JP2011247473A - 気液分離器および冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を少なく、簡素な構成とすることで、コストを安くすることができる気液分離器等を得る。
【解決手段】管途中に流入配管曲がり部13を有し、気液二相冷媒4が流入する流入配管1と、流入配管1の内径より小さな外径を有し、流入配管曲がり部13において流入配管1を貫通して一方の端部が流入配管1内に配置され、一方の端部から気液二相冷媒4の気相冷媒6を流出させるための気相流出管3と、流入配管1と同一管で構成し、気液二相冷媒4の液相冷媒8を流出させるための液相流出管2とを備えるものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、気液二相状態の冷媒を液相と気相に分離する気液分離器およびその気液分離器を有する冷凍サイクル装置に関するものである。
例えば、空気調和装置、冷凍装置等の冷凍サイクルを利用した冷凍サイクル装置では、基本的に、圧縮機、凝縮器(熱交換器)、膨張弁(減圧装置)および蒸発器(熱交換器)が配管接続され、各種冷媒を循環させる冷媒回路を構成している。そして、冷媒が、蒸発、凝縮時に、熱交換対象となる空気等に対して吸熱、放熱することを利用し、管内を通過する冷媒の圧力を変化させながら空調運転、冷却運転等を行っている。
このような冷凍サイクル装置において、凝縮器で凝縮された冷媒液(液状冷媒)は、膨張弁によって減圧され、気相冷媒と液相冷媒とが混在する気液二相状態の冷媒(気液二相冷媒)となって蒸発器に流入する。冷媒が気液二相状態で蒸発器に流入すると、冷媒が蒸発器を通過する際の圧力損失が大きくなり、冷凍サイクル装置のエネルギ効率が低下する。
このため、通常、冷媒が蒸発器に流入する前に、気液分離器を用いて気液二相冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、液相冷媒のみを蒸発器に流入させることにより、冷媒が蒸発器を通過する際の圧力損失を低減し、空気調和装置のエネルギ効率を向上することができるようにしている。
従来、このような気液分離器としては、例えば内部に螺旋状の流路が形成された柱状の本体部と、螺旋状流路の一端側に連通するように設けられた流入管と、螺旋状流路内で気液分離されたガス冷媒および液冷媒を流すためのガス排出管および液排出管とを備えているものがある。さらに本体部は、円柱状の棒状部材と、その外周を囲むように配設された有底円筒状の筒状部材からなっており、棒状部材の外周面上には、螺旋状に延びるネジ部が形成されていて、これにより、筒状部材の内周面との間に螺旋状流路が形成されている(例えば特許文献1)。
特開2008−51344号公報(要約、図2)
このような気液分離器にあっては、部品点数が多くなる、螺旋溝を加工する必要があるなど、製造等のコストがかかるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、部品点数を少なく、簡素な構成とすることで、コストを安くすることができる気液分離器およびその気液分離器を搭載した冷凍サイクル装置を得ることを目的としている。
この発明に係る気液分離器は、管途中に曲がり部を有し、気液二相流が流入する流入配管と、流入配管の内径より小さな外径を有し、曲がり部において流入配管を貫通して一方の端部が流入配管内に配置され、一方の端部から気液二相流の気相流を流出させるための気相流出管と、流入配管と同一管で構成し、気液二相流の液相流を流出させるための液相流出管とを備えるものである。
この発明によれば、液相流出管と同一管で構成した流入配管及び気相流出管により気液分離器を構成するようにしたことにより、気液分離器の部品点数を大きく削減することができる。また、簡素な構成となるため、コストを安くすることができる。
