JP4266432B2 - エレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具 - Google Patents

エレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ乗りかごの運行を制御するための制御盤を、エレベータ乗り場の三方枠の戸袋内に組込んだエレベータ装置に係り、特に三方枠の戸袋内に組込まれた制御盤を保守・点検する際に使用する防護用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にロープ式エレベータ装置は、昇降路とは区画してその上部に設置された機械室に、巻上機が設けられており、この巻上機にシーブが連結されている。そして、昇降路内に位置して、シーブに巻装されているロープの一方の端にエレベータ乗りかごが固定され、ロープの他方の端に、エレベータ乗りかごの重量に対してほぼ釣合うように釣合いおもりが固定されている。また、エレベータ乗りかごの運行を制御するための制御盤が機械室に配置されている。
【0003】
エレベータ装置の機械室は、通常エレベータ乗りかごの昇降路とは区画してその上部に設置されるので、建物の屋上部にエレベータ装置の機械室が突出するように設けられるのが一般的である。そのため、この機械室部分が建物の高さ制限や、建物が隣接する場合は日照権上の問題を引き起こすことがあった。また、屋上ではあるが、機械室というスペースを要することは、建物の有効活用面からすれば非常にマイナスであった。
【0004】
このような状況から最近では、機械室レスのエレベータ装置が開発されてきており、この機械室レスのエレベータ装置は、制御盤と巻上機が機械室内に設置できないことから、例えば巻上機を昇降路内の最上部に設置し、制御盤はある階(一般的には最上階)の、エレベータ乗り場の三方枠の戸袋内に設置するようにしている。
【0005】
図22は、エレベータ乗り場の三方枠をエレベータ乗り場側から見た斜視図であり、先ずこの図により三方枠について説明する。
【0006】
三方枠1は、エレベータの乗り場に設けられていて、乗りかごへの出入口である横引き戸2などとともに出入口装置を構成するものである。そのため、両側に立設された2本の縦枠3と、この縦枠3の上部に横設された横枠4を有し、横枠4に設けられている図示しない敷居に横引き戸2が吊るされて支持されている。図22には、2枚の横引き戸2を有するものが示されており、2枚の横引き戸2は図の左側に引き込まれることにより、図の奥側に位置する乗りかごへの出入口が開かれることになる。この横引き戸2が引き込まれる図の左側は、戸袋となるもので、横引き戸2との接触を防止するための内部パネル5が設けられており、この内部パネル5に沿ってその前面にエレベータ乗りかごの運行を制御するための制御盤6が設置されている。
【0007】
そして、この制御盤6を覆うように、開閉可能な戸袋扉7(ここでは開いた状態が示されている)が設けられている。すなわち、制御盤6は内部パネル5と扉7とによって囲まれるように形成された空間に設置されているので、扉7が閉じられていれば、制御盤6はエレベータ乗り場側からは見えないようになっている。なお、扉7は通常閉じられて施錠されており、制御盤6の据付、調整、保守、点検時などに、専門の保守員が扉7を開けて必要な作業を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エレベータの乗り場は必ずしも周囲が壁で覆われているとは限らず、例えばビルの屋上や歩道橋に面した外壁面などにエレベータの乗り場が設けられている場合がある。このようなエレベータ乗り場の三方枠1の戸袋内に組込まれた制御盤6は、据付、調整、保守、点検などのために扉7を開けると、制御盤6が外気(雨、風、雪、埃等)に晒される可能性が大きいという問題があった。また、保守員なども外気に晒された状態で作業を行わなければならず、作業環境として適切ではないという問題もあった。本発明はこのような問題を解決することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、エレベータ乗り場の三方枠の戸袋に組込まれた制御盤を、前記戸袋に設けた扉を開いて保守・点検作業を行う際に用いられる防護用具であって、前記戸袋の扉の外側に設けられ、複数本の支柱間を連結部材で連結して組立てられて作業空間を構成するフレームと、このフレームの上端開いた前記扉の上端とに係合前記フレームに載せられた天井パネルと、前記フレームに前記戸袋側を除く側面部を覆うように設けられた防護シートとを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
