JP2004339718A - 組立式店舗 - Google Patents
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Abstract
【課題】厨房とカウンタと客室部分を有する中規模の店舗を、トラック等で輸送できる程度の大きさに折り畳むことのできる組立式店舗を提供する。
【解決手段】厨房部分Aと客室部分Bとが、カウンタ部Cを間に介して対面式に設置されている組立式店舗において、調理に必要な器具や収納棚等が設置されている厨房部分Aはそのままで、客室部分Bを構成する両側の可動サイドパネル1と可動屋根板を折り畳み可能とし、正面の出入り口パネル2を取り外し可能として、客室部分Bを折り畳んだ状態での厨房部分Aの長さLおよび幅W2を、トラックの荷台に積載可能な寸法とする。厨房部分Aはそのままにしておくので、組み立てや折り畳み作業が著しく簡単になる。
【選択図】 図1
【解決手段】厨房部分Aと客室部分Bとが、カウンタ部Cを間に介して対面式に設置されている組立式店舗において、調理に必要な器具や収納棚等が設置されている厨房部分Aはそのままで、客室部分Bを構成する両側の可動サイドパネル1と可動屋根板を折り畳み可能とし、正面の出入り口パネル2を取り外し可能として、客室部分Bを折り畳んだ状態での厨房部分Aの長さLおよび幅W2を、トラックの荷台に積載可能な寸法とする。厨房部分Aはそのままにしておくので、組み立てや折り畳み作業が著しく簡単になる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立式店舗に関し、特に、現地における設置、撤去、および車載による移動が容易な店舗構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
簡易店舗としては、古くから、リヤカー移動式のラーメン、うどん、おでん等を提供する屋台がある。例えば特許文献1に記載された移動可能な組立式店舗は、リヤカー部分と屋台構成部分とから形成され、リヤカー部分は、車輪と、ガードフレームと、リヤカーフレームに鉛直に溶接固定された物入れ支棒とその物入れ支棒の先端部を溶接により連結した物入れ開口フレームとその物入れ開口フレームからガードフレームに対し斜めに溶接固定した物入れ補強棒とよりなる物入れ枠とからなり、屋台構成部分は、物入れと、屋台骨と、小屋根と、大屋根とから構成されており、大屋根同士のコーナー部分を覆う角部屋根は、三角形の斜辺を突きあわせた矩形とし、矩形の対角線上に設けた蝶番を介して折畳自在とし、矩形の一辺を大屋根に蝶番を介して折り畳み自在としたものである。
【0003】
また、折畳式屋台としては、例えば特許文献2に記載されたものがある。これは、裏面が相互に対向する折畳位置と表面が同一平面上に位置付けられる使用位置との間を旋回しうるようヒンジを介して連結された一対の台フレームを備えた折畳式屋台店構造体である。台フレームの各々の裏面側には、一対の支柱フレームが折畳位置と使用位置との間を間を旋回しうるように連結され、大フレームの各々の裏面側には、一対の側部フレームおよび一対の後部フレームが折畳位置と使用位置との間を旋回しうるように連結されている。また後部フレームの各々には、屋根フレームが、前面側において折畳位置と使用位置との間を旋回しうるように連結されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−227183号公報
【特許文献2】
特開2002−339583号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された組立式店舗では、店舗の規模が小さく、数人しか入れない。
また、特許文献2に記載された折畳式屋台店構造体は、土産物、農産物、海産物等の商品を販売するためのものであり、調理スペースや客が座るスペース、カウンタ等の構成部品がなく、折り畳みや組み立ての作業が繁雑である。
本発明は、厨房とカウンタと客室部分を有する中規模の店舗を、トラック等で輸送できる程度の大きさに折り畳むことのできる組立式店舗を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の組立式店舗は、厨房部分と客室部分とが、カウンタ部を間に介して対面式に設置され、前記客室部分は、両側の可動サイドパネルと、正面の出入り口パネルと、可動屋根板とから構成され、かつ、前記可動サイドパネルは前記厨房部分の両側の固定サイドパネルに対して重なるように縦ヒンジにより折り畳み可能であり、前記正面の出入り口パネルは前記可動サイドパネルと前記可動屋根板に対して着脱可能であり、前記可動屋根板は、横ヒンジにより垂直方向に折り畳み可能であり、前記カウンタ部を構成するカウンタ板は、水平方向から垂直方向に折り畳み可能であり、かつ、前記客室部分を折り畳んだ状態での前記厨房部分の長さおよび幅は、トラックの荷台に積載可能な寸法であることを特徴とする。
