JP2011249050A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ナットの周りに封止材を導入する際における作業性を改善する。
【解決手段】ハウジングの嵌合面には凹部67が開口して形成されている。凹部67内にはナット52が挿入され、嵌合面に露出した状態でハウジングに固定される。凹部67内には封止材が導入され、ナット52の外周面に封止材が被着される。ハウジングの凹部67が、ナット52の外周面との間に封止材の導入空間74を保有しつつ同外周面に対向して配置される第1面71と、第1面71の開口縁から径方向外向きに張り出して配置される第2面72と、第2面72の外端から嵌合面にかけて第2面72の張り出し方向と交差して配置される第3面73とを有している。
【選択図】図8

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、従来のコネクタが開示されている。これは、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、ハウジングに装着される端子金具とを備える。ハウジングの前面(嵌合面)には凹部が形成され、端子金具は凹部の中央から前方に突出して配置されている。凹部内には封止材が導入され、端子金具の外周面には封止材が被着されるようになっている。凹部の内面全体は湾曲面とされ、封止材はその表面が凹部の開口縁のすぐ近くに至るまで導入される。
特開2002−231405公報
ところで、上記従来の構成では、導入される封止材の表面位置が凹部の開口縁を略目印として規定されるため、ややもすると封止材が凹部の開口縁から溢れ出て嵌合面に付着することがあった。このため、封止材の導入量を厳格に管理しなければならず、封止材導入時の作業性が悪化する懸念があった。なお、この種の問題は、両ハウジングの嵌合動作をボルトとナットの締め付けによって行う場合に、ナットの周りに封止材を導入する際に顕在化するものであった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ナットの周りに封止材を導入する際の作業性を改善することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手ハウジングに嵌合可能とされ、嵌合状態で前記相手ハウジングと対向する嵌合面に凹部が開口して形成されたハウジングと、前記凹部内に挿入されて、前記嵌合面に露出した状態で前記ハウジングに固定され、かつ、前記相手ハウジングに装着されたボルトと螺合することにより、両ハウジングを嵌合状態に保持するナットとを備え、前記凹部内に封止材が導入され、前記ナットの外周面に前記封止材が被着されるようになっているコネクタであって、前記ハウジングの前記凹部が、前記ナットの外周面との間に前記封止材の導入空間を保有しつつ同外周面に対向して配置される第1面と、前記第1面の開口縁から径方向外向きに張り出して配置される第2面と、前記第2面の外端から前記嵌合面にかけて前記第2面の張り出し方向と交差して配置される第3面とを有しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第2面が、前記封止材の導入部分からのエアリークを検出する治具をその検出位置にて当て止め可能な治具当て面とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記第3面が、前記治具を前記検出位置まで案内可能な治具案内面とされているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記第2面及び前記第3面が、前記検出位置にて前記治具との間を気密に保つことが可能なシール面とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
凹部内に導入される封止材の表面位置が第2面を基準として規定されることにより、仮に、封止材が第1面から第2面に溢れ出ても第3面に捕捉されて嵌合面に至るのが回避される。したがって、封止材の導入量を厳格に管理する必要がなく、封止材の導入時の作業性が改善される。
<請求項2の発明>
第2面がエアリーク検査用の治具を検出位置で当て止め可能な治具当て面とされているから、第2面とは別に専用の治具当て面が構成されるよりも、構成を簡素化できる。
<請求項3の発明>
第3面が治具を検出位置まで案内可能な治具案内面とされているから、第3面とは別に専用の治具案内面が構成されるよりも、構成をより簡素化できる。
<請求項4の発明>
第2面及び第3面が検出位置にて治具との間を気密に保つことが可能なシール面とされているから、第2面及び第3面とは別に専用のシール面が構成されるよりも、構成をよりいっそう簡素化できる。