本発明の実施の形態1による気液分離器の構成を示す断面図である。 配管内を流れる冷媒の流動態様を示す図である。 気液分離器を搭載した冷凍サイクル装置を表す図である。 冷凍サイクル装置の圧力とエンタルピとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態3による気液分離器の構成を示すための図である。 本発明の実施の形態4による気液分離器の構成を示すための図である。 本発明の実施の形態5による気液分離器の構成を示すための図である。 本発明の実施の形態5による気液分離器の別の例を示すための図である。 本発明の実施の形態5による気液分離器の他の例を示すための図である。 本発明の実施の形態6による気液分離器の構成を示すための図である。 本発明の実施の形態6による気液分離器の別の例を示すための図である。 本発明の実施の形態6による気液分離器の他の例を示すための図である。 本発明の実施の形態8による気液分離器の構成を示すための図である。 本発明の実施の形態8による気液分離器の別の例を示すための図である。 実施の形態8による多段の気液分離器の別の例を示すための図である。 本発明の実施の形態8による気液分離器の他の例を示すための図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による気液分離器の構成を示すための図である。図1では、管内部における冷媒の様子等を示すために断面によって管を表している(以下、同様の図面については同じである)。本実施の形態の気液分離器は、例えば気相の冷媒と液相の冷媒とが混ざり合った冷媒(気液二相冷媒)4が流入する流入配管1を有している。流入配管1は流入配管曲がり部13を有しており、管の向きが途中で曲げられている(図1ではほぼ直角方向に曲げられている。以下の図でも同様となる)。そして、流入配管1の途中において、流入配管1の内径よりも小さな外径を持つ気相流出管3が流入配管曲がり部13の管壁を貫通してろう付けにより接続されて設けられている。このとき、流入配管1と気相流出管3の中心軸を略一致させるようにする。また、流入配管1内側にある気相流出管3の端部(気相冷媒6流入口)が、流入配管曲がり部13から距離L1の位置となるように気相流出管3を設置する。そして、気液分離後に液相の冷媒が流出する液相流出管2は、流入配管1と同一の管で構成されている(一体形成する)。ここでは、気液分離器により冷媒を分離する場合について説明するが、他の気液二相流の流体であってもよい。
図2は配管内を流れる冷媒の流動態様を示す図である。図2では、気相冷媒と液相冷媒の流れについて、気泡流、スラグ流、環状流および噴霧流の4つの流動態様を示している。気泡流は、例えば液相冷媒中に微細な気泡(ガス状)の冷媒が含まれた流れである。スラグ流は、液相冷媒液中に大きな気泡の冷媒が含まれた流れである。環状流(分離流、層状流)は、気相冷媒と液相冷媒とが分離した流れである。このとき液相冷媒は、配管内面に沿って流れる。噴霧流は、気相冷媒中に微細な液滴(液状)の冷媒が含まれた流れである。
図1に示すように、流入配管1には気相の冷媒と液相の冷媒とが混じった気液二相冷媒4が流れ込む。図1では気液二相冷媒4の流れ方向を図中矢印の二相冷媒流れ方向5として示している。また気液分離後における気相冷媒6の流れ方向を気相冷媒流れ方向7とし、気液分離後の液相冷媒8の流れ方向を液相冷媒流れ方向9として示している。液滴11と気泡12は気液分離が完全に行われない場合に気相冷媒6と液相冷媒8にそれぞれ混入する冷媒である。これにより、気相流出管3に噴霧流が流れ、液相流出管2に気泡流が流れることもある。
このように気液分離器を構成し、気相流出管3の端部が、流入配管曲がり部13から距離L1に位置するようにする。例えば、気相流出管3の端部付近において、気液二相冷媒4が環状流10になっている場合には、流入配管1と気相流出管3の中心軸は略一致しているため、気液二相冷媒4の中から気相冷媒6を分離して取り出すことができる。
一方、気相流出管3の端部付近において気液二相冷媒4が環状流10になっていない場合でも、流れ方向に進む慣性力が大きな液相冷媒8は液相流出管2方向に流れていき、気相冷媒6は気相流出管3を通過するため、分離して取り出すことができる。
ここで、例えば、流入配管1として空気調和装置で使用される一般的な外径12.7mm、同じく気相流出管3として外径6.35mmの銅配管を用いるようにし、距離L1は流入配管1の外径の約4倍から12倍とする。このとき、例えば気液二相冷媒4の乾き度を約0.15から約0.3とし、気液二相冷媒4の質量流量を約50kg/hから約170kg/hとした場合には、流入配管1から流入した気相冷媒量の約40%から約85%を気相冷媒6として分離することができる。