【0007】
この発明においては、運搬時には、正面の出入り口パネルを取り外し、可動サイドパネルを厨房部分の固定サイドパネルに重なるように縦ヒンジを支点として折り畳み、カウンタ板は水平方向から垂直方向に折り畳み、可動屋根板は、横ヒンジにより垂直方向に折り畳むことで、客室部分の構造物を折り畳む。この折り畳んだ状態の寸法は、トラックの荷台に積載可能となるので、そのままロープなどで吊り上げてトラックに積むことができる。厨房部分には、調理に必要な器具や収納棚等が設置されており、これらを取り外すと作業が面倒になるが、厨房部分はそのままにしておくので、組み立てや折り畳み作業が著しく簡単になる。また、客室部分の可動屋根板の天井には照明器具等が設置されるが、可動屋根板を折り畳み式にすることにより、照明器具や電気配線を取り外すことなく、そのまま折り畳み、また組み立てることができる。
【0008】
前記出入り口パネルは、敷居と鴨居と支柱とからなる枠体と、この枠体内に所定間隔を置いて固定された複数の固定パネルと、前記固定パネルの間の開口を開閉するスライド可能なスライドパネルとを備えた構成とすることにより、客の出入りが可能になるとともに、固定パネルにより出入り口パネルの強度を保持することができる。
【0009】
前記厨房部分は、固定屋根板と、前記出入り口パネルと対向する固定壁部と、両側の前記固定サイドパネルとからなる構成とすることにより、閉じた厨房空間を形成することができる。
前記固定サイドパネルに、出入り用ドアを設けた構成とすることにより、細長い敷地に設置しても、厨房部分への外部からの出入りを可能とすることができる。
店内の換気設備は、前記厨房部分に設けた構成とすることにより、換気設備を取り外すことなく、折り畳み、組み立てを行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る組立式店舗の内部構成を示す横断平面図、図2は正面図、図3は縦断側面図、図4は側面図、図5は折り畳んだ状態の側面図である。
【0011】
図1に示すように、本実施の形態の組立式店舗は、厨房部分Aと客室部分Bとからなり、カウンタ部Cを介して対面式に設置されている。客室部分Bは、図2〜図4に示すように、両側の可動サイドパネル1と、正面の出入り口パネル2と、可動屋根板3とからなり、可動サイドパネル1は厨房部分Aの主柱5に設けられた縦ヒンジ4によって折り畳み可能となっている。
【0012】
出入り口パネル2は、図2に示すように、敷居6と鴨居7と支柱8とからなる枠体を備え、この枠体に、固定パネル9とスライドパネル10とが嵌め込まれており、スライドパネル10を引き戸式に開閉することで、客室部分Bに出入りすることができる。
【0013】
可動屋根板3は、横ヒンジ(図示せず)によって垂直方向に折り畳み可能となっている。また、図1に示すカウンタ部Cを構成するカウンタ板11は、水平方向から垂直方向に折り畳み可能となっている。
【0014】
厨房部分Aは、固定屋根板12と、固定壁部13と、両側の固定サイドパネル14からなり、固定サイドパネル14には出入り用ドア15が設けられている。また、固定サイドパネル14には、換気設備の換気ダクト16が設けられている。
【0015】
この組立式店舗の寸法は、例えば、長さLは8.1m、幅W1は3.7m、高さHは2.68mである。
本実施の形態においては、構造部材は基本的には木材を使用するが、アルミニウムやスチールなどの金属を用いたり、新建材を用いることもできる。
【0016】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
運搬時には、正面の出入り口パネル2を取り外し、可動サイドパネル1を厨房部分Aの固定サイドパネル14に重なるように縦ヒンジ4を支点として折り畳む。カウンタ板11は水平方向から垂直方向に折り畳み、可動屋根板3は、横ヒンジ(図示せず)により垂直方向に折り畳む。
【0017】
このとき、厨房部分Aには、調理に必要な器具や収納棚等が設置されているが、厨房部分Aはそのままにしておくので、折り畳み作業は容易である。また、客室部分の可動屋根板3の天井には照明器具等が設置されるが、照明器具や電気配線を取り外すことなく、可動屋根板3をそのまま折り畳むことができる。
【0018】
このように、客室部分Bの構造物を折り畳むと図5に示すようになる。この折り畳んだ状態の幅W2は、例えば2.1mとなり、トラックの荷台に積載可能となるので、そのままロープなどで吊り上げてトラックに積むことができる。
