JP5197820B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、冷凍サイクル装置に関し、『熱交換効率の向上と熱交換器の小型化が図れ、非共沸混合冷媒の充填量を減少できる冷凍装置を提供する。』ことを目的とした技術として、『圧縮機1、凝縮器2、減圧装置3、蒸発器4をつなぎ、HFC系冷媒又はその混合冷媒を循環させてなる冷凍装置であり、凝縮器2のコイルの途中に冷媒の気液を分離するために設けられ、分離された液冷媒をバイパス管300を通じて凝縮器2のコイルの出口2cに戻すための気液分離器10を備える。』というものが提案されている(特許文献1)。
上記技術によれば、例えば非共沸混合冷媒の成分中、比較的高沸点の冷媒が凝縮過程で早期に液化し、早期に液化した冷媒は気液分離器で分離される。
この分離された液冷媒は、バイパス管を通じて凝縮器の出口に戻される。
この液冷媒が凝縮器の出口に戻されると、気液分離器の二次側の熱交換率が向上するので、凝縮器の小型化が図られる。
また、気液分離器の二次側の高沸点冷媒の体積が減少するので、省冷媒化を図ることができる。
特開平8−327181号公報(要約)
上記特許文献1に記載の技術では、気液分離器10を凝縮器2のコイルの途中に設けることにより、凝縮器2が前後2つに分割される。この分割前後に係る各凝縮器の構成を同一にした場合、気液分離器10後の凝縮器の冷媒流速が低下し、熱交換性能が低下する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、凝縮器の途中の液冷媒を出口側へバイパスするとともに、分割された凝縮器の冷媒流速を低下させない、高効率の冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器と、を接続した冷媒回路を有し、前記凝縮器の冷媒経路の途中に接続され前記凝縮器を第1凝縮器と第2凝縮器に分割する第1気液分離器と、前記蒸発器の冷媒経路の入口部に接続され、液冷媒とガス冷媒を分離し、分離したガス冷媒を前記蒸発器の出口側にバイパスするとともに、分離した液冷媒を前記蒸発器に供給する第2気液分離器と、前記第1気液分離器で分離された液冷媒と、前記第2気液分離器にて分離されたガス冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器とを備え、前記第1気液分離器は、前記第1凝縮器から流出した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、分離した液冷媒を前記第2凝縮器の出口側にバイパスするとともに、分離したガス冷媒を前記第2凝縮器に供給し、前記第2凝縮器の冷媒分岐数は、前記第1凝縮器の冷媒分岐数より少なく構成されたものである。
また、本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器と、を接続した冷媒回路を有し、前記凝縮器の冷媒経路の途中に接続され前記凝縮器を第1凝縮器と第2凝縮器に分割する第1気液分離器と、前記蒸発器の冷媒経路の入口部に接続され、液冷媒とガス冷媒を分離し、分離したガス冷媒を前記蒸発器の出口側にバイパスするとともに、分離した液冷媒を前記蒸発器に供給する第2気液分離器と、前記第1気液分離器で分離された液冷媒と、前記第2気液分離器にて分離されたガス冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器とを備え、前記第1気液分離器は、前記第1凝縮器から流出した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、分離した液冷媒を前記第2凝縮器の出口側にバイパスするとともに、分離したガス冷媒を前記第2凝縮器に供給し、前記第2凝縮器の伝熱管の内面溝高さは、前記第1凝縮器の伝熱管の内面溝高さより高く構成されたものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、凝縮器にとって熱抵抗となる液冷媒を出口側へバイパスすることで凝縮性能を向上させるとともに、冷媒流速を低下させないように凝縮器を構成しているので、高効率の冷凍サイクルを提供することができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 図1の冷媒回路中に示した各箇所A〜Lにおける冷媒状態をP−h線図上に示したものである。 第1凝縮器2aと第2凝縮器2bの構成例を示す断面図である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 図5の冷媒回路中に示した各箇所A〜Pにおける冷媒状態をP−h線図上に示したものである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1、第1凝縮器2a、第2凝縮器2b、電子膨張弁3、蒸発器4、第1気液分離器5a、第2気液分離器5b、高低圧熱交換器6を備える。