本発明の実施形態1に係り、両コネクタのうちの雌コネクタの正面図である。 雌ハウジングの正面図である。 シール部材の正面図である。 雌ハウジングの背面図である。 雌コネクタの断面図である。 嵌合状態にある両コネクタの断面図である。 雄ハウジングの正面図である。 雄ハウジングの要部拡大断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。実施形態1に係るコネクタは、互いに嵌合可能な雌雄1対のコネクタ10、50を備えて構成される。雌コネクタ10は、雌ハウジング11、シール部材12、ボルト13、及び雌端子金具14を備えている。雄コネクタ50は、雄ハウジング51、ナット52、ムービングプレート53、及び雄端子金具54を備えている。なお、以下の説明において、前後方向については両コネクタ10、50の相互の嵌合面側を前方とする。
雌ハウジング11は合成樹脂製であって、図2及び図5に示すように、全体として前後方向に短い扁平状をなしている。そして、雌ハウジング11は、正面視略方形のハウジング本体15と、ハウジング本体15の周りを所定間隔をあけて取り囲む外側筒部16と、ハウジング本体15及び外側筒部16の後端同士を互いに連結する連結部17とを有している。ハウジング本体15と外側筒部16との間は、相手側の雄ハウジング51のフード部56(後述する)が嵌合可能な組付空間18とされている。
ハウジング本体15は、連結部17から連続する背板19と、背板19に周方向に分割して形成される複数の雌サブハウジング収容部20と、各雌サブハウジング収容部20間において、背板19から前方へ突出して形成される複数のキャビティタワー部21とを有している。各雌サブハウジング収容部20内には、対応する雌サブハウジング22が嵌合状態に収容されている。各キャビティタワー部21、各雌サブハウジング22、及び各雌サブハウジング収容部20には、複数の雌キャビティ23が形成され、各雌キャビティ23内に、雌端子金具14が挿入されて抜け止め状態に保持されている。各雌端子金具14は、電線24の端末部に接続され、接続された電線24は、ハウジング本体15の後面から後方へ引き出されている(図5を参照)。なお、電線24の外周面には、この外周面と各雌キャビティ23の内周面とに密着される雌ゴム栓25が嵌着されている。
背板19の中央部には、ボルト装着部26が前方に突出して形成されている。ボルト装着部26、キャビティタワー部21、及び雌サブハウジング収容部20の各前端は、互いに同じ位置に揃えられ、これらによって雌ハウジング11の嵌合面が構成されている。また、ボルト装着部26は、背板19から後方へ細長く突出する円筒部分を有している。ボルト装着部26の内部には、ボルト13が回動可能に挿入されて保持されている。ボルト13の頭部27は、ボルト装着部26の後端開口部に対向して配置され、ボルト13の軸部28は、ボルト装着部26の前端開口部つまり嵌合面から前方に突出して配置されている。
シール部材12はゴム製であって、図3に示すように、全体として四隅のやや角張った環状のシール本体29を有している。シール本体29は、雌ハウジング11への装着時に、ハウジング本体15の外周面に嵌め付けられ、組付空間18に奥深く挿入されて連結部17に当着されるようになっている。
シール本体29の内外両面には、前後方向に間隔をあけて複数条のリップ30が形成されている。両ハウジング11、51の嵌合時に、内側の各リップ30はハウジング本体15の外周面に弾性的に密着させられ、外側の各リップ30は相手側のフード部56の内周面に弾性的に密着させられ、もって両ハウジング11、51間が液密にシールされるようになっている(図6を参照)。
シール本体29には、いったんシール本体29の後方に延出したあと径方向外向きに突出する複数のフランジ部31が形成されている。各フランジ部31は、シール本体29に沿って周方向に細長く延出する形態であって、周方向に等間隔をあけて配置され、本実施形態の場合、90度間隔で上下左右の4位置に配置されている。各フランジ部31の突出端(外端)は、外側の各リップ30の突出端よりもさらに外側に位置している。そして、各フランジ部31の前面の周方向両端部は、雌ハウジング11への装着時に、図示しない組み付け用の治具で押圧される一対の押圧面32とされている。
各フランジ部31の突出端には、両押圧面32と隣接する位置となる両押圧面32間に、突部33が径方向外向きに突出して形成されている。この突部33は、各フランジ部31の突出端の中央部に沿って細長く延出する形態とされ、各フランジ部31の略後半部に配置されている。