【0019】
設置する場合には、敷地にロープなどで吊り下げながら位置合わせし、可動屋根板3を上方に持ち上げ、可動サイドパネル1を拡げ、出入り口パネル2を組み込むことで、簡単に組み立てることができる。
【0020】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、厨房部分はそのままで、客室部分の構造物を折り畳んだり取り外すことにより、トラックの荷台に積載可能な寸法となるので、そのままロープなどで吊り上げてトラックに積むことができる。厨房部分には、調理に必要な器具や収納棚等が設置されており、これらを取り外すと作業が面倒になるが、厨房部分はそのままにしておくので、組み立てや折り畳み作業が著しく簡単になる。また、客室部分の可動屋根板の天井には照明器具等が設置されるが、可動屋根板を折り畳み式にすることにより、照明器具や電気配線を取り外すことなく、そのまま折り畳み、また組み立てることができる。
【0021】
前記出入り口パネルは、枠体内に所定間隔を置いて固定された複数の固定パネルと、固定パネルの間の開口を開閉するスライド可能なスライドパネルとを備えた構成とすることにより、客の出入りが可能になるとともに、固定パネルにより出入り口パネルの強度を保持することができる。
【0022】
厨房部分は、固定屋根板と、出入り口パネルと対向する固定壁部と、固定サイドパネルとからなる構成とすることにより、風雨から遮断された閉じた厨房空間を形成することができる。
【0023】
固定サイドパネルに、出入り用ドアを設けた構成とすることにより、細長い敷地に設置しても、厨房部分への外部からの出入りを可能とすることができる。
【0024】
店内の換気設備を厨房部分に設けた構成とすることにより、換気設備を取り外すことなく、折り畳み、組み立てを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る組立式店舗の内部構成を示す横断平面図である。
【図2】同実施の形態に係る組立式店舗の正面図である。
【図3】同実施の形態に係る組立式店舗の縦断側面図である。
【図4】同実施の形態に係る組立式店舗の側面図である。
【図5】同実施の形態に係る組立式店舗の折り畳んだ状態の側面図である。
【符号の説明】
A 厨房部分
B 客室部分
C カウンタ部
1 可動サイドパネル
2 出入り口パネル
3 可動屋根板
4 縦ヒンジ
5 主柱
6 敷居
7 鴨居
8 支柱
9 固定パネル
10 スライドパネル
11 カウンタ板
12 固定屋根板
13 固定壁部
14 固定サイドパネル
15 出入り用ドア
16 換気ダクト
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立式店舗に関し、特に、現地における設置、撤去、および車載による移動が容易な店舗構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
簡易店舗としては、古くから、リヤカー移動式のラーメン、うどん、おでん等を提供する屋台がある。例えば特許文献1に記載された移動可能な組立式店舗は、リヤカー部分と屋台構成部分とから形成され、リヤカー部分は、車輪と、ガードフレームと、リヤカーフレームに鉛直に溶接固定された物入れ支棒とその物入れ支棒の先端部を溶接により連結した物入れ開口フレームとその物入れ開口フレームからガードフレームに対し斜めに溶接固定した物入れ補強棒とよりなる物入れ枠とからなり、屋台構成部分は、物入れと、屋台骨と、小屋根と、大屋根とから構成されており、大屋根同士のコーナー部分を覆う角部屋根は、三角形の斜辺を突きあわせた矩形とし、矩形の対角線上に設けた蝶番を介して折畳自在とし、矩形の一辺を大屋根に蝶番を介して折り畳み自在としたものである。
【0003】
また、折畳式屋台としては、例えば特許文献2に記載されたものがある。これは、裏面が相互に対向する折畳位置と表面が同一平面上に位置付けられる使用位置との間を旋回しうるようヒンジを介して連結された一対の台フレームを備えた折畳式屋台店構造体である。台フレームの各々の裏面側には、一対の支柱フレームが折畳位置と使用位置との間を間を旋回しうるように連結され、大フレームの各々の裏面側には、一対の側部フレームおよび一対の後部フレームが折畳位置と使用位置との間を旋回しうるように連結されている。また後部フレームの各々には、屋根フレームが、前面側において折畳位置と使用位置との間を旋回しうるように連結されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−227183号公報
【特許文献2】
