JP5533040B2 - エレベーターの乗場囲い装置 - Google Patents
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Description
図7は従来のエレベーターの乗場囲い装置を示す斜視図である。従来の乗場囲い装置では、その側壁28や天井29を、それぞれ1枚のパネル等によって構成していた。このため、乗場囲い装置の奥行き長が固定されてしまい、エレベーター前が狭い場所等においては、乗場囲い装置が乗場前を通過する人の妨げになるといった問題があった。また、その乗場に複数台のエレベーターが停止する場合は、1つのエレベーター前に乗場囲い装置が設置されると、隣接するエレベーターの乗場ドアや乗場釦が見え難くなってしまい、利便性を損ねるといった問題があった。
また、この発明に係るエレベーターの乗場囲い装置は、所定の扉を支持する第1枠体と、エレベーターの乗場に設置された乗場三方枠に対向するように配置された第2枠体と、第1枠体及び第2枠体間に設けられ、第1枠体及び第2枠体間に並設された複数のパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、第1枠体及び第2枠体が離隔及び接近するように伸縮する側壁と、並設された複数のパネルが水平方向の軸を介して連結されることにより、第1枠体及び第2枠体の一方から他方に向かって伸縮自在に設けられた天井と、側壁のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、側壁を第1枠体及び第2枠体間に固定し、第1枠体及び第2枠体間距離を拘束する第1拘束手段と、天井のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、天井を第1枠体及び第2枠体間に固定し、天井の変位を拘束する第2拘束手段と、を備え、側壁は、第2枠体に鉛直方向の軸を介して設けられた第1可動パネルと、第1枠体に固定された固定パネルと、第1可動パネル及び固定パネル間に配置された第2可動パネルと、を備え、第1拘束手段は、第2枠体に設けられたフックと、第1可動パネルに設けられた第1固定軸と、固定パネルに設けられた第2固定軸と、を備え、フックは、側壁のパネルを伸ばした状態において第1固定軸に掛止され、側壁のパネルを畳んだ状態において第2固定軸に掛止されるものである。
また、この発明に係るエレベーターの乗場囲い装置は、所定の扉を支持する第1枠体と、エレベーターの乗場に設置された乗場三方枠に対向するように配置された第2枠体と、第1枠体及び第2枠体間に設けられ、第1枠体及び第2枠体間に並設された複数のパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、第1枠体及び第2枠体が離隔及び接近するように伸縮する側壁と、並設された複数のパネルが水平方向の軸を介して連結されることにより、第1枠体及び第2枠体の一方から他方に向かって伸縮自在に設けられた天井と、側壁のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、側壁を第1枠体及び第2枠体間に固定し、第1枠体及び第2枠体間距離を拘束する第1拘束手段と、天井のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、天井を第1枠体及び第2枠体間に固定し、天井の変位を拘束する第2拘束手段と、を備え、天井は、第2枠体に設けられた基部パネルと、天井のパネルのうち、最も第1枠体寄りに配置可能な第1可動パネルと、基部パネル及び第1可動パネル間に配置された第2可動パネルと、を備え、第2拘束手段は、第1枠体に設けられた固定軸と、第1可動パネルに設けられた第1フックと、基部パネルに設けられた第2フックと、を備え、固定軸は、天井のパネルを伸ばした状態において第1フックが掛止され、天井のパネルを畳んだ状態において第2フックが掛止されるものである。
また、この発明に係るエレベーターの乗場囲い装置は、所定の扉を支持する第1枠体と、エレベーターの乗場に設置された乗場三方枠に対向するように配置された第2枠体と、第1枠体及び第2枠体間に設けられ、第1枠体及び第2枠体間に並設された複数のパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、第1枠体及び第2枠体が離隔及び接近するように伸縮する側壁と、並設された複数のパネルが水平方向の軸を介して連結されることにより、第1枠体及び第2枠体の一方から他方に向かって伸縮自在に設けられた天井と、側壁のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、側壁を第1枠体及び第2枠体間に固定し、第1枠体及び第2枠体間距離を拘束する第1拘束手段と、天井のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、天井を第1枠体及び第2枠体間に固定し、天井の変位を拘束する第2拘束手段と、を備え、天井は、第1枠体に設けられた基部パネルと、天井のパネルのうち、最も第2枠体寄りに配置可能な第1可動パネルと、基部パネル及び第1可動パネル間に配置された第2可動パネルと、を備え、第2拘束手段は、第2枠体に設けられた固定軸と、第1可動パネルに設けられた第1フックと、基部パネルに設けられた第2フックと、を備え、固定軸は、天井のパネルを伸ばした状態において第1フックが掛止され、天井のパネルを畳んだ状態において第2フックが掛止されるものである。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの乗場囲い装置を示す斜視図、図2は図1に示す乗場囲い装置を畳んだ状態を示す図、図3は図1に示す乗場囲い装置の要部側面図、図4は図1に示す乗場囲い装置の要部正面図、図5及び図6は図1に示す乗場囲い装置の要部平面図である。