連結部17には、各フランジ部31と対応する位置に、周方向に細長いスリット状の貫通孔34が形成され、かつ貫通孔34と対応する位置から後方へ突出する受け部35が形成されている。各受け部35は、径方向外向きに開口する浅箱状の形態とされ、その内部に、貫通孔34を貫通した各フランジ部31の後部が挿入されるようになっている。これにより、突部33を含む各フランジ部31の後部は、外方から視認可能となっている。なお、シール部材12は、ハウジング本体15とは異なる配色が施され、ハウジング本体15との間に良好な識別性が確保されている。
外側筒部16には、複数の膨出部36が径方向外向きに膨出して形成されている。各膨出部36は、シール部材12の雌ハウジング11への装着時に、シール本体29の各フランジ部31と対向する位置に、周方向に間隔をあけて配置され、具体的には、上側の膨出部36は、上側のフランジ部31の両押圧面32と対向する位置に対をなして配置され、下側及び左右の膨出部36は、それぞれ、下側及び左右の突部33と対向する位置に配置されている。
また、連結部17の貫通孔34の開口縁には、各受け部35と対応する位置に、小片状の引掛片37が貫通孔34を部分的に塞ぐよう径方向内向きに突出して形成されている。各引掛片37には、シール部材12の雌ハウジング11への装着時に、各突部33が引掛状態で係止させられ、これによってシール部材12の雌ハウジング11からの抜け出しが規制されるようになっている。各引掛片37は、周方向に関して突部33と対応する長さ範囲に亘って形成され、具体的には、突部33と同じ長さか、もしくは突部33よりも僅かに短くされている。シール部材12のうち各突部33のみが引掛片37に係止可能となっている。そして、各引掛片37のうち、上側の引掛片37は、上側の両膨出部36間に配置され、下側及び左右の引掛片37は、それぞれ、下側及び左右の膨出部36と対応する位置に配置されている。
また、シール部材12の雌ハウジング11への装着時に、引掛片37は、シール部材12のフランジ部31の両押圧面32と径方向(突部33の突出方向)で重なり合う位置に配置される。より具体的には、両押圧面32は、引掛片37を挟んだ周方向の両側に配置される(図1を参照)。
続いて雄ハウジング51について説明する。雄ハウジング51は同じく合成樹脂製であって、図6及び図7に示すように、全体として前後方向に短い扁平状でかつ正面視略方形の端子装着部55と、端子装着部55の周縁から前方に突出する筒状のフード部56とを有している。端子装着部55には、複数の雄サブハウジング収容部57が周方向に分割して形成されている。各雄サブハウジング収容部57には、対応する雄サブハウジング58が嵌合状態に収容されている。各雄サブハウジング58及び各雄サブハウジング収容部57には、複数の雄キャビティ59が形成され、各雄キャビティ59内に、雄端子金具54が抜け止め状態に保持されている。各雄端子金具54は、電線60の端末部に接続され、接続された電線60は、端子装着部55の後面から後方へ引き出されている。各雄端子金具54は、フード部56内に突出する形態の雄タブ61を有している。なお、電線60の外周面には、この外周面と各雄キャビティ59の内周面とに密着される雄ゴム栓62が嵌着されている。
フード部56内には、ムービングプレート53が挿入されている。ムービングプレート53は、各雄タブ61が位置決め状態で貫通する複数の位置決め孔63を有するプレート本体64と、プレート本体64の外周縁から前方に突出してフード部56の内周面に摺接可能な周壁65とを有している。かかるムービングプレート53は、フード部56内を待機位置と嵌合位置とに前後方向に移動可能とされ、待機位置では、雄タブ61の位置決め孔63から前方への突出量が小さく抑えられ、両ハウジング11、51の嵌合過程で相手側の雌ハウジング11に押されて待機位置から嵌合位置に移動させられ、嵌合位置では、雄タブ61の位置決め孔63から前方への突出量が大きくなって雄タブ61が相手側の雌端子金具14と導通接続されるようになっている。また、嵌合位置では、プレート本体64が両ハウジング11、51の前面間(嵌合面間)に挟持されるようになっている。
フード部56の外周面には、周方向に間隔をあけて複数のリブ66が突出して形成されている。各リブ66は、両ハウジング11、51の正規嵌合時に、相手側の雌ハウジング11の膨出部36内に挿入され、両ハウジング11、51が正逆反転して嵌合されようとしたときに、膨出部36内に挿入されずに外側筒部16の前縁に干渉し、両ハウジング11、51の誤嵌合を阻止する役割をはたすようになっている。