特開2002−339583号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された組立式店舗では、店舗の規模が小さく、数人しか入れない。
また、特許文献2に記載された折畳式屋台店構造体は、土産物、農産物、海産物等の商品を販売するためのものであり、調理スペースや客が座るスペース、カウンタ等の構成部品がなく、折り畳みや組み立ての作業が繁雑である。
本発明は、厨房とカウンタと客室部分を有する中規模の店舗を、トラック等で輸送できる程度の大きさに折り畳むことのできる組立式店舗を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の組立式店舗は、厨房部分と客室部分とが、カウンタ部を間に介して対面式に設置され、前記客室部分は、両側の可動サイドパネルと、正面の出入り口パネルと、可動屋根板とから構成され、かつ、前記可動サイドパネルは前記厨房部分の両側の固定サイドパネルに対して重なるように縦ヒンジにより折り畳み可能であり、前記正面の出入り口パネルは前記可動サイドパネルと前記可動屋根板に対して着脱可能であり、前記可動屋根板は、横ヒンジにより垂直方向に折り畳み可能であり、前記カウンタ部を構成するカウンタ板は、水平方向から垂直方向に折り畳み可能であり、かつ、前記客室部分を折り畳んだ状態での前記厨房部分の長さおよび幅は、トラックの荷台に積載可能な寸法であることを特徴とする。
【0007】
この発明においては、運搬時には、正面の出入り口パネルを取り外し、可動サイドパネルを厨房部分の固定サイドパネルに重なるように縦ヒンジを支点として折り畳み、カウンタ板は水平方向から垂直方向に折り畳み、可動屋根板は、横ヒンジにより垂直方向に折り畳むことで、客室部分の構造物を折り畳む。この折り畳んだ状態の寸法は、トラックの荷台に積載可能となるので、そのままロープなどで吊り上げてトラックに積むことができる。厨房部分には、調理に必要な器具や収納棚等が設置されており、これらを取り外すと作業が面倒になるが、厨房部分はそのままにしておくので、組み立てや折り畳み作業が著しく簡単になる。また、客室部分の可動屋根板の天井には照明器具等が設置されるが、可動屋根板を折り畳み式にすることにより、照明器具や電気配線を取り外すことなく、そのまま折り畳み、また組み立てることができる。
【0008】
前記出入り口パネルは、敷居と鴨居と支柱とからなる枠体と、この枠体内に所定間隔を置いて固定された複数の固定パネルと、前記固定パネルの間の開口を開閉するスライド可能なスライドパネルとを備えた構成とすることにより、客の出入りが可能になるとともに、固定パネルにより出入り口パネルの強度を保持することができる。
【0009】
前記厨房部分は、固定屋根板と、前記出入り口パネルと対向する固定壁部と、両側の前記固定サイドパネルとからなる構成とすることにより、閉じた厨房空間を形成することができる。
前記固定サイドパネルに、出入り用ドアを設けた構成とすることにより、細長い敷地に設置しても、厨房部分への外部からの出入りを可能とすることができる。
店内の換気設備は、前記厨房部分に設けた構成とすることにより、換気設備を取り外すことなく、折り畳み、組み立てを行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る組立式店舗の内部構成を示す横断平面図、図2は正面図、図3は縦断側面図、図4は側面図、図5は折り畳んだ状態の側面図である。
【0011】
図1に示すように、本実施の形態の組立式店舗は、厨房部分Aと客室部分Bとからなり、カウンタ部Cを介して対面式に設置されている。客室部分Bは、図2〜図4に示すように、両側の可動サイドパネル1と、正面の出入り口パネル2と、可動屋根板3とからなり、可動サイドパネル1は厨房部分Aの主柱5に設けられた縦ヒンジ4によって折り畳み可能となっている。
【0012】
出入り口パネル2は、図2に示すように、敷居6と鴨居7と支柱8とからなる枠体を備え、この枠体に、固定パネル9とスライドパネル10とが嵌め込まれており、スライドパネル10を引き戸式に開閉することで、客室部分Bに出入りすることができる。
【0013】
可動屋根板3は、横ヒンジ(図示せず)によって垂直方向に折り畳み可能となっている。また、図1に示すカウンタ部Cを構成するカウンタ板11は、水平方向から垂直方向に折り畳み可能となっている。
【0014】
厨房部分Aは、固定屋根板12と、固定壁部13と、両側の固定サイドパネル14からなり、固定サイドパネル14には出入り用ドア15が設けられている。また、固定サイドパネル14には、換気設備の換気ダクト16が設けられている。
【0015】
この組立式店舗の寸法は、例えば、長さLは8.1m、幅W1は3.7m、高さHは2.68mである。