これにより、据付、調整、保守、点検などの際に、三方枠の戸袋に組込まれた制御盤を外気から守って作業空間を確保することができ、かつ、作業環境も良好に保つことができる制御盤保守・点検用防護用具が提供される。また戸袋の扉をフレームの支柱として兼用できるので、支柱の数を減らすことができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御盤保守・点検用防護用具において前記扉は前記天井パネルを支えていることを特徴とするものである。
【0012】
これにより、安定性が良く、組み立ても容易となる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の制御盤保守・点検用防護用具において、前記天井パネルは前記フレームに傾斜して載せられていることを特徴とするものである。
【0014】
これにより、防護用具の上に雨水などが溜まることはない
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の制御盤保守・点検用防護用具において、前記フレームに、長方形の防護シートで前記戸袋側を除く側面部を覆い、防護シートの上端部を前記天井パネルに接合したことを特徴とするものである。
【0016】
これにより、防護シートの構成が簡素化され、組み立ても容易となる制御盤保守・点検用防護用具が提供される
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の制御盤保守・点検用防護用具において、前記フレームの一部または前記防護シートの一部前記三方枠に取付けられていることを特徴とするものである。
【0018】
これにより、フレームまたは防護シートを三方枠に取付けるので、防護用具の安定性が向上し、防護用具が転倒したりズレたりすることを防止できる。
【0019】
さらに、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の制御盤保守・点検用防護用具において、前記フレームの下部または前記防護シートの下部に、重りが取付けられていることを特徴とするものである。
【0020】
これにより、防護用具の安定性が向上し、防護用具が転倒したり風で防護シートが飛ばされたりすることを防止することができる
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具の実施の形態について、図1ないし図21を参照して詳細に説明する。なお、これらの図において図22と同一部分には同一符号を付して示してある。
【0022】
図1は、本発明のエレベータ乗り場の三方枠戸袋に組込まれた制御盤保守・点検用防護用具の一実施の形態におけるフレームの組み立て状態を示した斜視図であり、図2は、図1に示したフレームを覆うように被せる防護シートの展開図であり、図3は、図1のフレームに図2の防護シートを被せた状態を示した斜視図である。
【0023】
図1に示すように、制御盤6の組込まれているエレベータ乗り場の三方枠1において、制御盤6の設置されている三方枠1の戸袋の表側に、扉7が開閉できるように、4本のL型のアングル11を支柱として立設し、各アングル11の上部をコの字形にプレート12を連結部材として用いてボルト13などで連結固定し、さらにアングル11の中間部も適宜プレート12で連結して補強することにより、制御盤6を囲むように門形にフレーム14を組み立てて、三方枠1の戸袋とフレーム14とによって囲まれた作業空間を形成する。
【0024】
そして、フレーム14の三方枠1の戸袋側を除く3側面と天井部とを覆うように、図2に示すような防護シート15を被せる。この防護シート15は全体が略凸形に形成され、その凸部15aはフレーム14を覆う際に天井面となり、胴部15bは同じく側面となるものである。また、凸部15aの両側のみみ(耳)部には例えばベルクロファスナ16の被接着部が取付けられ、胴部15bの肩にはベルクロファスナ16の接着部が取付けられている。そして、凸部15aの上端のみみ部や胴部15bの両端には例えば磁石17が取付けられ、さらに、胴部15bの中央部には出入口15cとなる切り込みが形成されており、この出入口15cは開閉可能となるようにベルクロファスナ16が取付けられている。なお上述の防護シート15は防水性であることが好ましく、またベルクロファスナ16や磁石17に代えて、他の繰り返し使用可能な接着手段を用いてもよい。
【0025】
そして、フレーム14を組み立てた後で、防護シート15をフレーム14にこれを覆うように被せ、凸部15aの両側のみみ部を胴部15bの肩にベルクロファスナ16で接合して天上面を形成し、胴部15bの両端を三方枠1に磁石17で接合して固定することにより側面を形成する。なお、凸部15aの上端のみみ部も三方枠1に磁石17で接合する。このようにして、図3に示すような制御盤保守・点検用防護用具18が完成する。