流入配管1と気相流出管3の配管径は、上記のものに限らず例えば9.53mm、15.88mm、19.05mm、22.23mm、あるいはそれ以上の配管径など空気調和装置で使用される一般的なものを用いることができる。この場合でも特別な部材を用いる必要がないので、気液分離器製造に係るコストを抑えることができる。
また、本実施の形態に示した気液分離器を冷凍サイクル装置に搭載することにより、気液二相状態で流れる冷媒蒸気と冷媒液を分離し、冷媒液のみを蒸発器に流すことができる。このため、冷媒が蒸発器を通過する際の圧力損失を低減して、空気調和装置のエネルギ効率を向上することができる。
図3は気液分離器を搭載した冷凍サイクル装置を表す図である。また、図4は冷凍サイクル装置の圧力とエンタルピとの関係を示す図である。次に上記の気液分離器を冷凍サイクルに搭載したときの動作と効果について説明する。図4中のAからFの点は、図3中の冷凍サイクル装置における点AからFにそれぞれ対応している。
図3において、気液分離器20は上記の気液分離器であり、気液二相状の冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する。また、圧縮機26は吸入した冷媒を圧縮して吐出する。圧縮機26にインバータ装置等を備え、圧縮機26の容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を細かく変化させるようにしてもよい。四方弁19は、冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える。また、室外熱交換器27は、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。暖房運転時においては蒸発器として機能し、冷房運転時においては凝縮器として機能する。
膨張弁21は冷媒の減圧を行う。室内熱交換器16は、冷媒と例えば空調対象空間の空気との熱交換を行う。暖房運転時においては凝縮器として機能し、冷房運転時においては蒸発器として機能する。
バイパス回路25は、気液分離器20の分離に係る気相冷媒を通過させる。電磁弁22は開閉により気相冷媒の通過または非通過を制御する。逆止弁24および毛細管23によりバイパス回路25を流れる冷媒の方向と量を調整する。
気液分離を行わない通常の冷房運転では、電磁弁22を閉じ、バイパス回路25に冷媒が流れないようにする。圧縮機26により高圧になった冷媒(A点)は、室外熱交換器27で凝縮される(B点)。その後、膨張弁21で減圧された後(C’点)、室内熱交換器18で蒸発し(D’点)、四方弁19を通って、圧縮機26に戻る。
一方、気液分離器20による気液分離を行う場合、電磁弁22を開にして、バイパス回路25上を冷媒蒸気(気相冷媒)が流れるようにする。圧縮機26により高圧になった冷媒(A点)は、室外熱交換器27で凝縮されて(B点)、膨張弁21で減圧された後(C’点)、気液分離器20で冷媒蒸気と冷媒液に分離される。C点を通過する冷媒液は、室内熱交換器18で蒸発する。一方、F点を通過する冷媒蒸気は、電磁弁22、逆止弁24、毛細管23を介してバイパス回路25を通過し、D点で室内熱交換器18で蒸発した冷媒と合流する。合流した冷媒は、四方弁19を通って圧縮機26へ戻る。
ここで、気液分離を行う場合においても、運転開始直後には気液分離器20による気液分離を行わず、運転動作が安定してから行うようにする。このため、例えば温度検出手段(図示せず)等により圧縮機26からの冷媒吐出温度を検出するようにしておき、検出温度が所定温度になると、電磁弁22を開にしてバイパス回路25に冷媒蒸気が流れるようにする。
図4から分かるように、気液分離効率のよい本実施の形態の気液分離器を用いて気液分離を行う場合、冷媒が蒸発器(室内熱交換器18)を通過する際の圧力損失(C点からD点の圧力差)を、気液分離器20を搭載しない場合の圧力損失(C’点からD’点の圧力差)よりも小さくすることができる。これにより、図4において、圧縮機26の吸入圧力がD’点からD点の位置に上昇し、圧縮機26が吸入圧力から吐出圧力(A点)まで圧縮するのに必要な仕事が減少する。このため、冷凍サイクル装置(空気調和装置)のエネルギ効率を向上させることができる。
実施の形態2.