本実施の形態においては、構造部材は基本的には木材を使用するが、アルミニウムやスチールなどの金属を用いたり、新建材を用いることもできる。
【0016】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
運搬時には、正面の出入り口パネル2を取り外し、可動サイドパネル1を厨房部分Aの固定サイドパネル14に重なるように縦ヒンジ4を支点として折り畳む。カウンタ板11は水平方向から垂直方向に折り畳み、可動屋根板3は、横ヒンジ(図示せず)により垂直方向に折り畳む。
【0017】
このとき、厨房部分Aには、調理に必要な器具や収納棚等が設置されているが、厨房部分Aはそのままにしておくので、折り畳み作業は容易である。また、客室部分の可動屋根板3の天井には照明器具等が設置されるが、照明器具や電気配線を取り外すことなく、可動屋根板3をそのまま折り畳むことができる。
【0018】
このように、客室部分Bの構造物を折り畳むと図5に示すようになる。この折り畳んだ状態の幅W2は、例えば2.1mとなり、トラックの荷台に積載可能となるので、そのままロープなどで吊り上げてトラックに積むことができる。
【0019】
設置する場合には、敷地にロープなどで吊り下げながら位置合わせし、可動屋根板3を上方に持ち上げ、可動サイドパネル1を拡げ、出入り口パネル2を組み込むことで、簡単に組み立てることができる。
【0020】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、厨房部分はそのままで、客室部分の構造物を折り畳んだり取り外すことにより、トラックの荷台に積載可能な寸法となるので、そのままロープなどで吊り上げてトラックに積むことができる。厨房部分には、調理に必要な器具や収納棚等が設置されており、これらを取り外すと作業が面倒になるが、厨房部分はそのままにしておくので、組み立てや折り畳み作業が著しく簡単になる。また、客室部分の可動屋根板の天井には照明器具等が設置されるが、可動屋根板を折り畳み式にすることにより、照明器具や電気配線を取り外すことなく、そのまま折り畳み、また組み立てることができる。
【0021】
前記出入り口パネルは、枠体内に所定間隔を置いて固定された複数の固定パネルと、固定パネルの間の開口を開閉するスライド可能なスライドパネルとを備えた構成とすることにより、客の出入りが可能になるとともに、固定パネルにより出入り口パネルの強度を保持することができる。
【0022】
厨房部分は、固定屋根板と、出入り口パネルと対向する固定壁部と、固定サイドパネルとからなる構成とすることにより、風雨から遮断された閉じた厨房空間を形成することができる。
【0023】
固定サイドパネルに、出入り用ドアを設けた構成とすることにより、細長い敷地に設置しても、厨房部分への外部からの出入りを可能とすることができる。
【0024】
店内の換気設備を厨房部分に設けた構成とすることにより、換気設備を取り外すことなく、折り畳み、組み立てを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る組立式店舗の内部構成を示す横断平面図である。
【図2】同実施の形態に係る組立式店舗の正面図である。
【図3】同実施の形態に係る組立式店舗の縦断側面図である。
【図4】同実施の形態に係る組立式店舗の側面図である。
【図5】同実施の形態に係る組立式店舗の折り畳んだ状態の側面図である。
【符号の説明】
A 厨房部分
B 客室部分
C カウンタ部
1 可動サイドパネル
2 出入り口パネル
3 可動屋根板
4 縦ヒンジ
5 主柱
6 敷居
7 鴨居
8 支柱
9 固定パネル
10 スライドパネル
11 カウンタ板
12 固定屋根板
13 固定壁部
14 固定サイドパネル
15 出入り用ドア
16 換気ダクト
Claims (5)
- 厨房部分と客室部分とが、カウンタ部を間に介して対面式に設置され、前記客室部分は、両側の可動サイドパネルと、正面の出入り口パネルと、可動屋根板とから構成され、かつ、前記可動サイドパネルは前記厨房部分の両側の固定サイドパネルに対して重なるように縦ヒンジにより折り畳み可能であり、前記正面の出入り口パネルは前記可動サイドパネルと前記可動屋根板に対して着脱可能であり、前記可動屋根板は、横ヒンジにより垂直方向に折り畳み可能であり、前記カウンタ部を構成するカウンタ板は、水平方向から垂直方向に折り畳み可能であり、かつ、前記客室部分を折り畳んだ状態での前記厨房部分の長さおよび幅は、トラックの荷台に積載可能な寸法であることを特徴とする組立式店舗。
- 前記出入り口パネルは、敷居と鴨居と支柱とからなる枠体と、この枠体内に所定間隔を置いて固定された複数の固定パネルと、前記固定パネルの間の開口を開閉するスライド可能なスライドパネルとを備えたことを特徴とする請求項1記載の組立式店舗。
