JP5831813B2 - コネクタ嵌合用ボルト及びコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ嵌合用ボルト及びそのボルトで嵌合されるコネクタに関する。
特許文献1には、コネクタ嵌合用ボルト及びそのボルトで嵌合されるコネクタが開示されている。ボルトは、軸方向に長い軸部を備えている。軸部の軸方向一端部には頭部が設けられ、軸部の軸方向他端部にはねじ部が設けられている。そして、ボルトは、第1コネクタに装着される。ボルトが第1コネクタに装着された状態で、第1、第2コネクタが浅く嵌合され、頭部に回転力が付与されることにより、ねじ部が第2コネクタに装着されたナットに螺合される。ねじ部がナットにねじ込まれるにしたがい第2コネクタが第1コネクタ側に引き寄せられ、もって第1、第2コネクタが正規嵌合状態に至らされる。そして、正規嵌合時には、ボルトの頭部側の部分と第1コネクタとの間にシール部が弾性的に挟持され、これによってボルトと第1コネクタとの間が液密にシールされる。
特開2002−184516号公報
ところで、ボルトと第1コネクタとの間のシールをとる方法として、上記とは異なり、軸部にシール溝を設け、シール溝にOリング等のシール部材を嵌着させた状態で、第1コネクタにボルトを装着するというやり方も可能である。この場合、シール溝の溝面が損傷すると、シール部材によるシール性が損なわれるという事情がある。このため、シール溝の溝面の面精度を厳密に管理しなければならない。しかし、メッキ工程や搬送途上において、ボルト同士が互いに絡み合うと、他のボルトの軸部先端等がシール溝内に進入して溝面に接触し、シール溝の溝面が傷付けられるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ボルトのシール溝の溝面が損傷するのを防止してシール性能を維持することを目的とする。
本発明は、第1コネクタに装着され、軸方向一端部の頭部に回転力を付与することにより、軸方向他端部のねじ部が軸周りに回転して相手側の第2コネクタにねじ込まれ、前記ねじ部のねじ込みによって前記第2コネクタを前記第1コネクタ側に引き寄せて嵌合を進めるコネクタ嵌合用ボルトであって、前記頭部の軸方向他端寄りに隣接して径方向外側に張り出す形態とされ、正規嵌合時に前記第コネクタに当接してそれ以上の締め付けを規制するフランジ部と、前記フランジ部の軸方向他端寄りに位置して径方向内側に凹む形態とされ、過度の締め付けトルクが加わった場合破断される段差凹部と、軸方向に関して前記段差凹部と前記ねじ部との間に位置して径方向内側に凹む形態とされ、嵌合前に前記第1コネクタに当接して前記第1コネクタからの抜け出しを規制する止め輪が嵌着される止め溝と、軸方向に関して前記段差凹部と前記フランジ部との間に位置して径方向内側に凹む形態とされ、正規嵌合時に前記第1コネクタに液密に密着するシール部材が嵌着されるシール溝とを備えている。
ボルト同士が互いに絡み合う状況下において、軸方向一端側から他のボルトがシール溝内に進入しようとしても、該ボルトの先端がフランジ部に干渉することによってシール溝内への進入動作が規制され、さらに、軸方向他端側から他のボルトがシール溝内に進入しようとしても、該ボルトの先端が段差凹部に干渉することによってシール溝内への進入動作が規制される。したがって、ボルト同士が絡み合っても、シール溝の溝面が損傷するのが防止される。その結果、所定のシール性能を維持することができる。
本発明の実施形態1に係るボルトの側面図である。 他のボルトの軸部先端が段差凹部内に干渉する状態をあらわす側面図である。 他のボルトの軸部先端がフランジ部に干渉する状態をあらわす側面図である。 他のボルトのフランジ部がシール溝の溝面に接触しない状態をあらわす側面図である。 さらに他のボルトが傾いた状態をあらわす側面図である。 他のボルトの軸部先端がシール溝の溝面に接触しない状態をあらわす側面図である。 第1、第2コネクタが正規嵌合された状態をあらわす断面図である。 第1、第2コネクタが分離された状態をあらわす断面図である。 第1コネクタの背面図である。
<実施例>
本発明は次のように構成され得る。
フランジ部の厚みがシール溝の溝幅よりも大きい。こうすると、ボルト同士が絡み合ったときに、他のボルトのフランジ部がシール溝の溝面に接触するのが防止される。その結果、シール溝の溝面が損傷するのがより確実に防止される。
段差凹部の軸方向他端寄りに連続して径方向内側に凹む形態とされ、段差凹部の破断後に治具が当接する副凹部を有する。ボルト同士が絡み合ったときに、軸方向他端側から進入しようとする他のボルトの先端が副凹部内に入り込むと、段差凹部に誘導されるため、シール溝の溝面が損傷するのがより確実に防止される。
