JP2011248964A - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】欠陥セルのリフレッシュによる救済制御を簡易にする。
【解決手段】 半導体装置は、第1及び第2のROMと、設定信号に基づいて、入力ノードに時系列に複数回供給される複数の入力アドレスから、前記第1及び第2のROMにそれぞれ記録すべき第1及び第2のアドレスを設定する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記設定信号に基づいて前記入力アドレスを前記第1のアドレスとして設定し、前記第1のアドレス信号が設定された後には、前記設定信号に基づき、且つ、前記設定された第1のアドレスと前記入力アドレスとが予め定めた一部のビットに関して互いに異なる場合に、その時の前記入力アドレスを前記第2のアドレスとして設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその制御方法に関し、特にリフレッシュ動作を必要とする半導体装置及びその制御方法に関する。
半導体装置の一種であるDRAM(Dynamic Random Memory)は、情報を記憶し続けるためにリフレッシュ動作を必要とする。このリフレッシュ動作の周期(リフレッシュ周期)は、メモリセルのリテンション時間より短くなるように決定されるが、多数のメモリセルのリテンション時間にはばらつきが存在する。つまり、DRAMには、リフレッシュ周期よりも短いリテンション時間を持つメモリセル(欠陥セル)がある程度存在する。このような欠陥セルを全て冗長メモリセルに置き換えようとするならば、多数の冗長メモリセルが必要になる。そこで、欠陥セルの単位時間当たりのリフレッシュ回数を正常なメモリセルの単位時間当たりのリフレッシュ回数よりも多くすることによって、欠陥セルを救済することが行われている。(例えば、特許文献1参照)。本願明細書においては、「欠陥セル」または「欠陥セルの救済」を、「リテンション時間の実力が不足したセル」または「リフレッシュ回数を増加したセルの救済」と定義する。
特開2006−323909号公報(特に、図3及び図5)
従来、欠陥セルの救済は、以下のように行われている。
例えば、全メモリセルのリフレッシュが、アドレス“0001”→“0002”→“0003”→・・・、と順番に行われるものとする。また、欠陥セルのアドレスが“1002”であるとする。この場合、欠陥セルの下位アドレス“02”に着目し、アドレス“0002”に対するリフレッシュが行われた後、アドレス“1002”に対するリフレッシュを行う。つまり、アドレス“**02”(“1002”を除く)に対するリフレッシュが行われると、アドレス“1002”に対する(割り込み)リフレッシュを行う。こうすることで、欠陥セルの単位時間当たりのリフレッシュ回数を正常なセルのリフレッシュの単位時間当たりのリフレッシュ回数よりも多くすることができる。
しかしながら、複数の欠陥セルを救済する場合、それらの下位アドレスが互いに一致している場合と互いに異なる場合とでは、異なる制御が必要になる。例えば、上記例で欠陥セルのアドレスが“1002”及び“1102”であるとする。この場合、アドレス“0002”に対するリフレッシュを行った後、アドレス“1002”に対するリフレッシュと、アドレス“1102”に対するリフレッシュとを行わなければならない。つまり、“0003”に対するリフレッシュは、2回延期(これは、欠陥セルが無かった場合に“0003”が本来のリフレッシュされる時間を基準として、2回順延されるという意味である)される。これに対して、欠陥セルのアドレスが“1002”及び“1103”であれば、“0003”に対するリフレッシュは、1回延期されるだけである。
このように、従来の欠陥セルの救済方法は、割り込みリフレッシュを行う回数やそのタイミングを、下位アドレスが互いに一致する複数の欠陥セルが存在するか否かに応じて変更する必要があり、複雑なリフレッシュ制御回路が必要になるという問題点がある。
本発明の一実施の形態よる半導体装置は、第1及び第2のROMと、設定信号に基づいて、入力ノードに時系列に複数回供給される複数の入力アドレスから、前記第1及び第2のROMにそれぞれ記録すべき第1及び第2のアドレスを設定する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記設定信号に基づいて前記入力アドレスを前記第1のアドレスとして設定し、前記第1のアドレス信号が設定された後には、前記設定信号に基づき、且つ、前記設定された第1のアドレスと前記入力アドレスとが予め定めた一部のビットに関して互いに異なる場合に、その時の前記入力アドレスを前記第2のアドレスとして設定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2のROMに記録すべきアドレスとして設定される第1及び第2のアドレスの予め定められた一部ビットを互いに異ならせることができる。これにより、第1及び第2のROMに記録された第1及び第2のアドレス信号を利用して行われる動作制御を簡略化することができ、制御回路構成の簡略化による半導体装置の小型化を実現することができる。
本発明の技術思想の代表的な一例の半導体装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置のブロック図である。 図2の半導体装置に含まれる書き込み制御回路及びROM群の内部構成を示すブロック図である。 図3の書き込み制御回路に含まれるアドレスラッチ及び比較回路とアドレス判定回路の内部構成を示す回路図である。 排他的否定論理和及び排他的論理和の真理値表である。 図3の書き込み制御回路の動作を説明するためのタイムチャートである。 図3の書き込み制御回路に含まれるアドレスラッチ回路及び比較回路の一部構成を示す回路図である。 図3の書き込み制御回路に含まれるフェイル情報ラッチ回路の内部構成を示す回路図である。 上位アドレスが異なりかつ下位アドレスが一致する複数のアドレスの一例を示す図である。 リフレッシュによる欠陥セルの救済方法を説明するための図である。 リフレッシュによる欠陥セルの救済方法をより詳細に説明するためのタイムチャートである。 図2の半導体装置に含まれるリフレッシュ制御回路の内部構成を示すブロック図である。 図12のリフレッシュ制御回路に含まれる第1又は第2の救済判定回路の内部構成を示す回路図である。 図12のリフレッシュ制御回路に含まれるヒット信号コレクト回路の内部構成を示す回路図である。 図12のリフレッシュ制御回路に含まれるアドレス割り込みタイミング調整回路の内部構成を示す回路図である。 図2の半導体装置に含まれるリフレッシュアドレスカウンタの内部構成を示す回路図である。 図12のリフレッシュ制御回路の動作を説明するためのタイムチャートである。 図17の右図の拡大図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。
図1に示す半導体装置は、第1及び第2のROM11,12と、外部から入力される入力アドレス信号及び設定信号とに基づいて、第1及び第2のROM11,12にそれぞれ記録すべき第1及び第2のアドレスを設定する書き込み制御回路13を備えている。
書き込み制御回路13は、第1のアドレスと第2のアドレスとが、予め定められた一部のビットに関して互いに異なるように、第1及び第2のアドレスを設定する。