- 前記厨房部分は、固定屋根板と、前記出入り口パネルと対向する固定壁部と、両側の前記固定サイドパネルとからなることを特徴とする請求項1または2に記載の組立式店舗。
- 前記固定サイドパネルに、出入り用ドアを設けたことを特徴とする請求項3記載の組立式店舗。
- 店内の換気設備は、前記厨房部分に設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の組立式店舗。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003134851A JP2004339718A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 組立式店舗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003134851A JP2004339718A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 組立式店舗 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004339718A true JP2004339718A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33525295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003134851A Pending JP2004339718A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 組立式店舗 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004339718A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103362215A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-10-23 | 随州市珠峰钢构工程有限公司 | 一种带有室内设施的一体化折叠房 |
CN104343185A (zh) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | 随州市珠峰钢构工程有限公司 | 一种活动折叠房 |
CN104863264A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-08-26 | 随州市珠峰科技工程有限公司 | 蜗式便携折叠房屋 |
CN105113633A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-02 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种易拆卸工地临时房建结构 |
-
2003
- 2003-05-13 JP JP2003134851A patent/JP2004339718A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103362215A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-10-23 | 随州市珠峰钢构工程有限公司 | 一种带有室内设施的一体化折叠房 |
CN104343185A (zh) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | 随州市珠峰钢构工程有限公司 | 一种活动折叠房 |
CN104863264A (zh) * | 2015-06-15 | 2015-08-26 | 随州市珠峰科技工程有限公司 | 蜗式便携折叠房屋 |
CN105113633A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-02 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种易拆卸工地临时房建结构 |
CN105113633B (zh) * | 2015-09-18 | 2017-07-07 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种易拆卸工地临时房建结构 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060322 |