JP2012089297A - 機器用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機器のケースCに設けられた取付孔C1に装着される機器用コネクタであって、両端に開口すると共に、その一端側に相手方コネクタと嵌合可能なフード部24が設けられた第一ハウジング20と、第一ハウジング20における両開口との間に位置して、雄型端子金具10を収容する端子収容部21と、第一ハウジング20の他端側に嵌合される第二ハウジング50と、端子収容部21と一体に形成されたランス27と、第一ハウジング20と第二ハウジング50との間をシールすると共に、電線Wと第一ハウジング20及び第二ハウジング50との間をシールするゴム栓60と、を備えている。
【選択図】図3
Description
しかしながら、このような構造によると、ケース取付部に装着したゴム栓のほかに、コネクタ嵌合部とケース取付部との間をシールするシール部材が必要となり、部品点数や組付け工数が増加する。
また、第一及び第二ハウジングを分割したことにより、第一ハウジングと第二ハウジングとの間から水などが浸入する虞があるが、本発明によると、第一ハウジングと第二ハウジングとの間と、電線と両ハウジングとの間と、を一つのゴム栓によってシールすることができる。したがって、コネクタハウジングに対する端子金具の組み付け作業性を向上させることができる。
前記ゴム栓を収容するためのゴム栓収容部が前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとに亘って設けられ、前記ゴム栓には、前記ゴム栓収容部の内周壁と密着する外周面から全周に亘って張り出すフランジが設けられ、前記第一及び第二のハウジングが正規に組み付けられた状態においては、前記フランジが前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとによって挟持される構成としてもよい。
このような構成によると、フランジが両ハウジングによって挟持されることで、面シールの役割を果たすことができる。これにより、第一ハウジングと第二ハウジングとの界面から両ハウジングの内部へ至る経路と、ゴム栓の外周面における第一ハウジングの内部と第二ハウジングの内部とを繋ぐ経路とを長くすることができる。したがって、外部から両ハウジング内に水が浸入したり、第二ハウジングから第一ハウジング内に油が浸入したりすることを防ぐことができる。また、ゴム栓を第一ハウジングと第二ハウジングとの間で挟持して保持しているので、ゴム栓を保持するバックリテーナ等の保持部材を別途設けることなく、ゴム栓を安定して保持することができる。
本発明の実施形態について図1乃至図6を参照して説明する。
本実施形態の機器用コネクタは、例えば、自動車のオートマチックトランスミッションのケースCに設けられた円孔形状をなす取付孔C1に装着される。尚、以下の説明において、幅方向とは図1における左右方向を基準とし、前後方向とは図2の左右方向を基準として図示左側を前側とする。また、上下方向については図1及び図2の上下方向を基準とする。
接続部11は、二枚重ね状をなし、かつ、細長い形状をなしている。本体筒部12は、接続部11よりも拡幅して形成され、その下面における中央部には係止孔12Aが設けられている。バレル13は、電線Wに圧着され、雄型端子金具10と電線Wとを導通可能に接続している。
また、各張り出し部22の内部には、前後方向に貫通する貫通孔22Aが横並びに間隔をあけて二つずつ設けられており、各貫通孔22Aの内壁に係止突起22Bが設けられている。
端子収容部21の内部には、図1及び図4に示すように、上下二段で横並びに複数のキャビティ26が形成されている。このキャビティ26は前後方向に貫通して形成され、その内部には、下面から前方に向かって片持ち状に延出するランス27が端子収容部21と一体に設けられている。
また、第一ハウジング20における端子収容部21の前方は、図示しない相手方コネクタを収容可能とするフード部(本発明の「コネクタ嵌合部」に相当する)24とされ、後方はゴム栓60が収容されるゴム栓収容部25とされている。
また、ゴム栓収容部25に収容されたゴム栓60は、図3及び図4に示すように、ゴム栓60の前面がゴム栓収容部25の前壁25Aと、ゴム栓60の後面がゴム栓収容部25の後壁25Bとの双方に接触することで、ゴム栓収容部25の前後両壁25A,25Bによって前後方向から挟持された状態となっている。
まず、図5に示すように、第一ハウジング20の後方からゴム栓60を第一収容凹部31に嵌合させ、ゴム栓60におけるフランジ64の前面が第一ハウジング20の第一収容凹部31の後方開口縁部に当接するまで挿入する。ここで、ゴム栓60のフランジ64より前方に設けられた外周リップ61は第一収容凹部31の内周壁によって押し潰され、第一収容凹部31の内周壁に密着した状態となる。