詳述すると、書き込み制御回路13は、入出力部14と、この入出力部14の動作を制御する動作制御部15とを有している。
入出力部14は、第1及び第2のアドレスラッチ回路141,142と、その中間出力を比較する比較回路143とを有している。第1及び第2のアドレスラッチ回路141,142には、入力アドレス信号を二分岐させた信号がそれぞれ供給される。第1及び第2のアドレスラッチ回路141,142は、動作制御部15からの第1及び第2の動作信号に応じて入力アドレス信号をそれぞれラッチする。比較回路143は、第1及び第2のアドレスラッチ回路141,142の中間出力を互いに比較する。ここで、第1及び第2のアドレスラッチ回路141,142の中間出力とは、ラッチ動作前は入力アドレス信号の一部、ラッチ動作後はラッチしたアドレス信号の一部を意味する。また、入力アドレス信号の一部とは、下位アドレスに相当する部分、例えば上位2ビットを除く残りのビットを表す部分を意味する。
動作制御部15は、第1及び第2の設定信号ラッチ回路151,152を有している。第2の設定信号ラッチ回路152は、設定信号無効化回路153を含む。第1及び第2の設定信号ラッチ回路151,152には、設定信号を二分岐させた信号がそれぞれ供給される。第1の設定信号ラッチ回路151は、入力される設定信号の最初の設定指示(例えば、ローレベル“L”)に応じてラッチ動作を行い、第1の動作信号を第1のアドレスラッチ回路141へ出力する。第2の設定信号ラッチ回路152の設定信号無効化回路153は、比較回路143の出力が一致を表しているとき、入力される設定信号を無効化する。そして、比較回路143の出力が不一致を表しているとき、入力される設定信号に応じてラッチ動作を行い第2の動作信号を第2のアドレスラッチ回路142へ出力する。
ここで、第1及び第2のアドレスラッチ回路141,142がともに、救済アドレスに対応するアドレス信号を未だラッチしていないとき、第1及び第2のアドレスラッチ回路141,142の中間出力は、どちらも分岐された入力アドレス信号の一部である。このとき、比較回路143は、一致を表す出力を設定信号無効化回路153へ出力する。この状態で、動作制御部15に最初の設定信号が入力されると、第1の設定信号ラッチ回路151は、その設定信号に応じて第1の動作信号を出力する。一方、第2の設定信号ラッチ回路152では、その設定信号は設定信号無効化回路153により無効化されるため、第2の動作信号は出力されない。その結果、第1のアドレスラッチ回路141は、そのとき入力されているアドレス信号を第1のアドレス信号としてラッチし、第1のアドレスが設定される。
その後、比較回路143は、第1のアドレスラッチ回路141にラッチされたアドレス信号の一部と、入力アドレス信号の一部とを比較する。比較回路143の出力は、入力アドレス信号の変化に応じて一致又は不一致を表す。
比較回路143の出力が一致を表すとき、第2の設定信号ラッチ回路152に入力される設定信号は設定信号無効化回路153により無効にされる。これに対して、比較回路143の出力が不一致を表すときは、第2の設定信号ラッチ回路152に入力される設定信号は設定信号無効化回路153によって無効にされない。それゆえ、第2の設定信号ラッチ回路152は、比較回路143の出力が不一致を表しているとき、入力される設定信号に応じて第2の動作信号を第2のアドレスラッチ回路142へ出力する。そして、第2のアドレスラッチ回路142は、第2の動作信号に応じて、入力アドレス信号を第2のアドレス信号としてラッチする。
こうして、第2のアドレスラッチ回路142にラッチされた第2のアドレス信号が示す第2のアドレスは、第1のアドレスラッチ回路141にラッチされた第1のアドレス信号が示す第1のアドレスとは異なる下位アドレスを持つ。
その後、第1及び第2のアドレスは、第1及び第2のROMにそれぞれ書き込まれる。
第1及び第2のアドレスは互いに異なる下位アドレスを有しているので、これらアドレスを利用するリフレッシュ制御を簡略化できる。その結果、制御回路の構成を簡略化でき、半導体装置の小型化を実現できる。
なお、本発明では、下位アドレスが一致する複数の欠陥セルが存在する場合、それらのうちの一つしか救済することができない。しかしながら、複数の欠陥セルが同一の下位アドレスを持つ確率は(ビット数にもよるが)現実として非常に低いので特に問題とはならない。また、複数の欠陥セルが同一の下位アドレスを持つ場合には、それらの欠陥セルを物的的に救済する(冗長メモリセルに置き換えする)ようにしてもよい。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態についてさらに詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の概略構成を示すブロック図である。
図示の半導体装置20は、リフレッシュ動作を必要とするメモリ装置(DRAM)である。半導体装置20は、コントローラ21、セルフリフレッシュタイマー22、リフレッシュアドレスカウンタ23、アドレスセレクタ24、アドレスバッファ25、テスト回路26、書き込み制御回路27、ROM群28、リフレッシュ制御回路29、ロウデコーダ30、メモリアレイ31、センスアンプ(SA)群32、Yスイッチ(Y−SW)33、カラムデコーダ34及びI/O(入出力)回路35を備えている。なお、書き込み制御回路27が図1の書き込み制御回路13に相当し、ROM群28が図1の第1及び第2のROM11,12に相当する。
コントローラ21は、コマンド入力端子41から入力されるコマンドCOMをデコードし、コマンドに従って各ブロックに制御信号を送り、半導体装置20の各種動作を制御する。
セルフリフレッシュタイマー22は、リフレッシュの時間間隔を制御する。
リフレッシュアドレスカウンタ23は、リフレッシュ制御回路29の制御の下、リフレッシュ回数をカウントアップし、設定回数になるとリセットされ、再び最初からカウントアップする。リフレッシュアドレスカウンタ23のカウント数は、リフレッシュ対象アドレスとして利用される。
アドレスセレクタ24は、リフレッシュアドレスカウンタ23からのロウアドレス又はアドレス入力端子42からのアドレスを選択する。
アドレスバッファ25は、アドレスセレクタ24により選択されたアドレスを所定のタイミングで各部へ出力する。なお、このアドレスを表す信号が、図1のアドレス信号に相当する。
テスト回路26は、メモリアレイ31に含まれる複数のメモリセルのリテンション時間に関する試験を行えるものであればよい。テスト回路26は、アドレスバッファ25からのアドレス信号に対応するメモリセルの試験を行い、合格/不合格(PASS/FAIL)を示す結果信号を書き込み制御回路27へ出力する。例えば、リテンション時間が基準時間以上であれば合格、基準時間を下回れば不合格とする。なお、結果信号が図1の設定信号に相当する。
書き込み制御回路27は、テスト回路26からの結果信号に基づいて、アドレスバッファ25からのアドレスをROM群28へ出力するように設定する。書き込み制御回路27に設定される複数のアドレスは、その下位アドレスの複数のビットが互いに異なる。