さて、端子装着部55の前面の中央部には、凹部67が略方形の開口して形成されている。凹部67内には、相手側のボルト13の軸部28と螺合可能なナット52が嵌め込まれている。図8に示すように、ナット52の外周面の前後方向中間部には、前後両端部との間に段付き状に連なる拡径部68が全周に亘って拡径して形成されている。凹部67の底面の中央部には、この底面から端子装着部55の後面にかけて貫通する挿入孔69が形成されている。ナット52の拡径部68の外径寸法は、凹部67の底面側の内径寸法とほぼ同じであって、拡径部68は、凹部67の内底部に緊密に嵌合されるようになっている。また、ナット52の後端部は、挿入孔69を貫通して端子装着部55の後面側に止め具70で固定されるようになっている。
ここで、凹部67は、その開口側で段付き状に拡径して構成されている。具体的には、凹部67の内周面は、拡径部68と密着しかつナット52の前端部との間に略一定間隔をあけて配置される前後方向に沿った第1面71と、第1面71の前端に略直角に連なり、ナット52から離間する向きとなる径方向外側に張り出す径方向に沿った第2面72と、第2面72の外端に略直角に連なり、第2面72の外端(張り出し端)から端子装着部55の前面(嵌合面)にかけて第2面72の張り出し方向と略直交する向きに延びる前後方向に沿った第3面73とによって構成されている。第2面72は、端子装着部55の前面(凹部67の開口縁)の近くに配置されている。
また、凹部67内には、その前面開口からシリコン樹脂等のポッティング材からなる封止材が導入される。この場合、ナット52の前端部の外周面と、凹部67の第1面71との間は、封止材の導入空間74となっている。導入空間74内に導入された封止材は、ナット52の前端部の外周面及び凹部67の第1面71に被着され、これによってナット52の周りが気密に封止されるようになっている。また、導入空間74内に導入された封止材が冷却等されて固化されることにより、凹部67内に樹脂部77が構成されるようになっている。
次に、本実施形態に係るコネクタ10、50の作用について説明する。
凹部67の導入空間74内に封止材を導入する。このとき、封止材は、その表面位置が第2面72と前後方向について同位置となるよう、第2面72の位置を指標として導入される。仮に、封止材が凹部67の導入空間74から溢れ出ても、溢れ出た封止材は、凹部67内における第2面72及び第3面73で区画されるトラップ空間78内に補足されることにより、端子装着部55の前面に至るのが回避される。
封止材の硬化後、凹部67内の封止状態が適正であるのか否かのエアリーク検査が行われる。エアリーク検査には円筒状の検出部81を有する治具80が用いられ、検出部81の先端部が凹部67内に挿入される。治具80の挿入過程では、検出部81の先端部の外周面が凹部67の第3面73に位置決め状態で摺接させられ、さらに治具80の挿入動作が完了する検出位置では、検出部81の開口端面が第2面72に当接して治具80のそれ以上の挿入が規制される。つまり、凹部67の第2面72は、検出位置にて治具80を当て止め可能な治具当て面となり、凹部67の第3面73は、治具80を検出位置まで誘導可能な治具案内面となっている。そして、治具80は、検出位置にて検出部81から樹脂部77の表面に向けてエアを吹き出し、そのエア漏れの有無に基づいて封止状態をチェックするようになっている。
検出部81の先端部の外周面及び検出部81の開口端面には、シール材85が付着されている。シール材85は、検出位置にて第2面72及び第3面73に密着させられ、これによって第2面72及び第3面73間からのエア漏れが防止される。つまり、凹部67の第2面72及び第3面73は、検出位置にて治具80との間を気密に保つためのシール面としても機能している。
一方、雌ハウジング11のハウジング本体15には、シール部材12が嵌着されるようになっている。ハウジング本体15へのシール部材12の装着にあたり、シール部材12の各フランジ部31の両押圧面32に図示しない組み付け用の治具の先端部が押し当てられる。組み付け用の治具の先端部は、チャンネル状をなし、両押圧面32に向けられた一対の脚片を有している。この場合、両脚片の先端が突部33を跨ぎつつ両押圧面32を押圧することにより、シール部材12を組付空間18の奥方に押し込むようになっている。シール部材12の装着過程では、突部33が引掛片37に干渉して内向きに撓み変形させられる。そして、シール部材12が正規の装着位置に至るに伴い、突部33が引掛片37を乗り越えて弾性的に復元し、もって突部33が引掛片37にその後方から対峙する。こうして装着位置に至ったシール部材12は、突部33が引掛片37に当接することで前方への抜け止めがなされ、連結部17に当接することで後方への抜け止めがなされる。
続いて、両ハウジング11、51の嵌合動作を開始するにあたり、両ハウジング11、51を互いに正対させ、その状態で、ボルト13の軸部28の先端をナット52に緩く嵌め付ける。そして、ナット52にボルト13の軸部28をねじ込み、そのねじ込み動作によって両ハウジング11、51を互いに嵌合させる。このとき、ボルト13の頭部27がボルト装着部26によってハウジング本体15の後面よりも後方に離れて位置しているため、ハウジング本体15の後面から引き出された電線24がボルト13の締め付け具に絡むのが回避される。