すなわち、電線Wと両ハウジング20,50との間とをシールするゴム栓60を利用して、第一ハウジング20と第二ハウジング50との間をシールすることができるようになっている。これにより、第一ハウジング20と第二ハウジング50とに分割した状態においても、端子ホルダをコネクタハウジングに組み付ける従来型のコネクタに比べて、部品点数や組み立て工数を増加させることなく機器用コネクタを構成することができる。
したがって、外部から両ハウジング20,50内に水が浸入したり、第二ハウジング50から第一ハウジング20内に油が浸入したり、第二樹脂挿入路29から第二ハウジング50内に樹脂が浸入したりすることを防ぐことができる。また、ゴム栓60を第一ハウジング20と第二ハウジング50との間で挟持して保持しているので、ゴム栓60の後方にゴム栓60を保持するためのバックリテーナ等の保持部材を別途設けることなく、ゴム栓60を安定して保持することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、雄型端子金具10を装着した機器用コネクタを構成する例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、雌型端子金具を装着した機器用コネクタに適用することも可能である。
(2)上記実施形態では、キャビティ26内にエポキシ樹脂を充填した機器用コネクタを構成する例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、キャビティ26内にエポキシ樹脂が充填されない機器用コネクタに適用することも可能である。
(4)上記実施形態では、第一ハウジング20の係止突起22Bに第二ハウジング50の係止孔56Aを係止させることで第一ハウジング20に第二ハウジング50を組み付ける構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、係止溝に係止爪を係止させることで第一ハウジング20に第二ハウジング50を組み付ける構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、雄型端子金具10と電線Wとの接続部分を覆うための樹脂としてエポキシ樹脂を用いたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、樹脂としては、シリコン樹脂などを用いてもよい。
20:第一ハウジング
21:端子収容部
24:フード部(コネクタ嵌合部)
25:ゴム栓収容部
27:ランス
50:第二ハウジング
52:ケース取付部
60:ゴム栓
64:フランジ
C :ケース
C1:取付孔
W :電線
Claims (2)
- 機器のケースに設けられた取付孔に装着される機器用コネクタであって、
筒状をなして軸方向両端に開口すると共に、その一端側開口に相手方コネクタと嵌合可能なコネクタ嵌合部が設けられた第一ハウジングと、
前記第一ハウジングにおける前記一端側開口と前記他端側開口との間に位置して、電線に接続された端子金具を収容する端子収容部と、
前記取付孔に嵌合して装着されるケース取付部を有し、前記端子収容部から引き出された前記電線を内部に挿通させると共に、前記第一ハウジングの他端側開口に嵌合される筒状の第二ハウジングと、
前記第一ハウジング成形用の金型を型開きすることで成形され、前記端子収容部内において前記端子金具を保持するランスと、
前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの間に挟持されることで、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの間を液密状にシールすると共に、前記電線を内部に挿通させることで、前記電線と前記第一ハウジングの内周壁及び前記第二ハウジングの内周壁との間を液密状にシールするゴム栓と、を備えていることを特徴とする機器用コネクタ。 - 前記ゴム栓を収容するためのゴム栓収容部が前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとに亘って設けられ、
前記ゴム栓には、前記ゴム栓収容部の内周壁と密着する外周面から全周に亘って張り出すフランジが設けられ、
前記第一及び第二のハウジングが正規に組み付けられた状態においては、前記フランジが前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとによって挟持されることを特徴とする請求項1記載の機器用コネクタ。
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