ROM群28は、複数のROMを有する。各ROMは、例えばアンチヒューズやその他の原理を利用したヒューズとすることができる。ROM群28、書き込み制御回路27に設定されたアドレスを記憶することができる。このROM群28に記憶されるアドレスは、リテンション時間が短く、通常のリフレッシュ周期よりも短い周期でリフレッシュを行うことで救済されるメモリセル(それが接続されたワード線)のロウアドレスである。
リフレッシュ制御回路29は、リフレッシュアドレスカウンタ23からのカウンタ内アドレス及びROM群28からのアドレスが入力され、リフレッシュアドレスカウンタ23へ制御信号を出力する。
各ロウデコーダ30は、アドレスバッファ25からのアドレスに従い、対応するメモリアレイ31のワード線を活性化する。
各メモリアレイ31は、マトリクス状に配置された多数のメモリセルと、これらメモリセルに接続される複数のワード線及び複数のビット線を有している。各メモリセルは、情報を記憶し続けるために一定時間内にリフレッシュされる必要がある。
各メモリアレイ31の複数のビット線はセンスアンプ群32に含まれるセンスアンプのいずれかに接続される。
カラムデコーダ34は、アドレスバッファ25からのカラムアドレスをデコードし、Yスイッチ33を制御する。その結果、センスアンプ群32に含まれるセンスアンプが選択的にI/O回路35に接続される。これにより、メモリアレイ31とI/O回路35との間でデータがやり取りされる。
I/O回路35は、DQピン43を介して外部とデータをやり取りする。
メモリアレイ31が冗長セルアレイを含み、この冗長セルアレイを用いて欠陥セルを物理的に救済する場合、欠陥セルのアドレスを記憶する物理救済用ROM45と、アドレスバッファ25からのアドレスと物理救済用ROM45からのアドレスとを比較する物理救済用比較回路46が設けられる。カラムアドレスについても、同様に、物理救済用ROM及び物理救済用比較回路を設けることができる。このような技術は、例えば、特開平6−203594号公報や特開2005−115106号公報に記載されている。
図1には、メモリアレイ31が4個示されている。2つのメモリアレイ31は、一つのセンスアンプ(一つのセンスアンプ列)を挟むように配置している。前記2つのメモリアレイ31は、互いに排他的にアクセスされる領域である。前記一つのセンスアンプは、前記2つのメモリアレイ31がそれぞれアクセスされる場合に使用されるアンプである。これら4個のメモリアレイ31に、それぞれ2048本のワード線が含まれているとすると、全ワード線の数は、8192本である。これらのワード線に順番にアドレスを割り当てると、4個のメモリアレイ31には、それぞれ“0000〜2047”、“2048〜4095”、“4096〜6143”、及び“6144〜8191”が割り当てられる。なお、これらのアドレスを2進数表記すれば13ビットで表される。そして、その上位2ビットは、4個のメモリアレイ31を選択するためのアドレスとなる。また、残りの11ビットは、各メモリアレイ31においてワード線を選択するアドレスとなる。以下の説明では、メモリアレイ31(メモリブロック)を選択するための上位2ビットを上位アドレスと呼び、各メモリアレイ31においてワード線を選択する下位11ビットを下位アドレスと呼ぶ。しかしながら、本願明細書で上位アドレス及び下位アドレスと呼ぶ部分のビット数は、メモリアレイ31の数や構成、および後述するリフレッシュ方法に応じて決定されるものであって、本例に限定されるものではない。
半導体装置20において、通常のリフレッシュを行う場合、順次入力されるリフレッシュコマンドREFに応じて、ワード線が順番に活性化される。リフレッシュ周期は、例えば、64msである。
リテンション時間の短い欠陥セルに対して通常のリフレッシュ周囲よりも短い周期でリフレッシュを行う場合、その欠陥セルが接続されたワード線が指定されたときのみならず、欠陥セルの下位アドレスと同じ下位アドレスを持つ他のメモリアレイ31のワード線が指定されたときにも欠陥セルが接続されたワード線の活性化を行う。欠陥セルが接続されたワード線の活性化は、同じ下位アドレスを有する他のメモリアレイ31のワード線の活性化と同時に行ってもよいし、異なるタイミングで行ってもよい。同時に行う場合は、それらのワード線は互いに異なるメモリアレイ31に属し、互いに異なるセンスアンプに接続されていなければならない。
例えば、欠陥セルがワード線“0003”に接続されているならば、ワード線“0003”の活性化を、ワード線“2051(=2048+0003)”、ワード線“4099(=2048×2+0003)”、及びワード線“6147(=2048×3+0003)”がそれぞれ活性化されるときにも行う。これにより、ワード線“0003”のリフレッシュは、(約)64/4=16ms毎に行われことになる。こうして、リテンション時間の短い欠陥セルに対して、通常のリフレッシュ周期よりも短い周期でリフレッシュを行うことができる。換言すると、リテンション時間の短い欠陥セルに対して行う単位時間当たりのリフレッシュ回数を、正常なメモリエルに対して行う単位時間当たりのリフレッシュ回数よりも多くすることができる。
以下、半導体装置20についてさらに詳細に説明する。
図3に示すように、ROM群28は、少なくとも2個のROM、即ち、第1のROM281、第2のROM282、・・・を有している。
書き込み制御回路27は、アドレスラッチ及び比較回路271と、アドレス判定回路272と、フェイル情報ラッチ回路273を有している。
アドレスラッチ及び比較回路271は、ROM群28に含まれるROMにそれぞれ対応するアドレスラッチ回路を有している。以下において、第n(n:自然数)のROMに対応するアドレスラッチ回路を第nのアドレスラッチ回路という。各アドレスラッチ回路は、アドレス信号のビット数に等しい数のラッチ部を有している。ここでは、13ビット<12:0>のアドレス信号を想定しているため、各アドレスラッチ回路は、13個のラッチ部(及びその周辺回路)を有する。
また、アドレスラッチ及び比較回路271は、ROM群28に含まれるROMの数−1に等しい数のアドレスビット比較回路を有している。各アドレスビット比較回路は、第2のROM282以降のROMにそれぞれ対応する。第n(ただし、n≧2)のROMに対応するアドレスビット比較回路は、第n−1のアドレスラッチ回路の中間出力と第nのアドレスラッチ回路の中間出力とを比較する。中間出力は、各アドレスラッチ回路がラッチ動作を行う前は入力アドレス信号が示すアドレスの下位アドレスを、ラッチ動作を行った後はラッチアドレスの下位アドレスを、それぞれ示す。なお、下位アドレスは、アドレスを構成する13ビットのうち下位11ビット<10:0>である。
各アドレスビット比較回路は、2つのアドレスラッチ回路の中間出力をビット毎に比較し、比較結果信号(1)を出力する。各アドレスビット比較回路は、図4に示すように、排他的否定論理和回路(ENOR)群275を用いて構成することができる。排他的否定論理和回路の真理値表は図5に示すとおりである。
アドレス判定回路272は、各アドレスビット比較回路に対応するアドレス判定部を有している。各アドレス判定部は、対応するアドレスビット比較回路からの比較結果に基づき、2つのアドレスラッチ回路の中間出力が示すアドレスが互いに一致するか否かを判定し、アドレス判定結果(2)として出力する。アドレス判定部は、例えば、図4に示すように論理積回路(AND)276を用いて構成することができる。