第1気液分離器5aは、第1凝縮器2aと第2凝縮器2bの間に設置されている。
第2気液分離器5bは、電子膨張弁3の出口部に設置されている。
第1気液分離器5aは、第1凝縮器2aを通過した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、ガス冷媒を第2凝縮器2bに供給するとともに、液冷媒を第2凝縮器2bの出口側にバイパスする。
第2気液分離器5bは、電子膨張弁3を通過した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、液冷媒を蒸発器4に供給するとともに、ガス冷媒を蒸発器4の出口側にバイパスする。
電子膨張弁3は、図示しない制御手段の指示に基づき開度を変更する。
高低圧熱交換器6は、第1気液分離器5aで分離された液冷媒と、第2気液分離器5bで分離されたガス冷媒との間で熱交換を行う。
第1凝縮器2aの冷媒流量は、第2凝縮器2bの冷媒流量よりも多い。そのため、冷媒流速を低下させないように、第1凝縮器2aの冷媒分岐数は、第2凝縮器2bの冷媒分岐数よりも多く構成されている。
すなわち、第1凝縮器2aと第2凝縮器2bを形成するそれぞれの熱交換器の冷媒の流れは全ての伝熱管を直列にしたりあるいは冷媒の流れが平行に流れるように伝熱管を並列にすること等ができる。第2凝縮器2bの冷媒流量は、第1凝縮器2aの冷媒流量よりも気液分離器で分離された液流量分だけ少なくなるので、冷媒流速が低下しないように第2凝縮器2bの冷媒分岐数を第1凝縮器2aの冷媒分岐数よりも少なくする。
図1の冷媒回路の内部には、地球温暖化係数(GWP)の小さい冷媒、例えばGWPが10未満のHFO1234(ハイドロフルオロオレフィン1234)が封入される。
この冷媒は、液の熱伝導率が小さく、低圧でのガス密度が小さい(低圧での圧力損失が大きい)という特徴を有する。
本実施の形態1における「減圧装置」は、電子膨張弁3が相当する。その他の減圧手段を用いてもよい。
以上、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路の構成を説明した。
次に、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の動作を説明する。
図2は、図1の冷媒回路中に示した各箇所A〜Lにおける冷媒状態をP−h線図上に示したものである。以下、図2を用いて本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の動作を説明する。
圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒(状態A)は、第1凝縮器2aである程度放熱して冷却され(状態B)、第1気液分離器5aで液冷媒(状態E)とガス冷媒(状態C)に分離される。
第2凝縮器2bで完全凝縮した液冷媒は、第1気液分離器5aで分離され内部熱交換器6で冷却された液冷媒(状態F)と合流し(状態D)、電子膨張弁3に流入する。
電子膨張弁3で減圧された冷媒(状態G)は、第2気液分離器5bに流入し、液冷媒(状態J)とガス冷媒(状態H)に分離される。
第2気液分離器5bで分離された液冷媒は蒸発器4で蒸発し(状態K)、第2気液分離器5bで分離されたガス冷媒は内部熱交換器6で高圧液冷媒から吸熱する(状態I)。
蒸発器4で蒸発した冷媒は、内部熱交換器6の出口ガス(状態I)と合流し、圧縮機1に吸入される(状態L)。
以上、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の動作を説明した。
次に、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成に関して以下に補足する。
(冷媒流速についての補足)
本実施の形態1では、第1気液分離器5aから分離されたガス冷媒が通る第2凝縮器2bの冷媒分岐数を第1凝縮器2aの冷媒分岐数より小さくする構成を示したが、この構成に限るものではない。