【0026】
従って、制御盤6の据付、調整、保守、点検などの際に、戸袋の扉7の外側を防護用具18によって囲って所望の作業空間を形成し、その後、扉7を開いて作業を行うことにより制御盤6を雨、風、雪、埃などの外気から守ることができるとともに、保守員もこの防護用具18内の作業空間で外気条件に影響されずに良好な環境のもとで作業を行うことができる。さらに、フレーム14や防護シート15は組立式なので、持ち運びや収納性に優れている。
【0027】
なお、本発明におけるフレームは、図1に示して説明したものに限られることはなく、種々変形した形態で実施することができる。例えば、図4に示すように、L型アングル11やプレート12に代えて、樹脂製あるいはスチール製のパイプ19を用いて、支柱と連結用、さらには補強用の部材とし、各パイプ19を連結部品20によって門形に組み立ててフレーム24を形成してもよい。そしてこのフレーム24に、図2に示した防護シート15を被せて、図3に示すような制御盤用防護用具を完成させることができる。さらに、図5および図6に示すように、コの字形に形成された樹脂製あるいはスチール製のパイプ21を2組用いて、パイプ21の夫々の脚の中間部でX字状に交差するようにして、回動可能にボルト22で結合して組立てることにより、フレーム34を形成してもよい。この場合、図6に示すように、パイプ21にはストッパーピン23を溶接あるいはねじ止めなどによって固着しておき、X字状に交差する角度を所望の角度に制限するようにしておくことが好ましい。なお図6(a)はX字状に交差するパイプ21を拡大した正面図であり、図6(b)は図6(a)の上方から見た平面図であり、図6(c)は図6(a)の左側から見た側面図である。そして図5に示したフレーム34に、図2に示した防護シート15を被せて、図3に示したものと同様の制御盤用防護用具を完成させることができる。
【0028】
次に、本発明の制御盤保守・点検用防護用具の他の実施の形態として、天井パネルを有するものについて説明する。
【0029】
図7ないし図12は、パイプ19を連結部品20によって門形に組み立てた図4に示したフレーム24に、天井パネル25を設けた実施の形態を示したものである。すなわち、天井パネル25は樹脂またはスチールで形成されており、図7に示すように、天井パネル25の下面に、パイプ19の上端と係合するキャップ25aと、戸袋から開いた扉7の上端とに係合するように、溝を形成するための突起25bが設けられている。そして、キャップ25aにパイプ19の上端を嵌合させ、突起25bによって形成されている溝に、開いた扉7の上端を係合させることによって、フレーム24に天井パネル25を載せ、図8に示すような天井パネル25を有するフレーム24を形成する。なおこの場合、扉7を1本の支柱として兼用できるので、この場合は支柱となるパイプ19は3本であってもよい。また、図9および図10に示すように横引き戸2側に位置する2本のパイプ19を、扉7の高さよりも若干高くしてフレーム24を形成し、このようなフレーム24に天井パネル25を載せると、図9に示すように、天井パネル25は開いた扉7側へ傾斜したものとなる。そこで、天井パネル25を載せたフレーム24に、図2に示したような防護シート15を被せることによって、図10に示した制御盤保守・点検用防護用具18を完成させることができる。従って、扉7をフレーム24の一部として兼用して天井パネル25を支えているので、安定性が良く、組み立ても容易である。
【0030】
なお、フレーム24に天井パネル25を載せた場合には、防護シート15で天井パネル25を覆うことは必ずしも必要ではないので、図2に示した全体が略凸形に形成された防護シート15に代えて、長方形の1枚の防護シート26を用いて、図11に示すように、防護シート26をフレーム24の3側面を覆うようにして、防護シート15と同様に、両側面に取付けられている磁石でフレーム24及び三方枠1の戸袋の扉7に止着させるとともに、図11、図12に示すように、上端部は天井パネル25にクリップ27で挟み込んで固定するようにしてもよい。なお、この防護シート26も防護シート15と同様に防水性であることが望ましいし、図示していないが、出入口15cとなる切り込みも適宜形成しておくのが望ましい。この実施の形態では、防護シートの構成が簡素化され、組み立ても容易となる。また、天井パネル25が傾斜しているので防護用具18の上に雨水などが溜まらない。
【0031】