フェイル情報ラッチ回路273は、ROM群28に含まれるROMにそれぞれ対応する処理経路を有している。第1のROM281に対応する第1の処理経路では、不合格を示す最初の合格/不合格(PASS/FAIL)信号が入力されると、ラッチ動作を行って、第1のラッチ動作信号(3)をアドレスラッチ及び比較回路271へ出力し、第1のイネーブル信号<EN>を第1のROM281へ出力する。なお、第1のラッチ動作信号(3)と第1のイネーブル信号<EN>は、実質的に同じ信号である。第1のイネーブル信号は、第1のROM281に書き込まれるアドレス<12:0>が全て“0”の場合に、第1のROMに救済すべきアドレスが書き込まれていることを識別するために用いられる。つまり、第1のイネーブル信号は、記録済情報として利用される。記録済み情報の書き込みは、例えば、第1のROMに第1のイネーブル信号用のアンチヒューズを設けておき、第1のイネーブル信号が入力されたときに、それを切断することで行われる。
また、第nのROMに対応する第nの処理経路では、対応するアドレス判定部からのアドレス判定結果が不一致を示しているときに、不合格を示す合格/不合格(PASS/FAIL)信号が入力されると、ラッチ動作を行って、第nのラッチ動作信号をアドレスラッチ及び比較回路271へ出力し、第nのイネーブル信号を第nのROMへ出力する。第nのイネーブル信号は、第1のイネーブル信号と同様の信号である。アドレス判定結果が一致を示している間、第nのROMに対応する処理経路に入力される合格/不合格(PASS/FAIL)信号は無効にされる。
次に、書き込み制御回路27の動作について、図6をも参照して説明する。なお、説明を簡略化するため、ROM群28は、2個のROM、即ち、第1及び第2のROM281,282を備えているものとする。
最初のコマンドACTに応じて、アドレス“ab”を示すアドレス信号が書き込み制御回路27に入力されたとする。ここで、“a”は上位アドレス、“b”は下位アドレスを示すものとする。アドレス信号は、アドレスラッチ及び比較回路271の第1及び第2のアドレスラッチ回路に供給される。第1及び第2のアドレスラッチ回路はいずれもラッチ動作を行っていないので、中間出力Ai及びBiとして入力アドレス信号の下位アドレス“b”を出力する。アドレスビット比較回路は、第1及び第2のアドレスラッチ回路の中間出力がともに“b”であるので一致を示す比較結果としてハイレベル“H”を出力する。
この状態でテスト回路26からアドレス“ab”に対するテストの結果として不合格を示すローレベル“L”の合格/不合格信号(1st−FAIL)が入力されると、フェイル情報ラッチ回路273は、それに応じて第1のラッチ動作信号及び第1のイネーブル信号としてハイレベル“H”を出力する。その結果、第1のアドレスラッチ回路は、ラッチ動作を行い、アドレス“ab”をラッチする。これにより、第1のROMに書き込まれるべきアドレスとして、アドレス“ab”が設定される。以後、第1のアドレスラッチ回路からの中間出力は“b”に固定される。
次に、2番目のコマンドACTに応じて、アドレス“a′b”を示すアドレス信号が書き込み制御回路27に入力されたとする。このアドレスは、先に第1のアドレスラッチ回路にラッチされたアドレスと上位アドレスが異なるが下位アドレスが一致する。つまり、第1及び第2のアドレスラッチ回路出力する中間出力Ai及びBiは、ともに“b”である。それゆえ、アドレスビット比較回路は、一致を示す比較結果“H”を出力する。
この状態でテスト回路26からアドレス“a′b”に対するテストの結果として不合格を示すローレベル“L”の合格/不合格信号(2nd−FAIL)が入力されても、フェイル情報ラッチ回路273は、それを無視(無効化)する。つまり、フェイル情報ラッチ回路273から第2のラッチ動作信号(3)′及び第2のイネーブル信号ENは出力されない。
次に、3番目のコマンドACTに応じて、アドレス“ab′”を示すアドレス信号が書き込み制御回路27に入力されたとする。このアドレスは、先に第1のアドレスラッチ回路にラッチされたアドレスと下位アドレスが異なる。具体的には、第1のアドレスラッチ回路が出力する中間出力Aiは“b”を示し、第2のアドレスラッチ回路出力する中間出力Biは“b′”を示す。その結果、アドレスビット比較回路は、不一致を示す比較結果“L”を出力する。
この状態でテスト回路26からアドレス“ab′”に対するテストの結果として不合格を示すローレベル“L”の合格/不合格信号(3rd−FAIL)が入力されると、フェイル情報ラッチ回路273は、第2のラッチ動作信号(3)′及び第2のイネーブル信号“H”を出力する。その結果、第2のアドレスラッチ回路は、ラッチ動作を行い、アドレス“ab′”をラッチする。これにより、第2のROMに書き込まれるべきアドレスとして、アドレス“ab′”が設定される。
以上のように、本実施の形態に係る半導体装置20では、ROM群28に含まれる複数のROMに書き込まれるべき複数のアドレスとして、下位ビットが互いに異なるアドレスが設定される。
上述した動作を実現するため、アドレスラッチ及び比較回路271は、例えば、図7に示すように構成される。また、フェイル情報ラッチ回路273は、例えば、図8に示すように構成される。
図7のアドレスラッチ及び比較回路271は、第1及び第2のアドレスラッチ回路71,72と、それらに接続されたアドレスビット比較回路73とを有している。なお、図7には、下位アドレスのいずれか1ビットを担当する部分が示されている。下位アドレスの他のビットをそれぞれ担当する部分も図7と同様に構成される。また上位アドレスの各ビットを担当する部分は、図7の構成からアドレスビット比較回路73を除いた構成となる。
第1及び第2のアドレスラッチ回路71,72は、それぞれラッチ部(インバータラッチ部)75、76と、その周辺回路を有している。また、アドレスビット比較回路73は、排他的否定論理和回路(EXOR)を有している。
第1及び第2のアドレスラッチ回路71,72に含まれる否定論理積回路711,721の各々の一方の入力端子には、動作時にハイレベル“H”が与えられる。また、パスゲート712,722には、それぞれ第1及び第2のラッチ動作信号(3)、(3)′とその反転信号が与えられる。パスゲート712,722は、ラッチ動作前は開いており、第1及び第2のラッチ動作信号(3)、(3)′が“H”になると閉じる。
第1及び第2のアドレスラッチ回路71,72には、アドレス信号を2分岐した信号が入力される。第1及び第2のアドレスラッチ回路71,72がともにラッチを行っていない状態では、パスゲート712,722が開いているため、これら分岐されたアドレス信号がアドレスビット比較回路73に入力される。その結果、アドレスビット比較回路73の比較結果は一致を表す。これにより、上述したように、第2のアドレスラッチ回路72は、第1のアドレスラッチ回路71においてアドレスラッチ動作が行われるまでアドレスラッチ動作を行うことはない。
第1のアドレスラッチ回路71がラッチ動作を行うと、パスゲート712が閉じ、ラッチ部75にラッチされたアドレスがアドレスビット比較回路73へ出力される。一方、第2のアドレスラッチ回路72は、依然として入力アドレスをアドレスビット比較回路73へ出力する。その結果、アドレスビット比較回路73の比較結果は、入力アドレス信号に応じて一致又は不一致を表す。その結果、上述したように、第2のアドレスラッチ回路72は、第1のアドレスラッチ回路71にラッチされたアドレスの所定の下位ビットと入力アドレスの所定の下位ビットとが不一致のときでなければ、ラッチ動作を行わない。これにより書き込み制御回路27に設定される第1のアドレスと第2のアドレスは互いに異なる下位ビットを持つ。