以上説明したように、本実施形態によれば、次の効果を奏し得る。
(1)凹部67内に導入される封止材の表面位置が凹部67の第2面72を基準として規定されることにより、仮に、封止材が凹部67の第1面71から第2面72に溢れ出ても凹部67の第3面73に捕捉されてハウジング本体15の嵌合面に至るのが回避される。したがって、封止材の導入量を厳格に管理する必要がなく、封止材の導入時における作業性が改善される。
(2)凹部67の第2面72がエアリーク検査用の治具80を検出位置で当て止め可能な治具当て面とされているから、第2面72とは別に専用の治具当て面が構成されるよりも、構成を簡素化できる。
(3)凹部67の第3面73が治具80を検出位置まで案内可能な治具案内面とされているから、第3面73とは別に専用の治具案内面が構成されるよりも、構成をより簡素化できる。
(4)凹部67の第2面72及び第3面73が検出位置にて治具80との間を気密に保つことが可能なシール面とされているから、第2面72及び第3面73とは別に専用のシール面が構成されるよりも、構成をよりいっそう簡素化できる。
(5)シール部材12の押圧面32が、雌ハウジング11への装着時に、引掛片37とその突出方向で重なり合う位置に配置されているから、引掛片37の突出方向に関して押圧面32のスペースに余裕をもたせることができる。その結果、雌ハウジング11を大型化させずに、シール部材12の押圧面32の押圧領域を確保することができる。
(6)シール部材12の押圧面32が、雌ハウジング11への装着時に、引掛片37を挟んだ両側に対をなして配置されているから、両押圧面32を押圧する組み付け用の治具を、例えば、チャンネル形状にすることができ、これによって治具の強度を高めることができる。
(7)シール部材12には、押圧面32と隣接する部位から引掛片37の突出方向と同方向に突出する突部33が形成され、突部33が引掛片37に係止されるから、引掛片37に対するシール部材12の係止代を、突部33の突出量に応じて適宜調整することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)引掛片が対をなして配置され、シール部材の押圧面が両引掛片の間に位置する構成であってもよい。
(2)凹部の第2面は、第1面及び第3面に対して必ずしも直交する形態でなくてもよい。
(3)上記とは逆に、雌コネクタにナットが装着され、雄コネクタにボルトが装着されるものであってもよい。
10…雌コネクタ
11…雌ハウジング
12…シール部材
13…ボルト
31…フランジ部
32…押圧面
33…突部
37…引掛片
50…雄コネクタ
51…雄ハウジング
52…ナット
67…凹部
71…第1面
72…第2面
73…第3面
74…導入空間
77…樹脂部
80…治具(エアリーク検査用)

Claims (4)

  1. 相手ハウジングに嵌合可能とされ、嵌合状態で前記相手ハウジングと対向する嵌合面に凹部が開口して形成されたハウジングと、
    前記凹部内に挿入されて、前記嵌合面に露出した状態で前記ハウジングに固定され、かつ、前記相手ハウジングに装着されたボルトと螺合することにより、両ハウジングを嵌合状態に保持するナットとを備え、
    前記凹部内に封止材が導入され、前記ナットの外周面に前記封止材が被着されるようになっているコネクタであって、
    前記ハウジングの前記凹部が、前記ナットの外周面との間に前記封止材の導入空間を保有しつつ同外周面に対向して配置される第1面と、前記第1面の開口縁から径方向外向きに張り出して配置される第2面と、前記第2面の外端から前記嵌合面にかけて前記第2面の張り出し方向と交差して配置される第3面とを有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第2面が、前記封止材の導入部分のエアリークを検出する治具をその検出位置にて当て止め可能な治具当て面とされている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第3面が、前記治具を前記検出位置まで案内可能な治具案内面とされている請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記第2面及び前記第3面が、前記検出位置にて前記治具との間を気密に保つことが可能なシール面とされている請求項3記載のコネクタ。
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