上記の実施の形態1においては、流入配管1について特に規定しなかったが、例えば、空気調和装置の室内熱交換器、室外熱交換器に使用されるような内面溝付管を用いて作製しても良い。内面溝付管を流入配管1として用いることにより、気液二相冷媒4のうち、液相の冷媒が表面張力により溝部分に溜まりやすくなるので環状流10を形成しやすくなる。このため、気相流出管3を通過する気相冷媒6に混入する液滴11を少なくすることができる。また、液相流出管2を通過する液相冷媒8に混入する気泡12も少なくすることができる。
以上のことから、流入配管1から流入する気相冷媒量に対する液相冷媒と分離して気相流出管3から流出する気相冷媒量の割合を分離効率とすると、本実施の形態のような構成とすることで分離効率が向上するという効果を奏することができる。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3による気液分離器の構成を示すための図である。本実施の形態の気液分離器は実施の形態1で示した気液分離器を直列に組み合わせて多段構成にしたものである。このとき、二相冷媒流れ方向5に対して上流(前段、1段目)側の気液分離器の液相流出管2と下流(後段、2段目)側の気液分離器の流入配管1とが接続されることになる。図4中の一点鎖線は接続部分の境界を示す。
このように気液分離器を直列に並べた構成にした気液分離器とすることで、気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を2段直列に接続した場合、1段目と2段目の気相流出管3を合わせた気相冷媒量に対する分離効率は約64%となる。このため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2とは同一の配管で構成されているので、例えば1段目の気液分離器の液相流出管2を2段目の気液分離器の流入配管1に容易に接続することができる。あるいは同一の配管で構成できる。したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。
さらに、2段目の気液分離器の配管径を1段目と同一にしてもよいが、例えば、2段目に流入する冷媒は、1段目で気相冷媒6が分離した冷媒であるため、2段目の流入配管1に流入する気相の冷媒量は少なくなっている。このため2段目の気液分離器の配管径を1段目の配管径より小さくしてもよい。配管径を小さくすることで、単に多段にする場合に比べて小型化、軽量化をはかることができ、低コスト化をはかることができる。ここで、図5では2つの気液分離器を直列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上の多段構成にしても良い。
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4による気液分離器の構成を示すための図である。本実施の形態では、実施の形態1で示した気液分離器を並列に接続して組み合わせた構成の気液分離器とするものである。図5では、二分岐管14に、実施の形態1で説明した2つの気液分離器を並列に接続している。そして、流入した気液二相冷媒4を二分岐管14で分岐させ、各気液分離器の流入配管1に流入させる。図6中の一点鎖線は二分岐管14と各気液分離器との接続部分の境界を示す。
この構成によれば気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を二分岐管14により2台並列に接続する。また、例えば流入配管1から流入する気液二相冷媒4の質量流量が約80kg/hとする。このとき、気液分離器1台あたりに対する気液二相冷媒4の流量は半分になる。気液二相冷媒4の流量が少なくなると気液分離器の分離効率は上がるため、質量流量約40kg/h、乾き度約0.2の気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができる。したがって、気液分離器を2台並列に組み合わせることにより、気相流出管3からはもとの気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができることになるため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2は同一の配管で構成されているので流入配管1への分岐と液相流出管2の合流、気相流出管3の合流は汎用の二分岐管14などが使用でき、容易に接続することができる。したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。ここで、図6では2つの気液分離器を並列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上並列に組み合わせて構成しても良い。
実施の形態5.
図7は本発明の実施の形態5による気液分離器の構成を示すための図である。図7において、上記の実施の形態と同じ部分には同じ符号を付した。本実施の形態の気液分離器は、気相冷媒流れ方向7と二相冷媒流れ方向5の方向が一致するように、流入配管1と気相流出管3を接続したものである。このような構成にすることで、気相流出管3の端部付近の気液二相冷媒4が環状流10になるようにした場合には、流入配管1と気相流出管3の中心軸は略一致しているため、気液二相冷媒4の中から気相冷媒6を分離して取り出すことができる。
ここで、例えば、流入配管1として空気調和装置で使用される一般的な外径12.7mm、同じく気相流出管3として外径6.35mmの銅配管を用いるようにする。そして、例えば気液二相冷媒4の乾き度を約0.15から約0.3とし、気液二相冷媒4の質量流量を約50kg/hから約170kg/hとして、流入配管1から流入した気液二相冷媒4が気相流出管3の端部付近で環状流10になるようにする。このとき、流入配管1から流入した気相冷媒量の約40%から約85%を気相冷媒6として分離することができる。