次に、図8のフェイル情報ラッチ回路273について説明する。
図8のフェイル情報ラッチ回路273は、第1のROM281に対応する第1の処理経路81と、第2のROM282に対応する第2の処理経路82とを有している。また、各処理経路81,82はSRラッチ回路811,821をそれぞれ含んでいる。SRは、セットリセットの意味である。
テスト回路26からの合格/不合格信号は、第1の経路では2段のインバータ回路を介してSRラッチ回路811の一方の入力(セット側端子)に供給される。したがって、不合格を示す合格/不合格信号“L”に応じて、SRラッチ回路811の出力は“H”となり、第1のラッチ動作信号(3)及び第1のイネーブル信号がともに“H”となる。
一方、テスト回路26からの合格/不合格信号は、二分岐されて第2の処理経路82にも供給される。第2の処理経路82に入力された合格/不合格信号はアドレス判定結果との否定論理和が求められ、SRラッチ回路821の一方の入力(セット側端子)に供給される。つまり、不合格を示す合格/不合格信号“L”は、アドレス判定回路272からのアドレス判定結果(2)が不一致を示す場合にのみ、SRラッチ回路821の一方の入力に供給される。そして、この場合に、第2のラッチ動作信号(3)′及び第2のイネーブル信号がともに“H”となる。
以上の結果、第1のROM281に書き込まれるアドレスとして設定される第1のアドレスと、第2のROM282に書き込まれるアドレスとして設定される第2のアドレスとは、所定のビット数の下位アドレスが互いに異なる。
なお、書き込み制御回路に設定された第1のアドレス及び第2のアドレスは、ROM書き込みサイクルでROM群28に送られ、第1のROM281及び282にそれぞれ書き込まれる(ストアされる)。また、SRラッチ回路811,821のリセットは、第1のROM281及び282にストアされている情報の初期化(クリア化)と連動する。ワンショットパルス信号(LowからHighさらにLowへ遷移する)が、SRラッチ回路811,821の各リセット側端子に供給される。更に、第1のROM281及び282のリセット(初期化)を独立化すれば、おのずとSRラッチ回路811,821の各リセット側端子に供給される信号も独立化される。
次に、本実施の形態に係る半導体装置20におけるリフレッシュ方法及びそれを実現するための構成について説明する。
先に説明したように、4つのメモリアレイ31に合計8192本のワード線が存在するものとして、図9に示す4つのアドレス(1)〜(4)を考える。これらのアドレスは、下位11ビットの下位アドレスA<10:0>が全て“A”で互いに同じであり、上位2ビットの上位アドレスA<12>,A<11>が互いに異なっている。
通常のリフレッシュは、全ワード線が一つずつ順番に活性化されるので、これら4つのアドレスに対応するワード線の活性化は、図10の(a)に示すように、一定の時間間隔で行われる。
アドレス(1)のワード線が、短いリテンション時間を持つ欠陥セルに接続されているならば、図10の(b)に示すように、下位アドレスが一致するアドレス(2)、(3)及び(4)のワード線の活性化を契機として、アドレス(1)のワード線の活性化をも行うことにより、アドレス(1)に接続された欠陥セルを救済することができる。なお、図10では、アドレス(1)のワード線のイレギュラーな活性化を[1]で示した。
アドレス(1)と(2)のワード線が、それぞれ短いリテンション時間を持つ欠陥セルに接続されて場合は、図10の(c)に示すようにワード線の活性化を行うことで欠陥セルを救済することができる。同様に、アドレス(1)〜(3)のワード線が、それぞれ短いリテンション時間を持つ欠陥セルに接続されて場合は、図10の(d)に示すように、アドレス(1)〜(4)のワード線が、それぞれ短いリテンション時間を持つ欠陥セルに接続されて場合は、図10の(e)に示すように、ワード線の活性化を行うことで各ワード線に接続された欠陥セルを救済することができる。
しかしながら、図10の(c)〜(e)に示すようなリフレッシュ制御は複雑であるため、その制御を行う制御回路の構成も複雑にならざるを得ない。そこで、本実施の形態では、図10の(c)〜(e)に示すようなリフレッシュ制御を行わなくて済むように、上述したとおり、ROM群28に含まれる複数のROMに、互いに下位アドレスが異なるアドレスを記憶させるようにしている。下位アドレスが一致するメモリセルがともに欠陥セルとなる確率は非常に低いので、そのような半導体装置を不良品としても歩留まりの低下はほとんどない。一方、制御回路の簡略化により、制御回路の占有面積を縮小でき、半導体装置の小型化を実現できる。
図10の(b)に示すリフレッシュ方法は、例えば、図11に示すように行うことができる。即ち、周期的に入力されるリフレッシュコマンドREFに応じて、ワード線を順番に活性化する。このとき、救済すべきアドレスの下位アドレスと一致する下位アドレスを持つアドレスのワード線が活性化されたならば、次のリフレッシュコマンドREFに応じて、救済すべきアドレスのワード線を活性化する。
なお、図11では、表記を簡略化するため、ロウアドレスは4桁の数字で表されている。このアドレスは先に説明した13ビットのアドレスとは異なる。このアドレスの上位2ビットは2進数で表され、下位2ビットは16進数で表されている。ここでは、救済すべきアドレスは“1002”及び“1003”である。
図11に示すように、リフレッシュの対象アドレスは“0000”→“0001”→“0002”と順番にカウントアップされる。ここで、アドレス“0002”の下位アドレスは、救済すべきアドレス“1002”の下位アドレスと一致する。そこで、アドレス“0002”のワード線を活性化した後、次のリフレッシュコマンドに応じて、救済すべきアドレス“1002”のワード線を活性化する。このとき、本来の期間T3でリフレッシュされるはずのアドレス“0003”のワード線は、待ち制御され、次の期間T4において活性化される。同様に、アドレス“0003”のワード線が活性化される期間T4の後、次のリフレッシュコマンドに応じて、救済すべきアドレス“1003”に対応するワード線が活性化される。尚、期間T0〜期間T5は、すべて同一のサイクル時間である。
以上のようにして、リテンション時間の短いメモリセルが接続されたワード線は、通常のリフレッシュ周期よりも短い周期でリフレッシュが行われ、救済される。
なお、図11は分散リフレッシュの場合を示しているが、集中リフレッシュの場合にも同様に、欠陥セルのリフレッシュ周期を、正常なメモリセルのリフレッシュ周期よりも短くすることができる。
上記動作を実現するためのリフレッシュ制御回路29の構成と動作について詳細に説明する。
リフレッシュ制御回路29は、図12に示すように、第1及び第2の救済アドレス比較回路1201,1202と、第1及び第2の救済判定回路1203,1204と、ヒット信号コレクト回路1205と、アドレス割り込みタイミング調整回路1206とを有している。