上記ボルトにより嵌合されるコネクタであって、第1コネクタには、ボルトが貫通するボルト貫通孔を有する筒部が設けられ、ボルトは、ボルト貫通孔を貫通した状態で嵌合前の初期位置から嵌合後の嵌合位置へと軸方向に移動可能とされ、初期位置では、シール溝に嵌着されたシール部材が筒部の軸方向一端側の開口縁から露出するとともに、止め部が筒部の軸方向他端側の開口縁に当接し、嵌合位置では、シール部材が筒部の内周面に密着するとともに、フランジ部が筒部の軸方向一端側の開口縁に当接する。これによれば、嵌合前にシール部材の状態を目視により確認することができるため、損傷状態のシール部材を未然に取り変えることができる。また、嵌合前はシール部材を非圧縮状態に保つことができるため、シール性能を良好に発揮させることができる。さらに、ボルトが初期位置と嵌合位置とで保持されるため、取り扱い性に優れる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
図7及び図8に示すように、コネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2コネクタ40、60からなる。第1コネクタ40にはボルト10が装着され、第2コネクタ60にはナット90が装着されている。ボルト10がナット90にねじ込まれることにより、第1、第2コネクタ40、60が互いに嵌合されるようになっている。なお、以下の説明において前後方向については、第1、第2コネクタ40、60の相互の嵌合面側を前方とする。
第2コネクタ60は、図8に示すように、扁平ブロック状の第2ハウジング部61と、第2ハウジング部61の前端周縁から前方へ突出する筒状のフード部62とを有している。第2ハウジング部61の略中心部にはナット装着孔63が設けられている。ナット装着孔63内にはナット90が挿入され、挿入されたナット90はストッパ70で抜け止めされる。そして、ナット90は、前後方向(軸方向)に延びて前面に開口するボルト受け部91を有している。ボルト受け部91の内周面にはねじ受け部92が螺刻されている。
第2ハウジング部61におけるナット装着孔63の周囲には、複数の第2キャビティ64が前後方向に延出して形成されている。各第2キャビティ64内には後方から雄端子金具65が挿入される。雄端子金具65は、前方にタブ66を突成させた形態とされ、かつ、電線100に電気的に接続されるとともに、電線100の端末部に嵌着されたゴム栓150に圧着されている。ゴム栓150は、雄端子金具65とともに第2キャビティ64内に挿入され、第2キャビティ64の内周面に密着することで第2ハウジング部61内を液密にシールする役割をはたす。また、第2キャビティ64内に雄端子金具65が正規挿入されると、タブ66がフード部62内に突出して配置されるようになっている。
フード部62内には、第1、第2コネクタ40、60の嵌合過程で後退するムービングプレート75が組み付けられている。第1、第2コネクタ40、60の嵌合前は、図8に示すように、タブ66の先端周りがムービングプレート75の前壁76によって包囲され、これによってタブ66の先端部に異物が干渉するのが回避できるようになっている。なお、第2ハウジング部61及びフード部62は合成樹脂製であり、雄端子金具65及びナット90は金属製である。
第1コネクタ40は、図8に示すように、扁平ブロック状の第1ハウジング部41と、第1ハウジング部41の周りを包囲する筒状の嵌合筒部42とを有している。第1、第2コネクタ40、60の正規嵌合時には、図7に示すように、第1ハウジング部41と嵌合筒部42との間にフード部62が進入するようになっている。第1ハウジング部41の略中心部には、前後方向にほぼ沿ったボルト貫通孔43を有する筒部44が設けられている。筒部44内には、ボルト貫通孔43が形成されている。ボルト貫通孔43内には、ボルト10が貫通して装着される。
第1ハウジング部41における筒部44の周囲には、図9に示すように、複数の第1キャビティ47が前後方向に延出して形成されている。図8に示すように、各第1キャビティ47内には後方から雌端子金具45が挿入される。雌端子金具45は、タブ66を受容してタブ66に接続可能な箱部46を有し、かつ、電線200に電気的に接続されるとともに、電線200の端末部に嵌着されたゴム栓250に圧着されている。ゴム栓250が雌端子金具45とともに第1キャビティ47内に挿入されて第1キャビティ47の内周面に密着することにより、第1ハウジング部41内が液密にシールされるようになっている。また、第1ハウジング部41の外周面には、シールリング50が嵌着されている。図7に示すように、第1、第2コネクタ40、60が正規嵌合されると、フード部62と第1ハウジング部41との間にシールリング50が弾性的に挟持され、これによって第1、第2コネクタ40、60間が液密にシールされるようになっている。なお、第1ハウジング部41及び嵌合筒部42は合成樹脂製であり、雌端子間具及びボルト10は金属製である。