ここで、流入配管1と気相流出管3の配管径は、上記のものに限らず例えば9.53mm、15.88mm、19.05mm、22.23mm、あるいはそれ以上の配管径など空気調和装置で使用される一般的なものを用いれば特別な部材を用いる必要がない。このため、気液分離器の製造等に係るコストを抑えることができる。
また、実施の形態5に示した気液分離器を図3等の冷凍サイクル装置に搭載することにより、気液二相状態で流れる冷媒蒸気と冷媒液を分離し、冷媒液のみを蒸発器に流すことができる。このため、冷媒が蒸発器を通過する際の圧力損失を低減して、空気調和装置のエネルギ効率を向上することができる。
また、例えば、空気調和装置の室内熱交換器、室外熱交換器に使用されるような内面溝付管を流入配管1に用いても良い。内面溝付管を流入配管1に用いることにより、気液二相冷媒4のうち、液相冷媒が表面張力により溝部分に溜まりやすくなるので環状流10を形成しやすくなる。このため、気相冷媒6に混入する液滴11を少なくすることができる。また、液相冷媒8に混入する気泡12を少なくすることができる。
図8は実施の形態5による気液分離器の別の例を示すための図である。図8の気液分離器は、図7で示した気液分離器を直列に組み合わせて多段構成にしたものである。このとき、二相冷媒流れ方向5に対して上流(前段、1段目)側の気液分離器の液相流出管2と下流(後段、2段目)側の気液分離器の流入配管1とが接続される。図8中の一点鎖線は接続部分の境界を示す。
2段目の気液分離器の流入配管1内における気相流出管3の端部は、1段目の流入配管曲がり部13の出口部分から距離L2の位置となるように設置してある。ここで、L2は1段目の気液分離が行われた後、2段目の気相流出管3の端部付近の気液二相冷媒4が環状流10になるのに必要な距離となっている。
このように気液分離器を直列に並べた構成にした気液分離器とすることで、気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を2段直列に接続した場合、1段目と2段目の気相流出管3を合わせた気相冷媒量に対する分離効率は約64%となる。このため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2とは同一の配管で構成されているので、例えば1段目の気液分離器の液相流出管2を2段目の気液分離器の流入配管1に容易に接続することができる。あるいは同一の配管で構成できる。したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。
さらに、2段目の気液分離器の配管径を1段目と同一にしてもよいが、例えば、2段目に流入する冷媒は、1段目で気相冷媒6が分離した冷媒であるため、2段目の流入配管1に流入する気相の冷媒量は少なくなっている。このため2段目の気液分離器の配管径を1段目の配管径より小さくしてもよい。配管径を小さくすることで、単に多段にする場合に比べて小型化、軽量化をはかることができ、低コスト化をはかることができる。ここで、図8では2つの気液分離器を直列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上の多段構成にしても良い。
図9は実施の形態5による気液分離器の他の例を示すための図である。図9では図7で示した気液分離器を並列に組み合わせて構成した気液分離器とするものである。図9では、二分岐管14に、図7で説明した2つの気液分離器を並列に接続している。そして、流入した気液二相冷媒4を二分岐管14で分岐させ、各気液分離器の流入配管1に流入させる。
この構成によれば気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を二分岐管14により2台並列に接続する。また、例えば流入配管1から流入する気液二相冷媒4の質量流量が約80kg/hとする。このとき、気液分離器1台あたりに対する気液二相冷媒4の流量は半分になる。気液二相冷媒4の流量が少なくなると気液分離器の分離効率は上がるため、質量流量約40kg/h、乾き度約0.2の気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができる。したがって、気液分離器を2台並列に組み合わせることにより、気相流出管3からはもとの気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができることになるため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2は同一の配管で構成されているので流入配管1への分岐と液相流出管2の合流、気相流出管3の合流は汎用の二分岐管14などが使用でき、容易に接続することができる。図9中の一点鎖線は二分岐管14と各気液分離器との接続部分の境界を示す。
ここで、流入配管1内の気相流出管3の端部は、二分岐管14との接続部分から距離L3の位置になるように設置してある。L3は二分岐管14で気液二相冷媒4の分岐が行われた後、気相流出管3の端部付近の気液二相冷媒4が環状流10になるのに必要な距離となっている。
したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。ここで、図9では2つの気液分離器を並列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上並列に組み合わせて構成しても良い。
実施の形態6.