本乗場囲い装置は、エレベーターの改修工事期間等、所定の期間だけエレベーターの乗場に仮設置されるものである。
各側壁9には、枠体1及び3間に並設された複数のパネルが備えられている。そして、側壁9は、これらのパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、枠体1及び3が離隔及び接近するように、乗場囲い装置の奥行き方向に伸縮する。本実施の形態では、側壁9が、固定パネル10、可動パネル11、固定パネル10と可動パネル11との間に設けられた可動パネル12の3枚のパネルによって構成される場合を一例として示している(図1及び図5参照)。
なお、側壁9の全長(乗場囲い装置の奥行き方向距離)が長い場合は、固定パネル10と可動パネル11との間に複数の可動パネル12を連結すれば良い。
天井14に関しても、側壁9と同様に、その全長(本乗場囲い装置の奥行き方向距離)が長い場合は、基部パネル15と可動パネル16との間に複数の可動パネル17を連結すれば良い。
フック21は、水平方向に軸方向を有するピン等を介して、枠体1の下端部に回動自在に設けられている。また、固定軸22は、伸長状態において枠体1及び3間距離を拘束するためにフック21が掛止されるものであり、可動パネル11の側面から突出するように、可動パネル11の下端部に設けられている。固定軸23は、折畳状態において枠体1及び3間距離を拘束するためにフック21が掛止されるものであり、固定パネル10の側面から突出するように、固定パネル10の下端部に設けられている。
固定軸24は、枠体1の上端部に設けられ、枠体1から外側に突出するように配置されている。また、フック25は、伸長状態において天井14の変位を拘束するために固定軸24に掛止されるものであり、水平方向に軸方向を有するピン等を介して、可動パネル16の端面に回動自在に設けられている。フック26は、折畳状態において天井14の変位を拘束するために固定軸24に掛止されるものであり、水平方向に軸方向を有するピン等を介して、基部パネル15の端面に回動自在に設けられている。
なお、上記説明においては、改修工事を中断する際に乗場囲い装置を折畳状態としたが、乗場出入口前に広い空間が必要でなければ、改修工事中であっても乗場囲い装置を折畳状態としても良い。これにより、乗場前の通路が狭くなったり、隣接するエレベーターの乗場ドアや乗場釦が見え難くなったりするような不具合を解消できる。
2 扉
4 乗場三方枠
5 固定手段
6、7 押さえ金具
6a、7a ネジ部
8 締付ナット
9、28 側壁
10 固定パネル
11、12 可動パネル
13a、13b、13c、18a 連結軸
14、29 天井
15 基部パネル
16、17 可動パネル
18b、18c 連結具
19 ピン
20 連結板
21、25、26 フック
22、23、24 固定軸
27 凹部
Claims (7)
- 所定の扉を支持する第1枠体と、
エレベーターの乗場に設置された乗場三方枠に対向するように配置された第2枠体と、
前記第1枠体及び前記第2枠体間に設けられ、前記第1枠体及び前記第2枠体間に並設された複数のパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体が離隔及び接近するように伸縮する側壁と、
並設された複数のパネルが水平方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体の一方から他方に向かって伸縮自在に設けられた天井と、
前記側壁のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記側壁を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記第1枠体及び第2枠体間距離を拘束する第1拘束手段と、
前記天井のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記天井を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記天井の変位を拘束する第2拘束手段と、
を備え、
前記側壁は、
前記第1枠体に鉛直方向の軸を介して設けられた第1可動パネルと、
前記第2枠体に固定された固定パネルと、
前記第1可動パネル及び前記固定パネル間に配置された第2可動パネルと、
を備え、
前記第1拘束手段は、
前記第1枠体に設けられたフックと、
前記第1可動パネルに設けられた第1固定軸と、
前記固定パネルに設けられた第2固定軸と、
を備え、
前記フックは、前記側壁のパネルを伸ばした状態において前記第1固定軸に掛止され、前記側壁のパネルを畳んだ状態において前記第2固定軸に掛止される
ことを特徴とするエレベーターの乗場囲い装置。 - 所定の扉を支持する第1枠体と、
エレベーターの乗場に設置された乗場三方枠に対向するように配置された第2枠体と、
前記第1枠体及び前記第2枠体間に設けられ、前記第1枠体及び前記第2枠体間に並設された複数のパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体が離隔及び接近するように伸縮する側壁と、
並設された複数のパネルが水平方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体の一方から他方に向かって伸縮自在に設けられた天井と、
前記側壁のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記側壁を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記第1枠体及び第2枠体間距離を拘束する第1拘束手段と、