例えば以下の(構成例1)〜(構成例2)のような構成を用いても、同様に第2凝縮器2b内の冷媒流速を低下させない効果を発揮することができる。
(構成例1)第2凝縮器2bの伝熱管内径を第1凝縮器2aの伝熱管内径より小さくして管内断面積を低下させる構成
(構成例2)第2凝縮器2bの伝熱管の内面溝高さを第1凝縮器2aの伝熱管の内面溝高さより高くして管内断面積を低下させる構成
なお、内面溝の高さを高くすることにより流路抵抗は大きくなるが、冷媒は圧縮機で強制的に流しており、断面積が減少した分だけ同一流量での流速が大きくなる。また構成例1、構成例2とも第2凝縮器は凝縮器としては出口側にある。凝縮器の出口側では液リッチの状態であり圧力損失の絶対値が小さく、出口側の流動抵抗が大きくなっても凝縮器全体に及ぼす影響は小さい。
図3は、第1凝縮器2aと第2凝縮器2bの構成例を示す断面図である。
図3(a)は上記構成例1、図3(b)は構成例2の断面図を示す。
(気液分離器5aによるバイパスについての補足)
一般に、凝縮器では、凝縮した冷媒の液膜の熱抵抗が支配的であり、特に液熱伝導率が小さい低GWP(例えば、HFO1234)冷媒の場合は大きな熱抵抗となる。
凝縮器ではガス冷媒の凝縮進行とともに液膜が形成されるが、凝縮液が出口側へバイパスされることにより、管内壁の液膜が薄くなって伝熱面が露出し、凝縮器の凝縮性能(凝縮熱伝達率)が促進される。
そこで、本実施の形態1では、気液分離器5aにより分離された液冷媒を第2凝縮器2bの出口側へバイパスすることとした。
(気液分離器5bによるバイパスについての補足)
一般に、熱交換器を蒸発器として用いる場合、入口付近の低乾き度域では管内の液冷媒流量が多いため液膜が厚くなり、流動状態が波状流あるいはスラグ流となる。しかし、蒸発器の場合は、低乾き度でも沸騰熱伝達率が支配的となるため、大きな熱伝達率(凝縮性能)が得られる。
乾き度が大きくなり液膜が薄くなると、流動状態は環状流から環状噴霧流へと遷移し熱伝達率は大きくなるが、同時に圧力損失も大きくなる。
特に、地球温暖化係数(GWP)の小さい冷媒(例えば、HFO1234)では、低圧でのガス密度が小さく(圧力損失が大きく)、圧力損失を低減する方が結果として圧縮機1の吸入圧力を高めることができ、冷凍サイクルの性能が高くなる。
そこで、本実施の形態1では、気液分離器5bにより分離された(圧力損失の大きい)ガス冷媒を蒸発器4の出口側へバイパスして圧力損失を低減することとした。
以上のように、本実施の形態1によれば、第2凝縮器2b内の冷媒流速が低下しないように凝縮器を構成したので、冷媒流速に起因して熱交換性能が低下することなく、高効率な冷凍サイクル装置を提供することができる。
また、本実施の形態1では、第1気液分離器5aは熱伝導率の低い液冷媒を第2凝縮器2bの出口側へバイパスし、第2気液分離器5bは密度の小さな(圧力損失の大きな)ガス冷媒を蒸発器4の出口側へバイパスするようにしたので、熱伝達率が高く高効率な冷凍サイクル装置を得ることができる。
また、液の熱伝導率が小さい低圧冷媒である低GWP冷媒(例えば、HFO1234)を用いたため、他の冷媒を用いる場合に比べ、液冷媒やガス冷媒をバイパスすることによる性能向上効果が高くなる。
また、本実施の形態1では、凝縮器の液冷媒バイパスラインに内部熱交換器6を設けたので、バイパスされる液冷媒を過冷却状態とすることができる。
これにより、電子膨張弁3の入口部に過冷却度を得ることができるため、電子膨張弁3通過時の冷媒音やキャビテーションエロージョンを抑制し、信頼性が高く、騒音の少ない冷凍サイクル装置を得ることができる。
また、本実施の形態1では、蒸発器4のガス冷媒バイパスラインに内部熱交換器6を設けたので、第2気液分離器5bのガス冷媒出口部に液冷媒が混入した場合でも、冷媒を過熱状態にすることができる。
これにより、圧縮機1への液戻りを防止して信頼性の高い冷凍サイクル装置を得ることができる。
なお、本実施の形態1では、第1気液分離器5aで分離された液冷媒を冷却する例を示したが、第2凝縮器2bの出口部の液冷媒(液バイパスラインとの合流前の状態)や電子膨張弁3の入口部の液冷媒(液バイパスラインとの合流後の状態)を冷却するようにしてもよい。
また、第2気液分離器5bのガス側出口冷媒を冷熱源とした例を示したが、蒸発器4の出口冷媒(第2気液分離器5bのガス側出口との合流前)や圧縮機1の吸入冷媒(第2気液分離器5bのガス側出口との合流後)のいずれかを冷熱源とすることもできる。