第1の救済アドレス比較回路1201は、第1のROM281が記憶する第1のアドレスとリフレッシュアドレスカウンタ23内に保持されるカウンタ内アドレスをビット毎に比較する。同様に、第2の救済アドレス比較回路1202は、第2のROM282が記憶する第2のアドレスとリフレッシュアドレスカウンタ23内に保持されるカウンタ内アドレスとをビット毎に比較する。これら第1及び第2の救済アドレス比較回路1201,1202は、公知の排他的論理和(EOR)回路を用いて構成することができる。EOR回路の真理値は図5に示すとおりである。
第1の救済判定回路1203は、第1の救済アドレス比較回路1201からの第1のアドレス比較信号が示す第1の比較結果に基づいて、第1の下位アドレス比較結果信号EAFHIT1と、上位アドレス(X11,X12)をそれぞれ反転した第1の反転パリティ信号EAFMISS1<11,12>とを生成する。同様に、第2の救済判定回路1204は、第2の救済アドレス比較回路1202からの第2のアドレス比較信号が示す第2の比較結果に基づいて、第2の下位アドレス比較結果信号EAFHIT2と、上位アドレス(X11,X12)をそれぞれ反転した第2の反転パリティ信号EAFMISS2<11,12>とを生成する。
第1及び第2の救済判定回路1203,1204の各々は、例えば、図13に示すように構成される。この構成により、比較信号_X0〜X10が全て一致を示しているとき(“H”のとき)、下位アドレス比較結果信号EAFHIT(1又は2)は“H”となる。また、イネーブル信号(1又は2)が“H”かつ下位アドレス比較結果信号EAFHIT(1又は2)が“H”のとき、上位アドレス(X11,X12)をそれぞれ反転した反転パリティ信号EAFMISS(1又は2)<11>と、EAFMISS(1又は2)<12>が出力される。図12では、両者を合わせて、EAFMISS(1又は2)<11、12>と表記している。他の信号も同様に表記される。
なお、イネーブル信号は、第1又は第2のROMに救済すべきアドレスが書き込まれていない状態で、下位アドレスビットが全て“0”のアドレスに対する救済を阻止する。
ヒット信号コレクト回路1205は、第1及び第2の救済判定回路1203,1204からの第1及び第2の下位アドレス比較結果信号EAFHIT1,EAFHIT2に基づき、統合下位アドレス比較結果信号EAFHITを出力する。また、第1及び第2の下位アドレス比較結果信号EAFHIT1,EAFHIT2に加え、第1及び第2の反転パリティ信号EAFMISS1<11、12>,EAFMISS2<11、12>とに基づいて、統合パリティ信号EAFMISS<11,12>を出力する。
ヒット信号コレクト回路1205は、例えば図14に示すように構成される。ヒット信号コレクト回路1205は、第1及び第2の下位アドレス比較結果信号EAFHIT1,EAFHIT2の論理和(OR)を求め、統合下位アドレス比較結果信号EAFHITとして出力する。第1及び第2の下位アドレス比較結果信号EAFHIT1,EAFHIT2のいずれか一方が“H”のとき、統合下位アドレス比較結果信号EAFHITは“H”になる。なお、本実施の形態では、第1及び第2の下位アドレス比較結果信号EAFHIT1,EAFHIT2が同時に“H”になることはない。
また、ヒット信号コレクト回路1205は、第1の下位アドレス比較結果信号EAFHIT1と第1の反転パリティ信号EAFMISS1<11、12>との論理積(AND)と、第2の下位アドレス比較結果信号EAFHIT2と第2の反転パリティ信号EAFMISS2<11、12>との論理積(AND)とを求め、これらの論理和を求める。求めた論理積は、統合反転パリティ信号EAFMISS<11>,EAFMISS<12>としてアドレス割り込みタイミング調整回路1206へ出力される。
アドレス割り込みタイミング調整回路1206は、ヒット信号コレクト回路1205からの統合下位アドレス比較結果信号EAFHITと統合反転パリティ信号EAFMISS<11,12>とに基づいて、割り込み動作信号EAFHITP及び最終パリティ信号EAFMISST<11,12>を生成し、リフレッシュアドレスカウンタ23へ出力する。
アドレス割り込みタイミング調整回路1206は、例えば、図15に示すように構成される。統合反転パリティ信号EAFMISS<11>,EAFMISS<12>のいずれか一方が“H”、かつ統合下位アドレス比較結果信号EAFHITが“H”のとき、割り込み動作信号EAFHITPが“H”となる。また、統合反転パリティ信号EAFMISS<11>,EAFMISS<12>が、カウンタ遷移用信号RACBRBの立ち上がりに応じて、最終パリティ信号EAFMISST<11>,EAFMISST<12>としてそれぞれ出力される。
リフレッシュアドレスカウンタ23は、通常は、カウンタ遷移用信号RACBRBに応じてカウントアップ動作を行う。また、リフレッシュアドレスカウンタ23は、アドレス割り込みタイミング調整回路1206からの割り込み動作信号EAFHITP及び統合反転パリティ信号EAFMISS<11,12>に従って、カウントアップ動作を停止し、救済対象アドレスを発生させる。
リフレッシュアドレスカウンタ23は、例えば、図16に示すように構成される。割り込み動作信号EAFHITPが“L”のとき、リフレッシュアドレスカウンタ23は、カウンタ遷移用信号RACBRBに応じてカウントアップ動作を行い、ロウアドレスRXT<12:0>を発生させる。割り込み動作信号EAFHITPが“H”のとき、カウンタ遷移用信号RACBRBは無効化され、リフレッシュアドレスカウンタ23は、カウントアップ動作を停止する。ロウアドレスRXT<11>,RXT<12>は、最終パリティ信号EAFMISST<11>,EAFMISST<12>が“H”のとき、それぞれ論理反転される。リフレッシュアドレスカウンタ23からのロウアドレスRXT<12:0>は、カウンタ内アドレスとして一旦内部に保持され、アドレスリリース用信号RRFADSTBの立ち下がりに応じてアドレスセレクタ24へ出力される。尚、図16は、本願に関連する部分のみを模式的に示した回路図であり、アドレスリリース用信号RRFADSTBが供給されるリフレッシュアドレスカウンタ23の出力部は、当業者に容易に理解できることから省略している。アドレスリリース用信号RRFADSTB、及び後述する図17で示されるカウンタ遷移用信号RACBRBは、コントローラ21で生成される。
次に、リフレッシュ制御回路29とリフレッシュアドレスカウンタ23の動作について説明する。リフレッシュ制御回路29とリフレッシュアドレスカウンタ23とは、例えば、図17の右側のタイムチャートに示すように動作する。比較のため、図17の左側には、救済動作を行わない半導体装置のタイムチャートを示す。
図18は、図17の右側のタイムチャートを拡大した図である。以下、図18を参照して、動作順序(図18の括弧付番号)にしたがって、リフレッシュ制御回路29とリフレッシュアドレスカウンタ23の動作について説明する。
通常、リフレッシュアドレスカウンタ23は、カウンタ遷移用信号RACBRBの立ち上がりに応じてカウントアップ動作を行い、アドレスリリース用信号RRFADSTABの立ち下がりに応じてカウント値(設定アドレス)のリリースを行う。
(1):リフレッシュアドレスカウンタ23がカウントアップを行い、アドレスxが設定されたとする。このアドレスxは、第1のROM281又は第2のROM282に記録された救済対象アドレスと、上位アドレス<X12:X11>が一致せず、下位アドレス<X10:X0>が一致するものとする。このとき、ヒット信号コレクト回路1205からの統合下位アドレス比較結果信号EAFHITは“H”になる。その結果、アドレス割り込みタイミング調整回路1206からの割り込み動作信号EAFHITPもまた“H”になる。
