壁面部と床面用に、シートを分割せざるを得 ないので、分割(接合)部を完全に密閉することはできず、塵埃の混入を完全に 防止することはできない。
【0008】 (4)このように、現地で骨組を組立て、そこへ適宜分割されたシート、パネル 、扉等を取付けて全体を箱状とする従来の防塵室の構造では、運搬、組立、解体 に工数を要する上、高価となってしまう。
【0009】 という問題点があった。
【0010】 本考案は以上のような点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 運搬・組立・解体が簡単で、管理が容易な現地組立用の簡易防塵室を提供するこ とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の現地組立用の簡易防塵室においては、あらかじめ合成樹脂製シートで 天井と側壁及び床面を一体としてその側壁と天井部分に出入口を設けて形成した 箱型の部屋を、支柱と梁等からなる骨組の内部で、部屋の天井部分を前記骨組の 梁へ吊上げ固定して防塵室を形成することを特徴としている。また、出入口を有 する側壁の外側に前室を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】
本考案の現地組立用の簡易防塵室によると、あらかじめ合成樹脂製シートで天 井と側壁及び床面を一体として形成した箱型の部屋を、支柱と梁等からなる骨組 の内部で、部屋の天井部分を骨組の梁へ吊上げるだけで防塵室を形成することが できる。
【0013】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。
【0014】 図1ないし図5は本考案の現地組立用の簡易防塵室の一実施例を示す斜視図及 び断面図である。図1に示すように、防塵室1はあらかじめビニールシートまた はポリエチレンシートなどの合成樹脂製シートで天井部分2と側壁部分3,4, 5及び6と床面部分7を一体として箱型に形成し、一方の側壁部分3に防塵室1 と同様に天井部分と側壁部分及び床部分を合成樹脂製シートで箱型に形成した前 室8を一体的に取付けた構成としてある。前室8の一つの側壁9には、2枚重ね 構造の外部との出入口10が設けてあり、防塵室1と前室8の間の側壁9にも2 枚重ね構造の出入口11が設けられている。防塵室1及び前室8の上部には、吊 上げ用の吊耳12が適宜取付けられている。
【0015】 図2に示すように、支柱13を立てて、パイプの梁14と前記支柱13を金具 15で連結した骨組16を先に組立ておく。図1に示すような天井部分2と側壁 部分3,4,5及び床部分7が一体となった前室8を付属した防塵室1を、骨組 16の内側で天井部分の吊耳12を介してロープ17を使用して前記骨組16の 梁14へ吊上げて固定する。床となる部分の適当な箇所へは、簡単なアンカーや 錘で固定する。
【0016】 図3に示すように、前室8の側壁9には外部との出入口10が設けられている 。前室8と防塵室1の間にも出入口11が設けられている。この二つの出入口は 、合成樹脂製のシートで二重となっており、出入口10は外部に向かって開き、 出入口11は前室8側に開く構造になっている。そして、この前室8は、人や部 品の出入の際の塵埃の混入を防止するためのもので、防塵服の着脱等も行えるよ うになっている。
【0017】 図4及び図5は、防塵室1の天井部分2に設けた部品や揚重物等の搬入及び搬 出用の出入口18の構造を示すもので、部品や揚重物等19の搬入及び搬出用の 出入口18は天井部分2の合成樹脂製シートの一部が二重構造になっており、こ の部分を開いて、部品または揚重物等19を出し入れする。
【0018】 図6は、本考案の他の実施例で、支柱13の下部に車輪20を取付けて簡易防 塵室を移動式とした場合を示している。
【0019】 図7は、本考案のさらに別の実施例で、防塵室1の前後に前室8を設けたもの に、別の防塵室21と前室22を増設または併設した場合を示している。この場 合、前室8と22の出入口どうしを向かい合わせて接続すればよい。
【0020】 この様に、本考案のガス絶縁機器の現地組立用簡易防塵室は、あらかじめ合成 樹脂製シートで天井と側壁及び床面を一体とし、前記側壁部分と天井部分に二重 扉構造または二枚重ね構造の出入口等を付属した箱型の部屋を形成しておき、支 柱と梁等からなる骨組の内部において、前記部屋の天井部分を前記骨組の梁へ吊 上げ固定して形成したものである。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案の現地組立用の簡易防塵室によれば、 (1)防塵室の部屋はあらかじめ合成樹脂製シートで箱型に成形してあるため、 解体して収納する際はそのまま折り畳んでも塵埃の付着した外面は清浄な内面に 接触しないので、防塵管理が容易である。
【0022】 (2)防塵室の部屋にはあらかじめ側壁の人の出入口や天井の揚重物出入口等を 備えているので、指定箇所を骨組へ吊上げるだけで、完全に一室として、かつ、 各機能を備えた簡易で軽量な防塵室が設定できる。