また、HFO1234を構成要素とする非共沸混合冷媒(例えば、GWPが500未満のHFO1234とHFC32の混合冷媒)を用いた場合、高沸点冷媒であるHFO1234が凝縮過程で最初に液化し、HFO1234が多く含まれる液冷媒が第1気液分離器5aで分離される。この分離された液冷媒は、バイパス管を通じて凝縮器の出口にバイパスされる。
この液冷媒を出口側へバイパスすることで、第1気液分離器5aのガス出口側が低沸点成分の多いガス冷媒となり、凝縮器内の主要な熱抵抗となる液冷媒が凝縮器に流入する量を低減することができる。
これにより、凝縮熱伝達率が向上するので、特に効率の高い冷凍サイクル装置を得ることができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
本実施の形態2では、実施の形態1と異なり、電子膨張弁3の出口部に第2気液分離器5bを設けず、電子膨張弁3の入口部から高圧液冷媒の一部をバイパスして減圧させ、電子膨張弁3の入口部と熱交換後に圧縮機1へ戻す構成としている。
その他の構成は、実施の形態1で説明した図1と同様である。
本実施の形態2に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1、第1凝縮器2a、第2凝縮器2b、電子膨張弁3、蒸発器4、第1気液分離器5a、高低圧熱交換器6、第2電子膨張弁7を備える。
第2電子膨張弁7は、電子膨張弁3の入口部に設置され、電子膨張弁3の入口冷媒の一部を減圧し、高低圧熱交換器6を介して圧縮機1の吸引側へバイパスする。
高低圧熱交換器6は、第1気液分離器5aを流出した液冷媒と、第2電子膨張弁7で減圧されて低温・低圧となった二相冷媒との間で熱交換を行う。
本実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の動作は、実施の形態1とほぼ同様である。
以上のように、本実施の形態2によれば、凝縮器の液冷媒を出口側へバイパスし、また第2凝縮器2bの冷媒流速が低下しないように構成することにより、実施の形態1と同様の効果を発揮することができる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
本実施の形態3では、実施の形態1と異なり、蒸発器4の途中に第3気液分離器5cを設置し、蒸発器4を2分割して第1蒸発器4aと第2蒸発器4bを構成した。
その他の構成は、実施の形態1で説明した図1と概ね同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
第2気液分離器5bは、電子膨張弁3を通過した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、液冷媒を第1蒸発器4aに供給するとともに、ガス冷媒を蒸発器の出口側にバイパスする。
第3気液分離器5cは、第1蒸発器4aの出口側の冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、液冷媒を第2蒸発器4bに供給するとともに、ガス冷媒を第2蒸発器4bの出口側にバイパスする。
以上、本実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路の構成を説明した。
次に、本実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の動作を説明する。
図6は、図5の冷媒回路中に示した各箇所A〜Pにおける冷媒状態をP−h線図上に示したものである。以下、図6を用いて本実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の動作を説明する。
圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒(状態A)は、第1凝縮器2aである程度放熱して冷却され(状態B)、第1気液分離器5aで液冷媒(状態E)とガス冷媒(状態C)に分離される。
第2凝縮器2bで完全凝縮した液冷媒は、第1気液分離器5aで分離され内部熱交換器6で冷却された液冷媒(状態F)と合流し(状態D)、電子膨張弁3に流入する。
電子膨張弁3で減圧された冷媒(状態G)は、第2気液分離器5bに流入し液冷媒(状態J)とガス冷媒(状態H)に分離される。
第2気液分離器5bで分離された液冷媒は第1蒸発器4aである程度蒸発し(状態K)、ガス冷媒は内部熱交換器6で高圧液冷媒から吸熱する(状態I)。