また、図13ないし図15は、フレーム24を取付け具28によって三方枠1に固定させる手段の実施の形態を示したものである。すなわち、取付け具28は図13(a)、図13(b)に示すように、嵌合部28aが弾性を有するように、断面がC字状に形成され、基部には吸盤28bを備えている。あるいは、取付け具28を図14(a)、図14(b)に示すように、嵌合部28aと基部に磁石28cを備えたものとしてもよい。そして、図15に示すように取付け具28の嵌合部28aをパイプ19(またはパイプ21)の外周に嵌合部28aのC字状の切れ目からパイプ19(またはパイプ21)の外周を押し込むようにして嵌合させて、取付け具28の吸盤28bまたは磁石28cを三方枠1に固定させる。すなわち、フレーム14の上部に横設されたパイプ19に取付け具28を嵌合させて、吸盤28bまたは磁石28cで三方枠1に固定させることによって、フレーム24を三方枠1に固定する。従って、防護用具18の安定性が向上し、転倒したりズレたりすることを防止できる。
【0032】
図16ないし図18は、防護シート15を取付け具29によって三方枠1に固定させる手段の実施の形態を示したものである。すなわち、取付け具29は図16および図17に示すように、吸盤29aまたは磁石29bなどによって形成されており、紐29cによって防護シート15の凸部15aの上端部や胴部15bの両端に適宜の数が連結されている。この取付け具29は、防護シートとして図11に示した長方形の1枚の防護シート26を用いる場合には、そのシート26の両端に適宜の数が連結されていてもよい。そして、このような取付け具29を、図18に示すように三方枠1に固定させることによって、フレーム24を覆っている防護シート15或いはシート26が三方枠1に固定される。よって、防護シート15やシート26がズレたり風で飛ばされることを防止し、防護用具18の安定性を向上することができる。
【0033】
図19は、フレーム24を形成する支柱の下部に重り30を設けた実施の形態を示したものである。この重り30は嵌め込み式となっており、支柱となるパイプ19(またはアングル11)の下端に嵌め込んで取付けることにより、防護用具18の安定性を極めて向上させることができる。これにより、防護用具18の重心が低くなり、転倒したり風で飛ばされたりすることが防止される。
【0034】
図20および図21は、フレーム24を使用することなく、防護シート31によって三方枠の戸袋に組込まれた制御盤を覆い、下側に保守・点検時などのための所望の作業空間を形成する防護用具の実施の形態を示したものであり、これについて説明する。図20は三方枠1の上部に1枚の防護シート31の端部を磁石32によって取付け、この防護シート31の下部に重り33を取付けることによって形成した防護用具が示されている。すなわち、防護シート31は、防水性であることが望ましく、三方枠1の高さよりも長尺のものとなっていて、下部に紐33aを介して重り33が取付けられるようになっている。このような防護シート31の磁石32の取付けられている上端部を、三方枠1の上部に吸着させる。次に、扉7を開いた状態でこの扉7を覆うように、シート31の下部を三方枠1の前面側へ遠ざけて所望の作業空間を形成し、適宜の位置でシート31の下部に紐33aを介して重り33を取付ける。このようにすることにより、三方枠1の前面側に簡易形のテントが張られた状態となり、この防護シート31によって、三方枠1の戸袋に組込まれた制御盤6を、据付、調整、保守、点検などの際に、外気から守ることができるとともに、作業員もこの中で安心して作業をすることができる。なお図21は、三方枠1の上部または三方枠1の上側の昇降路壁(図示せず)にあらかじめ取付けてあるフック34に、防護シート31の上部を係合させるようにしたものであり、防護シート31の上部にフック34掛け用の穴を設けてある他は、図20に示したものと同様である。
【0035】
図20および図21に示した実施の形態によれば、フレーム14,24,34を省略したので、構成が簡単で取付けが容易であり、可搬性に富んだ安価な防護用具が提供される。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、三方枠の戸袋に組込まれた制御盤の据付、調整、保守、点検などの際に、制御盤を外気から守って作業空間を確保することができ、かつ、作業環境も良好に保つことができる。またフレームや防護シートは組立式なので持ち運び、収納性に優れており、極めて有用である。
【0037】
また、請求項2に記載の発明によれば、三方枠の戸袋に組込まれた制御盤の据付、調整、保守、点検などの際に、制御盤を外気から守って作業空間を確保することができ、かつ、作業環境も良好に保つことができる。また戸袋の扉をフレームの一部として兼用して天井パネルを支えているので安定性が良く、組み立ても容易である。
【0038】
また、請求項3に記載の発明によれば、長方形の防護シートを使用するので、防護シートの構成が簡素化され、組み立ても容易となる。
【0039】
また、請求項4に記載の発明によれば、フレームまたは防護シートを三方枠に取付けるようにしたので、防護用具の安定性が向上し、防護用具が転倒したりズレたりすることを防止することができる。