図10は本発明の実施の形態6による気液分離器の構成を示すための図である。図10において、上記の実施の形態と同じ部分には同じ符号を付した。流入配管1の途中において、流入配管1の内径よりも小さな外径を持つ気相流出管3が流入配管曲がり部13の管壁を貫通してろう付けにより接続されて設けられている。このとき、ここで、気相流出管3は、気相流出管3の中心軸が流入配管曲がり部13の内周側に偏るように、また、流入配管1内の気相流出管3の端部が流入配管曲がり部13下流の出口部分から距離L4となる位置に設置してある。また、気液分離後に液相の冷媒が流出する液相流出管2は、流入配管1と同一の配管で構成されている。
そして、流入配管1には気相の冷媒と液相の冷媒とが混じった気液二相冷媒4が流れ込む。図10では気液二相冷媒4の流れ方向を図中矢印の二相冷媒流れ方向5として示している。また気液分離後における気相冷媒6の流れ方向を気相冷媒流れ方向7とし、気液分離後の液相冷媒8の流れ方向を液相冷媒流れ方向9として示している。液滴11と気泡12は気液分離が完全に行われない場合に気相冷媒6と液相冷媒8にそれぞれ混入する冷媒である。
流入配管1において、気液二相冷媒4が流入配管曲がり部13を通過する際、気液二相冷媒4の液相の冷媒は遠心力により流入配管曲がり部13の外周側に偏って流れる。本実施の形態の構成のように、気相流出管3を流入配管曲がり部13の内周側に偏よるように設けることで、気液二相冷媒4の中から気相冷媒6を分離して取り出すことができる。
ここで、例えば、流入配管1として空気調和装置で使用される一般的な外径12.7mm、同じく気相流出管3として外径6.35mmの銅配管を用いるようにし、距離L4は流入配管曲がり部13下流の出口部分から流入配管1の外径の約4倍の位置となるようにする。このとき、例えば二相冷媒4の乾き度を約0.15から約0.3とし、気液二相冷媒4の質量流量を約50kg/hから約170kg/hとした場合には、流入配管1から流入した気相冷媒量の約40%から約85%を気相冷媒6として分離することができる。
流入配管1と気相流出管3の配管径は、上記のものに限らず例えば9.53mm、15.88mm、19.05mm、22.23mm、あるいはそれ以上の配管径など空気調和装置で使用される一般的なものを用いることができる。この場合でも特別な部材を用いる必要がないので、気液分離器製造に係るコストを抑えることができる。
また、本実施の形態に示した気液分離器を図3のような冷凍サイクル装置に搭載することにより、気液二相状態で流れる冷媒蒸気と冷媒液を分離し、冷媒液のみを蒸発器に流すことができる。このため、冷媒が蒸発器を通過する際の圧力損失を低減して、空気調和装置のエネルギ効率を向上することができる。
図11は実施の形態6による気液分離器の別の例を示すための図である。図11の気液分離器は、図10で示した気液分離器を直列に組み合わせて多段構成にしたものである。このとき、二相冷媒流れ方向5に対して上流(前段、1段目)側の気液分離器の液相流出管2と下流(後段、2段目)側の気液分離器の流入配管1とが接続される。図11中の一点鎖線は接続部分の境界を示す。
このように気液分離器を直列に並べた構成にした気液分離器とすることで、気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を2段直列に接続した場合、1段目と2段目の気相流出管3を合わせた気相冷媒量に対する分離効率は約64%となる。このため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2とは同一の配管で構成されているので、例えば1段目の気液分離器の液相流出管2を2段目の気液分離器の流入配管1に容易に接続することができる。あるいは同一の配管で構成できる。したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。
さらに、2段目の気液分離器の配管径を1段目と同一にしてもよいが、例えば、2段目に流入する冷媒は、1段目で気相冷媒6が分離した冷媒であるため、2段目の流入配管1に流入する気相の冷媒量は少なくなっている。このため2段目の気液分離器の配管径を1段目の配管径より小さくしてもよい。配管径を小さくすることで、単に多段にする場合に比べて小型化、軽量化をはかることができ、低コスト化をはかることができる。ここで、図11では2つの気液分離器を直列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上の多段構成にしても良い。
図12は実施の形態6による気液分離器の他の例を示すための図である。図12では図10で示した気液分離器を並列に組み合わせて構成した気液分離器とするものである。図12では、二分岐管14に、図10で説明した2つの気液分離器を並列に接続している。そして、流入した気液二相冷媒4を二分岐管14で分岐させ、各気液分離器の流入配管1に流入させる。
この構成によれば気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を二分岐管14により2台並列に接続する。また、例えば流入配管1から流入する気液二相冷媒4の質量流量が約80kg/hとする。このとき、気液分離器1台あたりに対する気液二相冷媒4の流量は半分になる。気液二相冷媒4の流量が少なくなると気液分離器の分離効率は上がるため、質量流量約40kg/h、乾き度約0.2の気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができる。したがって、気液分離器を2台並列に組み合わせることにより、気相流出管3からはもとの気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができることになるため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2は同一の配管で構成されているので流入配管1への分岐と液相流出管2の合流、気相流出管3の合流は汎用の二分岐管14などが使用でき、容易に接続することができる。図12中の一点鎖線は二分岐管14と各気液分離器との接続部分の境界を示す。
したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。ここで、図12では2つの気液分離器を並列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上並列に組み合わせて構成しても良い。
実施の形態7.