【0023】 (3)骨組が防塵室の外側にあるので、特に厳重な防塵管理は必要としない。床 となる部分は簡単に固定し、四隅及び適当な箇所へ簡単なアンカーや錘を使用す る程度でよい。
【0024】 (4)骨組が自立しているので、骨組に車輪等を備えておけば、簡易防塵室の床 となる部分の錘やアンカーを外し、簡易防塵室全体を持ち上げて、簡単に移動で きる。したがって、超々高電圧遮断器群のように細長いものに対しても任意の場 所へ簡易防塵室を移動して作業が行える。
【0025】 (5)側壁に人や部品等の出入口が前室の側壁に備えられているが、この前室は 必要な数だけ接続でき、簡易防塵室どうしの連結も行える。したがって、遮断器 群のように細長い機器に対しても、ユニットの組立や連結に対応して任意の長さ に簡易防塵室を設定できる。
【0026】 (6)天井の揚重物出入口はシートを二重にすると、ユニット部品や吊上用ナイ ロン製スリングの出入りの時の他は、隙間を無くすることができ防塵効果が得ら れる。
【0027】 (7)防塵室へは、外部より僅かに気圧が高くなるようにすれば、防塵フィルタ ー付きの送風機(図示せず)で空気を吹込むだけで、外部からの塵埃の混入を防 止できる。
【0028】 (8)骨組以外の部品は比較的安価である。
【0029】 (9)簡易防塵室内へ大型のユニットが入って、床面に据付けられ、床用シート が外れなくなったら、そのまま合成樹脂シートの部屋は廃棄してもよい。または 、床面用シートのユニットが押えている部分のみ切取ってしまい、切取った部分 は同材質のシートを充てて、加熱溶着や超音波接合等で塞いでしまうこともでき る。
【0030】 などの効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の現地組立用の簡易防塵室の一実施例を
示す斜視図。
【図2】本考案の現地組立用の簡易防塵室の一実施例を
示す側面図。
【図3】本考案の現地組立用の簡易防塵室の一実施例の
前室部分の説明図。
【図4】本考案の現地組立用の簡易防塵室の一実施例の
天井部分の説明図。
【図5】本考案の現地組立用の簡易防塵室の一実施例を
天井部分から部品の搬入状態を示す説明図。
【図6】本考案の移動式とした現地組立用の簡易防塵室
の実施例の説明図。
【図7】本考案の現地組立用の簡易防塵室を増設すると
きの他の実施例の説明図。
【図8】従来の現地組立用の簡易防塵室を示す斜視図。
【図9】従来の現地組立用の簡易防塵室を示す断面図。
【符号の説明】
1,21…防塵室、2…天井部分、3〜6…側壁部分、
7…床部分、8,22…前室、9…前室の側壁、10…
前室の外部用の出入口、11…前室と防塵室の間の出入
口、12…吊耳、13…支柱、14…梁、15…金具、
16…骨組、17…ロープ、18…上部の出入口、19
…揚重物、20…車輪。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ合成樹脂製シートで天井と側
    壁及び床面を一体としてその側壁に出入口を設けた箱型
    の部屋を形成しておき、支柱と梁等からなる骨組の内部
    に、前記部屋の天井部分を前記骨組の梁へ吊り上げ固定
    して形成したことを特徴とするガス絶縁機器の現地組立
    用簡易防塵室。
  2. 【請求項2】 天井部分と側壁部分及び床部分を一体と
    した箱型の前室を前記出入口を有する側壁に一体的に設
    けたことを特徴とする請求項1記載のガス絶縁機器の現
    地組立用簡易防塵室。
JP7972791U 1991-10-02 1991-10-02 ガス絶縁機器の現地組立用簡易防塵室 Pending JPH0531215U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032816A (ja) * 2001-07-09 2003-01-31 Toshiba Eng Co Ltd ガス絶縁開閉器の組立保護装置およびガス絶縁開閉器の電力送電回路への配線方法
JP2011253872A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp 電気機器の現地組立ハウス
CN107946995A (zh) * 2017-12-05 2018-04-20 国家电网公司 一种用于gis安装及维护的防尘室
CN114541838A (zh) * 2022-02-17 2022-05-27 国家电网有限公司特高压建设分公司 一种使用防尘室安装gis的方法

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CN107946995B (zh) * 2017-12-05 2023-12-26 国家电网公司 一种用于gis安装及维护的防尘室
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