【0040】
また、請求項5に記載の発明によれば、フレームの下部または防護シートの下部に重りを取付けるようにしたので、防護用具の安定性が向上し、防護用具が転倒したり風で防護シートが飛ばされたりすることを防止できる。
【0041】
また、請求項6に記載の発明によれば、フレームを省略したので、安価で取付けが容易で可搬性に富み、三方枠の戸袋に組込まれた制御盤の据付、調整、保守、点検などの際に、制御盤を外気から守って作業空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具の一実施の形態におけるフレームの組み立て状態を示した斜視図である。
【図2】図1に示したフレームを覆うように被せる防護シートの展開図である。
【図3】図1のフレームに図2の防護シートを被せて完成させた、本発明の制御盤保守・点検用防護用具を示した斜視図である。
【図4】本発明におけるフレームの他の実施の形態を示した斜視図である。
【図5】本発明におけるフレームのさらに他の実施の形態を示した斜視図である。
【図6】図5に示したフレームの組み立て状態を説明するための説明図である。
【図7】本発明の制御盤保守・点検用防護用具の他の実施の形態における、天井パネルの取付け状態を説明するために示した断面図である。
【図8】天井パネルを有するフレームを示した斜視図である。
【図9】天井パネルの他の取付け状態を説明するために示した断面図である。
【図10】本発明の制御盤保守・点検用防護用具の他の実施の形態を示した斜視図である。
【図11】本発明の制御盤保守・点検用防護用具のさらに他の実施の形態を示した斜視図である。
【図12】図11に示した実施の形態における防護シートの止着方法を説明するために示した天井パネル部の断面図である。
【図13】フレームを三方枠に固定させる取付け具を示した図である。
【図14】フレームを三方枠に固定させる他の取付け具を示した図である。
【図15】取付け具によってフレームを三方枠に固定させる様子を説明するために示した説明図である。
【図16】防護シートを三方枠に固定させる取付け具を示した図である。
【図17】防護シートを三方枠に固定させる他の取付け具を示した図である。
【図18】取付け具によって防護シートを三方枠に固定させる様子を説明するために示した説明図である。
【図19】本発明の三方枠組込み制御盤用防護カバーのさらに他の実施の形態を示した斜視図である。
【図20】本発明のさらに他の実施の形態を示した斜視図である。
【図21】図18に示した実施の形態の一部を変更したものの斜視図である。
【図22】エレベータの三方枠を説明するために示した、乗り場側から見た三方枠の斜視図である。
【符号の説明】
1 三方枠
2 横引き戸
6 制御盤
7 戸袋の扉
11 アングル
12 プレート
14,24,34 フレーム
15,26,31 防護シート
18 制御盤保守・点検用防護用具

Claims (6)

  1. エレベータ乗り場の三方枠の戸袋に組込まれた制御盤を、前記戸袋に設けた扉を開いて保守・点検作業を行う際に用いられる防護用具であって、
    前記戸袋の扉の外側に設けられ、複数本の支柱間を連結部材で連結して組立てられて作業空間を構成するフレームと、
    このフレームの上端開いた前記扉の上端とに係合前記フレームに載せられた天井パネルと、
    前記フレームに前記戸袋側を除く側面部を覆うように設けられた防護シートとを備えたことを特徴とするエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具。
  2. 前記扉は前記天井パネルを支えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具。
  3. 前記天井パネルは前記フレームに傾斜して載せられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具。
  4. 記防護シートの上端部前記天井パネルに接合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具。
  5. 前記フレームの一部または前記防護シートの一部前記三方枠に取付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具。
  6. 前記フレームの下部または前記防護シートの下部に、重り取付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のエレベータ装置の制御盤保守・点検用防護用具。
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