続いてボルト10について説明すると、ボルト10は、図1に示すように、前後方向に細長く延びる軸部11を有している。軸部11の後端部(軸方向一端部)には、径方向外側に張り出す背面視六角形の頭部12が設けられている。また、軸部11の前端部(軸方向他端部)には、ボルト受け部91に螺合可能なねじ部13が設けられている。そして、軸部11における頭部12とねじ部13との間には、フランジ部14、シール溝15、段差凹部16、副凹部17、止め溝18、ガイド部21及びフラット部22が前後方向に並んで配置されている。これらフランジ部14、シール溝15、段差凹部16、副凹部17、止め溝18、ガイド部21及びフラット部22は、いずれも軸部11におけるねじ部13よりも太径とされた胴部19に設けられている。
フランジ部14は、径方向外側に全周に亘って張り出す形態とされ、頭部12の前端に隣接して配置されている。フランジ部14の前面は、第1、第2コネクタ40、60の正規嵌合時に筒部44の後端開口縁に当て止めされる座面23とされている。
シール溝15は、胴部19の外周面に全周に亘って凹み形成され、フランジ部14の直前方に配置されている。実施形態1の場合、シール溝15は、前後方向に少しの間隔をあけて2条並んで配置されている。シール溝15の溝幅は、フランジ部14の厚み(前後厚)よりも小さくされている。そして、シール溝15の内部には、図8に示すように、円環状のシール部材30が嵌着される。シール部材30はシリコンゴム等のゴム製であって、シール溝15の内部に嵌着された状態で、シール溝15の内部に密嵌されるとともに、シール溝15から外側に膨出して配置される。
段差凹部16は、胴部19の外周面に全周に亘って凹み形成され、シール溝15の前方に配置されている。図1に示すように、段差凹部16の底面の直径はねじ部13の直径よりも小さくされ、段差凹部16はボルト10の中で最小径の部分となっている。軸部11に過剰な締め付けトルクが付与されると、段差凹部16が破断されて、ボルト10が段差凹部16を境に分離されるようになっている。
副凹部17は、胴部19の外周面の上下両部に凹み形成され、段差凹部16の前端に段付き状に連続して配置されている。副凹部17の深さは、段差凹部16の深さよりも浅く、シール溝15の深さよりも深くされている。また、副凹部17の溝幅は、段差凹部16の溝幅よりも大きくされている。そして、副凹部17は、径方向で対をなす平面部24を有している。段差凹部16の破断後、両平面部24に図示しない治具を当接させて回転操作することにより、ボルト10の取り外しが可能となっている。なお、副凹部17は、ボルト10全体の前後方向略中央部に設置されている。
止め溝18は、胴部19の外周面に全周に亘って凹み形成され、副凹部17の前方に配置されている。止め溝18の深さは、シール溝15の深さよりも浅くされている。そして、図8に示すように、止め溝18内には、C環状の止め輪80が嵌着される。止め輪80は、金属製であって、止め溝18内に嵌着された状態で、止め溝18に引っ掛け係止されるとともに、止め溝18から外側に突出して配置される。
ガイド部21は、図1に示すように、胴部19の外周面において前方へ向けてテーパ状に縮径して形成され、止め溝18の前方に配置されている。止め輪80の装着過程では、止め輪80がガイド部21を摺動して弾性的に拡径され、止め輪80が正規に装着されるのに伴い、止め輪80が復帰方向に変位して止め溝18内に係止されるようになっている。
フラット部22は、ガイド部21の前端から胴部19の前端にかけて前後方向にほぼ同一径で連なる形態とされている。フラット部22の前端、止め溝18の前後両端、副凹部17の前端、段差凹部16の前後両端、両シール溝15の前後両端及びフランジ部14の前後両端には、径方向の段差が形成されている。
なお、ボルト10は、図8から図7にかけて示すように、第1コネクタ40に対して嵌合前の初期位置と嵌合後の嵌合位置とに前後方向に移動可能とされ、かつ初期位置と嵌合位置とに移動規制状態に保持可能とされている。
以上が実施形態1に係るボルト10及びコネクタの構造であり、続いて、その作用を説明する。