(2):割り込み動作信号EAFHITPが“H”になると、リフレッシュアドレスカウンタ23はカウントアップ動作を停止する。ただし、カウンタ遷移用信号RACBRBはトグルしている。
(3):カウンタ遷移用信号RACBRBは、アドレス割り込みタイミング調整回路にも供給されている。アドレス割り込みタイミング調整回路1206は、次のカウンタ遷移用信号RACBRBの立ち上がりで、EAFMISST<11,12>を“H”にする。これは、EAFMISST<11>又はEAFMISST<12>のいずれか一方又は両方を“H”にすることを意味する。
(4):EAFMISST<11,12>が“H”になると、リフレッシュアドレスカウンタ23は、それに応じて、ロウアドレスRXT<11>及びRXT<12>のいずれか一方又は両方を論理反転させる。即ち、EAFMISST<11>が“H”ならば、ロウアドレスRXT<11>を反転させ、EAFMISST<12>が“H”ならば、ロウアドレスRXT<12>を反転させる。こうして、リフレッシュアドレスカウンタ23には、カウンタ内アドレスとして救済アドレス<X12:X0>が設定される。
(5):リフレッシュアドレスカウンタ23にカウンタ内アドレスとして救済アドレス<X12:X0>が設定されたことで、ヒット信号コレクト回路1205からの統合パリティ信号EAFMISS<11,12>は“L”となる。
(6):統合パリティ信号EAFMISS<11,12>が“L”になったことで、割り込み動作信号EAFHITPもまた“L”になる。
(7):次の内部アドレスリリース用信号でリフレッシュアドレスカウンタ23内に設定された救済アドレスがリリースされる。即ち、リフレッシュアドレスカウンタ23のカウント値を示す信号がロウアドレス信号RXTとしてアドレスセレクタ24へ出力される。
(8):次のカウンタ遷移用信号RACBRBの立ち上がりに応じて、アドレス割り込みタイミング調整回路1206は、最終パリティ信号EAFMISST<11,12>を“L”にする。
(9):また、リフレッシュアドレスカウンタ23は、割り込み動作信号EAFHITPが“L”なので、同カウント遷移用信号RACBRBの立ち上がりに応じて、カウントアップを行い、正規の次アドレスx+1が設定される。
(10):最終パリティ信号EAFMISST<11,12>が“L”なので、上位アドレスX12,X11についても正規の次アドレスx+1の上位アドレスが設定される。
(11):次のアドレスリリース用信号の立ち下がりに応じて、リフレッシュアドレスカウンタ23に設定されたアドレスx+1がリリースされる。
以上のようにして、本実施の形態に係る半導体装置では、欠陥セルに対するリフレッシュ周期を、通常のリフレッシュ周期よりも短くすることができる。上記実施の形態では、上位アドレスを2ビットとしたので、救済対象アドレスのリフレッシュ周期を通常のリフレッシュ周期の1/4にすることができる。こうして、欠陥セルの救済が行われる。尚、それぞれコントローラ21で生成されるカウンタ遷移用信号RACBRB及びアドレスリリース用信号RRFADSTBは、所定周期(T1,T2,T3,T4)に同期しているから、コントローラ21が発行するリフレッシュ実行信号に同期していることが容易に理解できる。リフレッシュ実行信号は、コマンド入力端子41から入力されるコマンドCOMによって生成されるか、セルフリフレッシュタイマー22によって生成される。図17において、信号RSRSDの実線は、コマンドCOMによって生成されるリフレッシュ期間を示し、信号RSRSDの破線は、セルフリフレッシュタイマー22によって生成されるリフレッシュ期間を示す。信号RCBRCYCは、コントローラ21が発行し、所定周期(T1,T2,T3,T4)毎に一回出力されるリフレッシュ実行信号である。信号RCBRCYCのパルス幅は、任意の時間である。
以上本発明についていくつかの実施の形態に即して説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形、変更が可能である。また、図面で開示した各回路ブロック内の回路形式、その他の制御信号を生成する回路は、開示した回路形式限られない。
例えば、本願の技術思想は、様々な機能に使用される複数のROMへの情報の設定に適用できる。物理的救済に利用されるROMへの救済アドレスの書き込みに用いることもできる。
また、本発明の半導体装置およびその制御方法の技術思想は、様々な半導体装置に適用することができる。例えば、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)、メモリ(Memory)等の半導体装置全般に、本発明を適用することができる。このような本発明が適用された半導体装置の製品形態としては、例えば、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)などが挙げられる。これらの任意の製品形態、パッケージ形態を有する半導体装置に対して本発明を適用することができる。
また、各回路に用いられるトランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor;FET)であればよく、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETが使用できる。更に、装置内の一部にバイポーラ型トランジスタを有しても良い。
また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
11 第1のROM
12 第2のROM
13 書き込み制御回路
14 入出力部
141 第1のアドレスラッチ回路
142 第2のアドレスラッチ回路
143 比較回路
15 動作制御部
151 第1の設定信号ラッチ回路
152 第2の設定信号ラッチ回路
153 無効化回路
20 半導体装置
21 コントローラ
22 セルフリフレッシュタイマー
23 リフレッシュアドレスカウンタ
24 アドレスセレクタ
25 アドレスバッファ
26 テスト回路
27 書き込み制御回路
28 ROM群
29 リフレッシュ制御回路
30 ロウデコーダ
31 メモリアレイ
32 SA
33 Y−SW
34 カラムデコーダ
35 I/O
41 コマンド入力端子
42 アドレス入力端子
43 DQピン
45 ROM
46 物理救済用比較回路
271 アドレスラッチ及び比較回路
272 アドレス判定回路
273 フェイル情報ラッチ回路
275 排他的否定論理和回路群
276 論理積回路
281 第1のROM
282 第2のROM
71 第1のアドレスラッチ回路
72 第2のアドレスラッチ回路
73 アドレスビット比較回路
75,76 ラッチ部
711,721 否定論理積回路
712,722 パスゲート
81 第1の処理経路
82 第2の処理経路
811,821 SRラッチ回路
1201 第1の救済アドレス比較回路
1202 第2の救済アドレス比較回路
1203 第1の救済判定回路
1204 第2の救済判定回路
1205 ヒット信号コレクト回路
1206 アドレス割り込みタイミング調整回路

Claims (17)

  1. 第1及び第2のROMと、