上記の実施の形態6においては、気相冷媒流れ方向7と二相冷媒流れ方向5の方向が異なる方向となっていたが、例えば、気相冷媒流れ方向7と二相冷媒流れ方向5の方向が一致するように流入配管1と気相流出管3を接続するようにしてもよい。このような構成にしても、環状流10になっている気液二相冷媒4の中から気相冷媒6を分離して取り出すことができる。
実施の形態8.
図13は本発明の実施の形態8による気液分離器を示すための図である。図13において、上記の実施の形態と同じ部分には同じ符号を付した。本実施の形態の気液分離器は、液相流出管2の上流側(流入配管1側)に液相流出管曲がり部15を設けている。そして、流入配管1の内径よりも小さな外径を持つ気相流出管3が液相流出管曲がり部15の管壁を貫通してろう付けにより接続されて設けられている。ここで、気相流出管3の中心軸は流入配管曲がり部13の内周側に偏って配置され、流入配管1内の気相流出管3の端部は流入配管曲がり部13下流の出口部分から距離L4となる位置に設置してある。また、気液分離後に液相冷媒8が流出する液相流出管2は、流入配管1と同一の配管で構成されている。
そして、流入配管1には気相の冷媒と液相の冷媒とが混じった気液二相冷媒4が流れ込む。図13では気液二相冷媒4の流れ方向を図中矢印の二相冷媒流れ方向5として示している。また気液分離後における気相冷媒6の流れ方向を気相冷媒流れ方向7とし、気液分離後の液相冷媒8の流れ方向を液相冷媒流れ方向9として示している。液滴11と気泡12は気液分離が完全に行われない場合に気相冷媒6と液相冷媒8にそれぞれ混入する冷媒である。
流入配管1において、気液二相冷媒4が流入配管曲がり部13を通過する際、気液二相冷媒4の液相の冷媒は遠心力により流入配管曲がり部13の外周側に偏って流れる。本実施の形態の構成のように、気相流出管3を流入配管曲がり部13の内周側に偏よるように設けることで、気液二相冷媒4の中から気相冷媒6を分離して取り出すことができる。
ここで、例えば、流入配管1として空気調和装置で使用される一般的な外径12.7mm、同じく気相流出管3として外径6.35mmの銅配管を用いるようにし、距離L4は流入配管曲がり部13下流の出口部分から流入配管1の外径の約4倍の位置となるようにする。このとき、例えば二相冷媒4の乾き度を約0.15から約0.3とし、気液二相冷媒4の質量流量を約50kg/hから約170kg/hとした場合には、流入配管1から流入した気相冷媒量の約40%から約85%を気相冷媒6として分離することができる。
流入配管1と気相流出管3の配管径は、上記のものに限らず例えば9.53mm、15.88mm、19.05mm、22.23mm、あるいはそれ以上の配管径など空気調和装置で使用される一般的なものを用いることができる。この場合でも特別な部材を用いる必要がないので、気液分離器製造に係るコストを抑えることができる。
また、本実施の形態に示した気液分離器を図3のような冷凍サイクル装置に搭載することにより、気液二相状態で流れる冷媒蒸気と冷媒液を分離し、冷媒液のみを蒸発器に流すことができる。このため、冷媒が蒸発器を通過する際の圧力損失を低減して、空気調和装置のエネルギ効率を向上することができる。
図14は実施の形態8による気液分離器の別の例を示すための図である。図14の気液分離器は、図13で示した気液分離器を直列に組み合わせて多段構成にしたものである。このとき、二相冷媒流れ方向5に対して上流(前段、1段目)側の気液分離器の液相流出管2と下流(後段、2段目)側の気液分離器の流入配管1とが接続される。図14中の一点鎖線は接続部分の境界を示す。
このように気液分離器を直列に並べた構成にした気液分離器とすることで、気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を2段直列に接続した場合、1段目と2段目の気相流出管3を合わせた気相冷媒量に対する分離効率は約64%となる。このため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2とは同一の配管で構成されているので、例えば1段目の気液分離器の液相流出管2を2段目の気液分離器の流入配管1に容易に接続することができる。あるいは同一の配管で構成できる。したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。
さらに、2段目の気液分離器の配管径を1段目と同一にしてもよいが、例えば、2段目に流入する冷媒は、1段目で気相冷媒6が分離した冷媒であるため、2段目の流入配管1に流入する気相の冷媒量は少なくなっている。このため2段目の気液分離器の配管径を1段目の配管径より小さくしてもよい。配管径を小さくすることで、単に多段にする場合に比べて小型化、軽量化をはかることができ、低コスト化をはかることができる。ここで、図14では2つの気液分離器を直列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上の多段構成にしても良い。