メッキ時又は輸送時には、多数のボルト10が集合するため、ボルト10同士が互いに絡み合い、シール溝15の溝面が他のボルト10Aによって傷付けられる可能性がある。しかるに実施形態1によれば、上記ボルト10の構造によってシール溝15の損傷を回避可能となっている。
例えば、図6に示すように、ボルト10に対して他のボルト10Aが反対方向を向き、かつ傾斜姿勢をとって干渉しても、他のボルト10Aの軸部先端11Aがボルト10のシール溝15の溝面に接触しないように、シール溝15の溝幅及び深さが設定されている。
また、例えば、図4及び図5に示すように、ボルト10に対して他のボルト10Aが同じ方向を向き、かつ水平姿勢又は傾斜姿勢をとって干渉しても、他のボルト10Aのフランジ部14がボルト10のシール溝15の溝面に接触しないように、フランジ部14の厚みやシール溝15の溝幅及び深さが設定されている。
また、例えば、図3に示すように、ボルト10に対して他のボルト10Aが同じ側を向き、かつ傾斜姿勢をとりつつ後方から進入してきても、他のボルト10Aの軸部先端11Aがボルト10のフランジ部14の後端に干渉することにより、他のボルト10Aのそれ以上の前進が規制される。このため、他のボルト10Aの軸部先端11Aがシール溝15の内部に進入するのが防止される。
また、例えば、図2に示すように、ボルト10に対して他のボルト10Aが反対方向を向き、かつ傾斜姿勢をとりつつ前方から進入してきても、他のボルト10Aの軸部先端11Aが段差凹部16の後端に干渉することにより、他のボルト10Aのそれ以上の後退が規制される。このため、他のボルト10Aの軸部先端11Aがシール溝15の内部に進入するのが防止される。
なお、実施形態1の場合は、副凹部17から段差凹部16にかけて階段状に落ちていることにより、他のボルト10Aの軸部先端11Aが副凹部17の溝底を摺動したあと段差凹部16に導かれる。また、前方から進入する他のボルト10Aの軸部先端11Aが止め溝18の後端に引っ掛け係止されることによっても、他のボルト10Aのそれ以上の後退が規制される。したがって、他のボルト10Aがシール溝15の内部に進入するのがより確実に防止される。
その後、ボルト10のシール溝15の内部にシール部材30が嵌着され、その状態でボルト10が第1コネクタ40の筒部44内に後方から挿入される。図8に示すように、ボルト10がボルト貫通孔43を貫通して初期位置に至ると、前側のシール溝15の内部に嵌着されたシール部材30が筒部44の後端開口縁に当接して、ボルト10のそれ以上の挿入動作が規制される。また、止め溝18内に嵌着された止め輪80が筒部44の前端開口縁に当接して、ボルト10が後方へ抜け止めされる。これにより、ボルト10が初期位置に移動規制状態に保持される。このとき、両シール溝15の内部に嵌着されたシール部材30は筒部44の後端開口縁より外側に露出しており、作業者が両シール部材30の状態を目視により確認することが可能となっている。
続いて、第1コネクタ40が第2コネクタ60と正対され、その状態から第1、第2コネクタ40、60が互いに嵌合される。嵌合開始時に、ボルト10の軸部先端11Aがナット90のボルト受け部91内に挿入される。その状態で、ボルト10の頭部12に図示しない治具があてがわれて回転操作される。すると、軸部11が軸周りに回転され、ねじ部13がねじ受け部92に螺合して、ボルト10がナット90にねじ込まれる。ボルト10のねじ込みに伴い、第1、第2コネクタ40、60の相互の嵌合動作が進行する。図7に示すように、第1、第2コネクタ40、60が互いに正規嵌合されると、雌雄両端子金具45、65が互いに正規接続される。また、第1、第2コネクタ40、60が互いに正規嵌合された状態では、フランジ部14が筒部44の後端開口縁に当接してボルト10のそれ以上の螺進が阻止される。さらに、正規嵌合時には、両シール部材30が筒部44内に収容されて筒部44の内周面に弾性的に密着される。これにより、筒部44内が液密にシールされ、外部から第1、第2コネクタ40、60の嵌合領域間に水が浸入するのが防止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ボルト10同士が互いに絡み合う状況下において、後方から他のボルト10Aがシール溝15の内部に進入しようとしても、該ボルト10の軸部先端11Aがフランジ部14に干渉することによってシール溝15の内部への進入動作が規制され、さらに、前方から他のボルト10Aがシール溝15の内部に進入しようとしても、該ボルト10の軸部先端11Aが段差凹部16に干渉することによってシール溝15の内部への進入動作が規制される。したがって、ボルト10同士が絡み合っても、シール溝15の溝面が損傷するのが防止される。その結果、所定のシール性能を維持することができる。