    設定信号に基づいて、入力ノードに時系列に複数回供給される複数の入力アドレスから、前記第1及び第2のROMにそれぞれ記録すべき第1及び第2のアドレスを設定する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    前記設定信号に基づいて前記入力アドレスを前記第1のアドレスとして設定し、
    前記第1のアドレス信号が設定された後には、前記設定信号に基づき、且つ、前記設定された第1のアドレスと前記入力アドレスとが予め定めた一部のビットに関して互いに異なる場合に、その時の前記入力アドレスを前記第2のアドレスとして設定する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記制御回路は、更に、
    前記設定された第1のアドレスと前記入力アドレスとを、前記予め定めた一部のビットに関して比較する比較回路を含み、
    前記比較回路の比較結果が不一致を示すとき、前記設定信号に応じて、その時の前記入力アドレスを前記第2のアドレスとして設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記制御回路は、更に、前記入力ノードからそれぞれ第1及び第2のパスゲートを介して接続する第1及び第2のアドレスラッチ回路を含み、
    前記第1のアドレスラッチ回路は、前記第1のパスゲートを介して入力した一方の前記入力アドレスの情報を第1のアドレス信号としてラッチし、前記第1のパスゲートを電気的に非導通とすることにより前記第1のアドレスを設定し、
    前記第2のアドレスラッチ回路は、前記第2のパスゲートを介して入力した他方の前記入力アドレスの情報を第2のアドレス信号としてラッチし、前記第2のパスゲートを電気的に非導通とすることにより前記第2のアドレスを設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記制御回路は、更に、
    前記設定信号が供給される入力ノードに接続し、前記設定信号をラッチし第1の動作信号を生成する第1の設定信号ラッチ部と、
    前記設定信号が供給される入力ノードに接続し、前記比較回路の比較結果が不一致を示すとき、前記設定信号をラッチし第2の動作信号を生成する第2の設定信号ラッチ部と、を含む、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記制御回路は、更に、前記比較回路の比較結果が一致を示すとき、前記第2の設定信号ラッチ部に対して前記設定信号の論理を無効にする設定信号無効化回路を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1のアドレスラッチ回路は前記第1の動作信号に応じて、前記第2のアドレスラッチ回路は前記第2の動作信号に応じて、それぞれラッチ動作を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記第1のパスゲートは前記第1の動作信号に応じて、前記第2のパスゲートは前記第2の動作信号に応じて、それぞれ制御を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  8. 前記第1及び第2の設定信号ラッチ部のそれぞれは、前記設定された前記第1及び第2のアドレスの初期化に対応してリセットするリセット端子を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  9. 前記比較回路の第1と第2の入力端子は、それぞれ対応する前記第1のパスゲートと前記第1のアドレスラッチ回路が接続される第1のノードと、前記第2のパスゲートと前記第2のアドレスラッチ回路が接続される第2のノードと、に接続する、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  10. 前記制御回路は、前記ラッチされた第1のアドレス信号及び前記ラッチされた第2のアドレス信号を、前記第1のROM及び前記第2のROMにそれぞれ記録する、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  11. 前記制御回路は、前記第1の動作信号及び前記第2の動作信号によって、前記ラッチされた第1のアドレス信号及び前記ラッチされた第2のアドレス信号を、前記第1のROM及び前記第2のROMにそれぞれ記録する、ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 更に、前記複数の入力アドレスにそれぞれ対応する複数のワード線に接続する複数のメモリセルを含むメモリアレイと、
    前記複数の入力アドレスを生成するアドレスカウンタと、
    前記第1及び第2のROMに記憶された前記第1及び第2のアドレス、並びに前記アドレスカウンタが出力する前記入力アドレスが供給され、前記第1及び第2のアドレス並びに前記入力アドレスを比較し、前記比較の結果によって前記アドレスカウンタが出力する前記入力アドレスの値を変更する第2の制御回路と、を備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 更に、互いに排他的にアクセス制御される第1及び第2の前記メモリアレイの間に配置されるセンスアンプ列と、を備え、
    前記予め定めた一部のビットが、一つの前記メモリアレイ内における前記複数のワード線をそれぞれ定義する下位アドレスに相当する部分である、ことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14. 更に、前記複数のメモリセルを時系列にそれぞれリフレッシュするリフレッシュ実行信号を複数回生成するコントローラ、を備え、
    前記アドレスカウンタは、前記第2の制御回路からの制御によって、時系列な2回の前記リフレッシュ実行信号にそれぞれ対応して、第1の前記入力アドレス及び前記第1の入力アドレスのうち前記複数のメモリアレイを選択する上位ビットを反転させた第2の前記入力アドレスを時系列に出力する、ことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記第2の制御回路は、更に、前記比較の結果によって前記アドレスカウンタのカウンティングを一時抑制するアドレス割り込みタイミング調整回路を含む、ことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
  16. 前記アドレス割り込みタイミング調整回路は、前記時系列な2回のリフレッシュ実行信号の後の3回目のリフレッシュ実行信号に対応して、前記アドレスカウンタのカウンティングの一時抑制を解除し、
    前記アドレスカウンタは、前記3回目のリフレッシュ実行信号に対応して、前記第1の入力アドレスからカウンティングされた第3の前記入力アドレスを、前記第2の入力アドレスに代えて時系列に出力する、ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記第1の及び第2のROMが、アンチヒューズを備えることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の半導体装置。
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