第1蒸発器4aで蒸発した冷媒は、第3気液分離器5cに流入し、液冷媒(状態M)とガス冷媒(状態L)に分離され、ガス冷媒は内部熱交換器6の出口ガス(状態I)と合流し(状態O)、圧縮機1に吸入される(状態P)。
一方、第3気液分離器5cで分離された液冷媒は第2蒸発器4bで完全蒸発し(状態N)、バイパス冷媒と合流して(状態P)圧縮機1に吸入される。
以上のように、本実施の形態3では、蒸発器4の途中に第3気液分離器5cを設置して第1蒸発器4aと第2蒸発器4bを構成し、2段階で低圧ガスをバイパスする構成としたので、低圧側の圧力損失を大幅に低減することができ、高効率な冷凍サイクル装置を得ることができる。
なお、本実施の形態3では、第1気液分離器5a、第2気液分離器5b、第3気液分離器5cを備えている構成を説明したが、第1気液分離器5aと第3気液分離器5cのみを備えている構成でも、一定の高効率化効果を発揮することができる。
1 圧縮機、2a 第1凝縮器、2b 第2凝縮器、3 電子膨張弁、4 蒸発器、4a 第1蒸発器、4b 第2蒸発器、5a 第1気液分離器、5b 第2気液分離器、6 高低圧熱交換器、7 電子膨張弁。

Claims (5)

  1. 圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器と、
    を接続した冷媒回路を有し、
    前記凝縮器の冷媒経路の途中に接続され前記凝縮器を第1凝縮器と第2凝縮器に分割する第1気液分離器と、
    前記蒸発器の冷媒経路の入口部に接続され、液冷媒とガス冷媒を分離し、分離したガス冷媒を前記蒸発器の出口側にバイパスするとともに、分離した液冷媒を前記蒸発器に供給する第2気液分離器と、
    前記第1気液分離器で分離された液冷媒と、前記第2気液分離器にて分離されたガス冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器とを備え、
    前記第1気液分離器は、
    前記第1凝縮器から流出した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、分離した液冷媒を前記第2凝縮器の出口側にバイパスするとともに、分離したガス冷媒を前記第2凝縮器に供給し、
    前記第2凝縮器の冷媒分岐数は、
    前記第1凝縮器の冷媒分岐数より少なく構成された
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器と、
    を接続した冷媒回路を有し、
    前記凝縮器の冷媒経路の途中に接続され前記凝縮器を第1凝縮器と第2凝縮器に分割する第1気液分離器と、
    前記蒸発器の冷媒経路の入口部に接続され、液冷媒とガス冷媒を分離し、分離したガス冷媒を前記蒸発器の出口側にバイパスするとともに、分離した液冷媒を前記蒸発器に供給する第2気液分離器と、
    前記第1気液分離器で分離された液冷媒と、前記第2気液分離器にて分離されたガス冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器とを備え、
    前記第1気液分離器は、
    前記第1凝縮器から流出した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、分離した液冷媒を前記第2凝縮器の出口側にバイパスするとともに、分離したガス冷媒を前記第2凝縮器に供給し、
    前記第2凝縮器の伝熱管の内面溝高さは、
    前記第1凝縮器の伝熱管の内面溝高さより高く構成された
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 前記蒸発器の冷媒経路の途中に接続され前記蒸発器を第1蒸発器と第2蒸発器に分割する第3気液分離器を備え、
    前記第3気液分離器は、
    液冷媒とガス冷媒を分離し、分離したガス冷媒を前記第2蒸発器の出口側にバイパスするとともに、分離した液冷媒を前記第2蒸発器に供給する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷凍サイクル装置。
  4. 地球温暖化係数が10未満の冷媒を用いる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
  5. 地球温暖化係数が500未満の非共沸混合冷媒を用いる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
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