図15は実施の形態8による多段構成の気液分離器のさらに別の例を示すための図である。図15の気液分離器は、図13で示した気液分離器を直列に組み合わせて多段構成にしたものである。このとき、1段目の気液分離器の液相流出管曲がり部15と2段目の気液分離器の流入配管曲がり部13を共通にして接続する。このような構成にすることで配管の長さを節約することができるので、より低コストにすることができる。
図16は実施の形態8による気液分離器の他の例を示すための図である。図16では図13で示した気液分離器を並列に組み合わせて構成にした構成の気液分離器とするものである。図16では、二分岐管14に、図13で説明した2つの気液分離器を並列に接続している。そして、流入した気液二相冷媒4を二分岐管14で分岐させ、各気液分離器の流入配管1に流入させる。
この構成によれば気液分離器全体の分離効率をさらに向上させることができる。例えば流入配管1から流入した乾き度約0.2の気相冷媒量の約40%について気相冷媒6として分離可能な気液分離器を二分岐管14により2台並列に接続する。また、例えば流入配管1から流入する気液二相冷媒4の質量流量が約80kg/hとする。このとき、気液分離器1台あたりに対する気液二相冷媒4の流量は半分になる。気液二相冷媒4の流量が少なくなると気液分離器の分離効率は上がるため、質量流量約40kg/h、乾き度約0.2の気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができる。したがって、気液分離器を2台並列に組み合わせることにより、気相流出管3からはもとの気相冷媒量の約55%を気相冷媒6として分離することができることになるため、高い分離効率を得ることができる。
また、流入配管1と液相流出管2は同一の配管で構成されているので流入配管1への分岐と液相流出管2の合流、気相流出管3の合流は汎用の二分岐管14などが使用でき、容易に接続することができる。図16中の一点鎖線は二分岐管14と各気液分離器との接続部分の境界を示す。
したがって、簡素な構成で高性能な気液分離器を低コストで得ることができる。ここで、図16では2つの気液分離器を並列に組み合わせた気液分離器としたが、目的とする気液分離効率を得るために3個以上並列に組み合わせて構成しても良い。
1 流入配管、2 液相流出管、3 気相流出管、4 気液二相冷媒、5 二相冷媒流れ方向、6 気相冷媒、7 気相冷媒流れ方向、8 液相冷媒、9 液相冷媒流れ方向、10 環状流、11 液滴、12 気泡、13 流入配管曲がり部、14 二分岐管、15 液相流出管曲がり部、16 室内熱交換器、19 四方弁、20 気液分離器、21 膨張弁、22 電磁弁、23 毛細管、24 逆止弁、25 バイパス回路、26 圧縮機、27 室外熱交換器。

Claims (8)

  1. 管途中に曲がり部を有し、気液二相流が流入する流入配管と、
    前記流入配管の内径より小さな外径を有し、前記曲がり部において前記流入配管を貫通して一方の端部が前記流入配管内に配置され、前記一方の端部から前記気液二相流の気相流を流出させるための気相流出管と、
    前記気液二相流の液相流を流出させるための前記液相流出管と
    を備えることを特徴とする気液分離器。
  2. 前記液相流出管は、前記流入配管と同一管で構成することを特徴とする請求項1記載の気液分離器。
  3. 前記流入配管内における前記気相流出管と前記流入配管との中心軸が略一致するように、前記液相流出管を貫通して、前記気相流出管の前記一方の端部が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の気液分離器。
  4. 前記流入配管を内面溝付管としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の気液分離器。
  5. 前記流入配管内における前記気相流出管の中心軸が、前記曲がり部の内周側に位置するように、前記液相流出管を貫通して、前記気相流出管の前記一方の端部が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の気液分離器。
  6. 複数の前記気液分離器を直列に接続して構成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の気液分離器。
  7. 複数の気液分離器を分岐管とそれぞれ接続して並列に構成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の気液分離器。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の気液分離器を搭載したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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