また、フランジ部14の厚みがシール溝15の溝幅よりも大きいことから、ボルト10同士が絡み合ったときに、他のボルト10Aのフランジ部14がシール溝15の溝面に接触するのが防止され、結果、シール溝15の溝面が損傷するのがより確実に防止される。
また、軸部11には段差凹部16の破断後に治具が当接する副凹部17が段差凹部16に連続して凹み形成されているため、ボルト10同士が絡み合ったときに、前方から進入しようとする他のボルト10Aの軸部先端11Aが副凹部17から段差凹部16に誘導され、シール溝15の内部により進入し難くなる。
さらに、ボルト10が初期位置に保持された状態では、両シール部材30が筒部44の後端開口縁から露出するため、嵌合前にシール部材30の状態を目視により確認することができ、結果、損傷状態のシール部材30を未然に取り変えることができる。また、嵌合前はシール部材30を非圧縮状態に保つことができるため、嵌合後にシール性能を良好に発揮させることができる。さらに、ボルト10が初期位置と嵌合位置とで保持されるため、取り扱い性に優れる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)軸部の外周面にシール溝が1つだけ形成され、この1つのシール溝内にシール部材が嵌着される構成であってもよい。
(2)頭部とフランジ部とは互いに離間して配置されていてもよい。
(3)ボルトは、背面視四角形の頭部を有する四角ボルトであってもよい。
10…ボルト
10A…他のボルト
11…軸部
12…頭部
13…ねじ部
14…フランジ部
15…シール溝
16…段差凹部
17…副凹部
18…止め溝
30…シール部材
40…第1コネクタ
43…ボルト貫通孔
44…筒部
60…第2コネクタ
80…止め輪
90…ナット

Claims (4)

  1. 第1コネクタに装着され、軸方向一端部の頭部に回転力を付与することにより、軸方向他端部のねじ部が軸周りに回転して相手側の第2コネクタにねじ込まれ、前記ねじ部のねじ込みによって前記第2コネクタを前記第1コネクタ側に引き寄せて嵌合を進めるコネクタ嵌合用ボルトであって、
    前記頭部の軸方向他端寄りに隣接して径方向外側に張り出す形態とされ、正規嵌合時に前記第コネクタに当接してそれ以上の締め付けを規制するフランジ部と、
    前記フランジ部の軸方向他端寄りに位置して径方向内側に凹む形態とされ、過度の締め付けトルクが加わった場合破断される段差凹部と、
    軸方向に関して前記段差凹部と前記ねじ部との間に位置して径方向内側に凹む形態とされ、嵌合前に前記第1コネクタに当接して前記第1コネクタからの抜け出しを規制する止め輪が嵌着される止め溝と、
    軸方向に関して前記段差凹部と前記フランジ部との間に位置して径方向内側に凹む形態とされ、正規嵌合時に前記第1コネクタに液密に密着するシール部材が嵌着されるシール溝とを備えていることを特徴とするコネクタ嵌合用ボルト。
  2. 前記フランジ部の厚みが前記シール溝の溝幅よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のコネクタ嵌合用ボルト。
  3. 前記段差凹部の軸方向他端寄りに連続して径方向内側に凹む形態とされ、前記段差凹部の破断後に治具が当接する副凹部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ嵌合用ボルト。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のボルトにより嵌合されるコネクタであって、
    前記第1コネクタには、ボルトが貫通するボルト貫通孔を有する筒部が設けられ、前記ボルトは、前記ボルト貫通孔を貫通した状態で嵌合前の初期位置から嵌合後の嵌合位置へと軸方向に移動可能とされ、
    前記初期位置では、前記シール溝に嵌着された前記シール部材が前記筒部の軸方向一端側の開口縁から露出するとともに、前記止め部が前記筒部の軸方向他端側の開口縁に当接し、
    前記嵌合位置では、前記シール部材が前記筒部の内周面に密着するとともに、前記フランジ部が前記筒部の軸方向一端側の開口縁に当接することを特徴とするコネクタ。
JP2012077788A 2012-03-29 2012-03-29 コネクタ嵌合用ボルト及びコネクタ Active JP5831813B2 (ja)

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