前記天井のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記天井を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記天井の変位を拘束する第2拘束手段と、
を備え、
前記側壁は、
前記第2枠体に鉛直方向の軸を介して設けられた第1可動パネルと、
前記第1枠体に固定された固定パネルと、
前記第1可動パネル及び前記固定パネル間に配置された第2可動パネルと、
を備え、
前記第1拘束手段は、
前記第2枠体に設けられたフックと、
前記第1可動パネルに設けられた第1固定軸と、
前記固定パネルに設けられた第2固定軸と、
を備え、
前記フックは、前記側壁のパネルを伸ばした状態において前記第1固定軸に掛止され、前記側壁のパネルを畳んだ状態において前記第2固定軸に掛止される
ことを特徴とするエレベーターの乗場囲い装置。 - 所定の扉を支持する第1枠体と、
エレベーターの乗場に設置された乗場三方枠に対向するように配置された第2枠体と、
前記第1枠体及び前記第2枠体間に設けられ、前記第1枠体及び前記第2枠体間に並設された複数のパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体が離隔及び接近するように伸縮する側壁と、
並設された複数のパネルが水平方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体の一方から他方に向かって伸縮自在に設けられた天井と、
前記側壁のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記側壁を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記第1枠体及び第2枠体間距離を拘束する第1拘束手段と、
前記天井のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記天井を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記天井の変位を拘束する第2拘束手段と、
を備え、
前記天井は、
前記第2枠体に設けられた基部パネルと、
前記天井のパネルのうち、最も前記第1枠体寄りに配置可能な第1可動パネルと、
前記基部パネル及び前記第1可動パネル間に配置された第2可動パネルと、
を備え、
前記第2拘束手段は、
前記第1枠体に設けられた固定軸と、
前記第1可動パネルに設けられた第1フックと、
前記基部パネルに設けられた第2フックと、
を備え、
前記固定軸は、前記天井のパネルを伸ばした状態において前記第1フックが掛止され、前記天井のパネルを畳んだ状態において前記第2フックが掛止される
ことを特徴とするエレベーターの乗場囲い装置。 - 所定の扉を支持する第1枠体と、
エレベーターの乗場に設置された乗場三方枠に対向するように配置された第2枠体と、
前記第1枠体及び前記第2枠体間に設けられ、前記第1枠体及び前記第2枠体間に並設された複数のパネルが鉛直方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体が離隔及び接近するように伸縮する側壁と、
並設された複数のパネルが水平方向の軸を介して連結されることにより、前記第1枠体及び前記第2枠体の一方から他方に向かって伸縮自在に設けられた天井と、
前記側壁のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記側壁を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記第1枠体及び第2枠体間距離を拘束する第1拘束手段と、
前記天井のパネルを伸ばした状態及び畳んだ状態の双方において、前記天井を前記第1枠体及び第2枠体間に固定し、前記天井の変位を拘束する第2拘束手段と、
を備え、
前記天井は、
前記第1枠体に設けられた基部パネルと、
前記天井のパネルのうち、最も前記第2枠体寄りに配置可能な第1可動パネルと、
前記基部パネル及び前記第1可動パネル間に配置された第2可動パネルと、
を備え、
前記第2拘束手段は、
前記第2枠体に設けられた固定軸と、
前記第1可動パネルに設けられた第1フックと、
前記基部パネルに設けられた第2フックと、
を備え、
前記固定軸は、前記天井のパネルを伸ばした状態において前記第1フックが掛止され、前記天井のパネルを畳んだ状態において前記第2フックが掛止される
ことを特徴とするエレベーターの乗場囲い装置。 - 前記第1可動パネル及び前記第2可動パネルは、前記天井のパネルを畳んだ状態において前記基部パネルの上面に載置されるように、それぞれ連結されたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のエレベーターの乗場囲い装置。
- 前記第1可動パネル及び前記第2可動パネルは、前記天井のパネルを伸ばした状態において前記側壁のパネルの上端部に上方から掛止する凹部を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のエレベーターの乗場囲い装置。
- 前記乗場三方枠及び前記第2枠体を共に挟み込んで、前記第2枠体を前記乗場三方枠に固定する固定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のエレベーターの乗場囲い装置。
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